JP2662798B2 - 流路末端汚染防止装置 - Google Patents

流路末端汚染防止装置

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JP2662798B2 JP63125525A JP12552588A JP2662798B2 JP 2662798 B2 JP2662798 B2 JP 2662798B2 JP 63125525 A JP63125525 A JP 63125525A JP 12552588 A JP12552588 A JP 12552588A JP 2662798 B2 JP2662798 B2 JP 2662798B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、殺菌水を放出するシャワー又は蛇口を含
む流路末端の汚染防止装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、紫外線殺菌灯と、この紫外線殺菌灯から
の紫外線が外部から照射される流路末端部分に設けられ
ると共に該紫外線が内部に侵入して先端部にまで透過さ
れる蛇口とを有する流路末端汚染防止装置において、蛇
口の底部に着脱可能に盲キャップを設けると共に、盲キ
ャップの内面には紫外線反射部材を設けることにより、
蛇口の底部(出口)近くの空気を遮断し、バクテリアの
増殖を防止するようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば手術時の手洗,医療器具の洗浄等に使用
する所謂殺菌水は、水道水等の未処理水を処理装置内の
紫外線殺菌灯の周囲に流し、例えば波長254nmの紫外線
を照射して順次殺菌処理を受けながらシャワー口または
蛇口(以下蛇口という)から放水されるようになってい
る。
上述の例では、放水を続けている限り、蛇口の内面及
び先端部も洗浄されているので、殆ど問題はないが、一
旦放水を中止すると、蛇口内部の殺菌水は空気と置換さ
れ、その空気と共に雑菌が蛇口内部に侵入付着し、蛇口
が汚染されるという欠点があった。
これを回避するために、蛇口内面を常時照射する紫外
線殺菌灯を別個に設けたものが知られているが、この例
では複数の殺菌灯を用いるので、それだけ装置が複雑高
価になり、また蛇口の先端部、特にその外周面の汚染を
防止できない欠点があった。
そこで、共通の紫外線殺菌灯を以て、流路末端内の水
並びに蛇口の内面及び外面に対する殺菌処理を同時にな
し得るようにした汚染防止装置が先に本出願人によって
提案された。
第3図はその要部を示すもので、同図において、
(1)はU字形紫外線殺菌灯であり、その下方に蛇口
(2)及びその側壁(2a)に連結された末端直管(3)
が配置される。蛇口の側壁(2a)はステンレス鋼製であ
って、蓋板(2b),多数の小径透孔を有するシャワー板
(2c)及び直管(3)は紫外線を透過するふっ素樹脂か
ら成り、これらと側壁とは水密に接合されている。ま
た、(4),(5)は夫々固定用のナットである。殺菌
灯(1),蛇口(2)及び末端直管(3)は適当な材質
と形状の外被(6)に囲まれており、それぞれ図示せず
も安定器もしくは電磁バルブを経て外部の電源もしくは
給水管に接続される。
なお、殺菌灯(1)の照射効率を高めるため、外被
(6)の内面は紫外線反射鏡となっており、また殺菌灯
(1)の点検等のため、外被(6)の上部は開閉可能な
構造となっている。
この装置の動作について説明すると、紫外線殺菌灯
(1)は常時点灯されており、蓋板(2b),シャワー板
(2c)及び末端直管(3)が紫外線透過性であるから、
蛇口(2)の内外両面並びに末端直管(3)の内面は殺
菌灯(1)からの紫外線によって常時照射されており、
殺菌に汚染されることはない。
フートスイッチもしくは光電式近接スイッチ(共に図
示せず)等に制御されて電磁弁が開かれると、これを通
って水が末端直管に流入し、直管(3)及び蛇口(2)
を流れる間に殺菌灯(1)からの紫外線を照射されて殺
菌され、シャワー板(2c)の多数の小径透孔から流出し
て前述の手洗等に使用される。手洗等の終了後に電磁弁
が閉じると、蛇口(2)の内部には殺菌水と置換した空
気が侵入するが、上述の電磁弁開放前の場合と同様に雑
菌に汚染されることはない。
なお、蛇口側壁(2a)は合成樹脂製でもよく、紫外線
透過性であってもよいとされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、第3図の如き構成の従来装置の場合、常に
シャワー板(2c)の部分が空気に接しているので温度変
化によって空気のバクテリアが蛇口(2)に残っている
水に入り込み易く、空気の対流によって更にバクテリア
が増殖する虞があった。
この蛇口汚染を防止するために従来浄化水出口に殺菌
性物質例えば塩素剤や沃素剤等の酸化剤を内面に含有す
る蓋を付着する方法(特開昭61−171593号公報)や無菌
水製造システムの無菌水採取部へ殺菌剤を吸蔵した多孔
質セラミック粒体の容器を取り付ける方法(実公昭63−
14956号公報)等があるが、いずれもコストが高く又或
る特定温度例えば約27〜43℃程度の暖水のもとで使用さ
れるとその消耗が激しく短時間に殺菌剤を交換しなけれ
ばならない等の欠点があった。
また、このような殺菌剤を蛇口の所で使用すると、場
合によっては化学反応を起して人的害を及ぼす危険性が
あると共に、その使用している殺菌剤がいつ効力を失っ
たかを確認できる手段がなく、しかもこのような殺菌剤
の入った蓋や容器は工場側で蒸気殺菌試験の際に圧力で
飛んでしまう等の欠点があった。
この発明は斯る点に鑑みてなされたもので、蛇口近辺
のバクテリアの増殖を確実に防止することができる廉価
で耐久性のある流路末端汚染防止装置を提供するもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、紫外線雑菌灯(1)と、この紫外線殺菌
灯(1)からの紫外線が外部から照射される流路末端部
分に設けられると共に該紫外線が内部に侵入して先端部
にまで透過される蛇口(2)とを有する流路末端汚染防
止装置において、蛇口(2)の底部(出口)に着脱可能
に盲キャップ(10)を設け、この盲キャップ(10)の内
面には紫外線反射部材(12)を設けるように構成してい
る。
〔作用〕
蛇口(2)の底部(出口)に盲キャップ(10)を着脱
可能に設ける。これにより外気が遮断され、蛇口(2)
に残っている水に空気が入り込んでバクテリアが増殖す
るようなことがない。しかも、盲キャップ(10)の内面
に設けた紫外線反射部材(12)で紫外線が反射され、直
接紫外線が当たり難い部分にも紫外線が照射されるた
め、殺菌効率を高めることができる。また、単に盲キャ
ップ(10)を装着するだけであるので簡単でコスト的に
も安く、しかも殺菌剤等を使用していないので人的害を
及ぼす虞がなく、また温度の影響を受けないのでいつま
でも使用でき交換する必要はない。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図及び第2図に基づ
いて詳しく説明する。
本実施例では蛇口(2)の底部(出口)に一端面が閉
塞された円筒状の盲キャップ(10)を着脱可能に設け
る。すなわちナット(4)にリング状の溝(11)を設
け、これに盲キャップ(10)の凸部(10a)を嵌合して
装着する。これにより外気がこの盲キャップ(10)によ
り遮断され、温度変化によって空気のバクテリアが蛇口
(2)に残っている水に入り込みにくくなり、空気の対
流もないのでバクテリアが増殖する虞がなくなる。この
盲キャップ(10)としては着脱が容易な材料例えばゴム
又は樹脂或いは金属を使用する。この材料を目の細かい
フィルタ状とすれば圧力を逃がす作用があるので、特に
蒸気殺菌試験の場合は有利であり、圧力によって盲キャ
ップ(10)が飛んでしまうようなことが少なくなる。
また、盲キャップ(10)の内壁には、紫外線反射部材
としての例えばマジックミラーの如き反射板(12)を設
ける。これにより殺菌灯(1)からの紫外線がこの反射
板(12)で反射して殺菌効果を増大する。また、盲キャ
ップ(10)は透明でもよい。
また殺菌灯(1)にオゾンを発生するものを使用して
もよく、これにより相乗的にシャワー板(2c)をカバー
した盲キャップ(10)内の空気がオゾン化されてより一
層の殺菌効果が出てくる。
更に、図示せずも盲キャップ(10)の外側に所定長の
鎖等を接続し、その他端を固定部に取り付けておけば、
取り外した盲キャップ(10)を紛失するおそれもない。
なお、第2図では、多数の小孔を設けたシャワー板
(2c)が用いられているが、このシャワー板(2c)に代
えて、第2図に示すような単一の開孔を有する紫外線透
過性の蛇口板(2d)を用いてもよい。
〔発明の効果〕
上述の如くこの発明によれば、紫外線殺菌灯からの紫
外線が外部から照射される流路末端部分に設けられると
共に該紫外線が内部に侵入して先端部にまで透過される
蛇口の底部(出口)に着脱可能に盲キャップを設け、こ
の盲キャップの内面に紫外線を反射させる紫外線反射部
材を設けたので出口が外気から遮断され、この出口付近
に残っている水に温度変化によって空気中のバクテリア
が入り込みにくくなり、空気の対流もなくなるのでバク
テリアの増殖が防止される。しかも、盲キャップの内面
には紫外線を反射する反射板を設けており、この反射板
により紫外線が反射されて蛇口に照射されるため、紫外
線殺菌灯からの紫外線が直接照射されない部分に対して
も紫外線を確実に照射することができ、殺菌効率の向上
を図ることができる。また、従来の如く殺菌剤を用いず
単にキャップを設けるだけでよいのでコストが安く、し
かも従来の如く特定温度で消耗が激しく効力が低下する
こともないので耐久性がよく交換する必要もない。ま
た、従来の如く化学反応によって人的害を及ぼす危険性
は皆無である。更にキャップの材料を目の細かいフィル
タ状とすることにより蒸気殺菌試験でも圧力により飛ん
でしまうことがなく、工場で使用したものをそのままユ
ーザ側でも使用可能で改めてユーザ用にキャップを作り
なおす必要もなくなる。また、従来の場合殺菌剤がいつ
効力を失ったかを確認できる手段がなかったが、この発
明では紫外線殺菌灯を用いているので、紫外線を見れば
視覚的に容易にその効力の有無を確認できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成図、第2図はこ
の発明の要部の一部の他の例を示す断面図、第3図は従
来例の一例を示す構成図である。 (1)は紫外線殺菌灯、(2)は蛇口、(2c)はシャワ
ー板、(10)はキャップである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線殺菌灯と、 該紫外線殺菌灯からの紫外線が外部から照射される流路
    末端部分に設けられると共に該紫外線が内部に侵入して
    先端部にまで透過される蛇口とを有する流路末端汚染防
    止装置において、 上記蛇口の底部に着脱可能に盲キャップを設け、該盲キ
    ャップの内面には紫外線を反射させる紫外線反射部材を
    設けたことを特徴とする流路末端汚染防止装置。
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