JP2657474B2 - ビデオテープ収容ケース - Google Patents

ビデオテープ収容ケース

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JP2657474B2
JP2657474B2 JP7020418A JP2041895A JP2657474B2 JP 2657474 B2 JP2657474 B2 JP 2657474B2 JP 7020418 A JP7020418 A JP 7020418A JP 2041895 A JP2041895 A JP 2041895A JP 2657474 B2 JP2657474 B2 JP 2657474B2
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JP
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housing portion
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peripheral wall
key
video tape
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保 中筋
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Sanei KK
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Sanei KK
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レンタルビデオショ
ップで使用されるビデオテープ収容ケースに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】レンタルビデオショップの中には、図6
に示すように、ビデオテープ21を収容ケース22に入れ、
さらにこの収容ケース22を作品の内容を表すタイトルや
写真等を表示した外ケース23に挿脱自在に入れて陳列す
る方式を採っているところがある。
【0003】前記ビデオテープ21には、盗難検知用のタ
グ(図示せず)が貼られており、そのまま持ち出すと、
店の出入口付近に設置されたゲートを通過するときに検
知されるようになっている。
【0004】従って、客は、希望するビデオテープ21の
入った収容ケース22をカウンターで一旦店員に渡し、レ
ンタル料を支払い、ゲートを通過してから前記ビデオテ
ープ21を受け取るようにしている。
【0005】しかし、従来の前記収容ケース22は、誰に
でも自由に開閉できるようになっているため、店員の見
ていない場所で前記収容ケース22から勝手にビデオテー
プ21が取り出され、さらに盗難検知用のタグが剥がされ
て持ち去られる危険があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
店員以外の者が容易にビデオテープを取り出すことがで
きないようにしたビデオテープ収容ケースを提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0008】この発明のビデオテープ収容ケースは、本
体を左収容部と右収容部とを揺動可能に取り付けて構成
し、本体を閉じた状態では左収容部の周壁が右収容部の
周壁の内側に嵌入される形式のビデオテープ収容ケース
であって、左収容部の周壁内面に係止用突出部を設ける
と共に、右収容部に、本体を閉じたときに前記係止用突
出部と係合する弾性変形可能な係止片を取り付け、更
に、右収容部にキーの挿入穴を形成し、この挿入穴から
入れたキーにより係止片を弾性変形させて係止片と係止
用突出部との係合を解除するようにしたものである。
【0009】右収容部に係止片が挿通する穴を設けると
共に、右収容部の外側に当接する本体とは別体の止め具
の基板に係止片を設けてもよい。
【0010】また、本体を左収容部と右収容部とを揺動
可能に取り付けて構成し、本体を閉じた状態では左収容
部の周壁が右収容部の周壁の内側に嵌入される形式のビ
デオテープ収容ケースであって、左収容部の周壁内面に
係止用突出部を設けると共に、右収容部に、本体を閉じ
たときに前記係止用突出部と係合する弾性変形可能な係
止片を一体に形成し、更に、右収容部にキーの挿入穴を
形成し、この挿入穴から入れたキーにより係止片を弾性
変形させて係止片と係止用突出部との係合を解除するよ
うにしてもよい。
【0011】
【作用】上述の手段を採用した結果、この発明は次のよ
うな作用を有する。
【0012】この発明のビデオテープ収容ケースは、左
収容部の周壁内面に形成された係止用突出部に、右収容
部の係止片を係合させることにより、左収容部と右収容
部とが内側からロックされるようになっている。
【0013】また、前記係合は、キーによらなければ解
除することができない。
【0014】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。
【0015】この発明のビデオテープ収容ケースは、本
体1を左収容部2と右収容部3とを揺動可能に取り付け
て構成し、本体1を閉じた状態では左収容部2の周壁4
が右収容部3の周壁5の内側に嵌入される形式のビデオ
テープ収容ケースであって、左収容部2の周壁4内面に
係止用突出部6を設けると共に、右収容部3に、本体1
を閉じたときに前記係止用突出部6と係合する弾性変形
可能な係止片7を取り付け、更に、右収容部3にキー8
の挿入穴9を形成し、この挿入穴9から入れたキー8に
より係止片7を弾性変形させて係止片7と係止用突出部
6との係合を解除するようにしたものである。
【0016】このビデオテープ収容ケースは、主にレン
タルビデオショップにおいて、作品の内容を表すタイト
ルや写真等を表示した外ケースに挿脱自在に入れて陳列
されるが、特にこのような使用方法に限定されるわけで
はない。
【0017】図1は、この発明の実施例のビデオテープ
収容ケースで、本体1を開いた状態を示す図である。
【0018】本体1は半透明の弾性合成樹脂から成り、
ビデオテープより少し大きな直方体状に形成されてい
る。
【0019】左収容部2は、ビデオテープの上下面より
も少し大きな平板部10と、その周囲に直角に立設した上
部4a、側部4b、下部4cから成る周壁4から構成されてい
る。周壁4の上部4a及び下部4cの側部4bよりには、係合
用切欠11が形成されている。そして、周壁4の側部4b内
面には、長尺方向にそってリブ状の係止用突出部6が形
成されている。
【0020】右収容部3は、ビデオテープの上下面より
も少し大きな平板部12と、その周囲に直角に立設した上
部5a、側部5b、下部5cから成る周壁5から構成されてい
る。平板部12には、周壁5の側部5b付近に、係止片7が
挿通する穴13が2つ設けられている。
【0021】周壁5の上部5a及び下部5cの側部5bよりに
は、前記係合用切欠11に挿入される係合用縦桟14が形成
されている。そして、周壁5の側部5bには、後述のキー
8の挿入穴9が2つ形成されている。
【0022】左収容部2と右収容部3とは、連結片15に
より連結されている。連結片15は、外に向かって張り出
す断面円弧形状に形成されていると共に、その両縁には
閉蓋時に右収容部3の周壁5の上部と当接する桟部を有
している。
【0023】左収容部2の周壁4は、右収容部3の周壁
5よりも小さく、このビデオテープ収容ケースを閉蓋し
たときには、右収容部3の周壁5の内面に嵌入するよう
になっている。
【0024】また、左収容部2の周壁4の側部4bは、右
収容部3の周壁5の側部5bよりも幅が小さく、このビデ
オテープ収容ケースを閉蓋したときには、右収容部3の
周壁5の側部5bに左収容部2の周壁4の側部4bが重なら
ない部分ができるようにしている。キー8の挿入穴9
は、この部分に形成されている。キー8の挿入穴9は、
キー8の差し込み部19より幅が大きく形成されている。
【0025】係止片7は、本体1とは別体の直角に曲が
った基板16の内側に2つ設けられており、止め具17を構
成している。係止片7の先端は前記基板16の対面する側
に突出した鉤状となっている。
【0026】基板16と係止片7との間隔は、左右両収容
部の周壁の側部4b,5bを重ねた厚みより少し短めにされ
ている。
【0027】また、基板16における係止片7の正面から
ずれた位置には、前記キー8の挿入穴9と同様の穴であ
るキー8の挿通部18が形成されている。
【0028】止め具17は、ジュラコン等、比較的硬くて
丈夫な合成樹脂で作製することが望ましい。また、ビデ
オソフトのジャンル等により異なる色を着色するように
してもよい。基板16は透明でないことが望ましい。透明
でなければ、後述のロックの機構は基板16に覆い隠され
て透けて見えることがなく、キー8の偽造を防止するこ
とができる。
【0029】次に、左収容部2と右収容部3とをロック
する方法について説明する。なお、実際に使用する場合
にはビデオテープを本体1内に収容して行うが、ここで
は説明を簡明にするため、本体1内にビデオテープを収
容していない状態の図に基づいて説明する。
【0030】まず、本体1を開いた状態にし、右収容部
3に止め具17を、その係止片7を穴13から入れ、基板16
の内側を右収容部3の周壁5の側部5b外側及び平板部12
外側に当接させて取り付ける。そして、左収容部2と右
収容部3とを閉じる。
【0031】穴13は、止め具17を取り付けたときに、右
収容部3のキー8の挿入穴9と止め具17のキー8の挿通
部18が重なり合うような位置に形成されている。
【0032】左収容部2と右収容部3とを閉じるとき、
係止片7が係止用突出部6を乗り越えて、鉤状の先端が
係止用突出部6に引っ掛かるようにする。図2に示すよ
うに、係止用突出部6は、係止片7と基板16との間に挟
まれ、係止片7の先端と係合しているので、左収容部2
と右収容部3は内側からロックされた状態になる。
【0033】なお、左収容部2と右収容部3とを閉じて
から、止め具17を右収容部3に取り付けてもよい。
【0034】このビデオテープ収容ケースは、図3に示
されるように、止め具17が本体1に沿うようにして嵩低
く取り付けられるので、多数陳列しやすく、また、外観
もすっきりとしている。
【0035】止め具17によるロックを解除する場合は、
まず重なり合った止め具17のキー8の挿通部18と右収容
部3のキー8の挿入穴9からキー8を入れる。
【0036】キー8は、図3に示すように、2つの屈曲
した差し込み部19を設け、その各屈曲部分先端20をテー
パーにしたものである。止め具17のキー8の挿通部18
は、係止片7の正面からずれているので、キー8を真っ
直ぐに入れただけでは係止用突出部6と係止片7との係
合は解除されない。
【0037】そして、キー8をスライドさせ、図4に示
すように、その屈曲部分先端20の上面で止め具17の係止
片7を持ち上げるようにする。キー8の挿入穴9,挿通
部18は、差し込み部19の幅よりも長く形成されているの
で、このようにキー8をスライドさせることができる。
【0038】しかも、キー8の差し込み部19の屈曲部分
先端20は、テーパーにされているので、係止用突出部6
と止め具17の係止片7との間にスムーズにもぐり込ませ
ることができる。
【0039】止め具17の係止片7は、係止用突出部6に
離反する方向に曲がり、係止用突出部6との係合が解除
される。そして、止め具17の係止片7を右収納部3の穴
13から抜くと、左収容部2と右収容部3とは開閉可能と
なる。
【0040】ロックを解除するには、このようにキー8
をスライドさせる必要があるため、例えば指の爪や爪楊
枝のようなものでロックを解除することはできず、従っ
て、キー8を持たない者が勝手に中のビデオテープを取
り出すことは極めて困難である。
【0041】この実施例では、係止片7は、本体1とは
別体の止め具17の基板16に設けられているが、他の実施
例として、図5に示すように、右収容部3に一体に形成
したものとしてもよい。
【0042】また、止め具17に盗難検知用のタグを付し
てもよい。
【0043】
【発明の効果】この発明のビデオテープ収容ケースは、
上述のような構成を有しており、左収容部の周壁内面に
形成された係止用突出部に、右収容部の係止片を係合さ
せることにより、左収容部と右収容部とが内側からロッ
クされるようになっているため、キーを持たない店員以
外の者が容易に本体を開いてビデオテープを取り出すこ
とができない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例のビデオテープ収容ケース
で、止め具を取り外し、本体を開いた状態を示す斜視
図。
【図2】 この発明の実施例のビデオテープ収容ケース
で、本体を開じ、止め具を取り付けた状態を示す一部透
視斜視図。
【図3】 この発明の実施例のビデオテープ収容ケース
で、開じて止め具を取り付けた状態の本体と、キーの外
観を示す視斜視図。
【図4】 この発明の実施例のビデオテープ収容ケース
で、係止用突出部と止め具の係止片との係合をキーによ
り解除している状態を示す部分拡大斜視図。
【図5】 この発明の他の実施例のビデオテープ収容ケ
ースで、本体を開いた状態を示す斜視図。
【図6】 従来のビデオテープ収容ケース及び外ケース
の斜視図。
【符号の説明】
1 本体 2 左収容部 3 右収容部 4 左収容部の周壁 5 右収容部の周壁 6 係止用突出部 7 係止片 8 キー 9 キーの挿入穴

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を左収容部と右収容部とを揺動可能
    に取り付けて構成し、本体を閉じた状態では左収容部の
    周壁が右収容部の周壁の内側に嵌入される形式のビデオ
    テープ収容ケースであって、左収容部の周壁内面に係止
    用突出部を設けると共に、右収容部に、本体を閉じたと
    きに前記係止用突出部と係合する弾性変形可能な係止片
    を取り付け、更に、右収容部にキーの挿入穴を形成し、
    この挿入穴から入れたキーにより係止片を弾性変形させ
    て係止片と係止用突出部との係合を解除するようにした
    ことを特徴とするビデオテープ収容ケース。
  2. 【請求項2】 右収容部に係止片が挿通する穴を設ける
    と共に、右収容部の外側に当接する本体とは別体の止め
    具の基板に係止片を設けた請求項1記載のビデオテープ
    収容ケース。
  3. 【請求項3】 本体を左収容部と右収容部とを揺動可能
    に取り付けて構成し、本体を閉じた状態では左収容部の
    周壁が右収容部の周壁の内側に嵌入される形式のビデオ
    テープ収容ケースであって、左収容部の周壁内面に係止
    用突出部を設けると共に、右収容部に、本体を閉じたと
    きに前記係止用突出部と係合する弾性変形可能な係止片
    を一体に形成し、更に、右収容部にキーの挿入穴を形成
    し、この挿入穴から入れたキーにより係止片を弾性変形
    させて係止片と係止用突出部との係合を解除するように
    したことを特徴とするビデオテープ収容ケース。
JP7020418A 1995-02-08 1995-02-08 ビデオテープ収容ケース Expired - Lifetime JP2657474B2 (ja)

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