JP2673462B2 - 非接触攪拌装置 - Google Patents
非接触攪拌装置Info
- Publication number
- JP2673462B2 JP2673462B2 JP12486390A JP12486390A JP2673462B2 JP 2673462 B2 JP2673462 B2 JP 2673462B2 JP 12486390 A JP12486390 A JP 12486390A JP 12486390 A JP12486390 A JP 12486390A JP 2673462 B2 JP2673462 B2 JP 2673462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirring
- magnetic field
- superconductor
- stirring blade
- magnet
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は超電導筒体内における磁石の非接触浮上現象
を利用する撹拌装置に関する。
を利用する撹拌装置に関する。
(従来の技術) 従来利用されている撹拌機としては、第2図に示すよ
うな、モーターの回転動力をシャフト11を介して撹拌翼
12に伝えるものがある。撹拌翼12を被撹拌液中に浸漬し
て回転させる。撹拌翼の形は種々のものが使用できる。
例えば、ひねりを加えたスクリュー状にすれば、上下方
向への撹拌効果も期待できる。
うな、モーターの回転動力をシャフト11を介して撹拌翼
12に伝えるものがある。撹拌翼12を被撹拌液中に浸漬し
て回転させる。撹拌翼の形は種々のものが使用できる。
例えば、ひねりを加えたスクリュー状にすれば、上下方
向への撹拌効果も期待できる。
第3図は磁力を介して撹拌翼を回転させることにより
撹拌する装置を示す。載置台21にモータにより回転する
磁石装置を内蔵させる。これにより載置台上部には水平
に回転する磁界が生じる。このような回転する磁界中に
内部に永久磁石を埋め込んだ撹拌翼22を非撹拌液中に投
入して載置台21上におくと、磁界の回転につれて撹拌翼
22も水平に回転する。この撹拌翼22の動きにより撹拌が
おこなわれる。
撹拌する装置を示す。載置台21にモータにより回転する
磁石装置を内蔵させる。これにより載置台上部には水平
に回転する磁界が生じる。このような回転する磁界中に
内部に永久磁石を埋め込んだ撹拌翼22を非撹拌液中に投
入して載置台21上におくと、磁界の回転につれて撹拌翼
22も水平に回転する。この撹拌翼22の動きにより撹拌が
おこなわれる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の従来の撹拌機では、撹拌方向は主として容器の
径方向であり、深さ方向の撹拌は付随的なものであるた
め、粘性の大きな溶液の撹拌などの場合はスクリュー型
の撹拌翼を用いても効率が悪い。さらにモーターの回転
音、撹拌翼と容器の壁との接触による騒音などの問題が
ある。
径方向であり、深さ方向の撹拌は付随的なものであるた
め、粘性の大きな溶液の撹拌などの場合はスクリュー型
の撹拌翼を用いても効率が悪い。さらにモーターの回転
音、撹拌翼と容器の壁との接触による騒音などの問題が
ある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本発明は、ピン止め力の
強い超電導体を用いた筒体状に、筒状超電導体の外部よ
り、筒状超電導体内部に磁場が侵入する強さの交流磁界
を印加することにより、筒状体内部に置かれた、磁石を
含む撹拌翼の筒状体の磁場のピーク位置に浮上し、かつ
磁場の変化に連れて回転するという効果を利用し、撹拌
を行なうものである。
強い超電導体を用いた筒体状に、筒状超電導体の外部よ
り、筒状超電導体内部に磁場が侵入する強さの交流磁界
を印加することにより、筒状体内部に置かれた、磁石を
含む撹拌翼の筒状体の磁場のピーク位置に浮上し、かつ
磁場の変化に連れて回転するという効果を利用し、撹拌
を行なうものである。
(作用) 本発明の装置では残留磁場を形成することのできる筒
状超電導体を使用する。使用する超電導材料としては臨
界電流密度が大きく、ピン止め効果の大きいものが望ま
しく、たとえば、第4図に製法を示したビスマス系超電
導材料などが用いられる。もちろん、このほかの超電導
材料でも要求される性能を満たせば用いることができ
る。超電導体を筒状に形成する方法としては粉末焼結
法、厚膜法、薄膜法ほかの公知の手段があるが、中間加
圧することで臨界電流密度、ピン止め能力などの性能向
上がはかれる材料については、冷間静水圧プレスなどで
適宜に加圧処理する。
状超電導体を使用する。使用する超電導材料としては臨
界電流密度が大きく、ピン止め効果の大きいものが望ま
しく、たとえば、第4図に製法を示したビスマス系超電
導材料などが用いられる。もちろん、このほかの超電導
材料でも要求される性能を満たせば用いることができ
る。超電導体を筒状に形成する方法としては粉末焼結
法、厚膜法、薄膜法ほかの公知の手段があるが、中間加
圧することで臨界電流密度、ピン止め能力などの性能向
上がはかれる材料については、冷間静水圧プレスなどで
適宜に加圧処理する。
第5図、第7図および第8図は本発明の装置の作動を
説明する図である。第5図に示すように、ピン止め力の
強い超電導材料で形成された筒状超電導体31を冷却し超
電導状態にする。この筒状超電導体にたいして外側に設
けたソレノイドコイル32により磁場を印加する。超電導
体は磁器シールド体としての機能があるので印加する磁
場が弱いうちは磁場を遮蔽する。しかし、磁場が強くな
るとついには超電導体内部に磁場が侵入する。そして筒
状超電導体内部には第6図に示すような磁場が形成され
る。
説明する図である。第5図に示すように、ピン止め力の
強い超電導材料で形成された筒状超電導体31を冷却し超
電導状態にする。この筒状超電導体にたいして外側に設
けたソレノイドコイル32により磁場を印加する。超電導
体は磁器シールド体としての機能があるので印加する磁
場が弱いうちは磁場を遮蔽する。しかし、磁場が強くな
るとついには超電導体内部に磁場が侵入する。そして筒
状超電導体内部には第6図に示すような磁場が形成され
る。
このような状態となった筒状超電導体のなかに磁石33
を挿入すると、ほぼ、磁場のピークの位置に非接触で浮
上静止する。この現象は従来は発見されていなかった新
たな現象であり、磁気的効果やマイスナー効果、サスペ
ンション効果などが相乗的に関係している思われる。
を挿入すると、ほぼ、磁場のピークの位置に非接触で浮
上静止する。この現象は従来は発見されていなかった新
たな現象であり、磁気的効果やマイスナー効果、サスペ
ンション効果などが相乗的に関係している思われる。
ソレノイドコイルに流す電流を逆向きにして筒状超電
導体内に形成される磁場の極性を逆にすると、磁石33も
逆転して、第8図に示すような状態になる。ソレノイド
コイルに電流の向きが定期的に逆転する交流を流してや
れば、磁石33は回転することになる。
導体内に形成される磁場の極性を逆にすると、磁石33も
逆転して、第8図に示すような状態になる。ソレノイド
コイルに電流の向きが定期的に逆転する交流を流してや
れば、磁石33は回転することになる。
本発明のこの非接触浮上は安定であり、装置全体を傾
けても、筒状態と磁石の相対的な位置関係は変化しな
い。したがって、第1図に示すように被撹拌物の入った
撹拌容器4中に磁石を内蔵した撹拌翼3を入れ、容器を
筒状超電導体1の内側に配置して、ソレノイドコイル2
により交流磁界を加えることにより、撹拌翼3が回転し
て撹拌が行なわれる。
けても、筒状態と磁石の相対的な位置関係は変化しな
い。したがって、第1図に示すように被撹拌物の入った
撹拌容器4中に磁石を内蔵した撹拌翼3を入れ、容器を
筒状超電導体1の内側に配置して、ソレノイドコイル2
により交流磁界を加えることにより、撹拌翼3が回転し
て撹拌が行なわれる。
ソレノイドコイル2は交流電源につながれており、そ
の周波数は任意に調整することができる。撹拌翼3は単
なる磁石でもよいが、撹拌効率のよい形状に成形された
テフロン等の中に磁石を埋め込んだものなど、N・Sの
磁極が存在するものであればなんら差し支えない。撹拌
容器4は非磁性体が望ましい。
の周波数は任意に調整することができる。撹拌翼3は単
なる磁石でもよいが、撹拌効率のよい形状に成形された
テフロン等の中に磁石を埋め込んだものなど、N・Sの
磁極が存在するものであればなんら差し支えない。撹拌
容器4は非磁性体が望ましい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明ではピン止め力の強い筒
状超電導体内におけるの非接触浮上現象を応用すること
により、撹拌翼を撹拌容器壁面に接触させない撹拌がで
きる。そのため、従来の磁力を介して撹拌翼を回転させ
るものより、騒音が減少する。また、モーターを使用し
ないので、モーターの回転音がない静かな撹拌ができ
る。
状超電導体内におけるの非接触浮上現象を応用すること
により、撹拌翼を撹拌容器壁面に接触させない撹拌がで
きる。そのため、従来の磁力を介して撹拌翼を回転させ
るものより、騒音が減少する。また、モーターを使用し
ないので、モーターの回転音がない静かな撹拌ができ
る。
本発明の非接触撹拌装置は、縦方向の撹拌を行うの
で、従来の径方向の撹拌より効率のよい撹拌ができる。
そのため粘性の大きな溶液の撹拌の効率がよくなるなど
の効果がある。
で、従来の径方向の撹拌より効率のよい撹拌ができる。
そのため粘性の大きな溶液の撹拌の効率がよくなるなど
の効果がある。
第1図は本発明の撹拌装置の概略図、第2図および第3
図は従来の撹拌機の斜視図、第4図はビスマス系超電導
材料の製法の一例を示す図、第5図、第7図、および第
8図は本発明の撹拌機の作用の説明図、第6図は本発明
の撹拌機に用いられる筒状超電導体内に形成される磁場
の例を示すグラフである。 1,31……筒状超電導体、2,32……ソレノイドコイル、3,
12,22,33……撹拌翼、4……撹拌容器、11……シャフ
ト、21……載置台。
図は従来の撹拌機の斜視図、第4図はビスマス系超電導
材料の製法の一例を示す図、第5図、第7図、および第
8図は本発明の撹拌機の作用の説明図、第6図は本発明
の撹拌機に用いられる筒状超電導体内に形成される磁場
の例を示すグラフである。 1,31……筒状超電導体、2,32……ソレノイドコイル、3,
12,22,33……撹拌翼、4……撹拌容器、11……シャフ
ト、21……載置台。
Claims (1)
- 【請求項1】ピン止め力の強い超電導材料からなる筒
体、および前記筒体の外周におかれた交流磁界印加コイ
ル、および前記筒体内で使用される磁石を少なくとも一
部に含む撹拌翼を備えたことを特徴とする非接触撹拌装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12486390A JP2673462B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 非接触攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12486390A JP2673462B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 非接触攪拌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0418928A JPH0418928A (ja) | 1992-01-23 |
JP2673462B2 true JP2673462B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=14895967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12486390A Expired - Lifetime JP2673462B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 非接触攪拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673462B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6549974B2 (en) | 1992-06-22 | 2003-04-15 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor storage apparatus including a controller for sending first and second write commands to different nonvolatile memories in a parallel or time overlapped manner |
GB0007219D0 (en) * | 2000-03-24 | 2000-05-17 | Bjs Company Ltd | Heating specimen carriers |
JP4581533B2 (ja) * | 2004-07-27 | 2010-11-17 | アイシン精機株式会社 | 非接触攪拌機 |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP12486390A patent/JP2673462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0418928A (ja) | 1992-01-23 |
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