JP2657403B2 - 細胞の観察・培養器具 - Google Patents
細胞の観察・培養器具Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/20—Material Coatings
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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- C12M23/02—Form or structure of the vessel
- C12M23/08—Flask, bottle or test tube
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- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M25/00—Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「利用分野」 本発明は、動植物の細胞や微生物細胞など、各種の細
胞の観察あるいは培養に用いる器具、例えばスライドガ
ラス、シャーレ、培養容器などに関する。
胞の観察あるいは培養に用いる器具、例えばスライドガ
ラス、シャーレ、培養容器などに関する。
「従来技術及びその問題点」 従来、細胞をガラスやプラスチック容器に結合させる
か、あるいはこのような容器中で浮遊状態で細胞を培養
させることが知られている。しかしながら、浮遊状態で
は培養できない細胞やガラスやプラスチックに結合しな
い細胞がある。
か、あるいはこのような容器中で浮遊状態で細胞を培養
させることが知られている。しかしながら、浮遊状態で
は培養できない細胞やガラスやプラスチックに結合しな
い細胞がある。
また、ガラスやプラスチック容器を用い、これにコラ
ーゲン、寒天などで固形培地を作成し、培地の表面や培
地内で細胞を培養することも広く知られている。しか
し、コラーゲンや寒天の固形培地に結合しない細胞ある
いは培地内全体に細胞が広がって、光学顕微鏡での観察
ができなくなるものもある。また、固形培地の作製から
使用まで無菌状態で長時間保存しなければならないが、
ガス滅菌等は適用できず、滅菌方法が制限されるという
問題点があった。
ーゲン、寒天などで固形培地を作成し、培地の表面や培
地内で細胞を培養することも広く知られている。しか
し、コラーゲンや寒天の固形培地に結合しない細胞ある
いは培地内全体に細胞が広がって、光学顕微鏡での観察
ができなくなるものもある。また、固形培地の作製から
使用まで無菌状態で長時間保存しなければならないが、
ガス滅菌等は適用できず、滅菌方法が制限されるという
問題点があった。
そのため、近年、生体親和性のあるセラミックスを加
工し、その上で細胞を培養することが検討されるように
なった。しかしながら、セラミックス加工体は、透光性
を有しないため、光学顕微鏡による観察ができないう
え、壊れやすいなど、取り扱いに難点があり、加工コス
トもかかる。さらに、セラミックス加工体を別の培養容
器に固定しなければならないという問題点もある。
工し、その上で細胞を培養することが検討されるように
なった。しかしながら、セラミックス加工体は、透光性
を有しないため、光学顕微鏡による観察ができないう
え、壊れやすいなど、取り扱いに難点があり、加工コス
トもかかる。さらに、セラミックス加工体を別の培養容
器に固定しなければならないという問題点もある。
「発明の目的」 したがって、本発明の目的は、細胞の種類、滅菌方
法、培養方法などに制限がなく、広く利用しうる観察・
培養器具を提供することにある。
法、培養方法などに制限がなく、広く利用しうる観察・
培養器具を提供することにある。
「発明の構成」 本発明による細胞の観察・培養器具は、金属、プラス
チック、ガラスなどから成る観察・培養器具の、細胞と
接触する表面に生体親和性を有するリン酸カルシウム系
材料をプラズマ溶射又はフレーム溶射によりコーティン
グして成る厚さ1〜100μmのコーティング層を有する
こと特徴とする。
チック、ガラスなどから成る観察・培養器具の、細胞と
接触する表面に生体親和性を有するリン酸カルシウム系
材料をプラズマ溶射又はフレーム溶射によりコーティン
グして成る厚さ1〜100μmのコーティング層を有する
こと特徴とする。
観察・培養器具の母材としては、金属、プラスチッ
ク、ガラスなどを用いることができるが、培養した物質
を光学顕微鏡で観察することを考慮に入れると、プラス
チック、ガラスなどの透光性を有する材料を用いるのが
好ましい。形状は、プレート、シャーレ、チューブ、フ
ラスコ、円筒形物など、細胞の観察や培養に一般に用い
られているものであってよい。
ク、ガラスなどを用いることができるが、培養した物質
を光学顕微鏡で観察することを考慮に入れると、プラス
チック、ガラスなどの透光性を有する材料を用いるのが
好ましい。形状は、プレート、シャーレ、チューブ、フ
ラスコ、円筒形物など、細胞の観察や培養に一般に用い
られているものであってよい。
コーティングするセラミックスとしては、ジルコニ
ア、アルミナ、リン酸カルシウム系材料などでよく、中
でもリン酸カルシウム系材料、特にハイドロキシアパタ
イトが望ましい。
ア、アルミナ、リン酸カルシウム系材料などでよく、中
でもリン酸カルシウム系材料、特にハイドロキシアパタ
イトが望ましい。
コーティング方法としては、スパッタリング法、イオ
ンクラスタービーム法、フレーム溶射法、プラズマ溶射
法など、任意の方法を適用できるが、膜厚などの制御な
どを考慮すると、溶射法が好ましい。
ンクラスタービーム法、フレーム溶射法、プラズマ溶射
法など、任意の方法を適用できるが、膜厚などの制御な
どを考慮すると、溶射法が好ましい。
また、コーティング層の膜厚は、1〜100μm程度で
あれば、溶射膜も透光性を有するので、この範囲にする
のが好ましい。
あれば、溶射膜も透光性を有するので、この範囲にする
のが好ましい。
「発明の実施例」 次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 光学顕微鏡用のスライドガラスにハイドロキシアパタ
イトの微粉末を5〜10μmの膜厚でフレーム溶射法を用
いてコーティングした。
イトの微粉末を5〜10μmの膜厚でフレーム溶射法を用
いてコーティングした。
10%の牛胎児血清を含むイーグルMEM培養液を用いて
継代培養したチャイニーズハムスター由来V79細胞を0.1
%トリプシン液で処理し、浮遊させ、このV79細胞を5
細胞/cm2の条件で上記のコーティングしたスライドガラ
ス上で10%の牛胎児血清を含むイーグルMEM培養液で1
週間静置培養した。こうして培養した細胞を肉眼で観察
したところ、従来の方法と同様に、V79細胞が良好にコ
ロニーを形成しており、かつコロニー数もほぼ同数で良
好であった。
継代培養したチャイニーズハムスター由来V79細胞を0.1
%トリプシン液で処理し、浮遊させ、このV79細胞を5
細胞/cm2の条件で上記のコーティングしたスライドガラ
ス上で10%の牛胎児血清を含むイーグルMEM培養液で1
週間静置培養した。こうして培養した細胞を肉眼で観察
したところ、従来の方法と同様に、V79細胞が良好にコ
ロニーを形成しており、かつコロニー数もほぼ同数で良
好であった。
「発明の効果」 本発明による細胞の観察・培養器具は、細胞が接触す
る表面に生体親和性を有するセラミックスがコーティン
グされているため、細胞を生体内に近い状態で培養でき
る。また、ガラスやプラスチックのように透光性を有す
る器具に100μm以下の膜厚のコーティング層を設けた
ものは、透光性であるため、光学顕微鏡を用いて本発明
の器具上で細胞を観察することができる。さらに、本発
明の観察・培養器具は、セラミックス層を設けたもので
あるから、ガス滅菌、γ線滅菌、オートクレーブ滅菌、
乾熱滅菌など、各種の滅菌方法で滅菌することができ、
滅菌操作も容易で短時間で済み、取り扱いや無菌状態で
の保存も容易である。
る表面に生体親和性を有するセラミックスがコーティン
グされているため、細胞を生体内に近い状態で培養でき
る。また、ガラスやプラスチックのように透光性を有す
る器具に100μm以下の膜厚のコーティング層を設けた
ものは、透光性であるため、光学顕微鏡を用いて本発明
の器具上で細胞を観察することができる。さらに、本発
明の観察・培養器具は、セラミックス層を設けたもので
あるから、ガス滅菌、γ線滅菌、オートクレーブ滅菌、
乾熱滅菌など、各種の滅菌方法で滅菌することができ、
滅菌操作も容易で短時間で済み、取り扱いや無菌状態で
の保存も容易である。
また、例えばガラスシャーレの底にセラミックスをコ
ーティングするなど、多種多様な形状の培養器具に本発
明を適用することができ、低コストであるとともに、別
の培養容器などに固定しなくて済む。
ーティングするなど、多種多様な形状の培養器具に本発
明を適用することができ、低コストであるとともに、別
の培養容器などに固定しなくて済む。
Claims (1)
- 【請求項1】金属、プラスチック、ガラスなどから成る
観察・培養器具の、細胞と接触する表面に、生体親和性
を有するリン酸カルシウム系材料をプラズマ溶射又はフ
レーム溶射によりコーティングして成る厚さ1〜100μ
mのコーティング層を有することを特徴とする細胞の観
察・培養器具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63229257A JP2657403B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 細胞の観察・培養器具 |
EP89116528A EP0359122A1 (en) | 1988-09-13 | 1989-09-07 | Observation and/or cultivation instrument for cells |
US07/406,320 US5018847A (en) | 1988-09-13 | 1989-09-12 | Observation and/or cultivation instrument for cells |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63229257A JP2657403B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 細胞の観察・培養器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278444A JPH0278444A (ja) | 1990-03-19 |
JP2657403B2 true JP2657403B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=16889277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63229257A Expired - Fee Related JP2657403B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 細胞の観察・培養器具 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5018847A (ja) |
EP (1) | EP0359122A1 (ja) |
JP (1) | JP2657403B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6815384B2 (en) | 2001-11-13 | 2004-11-09 | Pentax Corporation | Method for manufacturing sintered piece |
US7563608B2 (en) | 2002-08-12 | 2009-07-21 | Hoya Corporation | Method for manufacturing a sintered compact for use as a cell culture base |
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US5538887A (en) * | 1994-02-18 | 1996-07-23 | Charlotte-Mecklenburg Hospital Authority | Cell culture apparatus having smooth surface for cell growth thereon |
JP3300583B2 (ja) * | 1995-11-10 | 2002-07-08 | 幹男 中山 | 抗原又は抗体の検出シート、検出キット及び検出方法 |
JP2003180820A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-07-02 | Techno Network Shikoku Co Ltd | 生体材料、医薬品、食品、医療用具、細胞培養器具および組織誘導材料の製造方法 |
DE10307925A1 (de) * | 2002-02-25 | 2003-09-04 | Pentax Corp | Träger für eine Zellkultur und Verfahren zur Kultivierung von Zellen |
JP4585790B2 (ja) * | 2004-03-27 | 2010-11-24 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 細胞培養足場および細胞培養方法 |
WO2010105102A1 (en) * | 2009-03-11 | 2010-09-16 | Exogenesis Corporation | Methods for improving the bioactivity characteristics of a surface and objects with surfaces improved thereby |
US9315798B2 (en) | 2011-08-22 | 2016-04-19 | Exogenesis Corporation | Methods for improving the bioactivity characteristics of a surface and objects with surfaces improved thereby |
KR101865451B1 (ko) * | 2015-08-26 | 2018-07-13 | 윤원준 | 무기물 표면 접착 또는 코팅용 단백질 접착제 |
JP6838869B2 (ja) | 2016-05-20 | 2021-03-03 | 株式会社オハラ | 細胞培養基材、細胞含有物の作製方法、細胞培養基材の作製方法、細胞観察方法、細胞培養基材のメンテナンス液 |
CN106822995A (zh) * | 2017-02-15 | 2017-06-13 | 扬州大学 | 一种用于观察骨细胞的光学平台的制备方法 |
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-
1988
- 1988-09-13 JP JP63229257A patent/JP2657403B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-09-07 EP EP89116528A patent/EP0359122A1/en not_active Withdrawn
- 1989-09-12 US US07/406,320 patent/US5018847A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0278444A (ja) | 1990-03-19 |
EP0359122A1 (en) | 1990-03-21 |
US5018847A (en) | 1991-05-28 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |