JP2646344B2 - 生コン工場スラッジ水の濃度調整方法とその装置 - Google Patents
生コン工場スラッジ水の濃度調整方法とその装置Info
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- JP2646344B2 JP2646344B2 JP14505995A JP14505995A JP2646344B2 JP 2646344 B2 JP2646344 B2 JP 2646344B2 JP 14505995 A JP14505995 A JP 14505995A JP 14505995 A JP14505995 A JP 14505995A JP 2646344 B2 JP2646344 B2 JP 2646344B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生コン工場での公害発
生源として問題となっているスラッジ水を、練り水とし
て使用出来る濃度に自動的に調整変化させる方法と、そ
の装置に関するものである。
生源として問題となっているスラッジ水を、練り水とし
て使用出来る濃度に自動的に調整変化させる方法と、そ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として特開昭53−
80414号公報に開示されるものや、実公昭59−2
5467号公報に開示されるものなど、種々の装置が提
案されている。
80414号公報に開示されるものや、実公昭59−2
5467号公報に開示されるものなど、種々の装置が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、上記の
先行技術に見られるように、スラッジ水の量と濃度調整
用の上澄水(又は清水)をスラッジ水に添加後の量を計
量する2つの計量装置を使用するものであるため、装置
が高価になるばかりでなく設置スペースを要するもので
あった。
先行技術に見られるように、スラッジ水の量と濃度調整
用の上澄水(又は清水)をスラッジ水に添加後の量を計
量する2つの計量装置を使用するものであるため、装置
が高価になるばかりでなく設置スペースを要するもので
あった。
【0004】そこで本発明は、質量計量槽が1つで済
み、装置を安価にしかも設置スペースが少くて済むスラ
ッジ水の再利用システムを提供しようとするものであ
る。
み、装置を安価にしかも設置スペースが少くて済むスラ
ッジ水の再利用システムを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するらめになされたもので、第1の発明は練り水に
含まれるスラッジ水濃度が2%以下の場合は、配合修正
しなくとも使用する事が可能であるという点に着目し、
先ずスラッジ水とうすめ水としての清水を低濃度スラッ
ジ水槽へ供給して低濃度化し、次にその低濃度化したス
ラッジ水を質量計量槽に供給してその質量から濃度を測
定してから前記低濃度スラッジ水槽に戻し、前記測定濃
度が設定%以下の場合はそのまゝ、設定%を超える場合
は、設定%以下になるよう更にうすめ用清水を適量添加
することを特徴とする生コン工場スラッジ水の濃度調整
方法である。
解決するらめになされたもので、第1の発明は練り水に
含まれるスラッジ水濃度が2%以下の場合は、配合修正
しなくとも使用する事が可能であるという点に着目し、
先ずスラッジ水とうすめ水としての清水を低濃度スラッ
ジ水槽へ供給して低濃度化し、次にその低濃度化したス
ラッジ水を質量計量槽に供給してその質量から濃度を測
定してから前記低濃度スラッジ水槽に戻し、前記測定濃
度が設定%以下の場合はそのまゝ、設定%を超える場合
は、設定%以下になるよう更にうすめ用清水を適量添加
することを特徴とする生コン工場スラッジ水の濃度調整
方法である。
【0006】第2の発明は、第1の発明のスラッジ水の
濃度調整方法において、低濃度化したスラッジ水の濃度
が設定%以上の場合、清水で質量計量槽を清掃してその
清水を低濃度スラッジ槽へ払い出した後、低濃度スラッ
ジ水槽のスラッジ水を再び質量計量槽に供給して濃度を
測定し、且つうすめ水を添加する操作を繰り返えすこと
を特徴とする生コン工場スラッジ水の濃度調整方法であ
る。
濃度調整方法において、低濃度化したスラッジ水の濃度
が設定%以上の場合、清水で質量計量槽を清掃してその
清水を低濃度スラッジ槽へ払い出した後、低濃度スラッ
ジ水槽のスラッジ水を再び質量計量槽に供給して濃度を
測定し、且つうすめ水を添加する操作を繰り返えすこと
を特徴とする生コン工場スラッジ水の濃度調整方法であ
る。
【0007】第3の発明は、第1の発明を実施するため
のもので、生コン工場スラッジ水を貯える高濃度スラッ
ジ水槽と、低濃度化したスラッジ水を貯える1次及び2
次定量センサを備えた低濃度スラッジ水槽と、清水と貯
える清水槽と、清水又は低濃度化したスラッジ水の質量
を測定する質量計量槽と、前記高濃度スラッジ水槽中の
高濃度スラッジ水を低濃度スラッジ水槽へ供給する第1
の給水手段と、清水槽中の清水を低濃度スラッジ水槽へ
供給する第2の給水手段と、低濃度スラッジ水槽中の低
濃度スラッジ水を前記質量計量槽へ供給する第3の給水
手段と、前記質量計量器中のスラッジ水を低濃度スラッ
ジ水槽へ供給する第4の給水手段と、重量計量器中のス
ラッジ水の濃度が設定%以上の場合に清水槽から低濃度
スラッジ水槽へ清水を供給する第5の給水手段と、清水
槽中の清水を質量計量槽へ供給する第6の給水手段と、
低濃度スラッジ水槽中のスラッジ水をバッチャープラン
トへ給水する第7の給水手段と、前記給水手段を制御す
る制御装置を具備したことを特徴とする生コン工場スラ
ッジ水の濃度調整装置である。
のもので、生コン工場スラッジ水を貯える高濃度スラッ
ジ水槽と、低濃度化したスラッジ水を貯える1次及び2
次定量センサを備えた低濃度スラッジ水槽と、清水と貯
える清水槽と、清水又は低濃度化したスラッジ水の質量
を測定する質量計量槽と、前記高濃度スラッジ水槽中の
高濃度スラッジ水を低濃度スラッジ水槽へ供給する第1
の給水手段と、清水槽中の清水を低濃度スラッジ水槽へ
供給する第2の給水手段と、低濃度スラッジ水槽中の低
濃度スラッジ水を前記質量計量槽へ供給する第3の給水
手段と、前記質量計量器中のスラッジ水を低濃度スラッ
ジ水槽へ供給する第4の給水手段と、重量計量器中のス
ラッジ水の濃度が設定%以上の場合に清水槽から低濃度
スラッジ水槽へ清水を供給する第5の給水手段と、清水
槽中の清水を質量計量槽へ供給する第6の給水手段と、
低濃度スラッジ水槽中のスラッジ水をバッチャープラン
トへ給水する第7の給水手段と、前記給水手段を制御す
る制御装置を具備したことを特徴とする生コン工場スラ
ッジ水の濃度調整装置である。
【0008】
【作用】本発明は、スラッジ水濃度が設定%以下になれ
ばよいという目標値であるため、濃度の調整が容易であ
り、しかもスラッジ水の濃度測定のための質量計量槽が
1基で済み、制御装置も比較的簡単なものになるので、
生コン工場スラッジ水の濃度調整装置を安価に提供する
ことができる。
ばよいという目標値であるため、濃度の調整が容易であ
り、しかもスラッジ水の濃度測定のための質量計量槽が
1基で済み、制御装置も比較的簡単なものになるので、
生コン工場スラッジ水の濃度調整装置を安価に提供する
ことができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例の全体図を示すもので、
1は定量センサSOを備えた50m3の高濃度スラッジ
水槽、2は1次及び2次定量センサS1,S2を備えた
50m3の低濃度スラッジ水槽、3は定量センサS3,
S4を備えた50m3の清水槽である。
1は定量センサSOを備えた50m3の高濃度スラッジ
水槽、2は1次及び2次定量センサS1,S2を備えた
50m3の低濃度スラッジ水槽、3は定量センサS3,
S4を備えた50m3の清水槽である。
【0010】4は40リットルの質量計量槽で、器枠5
に3個のロードセル6を介して吊下され、ロードセル6
による検出信号は制御装置7に送られて質量が検出さ
れ、制御装置7に予め測定された設定値(清水の質量)
と比較されて槽中のスラッジ水の濃度が計測され、計量
後のスラッジ水は制御装置7によって制御されるエヤシ
リンダ9によって開閉される排出弁8により低濃度スラ
ッジ槽2に排出されるようになっている。
に3個のロードセル6を介して吊下され、ロードセル6
による検出信号は制御装置7に送られて質量が検出さ
れ、制御装置7に予め測定された設定値(清水の質量)
と比較されて槽中のスラッジ水の濃度が計測され、計量
後のスラッジ水は制御装置7によって制御されるエヤシ
リンダ9によって開閉される排出弁8により低濃度スラ
ッジ槽2に排出されるようになっている。
【0011】高濃度スラッジ水槽1から低濃度スラッジ
水槽2に供給するための第1の給水手段は、制御装置7
によって制御される第1のポンプ10と中間に砂を分離
するためのサイクロン11を設けた給水管12から構成
され、清水槽3から低濃度スラッジ水槽2へ供給する第
2の給水手段は、制御装置7により制御される第2のポ
ンプ13と先端にT字状の噴射ノズル22aを備えた給
水管14から構成され、低濃度スラッジ水槽2から質量
計量槽4へ供給する第3の給水手段は、制御装置7によ
って制御される第3のポンプ15と給水管16から構成
され、質量計量槽4から低濃度スラッジ水槽2へ供給す
る第4の給水手段は、前記排出弁8と排水管17から構
成されている。なお質量計量槽4には低濃度スラッジ水
槽2へ排水するオーバーフロー管18が設けられてい
る。
水槽2に供給するための第1の給水手段は、制御装置7
によって制御される第1のポンプ10と中間に砂を分離
するためのサイクロン11を設けた給水管12から構成
され、清水槽3から低濃度スラッジ水槽2へ供給する第
2の給水手段は、制御装置7により制御される第2のポ
ンプ13と先端にT字状の噴射ノズル22aを備えた給
水管14から構成され、低濃度スラッジ水槽2から質量
計量槽4へ供給する第3の給水手段は、制御装置7によ
って制御される第3のポンプ15と給水管16から構成
され、質量計量槽4から低濃度スラッジ水槽2へ供給す
る第4の給水手段は、前記排出弁8と排水管17から構
成されている。なお質量計量槽4には低濃度スラッジ水
槽2へ排水するオーバーフロー管18が設けられてい
る。
【0012】質量計量槽4中のスラッジ水の濃度が設定
%以上、実施例の場合は2%以上であると検出された
時、清水槽3から低濃度スラッジ水槽2へうすめ水の清
水を供給する補正用の第4の給水手段は、制御装置7に
よって制御される第5のポンプ19と給水管20から構
成され、清水槽3から質量計量槽4へ清水を供給する第
6の給水手段は、制御装置7によって制御される第5の
ポンプ21と給水管22から構成され、低濃度スラッジ
水槽中のスラッジ水をバッチャープラントへ供給する第
6の給水手段は、制御装置7によって制御される第7の
ポンプ23と給水管24から構成されている。
%以上、実施例の場合は2%以上であると検出された
時、清水槽3から低濃度スラッジ水槽2へうすめ水の清
水を供給する補正用の第4の給水手段は、制御装置7に
よって制御される第5のポンプ19と給水管20から構
成され、清水槽3から質量計量槽4へ清水を供給する第
6の給水手段は、制御装置7によって制御される第5の
ポンプ21と給水管22から構成され、低濃度スラッジ
水槽中のスラッジ水をバッチャープラントへ供給する第
6の給水手段は、制御装置7によって制御される第7の
ポンプ23と給水管24から構成されている。
【0013】生コン工場スラッジ水の高濃度スラッジ水
槽1への供給は、前記定量センサSOによって制御され
る電磁弁V1を備えた給水管25を介して行なわれ、清
水槽3への清水の供給は、前記定量センサS3によって
制御される電磁弁V2を備えた給水管26を介して行な
われる。なお、27,28はモータMによってそれぞれ
駆動される攪拌機である。
槽1への供給は、前記定量センサSOによって制御され
る電磁弁V1を備えた給水管25を介して行なわれ、清
水槽3への清水の供給は、前記定量センサS3によって
制御される電磁弁V2を備えた給水管26を介して行な
われる。なお、27,28はモータMによってそれぞれ
駆動される攪拌機である。
【0014】図2は制御装置7の操作パネルの拡大図
で、30は手動/自動切替スイッチ、31aは運転スイ
ッチ、31bは同停止スイッチ、32aは第1のポンプ
10の運転スイッチ、32bは同停止スイッチ、33a
は第2のポンプ13の運転スイッチ、33bは同停止ス
イッチ、34は計量槽排出弁8の閉鎖スイッチ、35は
同開閉スイッチ、36aは第3のポンプ15の運転スイ
ッチ、36bは同停止スイッチ、37は指示計、38は
ロールペーパー記録装置である。
で、30は手動/自動切替スイッチ、31aは運転スイ
ッチ、31bは同停止スイッチ、32aは第1のポンプ
10の運転スイッチ、32bは同停止スイッチ、33a
は第2のポンプ13の運転スイッチ、33bは同停止ス
イッチ、34は計量槽排出弁8の閉鎖スイッチ、35は
同開閉スイッチ、36aは第3のポンプ15の運転スイ
ッチ、36bは同停止スイッチ、37は指示計、38は
ロールペーパー記録装置である。
【0015】次に図3に示すフローチャートを参照し乍
ら、その操作の手順について説明する。
ら、その操作の手順について説明する。
【0016】本発明装置の基本概念は、清水とスラッジ
水の質量差によりスラッジ水の濃度を測定し、設定%よ
り濃い場合は自動運転にて希釈操作を行うものであり、
従って最初に清水を計量して基準値を設定し、その後ス
ラッジ水を計量してその質量差から制御装置内で電気的
に演算してスラッジ水の濃度を測定するものである。
水の質量差によりスラッジ水の濃度を測定し、設定%よ
り濃い場合は自動運転にて希釈操作を行うものであり、
従って最初に清水を計量して基準値を設定し、その後ス
ラッジ水を計量してその質量差から制御装置内で電気的
に演算してスラッジ水の濃度を測定するものである。
【0017】即ち、事前に装置で測定した質量差と精密
試験で求められた濃度の相関関係を確認しておき、規定
濃度時の質量を装置に設定し、その設定値を越える場合
は制御装置7から、清水ポンプ19へ投入の信号が送ら
れ、低濃度スラッジ水槽2に一定時間清水を供給し希釈
を行うが、設定値以下であれば清水の供給は行わない。
以上の動作を、本実施例装置では自動運転中は15分間
隔で繰返し行い、スラッジ水を一定濃度以下とする。
試験で求められた濃度の相関関係を確認しておき、規定
濃度時の質量を装置に設定し、その設定値を越える場合
は制御装置7から、清水ポンプ19へ投入の信号が送ら
れ、低濃度スラッジ水槽2に一定時間清水を供給し希釈
を行うが、設定値以下であれば清水の供給は行わない。
以上の動作を、本実施例装置では自動運転中は15分間
隔で繰返し行い、スラッジ水を一定濃度以下とする。
【0018】そこで本実施例装置では、先ず手動/自動
切替スイッチ30を手動に切替え且つスイッチ34を押
して質量計量槽4の排出弁8を閉としてから、電源スイ
ッチ31aを投入し、次いでスイッチ33aを投入して
第5のポンプ21を起動させて清水を質量計量槽4に供
給する。
切替スイッチ30を手動に切替え且つスイッチ34を押
して質量計量槽4の排出弁8を閉としてから、電源スイ
ッチ31aを投入し、次いでスイッチ33aを投入して
第5のポンプ21を起動させて清水を質量計量槽4に供
給する。
【0019】オーバーフロー管18よりの排水が確認さ
れたならば、スイッチ33bを押して清水の供給を停止
させる。この時の清水の質量は指示計部37に指示され
ると共に記録装置38により記録され、且つ基準値(0
点)として設定される。次いで、スイッチ35を切替え
て排出弁8を開き質量計量槽4内の清水を排出させる。
れたならば、スイッチ33bを押して清水の供給を停止
させる。この時の清水の質量は指示計部37に指示され
ると共に記録装置38により記録され、且つ基準値(0
点)として設定される。次いで、スイッチ35を切替え
て排出弁8を開き質量計量槽4内の清水を排出させる。
【0020】実施例で使用した計量装置は、ロードセル
6であり、最大荷重50kg,1間隔の値は20gであ
り、20gを濃度に換算すると、0.06%となり濃度
の測定間隔は、0.06%となる。またスラッジ水と質
量差の関係は図4の様に直線式となり、質量差に定数を
乗じるとスラッジ水濃度が算出される。また当装置は、
スラッジ水測定後に自動洗浄工程にて水洗いを行ってス
ラッジの付着を防止しているが、6ケ月に一回程度の相
関係数の見直しは、必要である。そして当装置と精密試
験及びピクノメーターによる簡易試験の結果を表1に示
すが、精密試験に対して当装置の試験結果は、ピクノメ
ーターの試験と同等精度の結果となり、その信頼性は高
いと考えられる。
6であり、最大荷重50kg,1間隔の値は20gであ
り、20gを濃度に換算すると、0.06%となり濃度
の測定間隔は、0.06%となる。またスラッジ水と質
量差の関係は図4の様に直線式となり、質量差に定数を
乗じるとスラッジ水濃度が算出される。また当装置は、
スラッジ水測定後に自動洗浄工程にて水洗いを行ってス
ラッジの付着を防止しているが、6ケ月に一回程度の相
関係数の見直しは、必要である。そして当装置と精密試
験及びピクノメーターによる簡易試験の結果を表1に示
すが、精密試験に対して当装置の試験結果は、ピクノメ
ーターの試験と同等精度の結果となり、その信頼性は高
いと考えられる。
【0021】
【表1】
【0022】以上説明した、手動による清水の計量及び
比較基準値の制御装置への設定が終ったならば、次に自
動運転を開始する。
比較基準値の制御装置への設定が終ったならば、次に自
動運転を開始する。
【0023】自動運転に際しては、先ずスイッチ30を
自動に切替えると共に、運転スイッチ31aをオンにす
る。
自動に切替えると共に、運転スイッチ31aをオンにす
る。
【0024】運転スイッチ31aをオンにすると、制御
装置7により第3のポンプ15が起動されて、低濃度ス
ラッジ水槽2から低濃度スラッジ水が計量槽4へ供給さ
れ、水位HL(オーバーフロー水位)における低濃度ス
ラッジ水が計量され、制御装置7において清水の場合の
質量と比較されて濃度が計測される。
装置7により第3のポンプ15が起動されて、低濃度ス
ラッジ水槽2から低濃度スラッジ水が計量槽4へ供給さ
れ、水位HL(オーバーフロー水位)における低濃度ス
ラッジ水が計量され、制御装置7において清水の場合の
質量と比較されて濃度が計測される。
【0025】なお、低濃度スラッジ水の汲み上げにより
低濃度スラッジ水槽2の水位が下ると、第1と第2のポ
ンプ10,13が仂き1次定量センサS1水位までスラ
ッジ水と清水とを同時に供給する。また、それによって
高濃度スラッジ水と清水の減量分は定量センサS0,S
3により、電磁V1,V2が仂いて補給が行なわれる。
低濃度スラッジ水槽2の水位が下ると、第1と第2のポ
ンプ10,13が仂き1次定量センサS1水位までスラ
ッジ水と清水とを同時に供給する。また、それによって
高濃度スラッジ水と清水の減量分は定量センサS0,S
3により、電磁V1,V2が仂いて補給が行なわれる。
【0026】前記の低濃度スラッジ水の計量が終ると、
排出弁8が開いて低濃度スラッジ水槽2に放出し、次に
第5のポンプ21が作動して、計量槽4内を一定時間洗
浄する。
排出弁8が開いて低濃度スラッジ水槽2に放出し、次に
第5のポンプ21が作動して、計量槽4内を一定時間洗
浄する。
【0027】バッチャープラントより排出され、高濃度
スラッジ水槽に供給された高濃度スラッジ水は、低濃度
スラッジ水槽2に注入されて固形分の濃度が1/2近く
に薄められるばかりでなく、初期においては、基準値設
定のために計測した清水が、また、連続運転中は計量槽
4の洗浄水が添加されるので、通常2%以下の濃度にな
り、従って、そのまゝ第6のポンプ23によりバッチャ
ープラントへ練り水として供給される。
スラッジ水槽に供給された高濃度スラッジ水は、低濃度
スラッジ水槽2に注入されて固形分の濃度が1/2近く
に薄められるばかりでなく、初期においては、基準値設
定のために計測した清水が、また、連続運転中は計量槽
4の洗浄水が添加されるので、通常2%以下の濃度にな
り、従って、そのまゝ第6のポンプ23によりバッチャ
ープラントへ練り水として供給される。
【0028】しかし乍、低濃度スラッジ水の濃度が設定
%(実施例では2%)以上であると計測された場合は、
第4のポンプ19が作動して清水がうすめ水として低濃
度スラッジ水槽2に供給される。
%(実施例では2%)以上であると計測された場合は、
第4のポンプ19が作動して清水がうすめ水として低濃
度スラッジ水槽2に供給される。
【0029】実施例装置では15分間隔で、質量計量槽
4による低濃度スラッジ水の計量・排出並びに質量計量
槽4の洗浄を自動的に行うように構成され、40リット
ルという比較的小さい計量槽で、通常の生コンクリート
製造向上から排出されるスラッジ水の濃度調整により、
練り水としての再利用に充分対応するものが得られてい
る。
4による低濃度スラッジ水の計量・排出並びに質量計量
槽4の洗浄を自動的に行うように構成され、40リット
ルという比較的小さい計量槽で、通常の生コンクリート
製造向上から排出されるスラッジ水の濃度調整により、
練り水としての再利用に充分対応するものが得られてい
る。
【0030】本実施例装置を採用した場合の日常作業
は、出荷前に必要に応じて高濃度スラッジ水槽1よりス
ラッジ水の供給を行いその後に、設定値を確認後、自動
運転のスイッチを入れる。自動運転を開始後もしくは希
釈作業終了後に質量差が範囲内であることを確認後に低
濃度スラッジ水の供給を開始し、出荷を行う。出荷が終
了し低濃度スラッジ水の供給が終了したら質量計量槽の
汚れを目視で確認し汚れがあったら手動運転で清掃を行
う。次に図5に示す計量記録チャートにて1日分の計量
値が範囲内であることを確認して作業終了とする。また
メンテナンスとしては、作業終了時に計量槽4内の点検
をするだけであり、質量計量槽4が空の時の0点確認
と、低濃度スラッジ計量後の質量計量槽の水洗いは、前
述のように自動運転に組み込まれており機械が行うもの
である。
は、出荷前に必要に応じて高濃度スラッジ水槽1よりス
ラッジ水の供給を行いその後に、設定値を確認後、自動
運転のスイッチを入れる。自動運転を開始後もしくは希
釈作業終了後に質量差が範囲内であることを確認後に低
濃度スラッジ水の供給を開始し、出荷を行う。出荷が終
了し低濃度スラッジ水の供給が終了したら質量計量槽の
汚れを目視で確認し汚れがあったら手動運転で清掃を行
う。次に図5に示す計量記録チャートにて1日分の計量
値が範囲内であることを確認して作業終了とする。また
メンテナンスとしては、作業終了時に計量槽4内の点検
をするだけであり、質量計量槽4が空の時の0点確認
と、低濃度スラッジ計量後の質量計量槽の水洗いは、前
述のように自動運転に組み込まれており機械が行うもの
である。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、質量計量槽が1基で済
み、装置を安価にしかも設置スペースが少くて済むスラ
ッジ水の再利用システムを提供することができる。
み、装置を安価にしかも設置スペースが少くて済むスラ
ッジ水の再利用システムを提供することができる。
【図1】本発明の実施例の全体の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の制御装置における操作パネル
の正面図である。
の正面図である。
【図3】本発明実施例の運転フローチャートである。
【図4】スラッジ水濃度と質量差の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】実施例装置の計量記録チャートを示す図であ
る。
る。
1 高濃度スラッジ水槽 2 低濃度スラッジ水槽 3 清水槽 4 質量計量槽 5 器枠 6 ロードセル 7 制御装置 8 排出弁 9 エヤシリンダ 10 第1のポンプ 11 サイクロン 12 給水管 13 第2のポンプ 14 給水管 15 第3のポンプ 16 給水管 17 排出管 18 オーバーフロー管 19 第4のポンプ 20 給水管 21 第5のポンプ 22 給水管 23 第6のポンプ 24〜26 給水管 27、28 攪拌機
Claims (3)
- 【請求項1】 先ずスラッジ水とうすめ水としての清水
を低濃度スラッジ水槽へ供給して低濃度化し、次にその
低濃度化したスラッジ水をサンプリングして質量計量槽
に供給してその質量から濃度を測定してから前記低濃度
スラッジ水槽に戻し、前記測定濃度が設定%以下の場合
はそのまゝ、設定%を超える場合は、設定%以下になる
よう更にうすめ用清水を低濃度スラッジ槽に適量添加す
ることを特徴とする生コン工場スラッジ水の濃度調整方
法。 - 【請求項2】 低濃度化したスラッジ水の濃度が設定%
以上の場合、清水で質量計量槽を清掃してその清水を低
濃度スラッジ槽へ払い出した後、低濃度スラッジ水槽の
スラッジ水を再び質量計量槽に供給して濃度を測定し、
且つうすめ水を添加する操作を繰り返えすことを特徴と
する請求項1記載の生コン工場スラッジ水の濃度調整方
法。 - 【請求項3】 生コン工場スラッジ水を貯える高濃度ス
ラッジ水槽と、低濃度化したスラッジ水を貯える1次及
び2次定量センサを備えた低濃度スラッジ水槽と、清水
を貯える清水槽と、清水又は低濃度化したスラッジ水の
質量を測定する質量計量槽と、前記高濃度スラッジ水槽
中の高濃度スラッジ水を低濃度スラッジ水槽へ供給する
第1の給水手段と、清水槽中の清水を低濃度スラッジ水
槽へ供給する第2の給水手段と、低濃度スラッジ水槽中
の低濃度スラッジ水を前記質量計量槽へ供給する第3の
給水手段と、前記質量計量槽中のスラッジ水を低濃度ス
ラッジ水槽へ供給する第4の給水手段と、重量計量器中
のスラッジ水の濃度が設定%以上の場合に清水槽から低
濃度スラッジ水槽へ清水を供給する第5の給水手段と、
清水槽中の清水を質量計量槽へ供給する第6の給水手段
と、低濃度スラッジ水槽中のスラッジ水をバッチャープ
ラントへ供給する第7の給水手段と、前記各給水手段を
制御する制御装置を具備したことを特徴とする生コン工
場スラッジ水の濃度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14505995A JP2646344B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 生コン工場スラッジ水の濃度調整方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14505995A JP2646344B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 生コン工場スラッジ水の濃度調整方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300344A JPH08300344A (ja) | 1996-11-19 |
JP2646344B2 true JP2646344B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=15376434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14505995A Expired - Lifetime JP2646344B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 生コン工場スラッジ水の濃度調整方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2646344B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP14505995A patent/JP2646344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08300344A (ja) | 1996-11-19 |
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