JP2648096B2 - 常圧cvd装置 - Google Patents

常圧cvd装置

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JP2648096B2
JP2648096B2 JP17061494A JP17061494A JP2648096B2 JP 2648096 B2 JP2648096 B2 JP 2648096B2 JP 17061494 A JP17061494 A JP 17061494A JP 17061494 A JP17061494 A JP 17061494A JP 2648096 B2 JP2648096 B2 JP 2648096B2
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佐藤  明
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NEC Yamagata Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気圧下のもとで半導
体基板であるウェーハに反応ガスを吹き付けウェーハ面
に成膜を施す常圧CVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の一例を示す常圧CVD装置
の斜視図である。従来、この種の常圧CVD装置は、図
3に示すように、ウェーハ15を載置する複数のトレー
9と、これらトレー9を一方向に連結されたリンク4a
の積載治具に並べ載置しスプロケット4bの回転により
矢印の方向に移動するチェーンコンベア4と、トレー9
上のウェーハ15を加熱するランプヒータ8と、ウェー
ハ15の表面に反応ガスを吹き付ける3個のディスパー
ションヘッド5a,5b,5cで構成されるユニット5
とを備えていた。
【0003】この常圧CVD装置は、一定枚数の処理を
行うとディスパージョンヘッド5a,5b,5cに反応
生成物が付着するため定期的にディスパーションヘッド
5a,5b,5cの下面を清掃する必要があった。
【0004】これには常圧CVD装置を一時停止し、デ
ィスパージョンヘッド5a,5b,5cを一体化させた
ユニットを排気管7およびガス導入管6の可撓範囲まで
持ち上げディスパーションヘッド5a,5b,5cの下
面を清掃し易いように露呈させ、真空掃除機等でディス
パージョンヘッド5a,5b,5cの下面に付着した反
応生成物を吸引して除去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の常圧C
VD装置では、ディスパージョンヘッドに付着した反応
生成物を除去するための装置の停止時間が稼働率を著し
く低下させるという問題がある。また、他の装置例で
は、清掃済みのディスパージョンヘッドのユニットを複
数準備し、これらに交換して使用するという方法もあ
る。しかしながら、配管の取外し取付けやディスパーシ
ョンヘッドとウェーハ面とのギャップ調整など多数の工
数を浪費するばかりか装置の稼働率の低下を避けること
ができない。
【0006】また、ディスパージョンヘッドに長い時間
を経て堆積した反応生成物は単に吸引するという方法で
は除去することが困難でいたずらに時間を浪費するだけ
であった。
【0007】従って、本発明の目的は、定期的に清掃を
必要とすることなく長時間装置を運転できる稼働率の高
い常圧CVD装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板であるウェーハを乗せるトレイと、該ウェーハを加
熱する手段と、前記ウェーハに反応ガスを吹き付ける複
数のディスパージョンヘッドを並べ構成されるユニット
と、複数の移動部材を連結し形成される帯状部材とこの
帯状部材を一方向に送る駆動輪とで構成されるとともに
前記トレイをそれぞれの該移動部材に乗せるコンベアと
を備える常圧CVD装置において、前記コンベアの走行
方向上の所定の間隔に介在する複数の前記トレイの所定
数を取去ってなる空間部内に前記ディスパーションヘッ
ドの下面に開口を向けて配置するとともに前記コンベア
の走行方向に平行に伸び両側に取付けられる摺動板を有
するダクトと、前記コンベアの前記空間部における両側
の前記移動部材にピンを介して回転自在に取付けられる
レバーと、このレバーの一端に取付けられる回転ブラシ
と、前記レバーの他端に取付けられる摺動部材と、前記
ダクトを押し上げて前記レバーの前記摺動部材を前記摺
動板に当接させ前記コンベアの走行に伴なって摺動させ
るとともに前記レバーを前記ピンの廻り回転させ前記回
転ブラシを前記ディスパーションヘッドの下面と接触さ
せる押上げ機構と、前記ダクトの排気口と接続される真
空ポンプとを備える常圧CVD装置である。また、前記
ダクト内に電荷を帯びる集塵電極板を備えることが望ま
しい。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1(a)および(b)は本発明の常圧C
VD装置の一実施例における主要部を示す断面図および
側面図である。この常圧CVD装置は、図1に示すよう
に、チェーンコンベア4の走行方向上の所定の間隔に介
在する複数のトレイ9の所定数を取去ってなる空間部1
6内にディスパーションヘッド5a,5b,5cの下面
に開口を向けて配置するとともに矢印Aで示すコンベア
の走行方向に平行に伸び両側に取付けられる摺動板3b
を有するダクト1と、チェーンコンベア4の空間部16
における両側のリンク4aにピン11を介して回転自在
に取付けられるレバー3と、このレバー3の一端に取付
けられる回転ブラシ2と、レバー3の他端に取付けられ
るカムフロア3aと、ダクト1を押し上げてレバー3の
カムフロア3aを摺動板3bに当接させチェーンコンベ
ア4の走行に伴なって摺動させるとともにレバー3をピ
ン11の廻り回転させ回転ブラシ2をディスパーション
ヘッド5a,5b,5cの下面と接触させる昇降機12
と、ダクト1の排気口と接続される真空ポンプ(図示せ
ず)とを備えている。
【0011】また、ダクト1の開口の幅はリンク4a間
の幅と同程度にし長さはユニット5の長さより稍大きめ
にする。さらに、トレー9が取除かれたチェーンコンベ
ア4の空間部16の長さLは少なくともダクト1の長さ
の略2倍程度必要である。一方、ダクト1の内部には、
高圧電源の電圧印加により電荷が帯びされた集塵電極板
14が設けられている。すなわち、この集塵電極板14
は真空ポンプで排出できない程度の微小な粒子がダクト
1外に浮遊して前後にあるトレー9のウェーハ15を汚
染しないように粒子を吸着するために設けている。
【0012】次に、この常圧CVD装置の動作を説明す
る。まず、チエーンコンベアを走行させウェーハ15を
載置したトレー9をリンク4aに順次に乗せる。そして
ランプヒータでウェーハ15を加熱し、ディスパーショ
ンヘッド5a,5b,5cで反応ガスを吹き付けウェー
ハに成膜する。そして、トレー9の所定数がディスパー
ションヘッド5a,5b,5cを通過したことをカウン
タが計数したら、トレー積載装置がトレー9の積載を休
止する。そして、リンク4a上に積載されていない状態
であるチェーンコンベア4の空間部16が所定の長さに
なったら再びトレー積載装置がウェーハ15を載置した
トレー9の積載を開始する。
【0013】次に、チェーンコンベア4の走行によりト
レーを取除いてなるチェーンコンベアの空間部16がラ
ンプヒータ室内に入るとランプヒータが消灯する。そし
て、ウェーハ15を乗せた最後のトレー9がディスパー
ションヘッドを通過しチェーンコンベア4の空間部16
がダクト1の開口にさしかかるとディスパージョンヘッ
ド5a,5b,5cの反応ガスの吹付け排気を停止す
る。
【0014】次に、チェーンコンベア4の空間部16が
ダクト1の開口を包む位置に到達したら、図1(b)に
示すように、昇降機12のプランジャが上昇し、ダクト
1は案内部13に案内され上昇し、摺動板3bをカムフ
ロア3aに当接しレバー3をピン11を支点として回転
させる。このレバー3の回転により回転ブラシ2はディ
スパージョンヘッド5aの下面に押し付けられる。そし
て、チェーンコンベア4の走行に伴なってカムフロア3
aは摺動板3b上を回転しながら走行し回転ブラシ2は
チェーンコンベア4の走行に伴ないディスパージョンヘ
ッド5aから5cまで回転しながら移動し反応生成物を
削り取る。
【0015】ここで、回転ブラシ2の回転軸には同軸に
トルクリミッタ10が取付けられているので、ある程度
の摩擦抵抗がないと回転しないようになっている。従っ
て、装置を稼働する前に、昇降機12による押圧力に応
じて回転ブラシ2が円滑に回転し被着物が削り取れるよ
うに回転トルクを調整することが必要である。
【0016】次に、チェーンコンベア4の走行に伴ない
回転ブラシ2がディスパーションヘッド5cを乗り超え
ると、昇降機12のプランジャが下降し真空ポンプの動
作が停止し研削粉の吸引を停止する。そして、ダクト1
は、図1(a)に示すように、コンベア4内の底部に下
降し、レバー3はピン11を支点として回転しストッパ
3cにより停止される。そして、このレバー3の動作に
より回転ブラシ2は下降してリンク4a間に停留しカム
フロア3aは摺動板3bからhだけ離間した位置に留ま
る。
【0017】さらに、チェーンコンベア4の走行により
前段のトレー9がランプヒータ室に入ると、ランプが点
灯しトレー9のウェーハ15をウェーハを加熱する。そ
して、加熱されたウェーハ15はチェーンコンベア4の
走行によりディスパーションヘッド5a下に到達する
と、反応ガスが吹き付けられウェーハ15の表面に成膜
が施される。そして、所定数のウェーハを処理した後、
再びトレー9が取除かれてなるチェーンコンベア4の空
間部16がディスパージョンヘッドの下部に位置させら
れると、前述の動作を繰返してディスパージョンヘッド
のクリーニングが行なわれる。
【0018】このように成膜とクリーニングを繰返して
連続して運転するので、成膜時にディスパージョンヘッ
ドに被着する反応ガス生成膜は初期に生成される膜と同
しように薄くしかも剥離し易いので容易に除去できる。
また、成膜時のチェーンコンベアの走行速度とクリーニ
ング時の走行速度とほぼ同じことから、成膜条件を変え
て再設定する必要がなく成膜とクリーニングを連続して
行なえる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスパ
ージョンヘッドの下部を走行するコンベア上に並べられ
た多数のウェーハ載置用のトレーの複数個を取り除き空
間部を形成し、この空間部にディスパーションヘッドの
下面を研磨する回転ブラシをコンベアの両側にある移動
リンクに差し渡して設け、この空間部の下方に研磨屑を
排出する吸引ダクトを配設し、コンベアの走行に伴なっ
て回転ブラシをディスパーションヘッドの下面に押し付
け研磨し発生した研磨屑を吸引ダクトで排出することに
よって、成膜およびクリーニングが装置を停止すること
なく連続的に行なえるので、装置の稼働率を向上できる
という効果がある。
【0020】また、チェーンコンベアの一巡毎に自動的
にディスパージョンヘッドユニットをクリーニングする
ことにより、反応生成物の堆積が薄く剥れ易いので反応
生成物を完全に除去でき定期的なクリーニングが不要と
なり、それに要する工数が大幅に削減できるとい効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の常圧CVD装置の一実施例における主
要部を示す断面図および側面図である。
【図2】従来の一例を示す常圧CVD装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ダクト 2 回転ブラシ 3 レバー 3a カムフロア 3b 摺動板 3c ストッパ 4 チェーンコンベア 4a リンク 4b スプロケット 5 ユニット 5a,5b,5c ディスパーションヘッド 6 ガス導入管 7 排気管 8 ランプヒータ 9 トレー 10 トルクリミッタ 11 ピン 12 昇降機 13 案内部 14 集塵電極板 15 ウェーハ 16 空間部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板であるウェーハを乗せるトレ
    イと、該ウェーハを加熱する手段と、前記ウェーハに反
    応ガスを吹き付ける複数のディスパージョンヘッドを並
    べ構成されるユニットと、複数の移動部材を連結し形成
    される帯状部材とこの帯状部材を一方向に送る駆動輪と
    で構成されるとともに前記トレイをそれぞれの該移動部
    材に乗せるコンベアとを備える常圧CVD装置におい
    て、前記コンベアの走行方向上の所定の間隔に介在する
    複数の前記トレイの所定数を取去ってなる空間部内に前
    記ディスパーションヘッドの下面に開口を向けて配置す
    るとともに前記コンベアの走行方向に平行に伸び両側に
    取付けられる摺動板を有するダクトと、前記コンベアの
    前記空間部における両側の前記移動部材にピンを介して
    回転自在に取付けられるレバーと、このレバーの一端に
    取付けられる回転ブラシと、前記レバーの他端に取付け
    られる摺動部材と、前記ダクトを押し上げて前記レバー
    の前記摺動部材を前記摺動板に当接させ前記コンベアの
    走行に伴なって摺動させるとともに前記レバーを前記ピ
    ンの廻り回転させ前記回転ブラシを前記ディスパーショ
    ンヘッドの下面と接触させる押上げ機構と、前記ダクト
    の排気口と接続される真空ポンプとを備えることを特徴
    とする常圧CVD装置。
  2. 【請求項2】 前記ダクト内に配設され電荷を帯びる集
    塵電極板を備えることを特徴とする請求項1記載の常圧
    CVD装置。
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US9950404B1 (en) * 2012-03-29 2018-04-24 Alta Devices, Inc. High throughput polishing system for workpieces

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