JP2673907B2 - 炭化水素の流れの異性化方法 - Google Patents

炭化水素の流れの異性化方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は異性化の前に行われる供給原料の予備処理の
使用を含む、ノルマルパラフィン、モノメチル分枝鎖パ
ラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィン含有炭化水素
供給物の流れの異性化方法に関するものである。
〔発明の背景〕
鉛を添加する以外の方法によって高オクタンガソリン
を維持することは相変わらず製油所にとって関心を呼ぶ
事柄となっている。鉛を添加しないで高オクタンガソリ
ンのプールを得るには2つの主要な技術を利用すること
ができる。第一に、白金レニウム触媒のような改質触媒
の存在下で炭化水素を高オクタンガソリンに改質するこ
とができる。第二に、ノルマルパラフィンを異性化し
て、それよりも高いオクタン価を有する分枝鎖パラフィ
ンにすることができる。本発明はこれらの2つのプロセ
スのうちの後者に関するものである。
オクタン価を上昇させる見地からすれば、ガソリン中
の炭化水素は最大限に枝分れしているのが望ましい。例
えば、メチルペンタンはジメチルブタンよりも低いオク
タン価を持つので、異性化プロセスにおいてはメチルペ
ンタン(モノメチル分枝鎖パラフィン)を犠牲にしてジ
メチルブタン(ジメチル分枝鎖パラフィン)の含有量を
最大にするのが有益である。この目的は種々の形状選択
性の分子篩を用いる異性化前の分離段階を使用して達成
できることがここに発見された。この異性化プロセスの
総合した生成物の全体の流れではC6飽和炭化水素のうち
最も高度に枝分れしていて最高のオクタン価を有するジ
メチルブタンの量が増大しており、これはその結果生ず
るガソリンブレンディングに対して直接オクタン価を増
大させる。オクタン価に限界があるためにガソリンの生
産を制限している製油所においては、このオクタン価の
増強はガソリンの生産量を増大させることができる。
〔発明の構成および具体的な説明〕
本発明は、ノルマルパラフィン、モノメチル分枝鎖パ
ラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィンを含む第一の
炭化水素供給物の流れを異性化する方法において、 a)前記ノルマルパラフィンの進入を許すのに十分であ
るが、モノメチル分枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝
鎖パラフィンの進入を妨げるように制限された、4.5×
4.5Aまたはこれよりも小さい細孔寸法を有する第一の形
状選択性の分離用分子篩からなる第一の供給物分離帯域
に前記第一の炭化水素供給物の流れを通して、前記モノ
メチル分枝鎖パラフィンとジメチル分枝鎖パラフィンを
含む第二の炭化水素供給物の流れおよびノルマルパラフ
ィンを含む第一の異性化帯域供給物の流れを生じさせ; (b)ノルマルパラフィンおよびモノメチル分枝鎖パラ
フィンの進入を許すのに十分であるが、ジメチル分枝鎖
パラフィンの進入を妨げるように制限された、4.5×4.5
A超ないし5.5×5.5Aの細孔寸法を有する第二の形状選択
性の分離用分子篩からなる第二の供給物分離帯域にa)
段階の前記第二の炭化水素供給物の流れを通し; (c)前記第二の供給物分離帯域において、分離条件の
下で、前記第二の形状選択性の分離用分子篩により、前
記モノメチル分枝鎖パラフィンから前記ジメチル分枝鎖
パラフィンを分離して、第二の供給物分離帯域流出物の
流れおよび第二の異性化帯域供給物の流れを生じさせ; d)前記第二の供給物分離帯域から、前記ジメチル分枝
鎖パラフィンを含む第二の供給物分離帯域流出物の流れ
を回収し; e)前記第一の供給物分離帯域から、前記ノルマルパラ
フィンを含む第一の異性化帯域供給物の流れを回収する
一方、前記第二の供給物分離帯域から、前記モノメチル
分枝鎖パラフィンを含む第二の異性化帯域供給物の流れ
を回収し; f)前記第一の異性化帯域供給物の流れ、前記第二の異
性化帯域供給部の流れまたは前記第一および第二の両方
の異性化帯域供給物の流れのうちの少なくとも一部を、
異性化条件に維持され、かつ異性化触媒を含む異性化帯
域に通して、ジメチル分枝鎖パラフィン、モノメチル分
枝鎖パラフィンおよびノルマルパラフィンを含む異性化
帯域流出物の流れを生じさせること、 からなる前記異性化方法に関するものである。
好適には、炭化水素供給物の流れは4〜7個の炭素原
子を含むパラフィンからなり、好ましくはこの供給物の
流れはノルマルヘキサン、モノメチルペンタンおよびジ
メチルブタンを含んでいる。
本発明は独特の分離特性を有する多段選別型吸着剤の
分子篩系を使用する新しい方法に関するものである。こ
れらの分子篩は、異性化によって価値が下がる供給物の
流れの中の成分を保護するために、供給物の流れを処理
する異性化方法の上流に配置される。好ましくは、本発
明の多段型分離用分子篩系は、4.5×4.5Aの細孔寸法を
有し、かつモノメチル分枝鎖パラフィン、ジメチル分枝
鎖パラフィン、環状パラフィンおよび芳香族炭化水素に
関して選択的にノルマルパラフィンの吸着を許すように
形造られた第一の分子篩と、4.5×4.5A超ないし5.5×5.
5Aの細孔寸法を有し、かつ製油所のガソリン配合プール
に直接送ることができるマルチ分枝鎖パラフィン、環状
パラフィンおよび芳香族炭化水素を尊重してモノメチル
分枝鎖パラフィン(およびこれに付随したノルマルパラ
フィン)の吸着を許すように選ばれた第二の分子篩を含
んでいる。
好ましくは使用される供給物の流れはC6またはそれを
超す炭素原子を有する飽和炭化水素を含んでおり、好ま
しくは、供給物の流れはかなりの量のジメチル分枝鎖パ
ラフィン系炭化水素を含んでいる。この供給物の流れは
ノルマルパラフィン、モノメチル分枝鎖パラフィンおよ
びジメチル分枝鎖パラフィンを含むことができる。供給
物の流れは普通製油所の作業から誘導され、そして多量
のC5 -、C7 +および環状パラフィンを含む傾向がある。オ
レフィン系炭化水素および芳香族炭化水素を存在するこ
とができる。ナフテンおよび芳香族炭化水素が存在する
とき、それらは異性化の上流において分子篩で実質的に
吸着されないのが好ましく、そしてジメチル分枝鎖パラ
フィンとともに異性化されないで製油所のガソリン配合
プールに直接送られる。これは、この分離から得られる
芳香族材料およびナフテン材料のうちの或ものが比較的
高いオクタン価を有するために、有利である。好ましく
は第一の炭化水素供給物の流れはノルマルヘキサン、モ
ノメチルペンタンおよびジメチルブタンを含む。
好ましい供給物の流れは25モル%よりも多いノルマル
ヘキサンを含んでいる。
最後に異性化帯域へ通される炭化水素の流れを生ずる
多段型分子篩による予備処理段階は少なくとも2種の分
子篩を含んでいる。これらの分子篩は別々の容器中に配
置するか、あるいは1つの容器内に積重ねて流す構成に
配置することができる。
第一の分子篩はノルマルパラフィンの吸着を許し、か
つモノメチル分枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝鎖パ
ラフィンの吸着を妨げるように制限された4.5×4.5Aま
たはそれよりも小さい細孔寸法を有する。この第一の分
子篩はカルシウム5Aゼオライトまたはこれと同様な細孔
寸法を有する他の分子篩であり得る。すべてのノルマル
パラフィンを吸着するように第一の分子篩の大きさを作
る必要はないが、第二の分子篩がノルマルパラフィン吸
着用の分子篩として作用しなくてもすむように第一の分
子篩の大きさを作るのが好ましい。
この処理順序における第二の分子篩の例は、8番およ
び10番のリングと4.5×4.5A超〜5.5×5.5Aの細孔寸法を
有する分子篩である。
本発明の好ましい第二の分子篩はフェリエライト分子
篩によって典型的に示される。このフェリエライト分子
篩は水素型の形で存在するのが好ましいが、それは代り
にアルカリ金属またはアルカリ土類金属の陽イオン、あ
るいは遷移金属陽イオンと置き換えることができる。本
発明の分子篩はフェリエライトおよびカルシウム5Aゼオ
ライトとZSM−5との間の気孔寸法を有する他の類似の
形状選択性の材料を包含している。結晶質分子篩のその
他の例はアルミノホスフェート、シリコアルミノホスフ
ェートおよびボロシリケートを包含している。
第二の分子篩として使用できるアルミノホスフェー
ト、シリコアルミノホスフェートおよびボロシリケート
分子篩は4.5×4.5A超ないし5.5×5.5Aの細孔寸法を有す
る。
分子篩はその有効細孔寸法を前述の寸法範囲内まで小
さくなるように陽イオンでイオン交換した孔の大きいゼ
オライトからなるのが適している。
分子篩の順序は、それが別々の容器内にあろうと、あ
るいは積重ねた種類のものであろうと、本発明にとって
極めて重要である。分子篩を互に入れ替えた場合には、
孔の大きい分子篩は速やかにノルマルパラフィンで満た
されて、モノメチル分枝鎖パラフィンの能率的な吸着を
妨げるので、プロセスはその効果を失う。
それぞれの分子篩は、最初にノルマルパラフィン炭化
水素の相応な吸着を提供し、ついでモノメチル分枝鎖パ
ラフィンの吸着を提供するプロセス順序に配置しなけれ
ばならない。個々の分子篩の各々には共通の脱着剤の流
れを供給できるか、あるいは各分子篩はそれ自身の脱着
剤の流れをもつことができる。脱着剤は、好ましくは、
後に続く下流の異性化に有害な影響を与えない水素ガス
流のようなガス状物質である。水素の他に、脱着剤によ
ってこれらの分子篩から脱着されたいずれの炭化水素
も、共にあるいは別々に異性化帯域へ送ることができ
る。第一の分子篩から出た脱着剤の流れ(水素+n−パ
ラフィン)を、ノルマルパラフィン炭化水素の異性化の
ために選ばれた触媒を含む異性化帯域に通すことができ
る一方、第二の分子篩から得られた脱着剤およびモノメ
チル分枝鎖パラフィンを、これらのパラフィンの異性化
のために選ばれた触媒を有する異性化帯域に通すことが
できる。
本発明の分子篩のどちらか一方または双方について典
型的に使用される吸着/脱着条件は、75〜400℃の温度
および2〜50バールの圧力を含んでいる。吸着条件およ
び脱着条件は、異性化の下流で通常操作される分離用の
分子篩中に存在する条件と極めてよく似ている。
異性化帯域において適用される異性化触媒は、好まし
くは表面に触媒金属が分散されているゼオライトであ
る。このような触媒の代表的な例は0.005〜10.0重量
%、好ましくは0.2〜0.4重量%の範囲で存在する白金を
含むモルデナイトである。3よりも大きく60よりも小さ
い、そして好ましくは15よりも小さいシリカ対アルミナ
モル比を有する他のゼオライト分子篩も利用できる。ゼ
オライト分子篩はアルカリ金属またはアルカリ土類金属
とイオン交換できる。異性化の作用と結合される触媒金
属は、好ましくは、元素の周期律表の第VIII族から選ば
れる貴金属、例えば白金、パラジウム、オスミウムおよ
び/またはレニウムである。異性化触媒はそれ自体単独
で存在することができるが、あるいはそれを結合剤材料
と混合することができる。
異性化帯域中に存在する異性化条件はノルマルパラフ
ィンおよびモノメチル分枝鎖パラフィンをジメチル分枝
鎖パラフィンに転化する転化率を最大にするように選ば
れる条件である。好ましくは、異性化は異性化触媒の固
定床により、蒸気相中で遂行される。典型的には、本方
法は200〜400℃の温度および10〜40バールの圧力におい
て遂行される。異性化プロセスは熱力学的平衡によって
オクタン価を高めるところに限られる。選ばれた条件の
下でさえも、異性化反応器から出た流出物は、前述の平
衡のために反応しなかったか、あるいは部分的に反応し
たかなりの量のノルマルパラフィンおよびモノメチル分
枝鎖パラフィンをなお含んでいる。好ましくは、ノルマ
ルパラフィンをモノメチル分枝鎖パラフィンおよびジメ
チル分枝鎖パラフィンへ選択的に異性化する異性化触媒
を含む第一の異性化帯域に段階(e)の第一の異性化帯
域供給物の流れを通し、そして/あるいはモノメチル分
枝鎖パラフィンをジメチル分枝鎖パラフィンへ選択的に
異性化する異性化触媒を含む第二の異性化帯域に段階
(e)の第二の異性化帯域供給物の流れを通す。第一の
異性化帯域流出物の流れおよび/または第二の異性化帯
域流出物の流れの一部を第一の供給物分離帯域へ再循環
することができる。
本発明の有利な居面の一つは、ジメチル分枝鎖パラフ
ィン、環状パラフィンおよび芳香族炭化水素を異性化帯
域に通さないという事実にある。異性化帯域からジメチ
ル分枝鎖パラフィンを排除することは、異性化中に生産
されるジメチル分枝鎖パラフィンの量を最大にすると同
時に、異性化帯域流出物の流れの中に異性化されないま
まに残るノルマルパラフィンの数を減少させるのに有利
である。異性化後に、異性化帯域供給物の流れは、異性
化されなかったノルマルパラフィン、モノメチル分枝鎖
パラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィンを含んでい
る。
異性化中に時々生ずる軽質留分を適当に除いた後の異
性化帯域流出物の流れはガソリンプールへ直接送ること
ができるか、あるいは米国特許第4,210,771号に例示さ
れているような吸着/脱着方式の形で操作するように変
形できる、好ましくは3〜8個の吸着剤床を含む分離帯
域に通すことができる。この第一の生成物分離帯域はノ
ルマルパラフィンの吸着を許すのに十分であり、かつモ
ノメチル分枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフ
ィンの吸着を妨げるように制限されたカルシウム5Aゼオ
ライトを含むことができる。
異性化の上流で既座の分離用分子篩において使用され
るような多段階の連続した分子篩はモノメチル分枝鎖パ
ラフィンおよびノルマルパラフィンの再循環流を形成さ
せるために使用できる。個々の分子篩に関する前述の例
は異性化帯域流出物の流れを分離するために使用できる
分子篩の典型的な例である。ノルマルパラフィンの全部
あるいはモノメチル分枝鎖パラフィンおよびノルマルパ
ラフィンの全部を異生化帯域へ再循環させる必要はな
い。好ましくは、選ばれた形状選択性の分子篩を含む第
一の生成物分離帯域に異性化帯域流出物の流れの一部を
通して、流出物の流れの分離条件の下で異性化帯域流出
物の流れからジメチル分枝鎖パラフィンおよび随意にモ
ノメチル分枝鎖パラフィンを分離するとともに、ノルマ
ルパラフィンおよび随意にモノメチル分枝鎖パラフィン
を含む異性化帯域再循環流を形成させ;そして第一の生
成物分離帯域流出物の流れとして、ジメチル分枝鎖パラ
フィンの少なくとも一部および随意にモノメチル分枝鎖
パラフィンを回収する。しかしながら、経済的な目的か
ら、ジメチル分枝鎖パラフィンの量が最大になる平衡に
達するまで、1個のメチル部分で枝分れしているパラフ
ィンのすべてを再循環させるのが有益な場合もある。
もっと後のプロセス段階においては、2つのガソリン
配合成分の流れが得られる。第一に、異性化の上流の予
備的な分子篩を通って溶離する物質はオクタン価の極め
て高いパラフィンを含んでいる。好ましくは、芳香族炭
化水素およびナフテン系炭化水素の進入を妨げるように
制限されている第一および第二の形状選択性の分離用分
子篩を使用することによって第一および第二の炭化水素
供給物の流れは芳香族炭化水素およびナフテン系炭化水
素を含んでおり、そこで芳香族炭化水素およびナフテン
系炭化水素は第二の供給物分離帯域流出物の流れの形で
回収される。第二のガソリン配合成分は異性化帯域流出
物の流れが通る分離用分子篩の上流で得られる。これら
の2つのガソリン配合用の流れは一つに合わせて、単一
の配合用成分として使用できるか、あるいは個々に使用
することができる。さらに進んだ分離を達成するため
に、形状選択性の分子篩を含む第二の生成物分離帯域に
ジメチル分枝鎖パラフィンおよびモノメチル分枝鎖パラ
フィンを含む第一の生成物分離帯域流出物の流れを通し
て、分離条件の下でモノメチル分枝鎖パラフィンからジ
メチル分枝鎖パラフィンを分離して、モノメチル分枝鎖
パラフィンを含む異性化帯域再循環流を形成させ、つい
でジメチル分枝鎖パラフィンの少なくとも一部を第二の
生成物分離帯域流出物の流れとして回収することができ
る。別法として、異性化帯域流出物の流れを分離して、
異性化帯域へ再循環される、ノルマルパラフィンを含む
異性化帯域再循環流を生じさせることができる。
ジメチル分枝鎖パラフィンとモノメチル分枝鎖パラフ
ィンを含む異性化帯域流出物の流れは分離手段により分
離して、ジメチル分枝鎖パラフィンを含む生成物分離帯
域流出物の流れと、モノメチル分枝鎖パラフィンを含む
異性化帯域再循環流を生成させることができる。
別法として、異性化帯域流出物の流れの少なくとも一
部を第一および第二の供給物分離帯域へ再循環させる。
これはアイソメレートが同時に、かつ供給物と混ぜ合わ
された形で分離されるのを許し、それによって資本経費
が最小になるとともに、操作の複雑さが低減される。本
発明方法の詳細な説明を以下に示す図によって述べる。
第1図は従来技術から知られている方法を図示したも
のである。
第2図は異性化の上流に多数の分子篩が用いられてい
る本発明方法を図示したものである。
第3図は異性化の上流および下流に多数の分子篩が用
いられている本発明方法を図示したものである。
第4図は異性化の上流に多数の分子篩を用いるととも
に、異性化の下流に単一の分子篩を用いた本発明方法を
図示したものである。
第5図は異性化の上流に多数の分子篩が用いられ、そ
してこの多数の分子篩から分離された物質を選択的な異
性化帯域に通す本発明方法を図示したものである。
第6図は異性化の上流に多数の分子篩が用いられ、そ
して分子篩から抜き出した物質をアイソメレートが生成
される別個の選択的異性化帯域に通し、ついでそのアイ
ソメレートを異性化の下流で多数の分子篩によって分離
する本発明方法を図示したものである。
第7図は第6図と同じように、異性化の上流の選ばれ
た、連続した分子篩から出るそれぞれの脱着剤のために
個別の異性化帯域が用いられる本発明方法の流れの体系
を図示したものである。
第1図において、供給物の成分を分離するために、例
えば、少量のシクロパラフィン、芳香族炭化水素および
C7 +パラフィンとともに4モル%のC1〜C5および93モル
%のC6パラフィンを含む新しい供給物の流れを、導管1
を経て、カルシウム5Aゼオライトのような分子篩からな
る、少なくとも3個で、好ましくは8個までの吸着剤床
を有する分離帯域3の中に通す。カルシウム5Aゼオライ
トはノルマルパラフィンを取り込むか、あるいは吸着す
ると同時に、モノメチル分枝鎖パラフィンおよびその他
の分枝鎖パラフィンが分離帯域を通過して、ガソリン配
合成分として使用されるのを許す。図示されていない手
段で適当に脱着された後、ノルマルパラフィンの流れは
導管7を経て分離帯域3から抜き出され、そして異性化
帯域9を通過する。この帯域は生成物の流れ11の分岐度
を最大にするように選ばれた条件に維持されて、典型的
な異性化触媒が存在している。所望ならば、排出される
水素ガスまたは軽質炭化水素ガスの流れを異性化帯域か
ら導管13を経て抜き出すことができる。モノマルパラフ
ィン、モノメチル分枝鎖パラフィンおよびより高度に枝
分れしたパラフィン(例えばエチルペンタン、ジメチル
ブタン等)を含む、異性化帯域9からの流出物の流れを
導管11を経て抜き出す。
第2図においては、第1図に示される方法において用
いた炭化水素流出物の流れと類似した炭化水素流出物の
流れを用いる本発明方法が示されており、ここでは多数
の選ばれた分子篩が異性化の上流において使用される。
導管101の中の供給物の流れは、積み重ねた配置、ある
いは単一構成の容器によって形成される直流のいずれか
からなることができる分離帯域103を通る。分離帯域103
は少なくとも2個の分子篩105および107を含み、これら
の分子篩は保持室または分離導管109によって分離され
ている。
分子篩#1(105)は4.5×4.5Aまたはこれよりも小さ
い細孔寸法を有するゼオライトであり、カルシウム5Aゼ
オライトが好ましく使用される。分子篩#2として示さ
れる分子篩107は4.5×4.5A超〜5.5×5.5Aの細孔寸法を
有し、この分子篩は好ましくはフェリエライトからな
る。
第一の分子篩105はモノメチル分枝鎖パラフィン、マ
ルチ分枝鎖パラフィン、シクロパラフィンおよび芳香族
炭化水素よりも優先してノルマルパラフィンを選択的に
吸着する。供給物の流れからノルマルパラフィンが実質
的に除去された後、分子篩#2(107)との接触が遂行
される。この特定の分子篩においては、モノメチル分枝
鎖パラフィンが吸着される一方、マルチ分枝鎖パラフィ
ン、シクロパラフィンおよび芳香族炭化水素は吸着され
ない分子篩を通りぬける。マルチ分枝鎖パラフィン、シ
クロパラフィンおよび芳香族炭化水素は高いオクタン価
を有して、分離帯域103から導管111を経て取り出され、
そしてさらにガソリンをベースとする成分と配合するた
めに製油所のガソリンプール113に直接送られる。ノル
マルパラフィンは導管115を経て分子篩105に加えられる
脱着剤、好ましくは水素によって、この分子篩115から
脱着することができる。所望ならば、導管117を通して
別の脱着剤を分子篩107に加えることができるか、ある
いは、別法として、積み重ねたベッドの配置で単一の容
器が使用されている場合には、単に脱着剤を分離帯域10
3の一端に加えることができる。
導管119を経て分子篩107から取り出される材料は異性
化帯域供給物の流れからなる。この供給物の流れは異性
化帯域121に加えられるノルマルパラフィンとモノメチ
ル分枝鎖パラフィンとの混合物を含んでいる。
異性化帯域121の中には、ノルマルパラフィンをモノ
メチル分枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィ
ンに選択的に転化し、かつモノメチル分枝鎖パラフィン
をジメチル分枝鎖パラフィンに転化する分子篩異性化触
媒が置かれている。異性化帯域中の化学平衡は導管123
を経て異性化帯域121から取り出される、ジメチル分枝
鎖パラフィン、ノルマルパラフィンおよびモノメチル分
枝鎖パラフィンを含む混合物を生成する。さらに分離す
ることなく、この流れは再循環流125に分割することが
できて、導管101の中の供給物の流れに戻すことができ
るか、あるいは生成物の流れ127に送ることができ、そ
してこれはガソリン配合プール113に直接加えることが
できるか、あるいは管路129を通って方向を転じ、導管1
11に加えることができる。導管127の中の炭化水素内容
物(アイソメレート)は、別法として、導管111を経て
製油所のガソリンプール113に加えられる高オクタン物
質と別個に使用することができる。導管125の中の再循
環流は供給物の流れ101に加えることができるか、ある
いは分離用分子篩105または107のいずれかに加えること
ができる。再循環流125を異性化帯域121に直接加えるこ
ともできる。
第3図においては、第1図に示したプロセスにおいて
使用されるものと同様な炭化水素供給物の流れを用いる
本発明方法の利用方法が示されている。供給物の流れは
導管201を経て分離帯域203に加えられる。分離帯域は個
々に設置されている直列の分離用分子篩または、その代
りに、適当な分子篩の両方を含み積み重ねた分子篩のベ
ッドのいずれかで構成することができる。適宜上、図面
は分子篩#1(205)および分子篩#2(207)として多
数の分子篩を示している。中間帯域209が存在するけれ
ども、この特定のプロセスの機能を果す必要はない。
分子篩#1(205)は4.5×4.5Aまたはこれよりも小さ
い細孔寸法を有する分子篩からなり、この分子篩の典型
的な例はカルシウム5Aゼオライトである。この分子篩は
ノルマルパラフィンを吸着する能力があるために選ばれ
る。
分子篩207は分子篩#2と例示され、そして4.5×4.5A
超〜約5.5×5.5Aの細孔寸法を有する。分子篩のフェリ
エライト型はこの型の分子篩を典型的に示しており、そ
してこれは分子篩205に残存している場合の、その分子
篩205からのノルマルパラフィンの吸着、およびモノメ
チル分枝鎖パラフィンの吸着に対して選択性を示す。
環状パラフィンおよび芳香族炭化水素の他に、ジメチ
ル分枝鎖パラフィンまたはマルチ分枝鎖パラフィンは導
管211を経て取り出され、そしてガソリンを基とする材
料と配合するためにガソリン配合プール213に送られ
る。分子篩205に吸着されたノルマルパラフィンおよび
分子篩207に吸着されたモノメチル分枝鎖パラフィンは
導管215および/または217を通して分離帯域203に加え
られる水素のような脱着剤を使用することによって脱着
される。炭化水素材料は導管219を経て抜き出され、異
性化帯域211に通される。導管219の中の炭化水素材料は
ノルマルパラフィンとモノメチル分枝鎖パラフィンから
なる。異性化帯域221は異性化触媒を含み、そしてノル
マルパラフィンをモノメチル分枝鎖パラフィンに、また
モノメチル分枝鎖パラフィンをジメチル分枝鎖パラフィ
ンに転化するために、異性化条件に維持される。異性化
帯域221から出る流出物は導管223を経て取り出され、そ
してこの流出物はノルマルパラフィンとモノメチル分枝
鎖パラフィンの他にマルチ分枝鎖パラフィンを含んでい
る。最終的な異性化に再循環するためにノルマルパラフ
ィンを分離するのが有利である。この分離によって、導
管225を通ってセパレーター224から抜き出されるノルマ
ルパラフィンの再循環流が生じ、これは導管227を通っ
て異性化帯域221へ再循環される。分離帯域224から出る
流出物(吸着されなかった炭化水素)は導管229を経て
抜き出され、そして通常ジメチル分枝鎖パラフィンおよ
びモノメチル分枝鎖パラフィンを含んでいる。モノメチ
ル分枝鎖パラフィンは異性化帯域221に再循環させるの
が有利である。この理由により、モノメチル分枝鎖パラ
フィンからジメチル分枝鎖パラフィンを分離するため
に、流れ229が分離帯域231に加えられる。分離帯域231
は4.5×4.5A超〜5.5×5.5Aの細孔寸法を有する分子篩を
含んでいる。再循環流は導管233を経てセパレーター231
から抜き出される。この流れの内容物は主として、再循
環流227を形成させるために導管225の再循環流に加えら
れるモノメチル分枝鎖パラフィンからなる。
マルチ分枝鎖パラフィンからなる流れ(アイソメレー
ト)は導管235を経て第二の分離帯域231から抜き出され
て、ガソリン沸点範囲の材料との配合に使用するために
第二のブレンド用プール237に送られる。ブレンド用プ
ール213およびブレンド用プール237が同じ帯域からなる
か、あるいはそれらのプールが互に独立して操作できる
場合も本発明の範囲内に入る。
第4図においては、第2図に示した方法において使用
されるものと同様な炭化水素供給物の流れが使用される
本発明方法の利用方法が示されている。導管301の中の
供給物の流れは少なくとも2個の異なる分子篩を含む分
離帯域303に加えられる。これらの分子篩は積み重ねた
ベッドの配置あるいは1個または2個以上の容器内の直
流の配置であり得る。分子篩#1(305)は4.5×4.5Aま
たはこれよりも小さい細孔寸法を有する分子篩からな
り、カルシウム5Aゼオライトはこのような分子篩の一つ
の例である。分子篩#2(307)は4.5×4.5A超〜5.5×
5.5Aの細孔直径を有し、フェリライトによって例示され
る。中間の空隙は309で示され、そしてこれは随意であ
って、操作できるプロセスを持つ必要はない。これらの
分子篩が、一方の分子篩が脱着されつつあるときに他方
の分子篩が吸着剤として使用されているような、交互に
作用する多数の分子篩からなることも考えられる。それ
ぞれのノルマルパラフィンおよびモノメチルパラフィン
を脱着して供給物分離帯域流出物の流れ313を形成させ
るために、脱着剤材料が導管350を通って分子篩305に、
そして導管311を通って分子篩307に加えられる。環状パ
ラフィン、芳香族パラフィンおよびマルチ分枝鎖パラフ
ィンからなるブレンド用の流れが導管315を経て帯域307
から取り出され、そしてガソリンの製造に使用するため
ブレンド用プール317に送られる。流出物の流れ313は異
性化帯域319のための供給物材料からなる。この帯域は
異性化触媒を含み、そしてノルマルパラフィンおよびモ
ノメチル分枝鎖パラフィンから最大量のジメチル分枝鎖
パラフィンを生産するために異性化条件に維持される。
異性化帯域319から出る流出物は導管319を経て抜き出さ
れ、そしてこれはノルマルパラフィン、モノメチル分枝
鎖パラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィンを含んで
いる。これらの材料はカルシウム5Aゼオライト、フェリ
エライト型分子篩あるいはこの両者の組合せのいずれか
を含む分離帯域323に加えられる。分離帯域323に存在す
る分子篩の種類によって、ブレンド用成分(アイソメレ
ート)が導管325を経て抜き出され、そしてブレンド用
プール317に送られる。所望ならば、このブレンド用材
料は導管327を経て分離帯域323から抜き出して、第二の
ブレンド用プール329に加えることもできる。分離用の
分子篩がカルシウム5Aゼオライトである場合には、異性
化帯域再循環の流れ331はノルマルパラフィンからなる
一方、流れ325および327はモノメチル分枝鎖パラフィン
からなる。分離帯域323がフェリエライト型の分子篩で
ある実施態様においては、異性化帯域の再循環流331は
ノルマルパラフィンおよびモノメチル分枝鎖パラフィン
からなる一方、ブレンド用の流れ325および327は主とし
てジメチル分枝鎖パラフィンからなる。
第5図においは、供給物の流れの選ばれた分離手段が
種々の選択的な異性化反応器に供給物を提供するという
利点とともに、第1図に示したプロセスにおいて使用さ
れるものと同様な炭化水素供給物の流れが使用される本
発明方法の利用方法が示されている。供給物の流れ401
は分子篩#1(403で示す)に通されるノルマルパラフ
ィン、モノメチル分枝鎖パラフィン、マルチ分枝鎖パラ
フィン、環状パラフィンおよび芳香族炭化水素を含んで
いる。この分子篩は供給物材料からノルマルパラフィン
を選択的に吸着するために、好ましくはばらばらの容器
内にある。導管401の中の供給物材料の流れが停止した
後に、吸着されたノルマルパラフィンを除くために、水
素のような着脱剤を導管405を通して加えることができ
る。モノメチル分枝鎖パラフィン、マルチ分枝鎖パラフ
ィン、環状パラフィンおよび芳香族炭化水素からなる、
吸着されないで分子篩#1(403)から出る流出物は導
管407を経て抜き出されて、4.5×4.5A超〜5.5×5.5Aの
細孔寸法を有する分子篩#2(409)、例えばフェリエ
ライトに通される。分子篩409によって吸着されたモノ
メチル分枝鎖パラフィンを除くために、水素のような脱
着剤を導管411を経て加えることができる。
本発明の高オクタン価生成物は導管413を通って抜き
出され、そしてこれはマルチ分枝鎖パラフィン、環状パ
ラフィンおよび芳香族炭化水素を含んでおり、この材料
はガソリンブレンド用プール415に加えられる。各分子
篩403および409は、それぞれ417および419で示されてい
る流出物を提供する責任を負っている。流出物の流れ41
7は脱着剤およびノルマルパラフィンを含んでいる。こ
れらはノルマルパラフィンをモノメチル分枝鎖パラフィ
ンおよびマルチ分枝鎖パラフィンへ選択的に転化する異
性化触媒を含む第一の異性化帯域424に加えられる。異
性化帯域424で維持される条件はマルチ分枝鎖パラフィ
ンの製造に最も大きく貢献する条件である。アイソメレ
ート導管423を経て異性化帯域424から抜き出され、そし
てオクタン価の低い材料からオクタン価の高い材料を分
離するためにアイソメレート分離帯域425に通される。
マルチ分枝鎖パラフィンまたは、所望ならば、モノメチ
ル分枝鎖パラフィンが導管427を経てガソリン配合剤と
して抜き出されて適切に使用されるか、あるいは同じも
のをガソリンプール415の中に混ぜ合わすことができ
る。アイソメレート分離帯域における分子篩の分離特性
に応じて、分離流出物が抜出導管429の中に供給され
る。
分子篩409から出る導管419の中の流出物は主としてモ
ノメチル分枝鎖パラフィンからなり、そしてこれはモノ
メチル分枝鎖パラフィンのマルチ分枝鎖パラフィンへの
最大の転化を引き起こすように選ばれた条件に維持され
ている異性化帯域429に通される。モノメチル分枝鎖パ
ラフィンからマルチ分枝鎖パラフィンの生産量が最大に
なるように選ばれた異性化触媒が異性化帯域429に存在
している。異性化帯域429から出る流出物は第二のアイ
ソメレートの流れ431として取り出されて、アイソメレ
ート分離帯域425に通される。アイソメレートの流れ431
はモノメチル分枝鎖パラフィンとジメチル分枝鎖パラフ
ィンからなる。流れ431の成分並びに流れ423の中の同様
な成分について分離が遂行されて、抜出導管429から抜
き出される。これは再循環流433(異性化帯域429に通さ
れる)または435(異性化帯域424に通される)に分ける
ことができる。これらの2つの再循環流のいずれかをプ
ロセス中の他の場所で混合するか、あるいはその場所に
加えることができる。
第6図においては、多数の分離用分子篩に結合してい
る多数の異性化反応器を好都合に使用しながら、第1図
の方法において使用されるものと同様な炭化水素供給物
の流れを使用する本発明方法の利用方法が示されてい
る。分子篩#1(505)を含む分子篩装置503に、ノルマ
ルパラフィン、モノメチル分枝鎖パラフィン、マルチ分
枝鎖パラフィン、環状パラフィンおよび芳香族炭化水素
からなる供給物の流れ501を通す。この分子篩は4.5×4.
5Aまたはこれよりも小さい細孔寸法を有し、これはカル
シウム5Aゼオライトで例示することができる。この分子
篩はノルマルパラフィンを吸着する。吸着されないで第
一の分子篩505から出る流出物は導管509を経て帯域503
から抜き出され、そしてこの流出物はモノメチル分枝鎖
パラフィン、マルチ分枝鎖パラフィン、環状パラフィン
および芳香族炭化水素を含んでいる。この材料は、分離
装置511の中に含まれて、分子篩513で示される第二の分
子篩のための供給物として使用される。この分子篩は4.
5×4.5A超〜約5.5×5.5Aの細孔寸法を有する。このオク
タン価の高い流れは導管515を経てブレンド用材料とし
て取り出し、そしてブレンド用プール517に送ることが
できる。所望ならば、導管521を経て分離帯域511を去る
モノメチル分枝鎖パラフィンを分子篩513から取り出す
ために脱着剤の流れ519を提供することができる。導管5
07を経て分子篩505に加えられる脱着剤によって、脱着
剤およびノルマルパラフィンが導管523を経て装置503か
ら除去される。この材料は異性化帯域525に加えられ、
その異性化帯域では異性化触媒が、導管523の中の供給
材料のうちのノルマルパラフィンからマルチ分枝鎖パラ
フィンを最も多く生成させるのに有効な異性化条件に維
持されている。異性化帯域の流出物は導管527を経て取
り出され、そしてこの流出物はノルマルパラフィン、モ
ノメチル分枝鎖パラフィンおよびマルチ分枝鎖パラフィ
ンを含んでいる。流れ527の中の炭化水素成分は第一の
分離帯域529(これは分離帯域#1Aで示される)に通さ
れる。この帯域は好ましくは、分子篩505にこの上なく
極めて類似している分子篩531を含んでいる。ノルマル
パラフィンは脱着後に導管533を経て取り出されて、再
循環用の導管535によって異性化装置525に戻される。モ
ノメチル分枝鎖パラフィンおよびマルチ分枝鎖パラフィ
ンは吸着されずに導管537を経て分離帯域529を通過し
て、第二の分離帯域539(分離帯域#1Bで示す)に通さ
れる。分子篩513に極めて類似している分子篩541が第二
の分離帯域に存在する。マルチ分枝鎖パラフィンからな
る吸着されなかったガソリンブレンド用材料(アイソメ
レート)を導管543を経て取り出して、ガソリンブレン
ド用プール517に送るか、あるいは個々に使用する。再
循環の流れを導管545を経て分離帯域539から抜き出し
て、異性化帯域525に通すか、あるいは別法として、再
循環の流れを導管547を経て抜き出して、これを導管533
を通る脱着されたノルマルパラフィンと合体させて、異
性化帯域の再循環流535を形成させる。
分子篩513から脱着された、導管521の中の流出物は主
としてモノメチル分枝鎖パラフィンからなる。これらの
モノメチル分枝鎖パラフィンは異性化帯域547に加えら
れ、そしてこの帯域は、モノメチル分枝鎖パラフィンの
高い転化率を得るために選択され、かつモノメチル分枝
鎖パラフィンからマルチ分枝鎖パラフィンの生成量を最
大にするのに適した異性化条件に維持されている異性化
触媒を含んでいる。ノルマルパラフィン、モノメチル分
枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィンからな
る流出物の流れが導管549を経て異性化帯域547から抜き
出され、この流れは分離帯域551(分離帯域#2Aで示
す)に加えられる。分離帯域553に含まれる分子篩は分
子篩505に極めてよく類似している。ノルマルパラフィ
ンの再循環流はそれらから脱着させて、導管555を経て
取り出し、そして導管567を経て異性化帯域547に通すこ
とができる。ノルマルパラフィンを除いた炭化水素の流
れを導管559を経て分離帯域553から取り出して第二の分
離帯域561(分離帯域#2Bで示す)に通す。その中に含
まれる分子篩563は分子篩513に極めてよく類似してい
る。モノメチル分枝鎖パラフィンの再循環流は導管565
を経て異性化反応器547に直接送られる。必要ならば、
別の脱着剤の流れを導管567を経て抜き出し、そして導
管555から送られるノルマルパラフィンと合体して再循
環の流れ567を形成させることができる。主としてマル
チ分枝鎖パラフィンを含む第三のブレンド用成分が分離
用分子篩563から導管569の中に得られ、そしてこれはガ
ソリンプール517に加えられるか、あるいはガソリンと
基本材料とのブレンドに必要な製油業者の考えにしたが
って使用される。
もう一つのプロセスの選択はモノメチル分枝鎖炭化水
素からなる第6図の流れ545を異性化帯域#2(547)に
通すことであって、この帯域は、モノメチル分枝鎖炭化
水素の多分枝鎖炭化水素への高い転化率を得るように選
択され、かつモノメチル分枝鎖炭化水素の異性化を最も
効果的にする条件の下で操作される触媒を含んでいる。
さらに別のプロセスの選択はノルマルパラフィンからな
る第6図の流れ555を異性化帯域#1(525)に通すこと
であって、この帯域は、ノルマルパラフィンの高い転化
率を得るために選択され、かつノルマルパラフィンの異
性化を最も効果的にする条件の下で操作される触媒を含
んでいる。
第6図に示される方法は、第7図に示されるように著
しく簡略化して資本経費を減少させることができ、そし
てこの方法では両方の異性化帯域の流出物を、分離され
ていない供給物に再循環させる。このようにして供給物
に関する分子篩は、資本経費を大いに節減すると同時に
操作上の柔軟性を加えて供給物の分離と生成物の分離と
の両方を達成すると同時に、個々の選ばれた脱着剤につ
いて明確に最適化されている異性化帯域の利益を亭受す
る。第7図においては順に配列されている分子篩605お
よび613がアイソメレートばかりでなく供給物成分も分
離する方法が示されている。
供給物の流れは第6図の分子篩505および513について
示されているように、それぞれの分子篩605および613に
おいて処理される。分子篩605から出る流出物は導管623
を経て第一の異性化帯域に通される。この流れは主にn
−パラフィンからなり、そしてこのn−パラフィンは異
性化されてもモノメチル分枝鎖パラフィンとジメチル分
枝鎖パラフィンになる。流れ609の形の流出物は、供給
物601から分子篩605で吸着されたn−パラフィンが除か
れている炭化水素内容物を含んでいる。4.5×4.5A超〜
5.5×5.5Aの細孔寸法を有する第二の分子篩613に通す
と、分子篩605に吸着されないで残っているn−パラフ
ィン、およびモノメチル分枝鎖パラフィンが吸着され
る。分子篩605または613のどちらにも吸着されなかった
ジメチル分枝鎖パラフィン、芳香族炭化水素およびシク
ロパラフィンは導管615を経てブレンド用プール617に送
られる。
異性化帯域625および647には異なる異性化触媒が存在
している。帯域625の中の触媒は導管623の中のn−パラ
フィンの異性化を最高にするように選ぶことができる。
帯域647の中の触媒は流れ621の中のモノメチルペンタン
の異性化を最大限に達成するように選ぶことができる。
これらの各帯域は流出物を生じ、すなわちそれぞれ帯域
625は流出物627を、そして帯域647は流出物649を生じ
る。これらの流出物の流れはまとめて、あるいは一部導
管661を経て予備異性化分離に戻すことができる。
〔実施例〕
ついで、以下の実施例によって本発明をさらに詳しく
説明する。
実施例1 本実施例においては、ノルマルヘキサン、3−メチル
ペンタンおよび2,3−ジメチルブタンに関するナトリウ
ムフェリエライト、カルシウム5Aゼオライトおよびナト
リウムZSM−5の収着容量を測定した。個々のゼオライ
トをカーン(Cahn)天秤内の皿の上に置き、試料室を排
気し、そいて550℃に1時間加熱した。このようにして
個々のゼオライトを乾燥してから105℃に冷やした。排
気した試料室に0.13バールの水準まで炭化水素蒸気を入
れた。ゼオライト中に炭化水素が吸着されたために起こ
る重量変化を記録した。分枝鎖炭化水素について平衡重
量に達するには3時間の露出時間が認められたのに対
し、ノルマルヘキサンについては僅かに30分の露出時間
しか必要でなかった。この吸着の結果を第1表に示す。
ゼオライトと溶剤とをそれぞれ組み合わせたものに少な
くとも3回の別々の測定を受けさせた。個々の測定結果
ばかりでなく、それぞれの測定の組に関する平均値およ
び標準偏差値も表の中に示されている。
収着容量は純粋なゼオライトの乾燥重量に対する分子
篩の重量増加の形で示されている。第1表に示されるよ
うに、カルシウム5Aゼオライトは分枝鎖炭化水素を極く
僅かしか吸着しなかった。3−メチルペンタン/ノルマ
ルヘキサン収着容量の比は0.018である。これとは対照
的に、ナトリウムフェリエライトはジメチルブタンを少
量しか吸着しなかったが、かなりの量の3−メチルペン
タンを吸着した。ナトリウムフェリエライトに関する3
−メチルペンタン/ノルマルヘキサン収着容量の比はカ
ルシウム5Aゼオライトに関するそれよりも約20倍大き
い。ナトリウムZSM−5分子篩は実質的に同じ量のモノ
分枝鎖異性体とジ分枝鎖異性体を吸着した。このよう
に、前記のナトリウムフェリエライトは、3−メチルペ
ンタンを捕えると同時に2,3−ジメチルブタンが溶離す
るのを許すことによって、異性化の上流で3−メチルペ
ンタンと2,3−ジメチルブタンとの分離を達成する能力
を有し、そしてそれによって、オクタン価の高いパラフ
ィンのオクタン価を保つ能力を有する。さらに、前述の
成分を含む供給物の流れをナトリウムフェリエライトで
処理すると、3−メチルペンタンとノルマルヘキサンの
両者の吸着が許され、ついでこれらの3−メチルペンタ
ンとノルマルヘキサンは脱着されて、2,3−ジメチルブ
タンに転化するために異性化帯域へ送ることができる。
実施例2 前記と同じ3種の炭化水素に対する水素フェリエライ
トの吸着容量を測定して、これを第2表に示す。水素フ
ェリエライトに関する3−メチルペンタン/ノルマルヘ
キサン吸着比はカルシウム5A分子篩に関するそれよりも
約25倍大きい。
実施例3 アンモニウムフェリエライトの試料を14〜45メッシュ
の小片にして、これをガラス管の中に入れた。このガラ
ス管を窒素の流れの下にチューブ・ファーネス中に置い
て、500℃に2時間加熱して、アンモニアを放出させる
ことによって、フェリエライトの水素型を製造した。同
じ窒素流の下で分子篩を室温まで冷却る一方、窒素の流
れをそらしてノルマルヘキサン、3−メチルペンタンお
よび2,3−ジメチルブタンを含むガス飽和塔に通した。
炭化水素を含む窒素の流れに分子篩を1時間さらした。
ガス飽和期間の始期と末期に炭化水素の溜めの試料を取
り出した。実験の出発時と終了時の両方でサンプリング
する目的は、実験の全期間にわたって炭化水素の割合が
実質的に一定に保たれていることを確認するためであっ
た。乾燥した氷/アセトン浴中に浸されている冷たい指
によって炭化水素を含む蒸気の流れの一部を直接そらし
て、実際の炭化水素蒸気の試料を集めた。
これらの蒸気にさらした後、炭化水素で飽和されたフ
ェリエライト試料をガラス管から取り出して真空にライ
ン上に置いた。液体窒素中に浸した冷たい指によって試
料を0.001バール未満まで脱気した。試料を40℃まで加
熱して、収着された炭化水素をゼオライトから取り出し
た。吸着の結果をガスクロマトグラフィーによって分析
し、この結果を第3表に示す。
第3表に示されるように、水素フェリエライトの細孔
には極く僅かなジメチルブタンしか進入しない。これ
は、それによって異性化の上流でジメチルブタンが保護
されるので、有利である。かなりの量のモノメチルペン
タンが分子篩によって捕えられるので、それを2,3−ジ
メチルブタンに転化するために回収して異性化帯域に送
ることができる。さらに、再循環流(第2図中の導管12
5によって例示されている)中の転化していないか、ま
たは一部転化されているモノメチル分枝鎖パラフィン
は、異性化帯域の上流で本発明の分子篩を用いないで操
作する方法と比較して、容易に完全に異性化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による異性化方法の概要を示すブロッ
ク図であり、第2図ないし第7図は本発明の異性化方法
の様々な実施態様をそれぞれ示すブロック図である。図
において、 3……分離帯域、105,107,205,207,305,307,403,409,50
5,513,603,611……分子篩、9,121,221,319,424,429,52
5,547,625,647……異性化帯域。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 35/095 9279−4H C10G 35/095 50/00 50/00 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノルマルパラフィン、モノメチル分枝鎖パ
    ラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィンを含む第一の
    炭化水素供給物の流れを異性化する方法において、 a)前記ノルマルパラフィンの進入を許すのに十分であ
    るが、モノメチル分枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝
    鎖パラフィンの進入を妨げるように制限された、4.5×
    4.5Aまたはこれよりも小さい細孔寸法を有する第一の形
    状選択性の分離用分篩からなる第一の供給物分離帯域に
    前記第一の炭化水素供給物の流れを通して、前記モノメ
    チル分枝鎖パラフィンとジメチル分枝鎖パラフィンを含
    む第二の炭化水素供給物の流れおよびノルマルパラフィ
    ンを含む第一の異性化帯域供給物の流れを生じさせ; b)ノルマルパラフィンおよびモノメチル分枝岐鎖パラ
    フィンの進入を許すのに十分であるが、ジメチル分枝鎖
    パラフィンの進入を妨げるように制限された、4.5×4.5
    A超ないし5.5×5.5Aの細孔寸法を有する第二の形状選択
    性の分離用分子篩からなる第二の供給物分離帯域にa)
    段階の前記第二の炭化水素供給物の流れを通し; c)前記第二の供給物分離帯域において、分離条件の下
    で、前記第二の形状選択性の分離用分子篩により、前記
    モノメチル分枝鎖パラフィンから前記ジメチル分枝鎖パ
    ラフィンを分離して、第二の供給物分離帯域流出物の流
    れおよび第二の異性化帯域供給物の流れを生じさせ; d)前記第二の供給物分離帯域から、前記ジメチル分枝
    鎖パラフィンを含む第二の供給物分離帯域流出物の流れ
    を回収し; e)前記第一の供給物分離帯域から、前記ノルマルパラ
    フィンを含む第一の異性化帯域供給物の流れを回収する
    一方、前記第二の供給物分離帯域から、前記モノメチル
    分枝鎖パラフィンを含む第二の異性化帯域供給物の流れ
    を回収し; f)前記第一の異性化帯域供給物の流れ、前記第二の異
    性化帯域供給物の流れまたは前記第一および第二の両方
    の異性化帯域供給物の流れのうちの少なくとも一部を、
    異性化条件に維持され、かつ異性化触媒を含む異性化帯
    域に通して、ジメチル分枝鎖パラフィン、モノメチル分
    枝鎖パラフィンおよびノルマルパラフィンを含む異性化
    帯域流出物の流れを生じさせること、 からなる前記異性化方法。
  2. 【請求項2】選ばれた形状選択性の分子篩を含む第一の
    生成物分離帯域に、前記異性化帯域流出物の流れの少な
    くとも一部を通して、流出物の流れの分離条件の下で、
    前記異性化帯域流出物の流れから前記ジメチル分枝鎖パ
    ラフィンおよび随意に前記モノメチル分枝鎖パラフィン
    を分離するとともに、ノルマルパラフィンおよび随意に
    モノメチル分枝鎖パラフィンを含む異性化帯域再循環流
    を形成させ;そして前記ジメチル分枝鎖パラフィンおよ
    び随意にモノメチル分枝鎖パラフィンの少なくとも一部
    を第一の生成物分離帯域流出物の流れとして回収する、
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記第二の形状選択性の分離用分子篩がフ
    ェリエライト分子篩からなる、請求項1または2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】前記第一の供給物分離帯域および前記第二
    の供給物分離帯域において維持される分離条件が75〜40
    0℃の温度および2〜50バールの圧力を包含する、請求
    項1〜3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】前記第一および第二の炭化水素供給物の流
    れが芳香族炭化水素およびナフテン系炭化水素を含み、
    そして前記第一および第二の形状選択性の分離用分子篩
    が前記芳香族炭化水素およびナフテン系炭化水素の進入
    を妨げるように制限されており、そして前記芳香族炭化
    水素およびナフテン系炭化水素が前記第二の供給物分離
    帯域流出物の流れとなって回収される。請求項1〜4の
    いずれか1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】前記第一の生成物分離帯域が、前記ノルマ
    ルパラフィンの吸着を許すのに十分であるが、前記モノ
    メチル分枝鎖パラフィンおよびジメチル分枝鎖パラフィ
    ンの吸着を阻止するように制限されたカルシウム5Aゼオ
    ライトを含む、請求項2〜5のいずれか1つに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】形状選択性の分子篩を含む第二の生成物分
    離帯域にジメチル分枝鎖パラフィンおよびモノメチル分
    枝鎖パラフィンを含む第一の生成物分離帯域流出物の流
    れを通して、分離条件下で、モノメチル分枝鎖パラフィ
    ンからジメチル分枝鎖パラフィンを分離するとともに、
    モノメチル分枝鎖パラフィンを含む異性化帯域再循環流
    を形成させ、そして前記ジメチル分枝鎖パラフィンの少
    なくとも一部を第二の生成物分離帯域流出物の流れとし
    て回収する、請求項2〜6のいずれか1つに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】ジメチル分枝鎖パラフィンおよびモノメチ
    ル分枝鎖パラフィンを含む前記異性化帯域流出物の流れ
    を分離手段により分離して、ジメチル分枝鎖パラフィン
    からなる生成物分離帯域流出物の流れおよびモノメチル
    分枝鎖パラフィンからなる異性化帯域再循環流を提供す
    る、請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】ノルマルパラフィンを選択的にモノメチル
    分枝鎖パラフィンとジメチル分枝鎖パラフィンに異性化
    する異性化触媒を含む第一の異性化帯域に段階(e)の
    前記第一の異性化帯域供給物の流れを通す、請求項1〜
    8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】モノメチル分枝鎖パラフィンを選択的に
    ジメチル分枝鎖パラフィンに異性化する異性化触媒を含
    む第二の異性化帯域に段階(e)の前記第二の異性化帯
    域供給物の流れを通す、請求項1〜8のいずれか1つに
    記載の方法。
  11. 【請求項11】前記異性化帯域流出物の流れの少なくと
    も一部を前記第一および第二の供給物分離帯域に再循環
    させる、請求項1〜10のいずれか1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】前記異性化帯域流出物の流れを分離し
    て、前記異性化帯域に再循環される、ノルマルパラフィ
    ンを含む異性化帯域再循環流を生じさせる、請求項1〜
    10のいずれか1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】前記第一の異性化帯域流出物の流れおよ
    び/または前記第二の異性化帯域流出物の流れの少なく
    とも一部を前記第一の供給物分離帯域に再循環させる、
    請求項9または10記載の方法。
  14. 【請求項14】第一の炭化水素供給物の流れがノルマル
    ヘキサン、モノメチルペンタンおよびジメチルブタンか
    らなる、請求項1〜13のいずれか1つに記載の方法。
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