JP2667458B2 - ▲ろ▼布の洗浄方法 - Google Patents

▲ろ▼布の洗浄方法

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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、排煙脱硫排水を凝集処理して生じた汚泥
の加圧過脱水において、目詰りした布を洗浄する方
法に関する。
(従来の技術) 石油や石灰の燃焼排ガス中には移動酸化物(SOx)が
含まれており、これを除去するための方法として石灰を
含む吸収液と排煙とを接触させて石こうを回収する石灰
−石こう法がある。
この石灰−石こう法においては、生成する石こうスラ
リーを脱水して回収する一方、石こうからの分離水は処
理して排出している。
排煙脱硫排水は通常硫酸バンド及び苛性ソーダによる
中和凝集沈澱処理したのち、過するとともに、CODは
吸着樹脂により除去している。
上記の中和凝集沈澱処理において生成する汚泥は離脱
水性であり、遠心分離機では雑水が困難であるため、ベ
ルトプレス型脱水機やフィルタプレス型脱水機で加圧
過脱水されている。
この汚泥脱水においては、布が目詰りし、脱水効率
が低下し、脱水機が使用不能の状態となる。
このため、例えばフィルタプレス型脱水機の場合、約
4週間の脱水処理(70〜140のハッチ処理)の後、脱水
機から過布(41枚)を手作業で取り出し、5〜10%の
塩酸中に約17時間浸漬後、ブラシより一枚ずつ水洗し、
再び脱水機に取り付けていた。
(発明が解決しようとする課題) この取り外し、取り付けには多大な労力を要するの
に、このような洗浄方法では布に目詰りの回復が十分
ではなかった。また、布周囲に含浸させている目止剤
(シリコン)が塩酸溶液に溶けるため、二ケ月に一度は
新品の布に取り替えなければならず、そのための費用
負担も大きかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、布の取り外し・取り付けを行うことな
く、少ない労力で効率的に布を洗浄して目詰りを解消
し、布の寿命も長くすることのできる洗浄方法を提供
するものである。すなわち、この発明は、排煙脱硫排水
を凝集処理して生じた汚泥を加圧過脱水して目詰りの
生じた布を洗浄する方法において、洗浄液として排煙
脱硫排水を用いることを特徴とする布の洗浄方法であ
る。
(作用) 排煙脱硫排水を凝集処理して生じた汚泥を加圧過脱
水すると、脱水ケーキ剥離後に通常の工業用水で水洗を
行っても次第に布が目詰りして脱水効率が低下する。
この目詰りした布を排煙脱硫排水で洗浄すると、その
排水の酸の作用により、目詰りを起こしている固形物が
全部溶解するか大部分溶解してその目詰りが解消された
ものと推測できる。
第1詰は本発明の一実施態様を示すフローシートであ
る。1は第1反応槽、2は第1沈澱槽、3は第2反応
槽、4は第2沈澱槽、5は脱水機である。
排煙脱硫排水を、原水管6から第1反応槽1に導入
し、カルシウムイオン及び(または)アルミニウムイオ
ンの存在下にpH5〜8.5に調整し沈澱を生成させる。この
場合を必要に応じて薬注管7からアルミニウム塩を添加
し、また薬注管8からpH調整剤を注入する。アルミニウ
ム塩としては、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウ
ム等が使用できる。pH調整剤としては、水酸化ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム等が使用でき
る。
生成した沈澱は、フッ化カルシウムまたは水酸化アル
ミのフロックがフッ化物を抱き込んだもの、または両者
の混合物である。
第1反応槽1の反応液は第1沈澱槽2において固液分
離を行い、前記した沈澱は排泥管9から排出し、上澄液
は第2反応槽3へ流出させる。第2反応槽3では、マグ
ネシウムイオンの存在下にpH9.5以上に調整して沈澱を
生成させる。この場合、必要に応じて薬注管10からマグ
ネシウム塩を添加し、薬注管11からまたpH調整剤を添加
する。マグネシウム塩としては塩化マグネシウム等が使
用できるが、反応液中にすでに存在する場合は添加しな
くてもよい。またpH調整剤としては、前記したものが同
様に使用できる。第2反応槽3に存在させるマグネシウ
ムイオンの量はフッ化物イオン量に対して大きく過剰の
状態、例えば重量比で20培以上とすると残留フッ化物イ
オン量を1ppm以下にすることができる。第2反応槽3で
は水酸化マグネシウムの沈澱が生じ、液中のフッ化物も
これに抱き込まれて沈澱する。
第2反応槽3の反応液は第2沈澱槽4において固液分
離を行い、上澄液は処理水として処理水管12から排出す
る。沈澱物は返送管13から第1反応槽1に返送する。返
送された沈澱物は第1反応槽1内では、ほぼ溶解し、放
出されたフッ化物イオンは原水中のフッ化物イオンとと
もに前述の処理を受ける。溶解したマグネシウムイオン
は第2反応槽3に流入して循環使用される。したがっ
て、マグネシウムイオンは第1沈澱槽2から排出される
分を補うだけでよい。
第1沈澱槽2から排出される沈澱は排泥管9から一
旦、貯槽(図示せず)に受けて、または受けずして脱水
機5の室に圧入して、過脱水し、さらに加圧して圧
搾脱水する。室15は布と板で形成され、圧入ポン
プ(図示せず)により沈澱汚泥が室15に圧入され、
布により過される。
次にダイヤフラム等により空気圧または水圧で圧搾す
る。脱水され生じたケーキは開放された室から取り出
され処分される。
このような汚泥の加圧過脱水を行なっていると、
布は目詰りを生じ、脱水効率が低下してくる。そこで、
汚泥脱水を停止し、1日に7時間の洗浄を2日間行い、
汚泥脱水に供される。洗浄は、脱水機5の室15に排煙
脱硫排水を洗浄水管14から洗浄ポンプ(図示せず)によ
り汚泥脱水時の汚泥供給管を通じて供給し、洗浄排水は
各室15に接続した戻り管16により排煙脱硫排水の貯槽
(図示せず)に戻される。室15内に排煙脱硫排水が充
満するように戻り管16に立ち上がり部を設けることが好
ましい。洗浄頻度は布の目詰りが生じ、脱水効果が低
下してきたら(通常は4週間)前述のように2日間、1
日7時間の洗浄を行ってもよいし、毎日の汚泥脱水が終
ったら毎回洗浄を行ってもよい。
排煙脱硫排水はpHが1〜2程度と酸性であるため、
布の目詰りを起こしている固形物は溶解し、目詰りは解
消する。布の洗浄が終ったら水洗ののち、脱水機15は
再び汚泥の脱水に供される。
以上の実施態様では、脱水機としてフィルタプレス型
脱水機を用いた場合について説明したが、ベルトプレス
型脱水機等他の脱水機を用いた場合も洗浄液として排煙
脱硫排水を用いることができるのは勿論である。
(実施例) 石炭燃焼の排煙を石灰乳で脱硫して生じた排煙脱硫排
水(pH1〜2)を前述のフローに基づいて、硫酸バンド
を用いて凝集沈澱処理し、発生した汚泥を固形物濃度1
〜2%に調整し、これを2台のフィルタプレスで加圧
過脱水した。70〜140バッチ程度の脱水処理で布の目
詰りが生じ処理が継続できなくなったので、別表に示す
洗浄を行った。
(発明の効果) 本発明によれば、排煙脱硫排水を布の洗浄液として
用いるので洗浄薬品代にかからず、又、布を脱水機か
ら取り外す必要がないので、労力、洗浄作業時間がすく
なくてすみ、しかも洗浄後の布の通気性は新品布と
同等に回復するとともに、布の寿命も従来法と比べ長
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示すフローチャートであ
る。図中、1は第1反応槽、2は第1沈澱槽、3は第2
反応槽、4は第2沈澱槽、5は脱水機を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 修三 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗 田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−222513(JP,A) 特開 昭54−73473(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排煙脱硫排水を凝集処理して生じた汚泥を
    加圧過脱水して目詰りの生じた布を洗浄する方法に
    おいて、洗浄液として排煙脱硫排水を用いることを特徴
    とする布の洗浄方法。
  2. 【請求項2】布はフィルタプレス型脱水機に取り付け
    てあるものであって、フィルタプレス型脱水機の室に
    排煙脱硫排水を洗浄液として供給することを特徴とする
    請求項1記載の洗浄方法。
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