JP2654603B2 - バッファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方式 - Google Patents

バッファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方式

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JP2654603B2
JP2654603B2 JP5073396A JP7339693A JP2654603B2 JP 2654603 B2 JP2654603 B2 JP 2654603B2 JP 5073396 A JP5073396 A JP 5073396A JP 7339693 A JP7339693 A JP 7339693A JP 2654603 B2 JP2654603 B2 JP 2654603B2
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正之 大鷹
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機のバッファ記憶
装置におけるブロック置き換え制御方式に関し、特に、
メモリアクセス統計情報をもとにしたブロック置き換え
制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバッファ記憶装置におけ
るブロック置き換え制御方式は、アクセス時のミスヒッ
ト低減を目的としており、たとえば、特開平3−175
545号公報には、バッファ記憶装置内の各ブロックご
とに設けられたカウンタによりアクセス頻度を収集して
置換する最適なブロックを選択する方式が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のバッファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方
式では、主記憶装置のアクセス頻度ではなく、バッファ
記憶装置内のブロックに対するアクセス頻度を基にして
置換ブロックの選択を行っているために、バッファ記憶
装置が保持していない主記憶装置上のブロックに関して
は、バッファ記憶装置内で管理のブロックよりもアクセ
ス頻度が高くても、置き換えられることはなくヒット率
の向上は限定されたブロックに関してのみである。
【0004】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記課題を解決し、主記憶装置全体のアクセス分布
をもとにブロック置換制御を行い、アクセス頻度の高い
ブロックがバッファ記憶装置から掃き出されることを防
止することを可能としたバッファ記憶装置における新規
なブロック置き換え制御方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るバッファ記憶装置におけるブロック置
き換え制御方式は、主記憶装置に対するアクセス頻度分
布をもとに、バッファ記憶装置のブロック置換を行うこ
とにあり、主記憶装置のブロック対応にアクセス頻度回
数を計数するカウンタを設け、アクセス分布を収集し、
アクセス頻度の高いブロックをバッファ記憶装置に残す
ブロックとして置換するように構成されている。
【0006】即ち本発明によれば、バッファ記憶装置に
おいて、プロセッサからの主記憶装置アクセス情報をブ
ロック単位で計数するアクセス頻度計数カウンタと、該
アクセス頻度計数カウンタを選択し更新するカウンタ更
新制御手段と、前記アクセス頻度計数カウンタの値が一
定値以上になったことを検出する置換ブロック選出制御
手段と、該置換ブロック選出制御手段により選択された
ブロックとバッファ記憶装置内のブロックの内で置き換
えるブロックを選出するブロック置換制御手段とを具備
することを特徴としたバッファ記憶装置におけるブロッ
ク置き換え制御方式が得られる。
【0007】
【実施例】次に、本発明をその好ましい一実施例につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。
【0009】図1を参照するに、本発明の一実施例は、
プロセッサからの主記憶装置アクセス情報をブロック単
位で計数するアクセス頻度計数カウンタ6と、このアク
セス頻度計数カウンタ6を選択し更新するカウンタ更新
制御回路5と、アクセス頻度計数カウンタ6の値が一定
値以上になったことを検出する置換ブロック選出制御回
路7と、この置換ブロック選出制御回路7により選択さ
れたブロックとバッファ記憶装置内のブロックの内で置
き換えるブロックを選出するブロック置換制御回路8と
から構成されている。
【0010】プロセッサ1がメモリにアクセスを行う際
に、バッファ記憶装置9中で管理されているアドレスタ
グ2と同一のアドレスを参照した場合には、主記憶装置
4にアクセスせずにバッファ記憶装置9中のデータブロ
ック3に保持されているデータ値をプロセッサ1に返却
する。
【0011】アドレスタグ2と同一ではないアドレスを
参照した場合には、バッファ記憶装置9をバイパスし、
主記憶装置4をアクセスしてプロセッサ1に返却する。
このとき、バッファ記憶装置9中のアドレスタグ2とデ
ータブロック3の更新は行わない。
【0012】これと同時に、プロセッサ1からのアクセ
スはカウンタ更新制御回路5により該当するアクセス頻
度計数カウンタ6をカウントアップする。アクセス頻度
計数カウンタ6は、主記憶装置4のサイズをバッファ記
憶装置9の扱うブロック長で割った個数分用意されてお
り、主記憶装置4のアクセス分布を管理する。
【0013】カウンタ更新制御回路5におけるこの処理
は、プロセッサ1からの全アクセスに対して行う必要は
なく一定回数ごとあるいは一定時間ごとに採取したアク
セス情報をもとに行っても良い。
【0014】アクセス頻度計数カウンタ6のカウンタ値
が一定値以上になると、そのカウンタ値は置換ブロック
選出制御回路7により検出され、一定値以上となったア
クセス頻度計数カウンタ6のみを初期化し、ブロック置
換制御回路8へ置換すべきブロックアドレスとして送出
する。
【0015】ブロック置換制御回路8では、バッファ記
憶装置9にこの置換すべきブロックが存在していない場
合には、バッファ記憶装置9が管理するブロックの内で
最も最近置換されなかったブロックの替わりにこのブロ
ックと置き換え、バッファ記憶装置9はアドレスタグ2
を置換し、データブロック3は主記憶装置4上の該当す
るデータで置き換える。
【0016】バッファ記憶装置9にこのブロックがすで
に存在している場合には、置換は行われない。どちらの
場合においても、該当ブロックは最近置換されたものと
して扱い、後のブロック置換の際に優先的にバッファ記
憶装置中に残すようにする(LRU制御)。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるバッ
ファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方式によれ
ば、置き換え対象のブロックを主記憶装置におけるアク
セス分布をもとに選択しているために、定型的な処理を
行うプログラム、特に専用目的のプログラム実行を行う
計算機においてバッファ記憶装置のヒット率が向上し、
計算機としての性能向上が期待できる。
【0018】 本発明によればまた、収集情報は、一定
回数あるいは一定時間ごとに採取した場合でもアクセス
分布採取が達成できるために、本方式において大量に必
要となるアクセス頻度計数カウンタは速なメモリの採
用が可能であり、経済的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッファ記憶装置におけるブロッ
ク置き換え制御方式の一実施例を示すブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1…プロセッサ 2…アドレスタグ 3…データブロック 4…主記憶装置 5…カウンタ更新制御回路 6…アクセス頻度計数カウンタ 7…置換ブロック選出制御回路 8…ブロック置換制御回路 9…バッファ記憶装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファ記憶装置において、プロセッサ
    からの主記憶装置アクセス情報をブロック単位で計数す
    るアクセス頻度計数カウンタと、該アクセス頻度計数カ
    ウンタを選択し更新するカウンタ更新制御手段と、前記
    アクセス頻度計数カウンタの値が一定値以上になったこ
    とを検出する置換ブロック選出制御手段と、該置換ブロ
    ック選出制御手段により選択されたブロックとバッファ
    記憶装置内のブロックの内で置き換えるブロックを選出
    するブロック置換制御手段とを具備することを特徴とし
    たバッファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方
    式。
  2. 【請求項2】 前記アクセス頻度計数カウンタは、主記
    憶装置のサイズを前記バッファ記憶装置が扱うブロック
    長で割った個数分用意されていることを更に特徴とする
    請求項1に記載のバッファ記憶装置におけるブロック置
    き換え制御方式。
  3. 【請求項3】 前記カウンタ更新制御手段による前記ア
    クセス頻度計数カウンタの更新処理は、プロセッサから
    一定回数毎あるいは一定時間毎に採取されたアクセス情
    報をもとに行われることを更に特徴とする請求項1に記
    載のバッファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方
    式。
  4. 【請求項4】 前記カウンタ更新制御手段による前記ア
    クセス頻度計数カウンタの更新処理は、プロセッサから
    主記憶装置全体のアクセスに対して行なわれることを
    更に特徴とする請求項1に記載のバッファ記憶装置にお
    けるブロック置き換え制御方式。
JP5073396A 1993-03-31 1993-03-31 バッファ記憶装置におけるブロック置き換え制御方式 Expired - Lifetime JP2654603B2 (ja)

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JPH06290109A JPH06290109A (ja) 1994-10-18
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KR19980081499A (ko) 1997-04-17 1998-11-25 모리시다요이치 메모리 내장 데이터 처리장치 및 처리시스템
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