JP2657194B2 - 連成振り子 - Google Patents

連成振り子

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JP2657194B2 JP22117193A JP22117193A JP2657194B2 JP 2657194 B2 JP2657194 B2 JP 2657194B2 JP 22117193 A JP22117193 A JP 22117193A JP 22117193 A JP22117193 A JP 22117193A JP 2657194 B2 JP2657194 B2 JP 2657194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連成振り子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より2つの単振子系の保持支点を同
一部材(糸,薄板,水平な丸棒等)に設け、両単振子を
コイルばね等の弾性体や磁石などで連結し、一方の単振
子(駆動側)を電磁的に駆動し、他方の単振子(受動
側)を駆動側振子の振動に連動して振動させるものがあ
る。例えば、実開昭58−114788号公報には、2
つの単振子が両端固定の振動伝達ペラに設けてあり、一
方の単振子を電磁的に駆動して振子運動させ、この振子
運動を他方の単振子に振動伝達ペラを介して伝達する構
成が示されている。また、実開昭61−46494号公
報には、各別に吊支された2つの単振子に、対向的に連
動磁石が設けてあり、一方の単振子を電磁的に駆動して
振子運動させ、この振子運動を他方の単振子に連動磁石
を介して伝達する構成が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】連成振り子は、2つの
単振子が同一の振り角でかつ逆位相で安定して振動する
ことが望ましい。このような振動は、駆動側の単振子の
駆動振動数と、受動側の単振子の固有振動数及び共振尖
鋭度(Q値)と、これら2つの振動系の結合の強さなど
が主要な要因となって決定される。
【0004】受動側の単振子の振り角は、一般の共振現
象の共振曲線(図6に示す共振曲線20)と同様な特性
を有しており、一般に1Hz程度の単振子のQ値は20
0〜1600程度あるため、受動側の単振子の少しの状
態変化(周期,損失など)により大きく変化する。即
ち、駆動側の単振子の周期を0.8秒とし、受動側の単
振子のQ値が約400で周期0.8秒で振動した時の振
り角を100%とすると、周期や損失などの僅かな状態
変化、例えば、周期が0.001秒変化することによっ
て振り角はピーク時の70.7%に低下してしまう。
【0005】上記従来例のいずれにおいても、駆動側と
受動側が逆位相で振動し、振り角を同等の値とするため
には、振動伝達ペラや磁石などによるばねを弱くして連
成結合を弱くし、受動側の固有振動数を駆動側の振動数
に極めて近い状態とすることにより可能であるが、先に
述べた受動側の振り角が変わりやすいことは同様であ
り、その調整は極めて困難なものである。そして、ばね
を強くして連成結合を強くすると、連成振り子がほぼ同
位相(少しの位相差がある程度)で連成振動して安定す
ることが多くなる。このように、受動側の単振子の振り
角が変化し易い点、駆動側と従動側がほぼ同位相で振動
し易い点、及び連成振動の結合度の設計が難しく調整も
困難な点など多くの問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、連成振り子の受
動側の振り子の振り角を駆動側のそれと同じく大きく
し、かつ安定して振動するようにし、受動側振り子の振
動周期の調整を容易にして両振り子の振動が安定して逆
位相で同期するようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の連成振り子は、振り子支柱と、連成振り子
支点保持部材と、駆動側振り子と、受動側振り子と、駆
動側振り子の駆動手段とからなっている。連成振り子支
点保持部材は、一方の端部または両方の端部が水平方向
に弾性的に変形可能であるように振り子支柱に支持して
あり、連成振り子支点保持部材の水平方向に移動可能な
端部には、駆動側振り子と受動側振り子とがそれぞれ振
動可能に吊支してある。駆動手段は、駆動側振り子に設
けた駆動用磁石とこの磁石に対向的に設けてある駆動コ
イルとからなり、受動側振り子には、上記受動側振り子
の重心位置を調整する錘が設けてある。
【0008】上記の連成振り子支点保持部材は、その一
端部で振り子支柱に支持された片持梁の構造を有するも
のでもよく、または、その中間部で振り子支柱に支持さ
れ、両端が自由端であるものでもよい。
【0009】更に、上記の連成振り子支点保持部材は弾
性板で構成してもよく、上記の振り子支柱はその軸心回
りに捩じれ可能なもので構成してもよい。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。
【0011】保持台1には振り子支柱2が立設してあ
り、その上端部に、連成振り子支点保持部材3としての
保持ばねが片持梁の構造で連結してある。即ち、保持ば
ね3の一端部(左端部)が、振り子支柱2の上端部に設
けたスリット状の溝内に挾み込んで固定してある。この
ために保持ばね3の他端部(右端部)は、容易に水平方
向に撓むことが可能な自由端になっている。
【0012】保持ばね3には、駆動側振り子4と受動側
振り子5が吊支してある。即ち、支柱2に近い側に位置
する駆動側振り子4は、平行な2本の吊り糸4a,4b
によりぶらんこ状に吊支されており、互いに支柱2から
遠い位置には、受動側振り子5が平行な2本の吊り糸5
a,5bによりぶらんこ状に吊支されている。
【0013】保持ばね3の保持支点をO、駆動側振り子
4の支点をP、受動側振り子5の支点をQとし、Oから
Pまでの駆動側支点距離をa、OからQまでの受動側支
点距離をbとする。
【0014】駆動側振り子4の駆動手段6として、駆動
側振り子4の吊り糸4a,4bの下辺の磁石取付板4c
に駆動用磁石6aが固着してあり、保持台1には、この
駆動用磁石6aに対向する位置に駆動コイル6bが配設
してある。
【0015】受動側振り子5には、吊り糸5a,5bの
下辺の錘取付板5cに、上下に位置調整が可能である錘
7が設けてあり、この錘7により受動側振り子5の重心
位置を調整するようにしてある。
【0016】駆動用振り子4の重心位置をR、受動側振
り子5の重心位置をSとすると、PからRまでの駆動側
振り子長さはmで、QからSまでの受動側振り子長さは
nである。錘7を上下に変位させることにより、受動側
振り子5の重心位置を調整量sだけ調整することができ
る。
【0017】このようにして構成した連成振り子の上部
には、時計8が配設してある。
【0018】図2は、図1の連成振り子の構造を、質点
単純振り子として略記したものであり、(a)に保持ば
ね3が保持支点Oを中心として水平方向に所定の振り角
で振動する様子を平面図として表し、(b)にこれを正
面図として表している。
【0019】図3は振り子の振動状態図を示しており、
駆動側の場合も受動側の場合も同じであるので、駆動側
振り子4を図示して説明している。振動状態は振り子4
の支点Pが動いた場合と動かない場合の状態を示してい
る。片持梁の構造であるので、水平方向の移動のみを考
慮し、上下方向の移動は無視できる。駆動側振り子4の
振動において、支点Pが動かない場合には、振り子長さ
mに変化なく左右に振動する。しかし、振り子の最大振
幅の時に、支点Pが水平方向に最大の支点振り幅(支点
P´からP´)だけ動いた場合には、支点片側移動量P
−P´を生じる。この時の駆動側振り子4の振動は、見
掛上の支点をPからP1 に移し、振り子がこの動かない
支点P1 で振動したのと等価である。つまり、上記の振
り子長さmに対して、長さP1 −P´だけ長い等価振り
子長さm´をもった振り子を、支点P1 で固定して振動
させたのと等価である。この長くなった長さP1 −P´
は、支点片側移動量P−P´の2〜5倍程度が相当であ
る。そしてこの値は、片持梁の保持ばね3の水平方向に
対する曲げ強さ及び振り子4の重量が主要な要因となっ
て決定される。受動側振り子5の場合も全く同様であ
り、支点Qの片側移動量に比例して等価受動側振り子長
さn´が長くなる。
【0020】図4は、連成振り子の2つの単振子を、同
一の振り角でかつ逆位相で安定した振動(位相同期)を
行わせるための、設計上の要点を図示した動作説明図で
ある。このためには、受動側振り子の振り幅が駆動側振
り子の振り幅よりも大きいか或いは等しい時に、等価受
動側振り子長さn´が等価駆動側振り子長さm´よりも
大きいように設計すればよい。これにより、安定した位
相同期をさせることができる。
【0021】即ち、保持ばね3の曲げ強さが強い場合,
普通の場合,弱い場合では、図3で説明した振り子の最
大振り幅における片側移動量P−P´が異なり、曲げ強
さが強い場合は最小量であり、順次、普通の場合、弱い
場合へと片側移動量が大きくなる。このために、見掛上
の支点P1 も実際の支点Pから次第に遠くなり、したが
って増加する振り子長さP1 −P´も次第に大きくな
り、等価振り子長さm´,n´も次第に大きくなる。そ
こで先に述べたように、受動側振り子5の振り幅が駆動
側振り子4の振り幅よりも大きいか或いは等しいとき
に、等価受動側振り子長さn´が等価駆動側振り子長さ
m´よりも大きくなるように、受動側振り子5の錘7
(図1参照)を上下動させることによって振り子長さn
´を調整して決定する。これにより安定した位相同期を
させることができる。
【0022】図5はこのようにして設定した本発明の連
成振り子の起動過渡状態を説明する状態図である。まず
平面図(a),側面図(b)はいずれも静止状態であっ
て、振り子4,5は支点P,Qの真下に静止している。
【0023】この静止状態から、駆動側振り子4に、図
1に示した駆動手段6により初期振り角を与えると、平
面図(c),側面図(d)のように振り子4は移動する
が、振り子5は未だ静止したままとなる。
【0024】この状態で振り子4を解放すると、徐々に
振幅が増加し、連成効果によって受動側振り子5の振り
角も同位相で次第に増大し、平面図(e),側面図
(f)のように、保持ばね3が保持支点Oを中心として
水平方向に振れるようになる。両振り子4,5の振動周
期は共に長くなるが、受動側振り子5の支点Qの方が保
持支点Oからの距離が長いので、受動側振り子5の振動
周期の方がより長くなる。そこで受動側振り子5の長さ
nを連成効果により共振的に振り幅が増大するのを妨げ
ない程度に駆動側振り子4の長さmより短く(振動数を
少し高く)しておくと、駆動側振り子4により受動側振
り子5の振り幅が増大してきた場合に、双方の振り幅が
大きい状態で振動周期を同一に、また受動側振り子5の
振り幅が駆動側振り子4の振り幅より大きい状態の時
に、受動側振り子5の振動周期を駆動側振り子4の振動
周期より長くなる状態で動作させる事ができる。この調
整は図1,2,4中に受動側振り子調整長さsとして記
入してあり、この長さ調整により上記のように動作させ
ることができる。
【0025】このように、受動側振り子5は連成効果に
より一般の振動系と同様な共振作用により振り幅が増大
するが、その振幅−周期特性により振り幅の増大にとも
なって受動側振り子5の振動周期が駆動側振り子4の振
動周期より長くなり、受動側振り子5の振動が次第に遅
れてゆき、遂には平面図(g),側面図(h)のように
位相同期状態となり、振り幅の大きい状態で完全に位相
同期(逆位相)して安定した振動するようになる。この
状態では受動側振り子5の支点Qが保持ばね3の振動の
腹となり、したがって受動側振り子5は支点Qが水平方
向に変位しないで振動し、駆動側振り子4の支点Pのみ
が水平方向に変位した振動となる。従って図4で説明し
たように駆動側振り子4では振り子長さmより長い等価
振り子長さm´で振動し、受動側振り子5では受動側振
り子長さnで振動し、この状態で駆動側振り子4と受動
側振り子5とは、その振り幅および振動周期が互いに同
一でかつかつ逆位相で安定して振動する。
【0026】本発明で重要な点は、決して同位相では安
定せず、逆位相で安定するという点である。この点が、
先に述べた従来の構成においては、逆位相で安定振動す
る位相同期のための条件が極めて厳しいのに対する顕著
な相違点であり、従来の構成では、同位相で安定したり
逆位相で安定したりする場合が微妙な起動条件で決まり
不確定となりやすく、更に、連成系に対する外乱(加速
や移動時の振動など)により同期状態が変化し易い。こ
の変化は、特に逆位相で同期する望ましい状態から同位
相同期の状態に移って安定してしまう場合が多く、これ
は望ましい事ではない。これに対して本発明では、最初
に強制的に同位相で振動させた場合でも、逆位相の振動
に移行して安定するし、また、駆動側振り子4と受動側
振り子5に同時に同じ程度の振り角を同一方向に与えて
解放した場合でも、図5(a)〜(g)で説明した過渡
状態を経過して逆位相で振動する位相同期に移行して安
定する。図6に示した本発明の共振特性図の共振曲線1
0からも判るように、受動側振り子5の周期に±0.0
01秒の状態変化が生じても、振り角は100%を保っ
ている。
【0027】図7に、本発明の他の実施例を示す。
【0028】保持台11の中央部から振り子支柱12が
立設してあり、その上端部に設けたスリット状の溝内
に、T字状の連成振り子支点保持部材13の支柱片13
aを挾み込んで固定してある。支柱片13aは支柱12
の上方に連続し、支柱の一部となっている。連成振り子
支点保持部材13は弾性板で構成してあり、その支柱片
13aは軸心回りに捩じれ可能となっている。このため
に保持部材13の両端は、容易に水平方向に撓むことが
可能な自由端になっている。支柱片13aの両側には、
軸心回りに捩じれ易くするための切欠部13bが設けて
ある。保持部材13の両端部に、駆動側振り子14,受
動側振り子15が吊支してある。駆動側振り子14,受
動側振り子15,駆動側振り子14を駆動するための駆
動磁石16aと駆動コイル16bからなる駆動手段1
6、及び上下に位置調整可能な錘17の構成は、図1に
示したものと実質的に同一であるので、その説明は省略
する。
【0029】図8は、図7の連成振り子の構造を、質点
単純振り子として略記してあり、駆動側支点距離a及び
受動側支点距離bは、図7の例では等しくしてある。
【0030】図9(a)に示す連成振り子支点保持部材
23は、その支柱片23aを中心部でなく片寄せて設け
てあり、このために、駆動側支点距離と受動側支点距離
とは相違しており、両振り子の重量に大きな差がある場
合などに適用される。受動側振り子は共振現象を起させ
るためにある程度共振尖鋭度Qを高くする必要があり、
大きな錘を付けることが多いのであるが、外観などの関
係でこれができない場合には、両支点距離の割合を変え
ることにより振動系の整合を取り、双方の振幅の差を少
なく設定する。
【0031】図9(b)に示す連成振り子支点保持部材
33は、その支柱片33aは中心部に設けてあるが、軸
心回りの捩じれが伝わり易いように、保持部材33に細
長くかつ角を円弧状にした抜き穴33cを設けてある。
これにより、支柱片33aを短くすることができ、保持
部材33が保持状態の影響を受け難くすることができ
る。
【0032】この実施例の場合にも、駆動側振り子を駆
動することにより、図5で説明した過渡状態を経過して
逆位相で振動する位相同期に移行して安定する。
【0033】尚、連成振り子支点保持部材3,13はい
ずれも弾性板で構成し、この保持部材が振り子の動きに
よって水平方向に撓み、または軸心回りに捩じれること
により、受動側振り子及び駆動側振り子の支点が移動し
て同期引込み及び同期安定化を図っているが、これに限
られるものでなく、保持部材を撓み難くし、この部材を
支持する振り子支柱に弾性材を配置して同等の効果が得
られるように構成しても良い。
【0034】
【発明の効果】このように本発明の連成振り子は、受動
側の振り子の振り角を駆動側のそれと同じく大きくする
ことができ、かつ安定して逆位相で同期して振動させる
ことができ、動く飾りとしての面白みが増し、装飾効果
を高めることができる。また、受動側振り子の振動周期
の調整が容易にでき、両振り子の振動の安定性が高めら
れる。また、軸心回りの捩じれ効果を利用するので、両
振り子の動きの整合が取り易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の連成振り子を質点単純振り子として略記
し、(a)は連成振り子保持部材3が振動する様子を表
した平面図であり、(b)はこれの正面図である。
【図3】同上の振り子の振動状態図である。
【図4】連成振り子の2つの振り子を、同一の振り角で
かつ逆位相で安定した振動を行わせるための設計上の要
点を図示した動作説明図である。
【図5】連成振り子の起動時から安定時に至る状態を説
明する状態図であり、(a),(b)は静止時の平面図
及び側面図であり、(c),(d)は駆動側振り子に初
期振り角を与えた時の平面図及び側面図であり、
(e),(f)は次第に大きく振れる過渡時の平面図及
び側面図であり、(g),(h)は逆位相で振動して安
定した位相同期した時の平面図及び側面図である。
【図6】共振特性図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図8】図7の連成振り子を質点単純振り子として略記
した正面図である。
【図9】(a),(b)はそれぞれ図7における保持部
材の他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
2,12 振り子支柱 3,13,23,33 連成振り子支点保持部材 4,14 駆動側振り子 5,15 受動側振り子 6,16 駆動手段 6a,16a 駆動磁石 6b,16b 駆動コイル 7,17 錘

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振り子支柱と、連成振り子支点保持部材
    と、駆動側振り子と、受動側振り子と、上記駆動側振り
    子の駆動手段とからなり、 上記連成振り子支点保持部材は、一方の端部または両方
    の端部が水平方向に弾性的に変形可能であるように上記
    振り子支柱に支持してあり、 上記連成振り子支点保持部材の水平方向に移動可能な端
    部には、上記駆動側振り子と上記受動側振り子とがそれ
    ぞれ振動可能に吊支してあり、 上記駆動手段は、上記駆動側振り子に設けた駆動用磁石
    とこの磁石に対向的に設けてある駆動コイルとからな
    り、 上記受動側振り子には、上記受動側振り子の重心位置を
    調整する錘が設けてあることを特徴とする連成振り子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記連成振り子支点
    保持部材はその一端部で上記振り子支柱に支持された片
    持梁の構造を有するものであることを特徴とする連成振
    り子。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記連成振り子支点
    保持部材はその中間部で上記振り子支柱に支持され、両
    端が自由端であることを特徴とする連成振り子。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、上
    記連成振り子支点保持部材は弾性板で構成されているこ
    とを特徴とする連成振り子。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、上
    記振り子支柱はその軸心回りに捩じれ可能なものである
    ことを特徴とする連成振り子。
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