JP2669349B2 - 電磁波加熱装置 - Google Patents
電磁波加熱装置Info
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- JP2669349B2 JP2669349B2 JP6153191A JP15319194A JP2669349B2 JP 2669349 B2 JP2669349 B2 JP 2669349B2 JP 6153191 A JP6153191 A JP 6153191A JP 15319194 A JP15319194 A JP 15319194A JP 2669349 B2 JP2669349 B2 JP 2669349B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic wave
- container
- heating
- heating device
- heated
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波を含む電磁
波を用いて物体を加熱させる場合の加熱装置の構成に関
するものである。特に生もの乾燥に適している。
波を用いて物体を加熱させる場合の加熱装置の構成に関
するものである。特に生もの乾燥に適している。
【０００２】
【従来の技術】マイクロ波を用いた加熱装置は産業用を
はじめ家庭用の電子レンジなどで既に広く使用されてい
る。水等の誘電損失の大きい物質がマイクロ波にさらさ
れると誘電損失の大きさに比例した発熱を起こすことを
利用して物質を温めるものである。加熱装置の多く（例
えば文献：「日経ニューマテリアル１９９２年３月３０
日号、８７頁）は図５に示すように、アプリケータ８内
にターンテーブル７をおき、その上に加熱対象物を乗せ
て回転させる。アプリケータ８内の金属壁面にマイクロ
波を不規則に反射させて対象物に照射させるため、マイ
クロ波は充分に対象物に吸収されずに多くは反射してし
まう。
はじめ家庭用の電子レンジなどで既に広く使用されてい
る。水等の誘電損失の大きい物質がマイクロ波にさらさ
れると誘電損失の大きさに比例した発熱を起こすことを
利用して物質を温めるものである。加熱装置の多く（例
えば文献：「日経ニューマテリアル１９９２年３月３０
日号、８７頁）は図５に示すように、アプリケータ８内
にターンテーブル７をおき、その上に加熱対象物を乗せ
て回転させる。アプリケータ８内の金属壁面にマイクロ
波を不規則に反射させて対象物に照射させるため、マイ
クロ波は充分に対象物に吸収されずに多くは反射してし
まう。
【０００３】そこで、効率の良い加熱をするために、ア
プリケータを図４のようにしたもの（比較例）が本願出
願人により特願平６−９０２９号により出願されてい
る。この場合、加熱対象物は楔型やピラミッド型という
下に凸な形状の低誘電損失の容器に入れられ、下からマ
イクロ波を照射するために、反射を少なくすることがで
き、非常に効率の良い加熱ができるものである。
プリケータを図４のようにしたもの（比較例）が本願出
願人により特願平６−９０２９号により出願されてい
る。この場合、加熱対象物は楔型やピラミッド型という
下に凸な形状の低誘電損失の容器に入れられ、下からマ
イクロ波を照射するために、反射を少なくすることがで
き、非常に効率の良い加熱ができるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４の
ような下に凸の容器では、容器の先端部のみが集中的に
加熱され、その結果先端部のみが焦げてしまうという欠
点がある。
ような下に凸の容器では、容器の先端部のみが集中的に
加熱され、その結果先端部のみが焦げてしまうという欠
点がある。
【０００５】本発明は、このような欠点をなくした均一
な加熱が実現できる電磁波加熱装置を提供することを目
的とする。
な加熱が実現できる電磁波加熱装置を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁波加熱装置
は、電磁波発生装置と、電磁波を誘導する導波路と、加
熱対象物を入れる容器を有し、前記容器は非磁性、低誘
導損失で、角型な形状であり、前記導波路の中に位置
し、容器の１つの凸の方向が電磁波の方向に対向して配
置され、かつ、前記容器の側面形状が、三角、または四
角、またはひし形であり、側面中央を中心に回転できる
構造になっていることを特徴とする。
は、電磁波発生装置と、電磁波を誘導する導波路と、加
熱対象物を入れる容器を有し、前記容器は非磁性、低誘
導損失で、角型な形状であり、前記導波路の中に位置
し、容器の１つの凸の方向が電磁波の方向に対向して配
置され、かつ、前記容器の側面形状が、三角、または四
角、またはひし形であり、側面中央を中心に回転できる
構造になっていることを特徴とする。
【０００７】また、前記加熱容器が一定時間電磁波を照
射されるごとに隣の凸の角が電磁波の方向に対向するよ
う回転することを特徴とする。
射されるごとに隣の凸の角が電磁波の方向に対向するよ
う回転することを特徴とする。
【０００８】さらにまた、前記加熱容器が網目構造にな
っていることを特徴とする。
っていることを特徴とする。
【０００９】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例を示す電磁波加熱装置の構
成図である。マイクロ波発生装置１のマグネトロンから
導波路２にマイクロ波が導かれる。導波路２は縦型に配
置し、下から上にマイクロ波出力が導かれる。導波路２
の途中に低誘電損失の樹脂製の加熱容器３が置かれ、そ
の中に加熱対象物４が入れられている。導波路の端には
気体は通すが電磁波を遮蔽するパンチングメタル５の蓋
を有する。加熱容器３の側面の形状は４角形になってお
り１つの角が真下を向いて位置している。このような状
態でマイクロ波発生装置を動作させ、マイクロ波を容器
の下側より照射することによって反射の少ない効率の良
い加熱が行われる。この場合、容器の下側の先端部が集
中的に加熱されるので、長時間連続して照射せずに、一
定時間ごと加熱容器３を容器中央を中心に９０度回転さ
せる。すると、隣の角が真下を向く。それとともに、加
熱対象物も回転し、新たに、真下を向いた角に、加熱対
象物４の加熱のあまり進んでいない部分が落下して加熱
され始める。このような動作を繰り返すことによって加
熱対象物全体を均一に加熱することができる。
る。図１は本発明の一実施例を示す電磁波加熱装置の構
成図である。マイクロ波発生装置１のマグネトロンから
導波路２にマイクロ波が導かれる。導波路２は縦型に配
置し、下から上にマイクロ波出力が導かれる。導波路２
の途中に低誘電損失の樹脂製の加熱容器３が置かれ、そ
の中に加熱対象物４が入れられている。導波路の端には
気体は通すが電磁波を遮蔽するパンチングメタル５の蓋
を有する。加熱容器３の側面の形状は４角形になってお
り１つの角が真下を向いて位置している。このような状
態でマイクロ波発生装置を動作させ、マイクロ波を容器
の下側より照射することによって反射の少ない効率の良
い加熱が行われる。この場合、容器の下側の先端部が集
中的に加熱されるので、長時間連続して照射せずに、一
定時間ごと加熱容器３を容器中央を中心に９０度回転さ
せる。すると、隣の角が真下を向く。それとともに、加
熱対象物も回転し、新たに、真下を向いた角に、加熱対
象物４の加熱のあまり進んでいない部分が落下して加熱
され始める。このような動作を繰り返すことによって加
熱対象物全体を均一に加熱することができる。
【００１０】加熱容器３の形はここでは４角の場合を示
したが、図２に示すように、３角でも５角でもよく、マ
イクロ波を照射するときに１つの角が、たえず下を向い
ていれば良い。ただし、角の数があまり多くなると角の
尖り具合が悪くなり、加熱効率が落ちる恐れがある。
したが、図２に示すように、３角でも５角でもよく、マ
イクロ波を照射するときに１つの角が、たえず下を向い
ていれば良い。ただし、角の数があまり多くなると角の
尖り具合が悪くなり、加熱効率が落ちる恐れがある。
【００１１】また、図３に示すように加熱容器を網目状
容器６にすることによって、滲み出した水分をため込ま
ず、また、加熱によって発生した水蒸気を効率よく加熱
容器外に抜き取ることができる。
容器６にすることによって、滲み出した水分をため込ま
ず、また、加熱によって発生した水蒸気を効率よく加熱
容器外に抜き取ることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の電磁波加熱装置を用いることに
よって、加熱対象物の集中加熱による部分的な焦げ付き
を少なくすることができ、全体を均一に加熱することが
できる。このため、結果的に、無駄な加熱を減らし消費
電力の軽減になる。
よって、加熱対象物の集中加熱による部分的な焦げ付き
を少なくすることができ、全体を均一に加熱することが
できる。このため、結果的に、無駄な加熱を減らし消費
電力の軽減になる。
【図１】本発明の一実施例を示す電磁波加熱装置の構成
を示した図である。
を示した図である。
【図２】本発明の他の実施例として加熱容器の形状を変
えたものを示した図である。
えたものを示した図である。
【図３】本発明の他の実施例として加熱容器を網目状に
した場合を示した図である。
した場合を示した図である。
【図４】比較例の楔型容器を持つ電磁波加熱装置の構造
を示した図である。
を示した図である。
【図５】従来の電子レンジの構造を示した図である。
１ 電磁波発生装置 ２ 導波路 ３ 加熱容器 ４ 加熱対象物 ５ パンチングメタル ６ 網目状容器 ７ ターンテーブル ８ アプリケータ
Claims (3)
- 【請求項１】電磁波発生装置と、電磁波を誘導する導波
路と、加熱対象物を入れる容器を有し、前記容器は非磁
性、低誘導損失で、角型な形状であり、前記導波路の中
に位置し、容器の１つの凸の方向が電磁波の方向に対向
して配置され、 かつ、前記容器の側面形状が、三角、または四角、また
はひし形であり、側面中央を中心に回転できる構造にな
っていることを特徴とする電磁波加熱装置。 - 【請求項２】前記容器が一定時間電磁波を照射されるご
とに隣の凸の角が電磁波の方向に対向するよう回転する
ことを特徴とする請求項１記載の電磁波加熱装置。 - 【請求項３】前記容器が網目構造になっていることを特
徴とする請求項１記載の電磁波加熱装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6153191A JP2669349B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 電磁波加熱装置 |
| US08/381,444 US5523548A (en) | 1994-01-31 | 1995-01-31 | Electromagnetic wave heater having a cone-shaped container whose tapered portion is pointed and directed toward the electromagnetic wave generator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6153191A JP2669349B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 電磁波加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0821685A JPH0821685A (ja) | 1996-01-23 |
| JP2669349B2 true JP2669349B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=15557042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6153191A Expired - Fee Related JP2669349B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-07-05 | 電磁波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2669349B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0538488A (ja) * | 1991-08-03 | 1993-02-19 | Corona Kogyo Kk | マグネトロンの温度センサーを有する生ゴミの処理装置 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP6153191A patent/JP2669349B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0821685A (ja) | 1996-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970603 |
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