JP2663222B2 - 電源装置のプラスチックケース - Google Patents

電源装置のプラスチックケース

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JP2663222B2
JP2663222B2 JP10928892A JP10928892A JP2663222B2 JP 2663222 B2 JP2663222 B2 JP 2663222B2 JP 10928892 A JP10928892 A JP 10928892A JP 10928892 A JP10928892 A JP 10928892A JP 2663222 B2 JP2663222 B2 JP 2663222B2
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handle
power supply
plastic case
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良正 川島
敦子 木村
修二 横山
正男 加藤岡
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可搬型電源装置に使
用される把手を備えたプラスチックケースの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電源装置は、据え置き型が主流で
あったのが、近年、インバータを使用した高周波化が進
み、又、ケースをプラスチックにするなど、小型、軽量
化が進んでいる。このため、電源装置も可搬型にできる
ようになってきている。可搬型にすると、必然的に把手
が必要となる。一般的にこの種の電源装置は、直方体状
にまとめられ、箱型のケースに収容され、その上面の両
側に1個ずつ2個或いは上面の中央に1個の把手が設け
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電源装置のケースと把
手を共にプラスチックで形成する場合に、把手部分とケ
ース本体を別個に成形したのでは、金型が数多く必要で
あり、設計作業も煩雑となり、製造経費も高くなるなど
の問題がある。そこで、プラスチックケースと把手を一
体に形成することが考えられる。しかしながら、上記ケ
ースのような場合は箱形であるからその形状からして少
なくとも2分割した形状のものを結合する構成にしなけ
れば、金型がきわめて複雑になるか、或いはプラスチッ
ク成形できないものである。又、把手は電源装置全体を
持ち上げるためのものであるから、そのために十分な強
度及びつかみやすさが必要である。上記ケース及び把手
を2分割した形状とするとき、把手の握り部分を長手方
向に直角な方向に分断すると抜き勾配が必要であること
から、図9(a)に示すように、中央部が細くなる問題
がある。又、握り部を長手方向に沿った方向に分断する
と抜き勾配を設けるために図9(b)に示すように、突
条を持ったいびつな形となって握り難く、把手として不
都合であるという問題がある。尚、図9(a)、(b)
において、40、41は2分割成形のための分割面であ
る。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、安価に、しかも成形品と金型の取り外しが容易
であり、把手も別に作る必要の無い電源装置のプラスチ
ックケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面、両側
面、下面を有し電源装置本体を包囲するような大略直方
体をなす形状に形成され、上記上面の両側もしくは中央
部に握り部の両端で脚状部を介して連続し、握り部が上
記側面を含む面に直角な方向をなしている把手を有した
内部構造部品を保護する電源装置のプラスチックケース
において、上記プラスチックケースが上記把手の長手方
向の中間位置、上記上面の中間位置、上記下面の中間位
置を通る平面によって両側部分が等しい形状となるよう
に2分割して形成され、その分割面に互いに係合する相
補的な凹部と凸部を設けてありかつその凹部と凸部とが
上記分割面を通る上記プラスチックケースの中心線位置
に対して上記両側部分の一方を180度回転させたとき
に他方と嵌合する形状となるように決められており、上
記両側部分の一方を成形するための金型のパーティング
ラインが少なくとも上記把手においては握り部と脚状部
とのそれぞれの長手方向に沿ってその側面に位置してい
るものである。
【0006】
【作用】本発明では、2分割して形成されたそれぞれの
部材は、凹部と凸部との存在により完全な対称形状では
ないが、分割面を通る縦の中心線の回りに180度回転
させた状態では嵌合する形状である。従って、2分割し
た片側の部材を形成する金型で両側の部材を形成でき
る。そして、把手部分は、ケースと一体に形成され、そ
の金型のパーティングラインを握り部と脚状部とのそれ
ぞれの側面に位置させたから、握り部の上面側を成形す
る金型と握り部の下面側を成形する金型とは別々の金型
となり、それぞれに必要な抜き勾配を形成することにな
るが、金型の方向に対して抜き勾配の傾斜方向はいずれ
も同じ方向の傾斜となり、従って、握り部の太さをほと
んど全長にわたって変えることなく形成できる。把手は
2分割した両側の部材を結合して形成されるものである
から、中間位置で結合され、抜き勾配分だけ中央が山形
となり一直線状にはならないが、ゆるい山形は把手とし
てはむしろ好ましい形状である。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図8を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施例の外形正面図であ
る。図1において、この内部には、トランジスタ、ダイ
オード、などの電力用半導体素子、変圧器、電力用半導
体素子を制御する制御装置が内蔵されている。この電源
装置1は、上面と下面と両側面とがプラスチックケース
で覆われており、その上面の前後に側面に直角な方向の
握り部を有する把手を有しており、プラスチックケース
は上面、下面、把手の半分ずつをそれぞれに有する。左
側板3と右側板2とが中央線4で分離できるように2部
分で形成されている。又、電源装置1の正面板5には、
出力調整器6、表示部7、切換器8、出力端子9等の必
要な部品が配置されている。図中、10、11は把手、
12は取り付け足である。
【0008】図2から図8は、同実施例のプラスチック
ケースを構成する右側板2及び左側板3を示す図であ
る。右側板2の表面は、図2に示すようになっている。
図3は、図2の正面側の図である。
【0009】右側板2と左側板3は、一対の金型で製作
される。というのは、図1に中央線4で示す分割面で2
分割して形成されたそれぞれの側板2、3は、後述する
凹部と凸部との存在により図2、図4における中心線5
2に対して完全な対称形状ではないが、分割面を通る縦
の中心線の回りに180度回転させた状態では嵌合する
形状である。従って、2分割した片側の側板を形成する
金型で両側の側板を形成できる。よって、右側板2と左
側板3は、共用できるようになっている。右側板2の裏
面は、図4に示すようになっており、例えば、把手10
の先端部22は環状の分割面4の内側全周が凹になって
おり、把手11の先端部23は環状の分割面4の外周全
周が凸になっており、右、左の側板を対抗させると、図
10に示すように、把手の先端部をうまく係合すること
ができる。図中、50は凹部、51は凸部である。その
他、接合する部分はすべて凸部51と凹部50のいずれ
かを設けられ、係合することができるようになってい
る。図4において、中心線52より右側の接合する部分
には凸部51を設け、左側の接合する部分には凹部50
を設けてある。即ち、図4に示す右側板2の各部の断面
を図5(a)、(b)、図6(a)、(b)に示してあ
るように、図4の中心線52よりも左側の断面の図5
(a)、(b)では、把手10の先端部22に凹部50
を設けてあり、他の接合部分33、34も凹部50を設
けてある。そして、中心線52よりも右側の断面の図6
(a)、(b)では、把手11の先端部23に凸部51
を設けてあり、他の接合部分37、38も凸部51を設
けてある。このように形成すると、側板を左右に対抗さ
せた場合、接合部分はすべてにおいて凹部と凸部が互い
に係合する。又、図4における孔60、61は、左右の
分割されたプラスチックケースを係合し、固定するため
のものである。尚、図6(a)における30は、放熱口
である。又、把手部は、電源装置が重い時には、図1の
破線に示すようにボルト13を挿入して補強することが
ある。
【0010】把手10、11は、同一形状で水平方向に
長い握り部53とその両端をプラスチックケース上面に
連結している脚状部54とで形成され、握り部53の中
間で分割してある。図4に見られるように、握り部53
は筒状をなし内部に補強リブを有し、脚状部54はコの
字形断面のものである。この一つの把手11の分割され
た半分について説明すると、金型のパーティングライン
が把手11の両側面を通るようにしてある。このため、
図6(b)のG−G’端面を図8に示すように、最大幅
位置が中間の高さ位置にあり、これに対し、把手の根元
のU−U’断面を、図7に示すように最大幅位置が下方
にかたよった位置にあるようにしてある。このように最
大幅部分の高さ位置を変えて形成することにより、金型
のパーティングラインは最大幅部分を通ることになるか
ら図3にPLで示すように根元側へ下降傾斜する。この
結果、握り部53の上面、下面、両側面、内面に対応す
る金型の各部に抜き勾配を設けることができるものとな
る。従って、把手11の半分が金型から抜き易いもので
あり、他の部分については、ほとんど問題は無いから、
一対の金型で側板を形成できる。
【0011】尚、本実施例では、把手を前後2箇所に設
けたが、電源装置が軽量であれば、中央部に1箇所設け
るようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の電源装置は、上記のように構成
されているので、一対の金型で電源装置の把手付きのプ
ラスチックケースを得ることができ、又、金型も複雑と
はならず、量産品の原価を低減することができる。更
に、把手を中間部が細くなったり突状が生じたりするこ
となく、一様な所望の太さに形成可能であるから、握り
易い形状にケースと一体に形成できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電源装置の正面図で
ある。
【図2】同実施例の右側板の表面図である。
【図3】同実施例の図2の正面図である。
【図4】同実施例の右側面の裏面図である。
【図5】(a)は、図4のM−M’断面であり、(b)
は、N−N’断面図である。
【図6】(a)は、図4のP−P’断面であり、(b)
は、R−R’断面図である。
【図7】図6(b)のU−U’断面図である。
【図8】図6(b)のG−G’矢視図である。
【図9】(a)は、従来の中央がへこんだ把手の平面図
であり、(b)は、従来のいびつな形の把手の斜視図で
ある。
【図10】把手の分割形した部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 電源装置 2 右側板 3 左側板 4 中央線 5 正面板 6 出力調整器 7 表示部 8 切替器 9 出力端子 10 把手 11 把手 12 取り付け足 13 ボルト 30 放熱口 50 凹部 51 凸部 52 中心線 53 握り部 54 脚状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤岡 正男 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3 号 株式会社三社電機製作所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面、両側面、下面を有し電源装置本体
    を包囲するような大略直方体をなす形状に形成され、上
    記上面の両側もしくは中央部に握り部の両端で脚状部を
    介して連続し、握り部が上記側面を含む面に直角な方向
    をなしている把手を有した内部構造部品を保護する電源
    装置のプラスチックケースにおいて、上記プラスチック
    ケースが上記把手の長手方向の中間位置、上記上面の中
    間位置、上記下面の中間位置を通る平面によって両側部
    分が等しい形状となるように2分割して形成され、その
    分割面に互いに係合する相補的な凹部と凸部を設けてあ
    りかつその凹部と凸部とが上記分割面を通る上記プラス
    チックケースの中心線位置に対して上記両側部分の一方
    を180度回転させたときに他方と嵌合する形状となる
    ように決められており、上記両側部分の一方を成形する
    ための金型のパーティングラインが少なくとも上記把手
    においては握り部と脚状部とのそれぞれの長手方向に沿
    ってその側面に位置していることを特徴とする電源装置
    のプラスチックケース。
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