JP2658925B2 - 電子写真用帯電装置 - Google Patents

電子写真用帯電装置

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JP2658925B2
JP2658925B2 JP6296557A JP29655794A JP2658925B2 JP 2658925 B2 JP2658925 B2 JP 2658925B2 JP 6296557 A JP6296557 A JP 6296557A JP 29655794 A JP29655794 A JP 29655794A JP 2658925 B2 JP2658925 B2 JP 2658925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真用帯電装置に
係り、特に、小型かつ中速の電子写真プリンタに好適な
電子写真用帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式記録装置における感光体の帯
電方式は、コロナ放電を利用したコロトロンやスコロト
ロンを用いる非接触方式と、導電性ブラシ等を用いる接
触方式とに大別される。このうち、前者のコロナ放電に
よる方式は複写機や高速のプリンタでは多く利用されて
いる。一方、パーソナルユースの小型かつ中速のプリン
タでは、コスト面や安全面から後者の接触方式の帯電が
主流を占めている。この種の従来例を図10乃至図11
に示す。
【0003】図10に示す帯電装置は、感光体61に対
応して回転可能に配設された金属シャフト62と、この
金属シャフト62の外面周囲に円筒状に巻装され感光体
61表面に当接する導電性スポンジ63と、金属シャフ
ト62を負の電位に設定する直流電源64とにより構成
されている。導電性スポンジ63は、抵抗率が1平方セ
ンチメートル当たり1kΩ以上に設定されている。直流
電源64は、金属シャフト62に−1300V程度の負
の高電圧を印加する。そして、感光体61の回転に伴っ
て導電性スポンジ63が回転すると、金属シャフト62
を介して導電性スポンジ63に印加される電圧により、
感光体61の導電性スポンジ62との当接部分が帯電さ
れてゆく。
【0004】この導電性スポンジによる方法では、当該
スポンジに弾力を増すための多くの空孔が形成されてい
る。このため、感光体の回転に伴って導電性スポンジが
回転する場合は、感光体とスポンジ表面の空孔とが対応
する部分で複数の非接触部分が生じ、均一な帯電を行う
ことができない。そこで、一般的には金属シャフトの回
転速度を感光体のそれよりも速く設定することにより、
前述の非接触部分を重ね帯電することにより一様な帯電
を図っている。
【0005】一方、図11に示す帯電装置は、感光体7
1に対応して配設された金属支持体72と、この金属支
持体72に植設され感光体71に摺接する導電性ブラシ
73と、金属支持体を負の電位に設定する直流電源74
とにより、構成されている。導電性ブラシ73は、抵抗
率が1平方センチメートル当たり1kΩ以上に設定され
ている。直流電源74は、金属支持体72に−1300
V程度の負の高電圧を印加する。そして、感光体71の
回転に伴って導電性ブラシ73が当該感光体71表面を
摩擦すると、金属支持体72を介して導電性ブラシ73
に印加される電圧により、感光体71の導電性ブラシ7
2との摩擦部分が帯電されてゆく。
【0006】この帯電ブラシによる方法では、ブラシの
密度が帯電性能に大きく影響し、ブラシの密度が低い場
合は、感光体ドラムに当該ブラシが接触しない部分が生
じる。このため、ブラシには、1平方センチメートル当
たり1万〜2万本の導電性繊維を植設する必要がある。
実際には、100本程度の繊維束を等間隔で複数列に分
散形成し、これらを長さ均一にカッター等で切断すると
いう工程を採っている。このように、高密度に導電性ブ
ラシを構成することによって、感光体表面に均一な帯電
を行うことが可能である。
【0007】従来、この種の帯電装置を搭載するプリン
タの印字品質は、240dpiや300dpiであっ
た。しかし、近年では400dpiのものが極く一般的
に普及しており、現状では、更に600dpiから12
00dpiの高解像度が要求されている。このような背
景から、感光体の帯電に関してはより一様な帯電を可能
とする帯電装置の登場が待ち望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のうち導電性スポンジによる方法にあっては、金属
シャフトに巻装する導電性スポンジを直径一定の円筒状
に加工する精度が要求されるため、加工費が増大し、原
価の上昇を招来するという不都合があった。また、感光
体の回転速度よりも金属シャフトの回転速度を速く設定
する必要があるため、ギヤ機構や駆動機構が別途必要で
あり、やはり、原価上昇を生ぜしめるという不都合があ
った。更に、この種のスポンジ材料は均一な抵抗値を得
ることが困難であり、高解像度印刷においては、如何に
しても帯電ムラが著しく表れるという不都合があった。
【0009】一方、導電性ブラシによる方法にあって
は、金属支持体に植設する繊維の傾きや長さの絶妙な管
理の下、100本の繊維束を均等の間隔で並べてゆかね
ばならず、製造工程が複雑化し、原価の上昇を招来する
という不都合があった。また、ブラシは常時感光体に圧
接して設けられているため、経時的変化により、徐々に
感光体への圧接力が弱まり、印刷画質が劣化してゆくと
いう不都合があった。更に、ブラシを如何に高密度に形
成しても、600dpi以上の高解像度印刷では、ブラ
シの刷毛目による印刷画像への影響が顕著に現れるとい
う不都合があった。今般、特にマルチメディアの浸透に
より小型プリンタであっても写真等の精細な濃淡画像が
一般的に扱われるという現況があり、これらの悪影響を
無視することができないことから、これらの不都合が重
要視されている。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、高度な製造技術を要せず、常に感光体
表面を一様に帯電することができる電子写真用帯電装置
を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、感光体ドラ
ムにほぼ平行に配設され且つ当該感光体ドラムに当接装
備される導電性シートと、この導電性シートを保持する
と共に負の高圧電位を導電性シートに一様に印加する金
属製保持プレートとを備えている。このうち、金属製保
持プレートと導電性シートとの間に、弾性部材を収納装
してある。
【0012】特に、請求項1記載の発明では、弾性部材
として、内部に気体を封入したチューブ部材を用いる、
という構成を採っている。
【0013】請求項記載の発明では、弾性部材とし
て、内部に液体を封入したチューブ部材を用いる、とい
う構成を採っている。
【0014】請求項記載の発明では、導電性シートを
導電性ある樹脂シートにより形成すると共に、この導電
性シートの前記感光体ドラムとの接触面に、所定間隔を
隔てて複数の凹溝を斜めに形成した、という構成を採っ
ている。
【0015】請求項記載の発明では、複数の凹溝が、
導電性シートに形成されたスリットである、という構成
を採っている。
【0016】請求項記載の発明では、凹溝の傾斜角度
が、感光体ドラムの回転方向に対して5度乃至85度以
内の範囲に設定されている、という構成を採っている。
【0017】請求項記載の発明では、導電性シート
が、感光体ドラムに当接する部分に低抵抗部位が設定さ
れ且つその両側に高抵抗部位が設定されてなる複合部材
によって構成されている、という構成を採っている。
【0018】請求項記載の発明では、導電性シート
が、導電性繊維を素材とした織物構造のもので形成され
ている。また、織物構造を構成する繊維素材の織り目方
向が、感光体ドラムの回転方向に対して0度,45度,
90度を除く所定角度傾斜した状態に設定されている
という構成を採っている。
【0019】請求項記載の発明では、導電性シート
が、導電性繊維と絶縁性繊維とを素材とした織物構造の
もので形成されている。また、織物構造を構成する繊維
素材の織り目方向は、感光体ドラムの回転方向に対して
0度,45度,90度を除く所定角度傾斜した状態に設
定されている、という構成を採っている。
【0020】(削除)
【0021】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0022】
【作用】上記各発明では、弾性部材が、金属性保持プレ
ートを介して負の高電圧を印加された導電性シートを全
体的に感光体ドラムの表面に常時一定圧力をもって圧接
し、この圧接部分において感光体ドラムの帯電が行われ
る。
【0023】特に、請求項記載の発明では、チューブ
部材に封入された気体が導電性シートを感光体ドラムに
押圧する。このとき、導電性シートと感光体表面との当
たり具合に応じてチューブ部材に封入された気体が流動
し、感光体ドラムの回転軸方向に常時一様な押圧力を付
与する。
【0024】請求項記載の発明では、チューブ部材に
封入された液体が導電性シートを感光体ドラムに押圧す
る。このとき、導電性シートと感光体表面との当たり具
合に応じてチューブ部材に封入された液体が流動し、感
光体ドラムの回転軸方向に常時一様な押圧力を付与す
る。
【0025】請求項記載の発明では、樹脂シートに設
けられた複数の凹溝により、これらの間に形成される複
数の凸部が弾性部材により感光体ドラムに圧接される。
このとき、樹脂シートの凹溝が設けられた部分は、当該
樹脂シートが容易に弾性変形できる程度に薄くなるた
め、例えば感光体ドラム表面に起伏等があっても、これ
に応じて変形し、感光体ドラムに確実に圧接される。ま
た、凹溝は感光体ドラムの回転方向に対して斜めに設け
られているので、各凸部も斜めに形成され、感光体ドラ
ムの回転によって当該感光体ドラムの表面全体が樹脂シ
ートの凸部に必ず対面することになる。ここで、導電性
シートは、型により容易に形成可能である。
【0026】請求項記載の発明では、樹脂シートに設
けられた複数のスリットにより、これらの間に形成され
る複数の接触部分が弾性部材により感光体ドラムに圧接
される。このとき、隣接する接触部分はスリットが設け
られたことによりほぼ分離しているため、例えば感光体
ドラム表面に起伏等があっても、これに応じて変形し、
感光体ドラムに確実に圧接される。また、スリットは感
光体ドラムの回転方向に対して斜めに設けられているの
で、各接触部分も斜めに形成され、感光体ドラムの回転
によって当該感光体ドラムの表面全体が樹脂シートの接
触部分に必ず対面することになる。ここで、導電性シー
トは、プレス打ち抜きにより容易に形成可能である。
【0027】請求項記載の発明では、感光体ドラムの
回転方向に対する凹溝の傾斜角度を、当該凹溝の幅や長
さに応じて5度乃至85度の範囲内の所定角度に設定す
ることにより、感光体ドラムの回転軸方向においては各
凸部間に必ず凹溝が介在することから、例えば感光体ド
ラム表面に起伏等があっても、これに応じて変形し、感
光体ドラムに確実に圧接され、同時に、凹溝に対応して
帯電されない部分は感光体ドラムの回転に伴って凸部と
対面し必ず帯電される。
【0028】請求項記載の発明では、複数の凹溝(ス
リット)間の各凸部において、感光体ドラムに発生した
ピンホールでのリークは、感光体ドラムに接触する低抵
抗部位と他の高抵抗部位との間の抵抗により電圧降下す
る。この電圧降下は、感光体ドラム表面のピンホールで
リークが発生した部分のみに生じ、当該ピンホール以外
の部分では、電圧が正常に印加されることとなる。
【0029】請求項記載の発明では、細帯状の導電性
繊維を素材として、これらの複数を竹細工のように互い
違いに編んでゆくことにより織物構造とし、これを導電
性シートとして用いる。そして、この織物構造の複数の
山織り部分が、その並びが感光体ドラムの回転方向と所
定の傾斜角を成すように当該感光体ドラムに圧接する。
そして、感光体ドラムは、その回転に伴って織物構造の
山織り部分により帯電される。このとき、織物構造によ
る導電性シートは外力により容易に変形可能に形成され
ているため、例えば感光体ドラム表面に起伏等があって
も、これに応じて変形し、感光体ドラムに確実に圧接さ
れる。また、感光体ドラムの回転方向に対する織り目方
向を、0度,45度,90度を除く所定角度に設定する
ことにより、谷織り部に対応して帯電されない部分は感
光体ドラムの回転に伴って山織り部と対面し必ず帯電さ
れる。
【0030】請求項記載の発明では、細帯状の導電性
繊維と絶縁性繊維とを素材として、これらの複数を同種
のものが隣接しないように竹細工のように互い違いに編
んでゆくことにより織物構造とし、これを導電性シート
として用いる。そして、この織物構造の複数の山織り部
分が、その並びが感光体ドラムの回転方向と所定の傾斜
角を成すように当該感光体ドラムに圧接する。そして、
感光体ドラムは、その回転に伴って織物構造の山織り部
分により帯電される。このとき、感光体ドラムに発生す
るピンホールでのリークは、接触する山織り部分(接触
部分)までの間の抵抗により電圧降下する。この電圧降
下は、ピンホールでリークの発生した部分のみで生じ、
当該ピンホール以外の部分では電圧が正常に印加され
る。また、感光体ドラムの回転方向に対する織り目方向
を、0度,45度,90度を除く所定角度に設定するこ
とにより、谷織り部に対応して帯電されない部分は感光
体ドラムの回転に伴って山織り部と対面し必ず帯電され
る。
【0031】(削除)
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0033】図1において、帯電装置1は、感光体ドラ
ム2にほぼ平行な状態で当接装備される導電性シート1
2と、この導電性シート12を保持すると共に負の高圧
電位を印加する金属性保持プレート11とを備え、これ
らの間には弾性部材13が全体的に収納装備されてい
る。金属製保持プレート11には、負の高電圧(−13
00V程度)を印加する直流電源が接続されている(図
示略)。
【0034】図2に示すように、帯電装置1は、全体が
感光体ドラム2の長さに対応するように横長に形成され
ている。本実施例において、導電性シート12は、導電
性の樹脂により形成され、感光体ドラム2と当接する部
分に複数のスリットSが平行に設けられている。これに
より、感光体ドラム2との複数の接触部Mが形成されて
いる。ここで、スリット方向DSと感光体ドラム2の回
転方向DKとが成す角θは20度に設定されている。こ
のようなスリットSを設けた導電性シート12は、型の
プレス打ち抜きにより容易に形成することができる。ま
た、スリット幅は1mm,スリット長は15mm,感光
体ドラム2との接触幅は10mmに設定されている。前
述の角θは、これらのスリット幅,接触幅を考慮して5
度乃至85度の範囲で設定されれば良い。
【0035】本実施例において、導電性シート12の材
料はカーボン分散ポリエチレンシートであり、感光体ド
ラム2との接触部分において、1平方センチメートル当
たり1kΩ以上の抵抗を備えている。導電性シート12
は、このような抵抗を備えているものであれば、他の導
電性樹脂材料であっても良い。
【0036】弾性部材13としては、断面巾着形で全体
を棒状に形成したスポンジ材を用いている(図3参
照)。金属製保持プレート11は一枚板から形成されて
おり、この一枚板の上に前述の弾性部材13を配し、そ
の上から弾性部材13をくるみ覆うように導電性シート
12を金属製保持プレート11に対応づける。ここで、
導電性シート12を弾性部材13にくるみかぶせたとき
に、当該導電性シート12のくるみ方向端部が金属製保
持プレート11の端部よりも幾分内側に位置するように
設定されている。そして、導電性シート12に適当な張
力を与えながら、金属製保持プレート11の長手側端部
をそれぞれ内側に折り返すことにより、当該導電性シー
ト12と弾性部材13が固定され、図2及び図3に示す
帯電装置1の本体が完成する。このとき、導電性シート
12の外観は弾性部材13の外観にほぼ相似して現れる
ように構成されている。
【0037】次に、本実施例の動作を説明する。
【0038】帯電装置1は、図1に示すように、感光体
ドラム2に対向して装備され、導電性シート12が感光
体ドラム2の表面に5mmから10mmの幅をもって圧
接した状態で固定されている。本実施例において、感光
体ドラム2と導電性シート12との接触幅は10mmに
設定され、この状態で金属製保持プレート11が図示し
ない筐体の一部に絶縁固定されることによって、帯電装
置1全体が据え付けられている。このとき、弾性部材1
3が、金属性保持プレート11を介して負の高電圧を印
加された導電性シート12を全体的に感光体ドラム2の
表面に常時一定圧力をもって押圧する。
【0039】そして、感光体ドラム2が回転することに
より当該感光体ドラム2の外面周囲が帯電されてゆく。
このとき、導電性シート12に設けられた複数のスリッ
トSにより、これらの間に形成された複数の接触部M,
M,…は感光体ドラム2の回転軸方向において分離して
いるため、各接触部Mは感光体ドラム2の表面に確実に
圧接される。また、スリットSは、感光体ドラム2の回
転方向に対して斜めに設けられているので、各接触部M
も斜めに形成され、感光体ドラム2の回転に伴って接触
部Mの回転軸方向位置が徐々にずれてゆき、当該感光体
ドラム2の表面全体が導電性シート12の接触部Mに必
ず対面することになる。
【0040】このように、本実施例によれば、金属製保
持プレート11を介して高圧電位を一様に印加した導電
性シート12を弾性部材13により感光体ドラム2表面
に圧接するという比較的簡易な構成でありながら、弾性
部材13の作用により感光体表面を一様に帯電すること
ができる。
【0041】また、導電性シート12に凹溝としてのス
リットSを設けたことにより、複数の接触部M,M,…
がそれぞれ分離した状態となるため、感光体表面の起伏
等によらず、導電性シートを確実に圧接することがで
き、当該接触部分を一様に帯電することができる。
【0042】更に、感光体ドラム2の回転方向に対する
スリットSの傾斜角度を、当該スリットSの幅や長さに
応じて5度乃至85度の範囲内の所定角度(本実施例で
は20度)に設定したことから、スリットSに対応して
帯電されない部分は感光体ドラム2の回転と共にいずれ
接触部Mと対面し必ず帯電される。
【0043】
【第2実施例】以下、本発明の第2実施例を図4に基づ
いて説明する。本実施例では、導電性シート22が、感
光体ドラム2に当接する部分に低抵抗部位22bが設定
され且つその両側に高抵抗部位22aが設定されてなる
複合部材により構成されている。このうち、導電性シー
ト22の高抵抗部位22aは、1mm当たり数100k
Ω以上の抵抗値に設定されている。その他の構成は前述
した第1実施例と同一に構成されている。
【0044】かかる場合、複数のスリットS間の各接触
部Mにおいて、感光体ドラム2に発生したピンホールで
のリークは、感光体ドラム2に接触する低抵抗部位22
bと他の高抵抗部位22aとの間の抵抗Rにより電圧降
下する。この電圧降下は、感光体ドラム表面のピンホー
ルでリークが発生した部分のみに生じ、当該ピンホール
以外の部分では、電圧が正常に印加されることとなる。
このため、本実施例では前述の第1実施例と同様の効果
を奏する他、リークによる帯電の乱れ(画像の乱れ)を
防止することができる。
【0045】また、上記各実施例によれば、無用にスリ
ットのピッチを細かくする必要もなく、この結果、導電
性シート12,22の製造は一般的なプレス打ち抜き等
の簡単な製造装置で行うことができ、工程が簡単なこと
から低価格の帯電装置を実現することができる。
【0046】
【第3実施例】以下、本発明の第3実施例を図5乃至図
7に基づいて説明する。
【0047】本実施例では、図6に示すように、細帯状
の導電性繊維を素材として、これらの複数を竹細工のよ
うに互い違いに編んでゆくことにより織物構造とし、こ
れを導電性シート32として用いる。本実施例におい
て、この織物構造の織り目方向DOと感光体ドラム2の
回転方向DKとが成す角θは60度に設定されている。
また、感光体ドラム2との接触幅は5mmに設定されて
おり、これは織り目にして10ピッチ程度である。ここ
で、この成す角θは、織り目のピッチと織り目の山とな
る部分の大きさを考慮して0度,45度,90度を除き
50度〜80度の範囲で設定されることが望ましい。そ
の他の構成は前述した第1実施例と同一となっている。
【0048】そして、感光体ドラム2が回転すると、こ
の感光体ドラム2の表面に当接する導電性シート32の
山織り部分によって帯電が行われる。このとき、織物構
造による導電性シート32は外力により容易に変形可能
に形成されているため、例えば感光体表面に起伏等があ
っても、これに応じて変形し、感光体ドラム2に確実に
圧接される。また、織り目と感光体ドラム2の回転方向
とが成す角θを前述の通り適切に設定することにより、
谷織り部分と対応して帯電されなかった感光体表面も当
該感光体ドラムの回転に伴って山織り部分に対面し必ず
帯電される。
【0049】このように、本実施例によっても前述した
第1実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0050】
【第4実施例】以下、本発明の第4実施例を図8に基づ
いて説明する。本実施例では、導電性シート42が、導
電性繊維42aと絶縁性繊維42bとを素材とした織物
構造のもので形成されている。詳しくは、図8に示すよ
うに、細帯状の導電性繊維42aと絶縁性繊維42bと
を素材として、これらの複数を同種のものが隣接しない
ように竹細工のように互い違いに編んでゆくことにより
織物構造とし、これを導電性シート42として用いる。
そして、この織物構造の複数の山織り部分が、その並び
が感光体ドラム2の回転方向と所定の傾斜角(前述の第
3実施例と同様)を成すように当該感光体ドラム2に圧
接される。
【0051】そして、感光体ドラム2は、その回転に伴
って織物構造の山織り部分により帯電される。このと
き、感光体ドラムに発生するピンホールでのリークは、
接触する山織り部分(接触部M)までの間の抵抗Rによ
り電圧降下する。この電圧降下は、ピンホールでリーク
の発生した部分のみで生じ、当該ピンホール以外の部分
では電圧が正常に印加される。このため、本実施例では
前述の第3実施例と同様の効果を奏する他、リークによ
る帯電の乱れ(画像の乱れ)を防止することができる。
【0052】
【第5実施例】以下、本発明の第5実施例を図9に基づ
いて説明する。
【0053】図9において、帯電装置50を構成する金
属製保持プレート51と導電性シート52との間には弾
性部材53としてのチューブ部材53が収納装備されて
いる。このチューブ部材53は、断面形状が巾着状に形
成され、全体がその外観において棒状に形成されてい
る。チューブ部材53の一部には通気用の孔が設けられ
ており、この孔に連結された通気管54が、金属製保持
プレート51を貫通して帯電装置50の外部に延長され
ている。通気管54の解放側には空気圧発生メカニズム
55が装備されており、この空気圧発生メカニズム55
が動作することにより、予め設定された所定量の空気が
チューブ部材53の内部に充填されるようになってい
る。その他の構成は前述した第1実施例と同一に構成さ
れている。
【0054】このようにしても、前述した第1実施例と
同様の作用効果を有するほか、感光体ドラム2の回転軸
方向において、導電性シート52の状態が一様でない場
合であっても、チューブ部材53の内部に充填された空
気が各接触部Mに常に一様に空気圧を分散するので、感
光体表面と当該各接触部Mとの間には、該感光体ドラム
2の回転軸方向に一様な圧接力が生じ、これにより、感
光体表面全体において、一様な帯電を行うことができ
る。
【0055】このチューブ部材を弾性部材として用いる
方法は、前述した第2乃至第4実施例においても有効に
その効果を発揮するものである。
【0056】また、チューブ部材53の内部に充填する
流動物は空気のような気体に限られるものではなく、例
えば、粘性の液体であっても良い。更に、チューブ部材
53の内部の圧力を一定に制御するためのフィードバッ
ク制御系を搭載すれば、より均一な帯電が可能となる。
【0057】ここで、上記各実施例において、金属製保
持プレートへの導電性シートの固定は、金属性保持プレ
ートの両端部を折り返すことにより行っているが、この
折り曲げ固定部には、導電性シートと金属製保持プレー
トとの間の電気的接触を向上するために導電性樹脂や導
電性接着剤等を介在して固定しても良い。また、導電性
シートを巻き送り可能な機構に装備して、長時間の使用
により当該シートがトナー等により汚れた場合に、これ
を巻き取って新しいシートと交換できる構成にしても良
い。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、弾性部材が一様な高圧電位を印
加された導電性シートを全体的に感光体ドラムに圧接す
るため、感光体表面を常に一様に帯電することができ
る。また、導電性シートをはじめ各構成部品はプレス打
ち抜き等により比較的簡易に製造することができ、これ
らの組立も高度な製造技術によらず行うことができる。
【0059】請求項又は記載の発明では、弾性部材
として内部に気体,液体といった流動体を充填したチュ
ーブ部材を用いるため、チューブ内部の圧力平衡により
感光体ドラムの回転軸方向において常に一様な圧接力を
与えることができ、これにより、感光体表面との間の当
接状態に変化が生じた場合でも、常に感光体表面を一様
に帯電することができる。
【0060】請求項又は記載の発明では、導電性シ
ートの感光体表面との接触面に複数の凹溝を斜めに形成
したことから、この凹溝に仕切られた複数の当該接触部
がほぼ分離した状態となり各独立に弾性部材からの押圧
力を受ける形になるため、例えば、感光体表面に起伏が
ある場合であっても、これに対応して当該接触部は確実
に感光体表面に圧接され、当該接触部分において感光体
表面を漏れなく帯電することができる。また、凹溝に対
応して帯電されない部分についても、凹溝が斜めに切っ
てあるため、感光体ドラムの回転と共に必ず導電性シー
トの接触部と対面することとなり、これにより、感光体
表面全体を漏れなく確実に帯電することができる。
【0061】請求項記載の発明では、前述の凹溝をス
リットとして設けたことから、上述の請求項記載の発
明の効果を更に顕著なものとすることができ、これに加
え、導電性シートをプレス打ち抜き等により極く容易に
製造することができ、製造原価を安く抑えることができ
る。
【0062】請求項記載の発明では、導電性シートの
感光体ドラムとの接触部に低抵抗部位を設定し、その両
側に高抵抗部位を設定したことから、感光体表面との接
触部において生じるピンホールのリークが低抵抗部位と
高抵抗部位との間の抵抗により電圧降下するため、当該
リークの影響による帯電の乱れを有効に防止することが
でき、これにより、安定した帯電を行うことができる。
【0063】請求項記載の発明では、導電性シートを
導電性繊維による織物構造としたことから、導電性シー
トの表面に山織り部と谷織り部が現れ、このうち、山織
り部のみが感光体表面に当接し、且つ織物構造特有の変
形容易性を兼ね備えるため、例えば、感光体表面に起伏
がある場合であっても、これに対応して当該接触部は確
実に感光体表面に圧接され、当該接触部分において感光
体表面を漏れなく帯電することができる。
【0064】請求項記載の発明では、導電性シートを
導電性繊維と絶縁性繊維とにより織物構造としたことか
ら、感光体表面との接触部において生じるピンホールの
リークが導電性繊維からなる山織り接触部間に存する山
織り絶縁部の抵抗により電圧降下するため、当該リーク
の影響による帯電の乱れを有効に防止することができ、
これにより、安定した帯電を行うことができる。
【0065】更に、上記請求項7又は8記載の発明で
は、織物構造の織り目方向を感光体ドラムの回転方向に
対し0度,45度,90度の角度以外の所定角度に設定
したことから、感光体表面のうち導電性シートの谷織り
部に対面して帯電されなかった部分は、感光体ドラムの
回転に伴って必ず山織り部に対面することとなり、これ
により、感光体表面全体を漏れなく確実に帯電すること
ができる。
【0066】本発明によれば、このように従来にない優
れた電子写真用帯電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部省略した斜視図で
ある。
【図2】図1に示す実施例を感光体ドラムの当接面から
見た一部省略した正面図である。
【図3】図2に示す実施例の構成を示す一部省略した右
側面図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示す一部省略した
正面図である。
【図5】本発明の第3実施例の構成を示す一部省略した
正面図である。
【図6】図5に示す導電性シートの一部分の構成を示す
拡大図である。
【図7】図5に示す実施例の構成を示す右側面図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例の構成のうち、特に導電性
シートを示す構成図である。
【図9】本発明の第5実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図10】一従来例の構成を示す概略構成図である。
【図11】他の従来例の構成を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,50 電子写真用帯電装置(帯電装置) 2 感光体ドラム 11,31,51 金属性保持プレート 12,22,32,42,52 導電性シート 13,33,53 弾性部材 22a 高抵抗部位 22b 低抵抗部位 42a 導電性繊維 42b 絶縁性繊維 53 チューブ部材 S スリット(凹溝)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムにほぼ平行に配設され且つ
    当該感光体ドラムに当接装備される導電性シートと、こ
    の導電性シートを保持すると共に負の高圧電位を前記導
    電性シートに一様に印加する金属製保持プレートとを備
    え、 前記金属製保持プレートと前記導電性シートとの間に、
    弾性部材を収納装備した電子写真用帯電装置において、 前記弾性部材は、内部に気体を封入したチューブ部材で
    あることを特徴とする電子写真用帯電装置。
  2. 【請求項2】 感光体ドラムにほぼ平行に配設され且つ
    当該感光体ドラムに当接装備される導電性シートと、こ
    の導電性シートを保持すると共に負の高圧電位を前記導
    電性シートに一様に印加する金属製保持プレートとを備
    え、 前記金属製保持プレートと前記導電性シートとの間に、
    弾性部材を収納装備した電子写真用帯電装置において、 前記弾性部材は、内部に液体を封入したチューブ部材で
    あることを特徴とする電子写真用帯電装置。
  3. 【請求項3】 感光体ドラムにほぼ平行に配設され且つ
    当該感光体ドラムに当接装備される導電性シートと、こ
    の導電性シートを保持すると共に負の高圧電位を前記導
    電性シートに一様に印加する金属製保持プレートとを備
    え、 前記金属製保持プレートと前記導電性シートとの間に、
    弾性部材を収納装備した電子写真用帯電装置において、 前記導電性シートを導電性ある樹脂シートにより形成す
    ると共に、この導電性シートの前記感光体ドラムとの接
    触面に、所定間隔を隔てて複数の凹溝を斜めに形成した
    ことを特徴とする電子写真用帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の凹溝が、前記導電性シートに
    形成されたスリットであることを特徴とする請求項3記
    載の電子写真用帯電装置。
  5. 【請求項5】 前記凹溝の傾斜角度が、前記感光体ドラ
    ムの回転方向に対して5度乃至85度以内の範囲に設定
    されていることを特徴とする請求項3 記載の電子写真用
    帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性シートが、前記感光体ドラム
    に当接する部分に低抵抗部位が設定され且つその両側に
    高抵抗部位が設定されてなる複合部材によって構成され
    ていることを特徴とした請求項3記載の電子写真用帯電
    装置。
  7. 【請求項7】 感光体ドラムにほぼ平行に配設され且つ
    当該感光体ドラムに当接装備される導電性シートと、こ
    の導電性シートを保持すると共に負の高圧電位を前記導
    電性シートに一様に印加する金属製保持プレートとを備
    え、 前記金属製保持プレートと前記導電性シートとの間に、
    弾性部材を収納装備した電子写真用帯電装置において、 前記導電性シートが、導電性繊維を素材とした織物構造
    のもので形成され、当該織物構造を構成する繊維素材の
    織り目方向が、前記感光体ドラムの回転方向に対して0
    度,45度,90度を除く所定角度傾斜した状態に設定
    されていることを特徴とする電子写真用帯電装置。
  8. 【請求項8】 感光体ドラムにほぼ平行に配設され且つ
    当該感光体ドラムに当接装備される導電性シートと、こ
    の導電性シートを保持すると共に負の高圧電位を前記導
    電性シートに一様に印加する金属製保持プレートとを備
    え、 前記金属製保持プレートと前記導電性シートとの間に、
    弾性部材を収納装備した電子写真用帯電装置において、 前記導電性シートが、導電性繊維と絶縁性繊維とを素材
    とした織物構造のもので形成され、当該織物構造を構成
    する繊維素材の織り目方向が、前記感光体ドラムの回転
    方向に対して0度,45度,90度を除く所定角度傾斜
    した状態に設定されていることを特徴とする電子写真用
    帯電装置。
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