JP2650798B2 - 粉砕機用可動シュート - Google Patents

粉砕機用可動シュート

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JP2650798B2
JP2650798B2 JP9088991A JP9088991A JP2650798B2 JP 2650798 B2 JP2650798 B2 JP 2650798B2 JP 9088991 A JP9088991 A JP 9088991A JP 9088991 A JP9088991 A JP 9088991A JP 2650798 B2 JP2650798 B2 JP 2650798B2
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体を粉砕処理する
粉砕機において、固定部と可動部の間で粉粒体を搬送す
るための可動シュートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の粉砕機においては、通常、実公昭
52-21483号公報等に開示されているように、台枠上にば
ねを介して支持した振動台上に、粉砕可動子を収容した
粉砕室を設け、振動台の粉砕室直下位置に偏芯重錘とそ
の回転駆動手段を設け、粉砕室の底部から排出された粉
粒体を振動台の振動にてその側方に排出するように構成
されている。
【0003】ところが、側方に排出された粉粒体を水平
搬送すると、その搬送経路に粉粒体が付着し、長期にわ
たって使用していると閉鎖されてしまうことがあるとい
う問題がある。
【0004】そこで、本出願人は実開昭59-93750号公報
において、図2、図3に示すように、水平方向に沿って
偏芯回転振動する振動台を設け、この振動台に粉砕可動
子を収容した粉砕室を設け、粉砕室の底部から排出され
た粉粒体を粉砕室の下部に配置したテーパ筒と排出パイ
プを介して下方に排出するように構成した粉砕機を提案
した。
【0005】詳細に説明すると、上方固定板1の中央に
貫通孔2が穿設され、その周囲に設けられた3つの貫通
孔3にボス4が取付けられている。このボス4にて軸受
6を介して上端に偏芯軸7を設けられた垂直軸5が回転
自在に支持されている。偏芯軸7の軸芯イと垂直軸5の
軸芯ロとは所定間隔αだけ偏芯されており、この偏芯軸
7に平面形状略三角形の振動台8の隅部がキャップ9及
び軸受10を介して係合されている。振動台8の中央に穿
設された孔には下すぼまりのテーパ孔12を有する排出器
11の下部がはめ込まれている。
【0006】排出器11の上端開口部には、抜き出し自在
に粉砕容器20が載置されるとともに、その上に粉砕容器
20の上端開口を閉鎖する蓋24が載置されて粉砕室が形成
されている。粉砕容器20の底部の外周部には、粉粒体通
過孔21が穿設されている。粉砕室内には筒状の第1の粉
砕可動子22とその内側の円柱状の第2の粉砕可動子23が
収容されている。蓋24の外周部の3箇所に切欠25が形成
され、振動台8上のブラケット27に倒伏自在に取付けら
れた連結ロッド26と押さえナット29にて蓋24と粉砕容器
20と排出器11を振動台8上に積み重ねた状態で係止して
いる。
【0007】上方固定板1の貫通孔2とその下方に配設
された下方固定板14の貫通孔の間には固定筒13が配設さ
れ、排出器11の下面に取付けられたテーパ筒16の下端か
ら垂下された排出パイプ17の下部が固定筒13の上部に挿
入されている。テーパ筒16の外周部と固定筒13の上端の
間には、排出パイプ17を取り囲むように蛇腹18が介装さ
れている。また、固定筒13の下端には次の装置に対する
連通管15が接続されている。
【0008】蓋24の中央部には粉砕室に粉粒体を供給す
る粉粒体受口30が形成され、その上端に受入管32を立設
されたリング31が取付けられている。粉砕機に粉粒体を
供給する前段装置34の供給シュート33は受入管32を通っ
て粉粒体受口30に挿入されている。リング31と供給シュ
ート33の中間部外周に突設された鍔36の間には供給シュ
ート33と受入管32を取り囲むように蛇腹35が介装されて
いる。
【0009】振動台8の振動駆動系は、次のよう構成さ
れている。即ち、垂直軸5は上部固定板1の裏面側に延
設されて連動プーリ37が固定され、連動ベルト38が巻き
掛けられている。また、一つの垂直軸5に従動プーリ41
が固定され、上方固定板1に固定された駆動モータ39に
取付けられた駆動プーリ40との間に駆動ベルト42が巻き
掛けられている。
【0010】以上の構成により、駆動モータ39を運転す
ると、各垂直軸5が同一方向に連動して回転し、これに
よって偏芯軸7を介して振動台8が水平方向に偏芯回転
振動する。この水平振動は排出器11を介して粉砕容器20
に伝達される。かくして、供給シュート33を通して上方
から粉砕室に落下供給された粉粒体は水平面内で動き回
る第1、第2の粉砕可動子22、23の相互間の衝突、及び
粉砕容器20と第1の粉砕可動子22の相互間の衝突によっ
て粉砕され、粉砕された粉粒体は粉粒体通過孔21を通
り、さらに排出器11のテーパ孔12と、テーパ筒16と排出
パイプ17を介してそのまま下方に落下して排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した構成
の粉砕機においては、粉粒体を粉砕室に供給する供給シ
ュート33に対して受入管32が振幅2αで水平振動するた
め、両者の外周を取り囲むように蛇腹35を配設している
が、供給シュート33を落下する粉粒体や粉砕室内から舞
い上がった粉粒体が受入管32と蛇腹35の間の空間に侵入
して堆積するという問題があった。また、排出パイプ17
と固定筒13の間にも同様に蛇腹18が配設されており、同
様の問題があった。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、水平
方向に偏芯回転振動を行う粉砕室に対して垂直方向に粉
粒体の供給または排出が可能でかつ舞い上がった粉粒体
が堆積することのない粉砕機用可動シュートを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の粉砕機用可動シ
ュートは、偏芯回転振動する粉砕容器を備えた粉砕機に
対して粉粒体を垂直方向に落下供給または落下排出する
可動シュートであって、上部に位置する上部シュート
と、上端部に上部シュートの下端部が挿入されるととも
にこの上端部が球面軸受にて旋回自在に支持され、下端
部が下部に位置する受口部材内に挿入された自在シュー
トと、自在シュート上端の球状シール面に接するシール
手段と、受口部材の内周と自在シュートの下端部外周と
の間に介装された弾性シール材とを備えたことを特徴と
する。
【0014】
【作用】本発明の構成によると、粉砕容器の偏芯回転振
動に追従して上部シュートの下端部で球面軸受を介して
自在シュートが旋回し、自在シュートの下端部は弾性シ
ール材の弾性変形にて旋回することによって、この粉砕
容器の偏芯回転振動中においても上部シュートから自在
シュートを通して受口部材から粉砕容器に対して粉粒体
を供給または排出することができ、かつ球面軸受にて支
持されている自在シュートの上端を球状シール面として
これに接するシール手段にてシールし、自在シュートの
下端部は弾性シール材にてシールしているので、粉粒体
の粉砕及び供給、排出中に舞い上がった粉粒体が外部に
漏れ出したり、隙間や空間に堆積するようなことがな
い。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照しなが
ら説明する。なお、本実施例の粉砕機の基本構成は、図
2、図3に基づいて従来例で説明したものと同一の構成
であるため、共通する構成要素については同一の参照符
号を付して説明を省略し、本発明の要部である粉粒体の
供給部と排出部の構成を説明する。
【0016】前段装置34の排出部の下端面に、下すぼま
りのテーパ孔51aを有しかつ下端部に短寸の挿入筒部51
bとその周囲にシール溝51cが形成された上部シュート
51が、上端に設けられた接続フランジ51dにて取付けら
れている。この上部シュート51の下部外周には、球面軸
受53を保持した保持筒体52が螺合され、球面軸受53にて
自在シュート54の上端部が旋回自在に支持されている。
【0017】自在シュート54の上端部には、球面軸受53
に軸芯方向上方から係合する鍔54aが形成されるととも
にその上端面が球状シール面55に形成され、シール溝51
c内に弾性体57にて突出付勢されて配置されたシール部
材56が圧接されてシールされている。
【0018】自在シュート54の下端部は、蓋24の中央部
の貫通孔24a上に取付けられた受口部材58内に挿入され
ている。この自在シュート54の下端部外周には、受口部
材58の内周に装着され、押さえ部材59にて固定された弾
性シール材60が圧接外嵌されている。
【0019】以上の説明では前段装置34と粉砕容器20の
蓋24との間に配設される粉粒体の供給部のシュート構成
について説明したが、図1に示すように排出器11と下方
固定板14との間に配設された排出部のシュート構成もほ
ぼ同一の構成としている。尚、排出部においては、排出
器11の下部が上部シュートを構成しており、挿入筒部51
b、シール溝51cは排出器11の下端部に形成され、その
下端部外周に保持筒体52が螺合されている。
【0020】なお、図1中において、61は垂直軸5の下
端部に取付けられた偏芯回転に対するバランスウェイト
である。以上の構成によると、粉粒体の供給部におい
て、振動台8による粉砕容器20の偏芯回転振動に追従し
て自在シュート54の上端部が球面軸受53の中心回りに旋
回し、自在シュート54の下端部も受口部材58内で弾性シ
ール材60の弾性変形によって旋回することによって、こ
の粉砕容器20の偏芯回転振動中においても上部シュート
51から自在シュート54を通して、粉砕容器20に対して粉
粒体が供給される。また、粉砕されて粉粒体通過孔21か
ら排出器11に排出された粉粒体も、同様にこの排出器11
から自在シュート54を通して連通管15に向けて排出され
る。
【0021】また、自在シュート54の上端面が球状シー
ル面55に形成され、シール部材56が圧接してシールさ
れ、自在シュート54の下端部外周に弾性シール材60が圧
接外嵌してシールされているので、粉粒体の粉砕及び供
給、排出中に舞い上がった粉粒体が漏れ出すことはな
く、かつ粉粒体が堆積するような隙間や空間もなく、粉
粒体が内部で堆積するようなこともない。
【0022】さらに、自在シュート54の上端部は球面軸
受53にて旋回自在に支持し、この自在シュート54の下端
部は受口部材58に挿入して弾性シール材60を外嵌させた
シュート構成であるので、各構成部材に多少の寸法誤差
があっても円滑な動作が長期にわたって安定して確保さ
れる。
【0023】
【発明の効果】本発明の粉砕器用可動シュートによれ
ば、以上のように、粉砕容器の偏芯回転振動に追従して
上部シュートの下端部で球面軸受を介して自在シュート
が旋回し、自在シュートの下端部は弾性シール材の弾性
変形にて旋回することによって、この粉砕容器の偏芯回
転振動中においても上部シュートから自在シュートを通
して受口部材から粉砕容器に対して粉粒体を供給または
排出することができ、かつ球面シール受にて支持された
自在シュートの上端は球状シール面としてこれに接する
シール手段にてシールし、自在シュートの下端部は弾性
シール材にてシールしているので、粉粒体の粉砕及び供
給、排出中に舞い上がった粉粒体が外部に漏れ出した
り、隙間や空間に堆積するようなことがなく、さらに自
在シュートの上端部を球面軸受で支持し、下端部は受口
部材に挿入した構成であるので、構成部材に多少の寸法
誤差があっても長期にわたって円滑な動作が確保される
という効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉砕機用可動シュートの一実施例の縦
断面図である。
【図2】従来の粉砕機の縦断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【符号の説明】
11 排出器 20 粉砕容器 51 上部シュート 53 球面軸受 54 自在シュート 55 球状シール面 56 シール部材 58 受口部材 60 弾性シール材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏芯回転振動する粉砕容器を備えた粉砕
    機に対して粉粒体を垂直方向に落下供給または落下排出
    する可動シュートであって、上部に位置する上部シュー
    トと、上端部に上部シュートの下端部が挿入されるとと
    もにこの上端部が球面軸受にて旋回自在に支持され、下
    端部が下部に位置する受口部材内に挿入された自在シュ
    ートと、自在シュート上端の球状シール面に接するシー
    ル手段と、受口部材の内周と自在シュートの下端部外周
    との間に介装された弾性シール材とを備えたことを特徴
    とする粉砕機用可動シュート。
JP9088991A 1991-04-23 1991-04-23 粉砕機用可動シュート Expired - Lifetime JP2650798B2 (ja)

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JPH04322751A JPH04322751A (ja) 1992-11-12
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DE102009013214B3 (de) * 2009-03-17 2010-04-08 Wilhelm Niemann Gmbh & Co. Tauchmühle mit Mahlraumabdichtung
DE102014118909B4 (de) 2014-02-05 2016-12-29 Wilhelm Niemann GmbH & Co. KG Maschinenfabrik Tauchmühle mit Mahlraumabdichtung
EP4302883A1 (de) * 2022-07-04 2024-01-10 Binder + Co AG Siebvorrichtung
CN115682633B (zh) * 2022-09-27 2024-07-09 麻阳郅远生态农业开发有限公司 一种具有防结块功能的农业生产用肥料烘干装置

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