JP2661754B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2661754B2
JP2661754B2 JP1292874A JP29287489A JP2661754B2 JP 2661754 B2 JP2661754 B2 JP 2661754B2 JP 1292874 A JP1292874 A JP 1292874A JP 29287489 A JP29287489 A JP 29287489A JP 2661754 B2 JP2661754 B2 JP 2661754B2
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JP
Japan
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weeding
rod
weeding rod
axis
rotation
Prior art date
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JP1292874A
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松雄 大橋
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、植立穀稈の露落とし機能と共に分草補助
機能を備えたコンバインに関する。
〔従来の技術〕
コンバインによる収穫作業においては、雨上がり直後
の収穫や朝露の残っている早朝の収穫が強いられること
があるが、雨露のついた穀稈を収穫して脱穀すると脱穀
装置内の各所で詰まりが発生しやすく、作業能率が著し
く低下する。そこで、脱穀装置に穀稈を搬入する前に雨
露を落すことが望まれ、その手段として、例えば実開昭
63−178418号公報で示されるように引起し前の植立穀稈
に上方よりエアーを吹付けて雨露を吹き落す手段が提案
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記提案手段で雨露を穀稈から落とすには、
相当高圧のエアーを穀稈の穂部に吹付ける必要があり、
充分な露落しを行うと脱穀が生じやすくなるおそれがあ
った。
本発明は、このような点に着目してなされたものであ
って、脱穀をもたらすこと少く、植立穀稈の露落しを良
好に行うと共に分草補助作用を行うことができるコンバ
インを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかるコンバインは、引起し装置の前方に配
備する分草杆を、植立穀稈の穂部よりも下方で作用させ
るように、前後長さよりも上下高さを小に設定した後上
り緩傾斜姿勢の軸心周りで高速回転駆動可能に構成し
て、前方の地面近傍位置から引起し装置前面の上下中間
高さ位置にわたって配備するとともに、前記分草杆は、
断面形状が円形の複数本の直線パイプを並設することに
より、または、断面形状が長円形の直線パイプにより、
回転軸芯からの距離が互いに直交する二方向で異なり、
かつ、長径方向で回転軸芯(P)からほぼ等距離を隔て
て相反する両方向の外周面部分が、分草杆の回転軌跡円
にほぼ沿う滑らかな湾曲面に形成され、この分草杆の高
速回転での分草作用によって植立穀稈の株元に、植立穀
稈の露落しに有効な程度の左右への小刻みな振動を与え
るように構成してあることを特徴とする。
かかる特徴構成による作用及び効果は次の通りであ
る。
〔作 用〕
上記構成によると、機体の前進に伴って分草杆が植立
穀稈の株元側の株間に入って前後長さよりも上下高さを
小に設定した後上り緩傾斜姿勢の軸心周りで高速回転す
ることで、この分草杆に触れる植立穀稈は、穂部よりも
下方の株元側で分草杆による左右へ小刻みな振動を受
け、穀稈に付着している雨露が振り落される。
この場合、分草杆は引落し装置前方の低位置において
前後長さよりも上下高さを小に設定した後方上りの緩傾
斜に配備されているので、植立穀稈の穂部よりも下方に
おいて作用し、穀稈穂部に直接の打撃振動を与えて脱粒
をもたらすことはない。又、株間に入った分草杆によっ
て植立穀稈に小刻みな振動が与えられることで、隣接す
る株の絡まりが解された状態で引起し装置に導かれると
ともに、その小刻みな振動が比較的長い間付与されるこ
とにより株の絡まりや雨露落としが一層良好になされ
る。
そして、前記分草杆を、断面形状が円形の複数本の直
線パイプを並設することにより、または、断面形状が長
円形の直線パイプにより構成して、回転軸芯からの距離
が互いに直交する二方向で異なり、かつ、長径方向で回
転軸芯からほぼ等距離を隔てて相反する両方向の外周面
部分が、分草杆の回転軌跡円にほぼ沿う滑らかな湾曲面
に形成されるようにしたことにより、この分草杆を高速
で回転駆動しても、分草杆の回転ブレや分草対象の穀稈
の折損を生じる虞が少ない。
この高速回転による小刻みな振動が生じると、単なる
固定分草具や、湾曲棒状の分草体を大きな円弧周りで回
転、あるいは大きく左右揺動させての、押し分け作用を
主とする分草形態に比べて、絡み合った穀稈に対すると
き解し作用を、強い押圧作用などの無理な外力を与える
こと少なく良好に行ない易い。
しかも、振動が小刻みであることは、穀稈に大きな振
幅での揺れを与えて雨露を振り切るものではないので、
穀稈表面に付着した小量の雨露に対しても、振動による
流下の促進を図って、刈取後の処理が必要な穂部箇所で
の雨露の除去を効果的に行い易い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、引起し前の植
立穀稈の穂部よりも下方の株元側に比較的長い間小刻み
な振動が付与されるようにしたことで、脱粒をもたらす
ことが少ない状態で雨露を効果的に振り落すことができ
るようになる。
また、これとともに、分草杆の高速回転による小刻み
な振動付与によって絡みの解された穀稈を引起し装置に
導くので、引起しの中の穂切れや引抜きの防止にも有効
となり、雨上り直後あるいは早朝の収穫作業を能率よく
行えるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)<第1図ないし第3図参照> 第1図に示されるコンバインは2条刈り仕様のもので
あり、脱穀装置(1)を搭載した走行機体(2)の前部
に、左右一対の引起し装置(3)、刈取装置(4)、及
び刈取穀稈搬送装置(5)、等を備えた刈取部(6)が
昇降自在に連結されるとともに、引起し装置前方の地面
近傍位置から引起し装置前面の上下中間高さ位置にわた
って左右一対の分草杆(7)が後上り緩傾斜姿勢で配備
されている。
前記分草杆(7)は、断面形状が長円形の直線パイプ
に構成され、その断面形状の中心を通る軸心(P)周り
に高速回転駆動することによって、これに接触する植立
穀稈に小刻みな振動を与えるように構成されている。こ
の場合、分草杆(7)自体は軸心(P)に対する回転バ
ランスがとれているので、例えば、単なる棒状パイプを
弓状に曲げて、その両端を結ぶ軸芯周りで回転駆動する
ような構成のものに比べ、回転に伴う振れによって回転
バランスの崩れを招くという虞がなく、高速での駆動回
転が可能である。
また、この分草杆(7)は、未刈り側(機体の左側)
の引起し装置(3)の前方と、左右引起し装置(3)間
の前方に夫々配設されるとともに、第1図及び第2図に
示すように、前後長さより上下高さを小に設定した後上
がり緩傾斜姿勢に設定してある。
第2図に、前記分草杆(7)の支持構造及び駆動構造
の詳細が示されており、以下これについて説明する。
つまり、刈取部(6)の下部には分草枠(8)が引起
し装置(3)より前方に大きく延出され、未刈り側及び
中間の分草枠(8)の前端に設けた固定分草杆(9)の
背部に支軸(11)の前部が取付けられ、この支軸(11)
に分草杆(7)が一体連結されている。
又、未刈り側の引起し装置(3)の前面上下中間部
位、及び、左右引起し装置(3)の間に配備固定された
中間枠の上下中間部位には、軸受を介して前記軸心
(P)を中心に回転自在な分草杆(7)が設けられ、こ
の分草杆(7)の前記支軸(11)に対して、引起し装置
(3)の上部に配設された伝動ケース(23)からの下向
きの伝動軸(26)を連動連結して、動力の供給を行うよ
うに構成されている。尚、前記分草杆(7)の前端を支
持した分草枠(8)は前後に伸縮調節自在に構成されて
いる。
(第2実施例)<第4図(イ),(ロ)参照> 前記分草杆(7)を、断面形状が長円形の直線パイプ
に構成し、その断面形状の中心を通る軸心(P)周りに
高速回転駆動することによって、これに接触する植立穀
稈に小刻みな振動を与えるようにする代わりに、分草杆
(7)の断面形状としては、第4図(イ),(ロ)のよ
うな各種の断面を採用することができる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図はコンバインの全体側面図、第2図は分草杆支持構
造の一部切欠き側面図、第4図(イ),(ロ)は第2実
施例における分草杆の変形例を示す断面図である。 (3)……引起し装置、(7)……分草杆、(P)……
軸心。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引起し装置(3)の前方に配備する分草杆
    (7)を、植立穀稈の穂部よりも下方で作用させるよう
    に、前後長さよりも上下高さを小に設定した後上り緩傾
    斜姿勢の軸心(P)周りで高速回転駆動可能に構成し
    て、前方の地面近傍位置から引起し装置(3)前面の上
    下中間高さ位置にわたって配備するとともに、 前記分草杆(7)は、断面形状が円形の複数本の直線パ
    イプを並設することにより、または、断面形状が長円形
    の直線パイプにより、回転軸芯(P)からの距離が互い
    に直交する二方向で異なり、かつ、長径方向で回転軸芯
    (P)からほぼ等距離を隔てて相反する両方向の外周面
    部分が、分草杆(7)の回転軌跡円にほぼ沿う滑らかな
    湾曲面に形成され、 この分草杆(7)の高速回転での分草作用によって植立
    穀稈の株元に、植立穀稈の露落しに有効な程度の左右へ
    の小刻みな振動を与えるように構成してあることを特徴
    とするコンバイン。
JP1292874A 1989-11-10 1989-11-10 コンバイン Expired - Lifetime JP2661754B2 (ja)

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JPH03151807A JPH03151807A (ja) 1991-06-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56111634U (ja) * 1980-01-25 1981-08-28
JPH0719221Y2 (ja) * 1987-10-16 1995-05-10 井関農機株式会社 い草刈機の刈取装置

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JPH03151807A (ja) 1991-06-28

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