JP2644678B2 - チラーユニットの制御方法 - Google Patents

チラーユニットの制御方法

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JP2644678B2 JP6095257A JP9525794A JP2644678B2 JP 2644678 B2 JP2644678 B2 JP 2644678B2 JP 6095257 A JP6095257 A JP 6095257A JP 9525794 A JP9525794 A JP 9525794A JP 2644678 B2 JP2644678 B2 JP 2644678B2
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    • G05D23/1912Control of temperature characterised by the use of electric means using an analogue comparing device whose output amplitude can take more than two discrete values
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2400/06Several compression cycles arranged in parallel

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却した冷媒を、供給
経路と戻り経路とを共通に使用して複数のチラー(冷蔵
室)ユニットを同時に制御する方法に関し、さらに詳し
くは、それぞれ専用の制御ユニットを有する、複数のチ
ラーユニットの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
複数のチラーユニットの、共通の冷媒流通回路は、チラ
ーユニットに冷媒が同じ温度でほぼ同時に流入するよう
になっている。また、一般にチラーユニットは、通過し
た冷媒が同一温度を維持するように要求されている。こ
れは、それぞれのチラーユニットが、同時にコンプレッ
サを作動開始または停止させるためである。しかし、こ
のような操作では、むだな電力消費を招くと共に、とも
すると過度の電力消費を要求してしまう。さらに、冷媒
を冷却することが必要と検知すると冷媒を冷却するため
に、コンプレッサの循環を過度に行うことがある。これ
は、それぞれのチラーユニットは、特定のコンプレッサ
を有しており、コントロールユニットが、どこで問題が
生じたかにかかわらず、必要な要求温度に達するまで複
数のコンプレッサを作動させようとするためである。こ
のため、ときおり過大な稼働という反動を生じる結果と
なる。
【0003】この発明が解決しようとする課題は、戻り
経路の冷媒温度を予め設定した温度に維持するような必
要があるときに、それぞれのチラーユニットを同時モニ
ターし、且つ制御する間、それぞれのコントロールユニ
ットに正常な制御機能を備えたコントロールシステムを
得るには、どのような手段を講じればよいかという点に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のチラー
ユニットのそれぞれが、複数のコンプレッサ部を備え、
各チラーユニットにコントローラユニットが接続され、
該コントローラユニットによって該コンプレッサ部の増
減が選択的に行われるチラーユニットの制御方法であっ
て、前記コンプレッサ部の能力の要求限界値を前記コン
トローラユニットによって決定し、それぞれのチラーユ
ニットに接続されたコントローラユニットで稼働するコ
ンプレッサ部の数を変更すると共に、要求された冷媒温
度に到達しないときに、コンプレッサ能力の要求限界値
を変更し、さらに、戻り冷媒の温度が所定の値に達しな
いときに、コンプレッサ能力の要求限界値を変更するこ
とを、解決手段としている。
【0005】
【作用】本発明においては、複数のチラーユニットのそ
れぞれが、複数のコンプレッサ部を備え、各チラーユニ
ットにコントローラユニットが接続され、該コントロー
ラユニットによって該コンプレッサ部の増減が選択的に
行われるチラーユニットの制御方法であって、前記コン
プレッサ部の能力の要求限界値を前記コントローラユニ
ットによって決定し、それぞれのチラーユニットに接続
されたコントローラユニットで稼働するコンプレッサ部
の数を変更すると共に、要求された冷媒温度に到達しな
いときに、コンプレッサ能力の要求限界値を変更し、さ
らに、戻り冷媒の温度が所定の値に達しないときに、コ
ンプレッサ能力の要求限界値を変更するものである。そ
れぞれのチラーユニットに随時要求限界値を設定したこ
とにより、システム全体に無理をあたえることを防止す
る作用を奏する。すなわち、それぞれのコントロールユ
ニットに、コンプレッサ能力を越えた稼働が要求された
ときに、コントロールユニットは要求範囲内でコンプレ
ッサ部の増減を行うための変更を受けるチラーユニット
を選択する。変更されるかどうかの決定は、冷却温度と
要求温度との間の誤差を含む各種の制御パラメータを算
出して行われる。それぞれのチラーユニットの要求範囲
は、前記誤差と誤差率の範囲を越えたときに変更され
る。この要求範囲の変更が正当と認められたときは、タ
イマは、コンプレッサ部の出力を所定の時間内に見いだ
すための、所定の値が設定される。また、所定の時間内
に出力の変更が見いだせない場合に、選択されたチラー
ユニットの変化が不適当とみなされる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るチラーユニットの制御方
法の詳細を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0007】まず、図1に示すように、複数のチラーユ
ニット10,12,14は、冷媒の戻り経路16と供給
経路18とに連結されている。この冷媒は、冷却水であ
るが、他の冷媒を用いてもシステムを同様に作動させる
ことが可能である。また、それぞれのチラーユニット
は、例えば、チラーユニット10においては符号20,
22,24等で示すような専用のコンプレッサ部を備え
ている。そして、例えばチラーユニット10のコンプレ
ッサ部では、コントローラユニット26によりそれぞれ
作動され得るようになっている。同様に、チラーユニッ
ト12のコンプレッサ部は、コントローラユニット28
により作動され得るようになっており、また、チラーユ
ニット14のコンプレッサ部は、コントローラユニット
30により作動され得るようになっている。
【0008】また、それぞれのコントローラユニット2
6,28,30は、それぞれのチラーユニット10,1
2,14を部分的に(個別に)制御し得るように、図中
18a,18b,18cで示すライン(配管)内の冷却
水の温度を検出するようになっている。この部分的なコ
ントロールは、冷却水を所望の供給温度にするために、
コンプレッサの稼働を活発にしたり不活発にしたりす
る、周知の各種制御方法を用いることができる。さら
に、それぞれのコントローラユニット26,28,30
は、母線34を介してシステムコントローラ32に接続
されている。このシステムコントローラ32は、母線3
4を介して各コントローラユニット26,28,30か
ら、例えばチラーの状態,ユニットの能力や使用可能な
能力等のローカルデータが入力されるようになってい
る。また、システムコントローラ32は、チラーのシス
テム全体に関するユーザーインターフェイス36からの
情報をも入力されるようになっている。この情報は、シ
ステムにおけるチラーユニットの数,冷却水や冷媒の設
定温度,システム全体の要求限界及び各コントローラユ
ニットに適用させる、戻りの冷却水の制御温度の下限値
等とを含む。また、システムコントローラ32は、コン
トローラユニット26,28,30の特定のアドレス,
有効能力や、制御コンプレッサ部の数等を含む、ユーザ
ーインターフェイス36からの各コントローラユニット
26,28,30についての情報も入力される。そし
て、システムコントローラ32は、最終的に供給側セン
サ38で検出された供給冷却水温度の情報と、戻り側セ
ンサ40で検出された戻り冷却水温度の情報とが入力さ
れるようになっている。
【0009】システムコントローラ32にプログラムさ
れた操作は、図2のフローチャートに示す通りである。
そのプログラムは、充分なメモリ容量と、プログラム操
作を実行させるための処理演算機能を備えたコンピュー
タに内蔵されている。このプログラム操作は、ステップ
(サブルーチン)44から始まるようになっている。こ
のステップ44というのは、ユーザーインターフェイス
36に入っている情報を読み取り、後に用いられる、幾
つかの変数の値を初期設定する。
【0010】次に、通常のプログラムの流れは、ステッ
プ46に進み、コントローラユニット26,28,30
から制御データを引き出し、実際に運転するチラー運転
数を算出する。その後、初期の要求限界と戻り冷却水の
制御温度が各コントローラユニット26,28,30に
伝達される(ステップ48)。各コントローラユニット
26,28,30に与えられた、この初期の要求限界
は、冷却水の制御温度になるような多数のコンプレッサ
部の作動が禁止されるようになっている。チラーユニッ
ト10,12,14は、それにも拘わらず、それぞれの
要求限界内であうるあいだは、それぞれの戻り冷却水の
温度を制御温度に保持しようとする。次に、ステップ5
0は、作動しているチラーユニットが一つよりも多いか
を単に判定する。この判定によって、もしも作動してい
るチラーユニットが一つより少ない場合は、プログラム
のステップ46に戻るように設定されている。これは、
それぞれ冷却水の要求温度を維持するコントローラユニ
ットのもとでチラーユニットが操作されることを許容す
る。
【0011】また、ステップ50において作動している
チラーユニットの数が1より多い場合、プログラムは、
ステップ52に進む。このステップ52では、供給側セ
ンサ38から供給冷却水の温度を読み取り、戻り側セン
サ40からの戻り冷却水の温度を読み取り、しかもいく
つかののパラメータを算出するというステップである。
その後、プログラムはステップ54に移り、チラーユニ
ットが以前にステップされたチラー能力の変更に応答し
たかどうかを算出する。もし、変化がないときは、ステ
ップ56に移り、そのステップに従いステップ46に戻
る。
【0012】システムの変化が保留されている場合は、
プログラムはステップ58へ進み、そして、戻り冷却水
温度が設定温度より低いかを判断する。もし、この戻り
冷却水温度がこの設定温度より低くなれば、ステップ6
0に進み、以下の各パラメータ、即ち、NEXTCHL
R、NEXTADD、NEXTDROP等を0に設定す
る。そして、CAPRATIOを−1.1に設定する。
さらに、ステップ60、62に進む。そして、ステップ
58に示すように、戻り側センサ40が戻り冷却水が基
準値より低いことを検出しない場合は、ステップ64に
進む。そこで、チラーの増減を決定する。
【0013】システムに変化がある場合は、プログラム
はステップ58へ進む。このステップ58は、コンプレ
ッサ部を追加又は減少させべきチラーユニットを選択す
る。これは、下記にステップ58について説明するよう
に、いくつかの各チラーユニットの状態を検出して決定
される。チラーユニットが変化していることを検出する
と、プログラムは、可変の能力比率(CAPRATI
O)を算出するステップ60へ進む。その後、いずれに
しても、プログラムはステップ62へ進む。そして、も
し決定された能力比率によって変更が定められたなら
ば、選択されたチラーユニットの要求限界は変化する。
このプログラムは、いったん始動した後は、ステップ4
6〜ステップ62を回るループ制御を実行する。この工
程は、15秒ごとに繰り返されている。
【0014】図3に示すように、これらの工程は、図2
に示したステップ44の構成を示している。この手順
は、図3に示すようにステップ66から始まる。このス
テップ66においては、まず、チラーユニットの数(N
CHIL),冷却水の設定温度(CHWSPT),要
求限界(DLM),戻り冷却水の最小制御温度(MIN
LCHW)をユーザーインターフェイス36から読み取
る。図1では、3つのチラーユニット10,12,14
があるため、上記チラーユニットの数(N CHIL)
は3になる。このシステムにおける冷却水の設定温度
(CHWSPT)は、チラーユニット10,12,14
によって冷却された後に達成された温度にセットされ
る。そして、この温度は、冷却水の供給側センサ38に
よって検知される。そして、システムにおける要求限界
(DLM)とは、コントローラユニット26,28,3
0によって作動されるそれぞれのチラーユニットにおけ
るコンプレッサの能力の最大割合(百分率)である。ま
た、戻り冷却水の最小制御温度(MINLCHW)は、
各チラーユニットに戻る冷却水に許容されるほぼ最小値
(華氏温度)である。
【0015】そして、次のステップ68は、ユーザーイ
ンターフェイス36から、各コントローラユニット2
6,28,30のいくつかの値を読み出す。このいくつ
かの読み出しとは、各コントローラユニットに対応する
チラーユニットの番地、即ちチラーアドレス(CHLR
ADDR)と、チラーユニットの冷却実効率(CHLC
AP)と、個々のコントローラユニットにおけるコンプ
レッサ部数(NUM STEP)とを読み出すことであ
る。
【0016】その次のステップ70は、図2に示したプ
ログラムに利用される各変数を初期化する。これらの変
数は、冷却水の設定温度(CHWSPT)と等しく設定
された冷却水供給温度(CHWSTEMP)を含む。そ
して、下記の変数、即ち、誤差(ERROR),ERR
SUM,能力比率(CAPRATIO),次期減少量
(NEXTDROP),次期増加量(NEXTAD
D),ユニット能力(UNITCAP)及び次チラー
(NEXTCHLR)は、“0”に設定される。
【0017】ここで、図4に示すように、現在稼働して
いるチラーユニットの数の演算手順から出発する。この
手順は、まず、ステップ72でチラーユニットの稼働ユ
ニット数(N RUN)を“0”に設定することから始
める。そして、ステップ74で制御ループに入り、次
に、ステップ76で1〜N番目のチラーユニットの冷却
状態値(CHL STCHLR)と、チラーユニットに
与えられたチラー能力の割合(UNITCA
CHLR)と、コンプレッサ利用効率(AVAILC
APCHLR)とが読み出される。このようなチラーユ
ニットの値をうまく読み出せない場合は、ステップ78
とステップ80との2回のステップでこれらの値を読み
出す試みが行われる。これら3回にわたる読み出しがで
きない場合、そのチラーユニットの冷却状態値(CHL
STCHLR)は、コンプレッサ不良(COMFAI
L)とされ、チラーユニットのチラー能力の割合(UN
ITCAPCHLR)と、チラーユニットの利用効率
(AVAILCAPCHLR)は、ステップ82で
“0”に設定される。それぞれのチラーユニットの冷却
状態値(CHL STCHLR)をステップ84でうまく
読み出すことができ、そのチラーユニットの状態が“O
N”か“再スタート“であるときは、ステップ86で稼
働ユニット数(N RUN)が1つ増加するようになっ
ている。これは、最後のステップ88に表した手順によ
って、稼働するチラーユニットの数を備えた稼働ユニッ
ト数(N RUN)の値が蓄えられる結果となる。
【0018】それぞれのチラーユニットの要求限界と戻
り冷却水の制御温度を伝える手順は、図5に示す通りで
ある。この手順は、図2のステップ48に相当する。ま
ず、この手順は、1からNまで増加する下記の変数(C
HLR)を決定することから始まる。この変数は、以下
に説明する方式によって取り扱われるチラーユニットに
与えられた一定のパラメータを決定する。もし、ステッ
プ92において、チラーユニットの稼働ユニット数(N
RUN)が1又はそれよりも少ない場合は、ステップ
94で各チラーユニットの有効要求限界(CHL DL
CHLR)、システムの要求限界(DLM)と等しく
設定され、また、各チラーユニットの戻り冷却水の制御
温度(LCWCTLPTCHLR)は、冷却水の設定温
度(CHWSPT)に等しくなるように設定される。こ
れらの値は、引き続きステップ96でそれぞれのチラー
ユニットのコントローラユニットに書き込まれる。
【0019】一方、稼働しているチラーユニットが1よ
り多い場合は、ステップ92からステップ98へ移る。
このステップ98では、各チラーユニットの戻り冷却水
の制御温度(LCWCTLPTCHLR)を、戻り冷却
水の最小制御温度(MINLCHHW)に等しくなるよ
うに設定する。この戻り冷却水の最小制御温度(MIN
LCHW)は、冷却水の設定温度(CHWSPT)と実
質上異なる。この点に関しては、戻り冷却水の最小制御
温度(MINLCHW)は、チラーユニットに初期設定
した有効要求限界(CHL DLMCHLRでは到達
できない、より低い値に操作されている。各チラーユニ
ットの、低い戻り冷却水の最小制御温度(MINLCH
W)と有効要求限界(CHL DLMCHLR)とのこ
のような組み合わせは、システムコントローラ32が以
下に説明する方式でコンプレッサの稼働の増加又は削減
を管理することを、許容する。
【0020】ステップ100,102,104では、い
くつかの制御パラメータを判定することを行っている。
これらのパラメータは、能力比率(CAPRATI
O)、次期減少量(NEXTDROP)及び下記の1〜
Nの変数(CHLR)である。図3に示したステップ7
0では、能力比率(CAPRATIO)と次期減少量
(NEXTDROP)が“0”に設定されている。他
方、1〜Nの変数(CHLR)は、図1に示した3つの
チラーユニット10,12,14の1〜3の値がとられ
る。また、これは、それぞれの番号のチラーユニット
が、各チラーユニットの有効要求限界(CHL DLM
CHLR)がチラー能力の割合(UNITCAP
CHLR)に等しいと認めるステップ106に移る結果
となる。特に、ステップ106で定義される有効要求限
界(CHL DLMCHLR)と、ステップ98で定義
される戻り冷却水の制御温度とは、ステップ96でコン
トローラユニットに書き込まれる。そして、すべてのコ
ントローラユニットがステップ96で定義された有効要
求限界と戻り冷却水の制御温度が得られるまで、ステッ
プ108までの手順が繰り返される。
【0021】図6には、ステップ52のパラメータを算
出する方法の詳細が示されている。冷却水供給温度(C
HWSTEMP)の値は、ステップ110で前の冷却水
供給温度(PRV CHWS)として蓄えられる。冷却
水供給温度(CHWS)は、次に供給側センサ38で検
出され、新しい冷却水供給温度(CHWSTEMP)の
値として、ステップ112とステップ114で蓄えられ
る。冷却水供給温度の平均値(AVG CHWS)は、
次のステップ116において、ステップ114での冷却
水供給温度(CHWSTEMP)と、ステップ110で
の前の冷却水供給温度(PRV CHWS)との平均で
算出される。そして、次に手順は、ステップ118に進
む。このステップ118では、現在の誤差(ERRO
R)を前の誤差(PRVERROR)と等しいものとし
て蓄積する。次に、ステップ120に進み、冷却水の供
給温度の平均値(AVG CHWS)と冷却水の設定温
度(CHWSPT)との差を求める。ここで、冷却水の
設定温度(CHWSPT)は、ユーザーインタフェイス
36で提供された、前記ステップ66パラメータの一つ
である。次に、ステップ122で誤差率を算出する。こ
の誤差率は、ステップ120で差を求めた誤差と、ステ
ップ118の前の誤差との差に4を掛けて算出する。こ
の“4”の意味は、図2に示したプログラム全体が15
秒毎に繰り返しているため、この差に4を掛けることに
より、1分毎に誤差率が効果的に得られることにある。
次に、ステップ124において、全チラーが使用された
場合の現在の能力(CUR CAP)を求める。この現
在の能力は、冷却実効率(CHL CAP)とチラー能力
の割合とを掛けて、100で割った数の総和で得られ
る。この場合、ステップ46で示されるそれぞれのチラ
ーの状態はオンまたは再スタートの状態である。このよ
うなステップ124で求めたそれぞれのチラー総和によ
って、現在の能力(CUR CAP)の値が求められ
る。
【0022】図6に示した手順は、ステップ126に進
み、そして戻り冷却水温度(CHWRT)を戻り側セン
サ40によって検出する。次に、ステップ128におい
て変数(RISE KW)を算出する。なお、この変数
は、ステップ128に示したように、ステップ126に
おいて戻り側センサ40で検出された戻り冷却水温度
(CHWRT)と、ステップ116で算出された冷却水
の供給温度の平均値(AVG CHWS)との差を、ス
テップ124で求められた現在の能力(CUR CAP)
で割ることで求めることができる。この計算結果は、華
氏温度/kWの温度エネルギーで表される。この計算結
果は、それぞれの冷却能力がどの程度達成されている
か、を知る目安となる。
【0023】そして、手順はステップ130に進み、こ
のステップ130では、ステップ122で算出された誤
差率(ERROR RATE)に3を掛けたものに、ス
テップ120で算出された誤差(ERROR)を加え、
これを2で割り、さらに前の誤差の総和を加えて、現在
の誤差の総和を算出する。この演算は、ステップ70で
初めに誤差を0に設定して以来の3回の誤差率の平均値
を算出するものである。このステップでは、前の誤差の
総和に関する手順を継続的に実行することにより、最終
的には積分又は総和を求めることができる。
【0024】次に、図7は、図2のシステムの変更(変
化)を算出するステップ54の詳細を示している。この
手順は、ステップ134及びステップ136から始ま
る。ステップ134は、能力比率が1より大きいか又は
等しいかどうかを判定し、一方ステップ136では、能
力比率が−1より小さいかを判定する。もし、能力比率
(CAPRATIO)がこれらの間の値の場合、ステッ
プ138に移り、前の能力の割合(OLDCAP
NEXTCHLR)とコンプッレッサ能力の割合(UN
ITCAPNEXTCHLR)とを等しく設定する。こ
れは、ステップ76においてかくチラーユニットに任意
に与えられたチラー能力の割合(UNITCAP
CHLR)に関連している。特に、ステップ138にお
いて初めに選択されたチラー能力の割合(UNITCA
CHLR)は、次のチラーの変数(NEXTCHL
R)によって定義される。この架空のチラーのチラー能
力の割合は、ステップ70で0と定義されたUNITC
APである。
【0025】そして、ステップ134を参照するに、能
力比率(CAPRATIO)が1より大きく又は等しい
場合は、能力の増加は保留される。これは、以下に詳細
に説明される。ここで、手順は、ステップ140に進
む。ここで、コンプレッサ部の増加が実際に選択され
た、次のチラーのチラー能力(UNITCAP
NEXTCHLR)が判定される。この判定とは、次の
チラーの能力(UNITCAPNEXTCHLR)が、
前のチラーの能力(OLDCAPNEXTCHLR)に
2を加えたものより大きいかどうか、が判定される。こ
の能力は、2%〜50%の増加が可能である。ここで、
チラー能力(UNITCAPNEXTCHLR)が、実
際に2%増加した場合、ステップ142において次のチ
ラーの変数(NEXTCHLR)が、最後の増加(LA
STADD)として蓄積される。次のステップ144で
は、以下に説明するように、変更タイマの変数(CHG
TIMER)に従ってステップ130で算出した誤差の
総和(ERROR SUM)を0に設定する。変更タイ
マの変数は、時間が随時増加するクロックである。次の
チラーの変数(NEXTCHLR)によって定義され
た、チラーの要求限界(CHL DLM
NEXTCHLR)は、チラー能力(UNITCAP
NEXTCHLR)と等しくなるように設定される。最
後に、変化保留変数(CHNGPNDG)は、誤り(F
LASE)に設定される。そして、この手順は、ステッ
プ138に移り、チラーに定義されたチラー能力の割合
(UNITCAPNEXTCHLR)が前の能力と等し
くなるように設定する。
【0026】次に、前記ステップ140において、も
し、チラー能力の割合(UNITCAPNXTCHR
の変化が保留されているならば、変更タイマの変数(C
HGTIMER)が120より大きいかどうかをステッ
プ146で判定する。チラー能力の割合(UNITCA
NEXTHLR)の変化は、120秒の期間を上回る
ことが許容されている。変更タイマが120秒の期間を
満了しない場合は、ステップ147に進む。そして、変
化保留変数(CHGPNDG)を正しい(TRUE)と
みなす。そして、ステップ148において、15秒の遅
延を実行する。この15秒の遅延に引き続いて、前のチ
ラー能力の演算を行うステップ138に移る。
【0027】図2に示したように、ステップ54を出た
後は、ステップ56で変化が保留状態かどうかが判定さ
れる。もし、変化保留変数(CHGPNDG)が正しい
(TRUE)と設定された場合は、プログラムはステッ
プ46にもどる。そして、ステップ46からステップ5
2を介したプログラムの実行は、図7の手順に相当す
る。これは、ステップ146において変更タイマが満了
するまで、又はステップ140においてチラー能力の割
合が増加するまで、続けられる。そして、チラー能力の
割合が、満了するまでは、ステップ149で適性が選択
され、ステップ138に至るまえのステップ150で変
化保留変数(CHNGPNDG)が誤り(FLASE)
と判定される。図2のステップ56においては、変化保
留変数(CHNGPNDG)が誤りである場合、プログ
ラムは変化保留変数の実行をもはや行わずにステップ4
6に戻る。
【0028】また、図7のステップ134に示したよう
に、もし、能力比率が1より大きいか又は等しい場合、
プログラムはステップ136に移る。そして、が−1よ
りも小さいか又は等しい能力比率(CAPRATIO)
を決定する。次のチラーの変数(NEXTCHLR)に
よって決定される能力の減少と違って、前記決定が“Y
ES”と判定された場合、ステップ152、ステップ1
54及びステップ144に移り、前記したステップ14
0とステップ142と同様の方式で処理か行われる。上
記した能力の減少が既に発生した場合、ステップ14
6,149,150は、前記した変化保留変数(CHG
PNDG)の状態を、適当に利用する。
【0029】次に、図8は、図2に示したプログラムの
一部を表している。示されているプログラムは、チラー
のコンプレッサ部を削減させるのみならず、次のチラー
のコンプレッサ部を追加させる処理を行う。これに関し
て、次期増加量(NEXTADD)と次期減少量(NE
XTDROP)は、ステップ160で0に初期設定され
る。そして、ステップ162に進み、次のチラーはコン
プレッサ部が増加(追加)されたものと認定する。これ
は、ステップ164で、状態がオンである最初のチラー
を確認することと、ステップ166でコンプレッサ利用
効率が100%であるかを判定することで達成される。
次に、ステップ168において、最後の増加量(LAS
TADD)と最後の減少量(LASTDROP)とによ
り、チラー能力を増加させることを決定する。ここで
は、最終の変更命令の実行が失敗である場合に、ステッ
プ170で不適当と認定されたいくつかのチラーは最終
的に排除される。これは、前記ステップ149の処理と
近似している。ステップ164〜ステップ170の判定
を通過した最初のチラーは、次のチラーにコンプレッサ
部を増加させるように、ステップ172で決定される。
そして、ここでは次期増加量(NEXTADD)にチラ
ーの数(CHLR)として蓄積される。
【0030】次に、図9のステップ174に示すよう
に、コンプレッサ部を減少させる次のチラーを決定する
目的で、コントローラユニットの連続する判定が定義さ
れる。ステップ176は、チラーがオンの状態であるか
を判定し、ステップ178ではチラーのコンプレッサ利
用効率(AVAILCAPCHLR)が0より大きいか
どうかが判定される。また、ステップ180では、要求
に従ってチラーの能力が減少したかどうかを判定してい
る。もし、ステップ182で最終の命令の実行が失敗し
たため、チラーが、ステップ149で以前に不適当と判
定された場合、チラーは、除外される。これらの条件を
連続して通過した最初のチラーは、ステップ184で、
次期減少量(NEXTDROP)がチラー数(CHL
R)と等しく設定される。
【0031】次に、図10は、図2に示した、能力比率
を演算するステップの詳細を示している。このプログラ
ムは、ステップ186から始まる。このステップでは、
コンプレッサ部の増加又は減少するための次のチラーを
選択するために、前のステップ58の従う。ステップ1
86において、誤差(ERROR)が1より小さいかど
うかが判定される。ここで用いられる変数は、前記ステ
ップ120(図6)で算出されたものあり、冷却水の供
給温度の平均値(AVG CHWS)と冷却水の設定温
度(CHWSPT)との差が反映される。もし、誤差
(ERROR)の値が0より下回る場合、ステップ18
8において、次のチラーの変数(NEXTCHLR)に
包含された次期減少量(NEXTDROP)により、次
のチラーのコンプレッサ部の減少が決定される。一方、
誤差が0より大きいか又は等しい場合は、ステップ19
0で、次のチラー数に相当する、次のチラーのコンプレ
ッサ部を増加させるための変数、即ち次期増加量(NE
XTADD)を決定する。ステップ188又は190の
いずれかで決定された後、ステップ192に進み、この
指定されたチラーユニットの規模が決定される。この演
算は、次のチラーの冷却実効率をコンプレッサ部数で割
ることにより達成される。この演算は、ステップ68で
蓄積された、チラーの能力(CHLCAP)と、指定さ
れたチラーのコンプレッサ部の数(NUM STEP)
とを知っていることが前提となる。そして、コンプレッ
サ部の規模(STAGSIZE)の単位は、kW/コン
プレッサ部で表される。
【0032】次に、ステップ194で、それぞれのチラ
ーに認められた限界の積分値(INT LIM)を演算
する。この演算は、コンプレッサ部の規模に4と変数
(RISE KW)を掛けてたものに、10を加えて行
う。この変数(RIZE KW)は、前記したステップ
128に示したように、検出された戻り冷却水温度(C
HWRT)と、冷却水の供給温度の平均値(AVG
HWS)との差を、現在の能力(CUR CAP)で割
ることで求めることができるのと、同様である。この演
算の値は、華氏温度/チラー能力で表される。なお、ス
テップ194においては、コンプレッサ部の規模と変数
(RIZE KW)はコンプレッサ部当たりの華氏温度
の度数を表している。
【0033】次に、ステップ196に進み、このステッ
プでは、ステップ186からステップ194までの連続
処理が4回行われたかを判断する。もし、そうでない場
合は、ステップ200に移り、能力比率(CAPRAT
IO)は0に設定される。また、上記4回の処理が行わ
れた場合は、ステップ200において能力比率(CAP
RATIO)は、誤差の総和(ERROR SUM)を
限界の積分値(INT LIM)で割った値に設定され
る。なお、誤差の総和(ERROR SUM)の演算
は、上記したステップ130でのシステムパラメータの
演算が適用される。これは、不可欠な誤差の計算値であ
り、この計算値は、現在の誤差の総和の計算と、前の誤
差の総和の計算とからなり、この値は、華氏温度の度数
で表される。また、限界の積分値(INT LIM)
は、華氏温度/コンプレッサ部数で表される。さらに、
能力比率(CAPRATIO)は、華氏温度の度数を、
コンプレッサ部で生じる華氏温度の度数で割ったもので
ある。コンプレッサ部数は、もし1を加え又は1を引く
場合には、増加される。
【0034】図11のステップ202においては、能力
比率(CAPRATIO)が1より大きいか、又は等し
いときにステップ204に進むようになっている。そし
て、このステップ204において、コンプレッサ部に次
期の増加量を加えるために、以前に定義された、チラー
の有効要求限界(CHL DLMNEXTADD)を演
算する。また、このチラーは、図8に示したステップ1
72において、次期増加量(NEXTADD)によって
決定される。このチラーに決定された要求限界は、チラ
ー能力(UNITCAPNXTADD)に増量分を加え
たものとと等しい。この増量分は、200をコンプレッ
サ部数(NUM STEP)で割ったものである。な
お、200という数は、コンプレッサ部の規模の2回の
平均値率である(200/NUM STEP)から選択
される。これは、コンプレッサ部に大きい冷却力が加え
られたことを許容する。一旦新しい要求限界が決定され
ると、ステップ206に移り、変更タイマ変数(CHG
TIMER)で示されるタイマクロックを変更する。そ
して、最後のステップ208に移る。このステップ20
8は、図11に示す最後の手順の前に充分な時間が経過
することを決定するために必要なディレイを決定する。
これは、図2に示した15秒間を幾度も実行することが
許容されている。図11に全体を示した、図2のステッ
プ62は、稼働チラーの新しい数を繰り返し算出する。
そして、プログラムは、要求限界と制御温度状態をステ
ップ48にアドレスする。また、図5は、図2のステッ
プ48の全体の詳細を示している。能力比率(CAPR
ATIO)が1より大きいので、ステップ104は、コ
ンプレッサ部を増加させるための決定したとき、開始さ
れる。ステップ204で算出されたチラーの要求限界
は、次に、ステップ96でそのチラーのコントローラユ
ニットに書き込まれる。この時点で、コントローラユニ
ットは、チラーユニットにコンプレッサ能力の増加が正
当であると認める。また、図2のステップ54は、シス
テムに変化があったかどうかをチェックしている。これ
は、図7のステップ140でチラー能力の次期の増加が
設定されたかどうかを、判定している。また、ステップ
190で次期増加量(NEXTADD)が設定されたこ
とがステップ140で判定され、ステップ96で同じチ
ラーの要求限界が増加される。タイマの時間が満了する
前にシステムに変化が生じたときは、プログラムはステ
ップ142に移り、最後の増加量を決定する。そして、
ステップ144において、誤差の総和(ERR SU
M)、有効要求限界(CHL DL
NEXTCHLR)、変更タイマ変数(CHGTIM
ER)及び変化保留変数(CHGPNDG)などのパラ
メータをリセットする。また、前の能力の割合(OLD
CAP)は、ステップ58においてコンプレッサ部の
増加を行う次のチラーを選択する前に、ステップ138
で新しい値にする。図2のステッププログラムは、ステ
ップ62で適切に選択された能力比率(CAPRATI
O)が要求以上に大きく変化するまで、選択されたチラ
ーの要求限界が増加し続ける。
【0035】図11に示したように、特にステップ21
において、能力比率(CAPRATIO)が−1より
小さいか、等しい場合に、ステップ212に進み、コン
プレッサ部を削減するために、チラーの要求限界を演算
する。この要求限界は、(UNITCA
NXTCHR)は、チラー能力(UNITCAP
NEXDROP)から、定数50をコンプレッサ部数で
割ったものを、引いた値と見なされる。この50という
数は、コンプレッサ部の規模の平均値1.5倍に相当す
る50/NUM STEPNEXTDROPの率から選
ばれる。決定されたコンプレッサ部の最も小さい能力1
つのコンプレッサ部のみ削減されものと認められる。
【0036】つぎに、ステップ208の処理を行う。こ
の処理は、図2のステップ48の最後の遅延タイマによ
る処理である。ステップ100は、ステップ96におい
て書き込まれた要求限界を算出している。要求限界が、
それぞれのコントローラユニットに書き込まれると、プ
ログラムはステップ50を介してステップ52,54に
移る。そして、ステップ52において、能力比率は−
1.1に設定され、NEXTDDROPは0に設定され
る。このステップのつぎに、ステップ136、151、
138での処理が施される。ステップ60において、変
数NEXTCHLRは、0に設定される。また変数UN
ITCAPNEXTCHLRは、UNITCAPにな
り、ステップ70で0に設定される。これは、古い能力
の変数であるOLDCAPも0に設定される。ステッ
プ138の演算は、能力比率とOLDCAPを用いる。
さらに、戻り冷却水の温度が冷却水設定温度より低い場
合は、ステップ58に移る。その後、ステップ58、6
0を通りステップ214に移る。
【0037】ステップ208では、ステップ48のうち
のステップ102により、開始された結果により、ステ
ップ96で定義された要求限界が書き込まれる前に、遅
延手段としてのタイマを変更する。ステップ54のうち
のステップ152によって、チラーに決定される前に、
チラー能力を減少させる。ステップ146で決定され、
ステップ206で設定されたタイマの時間内に、チラー
能力の変更が生じる。上記したように、所定の時間内に
チラー能力の変化があった場合、ステップ154によっ
て最後の減少が指示される。そして、ステップ144に
おいて、誤差の総和(ERR SUM)、有効要求限界
(CHL DLM)、変更タイマ変数(CHG TIM
ER)及び、変化保留変数(CHGPNDG)がリセッ
トされる。図2のプログラムは、図11に示したステッ
プ62によって、能力比率(CAPRATIO)が適当
な要求限界の範囲内で要求限界を減少させ続ける。
【0038】このようにして、本発明に係るチラーユニ
ットの制御方法が終了する。本発明においては、上記実
施例に用いた変数、定数等に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、チラーユニットが過剰に稼働することなく、
無駄のない冷却効果を奏する。また、個々のチラーユニ
ットに応じてコンプレッサ部が無理のない稼働を行うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】本実施例の基本制御系を示すフローチャート。
【図3】本実施例の部分制御系を示すフローチャート。
【図4】本実施例の部分制御系を示すフローチャート。
【図5】本実施例の部分制御系を示すフローチャート。
【図6】本実施例の部分制御系を示すフローチャート。
【図7】本実施例の部分制御系を示すフローチャート。
【図8】本実施例の基本制御系を示すフローチャート。
【図9】本実施例の部分制御系を示すフローチャート。
【図10】本実施例の部分制御系を示すフローチャー
ト。
【図11】本実施例の部分制御系を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
10,12,14…チラーユニット 16…戻り経路 18…供給経路 20,22,24…コンプレッサ部 26,28,30…コントローラユニット 32…システムコントローラ 36…ユーザーインターフェイス 38…供給側センサ 40…戻り側センサ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチラーユニットのそれぞれが、複
    数のコンプレッサ部を備え、各チラーユニットにコント
    ローラユニットが接続され、該コントローラユニットに
    よって該コンプレッサ部の増減が選択的に行われるチラ
    ーユニットの制御方法であって、前記コンプレッサ部の能力の要求限界値を前記コントロ
    ーラユニットによって決定するステップと、 それぞれのチラーユニットに接続されたコントローラユ
    ニットで稼働されるすべてのコンプレッサ能力総量では
    要求された冷媒温度に到達しない場合には、複数あるチ
    ラーユニットのうちの一つのコンプレッサ能力の要求限
    界値を変更させるものであって、この変更が前記チラー
    ユニットのコントローラユニットに前記それぞれのチラ
    ーユニットにおけるコンプレッサ部の数を変更させるス
    テップによってなされ、さらに、 戻り冷媒の温度が所定の基準値未満の場合については、
    複数あるすべてのチラーユニットのコンプレッサ能力の
    要求限界値を変更させるステップと、を有している こと
    を特徴とするチラーユニットの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記冷媒の戻り温度が所定の前記基準値
    よりも低い場合に、複数あるすべてのチラーユニットの
    前記コンプレッサ能力の要求限界値の変更するステップ
    に対応して、それぞれのチラーユニットの稼働するコン
    プレッサ部の数を減少させるステップを有することを特
    徴とする請求項1記載のチラーユニットの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記すべてのチラーユニットのコンプレ
    ッサ能力の複数の要求限界値の変更は、 現在使用されているそれぞれのチラーユニットのコンプ
    レッサ能力の合計を演算するステップと、 それぞれのチラーユニットの算出された要求限界値をそ
    れぞれのチラーユニットのコンプレッサ能力の合計から
    減算して、それぞれのチラーユニットについて の新たな
    要求限界値を得るステップと、を有する 請求項1記載の
    チラーユニットの制御方法。
  4. 【請求項4】 すべてのチラーユニットの複数の前記コ
    ンプレッサ能力の要求限界値の変更は、 現在稼働されているチラーユニットのコンプレッサ能力
    から減算させるべきコンプレッサ能力を算出させるステ
    ップであって、その計算値がそのチラーユニットのコン
    プレッサ部の最小部数より大きくなるようにすることを
    請求項3記載のチラーユニットの制御方法。
  5. 【請求項5】 前記戻り冷媒温度を少なくとも前記基準
    値と等しくするまでコンプレッサ能力の要求限界を変化
    させるステップを有する請求項1記載のチラーユニット
    の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記戻り冷媒温度が前記基準値より低い
    ときは、一つのチラーユニットのコンプレッサの要求限
    界値を変更するステップを機能させないようにするステ
    ップをさらに有する請求項1記載のチラーユニットの制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記コントローラユニットにより作動さ
    れるすべてのチラーユニットの総コンプレッサ能力につ
    いて増減すべき値のコンプレッサ部を決定するステップ
    と、 起動されている前記個々のチラーユニットすべての総コ
    ンプレッサ能力についてコンプレッサ部を増減させるか
    否かを判断する前記ステップに応答して、一つのチラー
    ユニットのコンプレッサ能力についての前記要求限界の
    変化を開始させるステップと、を有する請求項1記載の
    チラーユニットの制御方法。
  8. 【請求項8】 要求限界値を変更させる前記チラーユニ
    ットを同定するステップと、 前記チラーユニットの新たな要求限界値を演算するステ
    ップと、 その同定されたチラーユニットについて、前記要求限界
    値をコントローラユニットに伝達するステップと、を有
    する 請求項7記載のチラーユニットの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記要求限界を変化させる前記チラーユ
    ニットを同定するステップは、 要求コンプレッサ部を増加させるべき次のチラーユニッ
    トを決定するステップと、 コンプレッサ部を減少させるべき次のチラーユニットを
    決定するステップと、 要求温度より戻り冷媒温度が高い
    場合には、前記要求限界を変化させるべき前記チラーユ
    ニットに対し、コンプレッサ部の増加をさせる次のチラ
    ーユニットを同定するステップと、 要求温度より戻り冷媒温度が低い場合には、前記要求限
    界を変化させるべき前記チラーユニットにコンプレッサ
    部を減少させる次のチラーユニットを同定するステップ
    と、を有することを特徴とする請求項8記載のチラーユ
    ニットの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記同定されたチラーユニットに新た
    な要求限界を算出させるステップは、 同定された前記チラーユニットに現在用いられているコ
    ンプレッサ能力を得るステップと、 前記コンプレッサ部を増加させる場合には、前記チラー
    ユニットに現在用いられているコンプレッサ能力総量に
    その同定されたチラーユニットについて算出されたコン
    プレッサ能力量を加えるステップと、 前記コンプレッサ部を減少させる場合には、前記チラー
    ユニットに現在用いられているコンプレッサ能力総量か
    らその同定されたチラーユニットについて算出されたコ
    ンプレッサ能力量を減少させるステップと、を有するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の方法。
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