JP2640366B2 - ホースと継手金具の接続方法 - Google Patents
ホースと継手金具の接続方法Info
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- JP2640366B2 JP2640366B2 JP63278569A JP27856988A JP2640366B2 JP 2640366 B2 JP2640366 B2 JP 2640366B2 JP 63278569 A JP63278569 A JP 63278569A JP 27856988 A JP27856988 A JP 27856988A JP 2640366 B2 JP2640366 B2 JP 2640366B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は圧力流体移送用のホースと継手金具との接
続方法に関する。
続方法に関する。
(従来の技術) 各種の流体利用機器において圧力流体移送用のホース
として、第3図ロのように合成樹脂からなる内側チユー
ブ層1と外側カバー層2の間に金属細線を編組した補強
層3を介在させたホースhの端部に、同図イのように一
端にナツトなどのねじ部材5を有するニツプル部材4上
にコツプ状のソケツト部材6を一体に結合した継手金具
cを組付けたものが広く用いられているが、ホースhに
継手金具cを組付けるに当たつては、先ず、端面を整え
るためにホースhの所要部分を点線矢印のようにカツタ
ーにより切断し、その切断端側のカバー層2を第4図の
ように一定の長さ除去して補強層3を露出させ、その露
出部分をニツプル部材4とソケツト部材6との間に嵌め
込んで、ソケツト部材6をニツプル部材4に向つてかし
め付けることにより、ホースhと継手金具cとを気密に
接続するようにしている。
として、第3図ロのように合成樹脂からなる内側チユー
ブ層1と外側カバー層2の間に金属細線を編組した補強
層3を介在させたホースhの端部に、同図イのように一
端にナツトなどのねじ部材5を有するニツプル部材4上
にコツプ状のソケツト部材6を一体に結合した継手金具
cを組付けたものが広く用いられているが、ホースhに
継手金具cを組付けるに当たつては、先ず、端面を整え
るためにホースhの所要部分を点線矢印のようにカツタ
ーにより切断し、その切断端側のカバー層2を第4図の
ように一定の長さ除去して補強層3を露出させ、その露
出部分をニツプル部材4とソケツト部材6との間に嵌め
込んで、ソケツト部材6をニツプル部材4に向つてかし
め付けることにより、ホースhと継手金具cとを気密に
接続するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記従来の接続の仕方では、ホースhの切
断端部において補強層3を露出させるべく、カバー層2
を除去した際に補強層3は抑止物がなくなるため、その
端部における金属細線が第4図に図示のようにほぐれて
まくれ上がつてしまい、通常の大きさのソケツト部材で
は嵌め込み難いところから、第5図イのようにそのまく
れ部を楽に挿入できるように内径を大きくしたソケツト
部材6を用い、これを同図ロのようにニツプル部材1に
向つてかしめ付けるか、または第6図イ、ロのように補
強層3の広がりを押えるべく、アルミニユーム製のスリ
ーブ7をホース端部に嵌め合せ、このアルミスリーブ7
の外側からソケツト部材6をかしめ付けるようにしてお
り、いずれにしても、ソケツト部材6が大径のものにな
つてかしめ付けが充分に行われず、性能上問題があり、
そして、後者では余分な部品を必要としコスト高の原因
になつている。
断端部において補強層3を露出させるべく、カバー層2
を除去した際に補強層3は抑止物がなくなるため、その
端部における金属細線が第4図に図示のようにほぐれて
まくれ上がつてしまい、通常の大きさのソケツト部材で
は嵌め込み難いところから、第5図イのようにそのまく
れ部を楽に挿入できるように内径を大きくしたソケツト
部材6を用い、これを同図ロのようにニツプル部材1に
向つてかしめ付けるか、または第6図イ、ロのように補
強層3の広がりを押えるべく、アルミニユーム製のスリ
ーブ7をホース端部に嵌め合せ、このアルミスリーブ7
の外側からソケツト部材6をかしめ付けるようにしてお
り、いずれにしても、ソケツト部材6が大径のものにな
つてかしめ付けが充分に行われず、性能上問題があり、
そして、後者では余分な部品を必要としコスト高の原因
になつている。
そこで、この発明はコスト高を招くような部品を用い
ることなく、有効に補強層のまくれを防止して、ホース
と継手金具を容易、かつ強固に接続することを目的とす
る。
ることなく、有効に補強層のまくれを防止して、ホース
と継手金具を容易、かつ強固に接続することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的達成のためにこの発明は、ホースと継手金具
の接続方法として、合成樹脂からなる内側チユーブ層と
外側カバー層の間に金属細線からなる補強層を介在させ
たホースの外周所要の位置にテープを堅く巻付け、該巻
付け部分においてホースを切断し、次いでホースの上記
切断側端部において切断端のテープの巻付け部分を残し
てカバー層を一定長さ除去し、該カバー層を除去したホ
ース端部を継手金具のニツプル部材とソケツト部材の間
に嵌挿し、ソケツト部材をニツプル部材に向つてかしめ
付けることを特徴としている。
の接続方法として、合成樹脂からなる内側チユーブ層と
外側カバー層の間に金属細線からなる補強層を介在させ
たホースの外周所要の位置にテープを堅く巻付け、該巻
付け部分においてホースを切断し、次いでホースの上記
切断側端部において切断端のテープの巻付け部分を残し
てカバー層を一定長さ除去し、該カバー層を除去したホ
ース端部を継手金具のニツプル部材とソケツト部材の間
に嵌挿し、ソケツト部材をニツプル部材に向つてかしめ
付けることを特徴としている。
(実施例) 以下、第1図、第2図を参照してこの発明の実施例に
つき説明する。ホースhは前記のように合成樹脂製の内
側チユーブ層1と外側カバー層2の間に金属細線を編組
した補強層3を介在させてなるが、これを切断する前に
外側カバー層2の表面に、第1図イのように10mm〜15mm
幅でグラスフアイバーで補強された剥離防止用の粘着テ
ープ10を堅く巻付け、そのテープ巻付け部の中央を点線
矢印のようにカツターで切断してロ図のように切断端の
外周に細幅(5mm〜7mm程度)のテープ10が存在するよう
になし、その後、ハ図のように切断側端部において上記
細幅のテープ10が巻付いた部分を残してカバー層2を一
定長さ除去し、次いで、この切断側端部を継手金具aの
ニツプル部材4とソケツト部材6との間に嵌め込み、そ
の状態でソケツト部材6を中心のニツプル部材4に向つ
てかしめ付け、第2図のようにニツプル部材4との間で
チユーブ層1,金属補強層3ならびに切断端のカバー層2
を緊密強固に挾持して、ホースhと継手金具aとを接続
する。
つき説明する。ホースhは前記のように合成樹脂製の内
側チユーブ層1と外側カバー層2の間に金属細線を編組
した補強層3を介在させてなるが、これを切断する前に
外側カバー層2の表面に、第1図イのように10mm〜15mm
幅でグラスフアイバーで補強された剥離防止用の粘着テ
ープ10を堅く巻付け、そのテープ巻付け部の中央を点線
矢印のようにカツターで切断してロ図のように切断端の
外周に細幅(5mm〜7mm程度)のテープ10が存在するよう
になし、その後、ハ図のように切断側端部において上記
細幅のテープ10が巻付いた部分を残してカバー層2を一
定長さ除去し、次いで、この切断側端部を継手金具aの
ニツプル部材4とソケツト部材6との間に嵌め込み、そ
の状態でソケツト部材6を中心のニツプル部材4に向つ
てかしめ付け、第2図のようにニツプル部材4との間で
チユーブ層1,金属補強層3ならびに切断端のカバー層2
を緊密強固に挾持して、ホースhと継手金具aとを接続
する。
この場合、ホースhの切断端には粘着テープ10を堅く
巻付けたカバー層2を残してあるので、これまでのよう
に補強層3の金属細線がほぐれてまくれ上がることな
く、継手金具aに対する挿入がやり易く円滑であり、そ
して継手金具aのソケツト部材6の内径はホースhの太
さに見合うもので足り、また、ソケツト部材6の奥部に
おいても隙間を作らず、気密性が向上する。
巻付けたカバー層2を残してあるので、これまでのよう
に補強層3の金属細線がほぐれてまくれ上がることな
く、継手金具aに対する挿入がやり易く円滑であり、そ
して継手金具aのソケツト部材6の内径はホースhの太
さに見合うもので足り、また、ソケツト部材6の奥部に
おいても隙間を作らず、気密性が向上する。
(発明の効果) 以上のようにこの発明によれば、先ずホースの外周に
テープを堅く巻付けておき、その部分において切断し、
その後、この切断端のテープの巻付け部分を残してカバ
ー層を一定長さ除去し、このようにしたホース端部を継
手金具のニツプル部材とソケツト部材の間に嵌挿し、ソ
ケツト部材をかしめ付けてホースと継手金具を接続する
ようにしたので、ホース補強層の端部におけるほぐれや
まくれ上がりを確実に防ぐことができ、継手金具に対す
るホース端部の挿入がやり易く、かつ大径のソケツト部
材や特別のスリーブ材を必要とせず、コスト高を招か
ず、しかも、継手金具との接続を緊密なものにすること
ができる。
テープを堅く巻付けておき、その部分において切断し、
その後、この切断端のテープの巻付け部分を残してカバ
ー層を一定長さ除去し、このようにしたホース端部を継
手金具のニツプル部材とソケツト部材の間に嵌挿し、ソ
ケツト部材をかしめ付けてホースと継手金具を接続する
ようにしたので、ホース補強層の端部におけるほぐれや
まくれ上がりを確実に防ぐことができ、継手金具に対す
るホース端部の挿入がやり易く、かつ大径のソケツト部
材や特別のスリーブ材を必要とせず、コスト高を招か
ず、しかも、継手金具との接続を緊密なものにすること
ができる。
第1図イ、ロ、ハはそれぞれ本発明のホースに対する加
工順序を示す一部の断面図。 第2図は本発明方法に係るホースと継手金具の接続状態
を示す断面図。 第3図イは継手金具の半断面側面図。 同図ロはホースの一部の半断面側面図。 第4図はホースのカバー層を従来のやり方で除去した状
態の半断面図。 第5図イ、ロはそれぞれ大径のソケツトによりホースを
接続する従来のやり方を示す半断面図。 第6図イ、ロはそれぞれスリーブを用いてホースを接続
する従来のやり方を示す半断面図。 図中 1……チユーブ層、2……カバー層 3……補強層、4……ニツプル部材 5……ねじ部材、6……ソケツト部材 h……ホース、a……継手金具
工順序を示す一部の断面図。 第2図は本発明方法に係るホースと継手金具の接続状態
を示す断面図。 第3図イは継手金具の半断面側面図。 同図ロはホースの一部の半断面側面図。 第4図はホースのカバー層を従来のやり方で除去した状
態の半断面図。 第5図イ、ロはそれぞれ大径のソケツトによりホースを
接続する従来のやり方を示す半断面図。 第6図イ、ロはそれぞれスリーブを用いてホースを接続
する従来のやり方を示す半断面図。 図中 1……チユーブ層、2……カバー層 3……補強層、4……ニツプル部材 5……ねじ部材、6……ソケツト部材 h……ホース、a……継手金具
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂からなる内側チユーブ層と外側カ
バー層の間に金属細線からなる補強層を介在させたホー
スの外周所要の位置にテープを堅く巻付け、該巻付け部
分においてホースを切断し、次いでホースの上記切断側
端部において切断端のテープの巻付け部分を残してカバ
ー層を一定長さ除去し、該カバー層を除去したホース端
部を継手金具のニツプル部材とソケツト部材の間に嵌挿
し、ソケツト部材をニツプル部材に向つてかしめ付ける
ことを特徴とするホースと継手金具の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63278569A JP2640366B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | ホースと継手金具の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63278569A JP2640366B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | ホースと継手金具の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02129491A JPH02129491A (ja) | 1990-05-17 |
JP2640366B2 true JP2640366B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=17599093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63278569A Expired - Fee Related JP2640366B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | ホースと継手金具の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640366B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2626950B2 (ja) * | 1992-11-11 | 1997-07-02 | 鹿島建設株式会社 | シールド機 |
JP2626951B2 (ja) * | 1992-11-11 | 1997-07-02 | 鹿島建設株式会社 | シールド機 |
JP2006161849A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Bridgestone Corp | 超高圧樹脂ホ−スの締結構造 |
-
1988
- 1988-11-05 JP JP63278569A patent/JP2640366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02129491A (ja) | 1990-05-17 |
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