JP2669167B2 - 直流−直流変換回路 - Google Patents
直流−直流変換回路Info
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- JP2669167B2 JP2669167B2 JP5672391A JP5672391A JP2669167B2 JP 2669167 B2 JP2669167 B2 JP 2669167B2 JP 5672391 A JP5672391 A JP 5672391A JP 5672391 A JP5672391 A JP 5672391A JP 2669167 B2 JP2669167 B2 JP 2669167B2
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- Japan
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- capacitor
- transformer
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流−直流変換回路
(DC−DCコンバータ)に関するものである。
(DC−DCコンバータ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の直流−直流変換回路を示す
回路図である。図において、1は直流電源、2はトラン
スで、1次巻線2aは、一端が直流電源1の一端に接続
され、他端がトランジスタ等のスイッチング素子3を介
して直流電源1の他端に接続されている。4はトランス
2の2次巻線2bに接続する平滑化回路、5は平滑化さ
れた直流出力が供給される負荷である。6はスイッチン
グ素子3のオン・オフを制御する制御回路である。
回路図である。図において、1は直流電源、2はトラン
スで、1次巻線2aは、一端が直流電源1の一端に接続
され、他端がトランジスタ等のスイッチング素子3を介
して直流電源1の他端に接続されている。4はトランス
2の2次巻線2bに接続する平滑化回路、5は平滑化さ
れた直流出力が供給される負荷である。6はスイッチン
グ素子3のオン・オフを制御する制御回路である。
【0003】ダイオード7、抵抗8およびコンデンサ9
はトランス2の磁束をリセットするリセット回路を構成
しており、コンデンサ9およびその放電用の抵抗8の並
列接続回路に対してダイオード7を直列に接続したリセ
ット回路がトランス2の1次巻線2aと並列に接続して
いる。
はトランス2の磁束をリセットするリセット回路を構成
しており、コンデンサ9およびその放電用の抵抗8の並
列接続回路に対してダイオード7を直列に接続したリセ
ット回路がトランス2の1次巻線2aと並列に接続して
いる。
【0004】次に動作について説明する。スイッチング
素子3のオン時にトランス2の1次巻線2aに入力電圧
が印加され、同時に2次巻線2bに誘起された電圧が平
滑化回路4で整流、平滑化されて負荷5へ供給される。
スイッチング素子3のオフ時には平滑化回路4内のイン
ダクタンスに蓄積されたエネルギーが平滑化回路4にて
平滑化され、負荷5へ供給される。
素子3のオン時にトランス2の1次巻線2aに入力電圧
が印加され、同時に2次巻線2bに誘起された電圧が平
滑化回路4で整流、平滑化されて負荷5へ供給される。
スイッチング素子3のオフ時には平滑化回路4内のイン
ダクタンスに蓄積されたエネルギーが平滑化回路4にて
平滑化され、負荷5へ供給される。
【0005】またスイッチング素子3のオン期間にトラ
ンス2に蓄積された励磁エネルギーは、そのオフ期間に
ダイオード7を介してコンデンサ9に転移し、抵抗8に
よって熱エネルギーとして消費される。
ンス2に蓄積された励磁エネルギーは、そのオフ期間に
ダイオード7を介してコンデンサ9に転移し、抵抗8に
よって熱エネルギーとして消費される。
【0006】従来の直流−直流変換回路においては、抵
抗8の値Rは消費すべき励磁エネルギーの値により決定
されている。またコンデンサ9の値Coは時定数Co・R
がスイッチング素子3の基本発振周期Tに比べて十分に
大きい値となるように選定されている。
抗8の値Rは消費すべき励磁エネルギーの値により決定
されている。またコンデンサ9の値Coは時定数Co・R
がスイッチング素子3の基本発振周期Tに比べて十分に
大きい値となるように選定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流−直流変換
回路は以上のように構成されているが、コンデンサ9の
値Coがトランス2の1次側インダクタンスの値Lpに対
して適切でないと、半導体素子などへ過電流あるいは過
電圧の電気的ストレスが加わり、これらの素子が破損す
るという問題点がある。
回路は以上のように構成されているが、コンデンサ9の
値Coがトランス2の1次側インダクタンスの値Lpに対
して適切でないと、半導体素子などへ過電流あるいは過
電圧の電気的ストレスが加わり、これらの素子が破損す
るという問題点がある。
【0008】例えばコンデンサ9の値Coとトランス2
の1次側インダクタンスの値Lpの積Co・Lpが基本発
振周期Tの二乗に比べて非常に大きい場合、起動時にお
いてコンデンサ9の両端電圧の上昇が抑えられ、トラン
ス2のリセットが終了する前にスイッチング素子3がオ
ンしてしまう。図6は上記の場合において、スイッチン
グ素子3としてMOSFETを用いたときの起動時の波
形図であり、(A)はドレン−ソース間の電圧VDSの波
形、(B)はドレイン電流IDの波形を示し、トランス
2がリセットされないことを示している。この状態が繰
り返されると、トランス2が飽和して過大な電流が流
れ、スイチッング素子3の破損やトランス2の巻線の焼
損などが生じる。
の1次側インダクタンスの値Lpの積Co・Lpが基本発
振周期Tの二乗に比べて非常に大きい場合、起動時にお
いてコンデンサ9の両端電圧の上昇が抑えられ、トラン
ス2のリセットが終了する前にスイッチング素子3がオ
ンしてしまう。図6は上記の場合において、スイッチン
グ素子3としてMOSFETを用いたときの起動時の波
形図であり、(A)はドレン−ソース間の電圧VDSの波
形、(B)はドレイン電流IDの波形を示し、トランス
2がリセットされないことを示している。この状態が繰
り返されると、トランス2が飽和して過大な電流が流
れ、スイチッング素子3の破損やトランス2の巻線の焼
損などが生じる。
【0009】またCo・LpがT2に比べて非常に小さい
場合、コンデンサ9の両端電圧が過大に上昇し、スイッ
チング素子3や2次側の平滑化回路4内のダイオードな
どの半導体素子の破損が生じたり、スイッチング損失の
増大を招く。図7はこのような場合における定常時の波
形図であり、コンデンサ9の両端電圧が過大に上昇する
ことを示している。
場合、コンデンサ9の両端電圧が過大に上昇し、スイッ
チング素子3や2次側の平滑化回路4内のダイオードな
どの半導体素子の破損が生じたり、スイッチング損失の
増大を招く。図7はこのような場合における定常時の波
形図であり、コンデンサ9の両端電圧が過大に上昇する
ことを示している。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、半導体素子などへの電気的スト
レスを低減でき、これにより素子の破損やスイッチング
損失を低減できる信頼性の高い直流−直流変換回路を得
ることを目的とする。
ためになされたもので、半導体素子などへの電気的スト
レスを低減でき、これにより素子の破損やスイッチング
損失を低減できる信頼性の高い直流−直流変換回路を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る直流−直
流変換回路は、(1)コンデンサとこのコンデンサの放
電用抵抗とを並列に接続し、この並列接続回路に対して
ダイオードを直列に接続した回路をトランスの1次巻線
と並列に接続して、前記トランスのリセット回路を構成
した直流−直流変換回路、(2)コンデンサとこのコン
デンサの放電用抵抗とを直列に接続し、このコンデンサ
の前記放電用抵抗と接続した一端をダイオードを介して
トランスの1次巻線の一端およびスイッチング素子に接
続して、前記トランスのリセット回路を構成した直流−
直流変換回路、または(3)コンデンサとこのコンデン
サの放電用抵抗とを並列に接続し、この並列接続回路に
対してダイオードを直列に接続した回路をスイッチング
素子と並列に接続し、前記トランスのリセット回路を構
成した直流−直流変換回路において、リセット回路のコ
ンデンサの値Cを次式
流変換回路は、(1)コンデンサとこのコンデンサの放
電用抵抗とを並列に接続し、この並列接続回路に対して
ダイオードを直列に接続した回路をトランスの1次巻線
と並列に接続して、前記トランスのリセット回路を構成
した直流−直流変換回路、(2)コンデンサとこのコン
デンサの放電用抵抗とを直列に接続し、このコンデンサ
の前記放電用抵抗と接続した一端をダイオードを介して
トランスの1次巻線の一端およびスイッチング素子に接
続して、前記トランスのリセット回路を構成した直流−
直流変換回路、または(3)コンデンサとこのコンデン
サの放電用抵抗とを並列に接続し、この並列接続回路に
対してダイオードを直列に接続した回路をスイッチング
素子と並列に接続し、前記トランスのリセット回路を構
成した直流−直流変換回路において、リセット回路のコ
ンデンサの値Cを次式
【数7】 および次式
【数8】 式中、Lp:前記トランスの1次側インダクタンス値 R:前記放電用抵抗値 T:スイッチング素子の基本発振周期 ton:前記スイッチング素子のオン時間の最大値 toff:前記スイッチング素子が起動時に取り得る最小
のオフ時間 Ei:直流電源の電圧値の最大値 Emax:前記スイッチング素子のオフ期間に前記トラン
スの1次巻線に誘起される電圧において、回路条件より
定まる最大電圧値 を満たすように構成したものである。
のオフ時間 Ei:直流電源の電圧値の最大値 Emax:前記スイッチング素子のオフ期間に前記トラン
スの1次巻線に誘起される電圧において、回路条件より
定まる最大電圧値 を満たすように構成したものである。
【0012】
【作用】この発明の直流−直流変換回路においては、リ
セット回路のコンデンサを前記数7および数8の値にす
ることにより、コンデンサの両端電圧の定常時の値およ
び起動時の応答が改善され、半導体素子の破損やトラン
スのコイルの焼損が防止され、スイッチング損失が低減
する。
セット回路のコンデンサを前記数7および数8の値にす
ることにより、コンデンサの両端電圧の定常時の値およ
び起動時の応答が改善され、半導体素子の破損やトラン
スのコイルの焼損が防止され、スイッチング損失が低減
する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例による直流−直流変換回路
は図1に示されており、回路の基本構成は従来のものと
同様である。実施例の回路が従来のものと相違する点
は、リセット回路におけるコンデンサ9の値Cが前記数
7および数8を満たすように構成されていることであ
る。
は図1に示されており、回路の基本構成は従来のものと
同様である。実施例の回路が従来のものと相違する点
は、リセット回路におけるコンデンサ9の値Cが前記数
7および数8を満たすように構成されていることであ
る。
【0014】上記構成の直流−直流変換回路の基本的な
動作は前記従来の回路と同様であり、スイッチング素子
3のオン期間に電力をトランス2で1次側から2次側へ
伝達し、平滑化回路4で平均化して負荷5へ供給する。
動作は前記従来の回路と同様であり、スイッチング素子
3のオン期間に電力をトランス2で1次側から2次側へ
伝達し、平滑化回路4で平均化して負荷5へ供給する。
【0015】次にトランス2のリセットについて説明す
る。スイッチング素子3のオン期間にトランス2の磁束
が増加し、トランス2に磁気エネルギーが蓄えられる
が、スイッチング素子3のオフ期間にこの励磁された磁
気エネルギーを放出し、磁束を残留磁束まで戻す必要が
ある。そこで磁気エネルギーをダイオード7を介してコ
ンデンサ9に転移し、抵抗8によって熱エネルギーとし
て消費させる。
る。スイッチング素子3のオン期間にトランス2の磁束
が増加し、トランス2に磁気エネルギーが蓄えられる
が、スイッチング素子3のオフ期間にこの励磁された磁
気エネルギーを放出し、磁束を残留磁束まで戻す必要が
ある。そこで磁気エネルギーをダイオード7を介してコ
ンデンサ9に転移し、抵抗8によって熱エネルギーとし
て消費させる。
【0016】リセット期間において直流−直流変換回路
の1次側回路はトランス2の1次側巻線2a、コンデン
サ9、抵抗8の並列回路として等価できる。さらに抵抗
8に流れる電流は、コンデンサ9に流れる電流に比して
十分小さいので、図2に示すように、トランス2の1次
側巻線2aおよびコンデンサ9の並列回路として近似で
きる。
の1次側回路はトランス2の1次側巻線2a、コンデン
サ9、抵抗8の並列回路として等価できる。さらに抵抗
8に流れる電流は、コンデンサ9に流れる電流に比して
十分小さいので、図2に示すように、トランス2の1次
側巻線2aおよびコンデンサ9の並列回路として近似で
きる。
【0017】ここでコンデンサ9の電流icと両端電圧
ecは、次式のように近似される。
ecは、次式のように近似される。
【数9】
【数10】 式中、C:コンデンサ9の容量値 Lp:トランス2の1次側インダクタンス値 Vi:直流電源1の電圧値 Eco:コンデンサ9の両端電圧の初期値 τ:スイッチング素子3のオン時間
【0018】トランス2のリセットはic=0となった
時点で終了するので、リセット時間trは、
時点で終了するので、リセット時間trは、
【数11】 と表わされる。この時コンデンサ9の両端電圧は、
【数12】 まで上昇する。この電圧は抵抗8によって放電され、次
のリセット期間の開始時点までに、
のリセット期間の開始時点までに、
【数13】 式中、R:放電用抵抗8の抵抗値 T:スイッチング素子3の基本発振周期 で近似される電圧まで降下する。
【0019】定常状態ではEc2=Ecoであるから数12
および数13より、コンデンサ9の両端電圧(トランス
2の1次巻線に誘起される電圧)の最大値は、
および数13より、コンデンサ9の両端電圧(トランス
2の1次巻線に誘起される電圧)の最大値は、
【数14】 となる。従ってスイッチング素子3には数14で表わさ
れる電圧がかかり、また平滑化回路4内のダイオードに
は数14で表わされる電圧にトランス2の巻数比を乗じ
た電圧がかかる。これら半導体素子の絶対最大定格等の
回路条件により定まる最大の電圧値をEmaxとすると、
次式
れる電圧がかかり、また平滑化回路4内のダイオードに
は数14で表わされる電圧にトランス2の巻数比を乗じ
た電圧がかかる。これら半導体素子の絶対最大定格等の
回路条件により定まる最大の電圧値をEmaxとすると、
次式
【数15】 式中、Ei:直流電源1の電圧値の最大値 ton:スイッチング素子3のオン時間の最大値 を満足するようなコンデンサ9でリセット回路を構成す
れば、電圧の過大な上昇を抑えることができ、これによ
り素子の破損が防止でき、またスイッチング損失が低減
する。
れば、電圧の過大な上昇を抑えることができ、これによ
り素子の破損が防止でき、またスイッチング損失が低減
する。
【0020】また直流−直流変換回路の起動開始時にお
いては、コンデンサ9の両端電圧は0V近傍であり、前
記数11で表わされるリセット時間trは次式で近似さ
れる。
いては、コンデンサ9の両端電圧は0V近傍であり、前
記数11で表わされるリセット時間trは次式で近似さ
れる。
【数16】 トランス2が飽和しないようにするには、スイッチング
素子3のオフ時間内にリセットが終了する必要があり、
素子3のオフ時間内にリセットが終了する必要があり、
【数17】 式中、toff:スイッチング素子3が起動時に取り得る
最小のオフ時間 でなければならない。数16および数17よりコンデン
サ9の値が
最小のオフ時間 でなければならない。数16および数17よりコンデン
サ9の値が
【数18】 を満たせばトランスの飽和が起きず、スイッチング素子
の破損、トランス巻線の焼損などを防止できる。
の破損、トランス巻線の焼損などを防止できる。
【0021】以上のように、リセット回路のコンデンサ
の容量値Cが次式
の容量値Cが次式
【数19】 および次式
【数20】 を満足するようにリセット回路を構成すれば、素子の破
損の防止やスイッチング損失の低減などがはかられ、直
流−直流変換回路の信頼性を高くすることができる。
損の防止やスイッチング損失の低減などがはかられ、直
流−直流変換回路の信頼性を高くすることができる。
【0022】図3は実施例のスイッチング素子3として
MOSFETを用いた場合の起動時および定常時の波形
図であり、(A)はVDSの波形、(B)はIDの波形を
示し、トランス2が完全にリセットされ、スイッチング
素子にストレスがかからないことを示している。
MOSFETを用いた場合の起動時および定常時の波形
図であり、(A)はVDSの波形、(B)はIDの波形を
示し、トランス2が完全にリセットされ、スイッチング
素子にストレスがかからないことを示している。
【0023】なお、上記実施例ではトランス2の1次巻
線に対し並列に接続されたリセット回路について示した
が、図4に示すように、コンデンサ9とこのコンデンサ
の放電用の抵抗8が直列に接続され、コンデンサ9の抵
抗8と接続された一端がダイオード7を介してトランス
2の1次巻線2aの一端およびスイッチング素子3に接
続されたリセット回路であっても、上記実施例と同様に
構成することにより、同様の効果を奏する。
線に対し並列に接続されたリセット回路について示した
が、図4に示すように、コンデンサ9とこのコンデンサ
の放電用の抵抗8が直列に接続され、コンデンサ9の抵
抗8と接続された一端がダイオード7を介してトランス
2の1次巻線2aの一端およびスイッチング素子3に接
続されたリセット回路であっても、上記実施例と同様に
構成することにより、同様の効果を奏する。
【0024】また、図5に示すように、コンデンサ9と
このコンデンサの放電用の抵抗8が並列に接続され、こ
の並列回路に対してダイオード7が直列に接続された回
路がスイッチング素子3と並列に接続されたリセット回
路の場合も、上記実施例と同様に構成することにより、
同様の効果を奏する。
このコンデンサの放電用の抵抗8が並列に接続され、こ
の並列回路に対してダイオード7が直列に接続された回
路がスイッチング素子3と並列に接続されたリセット回
路の場合も、上記実施例と同様に構成することにより、
同様の効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、特定
の値のコンデンサでリセット回路を構成したので、トラ
ンスが完全にリセットされ、これにより半導体素子など
に電気的ストレスがかかるのが防止され、素子などの破
損が防止され、かつスイッチング損失が低減し、信頼性
の高い直流−直流変換回路が得られる。
の値のコンデンサでリセット回路を構成したので、トラ
ンスが完全にリセットされ、これにより半導体素子など
に電気的ストレスがかかるのが防止され、素子などの破
損が防止され、かつスイッチング損失が低減し、信頼性
の高い直流−直流変換回路が得られる。
【図1】実施例および従来例の直流−直流変換回路を示
す回路図。
す回路図。
【図2】図1のリセット期間における1次側回路の等価
回路。
回路。
【図3】図1のスイッチング素子の動作を示す波形図。
【図4】他の実施例の直流−直流変換回路を示す回路
図。
図。
【図5】別の実施例の直流−直流変換回路を示す回路
図。
図。
【図6】従来のスイッチング素子の動作を示す波形図。
【図7】従来のスイッチング素子の動作を示す波形図。
1 直流電源 2 トランス 2a 1次巻線 2b 2次巻線 3 スイッチング素子 4 平滑化回路 5 負荷 6 制御回路 7 ダイオード 8 抵抗 9 コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 コンデンサとこのコンデンサの放電用抵
抗とを並列に接続し、この並列接続回路に対してダイオ
ードを直列に接続した回路をトランスの1次巻線と並列
に接続して、前記トランスのリセット回路を構成した直
流−直流変換回路において、前記コンデンサの値Cが次
式 【数1】 および次式 【数2】 式中、Lp:前記トランスの1次側インダクタンス値 R:前記放電用抵抗値 T:スイッチング素子の基本発振周期 ton:前記スイッチング素子のオン時間の最大値 toff:前記スイッチング素子が起動時に取り得る最小
のオフ時間 Ei:直流電源の電圧値の最大値 Emax:前記スイッチング素子のオフ期間に前記トラン
スの1次巻線に誘起される電圧において、回路条件より
定まる最大電圧値 を満たすことを特徴とする直流−直流変換回路。 - 【請求項2】 コンデンサとこのコンデンサの放電用抵
抗とを直列に接続し、このコンデンサの前記放電用抵抗
と接続した一端をダイオードを介してトランスの1次巻
線の一端およびスイッチング素子に接続して、前記トラ
ンスのリセット回路を構成した直流−直流変換回路にお
いて、前記コンデンサの値Cが次式 【数3】 および次式 【数4】 式中、Lp:前記トランスの1次側インダクタンス値 R:前記放電用抵抗値 T:スイッチング素子の基本発振周期 ton:前記スイッチング素子のオン時間の最大値 toff:前記スイッチング素子が起動時に取り得る最小
のオフ時間 Ei:直流電源の電圧値の最大値 Emax:前記スイッチング素子のオフ期間に前記トラン
スの1次巻線に誘起される電圧において、回路条件より
定まる最大電圧値 を満たすことを特徴とする直流−直流変換回路。 - 【請求項3】 コンデンサとこのコンデンサの放電用抵
抗とを並列に接続し、この並列接続回路に対してダイオ
ードを直列に接続した回路をスイッチング素子と並列に
接続し、前記トランスのリセット回路を構成した直流−
直流変換回路において、前記コンデンサの値Cが次式 【数5】 および次式 【数6】 式中、Lp:前記トランスの1次側インダクタンス値 R:前記放電用抵抗値 T:スイッチング素子の基本発振周期 ton:前記スイッチング素子のオン時間の最大値 toff:前記スイッチング素子が起動時に取り得る最小
のオフ時間 Ei:直流電源の電圧値の最大値 Emax:前記スイッチング素子のオフ期間に前記トラン
スの1次巻線に誘起される電圧において、回路条件より
定まる最大電圧値 を満たすことを特徴とする直流−直流変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5672391A JP2669167B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 直流−直流変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5672391A JP2669167B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 直流−直流変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04295273A JPH04295273A (ja) | 1992-10-20 |
JP2669167B2 true JP2669167B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13035413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5672391A Expired - Lifetime JP2669167B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 直流−直流変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669167B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4135569C1 (ja) * | 1991-10-29 | 1993-04-01 | Abb Patent Gmbh, 6800 Mannheim, De |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP5672391A patent/JP2669167B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04295273A (ja) | 1992-10-20 |
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