JP2657199B2 - 陸上競技用風速計測システム - Google Patents

陸上競技用風速計測システム

Info

Publication number
JP2657199B2
JP2657199B2 JP32426693A JP32426693A JP2657199B2 JP 2657199 B2 JP2657199 B2 JP 2657199B2 JP 32426693 A JP32426693 A JP 32426693A JP 32426693 A JP32426693 A JP 32426693A JP 2657199 B2 JP2657199 B2 JP 2657199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind speed
trigger signal
athletics
control panel
signal output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32426693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07178211A (ja
Inventor
愛策 今西
健彦 菅野
康俊 三樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Precision Inc filed Critical Seiko Precision Inc
Priority to JP32426693A priority Critical patent/JP2657199B2/ja
Publication of JPH07178211A publication Critical patent/JPH07178211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2657199B2 publication Critical patent/JP2657199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば100m競技や
三段跳びの陸上競技において記録公認に必要な陸上競技
用風速計測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】陸上競技において、記録が公認されるに
は、追風が所定値以下の風速であることや、所定時間内
の平均風速が所定値以下であることなどが必要である。
この平均風速の測定について、規則によると、100m
競技では10秒間、100mハードルでは13秒間、2
00mの場合は走者が直線コースに入ったときから10
秒間、走幅跳,三段跳びでは、踏切板から走幅跳では4
0m、三段跳では35m離れた位置を競技者が通過した
ときから5秒間計り、もし競技者が40mまたは35m
より短い距離の助走をする場合には、助走を開始したと
きから計るように規定されている(陸上競技ルール第1
49条)。そして、従来では、計測員が風速計測器の押
しボタンスイッチをマニュアル操作により押して、所定
時間内の平均風速の計測を行っており、他の計時システ
ム(例えば、スタート音発生装置やVTR装置等)と連
動するものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置のものは、計
測員のマニュアル操作で計測を行っていたので、計測員
の操作ミス、操作忘れなどによる計測ミスを起こす危険
性があった。また従来のものは、所定時間内の平均風速
の計測開始から計測終了までの間、計測器の表示部には
何も表示されていないかあるいは風速データを表示して
いただけであったので、平均風速の計測が確実に実行さ
れているかどうかが判りにくいという問題点がある。さ
らにまた従来のものは、スタートと同時に押しボタンス
イッチをマニュアル操作により押して所定時間内の平均
風速の計測を開始するが、開始時には特に音声等による
開始の合図はない。そのため、押しボタンスイッチが確
実に押されたか、また所定時間内の平均風速の計測が正
常に作動したかどうかが判りにくいという問題点があ
る。本発明の主たる目的は、競技場に配置される計時装
置と連動して風速計測を全自動で計測できる陸上競技用
風速計測システムを提供することにある。本発明の他の
目的は、陸上競技における風速計測を自動化することに
よって風速計測の人為的ミスをなくすことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る陸上競技用風速計測システムは、競技
場に配置されたトリガー信号出力装置からトリガー信号
を供給される制御盤と、この制御盤に接続され風速に対
応した風速信号を出力する風速計とからなり、上記制御
盤には、上記トリガー信号出力装置からトリガー信号を
受けたときに、上記風速計からの風速信号に基づいて平
均風速の演算を開始する制御回路が設けてある。トリガ
ー信号出力装置としては、スターターが操作するスター
ターピストル、または競技者の通過を検出する検出装
置、または計測員が操作するグリップスイッチが選択的
に使用可能となっている。好ましくは、制御盤には、平
均風速の演算を開始してから終了までの残り時間または
演算開始からの経過時間を表示する表示部が設けられ
る。さらに好ましくは、制御盤には、トリガー信号出力
装置のからトリガー信号を受けたときに制御回路の演算
開始を告知する告知装置が設けてある。さらに好ましく
は、制御盤は、平均風速を表示する表示装置および平均
風速を印刷するプリンタの少なくとも一つが接続可能に
設けられる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す好適な実施
例にそって説明する。図1において、陸上競技の100
m用のトラックTの近傍には、風速計(風速発信器)1
が設置してある。この風速計1は、その内部に風によっ
て回転する回転翼が設けてあり、この回転翼の回転によ
って発電する発電器が内蔵してあり、風速に対応した風
速信号を出力するようになっている。またこの風速計1
は、競技のコースにそった方向のみの成分を取り出すた
めに筒型になっており、競技者が走る方向に平行かつ水
平に設置してある。風速計1で得られたアナログデータ
は、図1,2に示すように、信号ケーブルなどにより制
御盤2に送信される。この制御盤2は、風速計1で得ら
れたアナログデータを受けデジタル変換している。制御
盤2には、後で説明する相互に異なる機能を有する複数
のトリガー信号出力装置が信号ケーブルを介して接続可
能であり、いずれかのトリガー信号出力装置からトリガ
ー信号を受けたときに、風速計1からの風速信号に基づ
いて平均風速の演算を開始する制御回路(CPU)20
(図2)が設けてある。さらに制御盤2には、ブザー音
を発生して制御回路2の演算が開始されたことを告知す
る告知装置8、平均風速の演算終了までの残り時間を表
示する表示部9、平均風速値(計測結果)を表示する表
示部22がそれぞれ設けてある。この表示部には、プラ
ス(+)またはマイナス(−)表示が数値の前に表示さ
れるようになっており、プラス(+)表示のときは追
風、マイナス(−)表示のときは向風をそれぞれ表わ
す。平均風速の計測は、従来装置と同様に、制御盤2上
の押しボタンスイッチ21を押し、オンした時から開始
され、制御回路(CPU)20により前記した規定の所
定の時間内に得られた風速データを平均して、その平均
風速が得られるようにもなっている。トリガー信号出力
装置としては、本実施例では、スターターが使用するス
ターターピストル3、トラックまたはフィールドの適宜
の位置に設置され競技者の通過を検出する検出装置4及
び手動計測員が使用するグリップスイッチ5が使用され
ている。検出装置4は、この実施例では、発光素子41
と受光素子42とからなるフォトビーム式(光学式)の
ものが使用されているが、これに限るものではない。こ
れら外部のトリガー信号出力装置3,4,5の少なくと
も1つを使用し、それらトリガー信号出力装置から発生
されるトリガー信号が制御盤2に供給され、制御回路
(CPU)20において、風速の計測を開始し平均風速
を演算する。トリガー信号出力装置3,4,5のいずれ
か1つから発生したトリガー信号が制御盤2に供給され
ると、制御盤2に設けてある告知装置8からブザー音等
の告知音が発せられ、制御回路(CPU)20が起動し
たことを告知する。それと同時に、表示部9に平均風速
の演算終了までの残り時間が表示される。陸上競技の1
00m競走の場合は、10秒からカウントダウンを開始
し、表示部9における計測残り時間が0秒となったとき
に、平均風速値(計測結果)が表示部22に表示され
る。計測は100分の1位まで行なわれ、図1では、平
均風速2.34m/sの追い風であることが計測値表示
窓22に表示されている状態を示している。平均風速値
(計測結果)は、制御盤2に接続してある大型の表示装
置6に10分の1位まで表示される。さらにこの平均風
速値(計測結果)は、制御盤2に接続してあるプリンタ
7によって印刷される。また、図1に示されているよう
に、スターターピストル3には、スタート音を発生させ
る装置(サブピストル)31が付設してあり、通常この
サブピストルは複数個分散配置して競技者にピストル音
が均等に聞えるようにしてある。次に具体的な実施例と
して各種目別について説明する。陸上競技の100m走
の場合、スターターピストル3の爆音及び閃光から10
秒間計るが、スタートの爆音及び閃光と同時に、スター
ターピストル3からトリガー信号が出力される。このト
リガー信号は本来は図示しない計時装置やVTR装置を
起動させるためのものであるが、制御盤2にも供給さ
れ、その信号を受けて制御盤2の告知装置8からブザー
音が発生すると同時に、表示部9に計測終了までの残り
時間が表示される。制御回路(CPU)20はトリガー
信号の受信と同時にカウントを始め、所定の10秒間が
終わるまで風速を測定し、平均風速を演算してその値を
制御盤2の計測値表示窓22および表示装置6に表示す
る。計測によって得られる数値は100分の1位までで
あって、図1に示すように、計測値表示窓22には、追
風2.34m/sが表示してある。また、表示装置6に
よって表示する数値は10分の1位までであり、図1に
示すように、表示装置6には追風2.3m/sが表示し
てある。また、この平均風速は、プリンタ7により印刷
され、記録保存される。また、短距離走の中でも、20
0m走の場合、風速の測定は前記したように走者が直線
コースに入ってから10秒間測定する必要があるので、
この場合はスターターピストル3からの信号を使用せ
ず、直線コースに入る位置に設置してある検出装置4を
走者が横切った時に発生させられる信号をトリガー信号
として使用され、制御盤2はその信号の受信と同時に測
定を開始し、10秒間測定する。陸上競技の走幅跳,三
段跳などでは、所定の地点を通過した時から、あるいは
助走を開始した時から測定を開始するので、この場合は
助走路の側に設置してある検出装置4またはグリップス
イッチ5が使用される。この場合、検出装置4は、前記
したように走幅跳では踏切板から40m、三段跳では3
5m離れた助走路の近傍の地点に設置し、そこを競技者
が横切った時から測定を開始する方法が採られるが、も
し、競技者が40mまたは35mよりも短い距離を助走
するときは、この助走を開始した時にはグリップスイッ
チ5をオンさせて測定を開始する。また、複数のトリガ
ー信号出力装置のうち、どの装置のトリガー信号を採用
するかまたは採用したかを表示するようにしてもよい。
トリガー信号を識別するための構成の一例としては、例
えば、スターターピストル3、検出装置4、グリップス
イッチ5から発生されるトリガー信号の種類(例えば信
号の長さ、周波数、電圧等)をそれぞれ異ならせておけ
ば、制御回路(CPU)20によってトリガー信号を判
別することができる。上記実施例では、表示部9に、演
算終了までの残り時間を表示するようにしたが、これに
代えて、演算開始からの経過時間を表示するようにして
もよい。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、各種陸上競技において
使用される既存の計時装置の一部をトリガー信号出力装
置として使用して計時装置等と連動させて風速を自動計
測するようにしたため、競技場システムを一つの統合シ
ステムとして構策することができ、また風速計測の自動
化によって人為的な計測ミスを防止できる(請求項1,
2,3,4,)。また、平均風速の計測が確実に実行さ
れているかどうかを、音声や計測残り時間または経過時
間の表示により確実に確認することができる(請求項
5,6)さらにまた、計測した平均風速を確実に表示ま
たは記録することができる(請求項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】風速計システムの概略図である。
【図2】風速計システムの結線図である。
【符号の説明】
1 風速計 2 制御盤 20 制御回路(CPU) 3 スターターピストル 4 検出装置 5 グリップスイッチ 6 表示装置 7 プリンター 8 告知装置 9 表示部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技場に配置されたトリガー信号出力装
    置からトリガー信号を供給される制御盤と、この制御盤
    に接続され風速に対応した風速信号を出力する風速計と
    からなり、 上記制御盤には、上記トリガー信号出力装置から上記ト
    リガー信号を受けたときに、上記風速計からの上記風速
    信号に基づいて平均風速を算出する制御回路が設けてあ
    ることを特徴とする陸上競技用風速計測システム。
  2. 【請求項2】 上記トリガー信号出力装置は、スタータ
    ーが操作するスターターピストルであることを特徴とす
    る請求項1記載の陸上競技用風速計測システム。
  3. 【請求項3】 上記トリガー信号出力装置は、競技者の
    通過を検出する検出装置であることを特徴とする請求項
    1記載の陸上競技用風速計測システム。
  4. 【請求項4】 上記トリガー信号出力装置は、計測員が
    操作するグリップスイッチであることを特徴とする請求
    項1記載の陸上競技用風速計測システム。
  5. 【請求項5】 上記制御盤には、上記平均風速の演算を
    開始してから終了までの残り時間または演算開始からの
    経過時間を表示する表示部が設けてあることを特徴とす
    る請求項1記載の陸上競技用風速計測システム。
  6. 【請求項6】 上記制御盤には、上記トリガー信号出力
    装置から上記トリガー信号を受けたときに、上記制御回
    路の演算開始を告知する告知装置が設けてあることを特
    徴とする請求項1記載の陸上競技用風速計測システム。
  7. 【請求項7】 上記制御盤には、上記平均風速を表示す
    る表示装置および上記平均風速を印刷するプリンタの少
    なくとも一方が接続可能であることを特徴とする請求項
    1記載の陸上競技用風速計測システム。
JP32426693A 1993-12-22 1993-12-22 陸上競技用風速計測システム Expired - Fee Related JP2657199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32426693A JP2657199B2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 陸上競技用風速計測システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32426693A JP2657199B2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 陸上競技用風速計測システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07178211A JPH07178211A (ja) 1995-07-18
JP2657199B2 true JP2657199B2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=18163892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32426693A Expired - Fee Related JP2657199B2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 陸上競技用風速計測システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2657199B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07178211A (ja) 1995-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4004805A (en) Electronic line monitoring system for a tennis court
US5637996A (en) Toy system with movable vehicles
JPH0718934B2 (ja) ストツプウオツチ
US4932137A (en) Vertical leap measuring apparatus and method
US5294912A (en) Long jump and triple jump foul detector system
JP2657199B2 (ja) 陸上競技用風速計測システム
WO1994022686A1 (en) Breath sensor apparatus
EP0599568B1 (en) Time measurement apparatus
US4592001A (en) Speed gauging indicator
JP2008286771A (ja) スキー用計時装置
JP2523252Y2 (ja) 短距離走等のスピ−ド競技練習装置
US20040213087A1 (en) Personal electronic starter and timer and method therefor
GB2028546A (en) A device for checking the velocity of a motor vehicle
JPS58139637A (ja) 回転整流装置のダイオ−ド故障検出装置
JPS57204409A (en) Intercar distance measuring device
JP2756938B2 (ja) 競技の情報表出システム
JPS6339829Y2 (ja)
GB2200754A (en) Improvements in or relating to a measuring device
JP2881292B2 (ja) 競技の管理システム
KR20070081824A (ko) 감지 센서를 이용한 주차요금 정산 방법
JP3179863B2 (ja) 自火報システム
SU1278786A1 (ru) Устройство индикации пленки в лентопрот жном тракте фотоаппарата
KR20040028040A (ko) 마그네틱 센서를 이용한 골프 클럽 헤드의 스윙 속도 측정장치
JPS5663223A (en) Automatic ellipsometry system
JPS61276086A (ja) 稼動時間計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees