JP2671491B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JP2671491B2 JP10859189A JP10859189A JP2671491B2 JP 2671491 B2 JP2671491 B2 JP 2671491B2 JP 10859189 A JP10859189 A JP 10859189A JP 10859189 A JP10859189 A JP 10859189A JP 2671491 B2 JP2671491 B2 JP 2671491B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆる位相差検出方式により撮影レンズ
の合焦位置からのデフォーカス量を算出する焦点検出装
置に関する。
〔従来の技術〕
いわゆる位相差検出方式による焦点検出装置において
は、焦点検出領域内の被写体像を2つの像に分離してそ
れぞれの光像を受光素子で受光し、それら2つの画像パ
ターンを比較して最も一致度の高い相関値を算出し、該
相関値から撮像レンズの焦点位置までのずれ量、すなわ
ちデフォーカス量を算出しているので、上記光像が低輝
度の場合や光像のコントラストが小さい場合には、上記
相関値の信頼性を判定して焦点検出が可能かどうか判定
し、誤検出を防止するようにしている。
従来、上記相関値の信頼性判定においては複数の判定
基準を設け、判定基準を切換えて焦点検出の誤検出を防
止するようにしたものが提案されている。例えば特開昭
60-243618号、特開昭60-247210号、特開昭60-247211号
公報には、被写体輝度、被写体のコントラストおよび前
回の焦点検出の判定結果から判定基準を3種類に切換
え、デフォーカス量が設定された判定基準以下であれ
ば、焦点検出の信頼性がないものとして焦点検出不能と
判定するようにしたものが示されている。具体的には、
前回の焦点検出において画像信号の信頼性または相関値
の信頼性がない場合、最も厳しい判定値K1が設定され、
信頼性がある場合は、最も緩い判定値K3が設定される。
また、今回の焦点検出において画像信号の信頼性または
相関値の信頼性がない場合、中間の判定値K2(K1>K2>
K3)が設定され、信頼性がある場合は、上記判定値K3が
設定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来技術における相関値の信頼性判定
値では、前回に焦点検出可能と判定された後の今回の焦
点検出における判定値が前回の判定値と同じ値に設定さ
れるので、例えば今回の焦点検出時にカメラ振れを起こ
したり、被写体が移動したりした場合に上記相関値が上
記判定値以下となり、焦点検出不能と判定されることが
ある。このため、焦点検出を行う度にその信頼性の判定
結果が変わり、安定して焦点検出が行えないことがあ
る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、繰
返し焦点検出を行う場合にも確実に焦点検出可否の判定
結果が行え、安定して焦点検出の行える焦点検出装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、本発明は、撮影レンズの
光軸を挾む、該撮影レンズの第1と第2の部分をそれぞ
れ通過した略同一の被写体光束から形成される第1と第
2の画像をそれぞれ受光する受光手段と、上記第1及び
第2の画像信号を所定量ずつずらしながら複数の相関値
を演算する相関値演算手段と、それぞれのずらし位置に
おける相関値から最良の相関値を算出する手段と、上記
最良相関値をとるずらし位置に基づいて上記撮影レンズ
の合焦位置からのデフォーカス量を算出する焦点検出装
置において、焦点検出が初回であるかどうかを判別する
判別手段と、上記相関値より求まる信頼性レベルが判定
値以上のとき焦点検出が可能であると判定する判定手段
と、上記判定値を切換える切換え手段とを備え、前回の
焦点検出が不能のとき、初回の焦点検出のとき、前回の
焦点検出が可能のときの順に上記判定値を小さい値に切
換えるようにしたものである。
(作用) 上記のように構成された焦点検出装置によれば、第1
及び第2の画像信号に対する、それぞれのずらし位置に
おける相関値から最良の相関値を算出し、この相関値よ
り求まる信頼性レベル、例えば相関値とコントラスト値
の比から得られる信頼性レベルが判定値以上であれば、
焦点検出が可能と判定され、上記相関値から撮像レンズ
のデフォーカス量が算出される。上記判定値は、初回の
焦点検出では、中間の値が設定され、初回の焦点検出に
おいて焦点検出可能と判定されると、2回目の焦点検出
においては最も小さい値に切換えられ、焦点検出可能の
判定の確率を高くする。また、初回の焦点検出において
検出不能と判定されると、2回目の焦点検出においては
最も大きい値に切換えられ、焦点検出不能の判定の確率
を高くする。また、2回目以降の焦点検出では、前回の
焦点検出が検出不能であれば、最も大きい値に切換えら
れ、検出可能であれば、最も小さい値に切換えられて焦
点検出可否の判定がされる。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る焦点検出装置を備えたカメラの
概略構成の一実施例を示す。自動焦点検出装置1は撮影
レンズ2と焦点検出手段3とデフォーカス量決定手段4
とレンズ位置検出手段5とレンズ駆動手段6と制御手段
7とから構成されている。この撮影レンズ2は被写体8
から発せられた光束9を焦点検出手段3に導くものであ
る。焦点検出手段3は光電変換素子アレイ(図示せず)
を有し、この光電変換素子アレイの出力を演算処理して
光電変換素子アレイ上の被写体8による光像の相対的変
位を検出するものである。
また、デフォーカス量決定手段4は前記焦点検出手段
3から出力される変位検出信号に基づいて撮影レンズ2
のデフォーカス量を決定するものである。レンズ位置検
出手段5は撮影レンズ2の現在の位置を検出するもので
ある。レンズ駆動手段6は前記デフォーカス量決定手段
4のデフォーカス量信号に基づいて撮影レンズ2を駆動
するものである。制御手段7は、前記デフォーカス量に
対応する位置に撮影レンズ2が駆動されるようにレンズ
駆動手段6を制御するとともに、前記焦点検出手段3か
ら合焦信号が出力されたとき、撮影レンズ2の駆動を停
止させるものである。
第2図は前記焦点検出手段3の機構構成の一実施例を
示す。焦点検出手段3は主ミラー10とサブミラー11と焦
点検出光学系12とから構成されている。この主ミラー10
は撮影レンズ2を通過した光束9を図示しないファイン
ダ光学系とサブミラー11とに分岐させるものである。サ
ブミラー11は主ミラー10で分岐された光束9を、さらに
焦点検出光学系12とフィルム面13とに分岐させるもので
ある。
前記焦点検出光学系12は光電変換素子アレイ141,142,
143とセパレータレンズ15と絞りマスク16とモジュール
ミラー17とコンデンサレンズ181,182,183と視野絞り19
とから構成されている。光電変換素子アレイ141,142,14
3は複数のCCD撮像素子等を配列したもので、セパレータ
レンズ15の焦点面14上のワンチップ上に形成されてい
る。セパレータレンズ15はセパレータレンズ対151,152,
153を有し、分岐された光束9を光電変換素子アレイ14
1,142,143投影するものである。絞りマスク16は円形あ
るいは長円形の開口部161,162,163を有し、セパレータ
レンズ15へ入力する光束9を限定するものである。モジ
ュールミラー17はコンデンサレンズ181,182,183を通過
した光束9をセパレータレンズ15へ導くものである。視
野絞り19は矩形開口部191,192,193を有するとともに、
焦点面近傍に配設され、焦点検出光学系12に入力される
光束9の視野を限定するものである。
第3図は前記光電変換素子アレイ141,142,143の受光
部(以下、光電変換素子の受光部と蓄積部と転送部とを
含めてCCDという)を示している。この光電変換素子ア
レイ141は基準部141aと参照部141bと光電センサ141cと
からなり、同様に光電変換素子アレイ142は基準部142a
と参照部142bと光電センサ142cとからなり、光電変換素
子アレイ143は基準部143aと参照部143bと光電センサ143
cとからなる。前記光電センサ141c,142c,143cはそれぞ
れ基準部141a,142a,143aの一方の側部に長手方向に配設
され、受光量に応じた信号を出力するようになってい
る。そして、この受光量に応じた信号によりCCDの蓄積
部への蓄積時間を制御するようになっている。また、光
電変換素子アレイ141,142,143は、第4図に示すよう
に、ファインダ内の撮影画面20の中央部に位置する焦点
検出領域21,22,23(以下、それぞれ第1アイランド21,
第2アイランド22,第3アイランド23という)に投影さ
れる被写体8の光像に基づいて変位検出信号を出力する
ようになっている。
撮影画面20の中央部に点線で示された領域24は撮影者
に焦点検出を行っている領域を表示するものである。ま
た、表示部25は合焦時に点灯するものである。
前記基準部141a,142a,143aの各画素数X、および参照
部141b,142b,143bの各画素数Yは、例えば、第3図に示
すように、光電変換素子アレイ141および光電変換素子
アレイ143ではそれぞれ基準部の画素数Xは34個で、参
照部の画素数Yは44個で構成され、光電変換素子アレイ
142では基準部の画素数Xは44個で、参照部の画素数Y
は52個で構成されるようになっている。
また、自動焦点検出装置1では基準部141a,142a,143a
の各画素のデータを複数のブロックに分割し、この分割
した各ブロックをそれぞれの参照部141b,142b,143bの全
てのデータと比較して焦点検出を行う。そして、各ブロ
ックでの焦点検出結果のうち、最も後ピンのデータを前
記の各アイランド21,22,23の焦点検出データとし、さら
に各アイランド21,22,23の焦点検出データと撮影レンズ
2の撮影倍率のデータとに基づいて撮影レンズ2を駆動
し、合焦させている。
次いで、前記光電変換素子アレイ141,142,143からデ
フォーカス量(すなわち、デフォーカス量とは結像光学
系の予定焦点面と被写体像面との光軸方向のずれ量)を
検出する範囲(デフォーカス範囲)を求める手段につい
て第5図〜第7図を用いて説明する。
第5図は第3図に示した各アイランド21,22,23に対応
する基準部141a,142a,143aの差分データ領域を拡大して
示したものである。同図において、各基準部141a,142a,
143aに示している数値は、第3図に示した基準部141a,1
42a,143aの各画素のデータをそれぞれ3つ置きに検出
し、それらの差をとった差分(すなわち、空間周波数成
分)のデータ数を示している。また、この差分データ
は、前記画素データから抽出(フィルタリング)された
特定の空間周波数の成分を示している(第1の空間周波
数成分抽出手段)。なお、差分データは2つ、または1
つ置きでもよい。ただし、前記空間周波数成分は3つ置
きにとったときと異なり、かつ、前記数値も異なる。
各アイランド21,22,23の基準部141a,142a,143aにおけ
る前記数値は、第1アイランド21では30個、第2アイラ
ンド22では40個、第3アイランド23では30個になる。ま
た、参照部141b,142b,143bに対しても基準部141a,142a,
143aの差分データの数値と同様に求められる。つまり、
参照部141b,142b,143bの数値は、第1アイランド21では
40個、第2アイランド22では48個、第3アイランド23で
は40個になる。
次に、各アイランド21,22,23でのブロック分割につい
て説明する。すなわち、第1アイランド21では、上端の
差分データからK1(1〜20)、K1(11〜30)の2つのブ
ロックに分け、それぞれ第1ブロックBL1、第2ブロッ
クBL2とする。第2アイランド22では、左端の差分デー
タからK2(1〜20)、K2(11〜30)、K2(21〜40)の3
つのブロックに分け、それぞれ第3ブロックBL3、第4
ブロックBL4、第5ブロックBL5とする。第3アイランド
23では、上端の差分データからK3(1〜20)、K3(11〜
30)の2つのブロックに分け、それぞれ第9ブロックBL
9、第10ブロックBL10とする。
さらに、第2アイランド22では、低周波成分でなる被
写体に合焦させるために抽出周波数を変えた差分データ
を検出し(第2の空間周波数成分抽出手段)、この差分
データを第6ブロックBL6、第7ブロックBL7および第8
ブロックBL8に分割して焦点検出データに用いる。すな
わち、基準部142aおよび参照部142bの各画素のデータ
を、例えば、それぞれ7つ置きに差分をとり、この差分
データの隣接間の和を求め、この和のデータを第6ブロ
ックBL6にする。すなわち、7つ置きの差分データの数
は、基準部142aでは36個、参照部142bでは44個になり、
第6ブロックBL6のデータ数は、基準部142aでは35個、
参照部142bでは43個になる。そして、この基準部142aの
35個の左側の25個を第7ブロックBL7とし、右側の25個
を第8ブロックBL8になる。
なお、前述では差分の間隔を7つ置きにしたが、この
間隔は大きいほど低周波成分を抽出することができる。
つまり、差分の間隔を7つ置き以外の間隔にしてもよ
い。
この焦点検出手段では、基準部と参照部との光像が一
致したときの像間隔が所定の間隔よりも大きいときには
後ピン、小さいときには前ピン、所定の間隔では合焦と
なる。したがって、分割したブロックでのデフォーカス
範囲は各アイランド内で光学中心から離れたブロックほ
ど後ピン側を受け持つことになる。
第6図は第2アイランド22の基準部142aおよび参照部
142bの実際に使用するエリアを拡大して示しており、同
図を用いてブロック分けした第4ブロックBL4のデフォ
ーカス範囲を説明する。つまり、基準部142aの第4ブロ
ックBL4の像と合焦するには、参照部142bの中央に位置
するブロックBL41、すなわち参照部142bの左端より15番
目から34番目に位置する像のデータと第4ブロックBL4
のデータK2(11〜30)とが一致するときである。そし
て、これより像の一致が参照部142bの左側になると前ピ
ンとなり、前ピンの最大のずれデータ数(以下、ずれピ
ッチという)は14個となる。一方、像の一致が参照部14
2bの右側になると後ピンとなり、後ピンの最大のずれピ
ッチは14個となる。
また、第1アイランド21および第3アイランド23につ
いても同様である。すなわち、第7図に示すように、第
3ブロックBL3では、前ピン側ずれピッチが4個、後ピ
ン側ずれピッチが24個であり、第5ブロックBL5では、
前ピン側ずれピッチが24個、後ピン側ずれピッチが4個
である。また、第1ブロックBL1および第9ブロックBL9
では、前ピン側ずれピッチが5個、後ピン側ずれピッチ
が15個であり、第2ブロックBL2および第10ブロックBL1
0では、前ピン側ずれピッチが15個、後ピン側ずれピッ
チが5個である。さらに、第6ブロックBL6では、前ピ
ン側、後ピン側共にずれピッチが4個である。
第7ブロックBL7では、前ピン側ずれピッチが4個、
後ピン側ずれピッチが14個であり、第8ブロックBL8で
は、前ピン側ずれピッチが14個、後ピン側ずれピッチが
4個となるが、第6ブロックBL6とずれピッチが重複す
るので、第7ブロックBL7では、後ピン側の4個〜14個
のずれピッチを、第8ブロックBL8では、前ピン側の4
個〜14個のずれピッチをデフォーカス範囲にする。
第8図は、本発明に係る自動焦点検出装置をマイコン
を用いて構成したカメラの回路ブロックの一実施例を示
す。
中央制御回路(以下、マイコンという)26はカメラ全
体の制御し、露出等を演算するとともに、第1の空間周
波数成分を抽出し(一次フィルタ手段)、この抽出され
た空間周波数成分に基づいて焦点検出を行い(第1の焦
点検出手段)、さらに前記抽出された空間周波数成分に
基づいて第2の空間周波数成分を抽出し(二次フィルタ
手段)、この二次フィルタ手段で抽出された空間周波数
成分に基づいて焦点検出を行い(第2の焦点検出手
段)、前記第1の焦点検出手段で焦点検出不能と判定さ
れたときに前記二次フィルタ手段と第2の焦点検出手段
とを作動させる(判定手段)ものである。レンズ回路27
はカメラ本体(図示せず)に装着される撮影レンズ2
(交換レンズ)固有のデータをマイコン26に伝達するも
のである。焦点検出回路28は第1図の焦点検出手段3に
対応するもので、光電変換素子アレイのアナログ出力を
デジタル出力に変換してマイコン26に伝達するものであ
る。輝度検出回路29は撮影レンズ2を通過した光束9を
測定することにより被写体8の明るさを検出し、この明
るさに対応したアペックス値BVOをマイコン26に伝達す
るものである。フィルム感度読取回路30はフィルム(図
示せず)からフィルム感度を読取り、このフィルム感度
に対応したアペックス値SVをマイコン26に伝達するも
のである。
表示回路31は露出情報および撮影レンズ2の焦点状態
を表示するものである。エンコーダ32はレンズ駆動モー
タ33の回転量を検出し、後述のレンズ駆動制御回路34に
レンズ駆動モータ33の所定の回転量に応じたパルス数を
出力するものである。レンズ駆動制御回路34はマイコン
26からモータ駆動方向の信号およびモータ停止信号を入
力し、これらの信号に基づいてレンズ駆動モータ33の駆
動を制御するものである。
また、マイコン26の内部にはカウンタが備えられてい
る。このカウンタは、撮影レンズ2の無限遠位置からの
繰り出し位置を検出するもので、前記パルス数に対して
カウントアップあるいはカウントダウンするようになっ
ている。また、後述の電源スイッチ(メインスイッチ)
SW1がオンされ、さらに、撮影レンズ2が駆動されて撮
影レンズ2が無限遠位置に繰り込まれたときには、前記
カウンタはリセットされるようになっている。
電源電池35はマイコン26および後述のスイッチ類に直
接電力を供給し、それら以外の回路には後述の給電回路
36を介して電力を供給するものである。給電回路36はマ
イコン26からの制御信号に基づいてレンズ回路27、焦点
検出データ出力回路28等の回路に電力を供給するもので
ある。
電源スイッチSW1は開閉操作されることによりカメラ
の動作を開始あるいは停止させるものである。ワンショ
ット回路37は、前記電源スイッチSW1の開閉操作に連動
して所定のパルスを発生させ、このパルスをマイコン26
に入力するものである。撮影準備スイッチSW2はレリー
ズスイッチ(図示せず)の操作により開閉されるもの
で、この撮影準備スイッチSW2がオンすると、焦点検出
動作が開始されるようになっている。リミットスイッチ
SW3は、撮影レンズ2が無限遠位置に繰り込まれたと
き、あるいは最先端まで繰り出されたときにオンするも
のである。選択スイッチSW4は、自動焦点調整モード
(以下、AFモードという)か、あるいは焦点検出表示モ
ード(以下、FAモードという)かを選択するもので、こ
の選択スイッチSW4をオンするとFAモードになり、オフ
するとAFモードになるものである。
次に、前記構成のカメラの動作について説明する。
まず、電源スイッチSW1がオンされると、ワンショッ
ト回路37からマイコン26の割込入力端子INTOにパルスが
出力され、マイコン26は第9図に示した割り込み動作の
フローチャートを実行する。
すなわち、マイコン26は撮影準備スイッチSW2のオン
による焦点検出動作を禁止し(ステップ#1)、この割
り込み動作が電源スイッチSW1のオンによるものか、オ
フによるものかをマイコン26の割込入力端子IP1に入力
された電圧により判定する(ステップ#2)。そして、
この入力電圧がハイ電圧であれば、ステップ#3〜#11
の処理を行わずに、レンズ回路27等への電力を停止し、
マイコン26は動作待機状態になる(ステップ#12,#1
3)。この入力電圧がロー電圧であれが、電源スイッチS
W1はオン状態と判定し、マイコン26内のカウンタの動作
を禁止し(ステップ#3)、フローチャートの実行に使
用するフラグ、およびマイコン26の出力端子類を初期セ
ットする(ステップ#4)。
次いで、マイコン26の出力端子OP1をハイ電圧にして
レンズ回路27等の回路に電力を供給する(ステップ#
5)。次に、レンズ駆動制御回路34に撮影レンズ2の繰
り込み信号が入力され、撮影レンズ2は無限遠位置の方
向に繰り込まれる(ステップ#6)。そして、撮影レン
ズ2が無限遠位置に繰り込まれ、リミットスイッチSW3
がオンするのを待つ(ステップ#7)。ステップ#7で
リミットスイッチSW3がオンすると、撮影レンズ2の駆
動を停止させる(ステップ#8)。また、これに伴っ
て、マイコン26内のカウンタをリセットし、レンズ駆動
モータ33の回転量に応じたパルス数をカウントする(ス
テップ#9,#10)。そして、撮影準備スイッチSW2のオ
ンによる焦点検出動作の割り込みを許可する(ステップ
#11)。
そして、出力端子OP1をロー電圧にしてレンズ回路27
等への電力を停止し、撮影準備スイッチSW2等が押され
るまで動作を待機させる(ステップ#12,#13)。
また、前記ステップ#13の動作待機状態のときに撮影
準備スイッチSW2がオンされると、マイコン26は第10図
に示した割り込み動作のフローチャートを実行する。
すなわち、マイコン26はフローチャートの実行に使用
するフラグ、およびマイコン26の出力端子類を初期セッ
トする(ステップ#21)。さらに、マイコン26内に設け
られたタイマをリセットし、次いで、このタイマをスタ
ートさせる(ステップ#22)。そして、焦点調整動作の
1回目であることを示すフラグAFSFをセットし(ステッ
プ#23)、出力端子OP1をハイ電圧にしてレンズ回路27
等に電力を供給する(ステップ#24)。次に、撮影レン
ズ2の焦点距離データ、開放絞り値およびデフォーカス
量等からレンズ駆動のためのパルス数に変換する係数等
よりなるデータをレンズ回路27から入力する(ステップ
#25)。そして、焦点検出回路28のセンサを駆動させ
て、被写体光を積分させ、この画素データを取り込んで
記憶する(ステップ#26,#27)。次に、前述の各アイ
ランド21,22,23のデフォーカス量が演算され、さらに露
出演算が行われ、これらの演算結果が表示回路31に表示
される(ステップ#28〜#30)。
次に、FAモードか、AFモードかの判定を行い(ステッ
プ#31)、AFモードであれば、前記デフォーカス量から
撮影レンズ2の駆動量を算出し、これに基づいて撮影レ
ンズ2を駆動させる(ステップ#32)。一方、ステップ
#31でFAモードであれば、ステップ#32の処理を行わず
にステップ#34に移行する。ステップ#34では、撮影準
備スイッチSW2の開閉を判定する。そして、撮影準備ス
イッチSW2がオンであれば、フラグAFSFをリセットし
(ステップ#35)、ステップ#25に戻って、ステップ#
25からの処理を繰り返す。一方、ステップ#34で撮影準
備スイッチSW2がオフであれば、給電回路36をオフにし
てレンズ回路27等への電力を停止し(ステップ#36)、
撮影準備スイッチSW2等が押されるまで動作を待機させ
る(ステップ#37)。そして、撮影準備スイッチSW2
が押されると、第9図のフローチャートに移行する。
次に、第10図のステップ#28に示した各アイランド2
1,22,23のデフォーカス量演算のサブルーチンについて
第11図〜第14図を用いて説明する。
第11図は各アイランド21,22,23のデフォーカス量を第
1アイランド21(ステップ#41)、第2アイランド22
(ステップ#41)、第3アイランド23(ステップ#41)
の順に演算することを示し、第12図〜第14図は各アイラ
ンド21,22,23のデフォーカス量演算の具体的なフローチ
ャートを示している。
第12図は第1アイランド21のデフォーカス量演算(ス
テップ#41)のサブルーチンを示している。この第1ア
イランド21は、前述のように、第1ブロックBL1、第2
ブロックBL2に分けられ、これら各ブロックBL1、BL2の
各デフォーカス量をそれぞれ記憶する変数DF1,DF2に所
定値“−K"を記憶させる(ステップ#51、#52)。この
所定値“−K"は各ブロックBL1、BL2では、取り得ないよ
うな前ピン状態の値であり、第1アイランド21で焦点検
出不能の場合(以下、ローコンという)のデフォーカス
量として出力される。
次に、第1アイランド21でのローコンの状態を示すフ
ラグLCF1をセットする(ステップ#53)。そして、第1
ブロックBL1の焦点状態(前ピン状態、後ピン状態、合
焦状態)の検出およびデフォーカス量DFを演算し(ステ
ップ#54)、この演算結果から焦点検出が可能であれ
ば、フラグLCF1をリセットし、求めたデフォーカス量DF
を第1ブロックBL1のデフォーカス量を記憶する変数DF1
に記憶させ(ステップ#55〜#57)、ステップ#58に移
行する。
一方、ステップ#55で焦点検出が不能と判定される
と、ステップ#56、#57の処理を行わずにステップ#58
に移行する。
次に、第2ブロックBL2の焦点状態の検出およびデフ
ォーカス量DFを演算し(ステップ#58)、この演算結果
から焦点検出が不能であれば、フラグLCF1がセットされ
ているかどうかを判定する。そして、フラグLCF1がリセ
ットされているとき、すなわち、ステップ#55の判定に
おいて焦点検出が可能とされたときには、ステップ#62
に移行する。また、ステップ#60でフラグLCF1がセット
されているときは、第11図に示すステップ#42の第2ア
イランド22のデフォーカス量演算サブルーチン(第13
図)に移行する。
一方、ステップ#59で焦点検出が可能と判定される
と、ステップ#60の処理を行わずに、ステップ#69でフ
ラグLCF1をリセットし、ステップ#70で、求めたデフォ
ーカス量をDF2に記憶させ、ステップ#62に移行する。
ステップ#62では、後述の平均処理ルーチンで使用す
るブロック間デフォーカス量(平均処理幅)ΔDFを決定
する。次いで、デフォーカス量DF1とデフォーカス量DF2
との大小を判定し、デフォーカス量の大きい方、すなわ
ち、撮影レンズ2(カメラ)に近い方の被写体のデフォ
ーカス量を第1アイランド21のデフォーカス量DFIS1と
する。つまり、デフォーカス量DF1がデフォーカス量DF2
よりも大きいときは、デフォーカス量DF1を第1アイラ
ンド21のデフォーカス量DFIS1とし、逆に、デフォーカ
ス量DF2がデフォーカス量DF1よりも大きいときは、デフ
ォーカス量DF2を第1アイランド21のデフォーカス量DFI
S1とする(ステップ#63〜#67)。
また、ステップ#64,#65でデフォーカス量DF1とデフ
ォーカス量DF2との差が平均処理幅ΔDFよりも小さいと
きは、デフォーカス量DF1とデフォーカス量DF2との平均
を行い、この平均値を第1アイランド21のデフォーカス
量DFIS1とする(ステップ#68)。そして、ステップ#6
6,#67,#68の処理を終えると、第11図のステップ#42
に移行する。
第13図は第2アイランド22のデフォーカス量演算のサ
ブルーチンを示す。
まず、第3ブロックBL3、第4ブロックBL4、第5ブロ
ックBL5の各デフォーカス量をそれぞれ記憶する変数DF
3,DF4,DF5に所定値“−K"をそれぞれ設定させ(ステッ
プ#71〜#73)、第2アイランド22でのローコンの状態
を示すフラグLCF2をセットする(ステップ#74)。そし
て、各ブロックBL3,BL4,BL5の焦点状態の検出およびデ
フォーカス量DFを演算する(ステップ#75,#79,#8
3)。すなわち、ステップ#75による第3ブロックBL3の
デフォーカス量DFの演算結果から焦点検出が可能であれ
ば、フラグLCF2をリセットし、求めたデフォーカス量DF
を変数DF3に記憶させ(ステップ#76〜#78)、ステッ
プ#79に移行する。逆に、焦点検出が不能と判定される
と、ステップ#77,#78の処理を行わずにステップ#79
に移行する。
第4ブロックBL4のデフォーカス量DFも同様に、ステ
ップ#79の演算結果から焦点検出が可能であれば、フラ
グLCF2をリセットし、デフォーカス量DFを変数DF4に記
憶させ(ステップ#80〜#82)、ステップ#83に移行す
る。逆に、焦点検出が不能と判定されると、ステップ#
81,#82の処理を行わずにステップ#83に移行する。
第5ブロックBL5のデフォーカス量DFも同様に、ステ
ップ#83の演算結果から焦点検出が可能であれば、フラ
グLCF2をリセットし、デフォーカス量DFを変数DF5に記
憶させ(ステップ#84〜#86)、ステップ#87に移行す
る。逆に、焦点検出が不能と判定されると、ステップ#
85,#86の処理を行わずにステップ#87に移行する。
ステップ#87では、ローコンフラグLCF2がセットされ
ているかどうかを判定する。そして、フラグLCF2がセッ
トされていないとき、すなわち、ステップ#76,#80,#
84の判定において焦点検出が可能とされたときには、後
述の平均処理ルーチンで使用する平均処理幅ΔDFを決定
する(ステップ#88)。次いで、各ブロックBL3,BL4,BL
5の各デフォーカス量DF3,DF4,DF5の大小を判定し、最も
大きなデフォーカス量MAXDFを抽出する(ステップ#8
9)。そして、デフォーカス量MAXDFとの差が平均処理幅
ΔDFよりも小さい他のブロックが存在しない場合には、
前記デフォーカス量MAXDFを第2アイランド22のデフォ
ーカス量DFIS2とし(ステップ#90,#91)、前記差が平
均処理幅ΔDFよりも小さい他のブロックが1つ以上存在
する場合には、前記デフォーカス量MAXDFと前記差が平
均処理幅ΔDFよりも小さい他のブロックのデフォーカス
量とだけで平均を行い(平均処理)、この平均値を第2
アイランド22のデフォーカス量DFIS2とする(ステップ
#92)。そして、ステップ#91,#92の処理を終える
と、第11図に示すステップ#43の第3アイランド23のデ
フォーカス量演算サブルーチン(第14図)に移行する。
また、ステップ#87でフラグLCF2がセットされている
と判定されたときには、低周波成分でなる被写体に合焦
させるために3つ置きの差分データを7つ置きの差分デ
ータに再編成する(ステップ#93)。すなわち、例え
ば、画素のデータをl1,l2,…,ln,…とすると、3つ
置きの差分データはdDn=l1−l5,…,l5−l9,…,ln
−ln+4,…となる。また、7つ置きの差分データは、d
Dm=l1−l9,…,lm−lm+8,…となる。この7つ置き
の差分データdDmは3つ置きの差分データdDnの和を3つ
置きに取ることにより求められる。つまり、7つ置きの
差分データは、 dDm=dD1+dD5,…,dDm+dDm+4,… =l1−l5+l5−l9,…,ln-4−ln+ln
n+4,… =l1−l9,…,ln-4―ln+4,… =l1−l9,…,lm−lm+8,… となる。ただし、n=m+4である。
さらに、この差分データdDmの隣接間の和を取り、新
たなデータ列dDW(m)=dDm+dDm+1を演算し、これを用い
て第6ブロックBL6での焦点検出を行い、焦点状態の検
出およびデフォーカス量DFを演算し(ステップ#94)、
焦点検出が可能であれば、フラグLCF2をリセットし、第
6ブロックBL6のデフォーカス量DF6を第2アイランド22
のデフォーカス量DFIS2として前記ステップ#43に移行
する(ステップ#95〜#97)。一方、ステップ#95で焦
点検出が不能であれば、第7ブロックBL7での焦点検出
を行い、焦点状態の検出およびデフォーカス量DFを演算
し(ステップ#98)、焦点検出が可能であれば(ステッ
プ#99)、ステップ#96に戻って、フラグLCF2をリセッ
トし、第7ブロックBL7のデフォーカス量を第2アイラ
ンド22のデフォーカス量DFIS2として前記ステップ#43
に移行する。一方、ステップ#99で焦点検出が不能であ
れば、第8ブロックBL8での焦点検出を行い、焦点状態
の検出およびデフォーカス量DFを演算し(ステップ#10
0)、焦点検出が可能であれば(ステップ#101)、ステ
ップ#96に戻って、フラグLCF2をリセットし、第8ブロ
ックBL8のデフォーカス量を第2アイランド22のデフォ
ーカス量DFIS2として前記ステップ#43に移行する。一
方、ステップ#101で焦点検出が不能であれば、ステッ
プ#96,#97の処理を行わずに前記ステップ#43に移行
する。
第14図は第3アイランド23のデフォーカス量演算(ス
テップ#43)のサブルーチンを示す。先ず、第9ブロッ
クBL9、第10ブロックBL10の各デフォーカス量をそれぞ
れ記憶する変数DF9,DF10に所定値“−K"を記憶させる
(ステップ#111,#112)。次に、第3アイランド23で
のローコンの状態を示すフラグLCF3をセットする(ステ
ップ#113)。そして、第9ブロックBL9の焦点状態の検
出およびデフォーカス量DFを演算し(ステップ#11
4)、焦点検出が可能であれば、フラグLCF3をリセット
し、求めたデフォーカス量DFを第9ブロックBL9のデフ
ォーカス量DF9に記憶させる(ステップ#115〜#11
7)。一方、ステップ#115で焦点検出が不能と判定され
ると、ステップ#116,#117の処理を行わずにステップ
#118に移行する。
次に、第10ブロックBL10の焦点状態の検出およびデフ
ォーカス量DFを演算し(ステップ#118)、この演算結
果から焦点検出が不能であれば、フラグLCF3がセットさ
れているかどうかを判定する。そして、フラグLCF3がリ
セットされているとき、すなわち、ステップ#115の判
定において焦点検出が可能とされたときには、ステップ
#122に移行する。また、フラグLCF3がセットされてい
るときには、第10図に示すステップ#29の露出演算サブ
ルーチンに移行する(ステップ#119,#120)。一方、
ステップ#119で焦点検出が可能と判定されると、ステ
ップ#120の処理を行わずにフラグLCF3をリセットし、D
F10にステップ#118で求めたデフォーカス量を記憶させ
(#129,130)、ステップ#122に移行する。
ステップ#122では、後述の平均処理ルーチンの平均
処理幅ΔDFを決定する。次いで、デフォーカス量DF9と
デフォーカス量DF10との大小を判定し、デフォーカス量
の大きい方を第3アイランド23のデフォーカス量DFIS3
とする(ステップ#123〜#127)。
また、ステップ#124,#125でデフォーカス量DF9とデ
フォーカス量DF10との差が平均処理幅ΔDFよりも小さい
ときは、デフォーカス量DF9とデフォーカス量DF10との
平均を行い、この平均値を第3アイランド23のデフォー
カス量DFIS3とする(ステップ#128)。そして、ステッ
プ#126,#127,#128の処理を終えると、第10図のステ
ップ#29に移行する。
次に、第10図のステップ#29に示した露出演算サブル
ーチンについて第15図を用いて説明する。
まず、輝度検出回路29から被写体8の明るさに対応し
た開放輝度値(アペックス値)BVOがマイコン26に入力
される(ステップ#131)。続いて、フィルム感度読取
回路30からフィルム感度に対応したフィルム感度値(ア
ペックス値)SVがマイコン26に入力される(ステップ
#132)。次いで、これら開放輝度値BVOと、フィルム
感度値SVと、第10図のステップ#27で予めマイコン26
に入力されている開放絞り値AVOとの和より、露出値E
V(EV=BVO+SV+AVO)を演算する(ステップ#13
3)。
次に、前記露出値EVに基づいて制御絞り値AVおよび
シャッター速度TVを決定し(ステップ#134)、そのの
ち、第10図に示すステップ#30に移行する。
次に、第10図のステップ#32に示した撮影レンズ2の
駆動量を算出する処理について説明する。このステップ
#32の処理では、各アイランド21,22,23の各デフォーカ
ス量から被写体がどのように分布しているかをパターン
分けし、このパターンごとに最適なデフォーカス量の演
算手順を選択して最適な撮影レンズ2の駆動量を得るよ
うにしている。ここで、前記演算手順を選択する手段に
ついて簡単に説明する。
まず、FAモードかAFモードかの判定が行われる。そし
て、FAモードの場合では、第2アイランド22の測距を優
先し、第2アイランド22が測距可能であれば、第2アイ
ランド22のデフォーカス量DFIS2に基づいて撮影レンズ
2の駆動量を決定し、第2アイランド22が測距不可能で
あれば、最近接のアイランドのデフォーカス量に基づい
て撮影レンズ2の駆動量を決定する。つまり、FAモード
では、静止した被写体を中央にして撮影する場合が多
く、広い範囲での測距に基づいてデフォーカス量を求め
ると、どのアイランドを選択して表示しているのかが明
確でなくなるため、撮影画面の中央部の測距を行う第2
アイランド22のデフォーカス量DFIS2を優先することと
した。
一方、AFモードの場合では、各アイランド21,22,23の
被写体の内、いずれかの被写体8が焦点検出可能なとき
には、最近接になるアイランド、すなわちデフォーカス
量が最大になるアイランドのデフォーカス量、撮影レン
ズ2の焦点距離データ、および被写体までの距離に基づ
いて撮影倍率を演算し、この演算結果によってデフォー
カス量の演算手順を変えている。すなわち、基本的に
は、撮影倍率が大きければ、主被写体は撮影画面の中央
部に必ず存在するとして、第2アイランドのデフォーカ
ス量DFIS2を優先する。また、撮影倍率が小さければ、
背景を含んだ撮影になり、被写体までの距離分布のばら
つきが大きいとし、さらに主被写体はカメラに近い位置
に存在することが多いので、距離分布の近い側を優先す
る。この撮影倍率の判定の目安となる値と、この値に基
づいて演算手段を選択する手順の一例を第16図に示す。
すなわち、例えば、AFモードの場合には、撮影レンズ
2の焦点距離fは35mmを境に演算手段を選択する。そし
て、焦点距離fが35mm以上、かつ、最近接アイランドの
撮影倍率βdfが所定の倍率βH(例えば、倍率1/25)よ
りも小さければ、最近接アイランドのデフォーカス量に
基づいて撮影レンズ2の駆動量を決定する。一方、撮影
倍率βdfが所定の倍率βHを越えると、第2アイランド2
2のデフォーカス量DFIS2を優先し、第2アイランド22が
測距不可能であれば、最近接アイランドのデフォーカス
量に基づいて撮影レンズ2の駆動量を決定する。
さらに、焦点距離fが35mm未満であれば、最近接アイ
ランドのデフォーカス量に基づいて撮影レンズ2の駆動
量を決定する。これは焦点距離fが短くなると、被写界
深度が深くなるので、距離分布において最近接アイラン
ドの被写体に焦点を合わせても他のアイランドで検出さ
れた被写体をかなりの範囲まで被写界深度内に含むこと
ができるからである。
また、FAモードの場合には、焦点距離fに関係なく、
第2アイランド22のデフォーカス量DFIS2を優先し、第
2アイランド22が測距不可能であれば、最近接アイラン
ドのデフォーカス量に基づいて撮影レンズ2の駆動量を
決定する。
ここで、前述の撮影倍率βdfの算出手段について説明
する。
この撮影倍率βdfは焦点距離fとカメラからの被写体
距離xとから下式のようになる。
βdf=f/x 前記焦点距離fのデータは撮影レンズ2から入力され
るので、前記被写体距離xを求めると、撮影倍率βdfは
算出される。また、この被写体距離xは撮影レンズ2の
無限遠位置から被写体位置までのデフォーカス量DFxを
用いて、下式のように求められる。
x=f2/DFx ただし、撮影レンズ2は1枚の薄い理想レンズではな
く、主点が前後にあるとともに、焦点距離の変化によっ
てその主点が異なるので、上式から被写体距離xは近似
値として求められる。
一方、撮影レンズ2の無限遠位置から現在位置までの
デフォーカス量DF0は、マイコン26内部のカウンタに記
憶されているレンズ駆動モータ33の回転量(数)Nに応
じたパルス数から求められ、その関係は下式のようにな
る。
N=k・DF0 DF0=N/k ただし、係数kの値は前記パルス数等に基づいて定め
られる。
そして、デフォーカス量DFxはデフォーカス量DF0と撮
影レンズ2の現在位置から被写体の合焦位置までのデフ
ォーカス量DFとから、 DFx=DF0+DF となる。これらの式から被写体距離xは、 x=f2/DFx=f2/(N/k+DF) したがって、撮影倍率βdfは、 βdf=f/x=(N/k+DF)/f となる。
また、上式とは別に撮影倍率βdfは撮影レンズ2の現
在位置から被写体位置までの駆動量ΔN(ΔN=DF・
k)を用いて、 βdf=(N+ΔN)/f・k としても求められる。
次に、平均処理を行うサブルーチンについて第2アイ
ランド22のフローチャート(第13図のステップ#88,#9
2)を例にして説明する。
第13図のステップ#88の平均処理幅ΔDFは、第17図に
示すサブルーチンに従って求められる。まず、前回平均
処理が行われたかどうかをフラグWZF2により判定する
(ステップ#141)。すなわち、前回平均処理が行われ
ると、フラグWZF2はセットされる。そして、前回平均処
理が行われていれば、係数k1を“1.5"に設定し、前回
平均処理が行われなければ、係数k1を“1"に設定する
(ステップ#142,#143)。係数k1を設定する理由は、
距離値のばらつきによって平均処理が行われたり、行わ
れなかったりすることを防ぐため、一度平均処理が行わ
れた場合は平均処理幅を広げて2回目以降も平均処理が
行われる可能性(確率)を高めるためである。
次に、前回測距時に検出された撮影倍率βdfの判定が
行われ、撮影倍率βdfが“1/20"以上の場合には係数k2
を“1"に設定し、撮影倍率βdfが“1/20"から“1/50"の
場合には係数k2を“0.5"に設定し、撮影倍率βdfが“1
/50"以下の場合には係数k2を“0"に設定し(ステップ
#145〜#149)、ステップ#150に移行する。前記係数
2を設定する理由は、撮影倍率βdfが高いと同一アイ
ランド内の複数ブロックに同一被写体で占められる可能
性が高くなるためである。
次いで、ステップ#150で、撮影時の絞り値FNo.に基
づいて基準平均処理幅ΔDF1の設定を行う。つまり、撮
影時の絞り値FNo.と許容錯乱円直径εの積により求め
られる焦点深度δを撮影された像の解像度を保存するた
めの基準平均処理幅ΔDF1とし設定される。
そして、前記係数k1および係数k2をこの基準平均処
理幅ΔDF1に掛けることにより、平均処理幅ΔDFが決定
され、さらにフラグWZF2がリセットされる(ステップ#
151)。そののち、第13図に示すステップ#89に移行す
る。
また、前回平均処理が行われたかどうかを判定するた
めのフラグは、第1アイランド21および第3アイランド
23にもフラグWZF2と同様に有しており、前回平均処理が
行われると、フラグWZF2はセットされ、前回平均処理が
行われなければ、リセットされる。
次に、各ブロックのデフォーカス量の演算、および本
発明に係る焦点検出可否の判断について第3ブロックBL
3を例(第13図のステップ#75〜#78)にして第18図
(a)を用いて説明する。
まず、前ピン側ずれピッチが4個の位置(ずれピッチ
“−4")から後ピン側ずれピッチが24個の位置(ずれピ
ッチ“24")までのデフォーカス範囲において参照部142
bのデータをずらせながら(シフトさせながら)、各シ
フト位置における第3ブロックBL3のデータと参照部142
bのデータとの相関関数H3(I)を求める(ステップ#
161)。
この相関関数H3(I)は下式のようになる。
ただし、K2は基準部142aの差分データ列を示し、S2は
参照部142bの差分データ列を示す。
次いで、前述の各シフト位置における相関関数H3
(I)の内で最も相関の良い、すなわち、相関関数H3
(I)の値が最小になるシフト位置IMを抽出する(ス
テップ#162)。次に、相関関数H3(I)の各点の値を
用いて各ピッチ間の補間演算を行う(ステップ#16
3)。
この補間演算により求められる補間ピッチXMは下式の
ようになる(特開昭60-247211号公報参照)。
XM=IM+{H3(IM-1)-H3(IM+1)}/[2・{MIN(H3(IM-1),H
3(IM+1))-H3(IM)}] この補間演算を行う理由は、1個のピッチのずれをデ
フォーカス量に換算すると約1000μmと大きく、このピ
ッチ間を補うことにより精度の良い測距を行うためであ
る。
こうして求められた補間ピッチXMに光学系および光
電変換素子アレイのピッチ長で決定する係数αを掛けて
デフォーカス量DF(DF=XM・α)に換算する(ステッ
プ#164)。
次いで、第3ブロックBL3のデータの持つコントラス
ト(明暗)値C(3)を基準部142aの隣接データの差の
総和として求める(ステップ#165)。
このコントラスト値C(3)は下式のようになる。
続いて相関関数H3(I)の最小値の補間値YMを求め
るとともに、この補間値YMとコントラスト値C(3)
との比の値R(3)を求める(ステップ#167)。
これら補間値YMと比の値R(3)とは下式のように
なる。
YM=H3(IM)−|H3(IM-1)−H3(IM+1)|/2 R(3)=C(3)/YM こうして求められたコントラスト値C(3)および比
の値R(3)が共に設定値を満足した場合のみ焦点検出
可能とし、コントラスト値C(3)あるいは比の値R
(3)のいずれか一方でも満足しない場合には、焦点検
出不能とする(ローコン判定)。すなわち、まず、第3
ブロックBL3が前回のルーチン処理で焦点検出可能であ
ったかどうかの判定を、検出フラグNLB3を用いて行う
(ステップ#168)。これは前回焦点検出可能であった
場合に判定レベルの緩和を行い、焦点検出判定レベルぎ
りぎりの被写体に対し、焦点検出可能かどうかの判定が
不安定になることを防ぐためである。すなわち、焦点検
出判定レベルぎりぎりの被写体に対しては、判定レベル
Cth,Rthにそれぞれ所定値C1,R1を設定する(ステップ
#169)。
そして、ステップ#168で前回焦点検出不能あるいは
一度目のルーチン処理、すなわち、検出フラグNLB3がリ
セットされている場合には、現在の撮影レンズ2の位置
での撮影を行った際の撮影倍率βLSの演算を行う(ステ
ップ#170)。
この撮影倍率βLSは、前述の撮影倍率βdfの演算、す
なわち、βdf=(N/k+DF)/fのデフォーカス量DFに
“0"を代入して求める。
そして、この撮影倍率βLSと焦点距離fとの積を求
め、この積が所定値f・βth(例えば、300mmレンズの
場合βthは1/15以上)以上の場合には、判定レベルCt
h,Rthにそれぞれ所定値C1,R1よりも大きい所定値C4,R4
を設定する(ステップ#171,#172)。つまり、ステッ
プ#169の場合に比べて判定レベルCth,Rthは厳しくな
る。
前記ステップ#171で所定値f・βth未満の場合、第
3ブロックBL3の最大の局所コントラスト値CLthの演算
を行う(ステップ#173)。そして、局所コントラスト
値CLthが予め設定された所定値よりも大きければ、すな
わち後述のフラグCLがセットされていると、判定レベル
Cthに所定値C2を設定し、所定値よりも小さければ、す
なわちフラグCLがリセットされていると、判定レベルC
thに所定値C3を設定する(ステップ#174〜#176)。た
だし、所定値C2,C3の関係は、C1<C2<C3<C4となるよ
うに予め設定されている。
次いで、フラグAFSFがセットされているかどうかの判
定を行い、セットされていれば、判定レベルRthに所定
値R2を設定し、リセットされていれば、判定レベルRth
に所定値R3を設定する(ステップ#177〜#179)。ただ
し、所定値R2,R3の関係は、R1<R2<R3<R4となるよう
に予め設定されている。
そして、前記判定レベルCth,Rthにそれぞれ所定値が
設定されたのち(ステップ#169,#172,#178,#17
9)、コントラスト値C(3)が判定レベルCthよりも
大きく、かつ、比の値R(3)が判定レベルRthよりも
大きいときには、検出フラグNLB3をセットし、コントラ
スト値C(3)あるいは比の値R(3)のいずれか一方
でも判定レベルCthあるいは判定レベルRthよりも小さ
いときには、検出フラグNLB3をリセットする(ステップ
#180〜#182)。そののち、第13図のステップ#79以降
に示された第4ブロックBL4のデフォーカス量の演算お
よび焦点検出不能判断等の処理を行う。
なお、検出フラグNLB3は、各アイランドごとに、この
検出フラグNLBを設定し、この検出フラグNLBに基づいて
判定レベルの緩和を行うようにしてもよい。つまり、一
度合焦検出して大きなデフォーカス量を検出した場合、
レンズ駆動により、その像間隔が基本像間隔に近ずく。
そのため、基準部の像自体も、例えば、第4ブロック、
第5ブロックにあった像が、レンズ駆動により像間隔が
広がり第3ブロック、第4ブロックにシフトすることが
ある。この様なときは第3ブロックで焦点検出不能にな
る。そこで、各アイランドごとにローコンを示すフラグ
LCFを別のフラグLCFNに格納して、このフラグLCFNを検
出フラグNLBの代りにそれぞれのアイランドの測距時に
判定するようにしてもよい。
ここで、ステップ#172の所定値f・βth以上の場合
に判定レベルCth,Rthを厳しくした理由について説明す
る。
つまり、極めて大きなレンズ駆動範囲(レンズ繰り出
し量40mm以上)を有する長焦点レンズの場合、レンズ位
置が前記条件を満足するように高倍率、すなわち、レン
ズ繰り出し量が大きい場合でかなりの遠景、低倍率の被
写体に対して焦点検出しようとすると、この様な場合、
被写体の空間周波数成分はかなりの高周波成分を有し、
基準部142aあるいは参照部142bにおける像間隔が極めて
小さく、基準部142aと参照部142bとではまったく異なっ
た像が投影されることになる。さらに、低倍率であるた
め、まったく異なった被写体が投影されることになる。
この様なぼけ状態の場合には、光学系は極めて低周波成
分のみを通過させるので、通常は焦点検出不能となる。
ところが、第18図(b)に示すように、人物A,Bが並ん
でいるような場合、人物A,Bを区別する細部のデータ
(高周波成分)は光学系を通過しないので、基準部142a
と参照部142bとに投影される人物A,Bのそれぞれの像は
ほぼ同じ波形になり、人物Aの像と人物bの像とを誤っ
て判定し、焦点検出可能と判定する場合がある。
一方、レンズ位置が無限遠状態で低倍率の場合に近
景、高倍率の被写体に対して焦点検出しようとすると、
この様な場合にも、光学系は極めて低周波成分のみを通
過させるので、細部のデータは通過しない。ところが、
高倍率であるため基準部142aあるいは参照部142bにおけ
る像間隔が極めて大きく、基準部142aと参照部142bとは
同じ被写体の異なった部分が投影されることになる。し
たがって、基準部142aと参照部142bとが異なった被写体
を投影されることはないので、判定レベルCth,Rthを厳
しくすることとした。
また、前記ステップ#161およびステップ#165では、
第3ブロックBL3の相関関数H3(I)およびコントラス
ト値C(3)を演算したが、第19図に示すように、他の
ブロックBL1,BL2,BL4,BL5,BL9,BL10についても同様に求
めることができる。
次に、前記ステップ#173での局所コントラスト値CLt
hの演算について説明する。このステップ#173でのコン
トラスト値の判定レベルCthには、光電変換素子アレイ
等により発生するノイズ(雑音)量Cnoiseが重畳されて
いる。このノイズ量Cnoiseのノイズ自体の大きさは変ら
ないがノイズの波形がばらつくため、合焦検出に最低限
必要な真の被写体コントラスト値をCMINとすると、判
定レベルCthは下式のようになる。
Cth=CMIN+MAX{Cnoise} ただし、CMIN≪MAX{Cnoise} このため、ノイズ量Cnoiseが小さく、本来、焦点検出
可能にもかかわらず、コントラスト値が判定レベルCth
を越えないために焦点検出不能と判定される場合があ
る。そこで、最大のノイズ量Cnoiseが発生する時は、第
3ブロックBL3の各部でもノイズが存在すると予測され
るので、第3ブロックBL3の差分データごとに下式にし
たがってコントラスト限界の判定を行う。
ただし、値Pは予め設定する所定値で、“20"以下の
値から選択する。
また、前記コントラスト限界の判定において、局所的
なコントラスト値が所定値を満足しているときには、コ
ントラスト値の判定レベルをノイズが小さな場合と同様
に判定することができる。つまり、コントラスト限界の
判定の手段は、第20図〜第22図に示されたように、複数
の判定ルーチンがある。すなわち、第20図の判定ルーチ
ンでは、例えば、第3ブロックBL3から7個の差分デー
タごとに細分したデータブロックを抽出し、このデータ
ブロックの内、1個のデータでも所定値CLth1以上であ
れば、トータルのコントラスト値の判定レベルを緩和す
るようになっている。
つまり、この判定ルーチンは、まず、フラグCLをリセ
ットするとともに、変数qをリセットする(ステップ#
191)。次いで、第3ブロックBL3のデータをデータK2
(1)からK2(8)までの差分データ(7個)よりなる
データブロックCLOC を抽出し、このデータブロックCLOCと所定値CLth1と比
較する(ステップ#192,#193)。そして、このデータ
ブロックCLOCが所定値CLth1以上であれば、フラグCLを
セットし(ステップ#194)、コントラスト値の判定レ
ベルを緩和する。
一方、データブロックCLOCの各差分データが所定値C
Lth1未満であれば、変数qをインクリメントして第3ブ
ロックBL3のデータK2(2)からK2(9)までの差分デ
ータよりなるデータブロックCLOCを抽出し、このデー
タブロックCLOCと所定値CLth1と比較する(ステップ#
195,#193)。以下同様に、データK2(13)からK2(2
0)までの差分データよりなるデータブロックCLOCを抽
出されるまで続けられる(ステップ#192〜#196)。そ
して、データブロックCLOCの内、1個のデータでも所
定値CLth1以上であれば、フラグCLをセットし、全ての
データブロックCLOCで所定値CLth1未満であれば、フラ
グCLはリセットのままで第18図(a)のフローチャート
に移行する。
また、第21図では、ブロックのデータの最大値および
最小値を抽出し、これら最大値と最小値との差から局所
コントラストの有無を判定する。
つまり、この判定ルーチンは、第3ブロックBL3のデ
ータK2(1〜20)から最大値[MAX{K2(j)}]および
最小値[MIN{K2(j)}]を抽出し、これら最大値[MA
X{K2(j)}]と最小値[MIN{K2(j)}]との差CLOC
(CLOC=MAX{K2(j)}−MIN{K2(j)})を求める
(ステップ#201〜#203)。次いで、フラグCLをリセッ
トし(ステップ#204)、差CLOCと所定値CLth2と比較
する(ステップ#205)。そして、所定値CLth2以上であ
れば、フラグCLをセットし(ステップ#206)、コント
ラスト値の判定レベルを緩和する。一方、差CLOCが所
定値CLth2未満であれば、フラグCLはリセットのままで
第18図(a)のフローチャートに移行する。
さらに、第22図では、ブロックのデータの内、所定レ
ベルより大きなデータが所定個数以上あるかどうかの判
定で局所コントラストの有無を判定する。
つまり、この判定ルーチンは、まず、変数jを“1"に
セットし、変数CL1,CL2をリセットし、さらにフラグCL
をリセットする(ステップ#211)。次いで、第3ブロ
ックBL3のデータK2(1)と所定値CLth3を比較し、所定
値CLth3以上のとき、変数CL1に“1"を加え、次に、デー
タK2(1)が所定値−CLth3以下のとき、変数CL2に“1"
を加える(ステップ#212〜#215)。そして、前記変数
CL1と変数CL2との積を求め、この積CL1・CL2が所定値CL
th4以上であれば、フラグCLをセットし(ステップ#21
7)、コントラスト値の判定レベルを緩和する。一方、
積CL1・CL2が所定値CLth4未満であれば、変数jをイン
クリメントし、第3ブロックBL3の全てのデータK2(2
0)について、ステップ#212から#215までの処理を行
う(ステップ#212〜#219)。この結果、全てのデータ
の処理を終えても積CL1・CL2が所定値CLth4未満であれ
ば、フラグCLはリセットのままで第18図(a)のフロー
チャートに移行する。
次に、第13図のステップ#92の平均処理ルーチンにつ
いて説明する。この平均処理ルーチンにはいくつかの処
理手段があり、それぞれの処理手段について第23図〜第
25図を用いて説明する。
第23図の平均処理ルーチンでは、第18図(a)のステ
ップ#165,#167で求められたコントラスト値C(3)
および比の値R(3)に基づいて重み関数W(I)を設
定し、この重み関数W(I)を用いて各ブロックのデフ
ォーカス量の加重平均を行うようになっている。なお、
この重み関数W(I)は、例えばコントラスト値C
(3)そのもの、あるいは比の値R(3)そのものとし
てもよい。
すなわち、まず、変数Iを“3"にセットする(ステッ
プ#217)。そして、各ブロックBL3,BL4,BL5の各デフォ
ーカス量DF3,DF4,DF5の内の最も大きなデフォーカス量M
AXDFとデフォーカス量DF3との差を求め、この差と平均
処理幅ΔDFとを比較し、この差が平均処理幅ΔDFを越え
たときには、重み関数W(3)を“0"にする。そして、
変数Iをインクリメントし、デフォーカス量MAXDFとデ
フォーカス量DF4およびデフォーカス量DF5との差を求
め、この差と平均処理幅ΔDFとを比較し、この差が平均
処理幅ΔDFを越えたときは、重み関数W(4)および重
み関数W(5)を“0"にする(ステップ#222〜#22
5)。つまり、各ブロックBL3,BL4,BL5の各デフォーカス
量DF3,DF4,DF5の内、平均処理幅ΔDF以内のデフォーカ
ス量を用いて平均処理を行う。次いで、前述のように処
理された重み関数W(I)を用いて加重平均を行い、こ
の平均値を第2アイランド22のデフォーカス量DFIS2に
設定する(ステップ#226)。
つまり、デフォーカス量DFIS2は下式のようになる。
DFIS2={DF3・W(3)+DF4・W(4)+DF5・W
(5)}/{W(3)+W(4)+W(5)} そして、ワイドゾーンフラグWZF2をセットする(ステ
ップ#227)。そののち、第11図のステップ#43のデフ
ォーカス量演算サブルーチンに移行する。
第24図の平均処理ルーチンでは、相関関数の内、最大
相関位置IMと、その前後の相関位置IM+1および相関位
置IM-1において複数のブロックを組み合わせて相関関
数を再計算し、さらに再補間演算するようになってい
る。すなわち、第13図のステップ#90で得られた平均処
理対象のブロック(以下、対象ブロックという)が全て
のブロックBL3,BL4,BL5であれば、第2アイランド22の
データK2(1〜40)で相関関数H3,4,5(IM),H3,4,5
(IM-1),H3,4,5(IM+1)を再計算し、さらに再補間
演算してこの値を第2アイランド22のデフォーカス量DF
IS2に設定する(ステップ#231,#232)。また、第3ブ
ロックBL3および第4ブロックBL4が対象ブロックであれ
ば、データK2(1〜30)で相関関数H3,4(IM),H3,4
(IM-1),H3,4(IM+1)を再計算し、再補間演算して
この値をデフォーカス量DFIS2に設定する(ステップ#2
33,#234)。さらに、第4ブロックBL4および第5ブロ
ックBL5が対象ブロックであれば、データK2(11〜40)
で相関関数H4,5(IM),H4,5(IM-1),H4,5(IM+1)
を再計算し、再補間演算してこの値をデフォーカス量DF
IS2に設定する(ステップ#235,#236)。また、ステッ
プ#235で、第3ブロックBL3および第5ブロックBL5が
対象ブロックであれば、ステップ#232に移行し、そし
て、ワイドゾーンフラグWZF2をセットし(ステップ#23
7)、そののち、第11図のステップ#43のデフォーカス
量演算サブルーチンに移行する。
ここで、前述のステップ#232,#234,#236の相関関
数H3,4,5(IM),H3,4(IM),H4,5(IM)の演算式を
示す。
また、第25図の平均処理ルーチンでは、平均処理の対
象となる各ブロックの相関関数H(IM),H(IM-1),H
(IM+1)をそれぞれ加算し、この加算結果を用いて補
間演算以後の処理を行うようになっている。すなわち、
全てのブロックBL3,BL4,BL5が対象ブロックであれば、
相関関数H3,4,5(IM),H3,4,5(IM-1),H3,4,5(IM
+1)は下式のように計算する(ステップ#241,#24
2)。
H3,4,5(IM-1)=H3(IM-1)+H4(IM-1)+H5
(IM-1) H3,4,5(IM)=H3(IM)+H4(IM)+H5(IM) H3,4,5(IM+1)=H3(IM+1)+H4(IM+1)+H5
(IM+1) また、第3ブロックBL3および第4ブロックBL4が対象
ブロックであれば、相関関数H3,4(IM),H3,4(IM-
1),H3,4(IM+1)は下式のように計算する(ステップ
#243,#244)。
H3,4(IM-1)=H3(IM-1)+H4(IM-1) H3,4(IM)=H3(IM)+H4(IM) H3,4(IM+1)=H3(IM+1)+H4(IM+1) さらに、第4ブロックBL4および第5ブロックBL5が対
象ブロックであれば、相関関数H4,5(IM),H4,5(IM
-1),H4,5(IM+1)は下式のように計算する(ステップ
#245,#246)。
H4,5(IM-1)=H4(IM-1)+H5(IM-1) H4,5(IM)=H4(IM)+H5(IM) H4,5(IM+1)=H4(IM+1)+H5(IM+1) また、ステップ#245で、第3ブロックBL3および第5
ブロックBL5が対象ブロックであれば、H3,5(IM),H
3,5(IM-1),H3,5(IM+1)は下式のように計算する
(ステップ#247)。
H3,5(IM-1)=H3(IM-1)+H5(IM-1) H3,5(IM)=H3(IM)+H5(IM) H3,5(IM+1)=H3(IM+1)+H5(IM+1) そして、ステップ#242,#244,#246,#247の相関関
数の計算を終えると、再補間演算を行い、この値をデフ
ォーカス量DFIS2に設定する(ステップ#248)。つま
り、デフォーカス量DFIS2は下式のようになる。
DFIS2=α・IM+α・1/2・{H(IM-1)−H(IM+
1)}/[MIN{H(IM-1),H(IM+1)}−H(IM)] そして、ワイドゾーンフラグWZF2をセットし(ステッ
プ#249)、そののち、第11図のステップ#43のデフォ
ーカス量演算サブルーチンに移行する。
次に、第13図のステップ#93〜#95の第6ブロックBL
6のデフォーカス量演算サブルーチンについて第26図を
用いて説明する。
まず、ブロックBL3,BL4,BL5で用いた差分データ列K2
(j)およびS2(j)よりそれぞれ7つ置きに差分をと
り、この差分データの隣接間の和分データ列KW(j)お
よびSW(j)を求める(ステップ#251)。この和分デ
ータ列KW(j),SW(j)は第10図のステップ#26で入
力された差分データ列を用いて下式のようになる。
KW(m)=K2(m)+K2(m+1)+K2(m+4)+K2
(m+5) SW(l)=S2(l)+S2(l+1)+S2(l+4)+S2
(l+5) 次に、相関関数H6(I)を求め、相関関数H6(I)
の値が最小になるシフト量IM(IM=MIN{H6
(I)})を抽出する(ステップ#252,#253)。この
相関関数H6(I)は下式のようになる。
ここで、上式のように基準部142aのデータ列から両端
のデータを除いて相関関数H6(I)を求めるのは、後
述の補間演算の際に最小シフト量IM近傍の相関関数H6
(IM-1),H6(IM),H6(IM+1)を用いるのではな
く、相関関数H6(IM-2),H6(IM-1),H6(IM+1),H
6(IM+2)を用いるために相関関数H6(IM-2),H6
(IM+2)での参照部142bのデータに対応する位置が大
きくずれるのを補正するためである(特開昭60-247211
号参照)。
ステップ#254では、これら相関関数H6(IM-2),H6
(IM-1),H6(IM+1),H6(IM+2)を求める。すなわ
ち、これらの式は、 となる。
これら相関関数H6(IM-2),H6(IM-1),H6(IM+
1),H6(IM+2)を用いて補間演算を下式のように行う
(ステップ#255)。
XM=IM+{H6(IM-2)−H6(IM+2)}/[MIN
{H6(IM-2),H6(IM+2)}−MAX{H6(IM-1),H
6(IM+1)}]/2 前記補間ピッチXMに係数αを掛けてデフォーカス量D
F(DF=XM・α)に換算する(ステップ#256)。次い
で、第6ブロックBL6のデータの持つコントラスト値C
(6)を下式のように求める(ステップ#257)。
続いて相関関数H6(IM)の最小値の補間値YM1を求
め、この補間値YM1とコントラスト値C(6)とを用い
て比の値R(6)を下式のように求める(ステップ#25
8)。
YM1=MAX{H6(IM-1),H6(IM+1)}−{|H6(IM-
2)−H6(IM+2)|}/2 R(6)=C(6)/{YM1−OF} 次いで、判定レベルCth6,Rth6にそれぞれ所定値を設
定し、コントラスト値C(6)および比の値R(6)が
共に所定値を満足した場合のみ焦点検出可能とし、コン
トラスト値C(6)あるいは比の値R(6)のいずれか
一方でも満足しない場合には、焦点検出不能とする(ス
テップ#256,#260)。
そののち、第13図のフローチャートに移行し、ステッ
プ#96あるいはステップ#98の処理を行う。
次に、ステップ#256の補間演算の手段について第27
図の例を用いて説明する。
まず、基準部142aのデータ列を“3,2,1,−1,−2,−3"
とし、参照部142bのデータ列を“4,3,2,1,−1,−2,−3,
−4"とすると、相関関数はH(0)=0,H(−1)=6,H
(1)=6になる。ここで、参照部142bのデータ列にノ
イズが加わり、参照部142bのデータ列が“4,3,2,0,−1,
−1,−3,−4"に変化すると、相関関数はH(0)=2,H
(−1)=5.5,H(1)=6になり、合焦点、すなわ
ち、相関関数H(IM)に対するノイズの影響が最も大
きく、相関関数H(IM-1),H(IM+1)への影響は比較
的小さくなる。このため、相関関数H(IM)が周期的
な関数でない限り、相関関数H(IM)を用いずに、相
関関数H(IM)の前後の相関関数H(IM-2),H(IM-
1),H(IM+1),H(IM+2)を用いてノイズの影響を小
さくするようにしている。
また、ステップ#258では、第18図(a)のような通
常の補間演算を行うと、オフセット量が生じるため、補
間値YM1からMAX{H6(IM-1),H6(IM+1)}と相関
関数H6(IM)との差OF1、あるいはMAX{H6(IM-
2),H6(IM+2)}とMAX{H6(IM-1),H6(IM+
1)}との差OF2、あるいはコントラスト値C(6)を引
いた値に基づいて設定した値OFを用いて比の値R(6)
の演算を行う。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、焦点検出領域におい
て算出された相関値より求まる信頼性レベルの判定値
を、前回の焦点検出において検出可能と判定されたとき
は、今回の焦点検出の判定値を前回の焦点検出の判定値
より小さい値に切換え、検出不能と判定されたときは、
前回の焦点検出の判定値より大きい値に切換えるように
したので、前回の焦点検出で検出可能と判定されれば、
今回の焦点検出においても焦点検出可能と判定される確
率が高くなり、前回の焦点検出で検出不能と判定されれ
ば、今回の焦点検出においても焦点検出不能と判定され
る確率が高くなり、繰返し焦点検出を行う場合にも確実
に同じ判定結果が得られ、安定して焦点検出動作を行わ
せることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る焦点検出装置を備えたカメラの概
略構成図、第2図は焦点検出手段の機構構成図、第3図
は光電変換素子アレイを示す図、第4図はファインダ内
の撮影画面の焦点検出領域を示す図、第5図は第1アイ
ランド〜第3アイランドに対応する基準部を拡大した
図、第6図,第7図は各ブロックのデフォーカス範囲を
説明する図、第8図は本発明に係る焦点検出装置をマイ
コンを用いて構成したカメラの回路ブロック図、第9
図,第10図はマイコンの割り込み動作のフローチャー
ト、第11図〜第14図は第1アイランド〜第3アイランド
のデフォーカス量演算のサブルーチンを示すフローチャ
ート、第15図は露出演算のサブルーチンを示すフローチ
ャート、第16図はデフォーカス量の演算手段を選択する
手順を説明する図、第17図は平均処理幅を求めるサブル
ーチンを示すフローチャート、第18図(a)は第3ブロ
ックのデフォーカス量の演算および焦点検出不能判断を
説明する図、第18図(b)は人物が並んでいるような場
合に誤判定することを説明する図、第19図は各ブロック
の相関関数およびコントラスト値の演算を示す図、第20
図〜第22図はコントラスト限界の判定のサブルーチンを
示すフローチャート、第23図〜第25図は平均処理ルーチ
ンを示すフローチャート、第26図はデフォーカス量演算
サブルーチンを示すフローチャート、第27図は補間演算
の手段を説明する図である。 1……自動焦点検出装置、2……撮影レンズ、3……焦
点検出手段、4……デフォーカス量決定手段、5……レ
ンズ位置検出手段、6……レンズ駆動手段、7……制御
手段、8……被写体、21……第1アイランド、22……第
2アイランド、23……第3アイランド、26……マイコ
ン、27……レンズ回路、28……焦点検出データ出力回
路、34……レンズ制御回路、35……電源電池、36……給
電回路、141a,142a,143a……基準部、141b,142b,143b…
…参照部、BL1……第1ブロック、BL2……第2ブロッ
ク、BL3……第3ブロック、BL4……第4ブロック、BL5
……第5ブロック、BL9……第9ブロック、BL10……第1
0ブロック、SW1……電源スイッチ、SW2……撮影準備ス
イッチ、SW4……選択スイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 石橋 賢司 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 糊田 寿夫 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 上田 浩 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 沖須 宣之 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭60−247210(JP,A) 特開 昭61−166509(JP,A) 特開 昭59−152408(JP,A) 特開 昭62−205323(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの光軸を挾む、該撮影レンズの
    第1と第2の部分をそれぞれ通過した略同一の被写体光
    束から形成される第1と第2の画像をそれぞれ受光する
    受光手段と、上記第1及び第2の画像信号を所定量ずつ
    ずらしながら複数の相関値を演算する相関値演算手段
    と、それぞれのずらし位置における相関値から最良の相
    関値を算出する手段と、上記最良相関値をとるずらし位
    置に基づいて上記撮影レンズの合焦位置からのデフォー
    カス量を算出する焦点検出装置において、焦点検出が初
    回であるかどうかを判別する判別手段と、上記相関値よ
    り求まる信頼性レベルが判定値以上のとき焦点検出が可
    能であると判定する判定手段と、上記判定値を切換える
    切換え手段とを備え、前回の焦点検出が不能のとき、初
    回の焦点検出のとき、前回の焦点検出が可能のときの順
    に上記判定値を小さい値に切換えることを特徴とする焦
    点検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9729774B2 (en) 2011-12-21 2017-08-08 Sony Corporation Imaging device, autofocus method and program of the same

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