JP2671109B2 - カウンター用ダクト装置 - Google Patents

カウンター用ダクト装置

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JP2671109B2
JP2671109B2 JP6327844A JP32784494A JP2671109B2 JP 2671109 B2 JP2671109 B2 JP 2671109B2 JP 6327844 A JP6327844 A JP 6327844A JP 32784494 A JP32784494 A JP 32784494A JP 2671109 B2 JP2671109 B2 JP 2671109B2
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正美 山岡
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株式会社シルクインダストリー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カウンター上に載置可
能なカウンター用ダクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダクト装置には、図10に示すよ
うに、カウンター1の上面からカウンター1の内部を貫
通して、床下のメインダクト2に連結されたものがあ
る。このダクト装置は、メインダクト2に内装されたフ
ァン6の駆動によりカウンター1上に載置された調理器
3や灰皿4等からの煙を通気孔7から吸引してメインダ
クト2に導くものであり、これにより室内に立ち込める
煙等をなくして無煙化を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のダクト装置は、
カウンター1の内部を貫通してメインダクト2に連結す
る構造であるため、通常のカウンターに使用することが
できず汎用性に欠けていた。また、カウンター1におい
ては、カウンター1の下部スペースの利用(例えば、食
材保存用の冷蔵庫等としての利用)が困難となり、ダク
ト工事の費用がかさんでコストの高騰を招いていた。
【0004】さらに、ダクト装置は、カウンター1の長
さや形状に応じてその都度製造されるため、製造コスト
が高価となり、またカウンター1の増設や配置換え等に
よりカウンター1の長さや形状を変更する場合には、現
に使用しているダクト装置を利用することができず、新
たに変更されたカウンターの形状や長さに合ったダクト
装置を必要としていた。
【0005】しかも、長いカウンターに装備した場合、
ダクト装置の長さも長くなり、このためファン6から遠
ざかるにしたがって通風孔における吸引力が落ち、ファ
ン6から遠いカウンター付近では良好な煙吸引が行えな
いといった問題があった。
【0006】また、カウンター上にガス調理器3が配さ
れているとき、ガス調理器3のガス管3aをカウンター
1上の側方に引き回したりする必要があり、このガス管
3aが邪魔になってカウンター1上のスペースが狭くな
っていた。
【0007】なお、ガス管3aを手前側にもってくる
と、使用者の邪魔になり、ガス管3aをカウンター1の
下方に導くためにカウンター1にガス管挿通用孔を穿設
すると、高価となるばかりかゴミ等が溜まりやすくカウ
ンター1の清掃性を悪くするといった問題がある。
【0008】本発明は、上記に鑑み、長さや形状の異な
る通常のカウンターに柔軟に適用することができ、カウ
ンターの有効利用が可能なカウンター用ダクト装置の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、メインダクト10に着脱自在に連結されたカウン
ター用ダクト装置であって、カウンター11の長さや形
状に応じて着脱自在に連結されてカウンター11上に載
置された複数のダクトユニット13からなり、該ダクト
ユニット13は、カウンター11上に載置される基台1
5と、該基台15上に載置される主体16と、該主体1
6の上面に載置される天板17とからなるものである。
【0010】基台15は、上面および両端面が開放さ
れ、隣接するダクトユニット13の基台15端面が連結
され、かつ端部のダクトユニット13の基台15の一端
面が閉塞部材55により閉塞されて、メインダクト10
に連通する第一通風室22が形成され、前記主体16
に、外部に連通する通風孔40から前記第一通風室22
への連通口35に至る第二通風室30が形成され、該第
二通風室30に着脱自在に集塵部31が設けられ、前記
連通口35に、この開度を調整するための摺動自在な遮
断板42が設けられたものである。
【0011】そして、主体16の側面に集塵部交換用の
開口37が形成され、該開口37を開閉する開閉蓋38
が前記主体16の側面に着脱自在に磁気的に吸着され、
前記開閉蓋38に通風孔40が形成されたものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記課題解決手段において、カウンター11の
長さや形状に応じてダクトユニット13を選定し、各ダ
クトユニット13の基台15を連結してカウンター11
上に載置する。各ダクトユニット13において、通風面
メインダクト10から遠ざかるほど大となるよう
、遮断板42を摺動させて連通口35の開度調整を行
、一端側のダクトユニット13をメインダクト10に
連結し、他端側のダクトユニット13を閉塞する。
【0015】そして、吸引装置9や送風装置等の駆動に
より各ダクトユニット13の通風孔40から空気を均一
に吸引したり吹き出したりする。第二通風室30を通過
する空気は集塵部31で浄化され、集塵部31が汚れて
くると交換する。この場合、開閉蓋38を主体16から
容易に取り外すことができるので、集塵部31の交換が
簡単に行える。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例のカウンター用ダクト装置
は、図1に示すように、吸引装置であるファン9が内装
されたメインダクト10に着脱自在に連結されており、
カウンター11の長さや形状に応じて着脱自在に連結さ
れてカウンター11上に載置された複数のダクトユニッ
ト13により構成されている。
【0017】前記ダクトユニット13は、図2に示すよ
うに、カウンター11上に載置された金属製の基台15
と、該基台15上に載置された金属製の主体16と、該
主体16の上面に載置される天板17とからなる。
【0018】前記基台15は、底板18と、該底板18
の長手方向に沿って立設された一対の側板19とからな
り、長さ550mm、幅200mm、高さ100mmと
されている。そして、各側板19の上部内側には、主体
16を載置するためのL字形の載置片20が側板19と
平行に配されている。また、基台15は、隣接するダク
トユニット13の基台15に連結体21により連結され
ることにより、隣接するダクトユニット13に連通する
第一通風室22を形成している。なお、基台15は、カ
ウンター11に配された当て板等に当接することによ
り、カウンター11上に位置決めされている。
【0019】前記連結体21は、図3に示すように、隣
接する基台15の底板18同士を連結する長板状の第一
連結金具25と、隣接する基台15の側板19同士を連
結するコ字形の第二連結金具26とからなる。そして、
基台15の底板18および一対の側板19の両端部に
は、一対のねじ孔18a,19aが夫々穿設されてお
り、第一連結金具25には、隣接する基台15の各底板
18のねじ孔18aに対応して合計4個のねじ孔25a
が穿設されており、第二連結金具26には隣接する基台
15の各側板19のねじ孔19aに対応して合計8個の
ねじ孔26aが穿設されており、隣接する基台15の各
ねじ孔と連結体21の各ねじ孔とを合わせてねじ止めす
ることにより基台15同士が連結される。
【0020】前記主体16は、図2に示すように、第一
通風室22に連通する第二通風室30を形成し集塵部で
あるグリスフィルタ31が内装された箱形の集塵箱32
と、第一通風室22および第二通風室30から遮断され
ガス調理器にガスを供給するガス管を挿通可能とする管
挿入室33を形成する箱形の管挿入孔34a付の補助箱
34とが連結されてなり、長さ550mm、幅200m
m、高さ150mmとされている。
【0021】前記集塵箱32の下面には、図4に示すよ
うに、第二通風室30と基台15における第一通風室2
2とを連通するための連通口35が形成され、連通口3
5の開度を調整する開度調整機構36が設けられてい
る。また、集塵箱32の長手方向の側面には、図2に示
すように、グリスフィルタ31を交換するための開口3
7が形成されている。また、開口37を開閉する開閉蓋
38が集塵箱32の側面に配されたマグネット39によ
り着脱自在に吸着されており、開閉蓋38には外部と連
通する複数のスリットからなる通風孔40が形成されて
いる。
【0022】前記開度調整機構36は、図4に示すよう
に、集塵箱32の下面長手方向に連通口35を挟んで対
向配置された一対の案内レール41と、該案内レール4
1に摺動自在に案内された連通口遮断用の一対の遮断板
42とからなる。
【0023】各遮断板42には、集塵箱32の下面に螺
合された蝶ねじ43を遊嵌する長孔42aが案内レール
41と平行に形成されている。そして、蝶ねじ43を緩
めることにより、遮断板42を案内レール41に沿って
摺動させて連通口35の開度を調整することができ、蝶
ねじ43を締めることにより、遮断板42を所定位置
(所定の開度)で位置決めすることができる。なお、蝶
ねじ43による遮断板42の締りがきかないときには、
遮断板42にねじ止め可能な補助板44を使用する。
【0024】そして、複数のダクトユニット13を連結
したときに、各開度調整機構36により各連通口35の
開度をメインダクト10から遠ざかるほど大となるよう
に調整することにより、夫々のダクトユニット13の通
風孔40から吸引される空気の風速が均一になるように
設定されている。したがって、各開度調整機構36によ
り各ダクトユニット13の通風面積をメインダクト10
から遠ざかるほど大とする面積可変手段が構成されてい
る。
【0025】前記天板17は、図2に示すように、メラ
ミン化粧板45と、該メラミン化粧板45が嵌め込まれ
断熱処理が施された板枠46とから構成されて食器等を
載置できる載置台としての機能を有し、該板枠46の長
手方向側部には、主体16の通風孔40からの吸引効率
を高めるためのひさし47が下方に傾斜して配されてい
る。
【0026】そして、ダクト装置においては、図1,5
に示すように、カウンター11に応じて連結した複数の
ダクトユニット13のうち一端側のダクトユニット13
の基台15がチャンバーボックス50を介してメインダ
クト10に連結され、他端側のダクトユニット13の基
台15が閉塞されている。
【0027】前記チャンバーボックス50は、中空箱形
で長さ200mm、幅200mm、高さ250mmとさ
れており、一端側のダクトユニット13の基台15によ
り形成された第一通風室22に連通するための第一開口
51と、メインダクト10に連通する第二開口52とが
形成されている。
【0028】前記第一開口51は、チャンバーボックス
50の側面に形成されており、第一開口51の周囲に
は、連結体21の第一および第二連結金具25,26の
ねじ孔25a,26aに対応したねじ孔50aが穿設さ
れており、基台15の各ねじ孔およびチャンバーボック
ス50の各ねじ孔50aに対して連結体21の各ねじ孔
を合わせてねじ止めすることにより基台15とチャンバ
ーボックス50とが連結される。
【0029】前記第二開口52は、チャンバーボックス
50の上面に円形に形成されており、第二開口52の周
囲には、メインダクト10の端部に連結される可変ダン
パユニット53を装着するための短筒部54が立設され
ている。なお、可変ダンパユニット53の可変ダンパを
作動することにより、メインダクト10に内装されたフ
ァン9による吸引力を調整することができる。そして、
短筒部54には可変タンパユニット53をねじ止めする
ための複数のねじ孔54aが穿設されている。なお、メ
インダクト10の配管状況やカウンター11の配置状況
に応じて、ダクト装置とメインダクト10との連結を柔
軟に行うために、第二開口52を側面あるいは下面に形
成したタイプのチャンバーボックスが複数用意されてい
る。
【0030】前記他端側のダクトユニット13の基台1
5は、閉塞部材55により閉塞され、閉塞部材55には
基台15のねじ孔18a,18bに対応したねじ孔55
aが穿設されており、基台15のねじ孔18a,18b
と閉塞部材55の各ねじ孔55aとを合わせてねじ止め
することにより、基台15と閉塞部材55とが連結され
る。
【0031】さらに、図6に示すように、ダクト装置を
折曲したカウンター11に応じて載置することができる
ように、カウンター11の折曲部付近に載置された直交
する2個のダクトユニット13A,13Bに連結可能な
コーナーチャンバーボックス56が用意されている。
【0032】このコーナーチャンバーボックス56は、
図7に示すように、中空箱形で一方の角部を切欠いた切
欠部56aを有するもので、長さ200mm、幅200
mm、高さ250mmとされ、切欠部56aを挟んだ側
面には、直交するダクトユニット13の基台15により
形成される第一通風室22に夫々連通するための開口5
7が形成されている。開口57の周囲には、連結体21
の第一および第二連結金具25,26のねじ孔25a,
26aに対応したねじ孔56bが穿設されており、直交
する基台15の各ねじ孔およびコーナーチャンバーボッ
クス56の各ねじ孔56bに対して連結体21の各ねじ
孔を合わせてねじ止めすることにより、直交する基台1
5とコーナーチャンバーボックス56とを連結すること
ができる。なお、コーナーチャンバーボックス56の上
面にも、直交するひさし58を有する正方形の天板59
が載置されるようになっている。
【0033】なお、ダクトユニット13は上述した大き
さや形状に限定されるものではなく、大きさや形状の異
なる複数種類(例えば、長寸、短寸、円弧状、折曲形状
等)のものが用意されている。
【0034】上記構成において、ダクト装置の配置方法
を説明する。まず、カウンター11の長さや形成に応じ
てダクトユニット13を選択する。例えば、カウンター
11が直線状のタイプの場合には、カウンター11の長
さに応じて複数の直線状のダクトユニット13を使用
し、またカウンター11が直角のコーナーを有するタイ
プの場合には、複数の直線状のダクトユニット13およ
びコーナーチャンバーボックス56を使用し、さらには
カウンター11が円形や楕円形または円弧状のタイプの
場合には、直線状や円弧状のダクトユニット13を使用
すればよい。
【0035】ダクトユニット13を選択した後、ダクト
ユニット13の基台15をカウンター11上に載置し、
図5に示すように、隣接する基台15同士を連結体21
を介して連結し、一端側の基台15に連結体21を介し
てチャンバーボックス50を連結し、他端側の基台15
に閉塞部材55を連結する。そして、各基台15に付着
したゴミ等を拭き取って基台15の連結部に耐熱用シリ
コン樹脂等を塗布して隙間を密閉し、チャンバーボック
ス50に可変タンパユニット53を装着して、可変タン
パユニット53にファン9が内装されたメインダクト1
0を配管する。
【0036】次に、各基台15に載置する主体16にお
ける連通口35の開度を調整する。まず、図4に示すよ
うに集塵箱32を裏向けにして一対の蝶ねじ43を緩
め、一対の遮断板42を摺動させて予め設定された開度
表に従って連通口35の開度調整を行う。例えば、ダク
トユニット13を5台連結する場合には、図8に示す開
度表に従ってチャンバーボックス50に近い側から順に
連通口35の開度を20%、40%、60%、80%、
100%に調整する。そして、蝶ねじ43を締めて遮断
板42を位置決めする。なお、締まりがきかないときに
は補助板44を使用し、また各集塵箱32に番号シート
を貼っておくと、清掃等を行った後に再度組立てるよう
な場合に各集塵箱32すなわち主体16の配置位置がす
ぐにわかって便利である。
【0037】そして、調整後の各集塵箱32および補助
箱34すなわち主体16を基台15の載置片20に夫々
載置し、図9に示すように、風速測定装置(例えば、ア
ネモマスター等)60にてファン9の駆動により通風孔
40から吸引される空気の風速を測定し、各集塵箱32
の通風孔40において風速のばらつきが生じた場合に
は、再度遮断板42による開度調整を行い、最終的に各
集塵箱32の通風孔40から吸引される空気の風速が
2.5〜2.7m/secになるように調整される。最
後に、主体16の上面に天板17を載置して、ダクト装
置のカウンター11への配置が完了する。
【0038】次に、ダクト装置の使用について説明す
る。例えば、焼肉店等において、カウンター11に載置
されたダクト装置の各ダクトユニット13に対応して焼
肉器等をカウンター11上に並べて載置する。ガス焼肉
器の場合には、ガス焼肉器にガスを供給するガス管を補
助箱34のガス管挿入孔34aに挿入して、カウンター
11の裏側のガス栓に接続する。そして、ファン9の駆
動によりカウンター11上の焼肉器や灰皿等からの煙を
各ダクトユニット13の通風孔40から第二通風室30
に吸引する。この吸引された煙は、第二通風室30のグ
リスフィルタ31を通過して油滴等が除去され、連通口
35を介して第一通風室22に導かれ、チャンバーボッ
クス50を介してメインダクト10から室外あるいは室
内に排気される。
【0039】このように、カウンター11の長さや形状
に応じて着脱自在に連結されてカウンター11上に載置
された複数のダクトユニット13からダクト装置が構成
されているので、従来のようにカウンターの内部を貫通
するような構造に比べて、カウンター11への取付作業
が極めて簡単で、しかもカウンター11に何ら手を加え
ることなく通常のカウンター11に取付けることができ
る。このため、コストを低減できるとともに汎用性に優
れ、また従来のようにカウンターの下部スペースを狭め
ることなくカウンター11を有効に利用することができ
る。
【0040】また、カウンター11の増設や配置換え等
によりカウンター11の長さや形状を変更する場合に
も、現に使用しているダクト装置に対してダクトユニッ
ト13を着脱するだけで柔軟に対応できる。しかも、ダ
クト装置は連結体21を取り外すだけで簡単に複数のダ
クトユニット13に分解でき、各ダクトユニット13は
基台15、主体16、天板17に簡単に分解できるた
め、各部材を食器洗浄機等により洗浄することが可能と
なり、清掃性が向上する。
【0041】さらに、各ダクトユニット13の連口3
5の開度をメインダクト10から遠ざかるほど大とし
て、各ダクトユニット13の通風孔40から吸引される
空気の風速を均一にしているため、ダクト装置の全長に
わたってばらつきのない良好な吸引を行うことができ
る。
【0042】各ダクトユニット13の主体16の上面に
は、断熱処理された載置台の機能を有する天板17が載
置されているので、カウンター11近傍における載置ス
ペースを拡大することができる。
【0043】また、主体16すなわち第二通風室30に
設けられたグリスフィルタ31により吸引した煙に含ま
れる油滴等を除去して、清浄空気を排気することがで
き、また開閉蓋38を取り外すだけでグリスフィルタ3
1の交換を簡単に行うことができる。
【0044】さらに、各ダクトユニット13には管挿入
室33が設けられているので、例えばガス調理器を使用
する場合に従来のようにガス管をカウンターの側方に引
き回したりする必要がなく、ガス管が邪魔にならずカウ
ンター11上のスペースを有効利用できる。
【0045】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、ダ
クト装置は煙等の吸引のために利用するだけに限らず、
メインダクト10やダクトユニット13に冷却装置やヒ
ーター等を内装して通風孔40から冷気や暖気を吹き出
すといった冷房や暖房のための用途に適用してもよい。
また、各ダクトユニット13の連結は、連結体21を介
してねじ止めするだけに限らず、各ダクトユニット13
同士を直接係合してもよい。さらに、第二通風室30に
設けられた集塵部は、グリスフィルタ31に限らず電気
集塵機であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、カウンターの長さや形状に応じて着脱自在に連
結されてカウンター上に載置された複数のダクトユニッ
トからダクト装置が構成されているので、従来のように
カウンターの内部を貫通するような構造に比べて、カウ
ンターへの取付作業が極めて簡単で、しかもカウンター
に何ら手を加えることなく通常のカウンターに取付ける
ことができる。このため、コストを低減できるとともに
汎用性に優れ、また従来のようにカウンターの下部スペ
ースを狭めることなくカウンターを有効に利用すること
ができる。
【0047】また、カウンターの増設や配置換え等によ
りカウンターの長さや形状を変更する場合にも、現に使
用しているダクト装置に対してダクトユニットを着脱す
るだけで柔軟に対応できる。しかも、ダクトユニット
複数の部材に簡単に分解でき、このため食器洗浄機等に
より洗浄することが可能となり、清掃性が向上する。
【0048】さらに、各ダクトユニットの連通口の開度
をメインダクトから遠ざかるほど大に調整すると、各ダ
クトユニットの通風孔を通過する空気の風速をほぼ均一
にすることができ、ダクト装置の全長にわたってばらつ
きのない良好な通気を行うことができる。
【0049】そして、第二通風室に設けられた集塵部に
より第二通風室を通過する空気を浄化することができ、
空気清浄機としての機能を付加することができる。
【0050】また、開閉蓋を主体の側面から取り外すだ
けで、開口から集塵部の交換を容易に行うことができ
る。さらに、開閉蓋は磁気的に吸着されているので、開
口の開閉が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のダクト装置を示す図で、
(a)は正面図、(b)は平面図
【図2】ダクトユニットの分解斜視図
【図3】連結体の斜視図
【図4】集塵箱の下面を示す斜視図
【図5】基台の連結を示す斜視図
【図6】折曲されたカウンター上にダクト装置を配置し
たときの平面図
【図7】コーナーチャンバーボックスの斜視図
【図8】連結口の開度を示す図
【図9】通風孔から吸引される空気の風速を測定すると
きの状態を示す図
【図10】従来のダクト装置の斜視図
【符号の説明】
9 吸引装置 10 メインダクト 11 カウンター 13 ダクトユニット 17 天板 22 第一通風室 30 第二通風室 31 集塵部 33 管挿入室 40 通風孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインダクトに着脱自在に連結されたカ
    ウンター用ダクト装置であって、カウンターの長さや形
    状に応じて着脱自在に連結されてカウンター上に載置さ
    れた複数のダクトユニットからなり、該ダクトユニット
    は、カウンター上に載置される基台と、該基台上に載置
    される主体と、該主体の上面に載置される天板とからな
    り、前記基台は、上面および両端面が開放され、隣接す
    るダクトユニットの基台端面が連結され、かつ端部のダ
    クトユニットの基台の一端面が閉塞部材により閉塞され
    て、前記メインダクトに連通する第一通風室が形成さ
    れ、前記主体に、外部に連通する通風孔から前記第一通
    風室への連通口に至る第二通風室が形成され、該第二通
    風室に着脱自在に集塵部が設けられ、前記連通口に、こ
    の開度を調整するための摺動自在な遮断板が設けられた
    ことを特徴とするカウンター用ダクト装置。
  2. 【請求項2】 主体の側面に集塵部交換用の開口が形成
    され、該開口を開閉する開閉蓋が前記主体の側面に着脱
    自在に磁気的に吸着され、前記開閉蓋に通風孔が形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のカウンター用ダク
    ト装置。
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