JP2663907B2 - 基地局装置および移動無線通信方式およびゾーン切替方法 - Google Patents

基地局装置および移動無線通信方式およびゾーン切替方法

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JP2663907B2
JP2663907B2 JP7080502A JP8050295A JP2663907B2 JP 2663907 B2 JP2663907 B2 JP 2663907B2 JP 7080502 A JP7080502 A JP 7080502A JP 8050295 A JP8050295 A JP 8050295A JP 2663907 B2 JP2663907 B2 JP 2663907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTDMA(Time Division
Multiple Access) 無線通信方式に利用する。本発明は
CDMA(Code Division Multiple Access) 無線通信方
式に利用するに適する。特に、ゾーン切替制御技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】移動通信の一つの方式として、移動局か
ら基地局への上りタイムスロットと、基地局から移動局
への下りタイムスロットとを交互に送受信するTDMA
を用いる方式が知られている。この従来例を図5および
図6を参照して説明する。図5は従来例のゾーン切替方
法のシーケンス図であり、図6は従来例のゾーン切替方
法を説明するための概念図である。
【0003】ダイバーシチ受信機能を持つ移動局と順序
書込ランダム読出しのスイッチ機能を持つ交換機と交換
機により制御される複数の音声符号化回路を内蔵した基
地局からなり、交換機と基地局間の回線同期と基地局内
の音声符号化回路の基地局間同期がとられている。
【0004】移動局MSが移動することにより基地局B
S1を移る必要性を移動局MSが検出し、交換機MSC
にゾーン切替要求したとき、交換機MSCは移動局MS
からのゾーン切替要求を受け取ると基地局BS1から基
地局BS2への切替要求であることを検出し、基地局B
S2に送受信開始の命令を出し、基地局BS2からの上
りパスをゾーン切替用トランクの加算部の入力に接続し
(図6(b)の(5))、BS2への下りパスをゾーン
切替用トランクの分配部の出力に接続し(図6(b)の
(6))、通話中の基地局BS1の下りパス(図6
(a)の〔2〕)をゾーン切替用トランクの分配部の入
力(図6(b)の(4))とゾーン切替用トランクの加
算部の入力(図6(b)の(1))に接続する。また、
切替通話中の基地局BS1の上りパス(図6(a)の
〔1〕)をゾーン切替用トランクの加算部の出力(図6
(b)の(3))とゾーン切替用トランクの分配部の出
力(図6(b)の(2))に切替えてマルチ接続を行
う。次に交換機MSCは移動局MSにゾーン切替実行を
送信する。移動局MSは交換機MSCからのゾーン切替
実行を受け取ると基地局BS1と通信している周波数f
1から基地局BS2と通信するための周波数f2に切替
え、ゾーン切替完了を交換機MSCに送信する。交換機
MSCは移動局MSからのゾーン切替完了を受け取ると
ゾーン切替トランクにマルチ接続しているパスを切り離
し、基地局BS2の通話パス(図6(c)の〔3〕、
〔4〕)に接続し直す。そして、交換機MSCは基地局
BS1に移動局MSに対する送受信停止を送る。基地局
BS1は移動局MSに対する送受信停止を受け取るとf
1に関する送受信を停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例の問題点を図7
を参照して説明する。図7は交換機MSCと基地局BS
間の伝送遅延を説明するための図である。交換機MSC
と基地局BS1との伝搬遅延をτ1、交換機MSCと基
地局BS2との伝搬遅延をτ2とする。例えば、図7
(a)に示すように、τ1とτ2の差が125μSの3
倍の時間のとき、交換機MSCの出口で音声データが同
時に基地局BS1およびBS2に対して送出されたとし
ても、その音声データが基地局BS1およびBS2に到
着する時間は、基地局BS1の方が基地局BS2よりも
375μS遅く到着するので、その音声データが移動局
MSに到着するのは、無線区間で差がなかったとしても
375μSずれて届いてしまう。逆に、図7(b)に示
すように、移動局MSからの音声データが基地局BS1
およびBS2に同時に到着したとしても、基地局BS2
からの音声データが、交換機MSCに到着してから基地
局BS1からの音声データが到着するのは375μS後
になり、二つの音声データは375μSずれてしまう。
以上は交換機MSCと基地局BSとの間の固定伝送路に
おける伝搬遅延である。
【0006】さらに、移動局MSと基地局BS1および
BS2との間の無線回線における伝搬遅延がある。移動
局MSの位置が基地局BS2よりも基地局BS1に近い
ときには、上りタイムスロットの到着時間は基地局BS
2よりも基地局BS1の方が早く到着する。
【0007】このように、異なる基地局間でタイムスロ
ットのフレーム同期がずれているため、従来例で説明し
たような複雑なゾーン切替制御が要求される。すなわ
ち、二とおりのフレーム同期タイミングが存在するた
め、ゾーン切替の途中で移動局がどちらの基地局を選択
してもよいようにパスを共通に接続しておく必要が生じ
る。
【0008】さらに、移動局が切替先の基地局を選択し
た時点で、フレーム同期を確立しなおす必要がある。ま
た、CDMA無線通信方式であれば、音声符号化回路の
同期時間も必要となり、その間の通話が瞬断する。
【0009】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、タイムスロットの基地局間同期を簡単にとるこ
とができるゾーン切替方法を提供することを目的とす
る。本発明は、ゾーン切替制御手順を簡単化することが
できるゾーン切替方法を提供することを目的とする。本
発明は、ゾーン切替のための回路構成を簡単化すること
ができるゾーン切替方法を提供することを目的とする。
本発明は、通信が瞬断されることのないゾーン切替方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
移動局と無線回線を介して接続され、交換機と固定伝送
路を介して接続される基地局装置である。
【0011】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記交換機との間で送受信される信号の遅延時間を調節す
るためにその信号を一時蓄積するバッファと、このバッ
ファの滞留時間を前記移動局に対する無線回線の切替接
続が発生する都度個別に可変制御する手段とを備えたと
ころにある。
【0012】本発明の第二の観点は移動無線通信方式で
あり、その特徴とするところは、前記基地局装置を含む
基地局を二つ備え、この基地局がそれぞれ第一のゾーン
および第二のゾーンを形成し、この第一のゾーンからこ
の第二のゾーンに移動する移動局があるとき、前記可変
制御する手段は、前記第一のゾーンを形成する基地局の
前記固定伝送路の伝送遅延時間と、前記第二のゾーンを
形成する基地局の前記固定伝送路の伝送遅延時間との時
間差が実質的に零になるように、その遅延時間が少ない
方の基地局に対して前記バッファの滞留時間を大きく設
定する手段を含むところにある。
【0013】前記移動局から前記基地局方向への上りタ
イムスロットと前記基地局から前記移動局方向への下り
タイムスロットに、この移動局の移動範囲についてこの
移動局から最遠の位置の基地局と最近の位置の基地局と
のタイムスロットのフレーム同期ずれ時間の2倍以上の
時間をガードタイムとして設けることが望ましい。
【0014】本発明の第三の観点は、前記移動無線通信
方式の中の一つの移動局が切替元基地局と接続されてい
る状態から切替先基地局にゾーン切替を行う方法であ
る。
【0015】ここで、本発明の特徴とするところは、そ
の移動局がゾーン切替要求を送信し、この要求を前記切
替元基地局と前記切替先基地局に共通に接続された交換
機が受信したとき、この交換機は前記切替先基地局の下
り方向のパスを前記切替元基地局の下り方向のパスとい
ったん共通に接続し、前記交換機は、前記切替先基地局
に対し送受信開始命令を送信し、この切替先基地局に対
し前記移動局からの上り方向の信号が受信できれば当該
交換機に報告するように命令を出し、前記切替先基地局
からの前記報告を受け取ると前記切替元基地局の上り方
向のパスを前記切替先基地局の上り方向のパスに切替
え、前記切替元基地局の下り方向のパスを切断し、前記
切替元基地局に対して送受信停止を命令するところにあ
る。
【0016】前記交換機は、ゾーン切替後に、タイムス
ロットの切替タイミングとして上りおよび下りタイムス
ロット番号を含む拡散符号切替要求を前記切替先基地局
および前記移動局に送信し、前記移動局は、この拡散符
号切替要求を受け取ると新たな拡散符号に指示されたタ
イムスロットに切替えて上り送信タイミングを前記切替
先基地局に合わせて送信開始し、前記切替先基地局は、
前記拡散符号切替要求を受け取ると新たな拡散符号に指
示されたタイムスロットに切替えることが望ましい。
【0017】
【作用】基地局と交換機との間で送受信される信号を一
時蓄積し、第一のゾーンを形成する基地局の前記固定伝
送路の伝送遅延時間と、前記第二のゾーンを形成する基
地局の前記固定伝送路の伝送遅延時間との遅延時間差を
その遅延時間が少ない方の基地局に前記信号の滞留時間
として与えることにより、基地局と交換機との間の固定
伝送路の長さの差に依存する伝搬遅延をなくすることが
できる。
【0018】また、移動局から基地局方向への上りタイ
ムスロットと基地局から移動局方向への下りタイムスロ
ットに、この移動局の移動範囲についてこの移動局から
最遠の位置の基地局と最近の位置の基地局とのタイムス
ロットのフレーム同期ずれ時間の二倍の時間をガードタ
イムとして設けることにより、基地局と移動局との間の
無線回線の長さの差に依存する伝搬遅延をなくすること
ができる。
【0019】したがって、タイムスロットの基地局間同
期を簡単にとることができるとともに、ゾーン切替制御
手順を簡単化することができる。
【0020】これにより、移動局がゾーン切替要求を送
信しこの要求を交換機が受信したとき、この交換機は、
切替先基地局の下り方向のパスを切替元基地局の下り方
向のパスと共通に接続し、前記交換機が前記切替先基地
局に対し送受信開始命令を送信し、この切替先基地局に
対し移動局からの上り方向の信号が受信できれば交換機
に報告するように命令を出し、前記切替先基地局からの
前記報告を受け取ると前記切替元基地局の上り方向のパ
スを前記切替先基地局の上り方向のパスに切替え、前記
切替元基地局の下り方向のパスを切断し、前記切替元基
地局に対して送受信停止を命令することにより、片方の
パスを一時、共通に接続しておくだけでゾーン切替を行
うことができるため、ゾーン切替手順を簡単化すること
ができる。また、共通に接続するための特殊なトランク
その他を必要としない交換機を用いることができるた
め、設備を簡単化することにができる。
【0021】
【実施例】本発明実施例の構成を図1を参照して説明す
る。図1は基地局装置とその伝搬遅延補償手段を説明す
るための図である。
【0022】本発明は、移動局MSと無線回線を介して
接続され、交換機MSCと固定伝送路L1およびL2を
介して接続される基地局装置1である。
【0023】ここで、本発明の特徴とするところは、図
1(a)に示すように、交換機MSCとの間で送受信さ
れる信号の遅延時間を調節するために、図1(b)に示
すように、その信号を一時蓄積するバッファ2および3
と、このバッファ2および3の滞留時間を移動局MSに
対する無線回線の切替接続が発生する都度個別に可変制
御する手段としての制御回路4とを備えたところにあ
る。
【0024】この基地局装置1を含む基地局BS1およ
びBS2を備え、この基地局BS1およびBS2がそれ
ぞれ第一のゾーンおよび第二のゾーンを形成し、この第
一のゾーンからこの第二のゾーンに移動する移動局MS
があるとき、制御回路4は、図1(a)に示すように、
前記第一のゾーンを形成する基地局BS1の固定伝送路
L1の伝送遅延時間τ1と、前記第二のゾーンを形成す
る基地局BS2の固定伝送路L2の伝送遅延時間τ2と
の時間差(τ1−τ2)が実質的に零になるように、そ
の遅延時間が少ない方の基地局BS1に対してバッファ
2および3の滞留時間を大きく設定する。バッファ2、
3は、64kbpsの音声データを8KHz(125μS)
の8ビット毎に取り込む。
【0025】すなわち、基地局装置1は図1(b)に示
すように、交換機MSCとの回線インタフェース5と、
音声符号化回路6、7と、回線インタフェース5からの
音声データを分離して音声符号化回路7に入力する分離
回路9と、音声符号化回路6からの音声データを多重化
して回線インタフェース5に入力する多重化回路8と、
スペクトラム拡散通信用の送信系回路10とスペクトラ
ム拡散通信用の受信系回路11とアンテナ共用回路12
とFIFO形式のバッファ2、3と制御回路4から構成
され、音声符号化回路7と分離回路9との間と、音声符
号化回路6と多重化回路8との間にバッファ2、3を置
き、バッファ2、3は制御回路4から指示された数だけ
音声データをバッファ2、3に積み込んだ後、遅延させ
て出力する。
【0026】図1(a)に示すように、交換機MSCと
基地局BS1との伝達遅延をτ1、交換機MSCと基地
局BS2との伝達遅延をτ2とする。τ1が交換機MS
Cと基地局BS間の伝達遅延の中で最大で、τ1とτ2
の差が125μSの3倍の時間のとき、基地局BS2内
の制御回路4がバッファ2、3に指示する量は“3”
で、基地局BS1内の制御回路4がバッファ2、3に指
示する量は“0”である。
【0027】交換機MSCの出口で音声データが同時に
基地局BS1と基地局BS2に対して送出されたとして
も、その音声データが基地局BS1と基地局BS2に到
着する時間は、基地局BS1の方が基地局BS2よりも
375μS遅く到着するが、基地局BS2ではバッファ
で375μS遅延させて移動局MSに送出しているの
で、基地局BS1と基地局BS2が無線区間にその音声
データを送出するタイミングは等しくなり、移動局MS
で音声データがずれて受信されることはない。
【0028】逆に、移動局MSからの音声データが基地
局BS1と基地局BS2に同時に到着したとき、基地局
BS2はバッファで375μS遅延させて交換機MSC
に送出しているので、交換機MSCに音声データが到着
するのは基地局BS2からの音声データも基地局BS1
からの音声データも到着するのは同じタイミングにな
り、交換機MSCでは音声データがずれて受信されるこ
ともない。
【0029】交換機MSCと基地局BSとの間の伝達遅
延は実際のケーブル長から求めることができる。例え
ば、3.75Kmのケーブルだと伝達遅延は約125μ
Sとなる。バッファの指示遅延量をnとすると最大の伝
達遅延量の基地局との遅延差が 125 μS*(n-1)+62.5μS <遅延差<125 μS*(n+1)-62.5μS となるようなnを各基地局でバッファに設定すればよ
い。
【0030】次に、図2を参照してタイムスロットにつ
いて説明する。図2は本発明実施例のタイムスロットを
示す図である。移動局MSから基地局BS1またはBS
2方向への上りタイムスロットと基地局BS1またはB
S2から移動局MS方向への下りタイムスロットに、こ
の移動局MSの移動範囲についてこの移動局MSから最
遠の位置の基地局と最近の位置の基地局とのタイムスロ
ットのフレーム同期ずれ時間の二倍の時間をガードタイ
ムとして設けている。
【0031】したがって、図2(a)に示すように、フ
レーム長は、バーストB、本発明のガードタイムD、従
来からのガードタイムTとして、 B+T+2×D となる。この下りおよび上りスロットは図2(b)に示
すように、移動局MSと基地局BS1〜BS3との間で
交互に送受信されている。図2(c)に示すように、無
線回線における伝搬遅延は、ガードタイムDにより吸収
される。
【0032】これにより、基地局BS1〜BS3と交換
機MSCとの間の固定伝送路における伝搬遅延および移
動局MSと基地局BS1〜BS3との間の無線回線にお
ける伝搬遅延はともに解消される。
【0033】次に、本発明実施例のゾーン切替方法を図
3および図4を参照して説明する。図3は本発明実施例
のゾーン切替方法を説明するためのシーケンス図であ
る。図4は本発明実施例のゾーン切替方法を説明するた
めの概念図である。本発明実施例は、TDMA方式のC
DMA無線通信方式として説明する。
【0034】移動局MSがゾーン切替要求を送信し、こ
の要求を交換機MSCが受信したとき、この交換機MS
Cは、基地局BS2の下り方向のパス(図2(a)の
〔2〕)を基地局BS1の下り方向のパスと共通に接続
し(図2(b)の(1))、交換機MSCが基地局BS
2に対し送受信開始命令を送信し、この基地局BS2に
対し移動局MSからの上り方向の信号が受信できれば交
換機MSCに報告するように命令を出し、基地局BS2
からの前記報告を受け取ると基地局BS1の上り方向の
パス(図2(a)の〔1〕)を基地局BS2の上り方向
のパスに切替え(図2(c)の〔3〕)、基地局BS1
の下り方向のパス(図2(a)の〔1〕)を切断し、基
地局BS1に対して送受信停止を命令する。
【0035】その後、交換機MSCは上り無線フレーム
の切替タイミングとして上り無線フレーム番号と下り無
線フレームの切替タイミングとして下り無線フレーム番
号と新しい拡散符号fc2を含んだ拡散符号切替要求を
基地局BS2と移動局MSに送信し、拡散符号切替要求
を移動局MSが受け取ると新しい拡散符号fc2に指示
された上り下り無線フレームで切替え、上り送信タイミ
ングを新しい基地局BS2に合わせて送信開始し、拡散
符号切替要求を基地局BS2が受け取ると、新しい拡散
符号fc2に指示された上り下り無線フレームでそれぞ
れ切替える。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タイムスロットの基地局間同期を簡単にとることができ
るとともに、ゾーン切替制御手順を簡単化することがで
きる。これにより、ゾーン切替のための回路構成を簡単
化することができる。また、通信が瞬断されることのな
いゾーン切替方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基地局装置とその伝搬遅延補償手段を説明する
ための図。
【図2】本発明実施例のタイムスロットを示す図。
【図3】本発明実施例のゾーン切替方法を説明するため
のシーケンス図。
【図4】本発明実施例のゾーン切替方法を説明するため
の概念図。
【図5】従来例のゾーン切替制御のシーケンス図。
【図6】従来例のゾーン切替制御の切替手順を説明する
ための図。
【図7】交換機と基地局間の伝送遅延を説明するための
図。
【符号の説明】
1 基地局装置 2、3 バッファ 4 制御回路 5 回線インタフェース 6、7 音声符号化回路 8 多重化回路 9 分離回路 10 送信系回路 11 受信系回路 12 アンテナ共用回路 BS、BS1〜BS3 基地局 L1、L2 固定伝送路 MS 移動局 MSC 交換機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−149544(JP,A) 特開 平3−77442(JP,A) 特開 平2−268032(JP,A) 特開 平7−46660(JP,A) 「電子情報通信学会論文誌」VOL. J73−BII NO.11 NOVEMB ER 平成2年11月25日発行,p.585 〜594 「IEEE Communicati ons MAGAZINE」June 1991,Vol.29,No.6 p.31〜 40 Fig.9

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と無線回線を介して接続され、交
    換機と固定伝送路を介して接続される基地局装置におい
    て、 前記交換機との間で送受信される信号の遅延時間を調節
    するためにその信号を一時蓄積するバッファと、 このバッファの滞留時間を前記移動局に対する無線回線
    の切替接続が発生する都度個別に可変制御する手段とを
    備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基地局装置を含む基地局
    を二つ備え、この基地局がそれぞれ第一のゾーンおよび
    第二のゾーンを形成し、この第一のゾーンからこの第二
    のゾーンに移動する移動局があるとき、 前記可変制御する手段は、前記第一のゾーンを形成する
    基地局の前記固定伝送路の伝送遅延時間と、前記第二の
    ゾーンを形成する基地局の前記固定伝送路の伝送遅延時
    間との時間差が実質的に零になるように、その遅延時間
    が少ない方の基地局に対して前記バッファの滞留時間を
    大きく設定する手段を含むことを特徴とする移動無線通
    信方式。
  3. 【請求項3】 前記移動局から前記基地局方向への上り
    タイムスロットと前記基地局から前記移動局方向への下
    りタイムスロットに、この移動局の移動範囲についてこ
    の移動局から最遠の位置の基地局と最近の位置の基地局
    とのタイムスロットのフレーム同期ずれ時間の2倍以上
    の時間をガードタイムとして設けた請求項2記載の移動
    無線通信方式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動無線通信方式の中の
    一つの移動局が切替元基地局と接続されている状態から
    切替先基地局にゾーン切替を行う方法において、 その移動局がゾーン切替要求を送信し、この要求を前記
    切替元基地局と前記切替先基地局に共通に接続された交
    換機が受信したとき、 この交換機は前記切替先基地局の下り方向のパスを前記
    切替元基地局の下り方向のパスといったん共通に接続
    し、 前記交換機は、前記切替先基地局に対し送受信開始命令
    を送信し、この切替先基地局に対し前記移動局からの上
    り方向の信号が受信できれば当該交換機に報告するよう
    に命令を出し、前記切替先基地局からの前記報告を受け
    取ると前記切替元基地局の上り方向のパスを前記切替先
    基地局の上り方向のパスに切替え、前記切替元基地局の
    下り方向のパスを切断し、前記切替元基地局に対して送
    受信停止を命令することを特徴とするゾーン切替方法。
  5. 【請求項5】 前記交換機は、ゾーン切替後に、タイム
    スロットの切替タイミングとして上りおよび下りタイム
    スロット番号を含む拡散符号切替要求を前記切替先基地
    局および前記移動局に送信し、 前記移動局は、この拡散符号切替要求を受け取ると新た
    な拡散符号に指示されたタイムスロットに切替えて上り
    送信タイミングを前記切替先基地局に合わせて送信開始
    し、 前記切替先基地局は、前記拡散符号切替要求を受け取る
    と新たな拡散符号に指示されたタイムスロットに切替え
    る請求項4記載のゾーン切替方法。
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