JP2651727B2 - 気送子気送システムにおけるステーション - Google Patents

気送子気送システムにおけるステーション

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JP2651727B2
JP2651727B2 JP1286653A JP28665389A JP2651727B2 JP 2651727 B2 JP2651727 B2 JP 2651727B2 JP 1286653 A JP1286653 A JP 1286653A JP 28665389 A JP28665389 A JP 28665389A JP 2651727 B2 JP2651727 B2 JP 2651727B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、被搬送物を入れるサンプル容器を収容した
小形の気送子を搬送管内でエアーによって搬送し、ステ
ーション間で該サンプル容器を自動的に送受信しうるよ
うに構成した気送システムに係り、特に、核物質試料等
の人体に対して危険な試料を入れたサンプル容器を自動
的に取り出せるようになしたステーションに関する。
〈従来の技術〉 従来、この種気送システムに使用する気送子は、試料
を入れたサンプル容器を内部に収容しうるようになした
略筒形状の本体と、該本体の一端に着脱可能に取り付け
うるキャップとから構成されている。また、このような
気送子を送受信するためのステーション内には、キャッ
プ着脱部材によってキャップの着脱操作を行う前に、キ
ャップが前記キャップ着脱部材による操作に適合する位
置に対応しているか、その前後位置を確認するための検
知機構と、気送子本体及びサンプル容器を握持しうるマ
ニュプレータハンドを有するロボット体とを設け、前記
検知機構によってキャップ位置が前後逆であることが判
明した場合は、前記マニュプレータハンドで気送子を掴
んで反転させ、適宜の手段でキャップを外した後、さら
に該マニュプレータハンドで気送子内部のサンプル容器
を取り出すという操作を行っていた。
また、第8図に示すように、ステーションA……の各
近傍に、キャップの前後位置を検知するための検知機構
(図示せず)及び自動反転器G……を設けた気送システ
ムがある。
その他、第9図に示すように、搬送管回路にスイッチ
バック部Gを設けるとともに、発進ステーションAに検
知機構(図示せず)を設けた気送システムがある。この
気送システムは、気送子を所定の発進ステーションAか
ら行先ステーションAに直接送り込むと、行先ステーシ
ョンAでのキャップの前後位置が反対になってしまうこ
とが、前記検知機構の情報で判明した場合、一旦該スイ
ッチバック部Hに入れ、気送子の前後を反転させてから
該行先ステーションAに送り込むようになしたものであ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 一般に核物質試料やバイオ試料等を気送子によって搬
送すると、液だれ、液や粉末の付着によってサンプル容
器の外周が汚染されることが多いものである。
前記従来例の中、ロボット体のマニュプレータハンド
によって気送子を反転させるものは、一つのマニュプレ
ータハンドによって気送子とサンプル容器を交互に挟持
するものであるから、サンプル容器に付着していた核物
質等が、該マニュプレータハンドを介して気送子外周に
伝染しやすく、さらには気送子から気送管内も汚染され
るという問題点がある。
前記従来例の中、自動反転器G……を配置したもの
は、自動反転器G……を各ステーションA……に対応す
るように設けるので、気送システムが複雑になり、障害
の原因が増すだけでなく、製造コストも高くなるという
問題点がある。
前記従来例の中、スイッチバック部Hを設けたもの
は、このスイッチバック部Hの他に検知機構を設ける必
要があるだけでなく、気送管内回路の総距離も増大して
しまうため、やはりコスト的な問題点がある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は以上の各問題点を解消せんとするもので、本
発明の発明者は、気送システムにおいて気送子を反転さ
せないで、ステーション内の気送子反転機構を省くよう
にすれば、気送システムの全体構造を簡単にすることが
できるとともに、気送子及び気送管内が汚染されること
も防止できる点に着目し、サンプル容器を収容するため
のホールダーカップを有する同一構成のキャップを気送
子の進行方向前後端に対称的に設けるとともに、気送管
内に位置する気送子に対してキャップの着脱動作を行う
という考えにいたった。
そして例えば、気送子本体両端部に着脱可能なキャッ
プ12、102、202、302を設け、かつ、サンプル容器Cを
直接あるいは他の部材を介して間接的に収容しうるよう
になした気送子を、着脱可能に保持するために搬送管B
の端部1に設けた保持部材、例えばチャック7、7と、
該停止させた気送子に向けて進退自在に移動しうるよう
になし、気送子本体11、101、201、301から該キャップ1
2、102、202、302を外して、サンプル容器Cとともに搬
送管B外部に取り出しうるようになしたキャップ着脱部
材とを設けた。
〈作用〉 気送子の反転操作が不要で、マニュプレータハンド4
はサンプル容器Cのみを握持し、気送子には全く接触し
なくて済むから、気送子が汚染されにくく、人手を排除
し、気送システムの前記完全自動化を必要とする核物質
取扱施設やバイオ試料取扱施設に最適である。
〈実施例〉 以下に、本発明の好適な4つの実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1実施例を説明する。
第1図乃至第4図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図(a)乃至(c)は、ステーションA内で気
送子を受信し、キャップを外す工程をそれぞれ示すステ
ーションの縦断正面図、第2図は、一方のキャップを外
した状態の正面図、第3図は、キャップを外す前の状態
を示す縦断端面図、第4図は第1実施例の変形例を示
し、キャップを外す前の状態を示す縦断端面図である。
なお、ステーションAの構成は、全実施例で共通である
から、この第1図のステーションAの縦断正面図は、他
の実施例の説明においても使用することにする。
第1図及び第2図に示すように、ステーションAは、
内部が外部に対して閉じた状態になるように構成され、
該内部には、上部から垂直に垂下した搬送管Bの端部1
が中間の高さに配置されている。また、該ステーション
A内には、縦方向に延ばし床に設置した雄螺旋を有する
支持杆2と、前記端部1の下方に位置させ、かつ、前記
支持杆2の雄螺旋と螺合して昇降可能に取り付けたリフ
ター3と、前記リフター3の脇位置に配置され、サンプ
ル容器Cを掴みうるようになしたマニュプレータハンド
4を有するロボット体(図示せず)と、前記リフター3
に取り付けられ、後述するキャップ着脱機構を備えたテ
ーブル5とが配設されている。前記搬送管B端部1近傍
には、気送子をステーションAに搬入させるためのエア
ー吸引管Dと、気送子を他のステーションに送り出すた
めのエアー送入管Eと、ステーションAに搬入してきた
気送子を一端停止させ、ホトセンサー6からの信号で気
送管B端部1に他の気送子が存置しないことを確認した
後、開放して気送子を通過させるための、開閉自在に作
動させうる遮断板Fとが設けてある。また、第1図及び
第2図中符号7、7は、気送子本体11を固定するための
保持部材たるクランプで、気送管B端部1近傍の内側に
停止している気送子本体11の外周面に向けて往復動可能
に押圧しうるものである。
そして、吸引管Dの吸引力によって、搬送管B内をス
テーションAに向かって搬入されてきた気送子(第1図
(a)参照)は、搬送管Bを遮断した状態の遮断板Fに
よって一旦停止される。次に、ホトセンサー6からの信
号で搬送管Bの端部1内側に他の気送子が存置しないこ
とが確認できると、搬送管Bの遮断状態が解かれ気送子
は、下方に落下し搬送管Bの端部1の下方に存置する上
昇した状態にあるリフター3に設けられたテーブル5に
乗る(第1図(b)参照)。続いて、クランプ7、7に
よって気送子本体11を保持してから、キャップ着脱部材
によって気送子本体11とキャップ12間の係合状態を解
き、リフター3を下降させると(第1図(c)参照)、
キャップ12とともにサンプル容器CがステーションA内
空間に露出する。該サンプル容器Cの上下の向きはいず
れであってもよい。このサンプル容器Cをロボット体の
マニュプレータハンド4によって握持し、所定の位置に
移動するのである。
なお、ステーションA内部の部材で、第1図に示すも
のは、後述する他の実施例にあっても同じであるから、
該各部材は同一符号を付して該他の実施例の説明におい
ても使用する。
第2図及び第3図に示すように、本実施例のキャップ
着脱部材に対応する気送子は、両端が開放された略円筒
状をなした気送子本体11と、該気送子本体11両端部に着
脱可能に、かつ、対称的に取り付けた同一構成のキャッ
プ12、12とから構成されている。前記気送子11、11それ
ぞれの端部近傍の内周には、断面円弧形状の係合溝13を
環状に周設しある。前記気送子本体11両端近傍の外周に
は、それぞれ気送管Bの内周に接しうるようになしたバ
ンドシール14、14を付設してある。
前記キャップ12は、前記気送子本体11の内側に挿出入
しうるような略円筒形状に形成され、かつ、該気送子本
体11の係合溝13、13に対応する部分に透孔15、15を設け
たキャップ本体16と、気送子本体11に該キャップ本体16
を固定させるための固定部材17とからなる。前記固定部
材17は、内端(図上、上端)に設けたサンプル容器Cを
収容するためのホルダーカップ18と、該ホルダーカップ
18より外端側(図上、下側)に配置し、その中央に螺孔
を設けた軸受19と、該軸受19の螺孔に気送子の長手方向
に進退可能に螺合させ、外端(図上、下端)に横断面六
角形の頭部20を有する螺杆21と、該螺杆21内端に固定
し、前記透孔15、15に対応位置しうるように配置した係
合部材22とから構成してある。前記係合部材22は、前記
螺杆21内端に固定された基部23と、一端が、該基部23に
縦方向に回転可能に軸支され、自由端が前記透孔15、15
を通って気送子本体11の係合溝13、13に嵌合しうるよう
に配置され、かつ、中央部分に、キャップ本体16内周に
固定された支軸24、24が貫通した楕円孔を有する一対の
トグルアーム25、25と、キャップ本体16の外端に設けた
溝条26とからなる。
そして、前記頭部20を回転して螺杆21を、キャップ本
体16に対して第1図の状態から外端側に移動させると、
第2図に示すように、支軸24、24を中心にトグルアーム
25、25が気送子長手方向に回転し、その自由端が係合溝
13、13から外れるようになっている。
本実施例に対応するキャップ着脱部材は、第1図乃至
第3図に示すように、ステーションA内部に配置された
昇降しうる前記リフター3に付設されており、リフター
3上に設け、空所52を有するテーブル5と、該空所52内
に設け前記螺杆21頭部20に嵌着しうるレンチ54と、該レ
ンチ54を回転させるためのモーター(図示せず)と、該
レンチ54を気送子の長手方向に往復動させるための手段
(図示せず)と、クランプ55、55と気送子の幅方向に往
復動させ、前記キャップ本体16下端の溝条26を適宜挟持
しうるようになしたチャック56とから構成されている。
なお、前記モーターにはトルクリミッター(図示せず)
が付設されていて、規定以上のトルクに達すると、駆動
が停止するようになっている。このトルクリミッター
は、気送子本体11にキャップ12を取り付ける際に、螺杆
21を軸受19に必要以上締めつけないようにするためのも
のである。
前述の第1実施例のキャップ着脱部材によって、気送
子内部からキャップ12とともにサンプル容器Cをステー
ションA内空間に取り出す動作について説明する。
第1図(b)に示すように、先ず、リフター3を上昇
させた状態において、気送子を搬送管B端部1に落下さ
せ、気送子をテーブル5に乗せる。ここで、クランプ
7、7によって気送子本体11を固定する一方、クランプ
55、55で溝条26を挟持してキャップ12を固定する。続い
て、第3図に示すように、レンチ54が上昇されレンチ54
と頭部20が嵌合してから、モーターを所定方向に回転さ
せると、螺杆21が回転しつつキャップ本体16に対して気
送子の外端側に移動する。該螺杆21の移動につれて、そ
の基部23が気送子の外端側に移動し、該トグルアーム2
5、25は、支軸24、24を中心に回転し、その自由端が気
送子本体11の係合溝13から離脱し、気送子本体11とキャ
ップ本体16との係合状態が解除される。次に、リフター
3を下降させると、第1図(C)及び第2図に示すよう
に、サンプル容器Cがホルダーカップ18に上側半分が露
出した状態で乗りつつ、キャップ12とともに前記端部1
の下方空間に移動する。ホールダーカップ18内のサンプ
ル容器Cの上下の向きはいずれであってもよい。この状
態のサンプル容器Cを、ロボット体のマニュプレータハ
ンド4によって所定位置に移される。このようにしてサ
ンプル容器Cを除かれたキャップ12は、必要に応じて、
空のまま、あるいは他のサンプル容器を収納し、前記動
作と逆の動作を行うこおによって気送子本体11に再び取
り付け、他のステーションに送ることができる。
第4図は、前記第1実施例の部材を若干変更した第1
実施例の変形例を示すものである。この変形例は、前記
第1実施例における螺杆21に換えてスライド杆21aを用
い、このスライド杆21aを軸受19aの中央に設けた挿入孔
にスライド移動可能となす一方、前記第1実施例におけ
る頭部20に換えて、溝状の係止部と先端の傾斜面を有す
る頭部20aを用いたものである。
そして、この変形例に対応するキャップ着脱部材は、
前述の第1実施例のレンチ54及びモーターに換えて挟持
部54aとしたものである。該挟持部54aは、前記頭部20a
の係止部を両側から挟持しうるように、相対させて気送
子の幅方向に、開閉駆動するように先端部に軸支した一
対の挟持爪54b、54bを備えるとともに、気送子の長手方
向に移動可能に構成したものである。
以下に、上記変形例のキャップ着脱動作について説明
するが、前述の第1実施例と共通する部材の図面の符号
については、該第1実施例と同一符号を付す。
この変形例の気送子から、前記キャップ着脱部材によ
ってキャップ12を離脱するには、前記実施例の場合と同
様に、クランプ7、7によって気送子本体11を、また、
クランプ55、55によってキャップ12をテーブル5に固定
し、挟持部54aを頭部20aに向けて移動させる。この際、
両挟持爪54b、54bは開いた状態にし、両挟持爪54b、54b
が係止溝に達したところで、これらを閉じ係止溝に係止
させる。次に、該挟持部54aを元の位置まで引き戻す
と、スライド杆21aがキャップ本体16外端側に移動し、
前記第1実施例の場合と同様にして気送子本体11とキャ
ップ12との係合状態が解除される。以下、サンプル容器
Cの取り出し操作及びキャップ12の気送子本体11への取
り付け操作は、前記第1実施例の場合と同様である。
第2実施例を第5図によって説明する。
なお、第5図は、ステーションAにおける気送子とキ
ャップ脱着部材との関連を示す縦断端面図である。
この実施例に対応する気送子は、略円筒状をなし、両
端が開放した気送子本体101と、該気送子本体101両端部
に着脱可能に、かつ、対称的に取り付けた同一構成の一
対のキャップ102(第5図には上部キャップについては
図示されていない)とから構成されている。
前記気送子本体101は、その両端近傍の内周に、断面
波状の摩擦面たる凹凸103が形成されている。前記気送
子本体101両端近傍の外周には、それぞれ気送管Bの内
周に接しうるようになしたバンドシール104(第5図に
は上部バンドシール104については図示されていない)
が付設してある。
前記キャップ102の内端部には、内端が開放されたサ
ンプル容器C収納用のホルダーカップ105が設けられて
いる。また、前記キャップ102は、該ホルダーカップ105
の底部に固定された座板106中央部と一体的に、かつ、
気送子外端側に向けて延ばした、内側に雌螺旋を有する
ナット軸107と、該ナット軸107に螺合しうるとともに、
外端に断面六角形の頭部108を有するボルト軸109と、該
ボルト軸109を回転可能に軸支しうるとともに、気送子
本体101の外端縁を閉塞しうるようになした閉塞板110
と、前記ナット軸107及びボルト軸109に嵌まりうるよ
う、かつ、前記座板106と前記閉塞板110間に存置しうる
ようになした略リング状で、気送子の長手方向から圧力
を受けると気送子の幅方向に膨出しうるゴム筒111と、
前記閉塞板110の外端に設けた溝条112とから構成してあ
る。
そして、前記ボルト軸109の頭部108を、ナット軸107
とボルト軸109の螺合が進む方向に回転させて、座板106
と閉塞板110間の距離を縮めると、ゴム筒111が気送子の
長手方向に圧縮され気送子の幅方向に膨出し、気送子本
体101にキャップ102が固定される。また逆に、頭部108
を、ナット軸107とボルト軸109の螺合が解かれる方向に
回転させると、ゴム筒111が元の状態に戻って、気送子
本体101とキャップ102の係合状態が解除される。
次に、本実施例に対応するキャップ着脱部材について
説明する。
前記キャップ着脱部材は、第5図に示すように、ステ
ーションA内部に配置された昇降しうるリフター3に付
設されており、空所151を有するテーブル5と、該空所1
51内に設け前記キャップ102の頭部108に嵌着しうるレン
チ152と、該レンチ152を回転させるためのモーター(図
示せず)と、該レンチ152を昇降させるための昇降手段
(図示せず)と、クランプ153、153を前記キャップ102
下端の溝条112に向けて往復動しうるようになしたチャ
ック154、154とから構成されている。前記モーターはト
ルクリミッター(図示せず)が付設されていて、規定以
上のトルクに達すると、該モーターの駆動が停止するよ
うになっている。このトルクリミッターは、気送子本体
101にキャップ102を取り付ける際に、閉塞板110を気送
子本体101下端縁に必要以上締め付けないようにするた
めのものである。
前述の第2実施例のキャップ着脱部材によって気送子
101から内部のサンプル容器Cを取り出す動作について
説明する。
リフター3を上昇させた状態、即ち、テーブル5上面
が気送管Bの端部1に当接した状態で、気送子を搬送管
Bの端部1内に落下させテーブル5上に気送子を乗せ
る。ここで、クランプ7、7によって気送子本体101
を、また、クランプ17153、153によってキャップ102を
固定してから、レンチ152を上昇させ、レンチ152と頭部
108を嵌合させる。続いて、キャップ着脱部材のモータ
ーを、ナット軸107との螺合が解かれる方向に回転させ
ると、ボルト軸109が気送子の外端側(図上、下側)に
向けて移動する。該ボルト軸109の移動につれて、ゴム
筒111の外径がすぼまり、気送子本体101とキャップ102
との固定状態が解除される。続いて、リフター3を下降
させ、サンプル容器Cがホルダーカップ105に入ったま
ま、キャップ102とともに端部1の下方空間に移動す
る。ホールダーカップ105内のサンプル容器Cの上下の
向きはいずれであってもよい。このサンプル容器Cを、
ロボット体のマニュプレータハンド4によって掴み所定
の位置に移す。このようにして該サンプル容器Cが取り
除かれたキャップ102は、必要に応じて、空のまま、あ
るいは他のサンプル容器を収納させて、前記動作と逆の
動作を行えば、気送子本体101に再び取り付け、他のス
テーションに送ることができる。
第3実施例を第6図によって説明する。
この第6図は、ステーションにおける気送子とキャッ
プ脱着部材とを示す縦断端面図である。
本実施例のキャップ着脱部材に対応する気送子は、両
端を開放し、略円筒状をなした気送子本体201と、該気
送子本体201両端部に着脱可能に、かつ、対称的に取り
付けた同一構成の一対のキャップ202(但し、一方のみ
図示)とから構成されており、その両端近傍の内周に雌
螺旋部203が形成されている。また、前記気送子本体201
両端近傍の外周には、それぞれ気送管Bの内周に接しう
るようになしたバンドシール204(但し、一方のみ図
示)が付設してある。
前記キャップ202は、内端部に設けたサンプル容器C
収納用のホルダーカップ205と、該ホルダーカップ205の
底部と一体に設け、前記気送子本体201の雌螺旋部203に
螺合しうる雄螺旋を外周面に有し、かつ、気送子の長手
方向に伸びるとともに内面に4本の溝線条211、211(2
本は図示せず)を形成した中央の筒部を有する螺旋筒20
6と、ホルダーカップ205の中央孔部に挿入固定され、か
つ、前記螺旋筒206に対しては回転方向に連繋すべく、
かつ、上下方向にはフリー状態となるよう、前記中央孔
の溝線条211、211に摺動可能に嵌合する4本の突線条21
0、210、210(一本は図示せず)を有した、気送子の外
端側に向けて延ばしたスプライン軸207と、該スプライ
ン軸207の外端に固定し、気送子本体201の端部縁を閉塞
しうる磁着金属で構成した閉塞板208と、螺旋筒206と閉
塞板208間に付設し、該螺旋筒206と閉塞板208とを互い
に引き離す方向に付勢するスプリング209とから構成し
てある。
そして、前記中央杆207を、雌螺旋部203と螺旋筒206
との螺合が進む方向に回転させると、気送子本体201に
キャップ202が固定される。また逆に、前記中央杆208
を、螺合が解かれる方向に回転させると、気送子本体20
1からキャップ202が外れるようになっている。
次に、本実施例に対応するキャップ着脱部材について
説明する。
前記キャップ着脱部材は、第6図に示すように、ステ
ーションA内部に配置された昇降しうるリフター3に付
設されている。該キャップ着脱部材は、空所251を有す
るテーブル5と、該空所251内に配置された回転軸252上
端に固定され、前記キャップ202の閉塞板208に磁着しう
る磁性体で構成した磁性板253と、該回転軸252を昇降し
うる昇降手段(図示せず)と、該磁性板253を該回転軸2
52を介して回転させるようになしたモーター(図示せ
ず)とから構成されている。前記モーターにはトルクリ
ミッター(図示せず)が付設されていて、規定以上のト
ルクに達すると、該モーターの駆動が停止するようにな
っている。
以下に、キャップ着脱部材によって気送子内部のサン
プル容器Cを取り出す動作について説明する。
リフター3を上昇させた状態で気送子が落下すると、
閉塞板208が磁性板253に当たり互いに磁着する。ここで
クランプ7、7で気送子本体201を固定する一方、スプ
リング209の付勢に抗して、前記磁性板253を上昇させ、
かつ、回転軸252及びこれと磁着しているスプライン軸2
07をモーターによって、雌螺旋部203と螺旋筒206との螺
合が解かれる方向に回転させる。螺旋筒206は、スプラ
イン軸207に対して前記螺旋筒206に対しては回転方向に
連繋すべく、かつ、上下方向にはフリー状態となってい
るから、雌螺旋部203との螺合を解かれながらスプライ
ン軸207に沿って気送子外端方向に移動する。該螺合が
解けたところでリフター3を下降させると、キャップ20
2はサンプル容器Cがホルダーカップ205に入った状態で
端部1の下方空間に移動する。ホールダーカップ205内
のサンプル容器Cの上下の向きはいずれであってもよ
い。このサンプル容器Cはロボット体のマニュプレータ
ハンド4によって所定の位置に移される。このようにし
てサンプル容器Cが取り除かれたキャップ202は、必要
に応じて、空のまま、あるいは他のサンプル容器を収納
して、前記動作と逆の動作を行うことによって気送子本
体201に再び取り付け、他のステーションに送ることが
できる。
第4実施例を第7図によって説明する。
この第7図は、ステーションAにおける気送子とキャ
ップ脱着部材とを示す縦断端面図である。
気送子は、両端が開放し、略円筒状をなした気送子本
体301と、該気送子本体301両端に着脱可能に、かつ、対
称的に取り付けた同一構成の一対のキャップ302(但
し、一方のみ図示)とから構成されており、その両端近
傍の内周に係合溝303が周設されている。また、前記気
送子本体301両端近傍の外周には、それぞれ気送管Bの
内周に接しうるようになしたバンドシール304(但し、
一方のみ図示)が付設してある。
前記キャップ302は、内端部に設けたサンプル容器C
収納用のホルダーカップ305、305と、該ホルダーカップ
305、305の底部と一体に設け、前記気送子本体301の係
合溝303に対応位置しうるように、外周側が内周側より
小径に形成され、その内側にそれぞれ球体306、306を存
置させた透孔を有するキャップ本体307と、該キャップ
本体307の内側に挿入され、外周に前記透孔に合致しう
る環状凹部308を周設した作動体309と該作動体309を気
送子の外端側に付勢するスプリング310と、キャップ302
の外端に設けた溝条311とから構成してある。なお、図
中、符号312、312はホルダーカップ305、305の各底部に
設けたクッションであり、サンプル容器Cへの衝撃を緩
和するためのものである。また、符号313は、キャップ
本体307の内周に環状に付設したストッパー部材で、前
記作動体309が気送子の外端側に必要以上移動しないよ
うに、その移動を阻止するためのものである。
そして、前記作動体309が第7図に示す位置(透孔と
環状凹部308とがずれた位置)にある時は、球体306、30
6が気送子本体301の係合溝303にそれぞれ嵌まってい
て、気送子本体301とキャップ302が固定されている。ま
た逆に、前記作動体309を、スプリング310の付勢力に抗
して気送子内端側に押し込むと、透孔と環状凹部308と
が合致し、球体306、306が、係合溝303からそれぞれ外
れ、球体306、306が移動してその一部が環状凹部308内
に嵌まる。従って、気送子本体301とキャップ302との係
合状態が解かれる。
次に、本実施例のキャップ着脱部材について説明す
る。
前記キャップ着脱部材は、第7図に示すように、ステ
ーションA内部に配置された昇降しうるリフター3に付
設されている。該キャップ着脱部材は、リフター3上に
設け、空所351を有するテーブル5と、該空所351内に配
置され、気送子の長手方向に往復移動自在になされた押
圧杆352と、テーブル5上部に設け、前記キャップ302の
溝条311をクランプ353、353によって挟持しうるように
なしたチャック354、354とから構成されている。
本実施例のキャップ着脱部材によって、気送子内部の
サンプル容器Cを取り出す動作について説明する。
リフター3を上昇させた状態で気送子が落下すると、
テーブル5上面に気送子が乗る。ここで、クランプ7、
7によって気送子本体301を固定する一方、クランプ35
3、353でキャップ本体307によってキャップ302をテーブ
ル5に固定する。次に、キャップ着脱部材の押圧杆352
をスプリング310に抗して所定距離上昇させると、作動
体309が気送子の内部側(図上、上側)に移動し球体30
6、306が、それぞれ係合溝303からはずれて環状凹部308
内にその一部が嵌まり気送子本体301とキャップ302との
係合状態が解かれる。続いて、リフター3を下降させれ
ば、サンプル容器Cがホルダーカップ305に収容された
状態でキャップ302とともに搬送管B端部1下方の空間
に移動する。ホールダーカップ305内のサンプル容器C
の上下の向きはいずれであってもよい。そして、該サン
プル容器Cをロボット体のマニュプレータハンド4によ
って所定の位置に移す。このようにしてサンプル容器C
を取り除かれたキャップ302は、必要に応じて、空のま
ま、あるいは他のサンプル容器を収納して、前記動作と
逆の動作を行うことによって、気送子本体301に再び取
り付け、他のステーションに送ることができる。
なお、前述の各実施例の説明に使用した図面には示し
てないが、各実施例におけるホルダーカップ18、105、2
05、305の内側に、該ホルダーカップ18、105、205、305
内周面に沿うような略コップ形状の紙容器を嵌めてお
き、この中にサンプル容器Cを収容するようにしたもの
も考えられる。このような紙容器を用いると、サンプル
容器Cの液だれ等が露出しないから該ホルダーカップ1
8、105、205、305に付着することがなく、該物質やバイ
オ試料による汚染を効果的に防止することができる。
〈効果〉 以上のように、気送子本体両端に着脱可能に、サンプ
ル容器を収容するためのホールダーカップを有する同一
構成のキャップを対称的に設けた気送子を用い、気送子
本体を搬送管内に残したまま、キャップ着脱部材によっ
て、キャップと一緒にサンプル容器をステーション内空
間に移動させてサンプル容器を握持できるから、気送子
が汚染されにくい。また、自動反転器やスイッチバック
部等の反転機構を気送システムに配備する必要がなく、
設備費がかからず経済的であるとともに、気送システム
の自動化をはかることができ、気送システムの該完全自
動化を必要とする該物質取扱施設やバイオ試料取扱施設
に設置する気送システムに使用すると最適であるという
特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1実施例を示すもので、
第1図(a)乃至(c)は、ステーションA内で気送子
を受信し、キャップを外す工程をそれぞれ示すステーシ
ョンの縦断正面図、第2図は、一方のキャップを外した
状態の正面図、第3図は、キャップを外す前の状態を示
す縦断端面図、第4図は、第1実施例の変形例を示し、
キャップを外す前の状態を示す縦断端面図である。 また、第5図、第6図及び第7図は、それぞれ本発明の
第2実施例、第3実施例及び第4実施例を示すもので、
ステーションにおける気送子とキャップ脱着部材との関
連を示す縦断端面図である。 さらに、第8図及び第9図は、それぞれ従来の気送シス
テムを示す概略図である。 1……搬送管Bの端部、2……支持杆、3……リフタ
ー、4……マニュプレータハンド、5……テーブル、6
……ホトセンサー、7……クランプ、11、101、201、30
1……気送子本体、12、102、202、302……キャップ、1
8、105、205、305……ホルダーカップ、A……ステーシ
ョン、B……搬送管、C……サンプル容器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気送子本体両端部に着脱可能に、サンプル
    容器を収容するためのホールダーカップを有する同一構
    成のキャップを対称的に設けてサンプル容器を収容しう
    るようになした気送子を、搬送管内でエアーによって搬
    送させる気送システムのステーションであって、気送子
    を着脱可能に縦状態で保持するために搬送管端部に設け
    た保持部材と、該保持部材で保持された気送子に向けて
    進退自在に移動しうるようになし、気送子本体から下側
    のキャップを外して、サンプル容器とともに搬送管外部
    に取り出すようなしたキャップ着脱部材と、この着脱部
    材を設けた昇降可能なリフターとを内部に備えたことを
    特徴とする気送子気送システムにおけるステーション。
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