JP2668988B2 - 加工機械 - Google Patents

加工機械

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JP2668988B2
JP2668988B2 JP63250524A JP25052488A JP2668988B2 JP 2668988 B2 JP2668988 B2 JP 2668988B2 JP 63250524 A JP63250524 A JP 63250524A JP 25052488 A JP25052488 A JP 25052488A JP 2668988 B2 JP2668988 B2 JP 2668988B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q7/00Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、複数の加工機械を有しその加工領域毎にパ
レットを設け、加工領域とその加工領域から後退した位
置との間に、切削液等の飛散防止のための扉を設けた加
工機械に関し、特に加工領域内のパレット上のワークに
対する加工動作中に、他の加工領域内へワークを装着し
たパレットを前進させるパレット搬入指令がなされた場
合は、加工動作中のコラムが所定位置に退避したことを
検出した後、前記扉を開いて該パレット搬入指令を実行
するようにしたものである。
「従来の技術」 加工機械、工作機械等は、加工動作中に発生する切粉
や、加工動作中に供給される切削液等の加工領域外への
飛散を防止するため、該加工領域を含む加工機械全体を
囲むカバーが設けられ、そのカバーには点検、保守など
のメインテナンス作業を行うための扉や、ワークを加工
領域内に搬入するための扉が設置されているのが通常構
造である。
係る加工機械において、複数の加工領域を有しその加
工領域毎にパレットを設けた場合には、複数の加工領域
のうちのいずれかの加工領域で、加工動作中であっても
他の加工領域のパレットに対して、パレット搬入指令が
あれば前記ワークを搬入するための扉を自動的に開い
て、当該パレットの搬入指令が実行される場合がある。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、前記のように一方の加工領域で加工動
作中に、扉を開いて他の加工領域へパレットの搬入を行
うと、ワークの加工に伴って不規則に飛散する切粉や切
削液が、開いた扉部分からカバーの外に飛び出るため、
作業環境を汚したり、作業者の安全確保が万全でない等
の問題点がある。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもの
であり、加工領域内のパレット上のワークに対する加工
動作中に、他の加工領域内へワークを装着したパレット
を前進させるパレット搬入指令がなされた場合は、加工
動作中のコラムが所定位置に退避したことを検出した
後、前記扉を開いて該パレット搬入指令を実行するよう
にした加工機械を提供することを目的とするものであ
る。
「課題を解決するための手段」 前記目的を達成するための具体的手段は、加工具を有
し、X,Y,Z軸の3軸方向移動及びその任意の組合わせに
よる合成移動により、設定された複数の加工領域内及び
その加工領域間を移動可能なコラムと、複数の工具を割
り出し可能に保持して所定の工具を選択する工具交換手
段と、前記加工領域毎にそれぞれ設けられて、加工領域
内の前進位置と加工領域外の後退位置との間を移動可能
なパレットと、前記前進位置と後退位置との間に開閉可
能に設けられ、加工時には閉位置にあって加工位置に供
給される切削液等の飛散を防止するための扉を有する加
工機械において、前記加工領域内のパレット上のワーク
に対して加工動作中のコラムの工具交換領域、若しくは
Z軸原点への退避移動を検出する検出手段と、前記加工
動作中に他の加工領域内へワークを装着したパレットを
前進させるパレット搬入指令がなされた場合は、前記検
出手段の検出信号に基づいて前記扉を開位置へ移動して
該パレット搬入指令を実行する実行手段とを設けたこと
を特徴とするものである。
「作用」 前記具体的手段によれば、複数の加工領域のうちのい
ずれかの加工領域内に搬入されたパレット上のワークに
対する加工動作中に、他の加工領域内へワークを装着し
たパレットを前進させる、パレット搬入指令がなされた
場合は、加工動作中のコラムがZ軸原点若しくは工具交
換領域へ後退移動し、工具等の回転を停止したり切削液
の供給を止めたりして、切粉、切削液が飛散しないよう
にした後、若しくは工具交換領域で工具の自動交換中
に、前記コラムの後退移動を検出した検出信号に基づい
て、扉を開くとともに当該パレットの搬入指令が実行さ
れる。
「実施例」 本発明の1実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の加工機械の全体を示す正面図であ
る。
カバー60により加工機械の全体が囲まれ、加工機械の
正面の自動工具交換装置10(第2図参照)の前側には、
保守、点検等のメインテナンス作業を行うため、左右両
側に引かれて開く大扉61L,61Rを設け、その下側の後記
する加工領域22の内外の境目に、パレットの搬入・排出
の際エアシリンダ63L,63Rに引かれて、大扉61L,61Rとは
別に単独で、左右両側に開閉可能な小扉62L,62Rを設置
する。
第2、3図は前記カバー60を省略して二点鎖線で示し
た加工機械の正面図及び同側面図である。
パレット搬入・排出機構21については、後の第4、5
図により詳細に説明するため二点鎖線で示してある。
基台1にコラムベース2が横方向(X軸方向)に摺動
自在に設けられ、そのコラムベース2上にコラム3が前
後方向(Y軸方向)に摺動自在に、さらにコラム3上に
主軸ヘッド4が上下方向(Z軸方向)に摺動自在にそれ
ぞれ搭載されている。コラムベース2はX軸モータ5、
コラム3はY軸モータ6、主軸ヘッド4はZ軸モータ7
によりそれぞれ送り駆動される。主軸ヘッド4には主軸
モータ8により回転駆動される主軸9が設けられるとと
もに、複数の工具を割り出し可能に保持して、所定の工
具を選択するロータリマガジンタイプの自動工具交換装
置10が搭載されている。また、前記基台1の手前側のテ
ーブル部12には固定テーブル13と段取りテーブル14とが
固着されている。固定テーブル13の背面の取付板15の左
右には、コラムベース2のX軸方向のオーバランを規制
するための、オーバランリミットスイッチLs−XとLa+
Xが配設され、さらにZ方向で配置位置を異ならせた二
つのドグ16,17を固定する。コラムベース2の前面の中
央には、上から順に前記オーバランリミットスイッチLs
−XとLs+Xに対応するドグ18と、前記ドグ16,17にそ
れぞれ対応するリミットスイッチLsRとLsLとを配設す
る。該リミットスイッチLsR,LsLは、コラムベース2の
後記する左右2つの加工領域内の移動を検出するもので
ある。
コラムベース2の右側端部の上面には、コラム3のY
軸方向のオーバランを規制するオーバランリミットスイ
ッチLs−YとLs+Yとが配設され、そのリミットスイッ
チLs+Yの内側にリミットスイッチLsYKを配置し、これ
らの各リミットスイッチLs−Y,Ls+Y及びLsYKに対応す
るドグ19をコラム3の右側部に固定する。前記リミット
スイッチLaYKは、主軸9が固定テーブル13の上面から+
Y軸方向で外れる位置でオンする。
さらに、主軸ヘッド4のZ軸方向のオーバランを規制
するオーバランリミットスイッチLs−ZとLs+Zがコラ
ム3の右側面に配置され、その両リミットスイッチ間
で、上から順に自動工具交換装置10の工具マガジンを回
動して工具交換を行う工具交換位置に、主軸ヘッド4を
停止するためのリミットスイッチLsATC1、主軸ヘッド4
を一定範囲で上下動して、工具マガジンの工具ホルダか
ら工具を抜き挿して工具交換を行う工具交換領域を規制
するリミットスイッチLaATC2、及び主軸ヘッド4のZ軸
原点位置への後退を検出するリミットスイッチLaZKを配
置し、それぞれのリミットスイッチに対応するドグ20a
〜20dを、主軸ヘッド4に固定する。リミットスイッチL
sACT1は、リミットスイッチLsATC2がオンされている場
合であって、工具交換領域の上方位置にあるときにオン
されるように配置する。前記各リミットスイッチは、配
置位置をX軸方向で異ならせて、各リミットスイッチの
作動上不都合のないようにする。
第4図は、パレット搬入・排出機構21の平面図であ
る。
前記テーブル部12に固着される固定テーブル13の上面
とは、加工機械の加工領域22をなすものであって、左右
二つの加工領域22L,22Rが設定される。
左右の二つの加工領域22L,22Rに対しては、二つのパ
レット23L,23Rをそれぞれ加工領域内の前進位置と加工
領域外の後退位置である段取りテーブル14との間を移動
可能に設ける。この移動はパレット搬入・排出機構21に
より行われ、該機構21の回転エアシリンダ24の一定角度
内の往復旋回により、回転エアシリンダ24に一端を固着
し、他端に取り付けたローラ25をパレット23L,23Rの前
側面に固定した案内部材26に嵌めたL形アーム27L,27R
の押送及び牽引によって行われる。パレット23L,23R
は、前記前進及び後退位置間に敷設されたローラガイド
28により案内されるとともに、その上面をパレット23L,
23Rの下面に設けたローラ29が転がる。パレット23L,23R
の前進位置及び後退位置への到着は、それぞれLsL−1,L
sL−2及びLsR−1,LsR−2により検出される。
その他段取りテーブル14の手前側は、左右のパレット
23L,23Rに対する起動ボタン30L,30R、非常停止ボタン31
L,31R及び自動,単動モード切換スイッチ32が配置され
る。
パレット23L,23Rに対しては、それぞれ後退位置であ
る段取りテーブル14で加工前のワークを載置したり加工
済のワークを取り外したりする段取りが行われ、前進位
置では搬入された各パレットのクランプ又はアンクラン
プが行われる。
第5図は、パレットのクランプ及びアンクランプ状態
を示す切断位置を異ならせた拡大正面図である。
同図において、パレット23Lはクランプ状態、パレッ
ト23Rはアンクランプ状態である。
前記左右の加工領域22L,22Rの中心位置に対応する固
定テーブル13には、クランプ用のエアシリンダ41をそれ
ぞれ固定する。エアシリンダ41のピストン42の上端に
は、クランパ43を固着する。アンクランプ状態のクラン
パ43の上面位置は、前記ローラガイド28の上面位置と合
致し、該ガイド28上を転がるパレット23L,23Rのローラ2
9がそのままクランパ43上に転がり移動して、パレット2
3L,23Rを前進位置に停止させる。
パレット23L,23Rの両側下面には、クランパ43の下面
に間隔lをもって臨むクランプ板44を固定し、固定テー
ブル13上に配設したクランプベース45に対応させる。ク
ランパ43の手前側には、ドグピン46を垂直下向に固定し
て、下端部に二つのドグ47,48を固定し、ドグ47に対応
してパレットのアンクランプ状態を検出するリミットス
イッチLsR−3を、ドグ48に対応してパレットのクラン
プ状態を検出するリミットスイッチLsR−4をそれぞれ
設ける。左側のドグピン46,ドグ47,48及びリミットスイ
ッチLsL−3,LsL−4については図示しないが、左右同一
の機構が設けられている。
その他、固定テーブル13上には、位置決めピン49を立
設し、パレット23L,23Rの下面に形成した位置決め穴50
に対応させる。前記クランプベース45に対しては、エア
ブロー装置(図示しない)により加工エアを噴出して、
切粉,切削液等の付着を防止する。
パレット23L,23Rの前進位置でのクランプ作動は以下
のように行われる。
まず、エアシリンダ41のピストン42が下降すると、ク
ランパ43の上面に載ったパレット23L(23R)はそのまま
クランパ43と共に下動し、位置決めピン49と位置決め穴
50のはめあいにより正確に位置決めされるとともに、ク
ランプ板44がクランプベース45上に載ると下動を停止
し、前記クランパ43が間隔lだけさらに下動してクラン
プ板44の上面にクランプ圧を作用させて強固にクランプ
し、同時にドグ48によりリミットスイッチLsL−4(LsR
−4)を作動させてピストン42の下降を停止するととも
に、クランプ状態を検出する。またパレット23L(23R)
のアンクランプは前記の逆の作動により行われ、ドグ47
によりリミットスイッチLsL−3(LsR−3)を作動させ
て、ピストン42の上昇を停止するとともにアンクランプ
状態を検出する。
前記パレット23L,23Rの前進位置でのクランプ,アン
クランプ及び前進位置への搬入,後退位置への排出等の
各制御は、図示しない空気圧回路を構成し前記した各リ
ミットスイッチ等の検出信号に基づいて、回転エアシリ
ンダ24,24、クランプ用のエアシリンダ41,41への空気圧
回路を切換える電磁弁SOLL−1〜SOLL−3、及び電磁弁
SOLR〜SOLR−3等により行うものである。また、前記カ
バー60の小扉62L,62Rの開閉もパレット23L,23Rの搬入・
排出制御に基づき、図示しない空気圧回路に設けた電磁
弁SOLL−4,SOLR−4によりエアシリンダ63L,63Rを駆動
して行う(以上各電磁弁は第7図のブロック図に示
す)。
第6図は、本工作機械の固定テーブル13上に設定され
る加工領域22を説明した説明図である。
前記加工領域22には、左右の加工領域22Lと22Rが設定
され、各加工領域22L,22R毎にコラム3の許容移動範囲
が、X−Yの平面座標により同図図示のように設定され
る。各座標値XL-〜XR+,YL-〜YL+は、加工機械の制御パ
ラメータとして記憶装置等に格納される。
前記許容移動範囲は、加工プログラムにおいても、或
いは制御用データとして操作ボックス等により入力して
設定することもできる。この許容移動範囲により移動指
令のストロークオーバが判定される。
設定された加工領域22L,22Rに搬入される加工パレッ
ト23L,23Rには、それぞれ加工原点が定められ、この加
工原点を基準にして加工プログラムが作成される。
加工原点の一つを基準加工原点として、他の加工原点
とのオフセット量を求め、加工プログラムにおいてその
オフセット量を一律に加算若しくは減算することによ
り、加工原点を基準加工原点にシフトして同一加工プロ
グラムを各加工領域で22L,22Rで実行することもでき
る。
次に本加工機械の制御回路の概略を第7図のブロック
図により説明する。
制御回路は、主に加工機械の加工動作を制御するCPU1
00と、パレットの搬入・排出及び加工機械の起動・停止
等の制御を行うシーケンサ200とを中心に構成されてい
る。
CPU100には操作ボックス101を接続する。操作ボック
ス101はCRTディスプレイ102と各種データを入力する操
作スイッチ103からなる。またリレー制御回路104が接続
され、CPU100からのリレー信号を受けて、マグネットリ
レーMCX,MCY,MCZ及びMCSが作動し、X,Y,Z及び主軸モー
タのドライバ105〜108の電源がオンする。ドライバ105
〜108に対しては、CPU100から加工プログラムに従って
移動指令信号が出力され、X軸モータ5,Y軸モータ6,Z軸
モータ7及び主軸モータ8が回転制御される。さらにCP
U100には、各種加工プログラム及び各種加工データ等が
格納されたRAM109と、CPU100の制御プログラムが格納さ
れたROM110とが接続される。
また、前記コラムベース2のX軸方向、コラム3のY
軸方向及び主軸ヘッド4のZ軸方向のオーバランをそれ
ぞれ規制するオーバランリミットスイッチLs−X,Ls+X,
Ls−Y,Ls+Y,Ls−Z,Ls+Zを介挿したオーバラン規制信
号回路111と、主軸ヘッド4の工具交換領域及び工具交
換位置を検出するリミットスイッチLsATC1とLsATC2とを
介挿した工具交換領域検出回路117と、該回路111、117
に結線した非常停止信号回路112とがCPU100に結線され
る。
非常停止信号回路112は、コラムベース2の前記加工
領域内22L,22Rの移動を検出するリミットスイッチLsLと
LsRを直列に介挿したリミットスイッチ回路113間に、二
つのリレー接点回路114,115を設け、中央でたすき掛け
状に交差して、その両端をリミットスイッチLsLとLsRの
切換接点とするとともに、前記リミットスイッチ回路11
3に左右の加工領域22L,22Rに対する手動停止ボタン31L,
31Rを直列に介挿したものである。リレー接点回路114
は、シーケンサ200からCPU100に出力される左パレット
信号(以下Lin信号という)により作動するリレーCRLin
により接点を閉じるリレー接点と、右パレット信号(以
下Rin信号という)で作動するリレーCRRinにより接点を
開くリレー接点とを直列に介挿してなる。またリレー接
点回路115は、同様にRin信号で作動するリレーCRRinに
より接点を閉じるリレー接点と、Lin信号で作動するリ
レーCRLinにより接点を開くリレー接点とを直列に介挿
してなる。Rin信号,Lin信号については後述する。
非常停止信号回路112には、前記リミットスイッチLsY
KとLsZKとを直列に介挿した加工領域間移動可能信号回
路116を並列に結線する。該回路116により、リミットス
イッチLsYK,LsZKがオンしている場合、即ちコラム3が
手前側から奥側の+Y軸方向に移動いて主軸9が固定テ
ーブル13の上面から外れ、主軸ヘッド4が+Z軸方向の
上方退避位置にあって、加工領域間移動可能位置にある
ときは、非常停止信号回路112が作動しても、或いはコ
ラムベース2がリミットスイッチLsL、及びLsRを同時に
オンしない中央位置にあるときでも、加工領域22L,22R
間を移動できるようにしたものである。
前記非常停止信号回路112は、コラムベース2の左右
のいずれかの加工領域内への移動により、リミットスイ
ッチLsLとLsRのいずれか一方がオンされて接点を切換え
るから、常にリレー接点回路114,115の一方が結線され
インターロックされる。
非常停止信号回路112は、(1)加工中の加工領域か
ら他の加工領域へ移動しようとして、前記リミットスイ
ッチLsL又はLsRがオフして、コラムベース2の加工領域
内移動検出信号が検出されない時、(2)シーケンサ20
0が誤動作して同時にRin信号とLin信号が出力された
時、(3)リミットスイッチLsL又はLsRが断線や位置ず
れ又は故障等でオフした場合、又は手動停止ボタン31L,
31Rを押した時に作動して、非常停止信号をCPU100へ出
力し、CPU100はリレー制御回路104へのリレー信号をオ
フして、マグネットリレーMCX,MCY,MCZ及びMCSを非作動
とし、X,Y,Z及び主軸モータのドライバ105〜108の電源
をオフするとともに、ダイナミックブレーキを作用させ
て、前記各軸のモータを停止させる。
各加工領域22L,22Rに対するパレット23L,23Rの搬入・
排出を制御するシーケンサ200には、手動ボタン回路201
及びリミットスイッチ回路202が接続される。
手動ボタン回路201は、左右のパレット23L,23Rに対す
る自動・単動モード切換スイッチ32を介挿したモード切
換回路と、それぞれ左起動ボタン30L、右起動ボタン30R
を介挿した起動回路とからなる。
リミットスイッチ回路202は、左右のパレット23L,23R
の各加工領域22L,22Rの前進位置への搬入、前進位置で
のクランブ,アンクランプ及び前進位置からの排出を検
出する前記リミットスイッチLsL−1〜LsL−4とLsR−
1〜LsR−4とをそれぞれ介挿した検出回路とからな
る。
また、パレット23L,23Rの搬入・排出を行う回転エア
シリンダ24と、各パレット23L,23Rの前進位置でのクラ
ンプ,アンクランプを行うエアシリンダ41を制御する空
気圧回路(図示せず)を切換える電磁弁SOLL−1〜SOLL
−3とSOLR−1〜SOLR−3と、カバー60の小扉62L,62R
の開閉を行うエアシリンダ63L,63Rの駆動を制御する空
気圧回路(図示せず)を切り換える電磁弁SOLL−4,SOLR
−4とをそれぞれ介挿した電磁弁駆動回路203を接続す
るとともに、Rin信号及びLin信号で作動するリレーCRRi
nとCRLinとをそれぞれ介挿したリレー回路204を接続す
る。
前記CPU100とシーケンサ200との間には、Lin信号,Rin
信号,スタート信号,ストップ信号及び各種制御信号を
やりとりする信号回路205が設けられる。CPU100は入出
力インターフェイス100aを有し、その入出力端子によ
り、前記各信号の入出力状態をCPU100が確認できるよう
になっている。特にLin信号とRin信号については入力端
子I,IIが設定される。
入力端子I,IIについては、外部入力手段である操作ボ
ックス101から、加工プログラム毎に設定したプログラ
ム番号を対応付けることができる。また、それらの加工
プログラム及びプログラム番号は前記RAMに格納されて
いるから、入力端子I,IIのオン状態をCPU100が判断する
ことにより、該当番号の加工プログラムをRAMから呼出
すことができる。
続いて、前記Lin信号及びRin信号について説明する。
Lin信号及びRin信号は、各加工領域22L,22Rに搬入さ
れクランプされたパレット23L,23Rの位置信号として出
力されるものであり、実質的には加工対象パレットを判
別するものである。各パレット23L,23Rの搬入・排出は
それぞれに独立に制御される。従って、一方の加工領域
内に搬入されたクランプされたパレットが加工中にも、
他方の加工領域内にパレットが搬入されてクランプさ
れ、しかも起動ボタンが操作される場合があるが、位置
信号としては加工中のパレットの位置信号、例えばパレ
ット23Lが加工中であればLin信号を優先させ、パレット
23Lの加工が終了して、コラム3及び主軸ヘッド4がそ
れぞれリミットスイッチLsYKとLsZKをオンする加工領域
間移動可能位置に移動した時、前記Lin信号をオフし続
いてパレット23Rの位置信号Rin信号をオンするように、
ソフト的に処理される。即ち左右のパレット23L,23Rの
位置信号Lin及びRin信号が同時にオンとなって出力され
ることはない。同時に出力される場合は、前記非常停止
信号回路112が作動したり、エラー処理がなされる。
以下パレットの搬入・排出処理について第8図のフロ
ーチャートに従い説明する。
左右のパレット23L,23Rの動作は、同一であるので左
側パレット23Lについて説明し、右側パレット23Rについ
ては、異なる部分についてのみ説明する。
まず、ステップS100(以下ステップを省略する)で左
起動ポンプ30Lがオンか否かを判断し、オンであればYES
でS101でRin信号がオフかどうかを判断する。オフであ
ればYESでS102へ進み自動モードであるか否かを判断す
る。S101でRin信号がオンであればNOでS103でリミット
スイッチLsYK及びLsZKがオンであって、コラム3及び主
軸ヘッド4が加工領域間移動可能位置に位置するかどう
かを判断する。S103でNOであればS104へ進み作業者に対
してアラーム表示を行ってリターンする。YESであればS
105でLin信号がオフかどうかを判断し、オフであればYE
Sで前記S102へ戻る。また、Lin信号がオンであればNOで
S106へ進み、加工領域22Lで加工可能であるため自動モ
ードであるかどうかを判断する。自動モードであればYE
SでS123へ進み工作機械を起動する。NOであれば前記102
へ戻る。S102で自動モードでない場合は、S107で単動動
作のサブルーチンをコールして、左側パレット23Lにつ
いて単動動作を行う。単動動作は、パレットの搬入から
排出までの一連の動作を各個に行うものであるので、そ
の詳細な説明は省略する。
S102で自動モードであれば、YESでS108へ進んでパレ
ット23Lが加工領域22Lに搬入されクランプされているか
どうかを判断し、NOであれば続いてS109でパレット23L
が排出位置(段取りテーブル14上)にあるか否かを判断
し、NOであれば加工すべきパレットが存在しないのでS1
04に戻り、作業者に対してアラーム表示を行う。加工す
べきパレット23Lが排出位置にあればYESで、S110で加工
具を有するコラム3のZ軸原点への後退移動が前記リミ
ットスイッチLsZKのオンにより検出されると、S111で該
検出信号によりエアシリンダ63Lを駆動して小扉62Lを開
き、S112へ進んでパレット23Lを搬入し、S113で搬入完
了を判断した後S114で小扉62Lを閉じ、S115で前記パレ
ット23Lをクランプし、クランプ完了をS116で確認してS
125へ進む。
前記S110の判断ステツプでは、加工具を有するコラム
3の工具交換領域への後退移動を検出するようにしても
よい。該検出は前記リミットスイッチLsATC2により行
う。
前記S108でパレット23Lが搬入されクランプされてい
れば、YESでS117へ進みイニシャル排出メモリがオフか
どうかを判断する。
イニシャル排出メモリは、加工機械に電源が投入され
てマシンシステムが立上がった時、パレットが加工領域
内に搬入されている状態でオフとなり、自動又は手動に
かかわらず、一旦段取りテーブル14上に排出された場合
はオンとなる。これは、電源投入時のマシンシステム立
上がりに搬入されているパレットに対しては、そのまま
加工開始するのではなく、パレットを強制的に排出して
ワークの点検を行うためのものである。
前記S117でイニシャル排出メモリがオフであれば、YE
SでS118〜S122でクランプ状態のパレット23Lをアンクラ
ンプし、アンクランプ完了後その完了信号により、小扉
62Lを開くとともに該パレット23Lを排出し、排出完了を
S122で確認した後S123へ進み小扉62Lを閉じ、続くS124
へ進みイニシャル排出メモリをオンしてリターンする。
前記S125では、Rin信号がオンかどうかを判断し、オ
ンであればYESでS126へ進んで、加工機械が一時停止状
態であるかを判断する。S126でNOであればRin信号を優
先し、加工領域22Rでの加工が終了して、Rin信号がオフ
になるまで待機する。S126でYESであればリターンする
が、Rin信号がオフになるまでの待機中に、加工を一時
停止した後再起動を行った場合、Rin信号がオフした時
点で不用意にパレット23Lの起動が入らないように、リ
ターンして左起動ボタン30Lの操作がなされてから、起
動するようにしたものである。
また、S125でRin信号のオフが確認されると、S127でL
in信号をオンした後、S128で加工機械を起動しS129で運
転完了かどうかを判断する。完了でない場合はS130で自
動モードであるか否かを判断し、NOであれば単動モード
であるためリターンして、左起動ボタン30Lの操作を待
つ。またYESであれば運転完了を待って、S131へ進みLin
信号をオフして、S118へ進んで加工済となったパレット
22Lの排出処理を行う。
右側パレット22Rの搬入・排出処理については、前記
フローチャートのステップ番号S100の左起動ボタン30L
を右起動ボタン30Rとすること、S101,S125のRin信号をL
in信号とすること、S105,S127及びS131のLin信号をRin
信号とすること、及びS111,S114,S120,S123の小扉62Lを
小扉62Rとするフローチャートにより搬入・排出処理が
なされる。
前記したフローチャートのステップ中のパレット23L,
23Rの排出位置への排出完了、及び加工領域22L,22Rへの
搬入完了,クランプ,アンクランプの検出は、リミット
スイッチLsL−1〜4及びLsR−1〜4のオン・オフによ
り行われる。また、そのオン・オフ信号によりエアシリ
ンダ63L,63Rを駆動する空気圧回路を切換える電磁弁SOL
L−4,SOLR−4を制御して、前記S114,S120,S123の各ス
テツプの小扉62L,62Rの開閉が行われる。
続いて、本加工機械の加工動作が、所定の加工プログ
ラムに従って実行されるが、本発明の要旨外であるの
で、その説明を省略する。
本発明の実施例は前記したように、左右の二つの加工
領域を有し、各加工領域毎にそれぞれパレットを設けた
態様で説明したが、三個以上の加工領域を有する加工機
にも適用可能である。
さらに、加工具としてミシン針を用い、作業領域を複
数有する工業ミシン等にも適用することが可能である。
「発明の効果」 本発明は、前記具体的手段及び作用の説明で明らかに
したように複数の加工領域のうちのいずれかの加工領域
内に搬入されたパレット上のワークに対する加工動作中
に、他の加工領域内へワークを装着したパレットを前進
させる、パレット搬入指令がなされた場合は、加工動作
中のコラムがZ軸原点若しくは工具交換領域へ後退移動
し、工具等の回転を停止したり切削液の供給を止めたり
して、切粉、切削液が飛散しないようにした後、若しく
は工具交換領域で工具の自動交換中に、前記コラムの後
退移動を検出した検出信号に基づいて扉を開くととに、
当該パレットの搬入指令が実行されるから、扉の外部へ
切粉や切削液が飛散して、作業者に対する安全性が確保
されなかったり、作業環境を汚すような不都合を回避で
きる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を例示し、第1図は加工機械
の全体を示した正面図、第2図はパレット搬入・排出機
構21を省略した加工機の正面図、第3図は同側面図、第
4図はパレット搬入・排出機構21の平面図、第5図は第
4図A−A線で切断した一部切欠拡大正面図、第6図は
固定テーブル13上に設定される加工領域22を説明した説
明図、第7図は制御回路の概略を示すブロック図、第8
図はパレットの搬入・排出処理を示すフローチャートで
ある。 3……コラム、4……主軸ヘッド、10……工具自動交換
装置、21……パレット搬入・排出機構、22,22L,22R……
加工領域、23L,23R……パレット、60……カバー、62L,6
0R……小扉、63L,63R……エアシリンダ、100……CPU、1
01……操作ボックス、109……RAM、110……ROM、200…
…シーケンサ、LsZK,LsATC2……リミットスイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工具を有し、X,Y,Z軸の3軸方向移動及
    びその任意の組合わせによる合成移動により、設定され
    た複数の加工領域内及びその加工領域間を移動可能なコ
    ラムと、複数の工具を割り出し可能に保持して所定の工
    具を選択する工具交換手段と、前記加工領域毎にそれぞ
    れ設けられ、加工領域内の前進位置と加工領域外の後退
    位置との間を移動可能なパレットと、前記前進位置と後
    退位置との間に開閉可能に設けられ、加工時には閉位置
    にあって加工位置に供給される切削液等の飛散を防止す
    るための扉を有する加工機械において、 前記加工領域内のパレット上のワークに対して加工動作
    中のコラムの工具交換領域、若しくはZ軸原点への退避
    移動を検出する検出手段と、前記加工動作中に他の加工
    領域内へワークを装着したパレットを前進させるパレッ
    ト搬入指令がなされた場合は、前記検出手段の検出信号
    に基づいて前記扉を開位置へ移動して該パレット搬入指
    令を実行する実行手段とを設けたことを特徴とする加工
    機械。
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