JP2646321B2 - 膜酸素方法及び系 - Google Patents

膜酸素方法及び系

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JP2646321B2 JP4317952A JP31795292A JP2646321B2 JP 2646321 B2 JP2646321 B2 JP 2646321B2 JP 4317952 A JP4317952 A JP 4317952A JP 31795292 A JP31795292 A JP 31795292A JP 2646321 B2 JP2646321 B2 JP 2646321B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】発明は膜ガス分離に関する。一層
特には、発明は空気から酸素、或は酸素冨化空気を生産
するために膜を使用することに関する。
【0002】
【従来技術】酸素ガスは産業全体にわたって広く使用さ
れている有用な商品である。酸素を生産する慣用の手段
は空気を極低温蒸留することによるものである。極低温
蒸留は、大規模生産するためには、極めて効率的であり
かつ高純度酸素生成物を生成する。しかし、容積が小さ
い用途について、特に高純度酸素ガス或は液を使用点に
分配する費用が高くなる場合、種々の「オン−サイト」
酸素生産系が極めて望ましくかつ極低温蒸留よりも好ま
しくなり得る。近年になり、圧力スイング吸着(PS
A)プロセス及び系がこのような用途の要求を満たすた
めに開発された。すなわち、オン−サイトPSA系は、
比較的大容積の酸素生成物を生成するために、及び望ま
しいことに小容積の用途用に縮小して小さい寸法にする
ことができる。例えば、病院及びホームケアー用途につ
いて、気腫、等を病む個人のために酸素を生成して供給
する場合のように、酸素を生成するのに極めて小さいP
SA系が用いられる。
【0003】他の用途が種々にあり、特に燃焼プロセス
を向上させるための用途では、低純度酸素が、或は酸素
冨化空気でさえ、総括評価基準で満足すべきものであ
り、或は好ましくさえある。このような確認された用途
について、かかる低純度酸素或は酸素冨化空気は、極低
温蒸留系で生産された高純度酸素を周囲空気で希釈して
供するのが普通である。
【0004】このような経験の結果、技術は種々の度合
いの純度レベルを有しかつ容積の広く異なる装置で入手
し得る酸素ガスについて相当数の実際の及び潜在的用途
を認めるようになった。かかる認識に照らして、技術
は、最近になって、空気から酸素及び窒素を生産するた
めに膜透過技術を用いることにかなりの関心を生じるよ
うになった。膜透過プロセスは、供給空気を膜系に通じ
るために圧縮するのに要する他に機械的装置を稼動させ
る必要が存在しないことを含め、固有に簡単なことか
ら、魅力のあるものである。商業用途について実用的な
酸素透過速度を達成するためには、透析膜は非常に薄
く、大きな表面積を保有しなければならず、ピンホール
や膜により得ることができるガス分離の選択性を悪くす
るその他の欠陥が存在してはならない。これらの要求
は、非対称及び複合タイプの中空繊維膜を開発すること
により、かなりの程度に満足されるようになった。中空
繊維を膜束に適当に配置して組み立てることにより、高
圧供給空気を繊維のシェル側か或はボア側のいずれかに
沿って通じるのに適した膜モジュールを製造することが
可能である。供給空気は、膜モジュールの一方の側を通
るにつれて透過性の高い成分が漸次少なくなり、かつ漸
次透過性の低い成分に富むようになり、終局的に非透過
質或は「残留質(retentate)」流として抜き
出される。透過質ガス、すなわち膜の薄い分離領域を通
過したガスは繊維の反対側、ボア側か或はシェル側のい
ずれかに沿って流れて別途膜モジュールから抜き出され
る。
【0005】膜透過モジュールの作業特性を説明するた
めに種々の数学的モデルが展開されて来ており、例えば
C.Y.Pan及びH.W.HabgoodがCan.
J.Chem.,Eng.56(1978),197〜
205頁に示す通りである。ほとんどの中空繊維膜モジ
ュールは、膜のスキン或は分離層部分の低い側の局部透
過質の組成がバルク透過質ガス流と混ざらないと考えら
れる「十字流(crossflow)」モデルに従って
作動するのが認められる。このモデルに従えば、透過質
流れの方向は重要でなく、透過質流はモジュールのどち
らの端からも抜き出すことができる。透過質パージ流を
このような情況下で用いることに有利な効果は見られな
いので、ほとんどのパーミエーターはパージガスを添加
するための設備を持たないスルー−ポート装置としてデ
ザインされる。使用する3つの口は供給ガス流入、残留
質流出及び透過質流出に相当する。
【0006】膜材料の薄い分離層を多孔度の比較的高い
支持体に被覆した複合中空繊維膜を形成するならば、膜
の透過質側及び非透過質側の両方で半径方向混合を高度
に示すパーミエーターを製造することが可能である。こ
のような複合中空繊維膜を、すべての繊維が同じ長さに
なるように規則正しい螺旋様式で巻くことにより、膜モ
ジュールを十字流モデルによって予測されるよりも有利
に機能するように作製することができる。このような場
合では、モジュールは、残留質ガスの流れに対する透過
質ガスの流れの方向に応じて、望ましい「並流」或は
「向流」透過モデルに従う傾向にある。ほとんどの場合
において、向流パターンは実用的商業運転について最良
の結果を生じる。望ましい向流モジュールを4つの口を
有するように建造し、それで低圧パージガス流をモジュ
ールの透過質側に導入することができるようにする。
【0007】複合膜の分離層を形成する際に用いるのに
適した有機ポリマーは窒素よりも酸素を一層透過し得る
のが普通である。これより、かかる分離層材料は、空気
分離の目的で膜モジュールにおいてそのようにして用い
る場合に、透過質を供給空気の内の一層容易に透過し得
る成分としての酸素に富むようにさせ、残留質は窒素に
富むようになる。達成される空気分離度は、分離層材料
についての酸素及び窒素の透過係数の比、すなわち分離
ファクターに関係する。空気分離用に商業的に実施し得
るポリマー材料の典型的な分離ファクターは通常3〜1
0の範囲である。当分野で知られている通りに、高い選
択性、すなわち高い分離ファクターを有するほとんどの
ポリマーは、また比較的低い生産性或は透過特性を有す
る傾向にある。
【0008】膜透過プロセスが空気分離用途について酸
素か或は窒素のいずれかを生産するために考えられてき
たが、酸素を生産するよりも窒素を生産するための経済
的に魅力のあるプロセスを工夫するのがずっと容易であ
る。空気を高い圧力で膜表面に沿って通すにつれて、窒
素よりも酸素の方が一層多く膜を透過する傾向にある。
こうして、供給空気流は、膜に沿って原料流入口から残
留質流出口に通るにつれて、酸素が少なくなり、窒素に
富むようになる。流通路の長さを増大することにより、
或は供給空気流量を減少することにより、達成される窒
素生成物精製度を増大させることができる。このように
して、酸素のほとんどを単一工程プロセスで取り除いて
比較的純な窒素生成物を生産することができる。透過質
はそれにより酸素が冨化するが、供給空気中の窒素の一
部もまた膜を透過するので、透過質ガスの純度は必ず限
られる。その上、所定の流量について、膜繊維を長くす
る程、酸素と共に透過する窒素は多くなり、かつ得られ
る透過質ガスの酸素純度は低くなる。最も高い酸素純度
は、いわゆるステージカットが極めて小さい場合に達成
され、それでほぼ純な空気が膜の残留質側に沿って出
る。しかしながら、極めて小さいステージカットにおけ
る作業は極めて非効率である。その結果、酸素生産する
ための実用的な単一段膜プロセスは、生成することがで
きる酸素純度レベルに関してひどく限られる。
【0009】複数の膜段階を用いることにより酸素を一
層高い純度レベルで生産するための透析膜空気分離プロ
セスが工夫されてきた。酸素純度を増大させるこのよう
な膜プロセスの内の一つはカスケードプロセスを用いる
ことによるものである。このアプローチでは、酸素で冨
化された初期膜段からの透過質を再圧縮して第二膜段に
通し、それにより透過質を更に酸素で冨化させる。所望
の場合、第二段からの透過質を更に段に通し、終局的に
高純度酸素生成物を回収するに至ることができる。しか
し、かかるカスケードプロセスは、後の段で使用する前
に再圧縮することを要する。これは、複数の圧縮機を同
期に調節して使用することを必要とする。
【0010】酸素純度を増大させる別のアプローチは2
つの膜パーミエーターを直列に使用し、第二段の透過質
ガスを第一膜段の供給端に循環させることによるもので
ある。第一段から透過質として回収される生成物ガスの
酸素濃度は系の総括ステージカットを調整することによ
って調節することができる。このアプローチは、第二段
からの透過質の循環速度を十分に大きくすれば、比較的
高い純度の酸素を生成することができる。大きい循環速
度で、循環流は空気に比べて酸素に富む。この循環流に
流入する供給空気をブレンドし、その酸素濃度を増大さ
せ、こうして第一段膜パーミエーターから回収される透
過質の酸素濃度を上げる。2つの膜を直列に使用するこ
の循環プロセスでは、第一段からの高圧残留質は第二段
用供給ガスとして働く。第二段からの透過質は、ステー
ジカットに応じて酸素リッチになることができ、この流
れに供給空気をブレンドして第一段への供給投入量を形
成する。循環流の酸素濃度は21%、すなわち空気より
高い。第一段透過質を生成物ガスとして回収する。
【0011】この循環プロセスの作業特性は膜の分離フ
ァクター、採用する原料/透過質圧力比、2つの段の相
対膜表面積及び総括ステージカットに依存する。得るこ
とができる最大酸素純度は、固定した分離ファクター及
び圧力比条件において、第二段に配分する膜面積を多く
するにつれて、実質的に増大することが認められた。酸
素濃度はステージカットにより変わり、0〜空気中の酸
素濃度に相当する21%の範囲のステージカットにおい
てピークに達する。ピークの近辺で、ステージカット
は、生成物酸素濃度を大きく変えないで、認め得る程に
変えることができる。このように、このプロセスについ
て、広い範囲の可能な作業条件がある。実際、表面積の
約70%より多くを第二段に配分するならば、プロセス
は単一段理論限界、例えば分離ファクター6において酸
素約50容積%を越える生成物酸素濃度を生じることが
できる。
【0012】2段循環プロセスは、利点があるにもかか
わらず、主に供給点において異なる組成のガス流がブレ
ンドすることにより、効率上の欠点がある。このブレン
ディングは総括プロセス効率を低下させるエントロピー
を生じる。このように、当分野には、改良された、一層
効率的な膜酸素プロセス及び系についての要望が依然あ
る。発明の目的は改良された膜ガス分離方法及び系を提
供するにある。発明の別の目的は空気から酸素、或は酸
素冨化空気を生産するための改良された膜方法及び系を
提供するにある。発明のそれ以上の目的は一層効率的な
膜酸素生産方法及び系を提供するにある。これらやその
他の目的を心に止めて。発明を本明細書以降に詳細に記
載し、発明の新規な特徴を特に特許請求の範囲に記載す
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】2つの別の膜パーミエー
ターを直列に使用し、第二段からの透過質ガスを追加量
の供給空気と組み合わせ、圧縮した後に、第一段膜パー
ミエーターへの供給ガスとして用いることにより、供給
空気から酸素を生産する。発明の目的は、供給空気の全
部或は一部を用いて2段膜酸素生成物系の第二段の透過
質側を向流にパージすることによって、達成される。パ
ージ流は第二段膜を通る酸素分圧駆動力を増大させ、こ
うして第二段を透過する酸素の量を増大させる。その結
果、第一段への原料の酸素冨化の増大が達成され、故に
酸素生成物ガスにおける酸素濃度の増大が達成される。
第二段の残留質排出端における局部透過質ガスについて
供給空気と本質的に同じ組成を達成することによって、
従来の2段循環プロセスに固有の混合損失を排除するこ
とができる。その結果、発明の方法及び系は一層効率的
になり、従来のアプローチで達成されるのに比べて酸素
純度レベルの増大及び圧縮所要動力の減少を達成するこ
とが可能である。
【0014】発明を以下添付図面を参照しながら詳細に
説明する。図面の図1を参照すると、2段膜系を用い、
第一段膜モジュール1を管路3によって第二段膜モジュ
ール2に接続し、それで膜モジュール1からの高圧透過
質ガスは膜モジュール2への供給ガスとして働く。両方
の膜段はそれぞれ中空繊維膜、すなわち膜4及び5の束
を含み、膜4及び5は各々の膜モジュールの容積を有効
に分割して2つの領域、すなわち高圧領域6及び7並び
に低圧領域8及び9にする。第二段膜モジュール2は、
それの作動が向流透過モデルに従う傾向になるように設
計して作製する。透過を支配する膜5の表面における空
気成分濃度は、これより膜2のその部分でのバルクガス
空間における濃度に近くなる。このような情況下で、発
明に従って供給空気パージを用いることが最大の利点を
有することになる。第一段膜モジュール1も同様にして
挙動するのが望ましいが、必須ではない。
【0015】系への供給空気の一部或は全部を管路10
により第二段膜モジュール2の低圧パージ側9に導入
し、そこで導入した空気はこの第二段における透過質ガ
ス用パージ流として働く。膜モジュール2に導入しない
供給空気の部分は管路11により供給空気圧縮機12の
上流側に通して圧縮しかつ管路13で膜モジュール1の
高圧領域6に通す。これは、膜5の透過質側の圧力損失
を最小にするようにするのが望ましい。向流モデルに従
い、高圧容積7及び低圧容積9の両方で膜5の長さに沿
って組成勾配が確立されることになる。膜モジュール2
から管路14により排出される高圧残留質は、通常の作
業条件下で窒素に富むことになる。膜モジュール2から
の低圧透過質は、空気に比べて酸素で冨化されることに
なる。この第二段透過質を循環流として管路15を通
し、必要に応じて管路11で供給空気の一部をブレンド
し、供給端圧縮機12の吸込口に通して所望の圧力レベ
ルに圧縮する。
【0016】供給ガスを管路13から第一段膜モジュー
ルに通す際に、また、管路3に入る残留質ガスの酸素が
供給空気に比べて減少するような組成勾配が高圧空間6
においても確立される。低圧空間8において同様に確立
される組成勾配は、酸素濃度が、生成物酸素が管路16
により抜き出される膜モジュール1の透過質端におい
て、最高になるようなものである。膜モジュール1は向
流モデルに従うのが好ましいが、これは必須ではなく、
十字流挙動が許容し得る。また、膜モジュール1は、中
でパージガスを用いないのが典型的であるので、3ッ口
パーミエーターにすることができ、膜モジュール2は、
系への供給空気の全部或は一部を中でパージガスとして
用いることにより、当然4ッ口パーミエーターになるこ
とに留意すべきである。ブロワー/圧縮機手段17を必
要に応じて用いて供給空気を低圧空間9に所望の透過質
側圧力で供給することができる。供給空気の全部をこの
ようにして第二段膜モジュール2へのパージガスとして
用いかつ理想的には第二段を通る圧力損失が無い場合、
発明の実施において膜段の外側でガス流のブレンディン
グが無いことに留意すべきである。
【0017】 発明の改良された原料を循環させる2段
系及び上に挙げた従来の2段循環系の能力を、両方の場
合で向流モデルに従って第二段の透過モジュールを基準
にして比較した。結果の差異は、このように加工上の差
異に起因し、膜モジュールのデザインの差異によらな
い。生成物流中の酸素の濃度を、膜分離ファクターの固
定値について並びに高及び低圧の固定値について、総括
ステージカットの関数として計算した。第一段に配置し
た全膜面積のフラクション(残りは第二段に配分した)
をかかる測定におけるパラメーターとして用いた。
【0018】生成物酸素濃度を所定のステージカットで
求めることに加えて、「面積ファクター」及び「圧縮機
ファクター」を各々の作業点について求めた。「ステー
ジカット」とは透過質流量対供給流量の比である。供給
空気の全部が膜を透過するとすれば、すなわちステージ
カット100%であり、ガス分離は達成されない。透過
質ガスにおける最も高い濃度の酸素は、ステージカット
が極めて小さい場合に得られるのは明らかである。「面
積ファクター」とは、生成物流中固定流量の「純に等し
い(equivalent pure)」酸素を生じる
のに要する全膜面積であり、「純に等しい」酸素とは、
供給空気をブレンドした際に生成物を生じるのに要する
純酸素の量である。「圧縮機ファクター」とは、圧縮し
なければならないガスの流量対純に等しい酸素の流量の
比である。いわゆる「コストファクター」とは、ほぼ膜
プロセスを作動させる相対的費用を表わす面積ファクタ
ーと圧縮機ファクターとの線状的な組合わせである。こ
れらのファクターはすべてできるだけ小さいのが望まし
いことは明らかであるが、表面積及び圧縮機ファクター
は反対方向に変わり得るので、最も満足すべき作業は、
コストファクターを最少にすることによって達成され
る。
【0019】 図面の図2は、第一段膜と第二段膜との
間のいくつかの異なる表面積の配分、すなわち第一段に
おいて全面積の100、70、50及び30%につい
て、生成物酸素純度をステージカットに対してプロット
したものである。分離ファクター6を、原料/透過質の
圧力比11と共に採用した。上に挙げた従来の2段系及
び発明の原料を循環させる(FR)系について結果を示
す。図2に示す曲線は異なる表面積分配においてグルー
プにした対で現われ、最下曲線は循環させない単一段系
を表わす。見て分かる通りに、各々の対の上部の曲線は
FR系を表わし、各々の対の下部の曲線は従来の2段系
を表わす。図2に示す通りに、発明のFR系は単一段系
で生成されるのに比べて純度が相当に高い酸素生成物を
生成する。加えて、FR系で得られる酸素純度は、従来
の2段系の酸素純度に比べて、ステージカット約2%〜
約30%の広い範囲にわたり、特にステージカット約5
%〜約25%の範囲で高い。
【0020】上に挙げた面積分配の各々について及び単
一段系について、上記した同じ分離ファクター及び圧力
比条件において、面積ファクターを求めかつ生成物酸素
純度に対してプロットした場合、2段系についての面積
ファクターが単一段系の場合に比べて任意の所定の酸素
生成物純度レベルにおいて大きいことが認められた。面
積ファクターは、全膜表面積の内で第二段に配分するの
が多くなるにつれて、実質的に増大するのが認められ
た。このことは、2段系において、第二段は酸素生成段
で無く、循環段であるので、予想される。任意の所定の
面積分配について、また、面積分配は、従来の2段系に
ついて発明のFR2段系についてと事実上同じであるこ
とが認められた。これより、任意の所定の酸素生成物純
度レベルにおいて、該2段系について、本質的に同じ面
積ファクターが関係する。この理由で、面積ファクター
対酸素生成物純度のプロットを本明細書中に入れなかっ
た。しかし、面積ファクターが2つの系について同じで
あるということは、従来の2段循環系と比較して、発明
のFR2段系を使用することにより、面積ファクターの
不利が伴わない点で、意味がある。しかし、図2のプロ
ットに関して前述した通りに、FR系は所望の生成物に
おいて一層高い最大酸素濃度を生じることができる。
【0021】図2に示す通りに、全表面積の内の充分な
部分を第二段膜に配分するならば、同じ酸素濃度を一層
小さいステージカット或は一層大きいステージカットに
おいて得ることができる。面積ファクターは濃度に従
う、すなわち各々の2段系について、酸素濃度の増大と
共に同じようにして減少するので、従来の2段循環系か
或は発明のFR2段系のいずれかについて、面積ファク
ター単独基準で、利点は無い。
【0022】図3は、従来の2段循環系及び上述した発
明のFR2段系について第一段70%/第二段30%;
第一段50%/第二段50%;及び第一段30%/第二
段70%においてグループにした対について、単一段系
に関して上述した同じ分離ファクター及び圧力比条件に
おいて、圧縮機ファクターを生成物酸素純度に対してプ
ロットしたものを例示する。このプロットから、酸素純
度が46%より低い場合の他、単一段系は2段系に比べ
て大きい圧縮機ファクターを有することが認められるも
のと思う。その上、約50%を越える酸素純度では、発
明のFR2段系は従来の2段系に比べて小さい圧縮機フ
ァクターを示し、或は所定の圧縮機ファクターにおいて
一層高いレベルの酸素純度を達成する。このように、発
明の系及び方法は、従来の2段系に比べて少ない所要動
力で所望の酸素純度レベルを達成することを可能にす
る。
【0023】膜技術では、生成物純度及び回収率の増大
は、膜表面積を一層多い量で用いることにより得られる
のが普通である。2段系の表面積要求量は単一段系に比
べて大きくなるが、発明のFR2段系は従来の2段循環
系と比べて面積の不利を伴わなかったことを先に示し
た。それにもかかわらず、発明の系は従来の2段系に比
べて望ましいことに少ない所要動力で所定の純度レベル
を達成することができる。従って、2段系は、最も低い
生成物酸素濃度、すなわち約46%より低い酸素純度の
他のすべてについて、単一段系よりも優れていることが
認められるものと思う。加えて、発明のFR2段系は従
来の2段循環系によって生成されるのに比べて、両方の
系が2段への同じ表面積配分を有する場合に同じステー
ジカットにおいて、高い生成物酸素濃度を生じることが
できる。その上、発明のFR2段系は従来の2段循環系
に比べて、同様の生成物酸素濃度について所要動力の減
少を示す。このような圧縮ファクターの減少は、等価表
面積要求量と一緒になって望ましいことに総原価の減少
に相応し、かつ発明の系が従来の2段循環系に比べて一
層エネルギー効率的であることを立証する。
【0024】種々の変更を本明細書中上述した通りの発
明の細部において特許請求の範囲から逸脱しないでなし
得ることは認められるものと思う。すなわち、発明の系
及び方法を用いて供給空気から酸素或は酸素冨化空気生
成物を酸素純度約40容積%〜約90容積%まで、好ま
しくは約60〜約85%の濃度で生成することができ
る。段の間の表面積分配は通常上述した範囲内、すなわ
ち第一段において約70〜約30%であるのが好ましい
が、この範囲外の表面積分配もまた採用し得ることは理
解されるものと思う。第一段/第二段表面積分配は約1
0%/90%〜約90%/10%の範囲になる。第一段
膜表面積は系の全膜表面積の約25〜約50%にするの
が通常好ましい。
【0025】上述した通りに、透過質における最も高い
酸素濃度は、ステージカットが小さい場合に得られる。
よって、所定の用途の総括性能要求に応じて、発明のF
R2段系について総括ステージカット約0.5%〜約3
0%、好ましくは約5%〜約25%を採用することが発
明の範囲内である。発明は、供給空気からの酸素の所望
の選択透過を達成するのに適した任意の膜組成及び構造
を用いて実施することができる。すなわち、膜はよく知
られた非対称、複合或は等方性形態にすることができ、
エチルセルロース、セルロースアセテート及びポリスル
ホンが適した膜材料の具体例である。中空繊維膜が好ま
しいが、膜は、そのように望むならば、フラットシート
のような他の形態にすることができる。中空繊維膜を使
用する場合、かかる中空繊維を螺旋構造で配置するのが
望ましい。
【0026】発明の実施において用いる原料及び透過質
圧力レベルは、所定の用途の要求に応じて広い範囲にわ
たって変えることができる。原料/透過質圧力比は約2
/1〜約20/1の範囲にするのが代表的であり、約3
/1〜約12/1の範囲にするのが好ましい。供給空気
の全部を第二段膜の透過質側に通すのが発明の種々の実
施態様において望ましく、かつパーミエーターの外側で
別のガス流をブレンドする必要性を回避するが、上述し
た通りに、供給空気の一部を第二段膜に通し、かつ残り
の供給空気を直接第一段原料圧縮機に通すことは発明の
範囲内である。すなわち、第二段膜の透過質側に通す供
給空気の量は、採用する総括系及びそれの所望の性能要
求に応じて、系への全供給空気の約10%〜ほとんどす
べて或は100%の範囲にすることができ、かかる量は
約50%〜ほとんどすべて或は100%にするのが好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の2段膜方法及び系の略フローダイヤグラ
ムである。
【図2】種々の表面積配分についての酸素純度対ステー
ジカットのプロットである。
【図3】単一段及び種々の2段系についての生成物酸素
純度に対してプロットした圧縮機ファクターのプロット
である。
【符号の説明】
1 第一段膜モジュール 2 第二段膜モジュール 4 膜 5 膜 6 高圧領域 7 高圧領域 8 低圧領域 9 低圧領域

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)空気から酸素を選択透過すること
    ができる2段膜系;(b)供給ガスを所望の供結圧力で
    膜系の第一段に導入するための導管;(c)第一段の透
    過質側から酸素を生成物ガスとして回収するための導
    管;(d)第一段からの残留質ガスを膜系の第二段に通
    じるための導管;(e)残留質ガスを膜系の第二段の排
    出端から排出させるための導管;(f)膜系への供給空
    気の全部或は一部を第二段の排出端に通じて第二段の透
    過質側にその中を通る残留質ガスの通過に対して向流に
    パージガスとして通じるための導管;(g)第二段の透
    過質側からのパージ及び透過質ガスを第一段の供給端に
    供給ガスとして通じるための導管を含み、それで供給空
    気を膜系の第二段用パージガスとして用いることが第二
    段を透過する酸素の量を増大させ、それにより第一段へ
    の原料の酸素冨化及び総括系のエネルギー効率を高め
    る、空気から酸素を生産するための膜系。
  2. 【請求項2】 供給空気用導管手段が、供給空気の10
    %或はほとんどすべてを膜系の第二段に通じるように適
    応された請求項1の膜系。
  3. 【請求項3】 供給空気用導管手段が、供給空気のすべ
    てを第二段に通じるように適応された請求項2の膜系。
  4. 【請求項4】 膜系の第一段の膜表面積が系の全膜表面
    積の10〜90%である請求項1の膜系。
  5. 【請求項5】 第一段膜表面積が系の全膜表面積の25
    〜50%である請求項4の膜系。
  6. 【請求項6】 (a)供給空気の全部或は一部を2段膜
    系の第二段の排出端に透過質側におけるパージガスとし
    て導入し;(b)第二段の透過質側の反対端から取り出
    されたパージガス及び透過質ガスを2段膜系の第一段の
    供給端に供給ガスとして通じ;(c)供給ガスを膜系の
    第一段の供給側に通し;(d)第一段の透過質側から酸
    素生成物ガスを回収し;(e)第一段からの残留質ガス
    を膜系の第二段に導入して第二段の透過質側におけるパ
    ージガス及び透過質ガスの流れに対して向流パターンで
    中を通し、第一段透過質流れ対膜系への供給空気流れの
    流量比を0.5〜30%の範囲にし;及び(f)第二段
    の透過質側の排出端から残留質ガスを排出させることを
    含み、それで供給空気を膜系の第二段用パージガスとし
    て用いることが第二段を透過する酸素の量を増大させ、
    それにより第一段への原料の酸素冨化及び総括空気分離
    方法のエネルギー効率を高める、空気から酸素を生産す
    る膜方法。
  7. 【請求項7】 供給空気のすべてを膜系の第二段に通じ
    る請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 供給空気の10%或はほとんどすべてを
    膜系の第二段に通じる請求項6の方法。
  9. 【請求項9】 第一段階透過質流れ対膜系への供給空気
    流れ流量比を5〜25%にする請求項6の方法。
  10. 【請求項10】 系の全膜表面積の10〜90%が第一
    段にある請求項6の方法。
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