JP2640343B2 - 液体容器の液体取出口形成方法 - Google Patents

液体容器の液体取出口形成方法

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JP2640343B2
JP2640343B2 JP62027916A JP2791687A JP2640343B2 JP 2640343 B2 JP2640343 B2 JP 2640343B2 JP 62027916 A JP62027916 A JP 62027916A JP 2791687 A JP2791687 A JP 2791687A JP 2640343 B2 JP2640343 B2 JP 2640343B2
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哲也 高橋
宗樹 福本
和男 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、紙等にアルミ箔等の金属箔またはガスバ
リヤー性のある合成樹脂を適宜ラミネートした液体容器
材料に、容器の液体取出口を形成する方法に関する。
[従来の技術] いわゆるプルタブを引き剥すことにより開口される紙
製の液体容器の飲み口または注ぎ口となる液体取出口
は、一般に容器を形成する材料にあらかじめ形成されて
いる。従来かから容器の材料に形成される液体取出口
は、先ず材料の液体取出口形成位置に孔を形成し、次に
材料の裏側にこの孔を覆うことのできる巾をもつ熱可塑
性合成樹脂フイルムを熱融着して貼り付けて形成してお
り、そして材料の表側からは熱可塑性合成樹脂を含む材
料で構成されるプルタブまたはカバーストリップを熱融
着している。上記材料に熱可塑性合成樹脂フイルムを熱
融着する手段としては、フイルムを容器の材料とは別個
に用意しこれを巻取状にして準備し、このフイルムを徐
々に一定張力を保ちながら引き出して材料の孔部即ち熱
融着部に送り込み、熱風を吹き付け、または超音波を当
て、この孔の両側からプレスして熱融着させるものであ
り、その際に裏側から前記フイルムを、そして表側から
はプルタブまたはカバーストリップをもって材料を中間
にして挟みこみ、プレスすることによって液体取出口を
形成している。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来の手段によれば、材料の裏側の孔の位置に限
定された巾のみのフイルムを熱融着により貼着すること
は、そのための特別な装置を必要とし、特にフイルムを
材料に、正確な位置に且つ完全に密着して貼着すること
は技術的に非常に難しく、このための正常な運転を維持
することは大変であった。即ち、フイルムを徐々に一定
の張力を保ちながら巻取部から引き出し次の工程へ送る
には、フイルム巻取りの芯棒に精密なブレーキ装置を必
要とし、更に、フイルムを貼着するプレス運転は材料の
必要な部分にのみ間欠的になされねばならないがために
運転・停止の繰り返しが必要となり、そのためにフイル
ムの送り出しも間欠的に運転・停止を幾度も繰り返すこ
とになり、しかもフイルムが薄いためにトラブルが非常
に生じ易い。更に、フイルムの融着にあたり、フイルム
に熱風を吹き付ける方式の場合、フイルムが薄いため熱
風によって溶融し、フイルムが目的の箇所に到着する前
に装置から落ちたり外れるといったトラブルが生じない
ように、熱風の精密なコントロールを必要とし、また超
音波プレスの場合も、超音波の装置そのものがかなり複
雑な装置であり、設備が過大になる等の問題がある。
この発明は上記諸問題を解決することを目的とした液
体容器の液体取出口形成方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するために、紙の側面にア
ルミ箔等の金属箔またはガスバリヤー性のある合成樹脂
を適宜積層してガスバリヤー膜を形成した液体容器の基
材に、全厚みを貫通する孔を形成し、しかる後に先ずこ
の基材の一側面にポリエチレンラミネートを施し、次に
基材の他側面にポリエチレンラミネートを施し、この他
側面へのラミネート時に、前記基材の孔に位置する先に
ラミネートしたポリエチレン膜と後にラミネートしたポ
リエチレン膜同志をラミネート機のプレスロールと冷却
ロールとの間のニップ圧により互いに熱融着して一体と
し、該部に前記基材の表側から熱可塑性合成樹脂を含む
材料で構成されたプルタブを熱融着するようにした。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を詳細に説明する。
先ず、紙の側面にアルミ箔等の金属箔またはガスバリ
ヤー性ある合成樹脂を適宜ラミネートしてガスバリヤー
膜1を形成した液体容器の基材2に液体取出口となる孔
3を形成する。孔3は基材2を組み立て容器としたとき
に液体取出口に応当する位置に形成される(第1図)。
次に基材2の一側面に通常のラミネート機によりポリ
エチレンラミネートを施しポリエチレン膜4を形成する
(第2図)。
次に、一側面にポリエチレンラミネートを施した基材
2の他側面にポリエチレンラミネートを施し、ポリエチ
レン膜5を形成し、このラミネート時に、基材2の孔3
に露出している先のポリエチレン膜4と後のポリエチレ
ン膜5同志をラミネート機のプレスロールと冷却ロール
との間のニップ圧により互いに熱融着して一体とする
(第3図)。先のポリエチレン膜4と後のポリエチレン
膜5との熱融着について説明すると、後のポリエチレン
ラミネート時には、先のポリエチレン膜4は既に冷えて
固まっているが、後のポリエチレンラミネートは一般の
ポリエチレンラミネートをする場合と同様に300℃近く
の高温で行なわれるので、基材2の他側面にラミネート
されたポリエチレン膜5はラミネート時に基材2の孔3
に自然に入り込み、そしてプレスロールと冷却ロールと
の間のニップ圧により、先のポリエチレン膜4と後の高
温のポリエチレン膜5とが圧着し熱融着して一体とな
る。このようにして、基材2に液体取出口6が形成され
る。
第4図は、孔3を形成した基材2の両側面に、ラミネ
ート機によりポリエチレンラミネートを施し液体取出口
を形成する説明図であり、7は押し出し機、8はプレス
ロール、9は冷却ロールである。
このようにして基材2に形成された液体取出口には、
基材2の表側から熱可塑性合成樹脂を含む材料で構成さ
れるプルタブ10が熱融着される(第5図)。このプルタ
ブ10は基材2の孔3の内側で互いに融着しているポリエ
チレン膜4,5されるが、その融着の際の加熱により前記
孔3の内側で互いに融着しているポリエチレン膜4,5が
溶けて孔3内で露出しているガスバリヤー膜1の端面が
被覆される。
そして、前記液体取出口の開口は、孔3の内側で互い
に融着しているポリエチレン膜4,5に基材2の表側から
融着しているプルタブ10を引き上げて、前記孔3の内側
で融着しているポリエチレン膜4,5を切除することによ
り開口される。このとき、プルタブ10の融着の際の加熱
により溶けたポリエチレン膜4,5により孔3内で露出し
ているガスバリヤー膜1の端面が被覆されているので、
孔3の内側で融着しているポリエチレン膜4,5を切除し
ても孔3内で露出しているガスバリヤー膜1の端面は孔
3の周辺を被覆しているポリエチレン膜4,5により被覆
され露出するおそれはない。また、仮にプルタブ10の引
き上げの際、プルタブ10に引っ張られて孔3の周辺を被
覆しているポリエチレン膜4,5の一部が破れた場合で
も、前記ガスバリヤー膜1は紙と一体となって孔3が形
成されているので、その開口端部は紙の開口端部と同一
面となっており、ガスバリヤー膜1の端部が紙の孔内に
突出するものではないことから、前記の如くしてポリエ
チレン膜4,5の一部が破れても、ガスバリヤー膜1の端
部が露出するおそれが少ない。
[発明の効果] 以上のように、この発明に係る液体容器の液体取出口
形成方法によれば、紙の側面にアルミ箔等の金属箔また
はガスバリヤー性のある合成樹脂を適宜積層してガスバ
リヤー膜を形成した液体容器の基材に、全厚みを貫通す
る孔を形成し、しかる後に先ずこの基材の一側面にポリ
エチレンラミネートを施し、次に基材の他側面にポリエ
チレンラミネートを施し、この他側面へのラミネート時
に、前記基材の孔に位置する先にラミネートしたポリエ
チレン膜と後にラミネートしたポリエチレン膜同志をラ
ミネート機のプレスロールと冷却ロールとの間のニップ
圧により互いに熱融着して一体とし、該部に前記基材の
表側から熱可塑性合成樹脂を含む材料で構成されたプル
タブを熱融着するものであるから、特別な大がかりな設
備を必要とせず、従来の簡単な押出ラミネート設備によ
り形成することができ、前記従来のような複雑で大がか
りな装置、即ち熱可塑性合成樹脂フイルムを間欠的に正
常に送るための装置と熱融着のためのコントロールされ
た熱風の装置又は精密な超音波装置等の設備を一切必要
とせず、且つ従来の問題点を悉く解決することができ、
更には紙製容器の機材に両側からポリエチレン等の熱可
塑性合成樹脂を必然的にラミネートする工程で実施する
ことができるので、実施が容易であるといった効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの発明の実施の工程を示す説明図
である。 1……ガスバリヤー膜、2……基材 3……孔、4……ポリエチレン膜 5……ポリエチレン膜、8……プレスロール 9……冷却ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 和男 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 十條製紙株式会社内 (72)発明者 西口 洋一 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 十條製紙株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−287533(JP,A) 実開 昭59−186219(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙の側面にアルミ箔等の金属箔またはガス
    バリヤー性のある合成樹脂を適宜積層してガスバリヤー
    膜を形成した液体容器の基材に、全厚みを貫通する孔を
    形成し、しかる後に先ずこの基材の一側面にポリエチレ
    ンラミネートを施し、次に基材の他側面にポリエチレン
    ラミネートを施し、この他側面へのラミネート時に、前
    記基材の孔に位置する先にラミネートしたポリエチレン
    膜と後にラミネートしたポリエチレン膜同志をラミネー
    ト機のプレスロールと冷却ロールとの間のニップ圧によ
    り互いに熱融着して一体とし、該部に前記基材の表側か
    ら熱可塑性合成樹脂を含む材料で構成されたプルタブを
    熱融着することを特徴とする液体容器の液体取出口形成
    方法。
JP62027916A 1987-02-09 1987-02-09 液体容器の液体取出口形成方法 Expired - Lifetime JP2640343B2 (ja)

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SE441666B (sv) * 1984-03-21 1985-10-28 Tetra Pak Int Oppningsanordning vid forpackningsbehallare samt sett att tillverka densamma

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