JP2651554B2 - 中高弾性ロールの製造方法 - Google Patents
中高弾性ロールの製造方法Info
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Description
れる弾性ロールの製造方法に係り、特に、ロールの軸方
向両端部から中央部に向かって連続的に直径が増大す
る、中高形状を有する弾性ロールを有利に作製し得る方
法に関する。
タ等においては、帯電ロール等の各種のロールが用いら
れている。例えば、それらの複写機、プリンタ等には、
感光体の表面を帯電させる帯電ロール、感光体表面に形
成された静電潜像に対応するトナー像を形成する現像ロ
ール、トナー像を複写紙に転写する転写ロール、複写紙
に転写されたトナー像を定着させる定着ロール等の各種
のロールが用いられている。そして、それら帯電ロール
や転写ロール等は弾性体にて形成されており、通常、軸
心に配された金属製の軸体の両端部がバネ等にて押圧さ
れることによって、その外周面が感光体等に接触させら
れて、感光体等の回転に従って回転せしめられるように
なっている。
両端部を押圧されて湾曲させられることにより、またロ
ール自体に僅かな曲がりや表面の凹みがあることによっ
て、ロールの中央部で感光体等との間に隙間を生じ易
く、接触性が悪くなる問題を有している。そして、例え
ば帯電ロールと感光体との間に隙間ができると、低温低
湿の厳しい環境下において、帯電不良に起因する画像不
具合が生じるのであり、これを防止するためには、この
隙間(離間距離)を概略20μm程度以下にする必要が
あるのである。また、それ以下の小さな隙間がある場合
にも、使用中に感光体上の残存トナーが次第に堆積して
いくことによって、絶縁性のトナーにより帯電ロール上
に部分的に絶縁性層ができる結果、帯電不良を生じるよ
うになる。それ故、これを防止するために、帯電ロール
に対してクリーニング部材を設けているが、このクリー
ニング部材と帯電ロールが摺接することによって、ま
た、ロール表面の摩耗が惹起される問題があり、それ故
に、感光体と帯電ロールの隙間は0とすることが望まれ
ているのである。
を向上させるべく、ロールの軸方向中央部分の直径を、
軸方向両端部分の直径よりも、数十μm程度、僅かに太
くして、図6に示されている如き中高形状にする方法が
採用されている。そして、このような中高形状のロール
を得るために、従来では、円筒状の金型内の中心に金属
製の軸体2を配した状態で、該金型内で導電性弾性材料
を加硫成形して、円柱形状のロール本体4を得た後、そ
の表面を研磨機で研磨することによって、中高形状に成
形していたのである。また、例えば、帯電ロールでは、
かかる中高形状のロール本体4の外周面に半導電性弾性
材料からなる抵抗調整層がコーティング層6として設け
られたり、更に必要に応じて、その表面に保護層等も形
成されている。なお、それらコーティング層6は、ロー
ル本体4の表面を清浄化した後、公知のディッピング法
又はロールコーティング法にて、全長に亘り、数μm〜
数百μm程度の均一な厚みで設けられている。
良好な接触性を得るために、ロール本体4は著しく低硬
度(Hs :20°〜25°程度)の弾性体にて形成され
ることとなるところから、該ロール本体4は、研磨性が
劣り、上記した従来の製法では、研磨後のロール表面が
荒れ、平滑な表面を得ることが極めて困難であり、コー
ティング後もロール表面に凹凸が残るという大きな問題
があった。また、ロール本体4が低硬度の弾性体にて形
成されているために、研磨を徐々に行なわなければなら
ず、研磨加工時間が長くなる不具合も内在しているので
ある。更に、低硬度の弾性体が軟化剤を多量に含むため
に、研磨屑が粘着性を帯びて、ロール表面に付着し易
く、研磨屑が取りきれずに残る結果、従来の中高弾性ロ
ールでは、突起等の局部的な表面性異常を生じ、ロール
性能上の問題をも有するものであった。
る際に、金型の成形キャビティを中高形状にして、一挙
に中高形状のロールを製造する方法も考えられるが、そ
の場合には、金型を必然的に二分割しなければならず、
それによって型合わせ部で段差やバリが生じることが避
けられないため、そのような手法にあっても、結局、研
磨工程が必要となるのであり、上記と同様の問題が生じ
ることとなる。
されたものであり、その解決課題とするところは、従来
の製法の問題点が全て研磨工程に起因していることに鑑
み、研磨工程なしで、中高形状の弾性ロールを有利に製
造する方法を提供することにある。
発明にあっては、軸方向の両端部からそれぞれ中央部に
向かって連続的に直径が増大する中高形状の弾性ロール
を製造する方法にして、所定の弾性体からなる円柱形状
のロール本体を、その軸方向が垂直方向となるように配
置し、また円柱形状の塗布ロールを、その軸方向が水平
方向となるように且つ前記ロール本体の外周面に接触す
るように配置して、それらロール本体及び塗布ロールを
それぞれの軸回りに回転させると共に、該ロール本体に
対して該塗布ロールを上、下の一方向に相対的に移動せ
しめ、所定のコーティング液を該塗布ロールに供給する
ことによって、該コーティング液をロール本体外周面に
塗布するようにする一方、前記ロール本体に対する前記
塗布ロールの相対的な移動速度を、該ロール本体の軸方
向の一方の端部側から中央部に向かって連続的に低下せ
しめ、更に中央部から他方の端部側に向かって連続的に
高めることによって、該ロール本体の外周面に形成され
るコーティング層の厚みが、該ロール本体の軸方向の中
央部において最も厚く、両端部に向かうに従って漸次薄
くなるようにしたことを特徴とする中高弾性ロールの製
造方法を、その要旨とするものである。
体からなるロール本体に研磨を施さずに、その外周面に
一体的に形成するコーティング層の厚みを、ロール本体
の軸方向の中央部で最も厚く、両端部に向かうに従って
漸次薄くすることによって、中高形状を得るのである。
そして、そのようにコーティング層の厚みを変化させる
ために、ロール本体に対する塗布ロールの相対的な上、
下移動の速度を、ロール本体の軸方向の両端部では速
く、中央部では遅くなるように連続的に変化させるよう
にしたのであり、それによって、極めて有利に中高形状
を実現することができたのである。
的に改善されることとなり、帯電ロールでは、帯電不良
を良好に防止することができると共に、残存トナーを除
去するためのクリーニング部材を特別に設ける必要がな
くなるために、クリーニング部材と帯電ロールの摺接に
起因するロール表面の摩耗が無くなり、帯電ロールの寿
命が効果的に延びることとなる。
に中高形状が得られることから、研磨工程を省略する
分、加工時間が大幅に短縮されて、生産性が上がり、中
高弾性ロールを低コストで大量に提供することができる
特徴を発揮するのである。また、本発明によれば、研磨
によるロール表面性状の荒れや研磨屑の付着等の問題が
ないのであり、平滑なロール本体の表面に対してコーテ
ィング液を塗布することによって、極めて平滑な表面性
状が有利に得られるのであり、優れたロール性能が得ら
れることとなる。
なる円柱形状のロール本体の外周面に対して、所定のコ
ーティング層が設けられることとなるが、該ロール本体
の外周面性状は平滑である必要がある。なお、そのよう
なロール本体は、特開平2−258219号公報等に明
らかにされている如き円筒状の成形金型を用いて、成形
することができる。また、通常は、円筒状の成形金型の
中心に金属製の軸体を配置した状態で、成形材料として
未加硫のゴム等が圧入されて、加硫成形操作が行なわれ
ることにより、該軸体の回りに弾性体が一体的に設けら
れた円柱形状のロール本体が作製されることとなるので
あり、そしてロール本体の外周面性状は、金型の面性状
に応じて鏡面状に平滑なものとなる。
途に応じて、公知の各種弾性材料を使用することがで
き、例えば帯電ロールでは、一般に、SBR(スチレン
−ブタジエンゴム)、シリコンゴム等の合成ゴム中に金
属粉末、カーボンブラック、カーボン繊維等の導電性粉
末や導電性繊維を混入した導電性の組成物が用いられ
る。更に、ロールの接触性を高めるために、硬度
(Hs ):20°〜25°程度の弾性材料が好適に使用
されることとなるが、そのような硬度は、軟化剤を多量
に配合することによって、容易に調整することができ
る。
剤が多量に配合されることから、軟化剤のロール表面へ
の滲み出しを防止するために、ロール本体の表面には、
N−メトキシメチル化ナイロン等のナイロン系ポリマー
を主成分とする材料等にて、軟化剤移行防止層を数μm
程度の厚さで形成することが望ましい。
て、本発明に従ってコーティング液を塗布し、乾燥させ
ることによって、一体的なコーティング層を形成して、
目的とする中高形状を実現するのである。その際には、
例えば、図1に示す如き装置が用いられる。そこでは、
ロール本体10が軸体8において縦スライド板12に取
り付けられて、実質的に軸方向が垂直方向となるように
配置される一方、塗布ロール14が横スライド板16に
取り付けられて、軸方向が水平方向となるように配置さ
れる。また、かかる横スライド板16がロール本体10
に向けてスライドさせられて、塗布ロール14がロール
本体10に対して接触する位置に固定される。そして、
その状態において、ロール本体10及び塗布ロール14
が、定速モータ18,18にて、それぞれの軸回りに回
転させられる一方、縦スライド板12が変速モータ20
の回転に基づいて上昇移動させられ、それによって、ロ
ール本体10に対して塗布ロール14が相対的に下降移
動させられるようになっているのである。更に、該変速
モータ20には、回転制御系が付与されており、塗布ロ
ール14と接触するロール本体10の位置に対応して、
その回転数が制御されるようになっている。
は、図2に示される如きコーティング液供給装置が配設
されている。このコーティング液供給装置は、コーティ
ング液の供給管22、コーティング液規制板24、掻き
取り板26、及びコーティング液の回収容器28から構
成されている。そして、供給管22より、一定量のコー
ティング液が塗布ロール14上に供給され、コーティン
グ液規制板24にて液量が調整されるようになってお
り、ロール本体10への塗布後に残存するコーティング
液は掻き取り板26によって塗布ロール14から除去さ
れ、コーティング液の回収容器28内に溜められるよう
になっている。
ル本体10に対して軸方向及び円周方向の一部でのみ接
触し、その接触部位が、ロール本体10の軸方向及び円
周方向に漸次移行していく。それ故に、塗布ロール14
は、ロール本体10の表面を一端側から他端側にかけて
螺旋状の軌跡を描くように移行して行き、結果的にロー
ル本体10の全表面が塗布ロール14に接触させられ
て、全表面にコーティング液が塗布されるようになって
いるのである。なお、ロール本体10を下降移動させ、
塗布ロール14を相対的に上昇移動させるようにしても
良く、またロール本体10ではなく、塗布ロール14を
上昇若しくは下降移動させるようにしても何等差し支え
ない。
グ層の厚さが、塗布ロール14上からロール本体10上
へ移ったコーティング液の量によって決定されることか
ら、本発明手法においては、ロール本体10及び塗布ロ
ール14の回転数、及び塗布ロール14とコーティング
液規制板24の隙間をそれぞれ一定とする一方、ロール
本体10に対する塗布ロール14の相対的な上昇若しく
は下降移動速度を制御して、かかるコーティング液の移
行量をコントロールするのである。そして、塗布ロール
14の相対的な上昇若しくは下降速度を、ロール本体1
0の軸方向の一方の端部側から中央部に向かって連続的
に低下せしめ、更に中央部から他方の端部側に向かって
連続的に高めることによって、ロール本体10上のコー
ティング層の厚みを、ロール本体10の軸方向の中央部
で最も厚く、両端部に向かって漸次薄くなるようにし
て、中高形状を形成するのである。
相対移動速度を、図3の実線に示すように、ロール本体
10の一端部−中央部−他端部に対応させて、V1 −V
2 −V1 (V1 >V2 )となるように、一定の変化率で
連続的に低下及び上昇させれば、図4及び図5に示す如
き、コーティング層30の厚みの変化によって中高形状
とされたロールを得ることができる(32は軟化剤移行
防止層)。そして、コーティング層の厚みの変化量(中
高化量)は、ロール本体10の端部塗り初めの塗布ロー
ル14の相対移動速度:V1 と中央部での相対移動速
度:V2 の比率によって、任意に変化させることがで
き、V1 =V2 であれば、均一な層厚さとなり、V2 /
V1 が小さくなればなる程、層厚さの差を大きくするこ
とができる。また、図3に一点鎖線で示すように、塗布
ロール14の相対移動速度を変化率を変えながら降下・
上昇させるようにしても良い。なお、図3の破線は、従
来の塗布方法における移動速度の状態(一定)を示して
いる。
に関し、その具体的なV1 の速度は、ロール本体10の
回転数、塗布ロール14の回転数、及び塗布ロール14
とコーティング液規制板24の隙間の大きさ等によっ
て、変化させられることとなるが、ロール本体10と塗
布ロール14との接触部位が螺旋状の軌跡を描き、塗布
されたコーティング液が乾燥途中で重力によって平滑化
し、均一な層になる範囲で任意に設定することができ
る。また、具体的なV2 の速度は、ロール本体10と塗
布ロール14との接触部位の螺旋状の軌跡が重ならない
範囲(先にコーティングされた層が塗布ロール14との
接触によって掻き取られない範囲)で任意に設定される
こととなる。更に、V1 ,V2 とも、コーティング液の
粘度に関係して、乾燥時にコーティング層30のズレ
(液垂れ)が起こらない範囲で設定される。そして、そ
の速度の範囲で塗布−乾燥のサイクルを繰り返して行な
うことにより、コーティング層30を任意の厚さに形成
することができる。
ては、ロールの用途に応じて、公知の各種材料が用いら
れ得る。例えば、帯電ロールの場合には、半導電性の弾
性材料を用いて、該コーティング層30を抵抗調整層と
して形成することができ、その場合にはエピクロルヒド
リン系ゴム等が好適に用いられ、通常、50〜500μ
m程度の厚みで形成される。好ましくは、80〜160
μmである。更に、このようにして形成されたコーティ
ング層30の表面には、必要に応じて、感光体等との固
着を防止するために、N−メトキシメチル化ナイロン等
のナイロン系ポリマーを主成分とする材料等からなる保
護層34を、数μm程度の厚みで設けるようにしても良
い。
軸方向の中央部が端部よりも大径となって感光体等に対
する接触性に優れたものである。それ故、例えば帯電ロ
ールでは、帯電不良を良好に防止することができ、また
残存トナーを除去するためのクリーニング部材を設ける
必要がなくなるために、クリーニング部材と帯電ロール
の摺接に起因するロール表面の摩耗が無くなり、帯電ロ
ールの寿命が効果的に延びることとなる。
間が大幅に短縮されて、生産性が上がり、中高弾性ロー
ルを低コストで大量に提供することができる。また、研
磨を施さない平滑なロール本体の表面にコーティング液
を塗布することによって、平滑な表面性状が有利に得ら
れ、優れたロール性能が得られるのである。
像ロール、転写ロール、定着ロール等の各種のロールに
適用することができるものであることは言うまでもな
く、それら各ロールの用途に応じて、ロール本体10の
成形材料及びコーティング層30の成形材料を選択し
て、同様の方法にて、中高弾性ロールを作製することが
できる。
に示される如き構成の帯電ロールを作製した実施例を示
す。なお、本発明が、そのような実施例の記載によっ
て、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまで
もないところである。また、本発明には、以下の実施例
の他にも、更には上記の具体的記述以外にも、本発明の
趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づい
て種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであるこ
とが、理解されるべきである。
に鋼製の軸体8を配し、導電性粉末(カーボン)を混入
したエチレン−プロピレン共重合ゴム等を主体としたゴ
ム材料を圧入した。そして、通常の手法に従って、加硫
成形を行ない、軸体8の外周面に円柱形状のロール本体
10(外径:12mm)を一体的に成形した。そして、こ
の得られたロール本体10の外周面に、N−メトキシメ
チル化ナイロンを主体とする材料にて、軟化剤移行防止
層32を約5μmの厚さで形成した。
び図2に示す如き装置に取り付け、回転数:100rp
mで回転させるようにする一方、塗布ロール14(外
径:30mmφ)は、回転数:90rpmで回転させるよ
うにした。また、コーティング液規制板24と塗布ロー
ル14との間隙は0.45mmに設定した。そして、エピ
クロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合ゴムを主体
とする弾性材料を溶剤に溶かして調製したコーティング
液(3000cps)を、供給管22より塗布ロール1
4に供給しつつ、縦スライド板12を上昇移動させ、塗
布ロール14を相対下降させて、コーティングを実施し
た。
は、ロール本体10の軸方向の上端部(上から3mmの位
置)−中央部(同103mmの位置)−下端部(同203
mm)で下記表1の値になるように、上端部から中央部に
かけて一定の変化率で連続的に低下させ、更に中央部か
ら下端部にかけては一定の変化率で連続的に上昇せしめ
た。そして、コーティング層30の厚さを中央部で16
0μmとするために、コーティング操作(塗布−乾燥)
を3回繰り返した後、更にその表面に、N−メトキシメ
チル化ナイロンを主体とする材料にて保護層34を形成
し、完成させた。また、塗布ロール14の相対下降速度
をロール本体10の上端部から下端部まで一定に保った
状態でコーティングを行ない、比較例とした。
部と中央部のコーティング層の厚み、クラウン量(中央
部の直径−両端部の直径の平均)を測定すると共に、外
面性状(液垂れ状態)を表面粗さ計で測定し、評価した
(非常に良い○、良い△、不良×)。また、各ロールの
両端の軸体を500gfの荷重で金属ロール(30mm
φ)に押し付けて、レーザースキャンで加圧浮き量(離
間距離)を測定し、更に、各ロールを実際に複写機に取
り付けて、画出し耐久性を評価した(非常に良い○、良
い△、不良×)。そして、その結果を下記表2に示し
た。
布ロール14の相対下降速度をロール本体10の軸方向
中央部で最も遅くなるように変化させた実施例1〜3の
ロールでは、中高形状のロールが得られ、加圧浮き量が
10μm以下に抑えられたのである。特に、実施例2,
3では0以下(密着状態)となり、接触性が著しく改善
され、優れた画出し耐久性が得られた。また、ロールの
中高化がコーティング層30の厚さの変化によって実現
されていることが判る。
一例を示す斜視図である。
液供給装置の構成を概略的に示す説明図である。
す図である。
の一例を示す縦断面説明図である。
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向の両端部からそれぞれ中央部に向
かって連続的に直径が増大する中高形状の弾性ロールを
製造する方法にして、 所定の弾性体からなる円柱形状のロール本体を、その軸
方向が垂直方向となるように配置し、また円柱形状の塗
布ロールを、その軸方向が水平方向となるように且つ前
記ロール本体の外周面に接触するように配置して、それ
らロール本体及び塗布ロールをそれぞれの軸回りに回転
させると共に、該ロール本体に対して該塗布ロールを
上、下の一方向に相対的に移動せしめ、所定のコーティ
ング液を該塗布ロールに供給することによって、該コー
ティング液をロール本体外周面に塗布するようにする一
方、 前記ロール本体に対する前記塗布ロールの相対的な移動
速度を、該ロール本体の軸方向の一方の端部側から中央
部に向かって連続的に低下せしめ、更に中央部から他方
の端部側に向かって連続的に高めることによって、該ロ
ール本体の外周面に形成されるコーティング層の厚み
が、該ロール本体の軸方向の中央部において最も厚く、
両端部に向かうに従って漸次薄くなるようにしたことを
特徴とする中高弾性ロールの製造方法。
Priority Applications (5)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0639948A JPH0639948A (ja) | 1994-02-15 |
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JP4926394B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2012-05-09 | 株式会社ブリヂストン | トラバース塗装工程の前処理方法およびトラバース塗装方法 |
JP4916656B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2012-04-18 | 株式会社ブリヂストン | トラバース塗装工程における連続硬化方法 |
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-
1992
- 1992-07-23 JP JP4217263A patent/JP2651554B2/ja not_active Expired - Fee Related
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