JP2673679B2 - 水門用多段式ゲ−トのワイヤ−ロ−プ調節法 - Google Patents

水門用多段式ゲ−トのワイヤ−ロ−プ調節法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水門用多段式ゲ−
トのワイヤ−ロ−プ調節法に関し、詳しくは、ダム、湖
沼、溜池等から取水のための直線多段式ロ−ラゲ−ト等
のワイヤ−ロ−プの伸び調節法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、農業用ダムや溜池や湖沼等に
おいては選択取水が行われている。すなわち、灌漑期に
は水の表層の温水や清水を取水して農業用水として使用
し、また、洪水期には洪水後の濁水を速やかに放流し
て、長期間の濁水の流出を防ぐため、底層または中間層
から取水する、という選択取水が行われている。更に、
水質対策として、高濃度の栄養塩を放流するため、表層
または任意層からの選択取水も行われている。
【0003】かかる選択取水のため、例えば直線多段式
ロ−ラゲ−トが汎用されている。これを図3〜5によっ
て説明する。
【0004】図3の概念図において、この直線多段式ロ
−ラゲ−トは、例えばダムの堰堤に設置され、その取水
部Aは、第1ゲ−ト1、および、第2,3,4,5ゲ−
ト2,3,4,5で構成されており、これらのゲ−ト1
〜5の両側には複数のロ−ラ(不図示)が設けられ、各
ゲ−ト1〜5の昇降を円滑にしている。
【0005】また、第1〜第4ゲ−ト1〜4の上流側下
端には、それぞれ引掛け爪(不図示)が突設され、第2
〜4ゲ−ト2〜4の下流側上端には、前記引掛け爪に係
脱するフック(不図示)が突設されている。
【0006】そして、第1ゲ−ト1と第5ゲ−ト5に
は、第1,第2ロ−プ6,7がそれぞれ左右1対連結さ
れて吊設され、これらのワイヤ−ロ−プ6,7は、それ
ぞれ第1,第2ロ−プ巻上機8,9によって巻上げ、下
げされる。なお、10は取水スクリ−ン、11は導水
管、12は建屋を示す。
【0007】したがって、かかる直線多段式ロ−ラゲ−
トにおいて、第1ゲ−ト1を開く場合には、第1ロ−プ
巻上機8を作動させて第1ワイヤ−ロ−プ6を巻下げる
と、第1ゲ−ト1はその自重により第2ゲ−ト2と並ぶ
位置に迄下がって開く。また、第5ゲ−ト5を開く場合
は、第2ロ−プ巻上機9を作動させて第2ワイヤ−ロ−
プ7を巻上げれば、第5ゲ−ト5は第4ゲ−ト4と並ぶ
位置迄上がって開く。
【0008】また、中間層から取水する場合は、当該中
間層位置のゲ−トを下げることにより、不図示の上蓋兼
用の整流板も所定の中間位置迄下がり中間取水を行う。
【0009】ところで、上記のような第1,第2ワイヤ
−ロ−プ6,7は、通常、プリテンション加工(ワイヤ
−ロ−プの破断荷重の40%の荷重をワイヤ−ロ−プに
加え、30分間保持する。これを2回繰返す操作をい
う)が施されたものが使用され、これらのワイヤ−ロ−
プ6,7には伸びが少なくなるようにしている。かかる
プリテンション加工を施しても、長時間の使用によりク
リ−プ伸びや、左右のワイヤ−ロ−プの長さのアンバラ
ンスや、ひいては、ゲ−ト両側に設けたロ−ラの転動不
良や、ワイヤ−ロ−プが水分を含むことによる短縮等が
発生し、ワイヤ−ロ−プの長さを調節する必要がある。
【0010】かかる調節は、通常、設置してから一定期
間の後に、ワイヤ−ロ−プゆるみ検出装置、または、ワ
イヤ−ロ−プ緊急負荷検出装置における、ネジ棒と固定
用ナットにより行われる。
【0011】すなわち、これをワイヤ−ロ−プ緊急負荷
検出装置14で、便宜的に説明する。図4の模式図およ
び図5の詳細図において、ゲ−ト1Aに設けられたプ−
リ15(実機では、ゲ−トの上面に1対の吊りロッドを
立設し、これらの吊りロッドを水平状のリフティングビ
−ムに取付け、このリフティングビ−ム上に当該プ−リ
15を設けている)に、ワイヤ−ロ−プ6Aを巻回し、
このワイヤ−ロ−プ6Aの一端をロ−プ巻上機8Aに巻
上げ・下げ自在に連結し、他端を次のようなワイヤ−ロ
−プ緊急負荷検出装置14に連結している。
【0012】すなわち、このワイヤ−ロ−プ6Aの他端
をワイヤ−・ネジ棒連結具13を介してネジ棒16に連
結している。このネジ棒16は機台17に立設された装
置ケ−ス18を抜差自在に貫通している。
【0013】この装置ケ−ス18は、機台17に立設・
固定された下部ケ−ス19と、この下部ケ−ス19に摺
動自在に外嵌された中間ケ−ス20と、この中間ケ−ス
20に摺動自在に外嵌された上部ケ−ス21とからな
り、中間ケ−ス20の上下中央内側にはバネ受部22が
設けられ、また、上部ケ−ス21は蓋状になっている。
この下部ケ−ス19に圧縮コイルバネ23を収容し、こ
の圧縮コイルバネ23は機台17とバネ受部22とをバ
ネ受としている。また、中間ケ−ス20のバネ受部22
と上部ケ−ス21の蓋部との間にサラバネ24を収容し
ている。したがって、装置ケ−ス18はこれらの圧縮コ
イルバネ23とサラバネ24との弾力により、ネジ棒1
6に沿って拡大しようとしている。
【0014】そして、蓋状の上部ケ−ス21の上面を、
ネジ棒16に螺合した固定用ナット25によって締付け
て、装置ケ−ス18の拡大を調節している。なお、26
はロックナットを示す。
【0015】また、中間ケ−ス20の外周にはリミット
スイッチ27が突設され、上部ケ−ス21の外周にも、
このリミットスイッチ27と対向してアタッチ用ボルト
28が突設されていて、ワイヤ−ロ−プ6Aにゆるみが
生じると、このリミットスイッチ27が検知し、モ−タ
29を停止する。
【0016】したがって、ゲ−ト1Aを上下動させる
際、異物のかみ込み等によって、その操作が不能となっ
たとき、過負荷またはゆるみ負荷を検出し、ロ−プ巻上
機8Aのモ−タ29を停止させ、ロ−プ巻上機8Aのド
ラムやワイヤ−ロ−プ6A等の損傷を防いでいる。
【0017】勿論、ゲ−ト1Aを最下位に降下させると
ワイヤ−ロ−プ6Aがゆるむので、そのときもモ−タ2
9は停止する。
【0018】ここにおいて、プリテンション加工を施さ
れたワイヤ−ロ−プ6Aでも、前記のように伸びが発生
するので、この伸びを調節するため、ワイヤ−ロ−プ緊
急負荷検出装置14におけるネジ棒16に螺合した固定
用ナット25を締付ける。すなわち、ワイヤ−ロ−プ6
Aの全長を短縮するには、固定用ナット25を締付け、
ネジ棒16を上方に移動させてワイヤ−ロ−プ6Aの全
長を短縮する。
【0019】ところで、前記のように直線多段式ロ−ラ
ゲ−トでは、複数のゲ−トを同時に吊り上げる構造であ
るため、ワイヤ−ロ−プ6Aに作用する荷重も当然大き
くなり(例えば30ton)、したがって、ネジ棒16
の軸径も大となることから、ゲ−ト1Aを吊ったままの
負荷状態において、ワイヤ−ロ−プ6Aの長さを調節す
るには、固定用ナット25のネジ部の回転抵抗トルクが
非常に大となり、その上、防錆上、ネジ棒16や固定用
ナット25をステンレス製としているため、高面圧を受
けているネジ部を回転させると、直ちにこのネジ部に焼
付きが発生する。
【0020】したがって従来、かかる直線多段式ロ−ラ
ゲ−トにおいて、ワイヤ−ロ−プ6Aの伸びを調節する
には、ゲ−ト1Aを総て休止位置迄吊り上げ、不図示の
休止フックによって仮止めしておくか、ゲ−ト群を最下
位の所に迄、下げておき、ワイヤ−ロ−プ6Aにゲ−ト
1Aの重量が作用しない状態にして、ワイヤ−ロ−プ6
Aの伸びの調節や、左右のワイヤ−ロ−プの長さのアン
バランスを調節している。
【0021】なお、ロ−プ巻上機を作動させて、ワイヤ
−ロ−プ6Aの伸びを調節することも考えられるが、ロ
−プ巻上機ではゲ−トを可動・停止させる各種の信号
(貯水運用計画に基づく操作管理信号)が組込まれてい
るので、かかる方法でワイヤ−ロ−プ6Aの伸びを調節
すれば、これらの信号の発信位置を再調整しなければな
らず、現場作業においては面倒となり、採用できない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の技術では、ワイヤ−ロ−プの伸びを調節するには、
ワイヤ−ロ−プを無負荷にした状態で、固定用ナットを
締付けてワイヤ−ロ−プの長さを調節するため、多段式
ゲ−トを総て休止位置迄、吊り上げてしまうか、最下位
に迄吊り下げなければならず、ダム等の水位が渇水状態
でなければならない、という制約があった。
【0023】殊に、大型ゲ−トにおける取水中、選択取
水の変更の必要が生じ、かつ、ワイヤ−ロ−プの長さの
調節をする必要がある場合、そのままでゲ−トを上下動
させると、左右のワイヤ−ロ−プがアンバランスになる
ことから、ワイヤ−ロ−プ緊急負荷検出装置が働き、そ
の上下動操作が不能になり、したがって、かかる場合、
選択取水の変更は通常、行われていない。
【0024】したがって、ダム等の水位が取水範囲のい
ずれの状態にあってもワイヤ−ロ−プの伸びの調節がで
き、ひいては、取水中何時でも選択取水の変更可能とす
る装置の開発が強く望まれていた。
【0025】
【課題を解決するための手段】かかる要請に応えるため
の本発明の要旨は、ゲ−トの上側に設けたプ−リにワイ
ヤ−ロ−プを巻回し、該ワイヤ−ロ−プの一端をロ−プ
巻上機に巻上げ・下げ自在に連結すると共に、他端を、
固定用ナットを螺合したネジ棒に連結した水門用多段式
ゲ−トにおけるワイヤ−ロ−プの伸び調節法において、
前記ワイヤ−ロ−プに多段式ゲ−トの重量が作用してい
る取水中、前記固定用ナットを螺合したままのネジ棒に
おける前記重量を、油圧ジャッキで支持した後、該固定
用ナットを締付けることによってワイヤ−ロ−プの伸び
を調節することにより、当該取水中、選択取水の変更を
可能としたことを特徴とする水門用多段式ゲ−トのワイ
ヤ−ロ−プ調節法にある。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を、その実施の形態を示す
図1および図2により詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施の形態であり、
図2は第2の実施の形態であって、従来例を示す図3か
ら図5に示す部分と同一部分は同一符号を付し、また、
共通部分は図示およびその説明を省略する。
【0028】本発明の第1および第2の実施の形態は、
いずれも農業用等多目的ダムに設置された、コンピュ−
タ制御される直線多段式ロ−ラゲ−トに好適なものであ
って、特に、多段式ロ−ラゲ−トで、取水量を常時12
3 /Sとする大型ゲ−トに属するものに好適である。
勿論、半円形多段式ゲ−トにも適用できる。
【0029】図1において、第1の実施の形態について
述べるが、先ず、ワイヤ−ロ−プゆるみ検出装置14A
の概要を説明する。ワイヤ−ロ−プ6Aの端をワイヤ−
・ネジ棒連結具13を介してネジ棒16に連結し、この
ネジ棒16を、機台17に立設されたワイヤ−ロ−プゆ
るみ検出装置14Aに抜差自在に貫通している。
【0030】このワイヤ−ロ−プゆるみ検出装置14A
は、機台17に立設・固定された下部ケ−ス19Aと、
この下部ケ−ス19Aに摺動自在に外嵌された蓋状の上
部ケ−ス21Aと、この上部ケ−ス21Aに回動自在に
球面接合された受部22Aと、から構成している。この
下部ケ−ス19A内に圧縮コイルバネ23を収容し、こ
の圧縮コイルバネ23は機台17と上部ケ−ス21Aの
蓋とをバネ受としている。したがって、装置ケ−ス18
Aは圧縮コイルバネ23の弾力により、ネジ棒16に沿
って拡大しようとしている。そして、上部ケ−ス21A
の蓋の上面を、ネジ棒16に螺合した固定用ナット25
によって締付けて、かかる拡大を調節している。
【0031】また、上部ケ−ス21Aの外周にはリミッ
トスイッチ27が突設され、ワイヤ−ロ−プ6Aにゆる
みが生じると、このリミットスイッチ27が検知して、
モ−タ29で停止する。
【0032】ここにおいて、かかるワイヤ−ロ−プゆる
み検出装置14Aに、次のようなワイヤ−ロ−プ伸び調
節装置を付加している。したがって、この装置では、固
定用ナット25を兼用し、付加構造が簡素化できるもの
である。
【0033】すなわち、図1において、上部ケ−ス21
Aの蓋の上面に球面接合された受部22A上に、ジャッ
キ載置用プレ−ト30を固定し、このジャッキ載置用プ
レ−ト30にネジ棒16を抜差自在に貫通している。こ
のネジ棒16には固定用ナット25が螺合しており、こ
の固定用ナット25によってジャッキ載置用プレ−ト3
0を締付けるようにしている。
【0034】このジャッキ載置用プレ−ト30に対応し
て調整用プレ−ト31が設けられ、この調整用プレ−ト
31にも、前記ネジ棒16が抜差自在に貫通している。
【0035】この調整用プレ−ト31の上下面には調整
用ナット32,33がネジ棒16に螺合しており、これ
らの調整用ナット32,33で調整用プレ−ト31を締
付け挟んで、ネジ棒16と調整用プレ−ト31とを一体
化している。
【0036】これらのジャッキ載置用プレ−ト30と調
整用プレ−ト31との間に、複数の油圧ジャッキシリン
ダ34,34…を介在させ、これらの油圧ジャッキシリ
ンダ34の伸び作用によって、ジャッキ載置用プレ−ト
30と調整用プレ−ト31とを離反し、固定用ナット2
5を螺合したままのネジ棒16に作用しているゲ−トの
重量を支えるようにしている。
【0037】したがって、この直線多段式ロ−ラゲ−ト
が取水中、ワイヤ−ロ−プ6Aの伸びが発見され、その
調節の必要が生じた場合、建屋12内において、ジャッ
キ載置用プレ−ト30に油圧ジャッキシリンダ34を載
置し、調整用プレ−ト31を、この油圧ジャッキシリン
ダ34の最小ストロ−ク位置に合せて調整用ナット3
2,33で位置決めする。勿論、ゲ−ト休止中にこの調
節をする場合も、本発明には含まれる。
【0038】そこで、油圧ジャッキシリンダ34に、不
図示の油圧ポンプにより油圧を供給して必要寸法だけの
伸びを行えば、調整用プレ−ト31がジャッキ載置用プ
レ−ト30に対し離反する。そのとき、固定用ナット2
5もネジ棒16に螺合したままジャッキ載置用プレ−ト
30から離反する。
【0039】しかして、固定用ナット25をジャッキ載
置用プレ−ト30に締付けると、ワイヤ−ロ−プ6Aの
伸びが解消できる。そして、油圧ジャッキシリンダ34
を縮ませ油圧ジャッキシリンダ34を取外す。この場
合、油圧ジャッキシリンダ34の全長ストロ−ク以上の
調節が必要であれば、以上の作業を繰返した後、油圧ジ
ャッキシリンダ34を取外す。
【0040】次に、前記ワイヤ−ロ−プ緊急負荷検出装
置14に、次のようなワイヤ−ロ−プ伸び調節装置を付
加した場合を説明する。
【0041】この第2の実施の形態と、前記第1の実施
の形態との違いは、図2に示すように上部ケ−ス21の
蓋の上面に直接、ジャッキ載置用プレ−ト30を固定し
ている点のみで、他の調整用プレ−ト31や油圧ジャッ
キシリンダ34等の取付け構造は一致している。したが
って、使い方等の作用も同じであるので省略する。
【0042】なお、図1および図2における油圧ジャッ
キシリンダ34を作動させる、不図示の油圧ジャッキポ
ンプは、高圧700kgf/cm2 、低圧20kgf/
cm2 、吐水量(cc/ストロ−ク)高圧時1.0、低
圧時5.0のものでよく、また、油圧ジャッキシリンダ
34は、ストロ−ク50mm、シリンダ径60.5m
m、最小全長171mmのものであれば2台でよい。
【0043】この油圧ジャッキポンプであれば、片手で
ポンプハンドルを数10回上下動させるだけで、ワイヤ
−ロ−プの40mmの伸びを解消できた。
【0044】なお又、油圧ジャッキシリンダ34はジャ
ッキ載置用プレ−ト30に常時、固着しておいてもよ
く、特に、ジャッキ載置用プレ−ト30は、ワイヤ−ロ
−プゆるみ検出装置14Aやワイヤ−ロ−プ緊急負荷検
出装置14に付設することに限らず、別個の機台等に設
けたフレ−ムに固定してもよく、そのときは、固定用ナ
ット25は別個に必要となる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、多段式ゲ−トの重量が
作用しているワイヤ−ロ−プの伸び調節法であるから、
取水を中断することなく調節ができ、殊に従来、ワイヤ
−ロ−プの伸びがあってその調節を必要とするときに、
選択取水の変更をしようとしても不可能であったが、そ
の変更を可能とし、水管理に好都合となる。
【0046】殊に、油圧ジャッキを介在させるのみでワ
イヤ−ロ−プの伸びを調節するので、安価な装置で、か
つ、既存の水門用多段式ゲ−トにも容易に組付けること
ができ、その上、現場における調節作業が極めて容易に
できる。
【0047】勿論、ワイヤ−ロ−プの伸びを調節して
も、水門の自動制御には支障を与えず、定期保守点検時
のみならず、何時でも現場の作業者により調節ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態装置である。
【図2】本発明の第2の実施の形態装置である。
【図3】一般の概念図である。
【図4】従来例である。
【図5】図4の詳細図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,1A…ゲ−ト、6,7,6A…ワ
イヤ−ロ−プ、8,9,8A…ロ−プ巻上機、15…プ
−リ、16…ネジ棒、25…固定用ナット、34…油圧
ジャッキシリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲ−トの上側に設けたプ−リにワイヤ−
    ロ−プを巻回し、該ワイヤ−ロ−プの一端をロ−プ巻上
    機に巻上げ・下げ自在に連結すると共に、他端を、固定
    用ナットを螺合したネジ棒に連結した水門用多段式ゲ−
    トにおけるワイヤ−ロ−プの伸び調節法において、 前記ワイヤ−ロ−プに多段式ゲ−トの重量が作用してい
    る取水中、前記固定用ナットを螺合したままのネジ棒に
    おける前記重量を、油圧ジャッキで支持した後、該固定
    用ナットを締付けることによってワイヤ−ロ−プの伸び
    を調節することにより、当該取水中、選択取水の変更を
    可能としたことを特徴とする水門用多段式ゲ−トのワイ
    ヤ−ロ−プ調節法。
JP20127395A 1995-07-13 1995-07-13 水門用多段式ゲ−トのワイヤ−ロ−プ調節法 Expired - Lifetime JP2673679B2 (ja)

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