JP2640679B2 - 製紙用スクリーン - Google Patents

製紙用スクリーン

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JP2640679B2 JP63218398A JP21839888A JP2640679B2 JP 2640679 B2 JP2640679 B2 JP 2640679B2 JP 63218398 A JP63218398 A JP 63218398A JP 21839888 A JP21839888 A JP 21839888A JP 2640679 B2 JP2640679 B2 JP 2640679B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、製紙用設備で抄紙用、又は古紙処理など製
紙原料調整ラインの原料から不純物を効果的に除去し、
有用繊維を回収するためのスリットスクリーンに関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般に、抄紙処理・古紙処理など製紙用設備において
は原料となる繊維懸濁液中の石、砂、金属片、又は樹脂
片などの異物、その他のこみ排除のためにスリットのあ
るスクリーンプレートで構成したスクリーンバスケット
が用いられ、このスクリーンでは処理能力をあげるため
に密閉ケーシング内のスクリーンバスケットに内側から
外側に向って原料を圧入する内圧式、又はその反対の原
料流れをする外圧式のスクリーンとして用いられ、そし
て精選処理能力及び除塵効果を高めるために、スクリー
ンバスケットの内側又は外側にブレードなどのアジテー
タを回転自在に配備してスクリーン目詰り防止機能を付
与してスクリーニング効果をあげることが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この従来の製紙用スクリーンでは、第8
図、第9図及び第10図に示すように、板材にスリットを
刻設してスクリーンプレートを構成し、スクリーンバス
ケットをこのスリットのある平面板材のスクリーンプレ
ートをドラム状に囲成して形成しており、異物、その他
ごみ排除のためにスクリーンプレートにスリットを多数
形成して精選処理能力を上げていたが、内圧又は外圧に
対してスクリーンプレートの強度が弱くなるという欠点
があった。逆に、スリット数を減らしてスクリーンプレ
ートを形成すれば、強度は上昇するが精選処理能力が落
ちるという相反する欠点があった。これら欠点を排除す
るために、スクリーンプレートの板厚を増加させてスリ
ットを多数形成することも考えられるが、細いスリット
を厚い板厚に切るというのは加工的に困難なものであっ
て生産能率がさがることにもなるとともに、スリットを
一旦、スクリーンプレートに形成してしまうと、スリッ
ト幅の調整ができず、排除する異物の大きさに対応して
スクリーンバスケット自体を全部その都度交換しなけれ
ばならず、手間がかかるし、異なるスクリーンバスケッ
トをストックしていなければならず極めて不経済であっ
た。
本発明は、これら従来の欠点を適確に排除しようとす
るもので、有用繊維と異物とを分離する精選処理能力の
高いスクリーン部のあるバスケットとしスクリーン部へ
の圧力に対して強度的に強く、加工容易なスクリーンバ
スケットとするとともに、スリット幅の調整も簡便に可
能なスクリーンバスケットを安価な状態で提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、上述の目的を達成するため、製紙
用原料の繊維懸濁液から有用繊維分と不純物の異物分と
に分離するためのスリットを形成したものにおいて、抗
張力を保有した状態で先細りのテーパ部(a1)を有する
断面長方形のバネ材(a)を、バネ材間に所定ピッチ間
隔のスリット(2)を持たせて、かつバネ材の厚さ方向
に螺旋状に捲回し、伸縮自在の円筒形バスケットを構成
してスクリーン部(3)とし、該スクリーン部(3)の
両端に中心軸方向に前記スリット(2)を調整できる保
持端板(41),(42)を対向配備し、前記スクリーンバ
スケット(1)が、先端先細りに形成される突起部
(51)を有するスペーサ(5)を、円周方向に間隔をお
いて前記スリット(2)に嵌合して着脱自在に備えるよ
うにしている。
なお、前記スクリーンバスケット(1)の一方の前記
保持端板(41)が固定され、他方の前記保持端板(42
が前記軸方向に摺動する駆動装置(6)に連結されてい
る可動保持端板であることが好ましい。
〔作 用〕
本発明によれば、原料供給口からケーシング内に給液
された原料は、スクリーンバスケットの外側から内側、
又は内側から外側に流れ、バネ材を螺旋状に捲回して形
成されたバネ材間の所定ピッチ間隔のスリットを有用繊
維が通過して流れる。バネ材を螺旋状に捲回してスリッ
トを形成するため、スリット間の肉厚が極端に薄くなる
ことなく、原料流れ方向に抗して任意の断面形状とする
スリット部とすることができるので内外の圧力に対して
強い強度を有し、精選処理能力の高い、スクリーンとな
る。さらに、所望の大きさの異物が排除できない場合
に、バネ材で形成されたスクリーン部が伸縮自在となっ
ているため、バネ材とバネ材との間のスリット幅が調整
でき、所望大きさの異物排除が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1〜7図例で説明すると、
製紙用原料の繊維懸濁液から有用繊維分と不純物の異物
分とに分離するためスリットを形成したスクリーンバス
ケット1において、抗張力を保有した状態でバネ材a
を、バネ材間に所定ピッチ間隔のスリット2を持たせ
て、かつバネ材aの厚さ方向に螺旋状に捲回し、伸縮自
在の円筒形バスケットを構成してスクリーン部3とし、
スクリーン部3の両端に中心軸方向にスリット2を調整
できる保持端板41,42を対向配備した製紙用スクリーン
としてある。
本実施例において、スクリーン部3は、先細りのテー
パ部a1を有する矩形断面の鋼線体であるバネ材aをテー
パ部a1を内側、又は外側にして螺旋状に捲回してスリッ
ト2を形成したものであり、中心軸方向に伸縮自在であ
るが、バネ材aは、自身の自重のみによってはほとんど
たわまないほどの断面形状と弾性率を有している。その
ため、スリット2の幅は、ほぼ均一に形成されることが
可能である。また、バネ材aの捲回に際しては、原料の
流れ方向を考慮し、アジテータ7を用いる場合には、そ
の取付方法を考慮して行なう。すなわち、原料が外側か
ら内側に流れる張合には、第2図及び第7図に示すよう
にテーパ部a1を内側にして螺旋状に捲回してスクリーン
部3を形成し、アジテータ7をその外側に配置する。ま
た、原料が内側から外側に流れる場合には、第3図に示
すように、テーパa1を外側にして螺旋状に捲回してスク
リーン部3を形成し、その内側にアジテータ7を配置す
ればよい。
また、保持端板41は、第2図及び第3図に示すように
奥行きの深さがhからHに変化する円筒キャップ状に形
成されており、スクリーン部3の螺旋中心軸X方向の一
端に装着される。保持端板42も第2図及び第3図に示す
ように奥行きの深さがh1からH1に変化する中空円筒状に
形成されており、スクリーン3の軸X方向の他端に装着
される。この際、スクリーン3を伸縮させれば、この伸
縮は妨げられず、スリット2の幅を調整できる。
このスクリーン部3と保持端板41,42とで形成された
スクリーンバスケット1は、保持端板41を上部、保持端
板42を下部とする縦型、それぞれを横にする横型いずれ
としてもよい。いずれの場合でも、有用繊維と異物とを
有効に分離することが可能である。
また、スクリーンバスケット1が、第4図に示す先端
先細りに形成される突起部51を複数有するスペーサ5数
個を、突起部51を円周方向に間隔をおいてスリット2に
嵌合して着脱自在に備えたものとする。この場合、バネ
材aがテーパ部a1を内側にして巻回されている場合に
は、スクリーン部3の外側からスペーサ5を嵌合し(第
5図)、また外側にして巻回されている場合には、スク
リーン部3の内側からスペーサ5を嵌合する(第6
図)。さらに、アジテータ7が外側にある場合には、ス
クリーン部3の内側からスペーサ5を嵌合する。また、
アジテータ7が内側にある場合には、スクリーン部3の
外側からスペーサ5を嵌合するのがよい。このようにス
ペーサ5を嵌合すれば、良好にスリット2の幅が均一化
するとともに、スクリーン部3の保持を強固にし、有用
繊維と異物との分離をさらに良好にすることができる。
また、突起部51を先端先細りの形状としているため、ス
ペーサ5をスライドさせて嵌合の具合を調整すればスリ
ット幅も調整できるし、さらに、スペーサ5をねじるこ
とによってもスリット幅を調整することが可能となる。
また、第7図に示すように、スクリーンバスケット1の
一方の保持端板41を固定し、他方の保持端板42を螺旋中
心軸X方向に摺動する駆動装置6に連結する。この場
合、駆動装置6としては、エアー圧、水圧、又は油圧に
より、駆動するものでよい。このような駆動装置6を保
持端板42に連結することにより、スクリーン部3のスリ
ット2の幅が均一に固定され、かつ装置6が摺動するに
つれて、調整されることが可能となる。なお、図中、8
は、回転軸であって支持部材11を介してアジテータ7を
回転駆動する。9は原料供給口、10は有用繊維導出口、
13はケーシングである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、抗張力を保有した状態
で先細りのテーパ部(a1)を有する断面長方形のバネ材
(a)を、バネ材間に所定ピッチ間隔のスリット(2)
を持たせて、かつバネ材の厚さ方向に螺旋状に捲回し、
伸縮自在の円筒形バスケットを構成してスクリーン部
(3)とし、該スクリーン部(3)の両端に中心軸方向
に前記スリット(2)を調整できる保持端板(41),
(42)を対向配備し、前記スクリーンバスケット(1)
が、先端先細りに形成される突起部(51)を複数有する
スペーサ(5)を、円周方向に間隔をおいて前記スリッ
ト(2)に嵌合して着脱自在に備えるので、有用繊維と
異物とを分離する精選処理能力の高い、スクリーン部の
あるバスケットとし、スクリーン部への圧力に対して強
度的に強い加工容易なスクリーンバスケットとすること
ができる。また、スリット幅の調整が可能となるため、
スクリーンバスケットの交換の必要がなくなり、能率良
いスクリーン作業が可能なスクリーンバスケットを安価
な状態で提供することができるという実用上の効果があ
る。また、突起部51を先端先細りの形状としているた
め、スペーサ5をスライドさせて嵌合の具合を調整すれ
ば、スリット幅も調整できるし、さらに、スペーサ5を
ねじることにより、スリット幅を調整することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の斜視図、第2図は第1図のI
−I線の切断断面図、第3図は本発明の他実施例の切断
断面図、第4図は本発明のスペーサの斜視図、第5図は
スペーサ組付状態の断面図、第6図はスペーサ組付状態
の他実施例の断面図、第7図は使用状態の縦断面図、第
8図は従来例の斜視図、第9図は従来例のスクリーンプ
レートの斜視図、第10図は第9図のJ−J線の切断断面
図である。 1……スクリーンバスケット、2……スリット、3……
スクリーン部、41……保持端板、42……保持端板、5…
…スペーサ、51……突起部、6……駆動装置、7……ア
ジテータ、8……回転軸、9……原料供給口、10……有
用繊維導出口、11……支持部材、a……バネ材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙用原料の繊維懸濁液から有用繊維分と
    不純物の異物分とに分離するためのスリットを形成した
    スクリーンバスケット(1)において、抗張力を保有し
    た状態で先細りのテーパ部(a1)を有する断面長方形の
    バネ材(a)を、バネ材間に所定ピッチ間隔のスリット
    (2)を持たせて、かつバネ材の厚さ方向に螺旋状に捲
    回し、伸縮自在の円筒形バスケットを構成してスクリー
    ン部(3)とし、該スクリーン部(3)の両端に中心軸
    方向に前記スリット(2)を調整できる保持端板
    (41),(42)を対向配備し、前記スクリーンバスケッ
    ト(1)が、先端先細りに形成される突起部(51)を複
    数有するスペーサ(5)を、円周方向に間隔をおいて前
    記スリット(2)に嵌合して着脱自在に備えたことを特
    徴とする製紙用スクリーン。
  2. 【請求項2】前記スクリーンバスケット(1)の一方の
    前記保持端板(41)が固定され、他方の前記保持端板
    (42)が前記軸方向に摺動する駆動装置(6)に連結さ
    れている可動保持端板であることを特徴とする請求項1
    記載の製紙用スクリーン。
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