JP2662829B2 - 信号灯付き懐中電灯 - Google Patents

信号灯付き懐中電灯

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JP2662829B2
JP2662829B2 JP52522694A JP52522694A JP2662829B2 JP 2662829 B2 JP2662829 B2 JP 2662829B2 JP 52522694 A JP52522694 A JP 52522694A JP 52522694 A JP52522694 A JP 52522694A JP 2662829 B2 JP2662829 B2 JP 2662829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は信号灯付き懐中電灯、特に、照明灯としての
使用と信号灯としての使用とを切り替えて用いることが
できる信号灯付き懐中電灯に関する。
背景技術 手軽な照明灯として、懐中電灯は広く利用されている
が、最近では、本来の照明灯としての機能の他に、信号
灯としての機能を備えた信号灯付き懐中電灯も普及して
いる。最も一般的な信号灯付き懐中電灯は、本来の照明
灯として白色照明光を照射する機能と、信号灯としての
赤色散乱光を発光する機能とを備えている。このような
信号灯付き懐中電灯は、交通手段に対して危険を報知す
る用途などに広く用いられており、特に、交通整理を担
当する警察官は常時携行することが多い。また、近頃で
は、コンサートホールでの演奏中に、観客が信号灯を頭
上で振り回して合図を送り、会場全体の雰囲気を盛り上
げるようなアトラクションも行われており、このような
用途では、赤色に限らずあらゆる色の信号灯が利用され
ている。
信号灯付き懐中電灯は、照明灯と信号灯との両方の用
途を兼ね備えつつ、携帯に便利なように全体的に小型軽
量にする必要がある。このため、単一の光源を、あると
きには照明灯に利用し、別なときには信号灯に利用す
る、という使い分けを行うのが一般的である。そこで、
従来の信号灯付き懐中電灯では、電球の側方に信号灯用
の赤色透明体を被せ、この赤色透明体の内部において、
円錐状の反射板を本体の長手方向にスライドさせる構造
を採っている。すなわち、照明灯として使用する場合に
は、反射板を電球に被せた状態にし、電球の光を側方で
はなく本体長手方向に照射して照明光として利用できる
ようにする。一方、信号灯として使用する場合には、反
射板を電球から離した状態にし、電球の光を側方の赤色
透明体で散乱させて外部に出すようにする。このような
構造にすれば、反射板の移動により、2つの機能を選択
的に使用することができる。
上述した従来の信号灯付き懐中電灯の第1の問題点
は、構造上、小型化が困難であるという点である。前述
のように、信号灯としての使用を可能にするためには、
電球の側方に赤色透明体を設ける必要がある。この赤色
透明体は、信号灯として利用した場合に、赤く光って見
える部分に相当する。したがって、この部分を小さくし
てしまうと、信号灯としての効果が低減することにな
り、ある程度の大きさを確保せざるを得ない。この信号
灯としての機能を果たす部分に加えて、更に照明灯とし
ての機能を果たす部分が必要になるため、全体的に小型
化は困難である。
従来の信号灯付き懐中電灯の第2の問題点は、操作性
が悪いという点である。照明灯と信号灯との切り替え
は、反射板を収容した先端部分をスライドさせることに
よって行われるが、携帯に便利なように小型化を図ると
いう要請から、このスライドする先端部分をあまり大き
くするわけにはゆかない。このため、操作者は、小さな
先端部分を上下にスライドして切り替えを行わねばなら
ず、かなり操作性は悪くなる。また、電球のON/OFFを行
うためのスイッチ操作も必要になるので、操作者は、所
望の使用状態で発光させるまでに、スイッチ操作とスラ
イド操作との両方を行う必要がある。
そこで本発明は、小型化に適し、しかも操作性の良い
信号灯付き懐中電灯を提供することを目的とする。
発明の開示 本発明の第1の態様に係る信号灯付き懐中電灯は、本
体と、この本体の長手方向に摺動する摺動体と、によっ
て構成されている。本体は、電池を収容するスペースを
もった筒状筐体部と、電球を取り付けるためのハウジン
グと、筒状筐体部とハウジングとの間に設けられたロー
タリスイッチと、を有する。また、摺動体は、上端面に
透明板が嵌め込まれ、この透明板を通して外部に光を照
射するための反射板を収容した照明灯用筒状部と、この
照明灯用筒状部の下端面に接続された透明材料からなる
信号灯用筒状部と、を有する。
ここで、ロータリスイッチは、筒状回転部と、板状の
回路基板と、第1の導電性ばねと、第2の導電性ばね
と、第1の接触子と、第2の接触子と、を有する。筒状
回転部は、筒状筐体部に対して、この筒状筐体部の中心
軸を回転軸として回転自在に取り付けられている。板状
の回路基板は、筒状回転部内において、回転軸に対して
垂直となるように固定されている。また、第1の導電性
ばねは、一端が、回路基板の第1の面に形成された第1
極性用電極に接触し、他端が、筒状筐体部内に収容され
た電池の第1極性端子に接触するように配置されてお
り、第2の導電性ばねは、一端が、回路基板の第2の面
に形成された第1極性用電極に接触し、他端が、ハウジ
ングに取り付けられた電球の第1極性端子に接触するよ
うに配置されている。更に、第1の接触子は、一端が、
筒状筐体部に固定され、他端が、筒状回転部の回転位置
に応じて、回路基板の第1の面に形成された第2極性用
電極に対して接触状態になったり、非接触状態になった
りするように配置されており、第2の接触子は、一端
が、回路基板の第2の面に形成された第2極性用電極に
固定され、他端が、ハウジングに取り付けられた電球の
第2極性端子に電気的に接続されるように配置されてい
る。
また、筒状筐体部は導電性材料で構成され、電池の第
2極性端子が筒状筐体部に電気的に接続される。そし
て、回路基板の第1の面に形成された電極と第2の面に
形成された電極との間に所定の配線を施すことにより、
筒状回転部の回転操作によって電球の点灯状態を制御す
ることができるようにされる。
一方、摺動体は、長手方向軸に沿って摺動可能とな
り、かつ、長手方向軸を回転軸として回転可能となるよ
うに、本体の外側に透明板がハウジング側にくるような
向きに取り付られ、しかも、摺動体の回転をロータリス
イッチの筒状回転部に伝達する係合手段を有している。
本発明の第2の態様に係る信号灯付き懐中電灯は、上
述した懐中電灯において、 回路基板の第1の面に形成された第1極性用電極と、
第2の面に形成された第1極性用電極と、を電気的に接
続し、 回路基板の第1の面に形成される第2極性用電極とし
て、点灯用電極と点滅用電極との2種類の電極を用意
し、筒状回転部の回転位置に依存して、第1の接触子
が、点灯用電極と接触する第1の状態、点滅用電極と接
触する第2の状態、点灯用電極および点滅用電極のいず
れにも接触しない第3の状態、のいずれかの状態をとる
ようにし、 回路基板上に、入力した電力を断続的に出力する点滅
回路を実装し、点滅用電極を点滅回路の入力に電気的に
接続し、 点灯用電極および点滅回路の出力を、回路基板の第2
の面に形成された第2極性用電極に電気的に接続するよ
うにしたものである。
本発明に係る信号灯付き懐中電灯には、2つの大きな
特徴がある。第1の特徴は、照明灯用筒状部とともに信
号灯用筒状部をスライドさせる構造にした点である。信
号灯としての効果を向上させるためには、信号灯用筒状
部をある程度大きなものにする必要があるが、この信号
灯用筒状部自身をスライドさせるようにしたため、照明
灯ととして用いる場合には、この信号灯用筒状部を本体
に被せた状態にすることができ、全体的に小型化を図る
ことができる。
第2の特徴は、電球の点灯/消灯を行うためのON/OFF
スイッチとして、ロータリスイッチを設け、このロータ
リスイッチの回転を、摺動体の回転によって行うように
した点である。すなわち、摺動体をスライドさせること
により、照明灯/信号灯の切り替えを行うことができ、
摺動体を回転させることにより、ON/OFFの切り替えを行
うことができる。このように、すべての操作を摺動体に
よって行うことができ、しかも、摺動体は信号灯用筒状
部を含んだある程度の大きさをもったものであるため、
つかみやすく操作性も向上する。
なお、摺動体を本体に対してスライドさせるとともに
回転させるような構造は、信号灯用筒状部の内側に形成
した溝と、ロータリスイッチ側に形成した係合突起とを
嵌合させることにより実現できる。また、信号灯用筒状
部の下に、係止用筒状部を設けることにより、摺動体が
本体から引き抜かれるのを抑止できる。更に、信号灯用
筒状部をねじによって取り付けるようにすれば、種々の
色をもった別な信号灯用筒状部に交換することもでき
る。
また、ロータリスイッチのONの位置として、継続的な
点灯動作と、点滅動作と、の2とおりの位置を設けてお
くようにすれば、摺動体の回転操作により信号灯を点灯
動作させることも、点滅動作させることもできるように
なる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施例に係る信号灯付き懐中電灯
の正面図である。
図2は、図1に示す懐中電灯の本体10の部分だけを示
す正面図であり、一部分は断面図で示されている。
図3は、図1に示す懐中電灯の摺動体20の部分だけを
分解して示す正面図である。
図4は、図3に示す摺動体20の断面図である。
図5A〜5Dは、ロータリスイッチ13の機能を説明する上
面図である。
図6A,6Bは、信号灯用筒状部22とロータリスイッチ13
との係合関係を示す図である。
図7は、図1に示す懐中電灯を照明灯として用いるた
めに点灯した状態を示す正面図である。
図8は、図1に示す懐中電灯を信号灯として用いるた
めに点灯した状態を示す正面図である。
図9A〜9Dは、図1に示す懐中電灯に用いる付属品を示
す図である。
図10は、図9に示されたスタンド54の側断面図であ
る。
図11は、図9に示すクリップ51およびスタンド54を、
図1に示す懐中電灯に使用した状態を示す図である。
図12は、点灯動作および点滅動作の切替機能をもった
ロータリスイッチ130の構造を示す縦断面図である。
図13は、図12に示すロータリスイッチ130を切断線13
−13に沿って切った横断面図である。
図14は、図12に示すロータリスイッチ130の回路基板1
33の下面図である。
図15は、図12に示すロータリスイッチ130の動作を説
明する回路図である。
図16は、図1に示す懐中電灯に利用できる別な信号灯
用筒状部220の上面図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る信号灯付き懐中電灯の
正面図である。この懐中電灯は、大別して本体10と摺動
体20とによって構成されている。本体10は、全体的に円
筒状をしており、その主要部分である筒状筐体部11の中
には電池が収容されている。本体10の底面には、蓋部12
がねじ込み式で取り付けられており、この蓋部12を取り
外すことにより、収容されている電池を交換することが
できる。摺動体20も、全体的に円筒状をしており、上か
ら順に、照明灯用筒状部21、信号灯用筒状部22、係止用
筒状部23、という3つの円筒状部分によって構成されて
いる。本体10の径に比べて、摺動体20の径はやや大きく
なっており、摺動体20は本体10の上部外側に嵌められた
状態となっている。本体10および摺動体20は、共通の中
心軸Xをもつように配置され、この中心軸Xが長手方向
の軸となる。なお、後述するように、摺動体20は、本体
10に対して、この中心軸Xの方向に摺動するとともに、
この中心軸Xのまわりに回転する。
信号灯用筒状部22は、着色された透明材料によって構
成されており、この実施例では、赤色の透明プラスチッ
クが用いられている。また、この実施例では、照明灯用
筒状部21および係止用筒状部23は、不透明なプラスチッ
クにより構成されており、筒状筐体部11は金属により構
成されている。もっとも、これらの材料は、特に限定さ
れるものではなく、信号灯用筒状部22を透光性の材料で
構成するようにすれば、他の構成部分はどのような材料
で構成してもかまわない。なお、図1に破線で示されて
いるのは、信号灯用筒状部22から透けて見えた本体10の
一部である。
図2は、図1に示す懐中電灯の本体10の部分だけを示
す正面図であり、一部分は断面図で示されている。断面
部分に示されているように、筒状筐体部11内には2本の
電池31,32が収容されている。この筒状筐体部11の上に
は、円柱状のロータリスイッチ13が取り付けられ、更
に、このロータリスイッチ13の上には、ハウジング14が
取り付けられている。また、ハウジング14には、電球40
が取り付けられている。蓋部12には、ばね15が取り付け
られており、電池31のプラス極は、ロータリスイッチ13
内のプラス側電極に接触し、電池32のマイナス極は、ば
ね15に接触した状態になっている。ばね15は蓋部12を介
して筒状筐体部11に導通しており、筒状筐体部11はロー
タリスイッチ13内のマイナス側電極に接触している。結
局、ロータリスイッチ13内のプラス側電極とマイナス側
電極との間に、2本の電池31,32からの電力が供給され
た状態になっている。後述するように、ロータリスイッ
チ13の側面には、係合突起13Cが取り付けられており、
この結合突起13Cを中心軸Xに関して回転させることに
より、ロータリスイッチ13のON/OFF動作が行われる。す
なわち、ロータリスイッチ13は、ONの状態では電球40に
電力を供給するが、OFFの状態では電力の供給を遮断す
る。結局、係合突起13Cを回転させることにより、電球4
0が点灯したり消灯したりすることになる。
図3は、図1に示す懐中電灯の摺動体20の部分だけを
分解して示す正面図である。なお、ここでは、図1に示
す摺動体20を寝かせた状態で示してあるので、以下の説
明において、「上」とは図3における「左」を指し、
「下」とは図3における「右」を指すものとする。照明
灯用筒状部21の下部内面には、雌捩子21Aが形成されて
おり、信号灯用筒状部22の上部外面には、雄捩子22Aが
形成されている。同様に、係止用筒状部23の上部内面に
は、雌捩子23Bが形成されており、信号灯用筒状部22の
下部外面には、雄捩子22Bが形成されている。摺動体20
は、これら3つの筒状部21,22,23を、この順に螺合する
ことにより構成される。また、信号灯用筒状部22の内面
には、摺動体20の長手方向に沿って、溝22C(図3には
破線で示してある)が掘られている。
図4は、図3に示す摺動体20の断面図である。照明灯
用筒状部21は、この懐中電灯を照明灯として使用すると
きに用いられる部材であり、上端面には円盤状のプラス
チック製の透明板24が嵌め込まれている。この透明板24
の下には、円錐状の反射板25が配置されている。反射板
25の中心部には、円形窓25Aが形成されており、後述す
るように、この円形窓25Aを通して電球40が反射板25の
上部の定位置へと導かれる。一方、信号灯用筒状部22の
内側には、前述したように、溝22Cが形成されている
が、この溝22Cの機能については後に説明する。係止用
筒状部23は、摺動体20が本体10から引き抜かれるのを防
ぐ機能を有する。係止用筒状部23の上部内側には、前述
したように、雌捩子23Bが形成されているが、下部の内
径R1は、信号灯用筒状部22の内径R2よりも小さく設計さ
れている。ここで、内径R2は、図2に示すロータリスイ
ッチ13の外径にほぼ等しいが、内径R1は、ロータリスイ
ッチ13の外径よりも若干小さくなっている。したがっ
て、摺動体20を本体10に嵌めた後に、摺動体20を上方に
スライドさせて引き抜こうとしても、係止用筒状部23が
ロータリスイッチ13に当接した時点で、それより上へス
ライドさせることはできなくなり、摺動体20が本体10か
ら引き抜かれてしまうのを防止できる。
図5A〜5Dは、ロータリスイッチ13の機能を説明する上
面図である。図5Aに示すように、ロータリスイッチ13
は、内側に位置する固定部13Aと、外側に位置する回転
部13Bと、この回転部13Bから更に外側へと突き出た係合
突起13Cと、を有する。固定部13Aは、筒状筐体部11に固
定されているが、回転部13Bは固定部13Aの周囲を自由に
回転させることができる。実際には、係合突起13Cを外
周方向に移動させることにより、回転部13Bを回転させ
ることができる。ロータリスイッチ13は、この回転角度
に基づいて、ON/OFF動作を行う。この実施例のロータリ
スイッチは、90゜回転させるごとにON/OFFが反転する。
すなわち、図5Aに示す状態においてOFFであったとする
と、図5Bに示す状態ではONになり、図5Cに示す状態では
再びOFFになり、図5Dに示す状態では再びONになる。更
に回転させれば、もとの図5Aの状態に戻る。しかも、い
ずれの方向にも回転させることが可能である。このON/O
FF動作に基づいて、電球40が点灯したり消灯したりする
ことは既に述べたとおりである。なお、このロータリス
イッチ13についてのより好ましい実施例は、後にその内
部構造を詳述する。
さて、続いて、このロータリスイッチ13と信号灯用筒
状部22との係合関係について説明する。図6Aは、信号灯
用筒状部22を長手方向に対して垂直な面で切断したとき
の切断部分の端面図である。前述したように、内側に
は、溝22Cが形成されている。摺動体20を本体10に嵌め
た状態では、図6Bに示すように、ロータリスイッチ13の
外側に信号灯用筒状部22が嵌まり込む。このとき、ロー
タリスイッチ13の係合突起13Cは、信号灯用筒状部22の
内側に形成された溝22Cに嵌合した状態になる。このよ
うな構造では、信号灯用筒状部22は、中心軸X方向(図
6Bにおいて紙面に垂直な方向)には、ロータリスイッチ
13のON/OFF動作とは無関係に自由に摺動することができ
る。溝22Cは中心軸Xの方向に沿って形成されているの
で、係合突起13Cは溝22C内を中心軸Xの方向に沿って自
由に移動できるからである。これに対し、信号灯用筒状
部22を、中心軸Xのまわりに回転させると、溝22Cに係
合している係合突起13Cも同時に回転することになるの
で、信号灯用筒状部22の回転により、ロータリスイッチ
13がON/OFF動作することになる。結局、図1に示す懐中
電灯において、摺動体20を中心軸Xに関して回転させる
ことにより、点灯/消灯動作が可能になる。
図7は、この懐中電灯を照明灯として用いるために点
灯したか状態を示す正面図である。上述した構造によ
り、摺動体20は、図の上下方向にスライドするが、照明
灯として用いる場合には、摺動体20を最も下にスライド
させた状態にする。摺動体20の下端は、本体10の下端か
ら距離L1の位置にくる。この状態では、図に破線で示さ
れているように、電球40が円錐状の反射板25の内部に位
置しているため、電球40からの光は、反射板25で反射し
て透明板24を通って上方へと照射される。すなわち、照
明光として用いることができる。電球40が照明灯用筒状
部21内に位置しているため、信号灯用筒状部22からは光
は漏れてこない。
この懐中電灯を信号灯として用いるには、摺動体20を
図の上方へとスライドさせればよい。図8はこのときの
状態を示している。摺動体20の下端は、本体10の下端か
ら距離L1+L2の位置にくる。すなわち、懐中電灯の全長
は、摺動体20のスライドにより長さL2だけ伸びたことに
なる。この状態では、電球40が信号灯用筒状部22のほぼ
中央付近に位置することになる。したがって、電球40か
らの光は、信号灯用筒状部22の全面において散乱されて
外部に出される。このため、信号灯用筒状部22全体が赤
く光って見えることになり、信号灯として利用すること
ができる。前述したように、係止用筒状部23の内径はロ
ータリスイッチ13の径よりも小さいため、摺動体20をこ
れ以上引き伸ばすことができない。
このような構造をもった信号灯付き懐中電灯は、非常
に小型になる。図7に示すように縮めた状態では、信号
灯用筒状部22は本体10に完全に重なっており、懐中電灯
全体の長さとしては、信号灯としての機能をもたない一
般の懐中電灯とほぼ同じである。このように、縮めた状
態では、信号灯用筒状部22の長さは、懐中電灯の全長に
は無関係なのである。したがって、信号灯として赤く光
る部分の面積を大きくとるために、信号灯用筒状部22を
かなり長くしたとしても、懐中電灯の全長はもとのまま
であり、小型で携帯性に優れたものとなる。
また、このような構造をもった信号灯付き懐中電灯
は、操作性も非常に良い。すなわち、操作者は一方の手
で本体10を保持し、他方の手で摺動体20を保持すれば、
すべての操作を行うことができる。点灯/消灯の切り替
えを行うのであれば、摺動体20を回転させればよく、照
明灯/信号灯の切り替えを行うのであれば、摺動体20を
伸び縮みさせればよい。本体10と摺動体20とは、いずれ
もこの懐中電灯の主たる構成部品であり、これらの位置
関係を変えるだけで、点灯/消灯の切り替えおよび照明
灯/信号灯の切り替えを行うことができるので、暗い屋
外での操作や、指の動きが緩慢となる寒い環境での操作
も、容易に行うことができる。
ここで、この信号灯付き懐中電灯の付属品として提供
するのに適した部品をいくつか挙げておく。図9A〜9D
は、この付属品のいくつかを示す図である。図9Aに示す
クリップ51は、蓋部12に嵌めて用いるものである。この
クリップ51を嵌めることにより、懐中電灯をポケットに
差して携帯することが可能になる。図9Bに示す交換用透
明板52は、透明板24の代わりに用いるものである。通
常、照明灯としては白色光を用いるため、透明板24とし
ては、無色透明なプラスチック板を用いることになる
が、色付照明灯としての利用を可能にするために、付属
品として、このような交換用透明板52を提供するとよ
い。この交換用透明板52として、赤、青、黄色などの色
で着色した複数の透明プラスチック板を用意しておけ
ば、使用者は、好みの色の照明灯として利用することが
できる。図9Cに示す交換用筒状部53は、信号灯用筒状部
22の代わりに用いるものである。上述の実施例では、信
号灯用筒状部22は赤く着色された透明プラスチックで構
成されていたが、この他に、青、緑、黄色などで着色さ
れた交換用筒状部53を付属品として提供すれば、使用者
は、好みの色の信号灯として利用することができる。信
号灯用筒状部22は、照明灯用筒状部21および係止用筒状
部23の間にねじによって取り付けられているので、交換
は非常に容易に行うことができる。
図9Dに示すスタンド54は、この懐中電灯を道路などに
立てて置くために用いるものである。図10に、その側断
面の構造が示されているように、このスタンド54には、
照明灯用筒状部21に嵌合させるためのくり抜き構造を有
する。図11は、この懐中電灯にクリップ51を取り付け、
更に、スタンド54を嵌合させて路面上に立てて使用して
いる状態を示す図である。自動車の故障時などには、こ
のようにスタンド54を用いてこの懐中電灯を路面上に立
て、信号灯を点灯させるようにすれば便利である。
最後に、本発明に係る信号灯付き懐中電灯に用いるの
に特に適しているロータリスイッチの実施例を述べてお
く。上述した実施例におけるロータリスイッチ13は、図
5A〜5Dに示すような回転操作により、ON/OFFの切り替え
が行われる。ここでは、このような単純なON/OFF切り替
えだけでなく、同じON動作であっても、点灯と点滅との
2とおりの動作を実現できるロータリスイッチの実施例
を述べる。すなわち、ここで述べるロータリスイッチを
用いれば、懐中電灯は、点灯/点滅/消灯の3とおりの
状態をとることができる。
図12は、このような3とおりの切替機能を備えたロー
タリスイッチ130およびこれに関連した部品を示す縦断
面図である。このロータリスイッチ130の主たる構成要
素は、筒状回転部131、蓋板132、回路基板133、ばね13
4,135、接触子136,137、固定シュー138、および板ばね1
39である。
筒状回転部131は、円筒状のキャップであり、その下
部は筒状筐体部11の上部に嵌合している。また、筒状回
転部131の上部には、配線用スリット131A,131Bが形成さ
れており、これらのスリットには、接触子137が挿通し
ている。また、筒状回転部131の外周部分には、係合突
起131Cが形成されている。この係合突起131Cは、上述の
実施例で述べたロータリスイッチ13における係合突起13
Cに対応するものであり、信号灯用筒状部22に形成され
た溝22Cに係合する。一方、筒状回転部131の上部中央に
は、開口部131Dが形成されており、この開口部131Dに
は、ばね135が挿通している。固定用スリット131Eは、
筒状回転部131の周囲の数箇所に形成されたスリットで
あり、このスリットには、一部に切り欠きを有する環状
の金属製ワイヤーでできた固定シュー138が嵌まり込む
ようになっている。この固定シュー138は、固定用スリ
ット131Eを通って筒状筐体部11の外周部に形成された溝
に嵌合する。こうして、筒状回転部131は、固定シュー1
38によって筒状筐体部11の外周部に取り付けられるが、
筒状筐体部11の中心軸Xを回転軸として、筒状筐体部11
に対して回転自在となっている。なお、ハウジング14
は、図示されていない係合手段によって、筒状回転部13
1の上面に取り外し自在に固定されている。したがっ
て、筒状回転部131を中心軸Xに関して回転させると、
ハウジング14(および電球40)も一緒に回転することに
なる。
蓋板132は、筒状筐体部11の上部に固着されており、
筒状筐体部11内に収容された電池31,32を押さえるスト
ッパーとしての機能を果たす。この蓋板132の中央部に
は、開口部132Aが形成されており、この開口部132Aに
は、ばね134が挿通している。このばね134の下端は、筒
状筐体部11内に収容された電池31(図2参照)のプラス
極に接触することになる。
回路基板133は、ベークライト製の円盤状プリント回
路基板であり、筒状回転部131の内周にほぼ一致した大
きさを有する。回路基板133の外周部は、筒状回転部131
の内周部に固着されている。回路基板133の主面は、中
心軸Xに対して直交している。回路基板133の下面Pに
は、ばね134が固着されており、上面Qには、ばね135が
固着されている。ばね134,135はいずれも金属製であ
り、導電性を有する。前述したように、ばね134の下端
は、開口部132Aを通して電池31のプラス極に接触するこ
とになり、ばね135の上端は、開口部131Dを通して電球4
0のプラス極に接触することになる。図12に示すような
状態において、ばね134,135には、これを縮める方向へ
の力が加わっており、電池31のプラス極および電球40の
プラス極に対しては、良好な電気的接触が得られる。後
述するように、ばね134とばね135とは、回路基板133に
おいて電気的に接続されている。したがって、このばね
134およびばね135を介して、電球40のプラス極は電池31
のプラス極に電気的に接続されることになる。なお、回
路基板133の下面Pおよび上面Qには、種々の電極パタ
ーンが形成されており、また、上面Qにはトランジスタ
を用いた回路が実装されているが、図12に示されていな
い。
接触子136は、下端が筒状筐体部11に固着されてお
り、上端は湾曲して上面に接触バンプ136Aが形成されて
いる。この接触バンプ136Aは半球状の金属端子であり、
回路基板133の下面Pに形成されている電極パターンと
接触する。この実施例では、筒状筐体部11は金属であ
り、図2に示すように、蓋部12およびばね15を介して、
電池32のマイナス極と電気的に接続されている。また、
接触子136も金属製でり、筒状筐体部11に電気的に接続
されている。その結果、接触バンプ136Aは、電池32のマ
イナス極と電気的に接続された状態となり、この接触バ
ンプ136Aに接触した回路基板133上の電極パターンは、
電池32のマイナス極と電気的に接続されることになる。
2本の接触子137は、いずれも下端が回路基板133の上
面に固着されており、回路基板133上では、この2本の
接触子137は互いに電気的に接続されている。2本の接
触子137は、それぞれ、配線用スリット131A,131Bを通っ
て、筒状回転部131の上面へと伸び、ハウジング14の下
面に接触する。ハウジング14は金属製であり、電球40の
マイナス極に電気的に接触している。後述するように、
この接触子137は、電池32のマイナス極を電球40のマイ
ナス極に接続する機能を果たす。なお、この実施例で
は、2本の接触子137を用いているが、機能的には1本
の接触子137を用意すれば足りる。
続いて、板ばね139の形状および機能を説明するため
に、図13を参照する。この図13は、図12に示すロータリ
スイッチ130および筒状筐体部11を、切断線13−13に沿
って切った横断面図(ばね134は図示を省略)である。
板ばね139は、ほぼV字状の金属製のばねであり、その
頂部139Aが、筒状筐体部11に形成された開口部から外側
へ突出するような位置に配置されている。これに対し
て、筒状回転部131にも、3か所にそれぞれ開口部131X,
131Y,131Zが形成されており、いずれも、頂部139Aに嵌
合する。図12および図13には、開口部131Yが頂部139Aに
嵌合した状態が示されている。
前述したように、筒状回転部131は中心軸Xに関して
回転自在に取り付けられている。そこで、図13に示す状
態において、筒状回転部131を時計回りに回転させた場
合を考えると、開口部131Yが図の上方へと移動するた
め、頂部139Aは筒状回転部131の内周部によって内側へ
と押し込まれることになる。このとき、板ばね139はあ
る程度の弾力性をもっているため、弾性変形を起こすこ
とになる。やがて、開口部131Xが頂部139Aの位置まで移
動してくると、頂部139Aは開口部131Xに嵌合した状態に
なる。逆に、反時計回りに回転させた場合は、頂部139A
は開口部131Zに嵌合した状態になる。このように、頂部
139Aが、開口部131X,131Y,131Zのいずれかに嵌合した状
態では、筒状回転部131を回転させるために、ある程度
の力(頂部139Aを押し込むために十分な力)が必要にな
り、筒状回転部131はロックされた状態になる。板ばね1
39の役目は、このように所定の回転位置において筒状回
転部131をロックすることである。
ここで、図12を参照しながら、ロータリスイッチ130
の回転動作をもういちど確認しておく。前述のように、
筒状回転部131が中心軸Xに関して回転すると、ハウジ
ング14および電球40も一緒に回転し、更に、回路基板13
3、ばね134、ばね135、接触子137も一緒に回転する。こ
れに対して、蓋板132、接触子136、板ばね139は筒状筐
体部11側に固定されているため回転しない。したがっ
て、この回転動作により、接触バンプ136Aは、回転基板
133の下面P上を摺動することになる。また、ばね134の
下端も電池31のプラス極上を回転することになる(ばね
の伸縮力により、電気的な接触は良好に保たれる)。
ところで、回路基板133の下面Pには、図14に示すよ
うな電極パターンが形成されている。すなわち、中心に
は円形の接触電極133Aが、その周囲には、扇形の接触電
極133X,133Y,133Zが、それぞれ形成されている。ここ
で、円形の接触電極133Aには、ばね134の上端が半田付
けされている。一方、扇形の接触電極133X,133Y,133Zに
は、筒状回転部131の回転位置に応じて、そのいずれか
に接触バンプ136Aが接触することになる。すなわち、図
13に示す開口部131Xに頂部139Aが嵌合している回転位置
では、接触バンプ136Aは接触電極133Xに接触した状態と
なり、開口部131Yに頂部139Aが嵌合している回転位置で
は、接触バンプ136Aは接触電極133Yに接触した状態とな
り、開口部131Zに頂部139Aが嵌合している回転位置で、
接触バンプ136Aは接触電極133Zに接触した状態となる。
この回路基板133は、スルーホール基板となってお
り、下面P上に形成された各接触電極133A,133X,133Y,1
33Zは、上面Q上に形成された電子回路や電極に接続さ
れている。この回路基板133に形成された回路は、図15
に示す等価回路図によって明瞭に示されている。この回
路図において、破線P上に示された節点133A,133X,133
Y,133Zは、いずれも回路基板133の下面P上に形成され
た各接触電極に対応し、破線Q上に示された節点133C,1
33Dは、回路基板133の上面Q上に形成された接触電極に
対応する。ここで、節点133Cは、接触子137の下端に電
気的に接続されており、節点133Dは、ばね135の下端に
電気的に接続されている。また、点滅回路133Bは、回路
基板133の上面Qに形成されたトランジスタ回路であ
り、入力した電力を断続的に出力する機能を有する。
ところで、前述したように、電池31のプラス極は、ば
ね134を介して接触電極133Aに電気的に接続されてお
り、接触電極133Aは節点133Dを介してばね135に電気的
に接続されている。したがって、プラス電源は電球40の
プラス極に接続されることになる。一方、電池32のマイ
ナス極は、ばね15、筒状筐体部11、接触子136を介して
接触バンプ136Aにまで供給されている。したがって、接
触バンプ136Aが接触電極133Xに接触すれば、マイナス電
源は電球40のマイナス極に接続されることになり、接触
バンプ136Aが接触電極133Zに接触すれば、マイナス電源
は点滅回路133Bを介して断続的に電球40のマイナス極に
接続されることになる。また、接触バンプ136Aが接触電
極133Yに接触すると、マイナス電源は電球40には供給さ
れなくなる。結局、筒状回転部131の回転位置によっ
て、電球40を点灯/点滅/消灯の3つの状態に制御する
ことが可能になる。
このように、上述したロータリスイッチ130は、点滅
回路133Bを内蔵しており、回転位置によって、点灯/点
滅/消灯の3つの状態を切り替えることができる。した
がって、このロータリスイッチ130を本発明に係る信号
灯付き懐中電灯に利用すれば、図7に示すような照明灯
として用いる場合にも点灯/点滅/消灯の3つの状態を
切り替えることができ、また、図8に示すような信号灯
として用いる場合にも点灯/点滅/消灯の3つの状態を
切り替えることができる。しかも、照明灯/信号灯の切
り替えは、摺動部20のスライド動作により行うことがで
き、点灯/点滅/消灯の3つの状態の切り替えは、摺動
部20の回転動作により行うことができるため、操作性は
非常に優れている。
以上、本発明を図示する実施例に基づいて説明した
が、本発明はこの実施例のみに限定されるわけではな
く、この他にも種々の態様で実施可能である。たとえ
ば、本体10内に収容する電池は、乾電池だけに限らず、
充電用のバッテリなどを用いてもかまわない。また、上
述の実施例に係る懐中電灯は、円柱状をしていたが、こ
のような形状はデザインの観点から自由に変更しうるも
のであり、たとえば、四角柱や六角柱状のものにしても
よい。更に、ロータリスイッチと信号灯用筒状部との係
合手段としては、上述の実施例における溝および係合突
起に限定されるものではなく、要するに、摺動体に自由
な摺動運動を確保しつつ、摺動体の回転運動によりロー
タリスイッチを動作させることができる構造であれば、
どのような係合手段を用いてもかまわない。たとえば、
上述の実施例に示した信号灯用筒状部22では、図6Aに示
すように、単一の溝22Cのみが形成されていたが、図16
に示す信号灯用筒状部220のように、内周部に多数の溝2
20Cを設けるようにすると、信号灯用筒状部220をロータ
リスイッチに嵌合するときの自由度を高めることができ
る。また、防水性を高めるためには、必要な部分にOリ
ングを嵌め込む構造にすればよい。
以上のとおり本発明に係る信号付き懐中電灯によれ
ば、全体を小型化することが可能になり、しかも操作性
を向上させることが可能になる。
産業上の利用可能性 本発明に係る信号灯付き懐中電灯は、種々の照明用機
器として利用できるとともに、種々の信号発信用機器と
しても利用することができる。このように、1台で照明
灯としての機能と信号灯としての機能を兼ね備え、しか
も、小型で構造が単純であるため、携行性に優れてお
り、車両などの常備灯としての利用に適している。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池(31,32)を収容するスペースをもっ
    た筒状筐体部(11)と、電球(40)を取り付けるための
    ハウジング(14)と、前記筒状筐体部と前記ハウジング
    との間に設けられたロータリスイッチ(13,130)と、を
    有する本体(10)と、 上端面に透明板(24)が嵌め込まれ、この透明板を通し
    て外部に光を照射するための反射板(25)を収容した照
    明灯用筒状部(21)と、この照明灯用筒状部の下端面に
    接続された透明材料からなる信号灯用筒状部(22,220)
    と、を有する摺動体(20)と、 を備え、 前記ロータリスイッチは、 筒状筐体部(11)に対して、この筒状筐体部の中心軸
    (X)を回転軸として回転自在に取り付けられた筒状回
    転部(131)と、 前記筒状回転部内において、前記回転軸に対して垂直と
    なるように固定された板状の回路基板(133)と、 一端が、前記回路基板の第1の面(P)に形成された第
    1極性用電極(133A)に接触し、他端が、前記筒状筐体
    部内に収容された電池(31,32)の第1極性端子に接触
    するように配置された第1の導電性ばね(134)と、 一端が、前記回路基板の第2の面(Q)に形成された第
    1極性用電極(133D)に接触し、他端が、ハウジング
    (14)に取り付けられた電球(40)の第1極性端子に接
    触するように配置された第2の導電性ばね(135)と、 一端が、前記筒状筐体部(11)に固定され、他端が、前
    記筒状回転部の回転位置に応じて、前記回路基板の第1
    の面(P)に形成された第2極性用電極(133X,133Y,13
    3Z)に対して接触状態になったり、非接触状態になった
    りするように配置された第1の接触子(136)と、 一端が、前記回路基板の第2の面(Q)に形成された第
    2極性用電極(133C)に固定され、他端が、前記ハウジ
    ング(14)に取り付けられた電極(40)の第2極性端子
    に電気的に接続されるように配置された第2の接触子
    (137)と、 を有し、 前記筒状筐体部(11)を導電性材料で構成し、前記電池
    の第2極性端子が前記筒状筐体部に電気的に接続される
    ようにし、前記回路基板の第1の面に形成された電極と
    第2の面に形成された電極との間に所定の配線を施すこ
    とにより、前記筒状回転部の回転操作によって前記電球
    の点灯状態を制御することができるようにし、 前記摺動体は、前記長手方向軸に沿って摺動可能とな
    り、かつ、前記長手方向軸を回転軸として回転可能とな
    るように、前記本体の外側に前記透明板が前記ハウジン
    グ側にくるような向きに取り付けられ、しかも、前記摺
    動体の回転を前記ロータリスイッチの前記筒状回転部に
    伝達する係合手段(22C,220C)を有することを特徴とす
    る信号灯付き懐中電灯。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の信号灯付き懐中
    電灯において、 回路基板の第1の面(P)に形成された第1極性用電極
    (133A)と、第2の面(Q)に形成された第1極性用電
    極(133D)と、を電気的に接続し、 前記回路基板の第1の面(P)に形成される第2極性用
    電極として、点灯用電極(133X)と点滅用電極(133Z)
    との2種類の電極を用意し、筒状回転部(131)の回転
    位置に依存して、第1の接触子(136)が、前記点灯用
    電極と接触する第1の状態、前記点滅用電極と接触する
    第2の状態、前記点灯用電極および前記点滅用電極のい
    ずれにも接触しない第3の状態、のいずれかの状態をと
    るようにし、 前記回路基板(133)上に、入力した電力を断続的に出
    力する点滅回路(133B)を実装し、前記点滅用電極を前
    記点滅回路の入力に電気的に接続し、 前記点灯用電極および前記点滅回路の出力を、前記回路
    基板の第2の面(Q)に形成された第2極性用電極(13
    3C)に電気的に接続したことを特徴とする信号灯付き懐
    中電灯。
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