JP2649889B2 - 遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造 - Google Patents

遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造

Info

Publication number
JP2649889B2
JP2649889B2 JP5148483A JP14848393A JP2649889B2 JP 2649889 B2 JP2649889 B2 JP 2649889B2 JP 5148483 A JP5148483 A JP 5148483A JP 14848393 A JP14848393 A JP 14848393A JP 2649889 B2 JP2649889 B2 JP 2649889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
radiation tube
tube
far
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5148483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06337169A (ja
Inventor
茂信 徳永
保定 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP5148483A priority Critical patent/JP2649889B2/ja
Publication of JPH06337169A publication Critical patent/JPH06337169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2649889B2 publication Critical patent/JP2649889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas Burners (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼筒に接続させたバ
ーナーを燃焼させることにより得られる加熱空気を放射
管に導き放射管表面を加熱することにより遠赤外線を輻
射するように構成された遠赤外線輻射型ヒータにおける
放射管の構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来知られている遠赤外線ヒータの放射管
の構造としては、放射面積を増加するために放射管を複
数回折り返したり、水平の放射管同士を同径でU字状の
ダクトパイプで連結させることにより蛇行させる方式が
取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる従
来の遠赤外線輻射型のヒータの場合は、燃焼通路を折り
曲げるためにU字状の放射管そのもの又はダクトパイプ
を用いているが、いずれも熱輻射させる放射管と同径の
もので構成されているために燃焼空気の流速は変わら
ず、当該屈曲部も均等に加熱されることになる。その結
果燃焼通路の屈曲部分で熱を奪われてしまい放射管の末
端部では著しく温度が下がってしまうという不都合があ
る。また同径の放射管又はダクトパイプで蛇行させるよ
うに構成しているために、必然的にパイプの径によりカ
ーブのアールが決定されてしまい、放射管を蛇行させれ
ばさせるほど放射部の面積が大きくなるという不都合が
ある。そこで本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑みな
されたもので、放射部の面積を広くする必要がなく、屈
曲部で熱エネルギーがあまり吸収されなく燃焼ガスの流
れを阻害することない放射管の構造を提供すると共に放
射管の放射面積を広くするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、燃焼
筒で加熱された空気をその下流方向に接続した放射管で
受けて放射面を加熱させ、該放射面から遠赤外線を輻射
するように構成された遠赤外線輻射型ヒータにおいて、
前記放射管が円周方向に褶曲条を有する円筒体と該円筒
体の両端の開口を閉塞する中央に流入口又は流出口があ
けられた蓋体と、前記放射管を形成する円筒体褶曲条の
内側突出部と当接するように複数接合した円形のバッフ
ルとからなり、前記放射管の円筒体の横断面積とバッフ
ルの面積の差が蓋体に設けた流入口又は流出口の断面積
とほぼ同等の広さとなるよう構成すると共に前記蓋体の
流入口を介して燃焼筒と直列に連通させた遠赤外線輻射
型ヒータにおける放射管の構造である。
【0005】請求項2の発明は、前記バッフルを放射管
内で等間隔に接合したこと遠赤外線輻射型ヒータにおけ
る放射管の構造である。
【0006】請求項3の発明は、前記バッフルを下流に
向けて間隔が狭まるように接合した遠赤外線輻射型ヒー
タにおける放射管の構造である。
【0007】
【作用】本発明にかかる放射管の構造では、燃焼筒又は
他の放射管との接続を蓋体に設けた流入口又は流出口を
介して接続するように構成していること及び円筒体の横
断面積とバッフルの面積の差が蓋体に設けた流入口又は
流出口の断面積とほぼ同等としている関係で、燃焼ガス
の流れを阻害しない範囲で放射管内で燃焼空気の流速は
減速すると共に燃焼ガスの流れを内壁面に沿ったものと
することにより放射管を十分に加熱することになる。さ
らに放射管を構成する円筒体の円周方向に褶曲条を設け
ている関係から、放射面の面積を褶曲状の長さ分だけ広
く利用することになる。さらに内部にバッフルを複数接
合していることから放射管に流入した空気の流速は極端
に遅くなると共に放射管の褶曲状内周壁付近を通過する
ことになる。また、円筒体に褶曲条を設けている関係か
ら放射面が加熱されても、放射管が折れにくく、強度的
に強いものとなる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を図示された実施例に従って詳
細に説明する。図1において1は、遠赤外線輻射型ヒー
タの燃焼筒であり、該燃焼筒1には液体燃料噴出方式の
バーナー2が接続されており、燃焼筒内で燃焼が行われ
る。3は、燃焼筒1と本発明にかかる放射管4とを直列
に連結するためのU字状のダクトパイプであり、該ダク
トパイプ3の径は、燃焼筒1及び放射管4の径よりも小
径(半分以下)のものからなる。
【0009】放射管4は、図1の実施例のものでは24
個の褶曲条を有する波板を丸め両端の褶曲条を重ね合わ
せ側面円周上に23個の褶曲条を有する円筒体5を作成
し、該円筒体5の両端にできた開口を外周縁にフランジ
6が形成され、中央に空気流入口又は流出口7が形成さ
れた円形の蓋体8,8で挾持するように構成したものか
らなり、本実施例では図2に示すように蓋体8と円筒体
5とはグラスウールのパッキン9を介して連結されてい
る。
【0010】また図2の実施例に示すように蓋体8に
は、プレス加工等によりその中央部にフランジと同方向
に突出させた円形の突出部10を設けており、該突出部10
とフランジ6との間に波板を折り曲げてなる円筒体5の
内外褶曲条が当接するように構成されている。尚、本実
施例では波板を折り曲げて円筒体5を作成するように構
成したが、これに限定されるものではなく、金属チュー
ブをバルジ加工等により側面の円周方向に褶曲条ができ
るように作成したものを用いても良い。
【0011】次に図3、図4に示すものは、放射管4を
形成する円筒体5の内部に蓋体8と平行に円形のバッフ
ル12を放射管4の内側褶曲条と当接するように等間隔に
複数枚接続したもので、本実施例ではバッフル12と波板
との当接部をスポット溶接等により接合している。図5
に示すものは放射管4内に接続するバッフル12を上流か
ら下流に向けて徐々に間隔が狭まるように構成したもの
である。
【0012】試験例 波高が15mmでピッチが41mmで、長さ1mの波板を折
り曲げて側面に23山の褶曲条を有する円筒体5を作成
した。該円筒体5の内径は180mmであり、外径は210mmで
あった。また円筒体5内には直径 180mmの円形バッフル
12を接合し、円形バッフル12と円筒体5で形成される放
射管5内の有効断面積を測定したところほぼ半径72mmの
管と略同等の断面積を有することが判明した。また放射
管の放射表面積は、従来技術における放射管の直径を 1
80mmとしたときよりも7割程度アップした。また強度的
にも、円筒体5の強度は抜群の強さを発揮した。
【0013】以上述べた構成において、本実施例にかか
る装置では、燃焼筒において加熱された燃焼空気は、ダ
クトパイプ3を介して放射管4に導かれ放射管4を構成
する円筒体5を加熱し、該円筒体5から遠赤外線が輻射
される。第1実施例の放射管では、ダクトパイプ3の径
に比較して放射管4の径を広く設定してあるので、放射
管4を流れる空気の流速は、ダクトパイプ3を流れる空
気の流速よりも極端に遅くなり、放射管4はダクトパイ
プ3に比較して加熱されることになる。さらに放射管4
の側面に褶曲条が設けられているので、該放射管4の放
射面積は極端に広がり、該放射部から外部に対して輻射
熱が放出される。
【0014】次に第2実施例の放射管4内に複数のバッ
フル12を接続したものでは、バッフル12と波板の褶曲条
とで空気通路を仕切っている関係から、褶曲条を有する
円筒体5内にバッフル12と同一径からなる円筒体を挿入
したように、放射管4内を流れる空気の流れは円筒体5
内周壁に沿った流れとなり、円筒体5の中心部に比較し
てその外周部がより強く加熱されることになる。
【0015】図5に示す実施例のものは、放射管4内を
流れる空気が、円筒体5との熱交換により熱エネルギー
が減少していくことを考慮したもので、放射管4内を流
れる空気は、最初はバッフル12間の間隔が長いために放
射管の中心部まで流れ込むが、下流に行くに従ってバッ
フル12の間隔の狭めることにより燃焼空気の流れをより
内壁面に沿ったものとなり、燃焼空気の持つ熱エネルギ
ーが減少しても放熱面の加熱温度を維持することができ
る。
【0016】
【効果】以上述べたように本発明にかかる放射管の構造
は、放射面に褶曲条を設けているので、放射面積を従来
のものに比して広くすることができる。また円周方向に
褶曲条を有するように構成していることから、通常の円
筒形状のものに比較して強度的に優れている。さらに、
褶曲条を構成する円筒体内部に円形のバッフルを設置す
ると共にバッフルろ放射管の内壁面とで作成される断面
積がを流入口と略同等としたものでは、燃焼ガスの流れ
を阻害することなく燃焼空気の流れを内壁面に沿った流
れとすることができるので、熱エネルギーを効率よく遠
赤外線輻射のエネルギーに変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかる放射管の一部透
視斜視図である。
【図2】 円筒体と蓋体の接続関係を示す部分断面図で
ある。
【図3】 本発明の第2実施例にかかる放射管の一部透
視斜視図である。
【図4】 第2実施例の放射管の概略断面図である。
【図5】 第3実施例の放射管の概略断面図である。
【符号の説明】
1 燃焼筒 2 バーナー 3 ダクトパイプ 4 放射管 5 円筒体 6 フランジ 7 流入口 8 蓋体 9 パッキン 10 突出部 12 バッフル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼筒で加熱された空気をその下流方向
    に接続した放射管で受けて放射面を加熱させ、該放射面
    から遠赤外線を輻射するように構成された遠赤外線輻射
    型ヒータにおいて、前記放射管が円周方向に褶曲条を有
    する円筒体と該円筒体の両端の開口を閉塞する中央に流
    入口又は流出口があけられた蓋体と、前記放射管を形成
    する円筒体褶曲条の内側突出部と当接するように複数接
    合した円形のバッフルとからなり、前記放射管の円筒体
    の横断面積とバッフルの面積の差が蓋体に設けた流入口
    又は流出口の断面積とほぼ同等の広さとなるよう構成す
    ると共に前記蓋体の流入口を介して燃焼筒と直列に連通
    させたことを特徴とする遠赤外線輻射型ヒータにおける
    放射管の構造。
  2. 【請求項2】 前記バッフルを放射管内で等間隔に接合
    したことを特徴とする請求項1記載の遠赤外線輻射型ヒ
    ータにおける放射管の構造。
  3. 【請求項3】 前記バッフルを下流に向けて間隔が狭ま
    るように接合したことを特徴とする請求項2記載の遠赤
    外線輻射型ヒータにおける放射管の構造。
JP5148483A 1993-05-27 1993-05-27 遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造 Expired - Fee Related JP2649889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148483A JP2649889B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148483A JP2649889B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06337169A JPH06337169A (ja) 1994-12-06
JP2649889B2 true JP2649889B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=15453773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5148483A Expired - Fee Related JP2649889B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2649889B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4948259U (ja) * 1972-07-31 1974-04-26
JPS4995555U (ja) * 1972-12-08 1974-08-17
JPS5430206Y2 (ja) * 1974-12-11 1979-09-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06337169A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4589374A (en) Spiral corrugated corrosion resistant heat exchanger
US6109254A (en) Clamshell heat exchanger for a furnace or unit heater
US9194605B2 (en) Heat exchanger
US4730600A (en) Condensing furnace
JPS6199099A (ja) 乱流化装置及びこれを用いた熱交換器
KR20140047040A (ko) 열교환기 및 생산 과정
WO2014116805A2 (en) Heat exchanger having a compact design
US4867673A (en) Condensing furnace
US5505255A (en) Heat exchanger for arrangement behind the combustion chamber of a heating boiler
JP2649889B2 (ja) 遠赤外線輻射型ヒータにおける放射管の構造
EP0354188B1 (en) Pulse combuster and process
RU2134802C1 (ru) Катализатор для каталитической обработки выхлопного газа
RU2386905C1 (ru) Теплогенератор
US5207212A (en) Submersible high-efficiency combustion chamber for a water heater
US3364902A (en) Coiled tube fluid heater
JP2003531331A (ja) 内燃機関の排気ガスシステム
FR2148085B1 (ja)
JPH11159978A (ja) 加熱器用熱交換器
JP2694894B2 (ja) 熱交換器
US5033450A (en) Radiant heater
EP4160132B1 (en) Tube winding of a gas condensation heat exchange cell for a boiler
US11754318B2 (en) Baffles for thermal transfer devices
JPS6030670Y2 (ja) 燃焼装置
TWI686581B (zh) 連續螺旋擋板熱交換器
KR200197967Y1 (ko) 원적외선 방사난로

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees