JP2653364B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JP2653364B2
JP2653364B2 JP27381196A JP27381196A JP2653364B2 JP 2653364 B2 JP2653364 B2 JP 2653364B2 JP 27381196 A JP27381196 A JP 27381196A JP 27381196 A JP27381196 A JP 27381196A JP 2653364 B2 JP2653364 B2 JP 2653364B2
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貢 宮坂
昭一 長尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流発電手段と電気
ー機械変換手段とを有した電子時計の相関構造に関する
ものである。
【0002】(発明の概要)本発明は充電可能な電源と
交流発電手段と電気ー機械変換手段とを有した電子時計
において、前記交流発電手段の具備する少なくともlつ
のコイルの軸方向が、前記電気ー機械変換手段の具備す
る少なくともlつのコイルの軸方向に平面的にほぼ直角
に配置した事により、交流発電手段により発する磁気の
時計機能への悪影響を最少限に防ぐとともに、外部操作
部材を充電時の目安とするものである。
【0003】
【従来の技術】現在、電池交換不要を特徴とする交流発
電手段を用いて外部充電若しくは内部充電を行ない、こ
れより得られるエネルギーで時刻表示を行なう電子時計
が発明されている。この実施例の概略構造としては、交
流発電手段にコイルから成る磁気回路を形成し、この磁
気回路により発生する誘導電圧を電気エネルギーとして
周知のステツプモータを駆動させ時刻表示を行なうもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の様な交
流発電手段を用いた機構を実際に電子時計に組み込んだ
場合は以下の様な問題点が発生する。元来、周知のステ
ツプモータを用いた時計は、外部からの磁界に対して運
針の止まりや進み遅れ等の影響を受け易すいため、それ
にある程度耐えうる様に、いくつかの対策を実施してき
た。その代表的な方法のlつとして磁気シールド部材を
ステツプモータの周囲に配し、外部からの磁界をモータ
へ通さない様にしたものがある。
【0005】この場合、磁気シールド部材の形状は様々
なものが発明されている。又、近年はモータの性能が著
しく向上し、磁気シールド部材がなくても耐えられる様
になり、このタイプが増加している。しかし、前記交流
発電手段を用いた機構の場台、同一ムーブメント内に、
少なくとも2個のコイルが存在することになり、しかも
交流発電手段では少なくとも時計用のモータが必要とす
る以上のエネルギーを供給しなければならないため、時
計用モータに比して多くの磁束数を必要とする傾向とな
り、特に発電中においては大きな磁界がムーブメント内
に充満することになる。従来は、外部からの磁界に対し
て有効である事を目的としていたため従来の耐磁構造で
は内部磁界による時計用モータの止まりや進み遅れが生
じ、また時計外部からの磁界により発電を行なう目的の
場合においては、前記耐磁構造によつてその効果が軽減
若しくは滅失される場合がある。更に小型薄型化される
傾向にある電子時計においては、前記耐磁構造の廃止を
余儀無くされ、耐磁の目的を達することが不可能となる
場合がある。
【0006】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、前記の様にムーブ
メント内に交流発電手段を有する時計に不可欠と思われ
る発電による時計用モータへの悪影響を無くす耐磁構造
を採用し、電池交換を必要としないと共に、充電が容易
にできる小型薄型化に対応する電子時計を提供するとこ
ろにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子時計は、少
なくとも充電可能な電源と、外部操作部材と、該外部操
作部材の作動を制御する切換部と、棒状にコイル線を巻
き回したコイル・ステータ・ロータよりなる時刻表示部
材を駆動するステップモータと、前記ロータの動きを前
記時刻表示部材に伝達する輪列部と、棒状にコイル線を
巻き回したコイル・ステータ・ロータよりなる交流発電
手段とを有し、前記交流発電手段による内部発電及び時
計外部からの外部磁界による発電が可能な電子時計にお
いて、前記コイルの一方を前記外部操作部材の軸の延長
線を前記コイルの軸が横切る如く配置し、他方のコイル
を前記一方のコイルの軸とほぼ直角になるように配置さ
れ、充電時に前記外部操作部材を目安として充電するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の上記の構成によれば、交流発電手段の
具備する少なくともlつのコイルの軸方向と、電気ー機
械変換手段の具備する少なくとも1つのコイルの軸方向
とが平面的にほぼ直角方向の位置に配置されているの
で、交流発電手段より発せられる磁束は既知の電磁誘導
作用の原理により、ほとんど電気ー機械変換機構へは流
れ込まず、流れたとしても微少の磁束しか流れない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明による電子時計の一
実施例における平面レイアウトを示す図である。以下実
施例に沿つて説明する。
【0010】1は二次電池あるいは大容量コンデンサ等
の様に充電可能な電源、2は時計用の電気ー機械変換手
段を構成するステータ、3は同じくコイルブロツク、4
は同じくロータ、5は交流発電手段を構成する発電用ス
テータ、6は同じく発電用コイルブロツク、7は同じく
磁石より成る発電用ロータを表わす。8は種々の歯車部
材より構成される輪列部、9は時計体のべースとなる機
枠、10は外部操作部材11の作動により通常携帯状
態、カレンダー修正状態あるいは時刻修正状態等を切換
える切換部を表わす。時計用の電気ー機械変換手段は周
知のモータ構造であり、指示表示部材へと連動してい
る。交流発電手段の発電用ロータ7は例えば時計用ロー
タ4と同様にかな部を有し、輪列部8の伝達輪列群と係
合し、腕の運動と重カにより回転する周知の回転鍾(図
示せず)へ、或いは外部操作部材11へと伝達されてい
る。
【0011】切換部10は外部操作部材11側に位置
し、電源lと交流発電手段と電気ー機械変換手段とは輪
列部8を中心として3方からとり囲む様に配置され、そ
れぞれは平面的に交差していない。
【0012】次に交流発電手段について説明する。外部
操作部材11、若しくは回転錘(図示せず)を回転させ
ると輪列部8の伝達輪列により伝達、或るいは増速伝達
されて発電用ロータ7が回転し、磁石とコイルの相対運
動により誘導電圧が誘起される。この他にも、時計外部
より発電用コイルブロツク6の軸方向とほぼ平行方向に
交番磁界を加えることにより、前記同様誘導電圧が誘起
されることは周知の原理である。ここで誘起された誘導
電圧を電子回路へ導き、整流手段により整流して電源l
に充電するものである。
【0013】この交流発電中に特に発生する磁束の経路
について説明する。発電用ロータ7により発生する磁束
は、本来発電用コイルブロツク6と発電用ステータ5と
からなる磁気回路を総てが通る事を理想とするが、実際
はかなりの漏れ磁束が生じる。この漏れ磁束は、透磁率
の高い物質中を通過しようとするため、モータ部品は勿
論のこと、スチール製部材の多い切換部10や、ステン
レス材を使用した電源lへ流れ易くなる。この場合、切
換部10や、電源lへの影響は極めて少ないが、漏れ磁
束が時計用の電気ー機械変換手段を通過するため、モー
タ性能に影響を与え、時間狂いを発生することになる。
それを防ぐには、発電機とモータをできるだけ離して配
置する手段が有効だが、スぺースに余裕がなく実際的に
は困難である。
【0014】しかるに、図1の場合コイルどおしが直角
であるため、近接している部分が一部分で済み、発電用
ロータ7から発生する磁界による影響が少なくて済む。
これは、時計用コイルの一端は発電ロータ7に近いが、
他端は大幅に遠くなるので、モータに最も影響を与え易
いコイルの軸を通り抜ける磁路を形成しにくいためであ
る。
【0015】又、外部交番磁界による発電は内部的な発
電に比べ、一般的に発生する磁界が大きいと言える。こ
れは、外部からの磁界は空気中を経由して発電コイルに
導かれるため、高透磁率で磁路を形成している内部的な
発電に比べ効率が悪く、その分だけ大きな磁界を必要と
するからである。
【0016】したがって、外部交番磁界による発電の方
が、モータに与える影響度が高いが、コイルどおしが直
角なため、時計用コイルをとおる磁界は、モータが磁界
に対して最も強いと言われるコイルの軸に対して直角方
向であるため、止まりや進み遅れといった悪影響を防ぐ
ことができる。
【0017】又、外部交番磁界を時計体に加えるには、
時計体の方向を決める目安が必要となる。判り易い目安
として外部操作部材があるが、本案は発電用コイルが外
部操作部材の軸と平行もしくは直角であるので、外部操
作部材と平行もしくは直角に磁界を加えれば良く、作業
が判り易い。尚、発電コイルは完全に平行もしくは直角
でなく概略方向が決まっていれば同様の効果が得られ
る。
【0018】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、交流発
電手段の少なくともlつ具備するコイルの軸方向と電気
ー機械変換手段の少なくともlつ具備するコイルの軸方
向とを平面的にほぼ直角方向に配置することにより、交
流発電手段から発生する内部磁束及び外部交番磁界によ
る磁束の、時計用電気ー機械変換手段のモータ駆動に与
える、ステツプ運針の止まりや進み遅れ、またモータ性
能への悪影響を最少限に防ぐと共に、磁気シールド部材
等の耐磁構造を採つた場合に比して、部品点数の削減と
時計体全体の薄型化が計られ、商品展開の応用が効き、
またコス卜ダウンの効果も見込まれ、外部磁界により充
電する際の作業性もよく、信頼性の高い電池交換不要
で、かつ薄型化の可能な電子時計を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコイルの平面レイアウト図。
【符号の説明】
l・・・・電源 2・・・・ステータ 3・・・・コイルブロツク 4・・・・ロータ 5・・・・発電用ステータ 6・・・・発電用コイルブロツク 7・・・・発電用ロータ 8・・・・輪列部 9・・・・機枠 10・・・切換部 11・・・外部操作部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−22468(JP,A) 特開 昭58−131584(JP,A) 特開 昭52−27669(JP,A) 実開 昭59−116886(JP,U) 実開 昭58−76181(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも充電可能な電源と、外部操作部
    材と、該外部操作部材の作動を制御する切換部と、棒状
    にコイル線を巻き回したコイル・ステータ・ロータより
    なる時刻表示部材を駆動するステップモータと、前記ロ
    ータの動きを前記時刻表示部材に伝達する輪列部と、棒
    状にコイル線を巻き回したコイル・ステータ・ロータよ
    りなる交流発電手段とを有し、前記交流発電手段による
    内部発電及び時計外部からの外部磁界による発電が可能
    な電子時計において、 前記コイルの一方を前記外部操作部材の軸の延長線を前
    記コイルの軸が横切る如く配置し、他方のコイルを前記
    一方のコイルの軸とほぼ直角になるように配置され、 充電時に前記外部操作部材を目安として充電することを
    特徴とする電子時計。
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