JP2663642B2 - 2次レーダ装置 - Google Patents
2次レーダ装置Info
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- JP2663642B2 JP2663642B2 JP1195799A JP19579989A JP2663642B2 JP 2663642 B2 JP2663642 B2 JP 2663642B2 JP 1195799 A JP1195799 A JP 1195799A JP 19579989 A JP19579989 A JP 19579989A JP 2663642 B2 JP2663642 B2 JP 2663642B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2次監視レーダ装置(SSR)の改善システ
ムで、個々の航空機に割り当てられた個別アドレスを基
にして航空機の識別を行うSSRモードSシステムに関す
る。
ムで、個々の航空機に割り当てられた個別アドレスを基
にして航空機の識別を行うSSRモードSシステムに関す
る。
(従来の技術) SSRモードSシステムは通常モードのモードAやモー
ドC(簡略にモードA/Cと記す)を包含したシステムで
ある。つまりモードS地上局はモードS質問信号の他に
モードAやモードCも質問する。モードSの質問応答期
間とモードAおよびモードCの質問応答期間は交互に存
在し、通常、空中線のビーム幅の中では3〜5回繰り返
される。モードSの質問応答は予め捕捉されている位置
データに基づいて回転している空中線のビームが目標を
捕捉したときに、各目標毎に個別に質問信号が送信され
る。さらに質問のタイミングとしては原則として遠方に
ある目標から行い、応答が重畳しないように制御され
る。
ドC(簡略にモードA/Cと記す)を包含したシステムで
ある。つまりモードS地上局はモードS質問信号の他に
モードAやモードCも質問する。モードSの質問応答期
間とモードAおよびモードCの質問応答期間は交互に存
在し、通常、空中線のビーム幅の中では3〜5回繰り返
される。モードSの質問応答は予め捕捉されている位置
データに基づいて回転している空中線のビームが目標を
捕捉したときに、各目標毎に個別に質問信号が送信され
る。さらに質問のタイミングとしては原則として遠方に
ある目標から行い、応答が重畳しないように制御され
る。
一方、モードAとモードCは通常、1次レーダのトリ
ガに同期して交互に送信される。
ガに同期して交互に送信される。
従来のSSRモードS地上局は上述のようにモードSの
時間とモードA/Cの時間に分けて、それぞれのモードで
送受信(質問−応答)を行うが、この時間配分は読み出
し専用メモリ(ROM)等に記憶された値やスイッチ等で
設定され、半固定となっている(以上述べたSSRモード
Sシステムについては日刊工業新聞社刊、岡田實:航空
電子システム第2章およびV.A.Orlando,P.R.Drouhet:DA
BS Functional Description,FAA−RD−80−41,11,April
1980に詳しく述べられている)。
時間とモードA/Cの時間に分けて、それぞれのモードで
送受信(質問−応答)を行うが、この時間配分は読み出
し専用メモリ(ROM)等に記憶された値やスイッチ等で
設定され、半固定となっている(以上述べたSSRモード
Sシステムについては日刊工業新聞社刊、岡田實:航空
電子システム第2章およびV.A.Orlando,P.R.Drouhet:DA
BS Functional Description,FAA−RD−80−41,11,April
1980に詳しく述べられている)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来の半固定式の時分割方式で
はモードS目標とモードA/C目標の分布に応じた時分割
ができないという問題がある。
はモードS目標とモードA/C目標の分布に応じた時分割
ができないという問題がある。
通常、SSRモードSは航空機密度の高い空域で使用さ
れるが、SSRモードS導入の初期および航空機密度の低
い所ではSSRモードSのための専有時間はそれ程必要で
なく、その必要の程度も各方位の目標の分布状況により
異なる。
れるが、SSRモードS導入の初期および航空機密度の低
い所ではSSRモードSのための専有時間はそれ程必要で
なく、その必要の程度も各方位の目標の分布状況により
異なる。
一方、モードA/Cは次の理由により、極力多くの時間
を必要とする。
を必要とする。
第1にモードA/Cビデオは通常、PPI上のディジタルデ
ータと共に表示されるが、これを「ブリップ」の形で見
せるには少なくとも7〜8ヒット必要である。このた
め、モードSの質問−応答に必要の時間を除いては出来
る限りモードA/Cのために時間を確保することが必要で
ある。
ータと共に表示されるが、これを「ブリップ」の形で見
せるには少なくとも7〜8ヒット必要である。このた
め、モードSの質問−応答に必要の時間を除いては出来
る限りモードA/Cのために時間を確保することが必要で
ある。
また、SSRモードS地上局は測角精度および解読率向
上のため、モノパルス測角方式を使用しているので、少
ないヒット数(2〜4ヒット/モード)でモードAまた
はCの測角および解読が可能ではある。しかしモードA
やモードCのSSR応答信号は冗長ビットを含んでいない
ので、ヒット対ヒットの相関が唯一の信頼度確保の手段
であること、並びにトランスポンダの応答不感時間によ
って応答の欠落する確率のあることを考慮するとモード
Sのために必要な時間を確保した残りはモードAとモー
ドCのためにできるだけ多くの時間を確保することが必
要である。
上のため、モノパルス測角方式を使用しているので、少
ないヒット数(2〜4ヒット/モード)でモードAまた
はCの測角および解読が可能ではある。しかしモードA
やモードCのSSR応答信号は冗長ビットを含んでいない
ので、ヒット対ヒットの相関が唯一の信頼度確保の手段
であること、並びにトランスポンダの応答不感時間によ
って応答の欠落する確率のあることを考慮するとモード
Sのために必要な時間を確保した残りはモードAとモー
ドCのためにできるだけ多くの時間を確保することが必
要である。
しかるに、従来の如き半固定式の時分割方式ではモー
ドSとモードA/Cの時間的割合は半固定的に一義的に定
まってしまいモードS目標の少ない空域(方位)におい
ても不必要に多くモードSの時間が割り当てられモード
A/Cに充分な時間が割り当てられず、モードA/C目標のPP
I上での表示が不鮮明となり、また解読確率が不充分な
場合を生ずるという問題がある。
ドSとモードA/Cの時間的割合は半固定的に一義的に定
まってしまいモードS目標の少ない空域(方位)におい
ても不必要に多くモードSの時間が割り当てられモード
A/Cに充分な時間が割り当てられず、モードA/C目標のPP
I上での表示が不鮮明となり、また解読確率が不充分な
場合を生ずるという問題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、モ
ードS目標とモードA/C目標の分布状況に応じてモード
Sの質問−応答のための割当時間とモードA/Cの質問−
応答のための割当時間の時分割割合を可変することので
きる2次レーダ装置を提供することにある。
ードS目標とモードA/C目標の分布状況に応じてモード
Sの質問−応答のための割当時間とモードA/Cの質問−
応答のための割当時間の時分割割合を可変することので
きる2次レーダ装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために次の手段構成
を有する。
を有する。
即ち、本発明の2次レーダ装置は、個々の航空機に割
り当てられた別個アドレス・コードを基にして航空機を
識別するSSRモードSシステムの地上局において;覆域
内の少なくともモードS目標の位置を算出する位置算出
手段と;該位置の分布を記憶する記憶手段と;該記憶手
段に記憶された分布データに基づいて、モードA/Cの質
問−応答時間をできるだけ多く確保するようモードSと
モードA/Cの質問−応答時間の割合を制御する時分割制
御手段と;を具備することを特徴とする2次レーダ装置
である。
り当てられた別個アドレス・コードを基にして航空機を
識別するSSRモードSシステムの地上局において;覆域
内の少なくともモードS目標の位置を算出する位置算出
手段と;該位置の分布を記憶する記憶手段と;該記憶手
段に記憶された分布データに基づいて、モードA/Cの質
問−応答時間をできるだけ多く確保するようモードSと
モードA/Cの質問−応答時間の割合を制御する時分割制
御手段と;を具備することを特徴とする2次レーダ装置
である。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明を適用した実施例装置の構成を示すブ
ロック図である。1は空中線、2は送信機、3は変調
器、4はモードS地上局全体の時間を合わせるためのシ
ステムクロック発生器、5は受信機、6は受信信号の中
からモードS応答信号のみを抽出し、モードS目標の位
置を算出すると共に、応答信号の中に含まれた情報を解
読するモードS応答処理部、7は受信信号の中からモー
ドAおよびモードC応答信号を抽出し、モードA/C目標
の位置を算出すると共にモードAによる識別情報とモー
ドCによって得られる高度情報を付与するためのモード
A/C応答処理部、8は時分割制御部で割当てられた時間
の範囲内でモードS応答信号が重畳しないようにモード
Sの質問タイミングを割付けるためのチャンネル管理
部、9はモードS応答処理部からのモードS目標データ
に基づいてモードS目標の分布を記憶すると共に、その
分布状態からモードSとモードA/Cの質問時間の割合を
制御する時分割制御部である。
ロック図である。1は空中線、2は送信機、3は変調
器、4はモードS地上局全体の時間を合わせるためのシ
ステムクロック発生器、5は受信機、6は受信信号の中
からモードS応答信号のみを抽出し、モードS目標の位
置を算出すると共に、応答信号の中に含まれた情報を解
読するモードS応答処理部、7は受信信号の中からモー
ドAおよびモードC応答信号を抽出し、モードA/C目標
の位置を算出すると共にモードAによる識別情報とモー
ドCによって得られる高度情報を付与するためのモード
A/C応答処理部、8は時分割制御部で割当てられた時間
の範囲内でモードS応答信号が重畳しないようにモード
Sの質問タイミングを割付けるためのチャンネル管理
部、9はモードS応答処理部からのモードS目標データ
に基づいてモードS目標の分布を記憶すると共に、その
分布状態からモードSとモードA/Cの質問時間の割合を
制御する時分割制御部である。
1から8までの動作は従来のSSRモードS地上局と同
一である。時分割制御部9が加えられたことにより、従
来モードSとモードA/Cの時間割当は記憶素子やスイッ
チ等によって設定され、半固定であったのに対し、本発
明装置ではモードS目標の分布に応じて弾力的に行うも
のである。
一である。時分割制御部9が加えられたことにより、従
来モードSとモードA/Cの時間割当は記憶素子やスイッ
チ等によって設定され、半固定であったのに対し、本発
明装置ではモードS目標の分布に応じて弾力的に行うも
のである。
第2図は本発明による時間割当を説明する図である。
第2図(a)において黒丸はモードS目標(応答機)を
示し、白丸はモードA/C目標を示す。セクタ1からセク
タ3の順にモードS目標の密度が薄くなっており、時分
割制御部9はこれに基づいて図(b)の如くモードSの
割合を調節することができる。
第2図(a)において黒丸はモードS目標(応答機)を
示し、白丸はモードA/C目標を示す。セクタ1からセク
タ3の順にモードS目標の密度が薄くなっており、時分
割制御部9はこれに基づいて図(b)の如くモードSの
割合を調節することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、モードS目標の分布に
応じてモードSとモードA/Cの時間割当を調節すること
により、モードA/Cのヒット数を稼ぐことができ、結果
としてモードA/C目標のビデオ表示を鮮明にし、解読確
率を向上できるという利点がある。
応じてモードSとモードA/Cの時間割当を調節すること
により、モードA/Cのヒット数を稼ぐことができ、結果
としてモードA/C目標のビデオ表示を鮮明にし、解読確
率を向上できるという利点がある。
第1図は本発明を適用した実施例装置の構成図、第2図
は目標の分布に対するモードA/CとモードSの質問−応
答時間の割当てとの関係を示す図である。 1……空中線、2……送信機、3……変調器、4……シ
ステムクロック発生器、5……受信機、6……モードS
応答処理部、7……モードA/C応答処理部、8……チャ
ンネル管理部、9……時分割制御部。
は目標の分布に対するモードA/CとモードSの質問−応
答時間の割当てとの関係を示す図である。 1……空中線、2……送信機、3……変調器、4……シ
ステムクロック発生器、5……受信機、6……モードS
応答処理部、7……モードA/C応答処理部、8……チャ
ンネル管理部、9……時分割制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】個々の航空機に割り当てられた個別アドレ
ス・コードを基にして航空機を識別するSSRモードSシ
ステムの地上局において;覆域内の少なくともモードS
目標の位置を算出する位置算出手段と;該位置の分布を
記憶する記憶手段と;該記憶手段に記憶された分布デー
タに基づいて、モードA/Cの質問−応答時間をできるだ
け多く確保するようモードSとモードA/Cの質問−応答
時間の割合を制御する時分割制御手段と;を具備するこ
とを特徴とする2次レーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1195799A JP2663642B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 2次レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1195799A JP2663642B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 2次レーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0359484A JPH0359484A (ja) | 1991-03-14 |
JP2663642B2 true JP2663642B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=16347171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1195799A Expired - Fee Related JP2663642B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 2次レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663642B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4702182B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2011-06-15 | パナソニック株式会社 | 光学分析用デバイス及び光学分析装置 |
JP2008249391A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Nec Corp | Ssrモードsにおけるパーシャル検出航空機の監視方法及び装置 |
FR3085487B1 (fr) * | 2018-08-30 | 2020-07-31 | Thales Sa | Procede de caracterisation de la densite d'interrogations et de reponses mode s et radar secondaire mettant en oeuvre un tel procede |
CN110018478B (zh) * | 2019-03-28 | 2023-07-14 | 西南电子技术研究所(中国电子科技集团公司第十研究所) | 航管自适应变周期扫描方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61245074A (ja) * | 1985-04-22 | 1986-10-31 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 航空機衝突防止用質問方式 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP1195799A patent/JP2663642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0359484A (ja) | 1991-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |