JP2662922B2 - 車載用アンテナ機構 - Google Patents
車載用アンテナ機構Info
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- JP2662922B2 JP2662922B2 JP4328974A JP32897492A JP2662922B2 JP 2662922 B2 JP2662922 B2 JP 2662922B2 JP 4328974 A JP4328974 A JP 4328974A JP 32897492 A JP32897492 A JP 32897492A JP 2662922 B2 JP2662922 B2 JP 2662922B2
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- Japan
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- coaxial cable
- connector
- tube
- side connector
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用アンテナ機構に係
り、車両のピラー部などに取付け、アンテナロッドやベ
ース部体等を適宜に着脱し得るようにしたアンテナとし
て部品交換、点検ないし補修を容易とし、しかも安定し
た組立ておよび車体に対する取付状態を形成することが
でき、製作加工工程を簡易化することのできる機構を提
供しようとするものである。
り、車両のピラー部などに取付け、アンテナロッドやベ
ース部体等を適宜に着脱し得るようにしたアンテナとし
て部品交換、点検ないし補修を容易とし、しかも安定し
た組立ておよび車体に対する取付状態を形成することが
でき、製作加工工程を簡易化することのできる機構を提
供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナを車体ピラー部に取付けること
については従来から種々のものが提案されており、これ
ら従来の提案としては先ず実開昭62−42314が
あり、このものは車体のピラー部に取付けられるアンテ
ナとして、ベース部体に伸縮可能に挿着されたアンテナ
ロッドを、筒形ナットである接続金具を用いて取付け、
アンテナロッドを収納管と共に抜き取り得るようにした
ものが提案されている。
については従来から種々のものが提案されており、これ
ら従来の提案としては先ず実開昭62−42314が
あり、このものは車体のピラー部に取付けられるアンテ
ナとして、ベース部体に伸縮可能に挿着されたアンテナ
ロッドを、筒形ナットである接続金具を用いて取付け、
アンテナロッドを収納管と共に抜き取り得るようにした
ものが提案されている。
【0003】また出願人においては実開平1−1629
10として、車体のピラー部に取り付けられるアンテ
ナであって、ベース部体に伸縮可能に挿着されたアンテ
ナロッドを、出入口部体と称する蓋体を用いて取付け、
アンテナロッドのみを抜き取り得るようにした車載用ピ
ラーアンテナ装置を提案している。
10として、車体のピラー部に取り付けられるアンテ
ナであって、ベース部体に伸縮可能に挿着されたアンテ
ナロッドを、出入口部体と称する蓋体を用いて取付け、
アンテナロッドのみを抜き取り得るようにした車載用ピ
ラーアンテナ装置を提案している。
【0004】さらに実開昭48−18015(実公昭5
3−32504)、実開昭55−14369、実開昭6
0−181907においては、車体内部に埋め込み式に
取り付けられるアンテナとして前記した実開昭62−4
2314や実開平1−162910のもののようにアン
テナロッドやアンテナロッドと共に収納管を簡易に抜き
取ることはできないが、アンテナ本体と同軸ケーブルと
を着脱可能とすることが発表されている。
3−32504)、実開昭55−14369、実開昭6
0−181907においては、車体内部に埋め込み式に
取り付けられるアンテナとして前記した実開昭62−4
2314や実開平1−162910のもののようにアン
テナロッドやアンテナロッドと共に収納管を簡易に抜き
取ることはできないが、アンテナ本体と同軸ケーブルと
を着脱可能とすることが発表されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した実開昭62−
42314や実開平1−162910のものは何れもア
ンテナロッドおよび収納管に故障などが生じた場合にお
いて部品交換や補修には有効な機構であるが、これらの
ものにおいてはそれらアンテナロッドおよびその収納管
の交換、補修部分を超えてベースに一体成形されている
同軸ケーブルに異常がある場合であるとか、ベース部体
自体の傷やワックスによる変色・汚れ、老朽化による水
漏れ、といった不具合に即応できない。即ちこのような
場合においてはアンテナ一式を取はずし、交換・補修を
行うことになり、ケーブルは車体内において適宜に固定
されているのが普通であるから一般ユーザーによる交換
・補修作業を行うことが困難であって専門業者によらざ
るを得ない。また同軸ケーブルは可撓性を有し、しかも
相当の長さを有することからその取扱いや車体に対する
取付状態において揺動や垂れ下りが不可避で安定した好
ましい取付けをなし難い不利がある。
42314や実開平1−162910のものは何れもア
ンテナロッドおよび収納管に故障などが生じた場合にお
いて部品交換や補修には有効な機構であるが、これらの
ものにおいてはそれらアンテナロッドおよびその収納管
の交換、補修部分を超えてベースに一体成形されている
同軸ケーブルに異常がある場合であるとか、ベース部体
自体の傷やワックスによる変色・汚れ、老朽化による水
漏れ、といった不具合に即応できない。即ちこのような
場合においてはアンテナ一式を取はずし、交換・補修を
行うことになり、ケーブルは車体内において適宜に固定
されているのが普通であるから一般ユーザーによる交換
・補修作業を行うことが困難であって専門業者によらざ
るを得ない。また同軸ケーブルは可撓性を有し、しかも
相当の長さを有することからその取扱いや車体に対する
取付状態において揺動や垂れ下りが不可避で安定した好
ましい取付けをなし難い不利がある。
【0006】また、前記した実開昭48−18015、
実開昭55−14369、実開昭60−181907の
ものは製品の加工工程と車両への取付け作業の簡易化を
計ったものであるが、これらのものにおいては、アンテ
ナ本体と同軸ケーブルとがピン・ジャック方式のため着
脱自在であって、アンテナ本体を全て取外し、交換・補
修を行うことができるが、素子収納管が車体内壁に金具
等により固定してあるため、結局既述したものと同様一
般ユーザーによる交換・補修は困難となり、ディーラー
の専門技術者による方法しかなかった。しかしディーラ
ーにおいても車体内における同軸ケーブルの配線が複雑
で前記のように固定点が多いことや、素子収納管の取付
け位置が著しく狭いことなどから作業は困難を極め、長
時間を要する結果、費用も高額とならざるを得ない不利
がある。
実開昭55−14369、実開昭60−181907の
ものは製品の加工工程と車両への取付け作業の簡易化を
計ったものであるが、これらのものにおいては、アンテ
ナ本体と同軸ケーブルとがピン・ジャック方式のため着
脱自在であって、アンテナ本体を全て取外し、交換・補
修を行うことができるが、素子収納管が車体内壁に金具
等により固定してあるため、結局既述したものと同様一
般ユーザーによる交換・補修は困難となり、ディーラー
の専門技術者による方法しかなかった。しかしディーラ
ーにおいても車体内における同軸ケーブルの配線が複雑
で前記のように固定点が多いことや、素子収納管の取付
け位置が著しく狭いことなどから作業は困難を極め、長
時間を要する結果、費用も高額とならざるを得ない不利
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来のものにおける課題を解消するために検討を重ね、
上記したような車載用アンテナ機構をベース部体、収納
管および同軸ケーブルの3つの部分から構成し、それら
の各々を着脱可能とすることにより、アンテナロッドを
含むベース本体の補修、交換および点検を著しく容易と
なし、各ユーザーにおいても容易に実施せしめ、しかも
品質の安定化などを図ることに成功したものであって、
以下の如くである。
従来のものにおける課題を解消するために検討を重ね、
上記したような車載用アンテナ機構をベース部体、収納
管および同軸ケーブルの3つの部分から構成し、それら
の各々を着脱可能とすることにより、アンテナロッドを
含むベース本体の補修、交換および点検を著しく容易と
なし、各ユーザーにおいても容易に実施せしめ、しかも
品質の安定化などを図ることに成功したものであって、
以下の如くである。
【0008】(1) 車体面に添着するための絶縁物製
ベース部体に、アース板と素子収納管を設けると共に給
電管を取付け、該給電管に導電部材を介してアンテナロ
ッドを伸縮操作可能に設け、前記ベース部体に埋装され
たアース板の端子部と上記給電管に設けた端子部との間
にベース部体コネクター部を形成し、同軸ケーブルに設
けたコネクター部材と着脱し得るようにしたものにおい
て、前記ベース部体に設けられたアース板端子部と給電
管端子部に対し同軸ケーブル側コネクターを介して同軸
ケーブルを接続すると共に、上記ベース部体に上記給電
管を内装した素子収納管取付部を突設せしめて素子収納
管を着脱可能に連結し、前記同軸ケーブル側コネクター
に同軸ケーブル端部と該端部に取付けられた同軸ケーブ
ル挟持金具を受容係止するコネクター蓋を枢着し、該コ
ネクター蓋に形成した係突部と係脱する係止孔を上記し
た同軸ケーブル側コネクターに形成したことを特徴とす
る車載用アンテナ機構。
ベース部体に、アース板と素子収納管を設けると共に給
電管を取付け、該給電管に導電部材を介してアンテナロ
ッドを伸縮操作可能に設け、前記ベース部体に埋装され
たアース板の端子部と上記給電管に設けた端子部との間
にベース部体コネクター部を形成し、同軸ケーブルに設
けたコネクター部材と着脱し得るようにしたものにおい
て、前記ベース部体に設けられたアース板端子部と給電
管端子部に対し同軸ケーブル側コネクターを介して同軸
ケーブルを接続すると共に、上記ベース部体に上記給電
管を内装した素子収納管取付部を突設せしめて素子収納
管を着脱可能に連結し、前記同軸ケーブル側コネクター
に同軸ケーブル端部と該端部に取付けられた同軸ケーブ
ル挟持金具を受容係止するコネクター蓋を枢着し、該コ
ネクター蓋に形成した係突部と係脱する係止孔を上記し
た同軸ケーブル側コネクターに形成したことを特徴とす
る車載用アンテナ機構。
【0009】(2) 素子収納管の先端部にすり割り部
と係合孔とを設け、素子収納管取付部に該係合孔に嵌脱
する突起部を形成し、同軸ケーブル側コネクターに素子
収納管の先端部を挟持する突出壁を設けたことを特徴と
する前記(1)項に記載の車載用アンテナ機構。
と係合孔とを設け、素子収納管取付部に該係合孔に嵌脱
する突起部を形成し、同軸ケーブル側コネクターに素子
収納管の先端部を挟持する突出壁を設けたことを特徴と
する前記(1)項に記載の車載用アンテナ機構。
【0010】(3) 同軸ケーブル挟持金具にアース板
端子部を受入れて圧着するアース板把持部を対設し、同
軸ケーブル側コネクターに前記アース板把持部の端縁に
係脱する弾性係止部を設けたことを特徴とする前記
(1)項に記載の車載用アンテナ機構。
端子部を受入れて圧着するアース板把持部を対設し、同
軸ケーブル側コネクターに前記アース板把持部の端縁に
係脱する弾性係止部を設けたことを特徴とする前記
(1)項に記載の車載用アンテナ機構。
【0011】
【作用】車体面に添着するための絶縁物製ベース部体
に、アース板と素子収納管を設けると共に給電管を取付
け、該給電管に導電部材を介してアンテナロッドを伸縮
操作可能に設け、前記ベース部体に埋装されたアース板
の端子部と上記給電管に設けた端子部との間にベース部
体コネクター部を形成し、同軸ケーブルに設けたコネク
ター部材と着脱し得るようにしたものにおいて、前記ベ
ース部体に設けられたアース板端子部と給電管端子部に
対し同軸ケーブル側コネクターを介して同軸ケーブルを
接続すると共に、上記ベース部体に上記給電管を内装し
た素子収納管取付部を突設せしめて素子収納管を着脱可
能に連結し、前記同軸ケーブル側コネクターに同軸ケー
ブル端部と該端部に取付けられた同軸ケーブル挟持金具
を受容係止するコネクター蓋を枢着し、該コネクター蓋
に形成した係脱部と係脱する係止孔を上記した同軸ケー
ブル側コネクターに形成したことにより、素子収納管お
よび同軸ケーブルを車体側に残したままで点検ないし修
理を可能とし、この種車載用アンテナの部品交換、点検
ないし修理をユーザにおいても容易に行わせる。
に、アース板と素子収納管を設けると共に給電管を取付
け、該給電管に導電部材を介してアンテナロッドを伸縮
操作可能に設け、前記ベース部体に埋装されたアース板
の端子部と上記給電管に設けた端子部との間にベース部
体コネクター部を形成し、同軸ケーブルに設けたコネク
ター部材と着脱し得るようにしたものにおいて、前記ベ
ース部体に設けられたアース板端子部と給電管端子部に
対し同軸ケーブル側コネクターを介して同軸ケーブルを
接続すると共に、上記ベース部体に上記給電管を内装し
た素子収納管取付部を突設せしめて素子収納管を着脱可
能に連結し、前記同軸ケーブル側コネクターに同軸ケー
ブル端部と該端部に取付けられた同軸ケーブル挟持金具
を受容係止するコネクター蓋を枢着し、該コネクター蓋
に形成した係脱部と係脱する係止孔を上記した同軸ケー
ブル側コネクターに形成したことにより、素子収納管お
よび同軸ケーブルを車体側に残したままで点検ないし修
理を可能とし、この種車載用アンテナの部品交換、点検
ないし修理をユーザにおいても容易に行わせる。
【0012】上記した素子収納管の先端部にすり割り部
と係合孔とを設け、素子収納管取付部に該係合孔に嵌脱
する突起部を形成したことによりベース部体に対する素
子収納管の連結取付操作を容易にし、しかも給電管を中
核とし、樹脂質またはゴム質で形成された素子収納管取
付部に素子収納管連結後、同軸ケーブル側コネクターを
接続したとき、該同軸ケーブル側コネクターに設けた突
出壁が、素子収納管の先端部に挟持するため素子収納管
のすり割り部の拡径を制し、素子収納管を安定且つ強固
に取付け連結させる。
と係合孔とを設け、素子収納管取付部に該係合孔に嵌脱
する突起部を形成したことによりベース部体に対する素
子収納管の連結取付操作を容易にし、しかも給電管を中
核とし、樹脂質またはゴム質で形成された素子収納管取
付部に素子収納管連結後、同軸ケーブル側コネクターを
接続したとき、該同軸ケーブル側コネクターに設けた突
出壁が、素子収納管の先端部に挟持するため素子収納管
のすり割り部の拡径を制し、素子収納管を安定且つ強固
に取付け連結させる。
【0013】同軸ケーブル側コネクターに素子収納管の
先端部を挟持する突出壁が設けられたことにより素子収
納管の先端部を的確に連結止着する。
先端部を挟持する突出壁が設けられたことにより素子収
納管の先端部を的確に連結止着する。
【0014】同軸ケーブル挟持金具にアース板端子部を
受入れて圧着するアース板把持部を対設したことにより
上述の如く同軸ケーブル側コネクターにセットされた同
軸ケーブルにはベース部体に突設されたアース板端子部
と接続されるアース板把持部が設定された状態となる。
受入れて圧着するアース板把持部を対設したことにより
上述の如く同軸ケーブル側コネクターにセットされた同
軸ケーブルにはベース部体に突設されたアース板端子部
と接続されるアース板把持部が設定された状態となる。
【0015】上記した同軸ケーブル側コネクターに前記
アース板把持部の端縁に係脱する弾性係止部を設けたこ
とによりアース板把持部が上述したように同軸ケーブル
側コネクター内に組込まれることによって弾性係止部が
アース板把持部の端縁に係止して所定の組付け状態を的
確に実現すると共に同軸ケーブルの組付け関係も充分に
安定化される。
アース板把持部の端縁に係脱する弾性係止部を設けたこ
とによりアース板把持部が上述したように同軸ケーブル
側コネクター内に組込まれることによって弾性係止部が
アース板把持部の端縁に係止して所定の組付け状態を的
確に実現すると共に同軸ケーブルの組付け関係も充分に
安定化される。
【0016】
【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様を添附図面に示すものについて説明すると、本
発明によるものの全般的な構成関係は図1に示す如くで
あって、ベース部体1にアンテナロッド4が伸縮可能に
挿着され、前記ベース部体1の裏面にはコネクター部1
1が突設され、該コネクター部11には同軸ケーブル側
コネクター2を介して同軸ケーブル5が接続されてい
る。
実施態様を添附図面に示すものについて説明すると、本
発明によるものの全般的な構成関係は図1に示す如くで
あって、ベース部体1にアンテナロッド4が伸縮可能に
挿着され、前記ベース部体1の裏面にはコネクター部1
1が突設され、該コネクター部11には同軸ケーブル側
コネクター2を介して同軸ケーブル5が接続されてい
る。
【0017】またベース部体1の裏面には上記同軸ケー
ブル5とは別に素子収納管3が取付けられ、これらの同
軸ケーブル5と素子収納管3とは接着テープなどを用い
て夫々の適当な位置において固定した車体内固定部6に
よって可撓性の同軸ケーブル5が収納管3に固定され、
車体内部に位置せしめられるようにされ、同軸ケーブル
5はプラグ7によって電源に接続されるようになってい
る。ベース部体1は図2に示す如き取付部19において
挿着された螺子などで車体面に固定され、素子たるアン
テナロッド4が素子収納管3に対して出入操作されるこ
とは周知の如くである。
ブル5とは別に素子収納管3が取付けられ、これらの同
軸ケーブル5と素子収納管3とは接着テープなどを用い
て夫々の適当な位置において固定した車体内固定部6に
よって可撓性の同軸ケーブル5が収納管3に固定され、
車体内部に位置せしめられるようにされ、同軸ケーブル
5はプラグ7によって電源に接続されるようになってい
る。ベース部体1は図2に示す如き取付部19において
挿着された螺子などで車体面に固定され、素子たるアン
テナロッド4が素子収納管3に対して出入操作されるこ
とは周知の如くである。
【0018】前記したベース部体1に対する素子収納管
3、同軸ケーブル5などの取付け連結部の詳細は別に図
3に示す如くであり、ベース部体1にはベースパット1
2を介装して車体面に取付けられるが、またアース板1
6aを内装しており、しかも内部に導電部材17を有す
る給電管8が傾斜して取付けられ、該給電管8に対して
素子たるアンテナロッド4を摺動可能に受入れている。
3、同軸ケーブル5などの取付け連結部の詳細は別に図
3に示す如くであり、ベース部体1にはベースパット1
2を介装して車体面に取付けられるが、またアース板1
6aを内装しており、しかも内部に導電部材17を有す
る給電管8が傾斜して取付けられ、該給電管8に対して
素子たるアンテナロッド4を摺動可能に受入れている。
【0019】前記したベース部体1の裏面にはコネクタ
ー部11が上記したように給電管8の傾斜方向にそって
突出形成されているが、該コネクター部11には前記給
電管8に接続された給電管端子18とアース板16aか
ら突出されたアース板端子部16bとが設けられ、斯か
るコネクター部11に対しては前記同軸ケーブル側コネ
クター2が着脱される。
ー部11が上記したように給電管8の傾斜方向にそって
突出形成されているが、該コネクター部11には前記給
電管8に接続された給電管端子18とアース板16aか
ら突出されたアース板端子部16bとが設けられ、斯か
るコネクター部11に対しては前記同軸ケーブル側コネ
クター2が着脱される。
【0020】該同軸ケーブル側コネクター2は同軸ケー
ブル5に接続されるが、斯かる同軸ケーブル5との接続
は図5と図6に示す如くで、先ず同軸ケーブル5の端部
に同軸ケーブルの外部導体と接続された同軸ケーブル挟
持金具9を巻着固定し、該金具9には突起片24を別に
図8にも示すように両側に対設形成し、しかもアース板
端子部16bを受入れて弾圧接触するアース板把持部2
9が内部絶縁体26と平行状に突設されている。内部絶
縁体26の内部構造は前記した図3に示されている如く
であって、コネクター部11に突出された給電管端子1
8と接触する芯線端子部27を内部絶縁体26内に有し
ていてコネクター部11に対して押入することによって
給電管端子18と接続し、しかもアース板端子部16b
に対してアース把持部29が嵌入するように成ってい
る。
ブル5に接続されるが、斯かる同軸ケーブル5との接続
は図5と図6に示す如くで、先ず同軸ケーブル5の端部
に同軸ケーブルの外部導体と接続された同軸ケーブル挟
持金具9を巻着固定し、該金具9には突起片24を別に
図8にも示すように両側に対設形成し、しかもアース板
端子部16bを受入れて弾圧接触するアース板把持部2
9が内部絶縁体26と平行状に突設されている。内部絶
縁体26の内部構造は前記した図3に示されている如く
であって、コネクター部11に突出された給電管端子1
8と接触する芯線端子部27を内部絶縁体26内に有し
ていてコネクター部11に対して押入することによって
給電管端子18と接続し、しかもアース板端子部16b
に対してアース把持部29が嵌入するように成ってい
る。
【0021】上記のような同軸ケーブル5側の構成に対
して同軸ケーブル側コネクター2においてはその一端部
にケーブル導入部10が開口されていることは図5に示
す如くであるが、該ケーブル導入部の一側にはヒンジ部
21を介してコネクター蓋20が連結され、該コネクタ
ー蓋20にはケーブル受入部22が凹入して形成されて
いて該受入部22に対しては前述したケーブル挟持金具
9の突起片24が係止するように成っている。
して同軸ケーブル側コネクター2においてはその一端部
にケーブル導入部10が開口されていることは図5に示
す如くであるが、該ケーブル導入部の一側にはヒンジ部
21を介してコネクター蓋20が連結され、該コネクタ
ー蓋20にはケーブル受入部22が凹入して形成されて
いて該受入部22に対しては前述したケーブル挟持金具
9の突起片24が係止するように成っている。
【0022】また同軸ケーブル側コネクター2における
ケーブル導入部10の両側には係止孔23が対設され、
一方上記したコネクター蓋20の両側にはそれらの係止
孔23に係脱する係突部25が対設されている。即ち上
記のようなケーブル導入部10に同軸ケーブル5を受入
れ突起片24をケーブル受入部22の周側に係止させた
状態でコネクター蓋20を引起し、図6のようにケーブ
ル導入部10を閉塞すると前記係突部25が係合孔23
に係止してコネクター蓋20を閉塞状態にロックするよ
うに成っている。
ケーブル導入部10の両側には係止孔23が対設され、
一方上記したコネクター蓋20の両側にはそれらの係止
孔23に係脱する係突部25が対設されている。即ち上
記のようなケーブル導入部10に同軸ケーブル5を受入
れ突起片24をケーブル受入部22の周側に係止させた
状態でコネクター蓋20を引起し、図6のようにケーブ
ル導入部10を閉塞すると前記係突部25が係合孔23
に係止してコネクター蓋20を閉塞状態にロックするよ
うに成っている。
【0023】更に同軸ケーブル側コネクター2の底面に
は開口部30が形成され、該開口部30内に切起し状の
弾片31が設けられていて上記のようにコネクター蓋2
0に受入れセットされて連結される同軸ケーブル5のア
ース把持部29の端縁に対し図3に示すように係止する
ように成っている。即ち上記のようにして組込まれた同
軸ケーブル5は突起片24およびアース把持部29によ
って夫々コネクター2に係止し、強固な取付け関係を実
質的に単なるコネクター蓋20の引き起し操作で実現し
得るものである。
は開口部30が形成され、該開口部30内に切起し状の
弾片31が設けられていて上記のようにコネクター蓋2
0に受入れセットされて連結される同軸ケーブル5のア
ース把持部29の端縁に対し図3に示すように係止する
ように成っている。即ち上記のようにして組込まれた同
軸ケーブル5は突起片24およびアース把持部29によ
って夫々コネクター2に係止し、強固な取付け関係を実
質的に単なるコネクター蓋20の引き起し操作で実現し
得るものである。
【0024】給電管8は図3において明かなようにベー
ス部体1の裏面に対して傾斜突出しているが、このよう
な給電管8には図7に示す如くベース部体1からの素子
収納管取付部13を突設せしめ、一方素子収納管3の先
端部にはすり割り部15と対設すると共に係合孔14が
配設されており、素子収納管取付部13には前記係合孔
14と係脱する突起部35が設けられ、該突起部35の
一側にはテーパ面36が形成されている。
ス部体1の裏面に対して傾斜突出しているが、このよう
な給電管8には図7に示す如くベース部体1からの素子
収納管取付部13を突設せしめ、一方素子収納管3の先
端部にはすり割り部15と対設すると共に係合孔14が
配設されており、素子収納管取付部13には前記係合孔
14と係脱する突起部35が設けられ、該突起部35の
一側にはテーパ面36が形成されている。
【0025】即ち図7に示すように素子収納管3を取付
部13に対向させて押入することによりすり割り部15
が適宜に開披し、素子収納管3の基端側が大径状となっ
て突起部35を受入れ、図3に示すように接続されるも
のでこのような挿入完了位置において突起部35が係合
孔14と係合して所定の連結状態を確保する。テーパ面
36は上記のような素子収納管3の拡径状態化を誘導案
内する。
部13に対向させて押入することによりすり割り部15
が適宜に開披し、素子収納管3の基端側が大径状となっ
て突起部35を受入れ、図3に示すように接続されるも
のでこのような挿入完了位置において突起部35が係合
孔14と係合して所定の連結状態を確保する。テーパ面
36は上記のような素子収納管3の拡径状態化を誘導案
内する。
【0026】さらに上記のように素子収納管3を取付部
13に接続後、同軸ケーブル側コネクター2をコネクタ
ー部11に接続することのより、同軸ケーブル側コネク
ターー2の上面に設けた突出壁32が素子収納管3の先
端部外周を挟持し、素子収納管3のすり割り部15の開
きを制するため、収納管3のより確実な連結を保持す
る。
13に接続後、同軸ケーブル側コネクター2をコネクタ
ー部11に接続することのより、同軸ケーブル側コネク
ターー2の上面に設けた突出壁32が素子収納管3の先
端部外周を挟持し、素子収納管3のすり割り部15の開
きを制するため、収納管3のより確実な連結を保持す
る。
【0027】また素子収納管3の端部をドライバー頭部
などを挿入しすり割り部15の範囲で押し開くことによ
り突起部35と係合孔14の係止を解脱し適宜に素子収
納管3を取外すことができ、同軸ケーブル5についても
コネクター蓋20を開披し、弾片31と挟圧接触部29
との係止を解脱することによって容易に分離することが
可能であり、従って車体内に同軸ケーブル5が取付けら
れた状態で各部を適宜に分解することができる。
などを挿入しすり割り部15の範囲で押し開くことによ
り突起部35と係合孔14の係止を解脱し適宜に素子収
納管3を取外すことができ、同軸ケーブル5についても
コネクター蓋20を開披し、弾片31と挟圧接触部29
との係止を解脱することによって容易に分離することが
可能であり、従って車体内に同軸ケーブル5が取付けら
れた状態で各部を適宜に分解することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
ベース部体と素子収納管および同軸ケーブルの3つの部
分に適宜に分解することができ、従って同軸ケーブルお
よび素子収納管の何れか一方または双方を車体に残した
ままでアンテナロッドを含むベース部体を車体から取り
外すことが可能となり、アンテナロッドの折損時や給電
管を含むベース部体内の電気的異常、各部体自身の損傷
や外観上の欠陥ないし老朽化などに対処して部品交換、
点検補修の如きを簡易に実施することが可能で、専問技
術者によることなしにユーザ自身で適宜に作業し得るこ
ととなり、更に製作や組立て上においても従来のこの種
機構において一般的に採用されているピンジャック方式
などに見られる複雑な加工、組立を必要とせず、しかも
可撓性の同軸ケーブルを素子収納管に対し適宜に添着固
定した設定取扱いを可能とし、簡素な工程で品質の安定
した製品を得しめるなどの効果を有しており、工業的に
その効果の大きい発明である。
ベース部体と素子収納管および同軸ケーブルの3つの部
分に適宜に分解することができ、従って同軸ケーブルお
よび素子収納管の何れか一方または双方を車体に残した
ままでアンテナロッドを含むベース部体を車体から取り
外すことが可能となり、アンテナロッドの折損時や給電
管を含むベース部体内の電気的異常、各部体自身の損傷
や外観上の欠陥ないし老朽化などに対処して部品交換、
点検補修の如きを簡易に実施することが可能で、専問技
術者によることなしにユーザ自身で適宜に作業し得るこ
ととなり、更に製作や組立て上においても従来のこの種
機構において一般的に採用されているピンジャック方式
などに見られる複雑な加工、組立を必要とせず、しかも
可撓性の同軸ケーブルを素子収納管に対し適宜に添着固
定した設定取扱いを可能とし、簡素な工程で品質の安定
した製品を得しめるなどの効果を有しており、工業的に
その効果の大きい発明である。
【0029】また第2発明によるときは同軸ケーブルの
端部に取付けた同軸ケーブル挟持金具部分を同軸ケーブ
ル側コネクター内に適切に収容設定せしめ、適宜に分離
することのできる同軸ケーブル側コネクターとベース部
体との間において的確な接続関係を確保する。
端部に取付けた同軸ケーブル挟持金具部分を同軸ケーブ
ル側コネクター内に適切に収容設定せしめ、適宜に分離
することのできる同軸ケーブル側コネクターとベース部
体との間において的確な接続関係を確保する。
【0030】更に第3発明によるときは前記のような効
果を具備し、しかもベース部体に対する素子収納管の装
脱操作を容易となし、またその取付状態の安定化を図ら
しめる。
果を具備し、しかもベース部体に対する素子収納管の装
脱操作を容易となし、またその取付状態の安定化を図ら
しめる。
【図1】本発明による車載用アンテナ機構全般の構成関
係を示した中間省略側面図である。
係を示した中間省略側面図である。
【図2】そのベース部体についての平面図である。
【図3】そのベース部体部分についての拡大断面図であ
る。
る。
【図4】その素子収納管に対する同軸ケーブル側コネク
ターの挟持部分の拡大断面図である。
ターの挟持部分の拡大断面図である。
【図5】コネクターに対する同軸ケーブル端部挿入操作
関係を示した斜面図である。
関係を示した斜面図である。
【図6】図5に示した状態より同軸ケーブルの挿入を完
了した状態の斜面図である。
了した状態の斜面図である。
【図7】同軸ケーブル側コネクターの素子収納管挿着部
側から素子収納管と共に示した斜面図である。
側から素子収納管と共に示した斜面図である。
【図8】コネクター蓋を除去した同軸ケーブル側コネク
ターの端面図である。
ターの端面図である。
【符号の説明】 1 ベース部体 2 同軸ケーブル側コネクター 3 素子収納管 4 アンテナロッド 5 同軸ケーブル 6 車体内固定部 7 プラグ 8 給電管 9 ケーブル挟持金具 10 ケーブル導入部 11 コネクター部 12 ベースパット 13 素子収納管取付部 14 係合孔 15 すり割り部 16a アース板 16b アース板端子部 17 導電部材 18 給電管端子部 19 取付部 20 コネクター蓋 21 ヒンジ部 22 ケーブル受入部 23 係止孔 24 突起片 25 係突部 26 内部絶縁体 27 芯線端子部 28 芯線接続部 29 アース板把持部 30 開口部 31 弾性係止部 32 コネクター2の突出壁 35 突起部 36 テーパ面
Claims (3)
- 【請求項1】 車体面に添着するための絶縁物製ベース
部体に、アース板と素子収納管を設けると共に給電管を
取付け、該給電管に導電部材を介してアンテナロッドを
伸縮操作可能に設け、前記ベース部体に埋装されたアー
ス板の端子部と上記給電管に設けた端子部との間にベー
ス部体コネクター部を形成し、同軸ケーブルに設けたコ
ネクター部材と着脱し得るようにしたものにおいて、 前記ベース部体に設けられたアース板端子部と給電管端
子部に対し同軸ケーブル側コネクターを介して同軸ケー
ブルを接続すると共に、 上記ベース部体に上記給電管を内装した素子収納管取付
部を突設せしめて素子収納管を着脱可能に連結し、前記
同軸ケーブル側コネクターに同軸ケーブル端部と該端部
に取付けられた同軸ケーブル挟持金具を受容係止するコ
ネクター蓋を枢着し、 該コネクター蓋に形成した係突部と係脱する係止孔を上
記した同軸ケーブル側コネクターに形成したことを特徴
とする車載用アンテナ機構。 - 【請求項2】 素子収納管の先端部にすり割り部と係合
孔とを設け、 素子収納管取付部に該係合孔に嵌脱する突起部を形成
し、 同軸ケーブル側コネクターに素子収納管の先端部を挟持
する突出壁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
車載用アンテナ機構。 - 【請求項3】 同軸ケーブル挟持金具にアース板端子部
を受入れて圧着するアース板把持部を対設し、 同軸ケーブル側コネクターに前記アース板把持部の端縁
に係脱する弾性係止部を設けたことを特徴とする請求項
1に記載の車載用アンテナ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328974A JP2662922B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 車載用アンテナ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328974A JP2662922B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 車載用アンテナ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06164227A JPH06164227A (ja) | 1994-06-10 |
JP2662922B2 true JP2662922B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=18216199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4328974A Expired - Fee Related JP2662922B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 車載用アンテナ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662922B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133693Y2 (ja) * | 1980-03-03 | 1986-10-02 | ||
JPS60181907U (ja) * | 1984-05-11 | 1985-12-03 | 株式会社ヨコオ | 車載アンテナ装置 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP4328974A patent/JP2662922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06164227A (ja) | 1994-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |