JP2670787B2 - 多面研削装置 - Google Patents

多面研削装置

Info

Publication number
JP2670787B2
JP2670787B2 JP62313090A JP31309087A JP2670787B2 JP 2670787 B2 JP2670787 B2 JP 2670787B2 JP 62313090 A JP62313090 A JP 62313090A JP 31309087 A JP31309087 A JP 31309087A JP 2670787 B2 JP2670787 B2 JP 2670787B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
grinding wheel
ground
shaped core
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62313090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01164548A (ja
Inventor
ヴィ ジェームズ キーフェ
Original Assignee
スピードファム コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スピードファム コーポレーション filed Critical スピードファム コーポレーション
Priority to JP62313090A priority Critical patent/JP2670787B2/ja
Publication of JPH01164548A publication Critical patent/JPH01164548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2670787B2 publication Critical patent/JP2670787B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、E字型コアのような複数の異なる面を持つ
加工物を研削するための多面研削装置に関するものであ
る。 [従来の技術] 電気・電子工業の分野に於て、フェライト製のE字型
コアは種々の巻線コア組立部材の磁石として広く使用さ
れているが、その適正な磁束を確保するためには、磁路
に一定のスムースな磁束流が与えられるように該E字型
コアの面が極めて平坦でその表面平滑度が良いことを必
要とする。そのため、フェライトの熱処理後に、平坦で
スムースな表面にするための加工が必要となる。 このような仕上げ加工用の機械として、例えばイリノ
イ州デスプレインスに所在のスピードファム・コーポレ
ーションから販売している連続供給研削盤があるが、従
来のこの種の研削盤で研削することのできるE字型コア
は、その外側の2つの脚と中央の脚とが実質的に同じ長
さのものであった。 しかし、一対のコイルの間に空隙を設けた製品のよう
にE字型コアの中央の脚を両側の2つの脚より例えば0.
05mm〜1mm短くする必要がある場合には、該E字型コア
の研削は容易ではなく、一般にこの中央脚に対して別個
の研削工程を必要とし、その製造コストが著しく増大す
ることは避けられなかった。 [発明の目的] 本発明の目的は、加工物、特にE字型のコアの異なる
複数の研削面を一台の装置で研削することのできる研削
装置を提供することにある。 本発明の他の目的は、異なる2つの生産工程のために
異なる2つの工作機械に加工品を装着する必要がなく、
単一工程での研削を可能とし、而して、製造コストの大
幅な低下と、研削する2つの面の相対寸法に関する研削
精度の改善とを図ることができる研削装置を提供するこ
とにある。 更に、本発明の他の目的は、E字型コアの研削仕上げ
のみならず、他の形状の加工物の複数の面を一工程で研
削することのできる研削装置を提供することにある。 [発明の開示] 本発明に基づく研削装置は、第1の研削ホイールと、
該第1研削ホイールに加工物を送給するための搬送手段
とを有し、さらに、上記第1研削ホイールと一体に動く
第2の研削ホイールを備えていて、加工物の一部分が該
第2研削ホイールで研削されるべく、上記搬送手段が該
加工物を第2研削ホイールにも対面させるようになって
いる。 第1研削ホイールの研削面は第1の面内で回転可能で
あり、また、第2研削ホイールの研削面は該第1の面と
は異なった第2の面内で回転可能である。 従って、第2研削ホイールで研削される加工物の部分
は、第1研削ホイールで研削される加工物の他の部分と
は異なる面に研削される。 第1、第2研削ホイールには、互いに同軸関係にあっ
て、特にスイスのファムテク社製の標準形連続送り研削
盤は、本発明に基づく改造を行って、第2研削ホイール
の回転中心を第1研削ホイールの回転中心に合わせてそ
の内側に装着し、且つ、これらの第1、第2研削ホイー
ルを直径方向または弦方向に横切って加工物を運搬する
案内軌道を備えた搬送手段を設置すれば、基本的な研削
装置として使用できる。E字型コアが、少なくともその
両外側脚の端末を研削される位置で第1研削ホイールを
最初に横切り、次いで、中央脚の端末のみを研削される
位置で第2研削ホイールを横切るように、特に案内軌道
は移送されるE字型のコアの大きさに比例した寸法にな
っている。E字型コアの中央脚が第1研削ホイールによ
っても研削されることがあるが、この場合は、引続い
て、上記第1研削ホイールの研削面より約0.05mm〜1mm
高い位置に研削面を持つ第2研削ホイールによって中央
脚だけが研削される。 一般に、第2研削ホイールの研削面の直径はE字型コ
アの一対の外側脚の間の間隔より小さく、これらの外側
脚が第2研削ホイールに接触することはない。また、必
要に応じて第1研削ホイール及び第2研削ホイール共に
その外縁より内縁を高く形成することができるが、この
場合には、両研削ホイールを直径方向または弦方向に横
切って移送される加工物の研削面の仕上り寸法は、両研
削ホイールの内縁の位置で決まり、該研削ホイールの外
側部分によって粗研削が行なわれる。 本発明は、回転テーブル、または往復テーブルを持つ
縦型研削盤など他のいかなる型式の研削盤に対しても、
複数の研削ホイールを横切る1本の曲線路を移行する部
分を取付けて使用することができる。 [実施例の説明] 本発明の好ましい実施例を添付の図面に基づいて説明
する。なお、研削装置10のここに示されていない部分
は、公知の研削装置と実質的に同じである。 保持板16にボルトで装着された第1研削ホイール14を
持つ機枠12は、一般的な在来の型式のものである。例え
ば、第1研削ホイール14は、その研削面18がダイヤモン
ド研削面をなす標準タイプの10インチダイヤモンド研削
ホイールであって、第2図及び第4図に示すように、そ
の外縁22より内縁20の方がより高くなっている。 本明細書において、環型保持体15に取付けられた第1
研削ホイール14に用いた「より高い」の用語は、倒置的
表現であって、加工物のとの相対的な位置関係でいえば
「外側に突出している」ということとおおむね同意語で
ある。 2本の棒によって構成される案内軌道24に沿ってE字
型コアは通過するが、これらの棒は、それぞれE字型コ
ア32の両外側脚28と中央脚30との間に嵌合するような間
隔で機枠12に固定されている。なお、この案内軌道は別
の構成のものであっても差支えない。 本発明において、第2研削ホイール34には、第2図に
示すように保持部材36に装着され、該保持部材36は、第
2研削ホイール34が第1研削ホイール14の研削面18が占
める面とは異った面を占めるように、調整部材38を挟ん
で保持板16にボルトで装着されている。これはまた、調
節用ねじ等を用いて装着することもできる。 このようにして、第1研削ホイール14の内縁20のレベ
ルを決めるエッジライン40と、第2研削ホイール34の内
側部分のレベルを決めるエッジライン42との間の距離l
が設定される。この距離l即ちE字型コア32の中央脚30
と両外側脚28との段差は、一般に0.05〜1mmの間である
が、現実に上記エッジライン40、42で示されるいかなる
隙間寸法も設定することができる。 要すれば、第2研削ホイール34の内側部分を外側部分
より突出させてテーパーとすることもでき、また、第2
研削ホイール34の外側部分を第1研削ホイール14の面と
オーバーラップするレベルに保持させておいてから、両
レベルのオーバーラップがなくなるように調節すること
も可能である。 E字型コア32が、案内軌道24の下方に配設された高摩
擦ベルト46により該案内軌道24に沿って移送されるが、
該高摩擦ベルト46が脚を上方に向けた該E字型コアを移
送する間、該E字型コア32が、案内軌道24を構成する個
々の棒で高摩擦ベルト46に沿った位置を占めるように保
持される。 高摩擦ベルト46は、E字型コア32を、少なくともその
両外側脚28が第1研削ホイール14の内縁20の位置によっ
て決まる流さと仕上げ状態とに研削されるように第1研
削ホイール14との接触位置に1個づつ搬送し、引続いて
更に、高摩擦ベルト46は、E字型コア32を案内軌道24に
沿って第1、第2研削ホイールの直径方向に送り、その
中央脚30が第2研削ホイール34を横切るようにする。 上記第2研削ホイール34は、E字型コアの両外側脚28
とは接触しないくらいに小さく、また、第1研削ホイー
ル14による研削面とは異った面内にあって、第3図に幾
分誇張して示すように、E字型コア32の中央脚30を外側
客28より僅かに短く研削する。 かくして研削加工されたE字型コア32は、ベルト46上
を進んで、在来の種々の方法によって出荷または次の工
程のために取り出される。 以上にこの発明の好ましい実施態様についてある程度
詳細に説明したが、これが請求した発明の範囲を制約す
るものではない。 [発明の効果] 本発明の多面研削装置によれば、同軸状且つ異なる高
さに設けた第1及び第2の複数の研削ホイールにより、
搬送手段で送られるE字型コアまたはその他の形状をし
た加工物の一側面における高さの異なる部分を、1台の
装置を用いて1製造工程で複数の異なる面に研削加工す
ることができ、このため生産性が著しく向上し、且つ製
作コストも大幅に低下する。しかも、これらの研削ホイ
ールの相対位置を精密に調整することにより、研削精度
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る研削装置の部分平面図、第2図は
第1図におけるA−A線での断面図、第3図は第2研削
ホイールをE字型コアから離した状態での該E字型コア
と搬送手段の一部を示す要部断面図、第4図は加工中の
第1研削ホイールを破断して示す要部破断斜視図であ
る。 14……第1研削ホイール、 20……内縁、22……外縁、 24……案内軌道、28……外側脚、 30……中央脚、32……E字型コア、 34……第2研削ホイール、 42……エッジライン、46……高摩擦ベルト。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.加工物を研削するための大径の第1研削ホイール及
    び小径の第2研削ホイールと、これらの第1及び第2研
    削ホイールに加工物を送給するための搬送手段とを備
    え、 上記第1及び第2の研削ホイールは、第1研削ホイール
    が環状をしていて、該第1研削ホイールの内部に第2研
    削ホイールが同軸状に配設されると共に、第1研削ホイ
    ールが第1の面内で、また第2研削ホイールが上記第1
    の面とは異なる第2の面内で回転するよう互いに異なる
    高さに配設されることにより、これらの研削ホイールで
    加工物の一側の側面を互いに異なる面に研削可能なるよ
    うに構成され、 上記搬送手段は、上記第1研削ホイールと第2研削ホイ
    ールとを直径方向または弦方向に横切って加工物を移送
    するように構成されている、 ことを特徴とする多面研削装置。 2.第1研削ホイールの内縁が外縁より高く形成され、
    この内縁によって研削部分の仕上り寸法が設定されるよ
    うになっていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の多面研削装置。 3.上記搬送手段が、中央脚と一対の外側脚とを有する
    加工物であるE字型コアを移送するためのコンベヤーベ
    ルトを含み、少なくとも2本の外側脚の端末を研削する
    位置においてまず第1研削ホイールを横切り、次に、中
    央脚の端末のみを研削する位置において第2研削ホイー
    ルを横切るように配設されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の多面研削装置。 4.上記第2研削ホイールの研削面の直径が、E字型コ
    アにおける一対の外側脚の間隔より小であることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項に記載の多面研削装置。 5.加工物を研削するための大径の第1研削ホイール及
    び小径の第2研削ホイールと、これらの第1及び第2研
    削ホイールに加工物を送給するための搬送手段とを備
    え、 上記第1及び第2の研削ホイールは、第1研削ホイール
    が環状をしていて、該第1研削ホイールの内部に第2研
    削ホイールが同軸状に配設されると共に、第1研削ホイ
    ールが第1の面内で、また第2研削ホイールが上記第1
    の面とは異なる第2の面内で回転するよう互いに異なる
    高さに配設されることにより、これらの研削ホイールで
    加工物の一側の側面を互いに異なる面に研削可能なるよ
    うに構成され、 上記搬送手段は、加工物として中央脚と一対の外側脚と
    を有するE字型コアを移送するためのコンベヤーベルト
    と、該E字型コアを案内するための案内軌道部とを有し
    ていて、上記E字型コアの少なくとも2本の外側脚の端
    末を研削する位置においてまず第1研削ホイールを横切
    り、次に、中央脚の端末のみを研削する位置において第
    2研削ホイールを横切るように配設されている、 ことを特徴とする多面研削装置。 6.上記第2研削ホイールの研削面の直径が、E字型コ
    アにおける一対の外側脚の間隔より小であることを特徴
    とする特許請求の範囲第5項に記載の多面研削装置。 7.第1研削ホイールの内縁が外縁より高く形成され、
    この内縁によって研削部分の仕上り寸法が設定されるよ
    うになっていることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    に記載の多面研削装置。
JP62313090A 1987-12-10 1987-12-10 多面研削装置 Expired - Lifetime JP2670787B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62313090A JP2670787B2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10 多面研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62313090A JP2670787B2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10 多面研削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01164548A JPH01164548A (ja) 1989-06-28
JP2670787B2 true JP2670787B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=18037053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62313090A Expired - Lifetime JP2670787B2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10 多面研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2670787B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2649846B2 (ja) * 1989-07-26 1997-09-03 ティーディーケイ株式会社 研摩装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525028U (ja) * 1975-06-27 1977-01-13
JPS60249563A (ja) * 1984-05-22 1985-12-10 Motoi Nishimura 竪軸型平面研削盤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525028U (ja) * 1975-06-27 1977-01-13
JPS60249563A (ja) * 1984-05-22 1985-12-10 Motoi Nishimura 竪軸型平面研削盤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01164548A (ja) 1989-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5134807A (en) Multilevel grinding apparatus
CN103659534B (zh) 研磨方法
JP2670787B2 (ja) 多面研削装置
EP3369526B1 (en) Powder molding edge processing device and powder molding edge processing method
US3661241A (en) Apparatus for the simultaneous contactless separation of individual non-magnetic electrically conductive bodies from a continuous flow and orientation thereof
US4821459A (en) Multilevel grinding apparatus and method
JP3560251B2 (ja) 鏡面研摩方法及び装置
KR102245111B1 (ko) 자기 코어의 제조 방법
US4651471A (en) Edge-rounding method and apparatus therefor
JPH10230441A (ja) フェライトコア用ギャップ加工機
JP5846001B2 (ja) 研削装置
KR920008432B1 (ko) 자기헤드 래핑방법과 이것에 사용하는 자기헤드 래핑장치 및 이것을 사용해서 얻어진 자기헤드
CN214445303U (zh) 一种磨削瓦形磁钢外弧面凹槽尺寸的装置
CN220128377U (zh) 一种玻璃加工设备
JPH02131853A (ja) 研削治具
CN213294136U (zh) 一种圆形非晶磁芯卷绕装置
JP5700264B2 (ja) ウエハエッジ加工装置及びそのエッジ加工方法
JP2002096123A (ja) 金型用ガイドポスト、金型用ガイドポストの製造方法、金型用ガイドポストの製造装置
JPH02180553A (ja) 電源用フェライトコアギャップ加工装置
JP2023144719A (ja) 研削装置および希土類系焼結磁石の製造方法
JPH0343143A (ja) 両頭平面研削装置
KR20010088738A (ko) 아이들 롤러 조절장치를 구비한 폴리싱머신
KR20220144065A (ko) 리니어 가이드 연삭 장치
KR20230175103A (ko) 트루어 성형방법
JPH02269571A (ja) カップ形砥石および平面研削方法