JP2645011B2 - エアーワイパー - Google Patents

エアーワイパー

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JP2645011B2 JP62102872A JP10287287A JP2645011B2 JP 2645011 B2 JP2645011 B2 JP 2645011B2 JP 62102872 A JP62102872 A JP 62102872A JP 10287287 A JP10287287 A JP 10287287A JP 2645011 B2 JP2645011 B2 JP 2645011B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車のウインドー、バックミラー、ライト
等に雨、雪、塵埃等が付着するのを比接触で防ぐことの
できるエアーワイパーに関するものである。
〈従来の技術〉 雨や雪の中を車が走行するとき、ウインドー等に付着
する雨等を除く手段については、従来より多くの提案が
なされている。しかし、ゴム弾性体がガラス面を接触摺
動して雨等を取除く構造のワイパー以外にこれまで効果
的な手段を開発されていなかった。
接触式の従来のワイパーは、反復する摺動運動が運転
者に目障りであるし、摺動音や駆動音の発生、ガラス面
に付着する油膜による溌きからくる透視不能等問題点が
多かった。この点を雨滴等がガラス面に付着しないよう
に空気圧で吹き飛ばす方式について種々の試みがなされ
てきた。例えば、実開昭50−33432号、実開昭55−22285
号あるいは実開昭58−19863号などにその例がみられ
る。これらにみられるように、一般にエンジンの駆動源
からクラッチを介してエアコンプレッサを作動させ、エ
アタンクを備えたものが多い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、経済的、かつ効果的な手段が得られて
いなかった。特に空気圧でワイパーの役目をもたせるこ
との問題点は、高コスト化や完全に水滴等がガラス面か
ら除去され得るかといった点以外にも、自動車が高速度
で走行中には雨等の吹き飛ばしが容易であるが、低速や
アイドリングの状態の時には効果を発揮し難い問題点も
含んでいた。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者は、自動車エンジン(1)に連結・解除可能
な変速連結部(2)と、その変速連結部(2)に連結さ
れた空気加圧フアン(3)と、その空気加圧フアン
(3)出口に連通しウインドー等の近傍に多数個設けら
れたエアーノズル(4)とからなるエアーワイパーを開
発して、従来の難点を解決したのである。
ここにいう変速連結部(2)は、自動車エンジン
(1)に連結された電磁クラッチ付変速プーリ(5)
と、その電磁クラッチ付変速プーリ(5)と空気加圧フ
アン(3)間の遠心クラッチ(6)のプーリ(8)とか
ら構成され、自動車エンジン(1)の低速時に空気加圧
フアン(3)を高速回転させ、逆に該自動車エンジン
(2)の高速時に前記空気加圧フアン(3)を低速回転
させるように、電磁クラッチ付変速プーリ(5)と遠心
クラッチ(6)のプーリ(8)との減速比を変化させ
て、空気加圧フアン(3)を変速する。
〈作用〉 このような構造であると、自動車自身が有しているエ
ンジンを駆動源として利用することにより、空気加圧フ
アン(3)が効果的に高速回転して加圧空気をエアーノ
ズル(4)に送り、エアーノズル(4)から放出される
高度に加圧された空気がガラス面等に付着しようとする
雨や雪を強制的に吹き飛ばす作用が得られる。ここで、
変速連結部(2)が自動有エンジン(1)に連結された
電磁クラッチ付変速プーリ(5)と、その電磁クラッチ
付変速プーリ(5)と空気加圧フアン(3)間に遠心ク
ラッチ(6)のプーリ(8)を設けた構造とすると、電
磁クラッチのON/OFFにより、ワイパー不要時に本装置が
作動するのを避けることができる。また、自動車エンジ
ン(1)の低速時に空気加圧フアン(3)を高速回転さ
せ、逆に該自動車エンジン(2)の高速時に前記空気加
圧フアン(3)を低速回転させるように、電磁クラッチ
付変速プーリ(5)の遠心クラッチ(6)のプーリ
(8)との減速比を変化させる、すなわち自動車エンジ
ン(1)の回転速度が上昇するに従って、電磁クラッチ
付変速プーリ(5)は半径を大から小へ、遠心クラッチ
(6)のプーリ(8)は半径を小から大にするというAT
(オートマチック)車に見られる変速トルクコンバータ
とは逆の関数で、エンジンの回転速度の上昇に従って減
速比を大きくしているので、自動車エンジンの低速時に
空気加圧フアンを高速回転させ、逆に同エンジンの高速
時に同フアンを低速回転させて、高速時のみならず低速
時等においても効果的に雨滴等を吹き飛ばすことができ
る。
〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明のエアーワイパーを示す一部破断系統
図である。
本実施例においては加圧空気の取入口をラジエータ
(7)に設け、それを空気加圧フアン(3)に導いて温
風がウインドー等に吹付けられる構造としている。これ
は冬季等に氷雪に対して効果を発揮させたり、高湿度に
よるガラスの曇りを除くのに効果的である。本発明はこ
の構造に限定するものではなく、外気を直接空気加圧フ
アン(3)に取入れる構造としてもよい。
空気加圧フアン(3)の高速回転は、高い出力が可能
な自動車エンジン(1)による。自動車エンジン(1)
は連結・解除可能な変速連結部(2)により空気加圧フ
アン(3)と連結されている。変速連結部(2)は自動
車エンジン(1)にベルトで連結された電磁クラッチ付
変速プーリ(5)と、その電磁クラッチ付変速プーリ
(5)と空気加圧フアン(3)間を遠心クラッチ(6)
のプーリ(8)を介して連結させる構造としている。運
転室においてワイパーの作動用スイッチが入れられる
と、電磁クラッチが作動して変速プーリ(5)がエンジ
ン(1)によって回転し始める。エンジンのアイドリン
グや低速回転時には、電磁クラッチ付変速プーリ(5)
の半径と遠心クラッチ(6)のプーリ(8)の半径とで
は前者が大きくなるように設定してあり、本実施例の装
置ではエンジンの回転はおよそ2倍程度に増速されてプ
ーリ(8)を回転させる。これにより、空気加圧フアン
(3)は高速作動し、エアータンク(9)に高圧の空気
が蓄積される結果、エアーノズル(4)からは高圧空気
を吹き出すことができ、低速の自動車においてウインド
ーガラスに掛かる風圧が低いときでも、十分なワイパー
の機能を果す。
エンジンが高速回転に移ると、変速プーリ(5)の半
径は小さく、遠心クラッチ(6)のプーリ(8)の半径
は大きくなり、減速比が大きくなる結果、上記とは逆に
エンジンの回転は大きく減速されてプーリ(8)を回転
させることになる。こうして、空気加圧フアン(3)は
低速作動となり、エアータンク(9)には低圧の空気が
蓄積されるので、エアーノズル(4)からは緩やかに空
気が吹き出すだけとなる。高速の自動車においてはウイ
ンドーガラスに掛かる風圧が高く、エアーワイパーの風
圧が低い方がワイパーとしての機能を全うできるのであ
る。
空気加圧フアン(3)の構造は、一方に空気導入口を
備え、他方に加圧空気排出口を備え排出口側が徐々に狭
く形成された筒状ケーシング内に回転翼と固定翼が数段
に設けられた構造である。空気加圧フアン(3)の空気
排出口はエアータンク(9)に連なり、このエアータン
ク(9)から空気導管(10)を分岐させて前後ウインド
ー(11a),(11b)、バックミラー(12)、前照灯(1
3)等にそれぞれ設けられた略6mmφのエアーノズル
(4)に加圧空気が送られる構造である。エアーノズル
(4)は扇形にエアー噴射が可能であり、また、空気導
管の一部はゴムホースを用いた。
本実施例では、測定の結果、エンジン回転数が1500〜
1800rpmの時、空気加圧フアン(3)の回転数が3000rpm
であり、ワイパーとしての機能を果すに十分な高い空気
圧(各ノズルに対して1.2kg/cm2程度以上)が得られ
た。
なお、本発明のエアーワイパーは従来の接触摺動式の
ワイパーに代えて設けることも出来るし、泥等の付着が
著しくて空気圧のみでは除去が困難な場合には、従来の
接触摺動式ワイパーと共に接地することも出来る。
〈発明の効果〉 本発明のエアーワイパーは以上のような構造であるか
ら、ウインドーガラスや鏡面に付着しようとする雨等を
非接触で除去することができる。また、冬季に付着した
霜、氷、雪等を融解させることも出来、先行車や対向車
によるはね上げ粉塵や水滴等の付着も防ぐことが出来
る。そして、従来の接着払拭摺動式のワイパーが有して
いたガラス面の傷付き、往復動による目障り、摺動音等
も無い快適なドライブを楽しむことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエアーワイパーを示す一部破断系統図
である。 (1)……自動車エンジン、(2)……変速連結部 (3)……空気加圧フアン、(4)……エアーノズル (5)……クラッチ付変速プーリ、(6)……遠心クラ
ッチ (7)……ラジエータ、(8)……プーリ (9)……エアータンク、(10)……空気導管 (11a),(11b)……ウインドー、(12)……バックミ
ラー (13)……前照灯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車エンジン(1)に連結・解除可能な
    変速連結部(2)と、該変速連結部(2)に連結された
    空気加圧フアン(3)と、該空気加圧フアン(3)出口
    に連通しウインドー等の近傍に多数個設けられたエアー
    ノズル(4)とからなり、前記変速連結部(2)が自動
    車エンジン(1)に連結された電磁クラッチ付変速プー
    リ(5)と、該電磁クラッチ付変速プーリ(5)と空気
    加圧フアン(3)間の遠心クラッチ(6)のプーリ
    (8)とから構成され、自動車エンジン(1)の低速時
    に空気加圧フアン(3)を高速回転させ、逆に該自動車
    エンジン(2)の高速時に前記空気加圧フアン(3)を
    低速回転させるように、電磁クラッチ付変速プーリ
    (5)と遠心クラッチ(6)のプーリ(8)との減速比
    を変化させ、空気加圧フアン(3)を変速してなること
    を特徴とするエアーワイパー。
JP62102872A 1987-04-25 1987-04-25 エアーワイパー Expired - Lifetime JP2645011B2 (ja)

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