JP2650199B2 - 導波管一同軸線路変換器 - Google Patents
導波管一同軸線路変換器Info
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- JP2650199B2 JP2650199B2 JP1241812A JP24181289A JP2650199B2 JP 2650199 B2 JP2650199 B2 JP 2650199B2 JP 1241812 A JP1241812 A JP 1241812A JP 24181289 A JP24181289 A JP 24181289A JP 2650199 B2 JP2650199 B2 JP 2650199B2
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- Japan
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- waveguide
- coaxial line
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 ミリ波までの超高周波帯における導波管−同軸線路変
換器に関し、 広帯域良好な変換器特性を得ることを目的とし、 同軸線路の内導体を導波管の電界方向と平行に該導波
管内に突出せしめることにより該同軸線路および該導波
管の電力モードを相互に変換する超高周波帯の導波管−
同軸線路変換器において、変換した波を一方向に出力す
るための該導波管の短絡部を、該同軸線路の外導体を形
成する円筒状金属の外径よりも該円筒の半径方向で内側
に設けて構成し、前記変換器の筐体は前記同軸線路を収
納し前記導波管の管壁の一部を形成する第1の筐体部
と、該第1の筐体部と分離可能であり前記導波管短絡部
および該導波管の管壁の残りの部分を形成する第2の筐
体部とから構成する。
換器に関し、 広帯域良好な変換器特性を得ることを目的とし、 同軸線路の内導体を導波管の電界方向と平行に該導波
管内に突出せしめることにより該同軸線路および該導波
管の電力モードを相互に変換する超高周波帯の導波管−
同軸線路変換器において、変換した波を一方向に出力す
るための該導波管の短絡部を、該同軸線路の外導体を形
成する円筒状金属の外径よりも該円筒の半径方向で内側
に設けて構成し、前記変換器の筐体は前記同軸線路を収
納し前記導波管の管壁の一部を形成する第1の筐体部
と、該第1の筐体部と分離可能であり前記導波管短絡部
および該導波管の管壁の残りの部分を形成する第2の筐
体部とから構成する。
本発明は、ミリ波帯までの超高周波帯において、導波
管と同軸線路とを接続するための導波管−同軸線路変換
器に関する。
管と同軸線路とを接続するための導波管−同軸線路変換
器に関する。
導波管と同軸線路の接続は第2図に示す様な基本構造
を有する導波管−同軸線路変換器を介して行なわれる。
を有する導波管−同軸線路変換器を介して行なわれる。
金属性の筐体20内の方形の空間が導波管10を形成し、
内部導体16とその周囲の筐体20の円筒状の内壁とが同軸
線路を形成し、内部導体16は誘電体18によって筐体20内
に円筒状の内壁と同軸に保持されている。内部導体16の
先端部14は導波管10内の電界と結合するために矢印Eで
表わす電界方向と平行に導波管10内に突出している。一
方、導波管10の一端は突出部14へ電界を効率良く供給す
るために短絡され導波管短絡部12となっている。
内部導体16とその周囲の筐体20の円筒状の内壁とが同軸
線路を形成し、内部導体16は誘電体18によって筐体20内
に円筒状の内壁と同軸に保持されている。内部導体16の
先端部14は導波管10内の電界と結合するために矢印Eで
表わす電界方向と平行に導波管10内に突出している。一
方、導波管10の一端は突出部14へ電界を効率良く供給す
るために短絡され導波管短絡部12となっている。
第3図(a)はこの様な導波管−同軸線路変換器を1
対使用して、導波管の途中にMIC(マイクロ波ハイブリ
ッド集積回路)による増幅器を設けた例を表わしてお
り、(b)欄はその一方の接続部分の拡大図である。
対使用して、導波管の途中にMIC(マイクロ波ハイブリ
ッド集積回路)による増幅器を設けた例を表わしてお
り、(b)欄はその一方の接続部分の拡大図である。
MIC基板30は上部導体32と接地導体34と誘電体36とで
マイクロストリップ線路を形成しており、上部導体32内
には増幅器を構成するための素子がチップ状で含まれて
いる。超高周波帯においては、通常、各チップはチップ
毎にパッケージに封入されずにチップ状で取り扱われ、
基板周囲の空間38全体を封止する形がとられている。そ
のため、導波管との接続部には、ガラス充填物17と同軸
外導体15からなるガラス同軸端子が使用される。なお、
19は変換器としての帯域を拡げるためのインピーダンス
変換用金属からなるアダプタである。
マイクロストリップ線路を形成しており、上部導体32内
には増幅器を構成するための素子がチップ状で含まれて
いる。超高周波帯においては、通常、各チップはチップ
毎にパッケージに封入されずにチップ状で取り扱われ、
基板周囲の空間38全体を封止する形がとられている。そ
のため、導波管との接続部には、ガラス充填物17と同軸
外導体15からなるガラス同軸端子が使用される。なお、
19は変換器としての帯域を拡げるためのインピーダンス
変換用金属からなるアダプタである。
第3図に示す様な導波管−同軸線路変換器は、次の様
にして組み上げられる。筐体20はガラス充填物17および
同軸外導体15を収納可能な凹部と導波管10となる溝およ
び導波管短絡部12とが設けられた上部筐体22′と下部筐
体24′とに分けられている。そして、上部筐体22′にガ
ラス充填物17、同軸外導体15その他を収納し、その後下
部筐体24′を合わせて導波管10を形成する。
にして組み上げられる。筐体20はガラス充填物17および
同軸外導体15を収納可能な凹部と導波管10となる溝およ
び導波管短絡部12とが設けられた上部筐体22′と下部筐
体24′とに分けられている。そして、上部筐体22′にガ
ラス充填物17、同軸外導体15その他を収納し、その後下
部筐体24′を合わせて導波管10を形成する。
ところで、これら突出部分の中心と導波管短絡部12と
の距離は、取り扱う帯域の中心周波数に対応する波長を
λgとするとき、λg/4である場合が最良であり、マイ
クロ波帯においては実際その様に選ばれている。
の距離は、取り扱う帯域の中心周波数に対応する波長を
λgとするとき、λg/4である場合が最良であり、マイ
クロ波帯においては実際その様に選ばれている。
しかしながら、周波数が更に高くなったミリ波帯で
は、その様に選択すると例えば第3図の例において同軸
の端子の外導体15の外周よりも導波管短絡部12が内側に
来る場合も考えられる。
は、その様に選択すると例えば第3図の例において同軸
の端子の外導体15の外周よりも導波管短絡部12が内側に
来る場合も考えられる。
その場合には第3図に示した構造では同軸外導体15の
収納が不可能となる。次善の策として従来ではこの場
合、突出部分の中心と導波管短絡部12との距離を使用波
長の1/4の奇数倍、たとえば3/4・λgとすることが行な
われている。
収納が不可能となる。次善の策として従来ではこの場
合、突出部分の中心と導波管短絡部12との距離を使用波
長の1/4の奇数倍、たとえば3/4・λgとすることが行な
われている。
帯域特性の観点からは、前記の距離がλg/4である場
合が最も通過帯域幅が広く、3/4・λg等では広帯域特
性は望めない。
合が最も通過帯域幅が広く、3/4・λg等では広帯域特
性は望めない。
したがって本発明の目的は、ミリ波帯の様な超高周波
帯においても、広帯域で良好な変換器特性を有する導波
管−同軸線路変換器を提供することにある。
帯においても、広帯域で良好な変換器特性を有する導波
管−同軸線路変換器を提供することにある。
本発明は上記の目的に鑑みてなされたもので、その要
旨とするところは、同軸線路の内導体を導波管の電界方
向と平行に該導波管内に突出せしめることにより該同軸
線路および該導波管の電力モードを相互に変換する超高
周波帯の導波管−同軸線路変換器において、変換した波
を一方向に出力するための該導波管の短絡部を、該同軸
線路の外導体を形成する円筒状金属の外径よりも該円筒
の半径方向で内側に設けたことを特徴とするものであ
る。
旨とするところは、同軸線路の内導体を導波管の電界方
向と平行に該導波管内に突出せしめることにより該同軸
線路および該導波管の電力モードを相互に変換する超高
周波帯の導波管−同軸線路変換器において、変換した波
を一方向に出力するための該導波管の短絡部を、該同軸
線路の外導体を形成する円筒状金属の外径よりも該円筒
の半径方向で内側に設けたことを特徴とするものであ
る。
また、前記変換器の筐体は前記同軸線路を収納し前記
導波管の管壁の一部を形成する第1の筐体部と、該第1
の筐体部と分離可能であり前記導波管短絡部および該導
波管の管壁の残りの部分を形成する第2の筐体部とから
なることが好適である。
導波管の管壁の一部を形成する第1の筐体部と、該第1
の筐体部と分離可能であり前記導波管短絡部および該導
波管の管壁の残りの部分を形成する第2の筐体部とから
なることが好適である。
前述の構成とすることで、同軸線路の内導体の中心と
導波管短絡部との距離を、ミリ波帯においてもλg/4に
対することが可能となり、広帯域で良好な変換器特性が
得られる。
導波管短絡部との距離を、ミリ波帯においてもλg/4に
対することが可能となり、広帯域で良好な変換器特性が
得られる。
第1図は本発明の一実施例を表わす図である。第3図
と同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その説
明を省略する。
と同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その説
明を省略する。
下部筐体24には導波管10の管壁の一部および導波管短
絡部12を形成するための溝25が設けられている。上部筐
体22には下部筐体24全体を受け入れてその一部が導波管
10の管壁の残りの部分を形成するための切り欠き27が設
けられ、さらにガラス充填物17および同軸外導体15を受
け入れるための溝23が設けられている。
絡部12を形成するための溝25が設けられている。上部筐
体22には下部筐体24全体を受け入れてその一部が導波管
10の管壁の残りの部分を形成するための切り欠き27が設
けられ、さらにガラス充填物17および同軸外導体15を受
け入れるための溝23が設けられている。
以上述べてきたように本発明によれば、導波管短絡部
を含む筐体と同軸端子を取付ける筐体とを分離し、かつ
接続した時に、導波管短絡部が同軸端子の外導体より内
側に入る構造とすることでミリ波のような超高周波帯で
も広帯域で良好な変換器特性が得られる。
を含む筐体と同軸端子を取付ける筐体とを分離し、かつ
接続した時に、導波管短絡部が同軸端子の外導体より内
側に入る構造とすることでミリ波のような超高周波帯で
も広帯域で良好な変換器特性が得られる。
第1図は本発明の一実施例を表わす図、 第2図は導波管−同軸線路の基本的な構成を表わす図、 第3図は従来の導波管−同軸線路変換器の一例を表わす
図。 図において、 10……導波管、12……導波管短絡部、 15……同軸外導体、16……内部導体、 17……ガラス充填物、19……アダプタ、 20……筐体、22……上部筐体、 24……下部筐体。
図。 図において、 10……導波管、12……導波管短絡部、 15……同軸外導体、16……内部導体、 17……ガラス充填物、19……アダプタ、 20……筐体、22……上部筐体、 24……下部筐体。
Claims (1)
- 【請求項1】同軸線路の内導体(16,19)を導波管(1
0)の電界方向と平行に該導波管(10)内に突出せしめ
ることにより該同軸線路および該導波管(10)の電力モ
ードを相互に変換する超高周波帯の導波管−同軸線路変
換器であって、同軸線路の外導体(15)が導波管(10)
の管壁側からのみ挿入可能なものにおいて、 変換した波を一方向に出力するための該導波管の短絡部
(12)を、該同軸線路の外導体(15)を形成する円筒状
金属の外径よりも該円筒の半径方向で内側に設け、 前記変換器の筐体(20)は、前記同軸線路を収納し前記
導波管の管壁の一部を形成する第1の筐体部(22)と、
該第1の筐体部(22)と分離可能であり前記導波管短絡
部(12)および該導波管(10)の管壁の残りの部分を形
成する第2の筐体部(24)とからなることを特徴とする
導波管−同軸線路変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241812A JP2650199B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 導波管一同軸線路変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241812A JP2650199B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 導波管一同軸線路変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03106101A JPH03106101A (ja) | 1991-05-02 |
JP2650199B2 true JP2650199B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=17079869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1241812A Expired - Lifetime JP2650199B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 導波管一同軸線路変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2650199B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102044733A (zh) * | 2009-10-23 | 2011-05-04 | 西安金波科技有限责任公司 | 气密封波导同轴毫米波转接器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100435590B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2004-06-09 | 기아자동차주식회사 | 캠 샤프트 풀리 고정 장치 |
KR100461454B1 (ko) * | 2002-08-09 | 2004-12-14 | 현대자동차주식회사 | 타이밍 체인의 조립구조와 지그 및 조립방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0644684B2 (ja) * | 1987-03-03 | 1994-06-08 | 日本電気株式会社 | 同軸導波管変換器 |
JPH0230609U (ja) * | 1988-08-18 | 1990-02-27 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1241812A patent/JP2650199B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102044733A (zh) * | 2009-10-23 | 2011-05-04 | 西安金波科技有限责任公司 | 气密封波导同轴毫米波转接器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03106101A (ja) | 1991-05-02 |
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