JP2640168B2 - カラー撮像装置 - Google Patents
カラー撮像装置Info
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- JP2640168B2 JP2640168B2 JP2194134A JP19413490A JP2640168B2 JP 2640168 B2 JP2640168 B2 JP 2640168B2 JP 2194134 A JP2194134 A JP 2194134A JP 19413490 A JP19413490 A JP 19413490A JP 2640168 B2 JP2640168 B2 JP 2640168B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカラー撮像装置に関し、特に、ズーム機能を
備え、かつ映像信号処理方式でホワイトバランス調整を
行なうカラー撮像装置に関する。
備え、かつ映像信号処理方式でホワイトバランス調整を
行なうカラー撮像装置に関する。
[従来の技術] カラービデオカメラ等のカラー撮像装置は、被写体を
人間の目で見た色と同じ色で画面上に写出すためのホワ
イトバランス機能を有する。
人間の目で見た色と同じ色で画面上に写出すためのホワ
イトバランス機能を有する。
人間の目は、見ようとする対象物の照明光の色温度が
ある範囲内にある場合にはその変化にかかわらず、白い
対象物を白く認識する。しかし、カラー撮像装置によっ
て捕らえられる被写体の色は、照明光の色温度が高いほ
ど青味がかり、照明光の色温度が低いほど赤味がかる。
つまり、カラー撮像装置が認識する色と人間の目が認識
する色とは照明光の色温度によって異なる。そこで、カ
ラー撮像装置には、前記色温度に応じた補正を自動的に
加えるホワイトバランス機能が備えられる。
ある範囲内にある場合にはその変化にかかわらず、白い
対象物を白く認識する。しかし、カラー撮像装置によっ
て捕らえられる被写体の色は、照明光の色温度が高いほ
ど青味がかり、照明光の色温度が低いほど赤味がかる。
つまり、カラー撮像装置が認識する色と人間の目が認識
する色とは照明光の色温度によって異なる。そこで、カ
ラー撮像装置には、前記色温度に応じた補正を自動的に
加えるホワイトバランス機能が備えられる。
従来のカラー撮像装置におけるホライトバランス調整
は、一般に、被写体を撮像して得られら色差信号R−Y
およびB−Yとは無関係に作成された制御信号に従って
色差信号R−YおよびB−Yの平均レベルを制御するこ
とによって行なわれる。この制御信号は、撮像素子と同
様に撮像装置全面に配された光検出器に入射する光の色
温度に基づいて作成される。したがって、従来のカラー
撮像装置は、このような外部光の色温度を検出するため
の光検出器(色温度センサ)を設けることができるだけ
の表面積を必要とする。しかしながら、最近ではビデオ
カメラの小型・軽量化が重要視されてきたため、このよ
うな光検出器を別途設けることは装置の小型・軽量化に
不利であるとしてあまり用いられなくなりつつある。そ
して、最近では、色温度センサを用いずにホワイトバラ
ンス調整を行なう映像信号処理方式(TTL方式)と呼ば
れるホワイトバランス調整が用いられるようになってき
た。
は、一般に、被写体を撮像して得られら色差信号R−Y
およびB−Yとは無関係に作成された制御信号に従って
色差信号R−YおよびB−Yの平均レベルを制御するこ
とによって行なわれる。この制御信号は、撮像素子と同
様に撮像装置全面に配された光検出器に入射する光の色
温度に基づいて作成される。したがって、従来のカラー
撮像装置は、このような外部光の色温度を検出するため
の光検出器(色温度センサ)を設けることができるだけ
の表面積を必要とする。しかしながら、最近ではビデオ
カメラの小型・軽量化が重要視されてきたため、このよ
うな光検出器を別途設けることは装置の小型・軽量化に
不利であるとしてあまり用いられなくなりつつある。そ
して、最近では、色温度センサを用いずにホワイトバラ
ンス調整を行なう映像信号処理方式(TTL方式)と呼ば
れるホワイトバランス調整が用いられるようになってき
た。
第3図は、映像信号処理方式でホワイトバランス調整
を行なうビデオカメラの構成を示す概略ブロック図であ
る。第3図を参照して、このビデオカメラは、撮像素子
1,処理回路2,エンコーダ5,ホワイトバランス調整制御部
25,およびホワイトバランス調整部26を含む。
を行なうビデオカメラの構成を示す概略ブロック図であ
る。第3図を参照して、このビデオカメラは、撮像素子
1,処理回路2,エンコーダ5,ホワイトバランス調整制御部
25,およびホワイトバランス調整部26を含む。
撮像素子1はレンズ系(図示せず)を介して受ける被
写体(図示せず)からの反射光によって受光面上に結ば
れた像すなわち、被写体の光学像を電気信号に変換して
処理回路2に与える。
写体(図示せず)からの反射光によって受光面上に結ば
れた像すなわち、被写体の光学像を電気信号に変換して
処理回路2に与える。
処理回路2は撮像素子1から出力される電気信号に基
づいて被写体の輝度を表わす輝度信号,被写体の色を表
わす色差信号R−YおよびB−Yを作成し、エンコーダ
5,可変利得増幅器3および4にそれぞれ与える。
づいて被写体の輝度を表わす輝度信号,被写体の色を表
わす色差信号R−YおよびB−Yを作成し、エンコーダ
5,可変利得増幅器3および4にそれぞれ与える。
さて、被写体の照明光の色温度が変化すると、この被
写体を撮像して得られる色情報、すなわち、色差信号R
−YおよびB−Yの各平均レベルが変化する。そこで、
照明光の色温度の変化にかかわらず、色差信号R−Yお
よびB−Yの各平均レベルをそれぞれ人間の目が白と認
識する色を白く写出す色差信号(ホライトバランスのと
れた色差信号)R−YおよびB−Yの各平均レベルに保
持するために、可変利得増幅器3および4が設けられ
る。つまり、可変利得増幅器3および4はホワイトバラ
ンス調整部26を構成する。
写体を撮像して得られる色情報、すなわち、色差信号R
−YおよびB−Yの各平均レベルが変化する。そこで、
照明光の色温度の変化にかかわらず、色差信号R−Yお
よびB−Yの各平均レベルをそれぞれ人間の目が白と認
識する色を白く写出す色差信号(ホライトバランスのと
れた色差信号)R−YおよびB−Yの各平均レベルに保
持するために、可変利得増幅器3および4が設けられ
る。つまり、可変利得増幅器3および4はホワイトバラ
ンス調整部26を構成する。
可変利得増幅器3は、ホワイトバランス調整制御部25
が出力する制御信号の1つR−Yコントロール信号の電
圧レベルに応じた利得で、処理回路2からの色差信号R
−Yを増幅してエンコーダ5に与える。
が出力する制御信号の1つR−Yコントロール信号の電
圧レベルに応じた利得で、処理回路2からの色差信号R
−Yを増幅してエンコーダ5に与える。
同様に、可変利得増幅器4は、ホワイトバランス調整
制御部25が出力するもう1つの制御信号であるB−Yコ
ントロール信号の電圧レベルに応じた利得で、処理回路
2からの色差信号B−Yを増幅してエンコーダ5に与え
る。
制御部25が出力するもう1つの制御信号であるB−Yコ
ントロール信号の電圧レベルに応じた利得で、処理回路
2からの色差信号B−Yを増幅してエンコーダ5に与え
る。
エンコーダ5は、処理回路2からの輝度信号Yと、可
変利得増幅器3および4によってそれぞれ増幅された色
差信号R−YおよびB−Yとを合成し、最終的なカメラ
出力であるカラー映像信号として図示されないVTR(ビ
デオテープレコーダ)やモニタ(家庭用テレビジョンな
どの受像機)などに出力する。この結果、エンコーダ5
から出力されたカラー撮像信号は、VTRに記録されたり
モニタに画像を映出したりする。なお、可変利得増幅器
3および4から出力された色差信号と処理回路2から出
力された輝度信号とは合成されず、別々に外部に出力さ
れる場合もある。
変利得増幅器3および4によってそれぞれ増幅された色
差信号R−YおよびB−Yとを合成し、最終的なカメラ
出力であるカラー映像信号として図示されないVTR(ビ
デオテープレコーダ)やモニタ(家庭用テレビジョンな
どの受像機)などに出力する。この結果、エンコーダ5
から出力されたカラー撮像信号は、VTRに記録されたり
モニタに画像を映出したりする。なお、可変利得増幅器
3および4から出力された色差信号と処理回路2から出
力された輝度信号とは合成されず、別々に外部に出力さ
れる場合もある。
ホワイトバランス調整制御部25は、ローパスフィルタ
6および7と、A/D変換器8と、マイクロコンピュータ
9と、D/A変換器10とを含む。ローパスフィルタ6は、
可変利得増幅器3によって増幅された色差信号R−Yの
高周波成分をカットし直流成分を抽出することによっ
て、その平均レベルをたとえば1ライン単位で検出す
る。同様に、ローパスフィルタ7は、可変利得増幅器4
によって増幅された色差信号B−Yの高周波成分をカッ
トし直流成分を抽出することによって、その平均レベル
をたとえば1ライン単位で検出する。A/D変換器8は、
ローパスフィルタ6によって検出された増幅後の色差信
号R−Yの平均レベル(R−Y)′およびローパスフィ
ルタ7によって検出された増幅後の色差信号B−Yの平
均レベル(B−Y)′をそれぞれデジタルデータに変換
して出力する。
6および7と、A/D変換器8と、マイクロコンピュータ
9と、D/A変換器10とを含む。ローパスフィルタ6は、
可変利得増幅器3によって増幅された色差信号R−Yの
高周波成分をカットし直流成分を抽出することによっ
て、その平均レベルをたとえば1ライン単位で検出す
る。同様に、ローパスフィルタ7は、可変利得増幅器4
によって増幅された色差信号B−Yの高周波成分をカッ
トし直流成分を抽出することによって、その平均レベル
をたとえば1ライン単位で検出する。A/D変換器8は、
ローパスフィルタ6によって検出された増幅後の色差信
号R−Yの平均レベル(R−Y)′およびローパスフィ
ルタ7によって検出された増幅後の色差信号B−Yの平
均レベル(B−Y)′をそれぞれデジタルデータに変換
して出力する。
マイクロコンピュータ9は、A/D変換器8から与えら
れるディジタルデータ(R−Y)′および(B−Y)′
を取込む。そして、マイクロコンピュータ9は取込んだ
データ(R−Y)′および(B−Y)′に基づいて、R
−Yコントロール信号の電圧レベルおよび、B−Yコン
トロール信号の電圧レベルを決定し、決定したR−Yコ
ントロール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧
をそれぞれディジタルデータとしてD/A変換器10に与え
る。
れるディジタルデータ(R−Y)′および(B−Y)′
を取込む。そして、マイクロコンピュータ9は取込んだ
データ(R−Y)′および(B−Y)′に基づいて、R
−Yコントロール信号の電圧レベルおよび、B−Yコン
トロール信号の電圧レベルを決定し、決定したR−Yコ
ントロール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧
をそれぞれディジタルデータとしてD/A変換器10に与え
る。
D/A変換器10はマイクロコンピュータ9から出力され
るこれら2つのディジタルデータ(以下、ディジタルR
−Yコントロール信号およびディジタルB−Yコントロ
ール信号と称す)をそれぞれアナログ信号に変換して可
変利得増幅器3および4に与える。つまり、マイクロコ
ンピュータ9から出力されたディジタルR−Yコントロ
ール信号およびB−Yコントロール信号はそれぞれ、D/
A変換器10によって対応するレベルの直流電圧に変換さ
れて可変利得増幅器3および4に与えられる。可変利得
増幅器3にD/A変換器10から与えられる直流電圧がR−
Yコントロール信号であり、可変利得増幅器4にD/A変
換器10から与えられる直流電圧がB−Yコントロール信
号である。
るこれら2つのディジタルデータ(以下、ディジタルR
−Yコントロール信号およびディジタルB−Yコントロ
ール信号と称す)をそれぞれアナログ信号に変換して可
変利得増幅器3および4に与える。つまり、マイクロコ
ンピュータ9から出力されたディジタルR−Yコントロ
ール信号およびB−Yコントロール信号はそれぞれ、D/
A変換器10によって対応するレベルの直流電圧に変換さ
れて可変利得増幅器3および4に与えられる。可変利得
増幅器3にD/A変換器10から与えられる直流電圧がR−
Yコントロール信号であり、可変利得増幅器4にD/A変
換器10から与えられる直流電圧がB−Yコントロール信
号である。
具体的には、マイクロコンピュータ9は、A/D変換器
8からのデータ(R−Y)′が増幅後の色差信号R−Y
の平均レベルがほぼ0であることを示すものであれば、
そのとき出力している,R−Yコトロール信号電圧に対応
するディジタルデータ(ディジタルR−Yコントロール
信号)を引続き出力する。しかし、与えられるディジタ
ルデータ(R−Y)′が増幅後の色差信号R−Yの平均
レベルが0から大きく離れていることを示すものであれ
ば、マイクロコンピュータ9はそれまで出力していたデ
ィジタルR−Yコントロール信号を所定量だけインクリ
メントまたはデクリメントする。したがって、マイクロ
コンピュータ9から出力されるディジタルR−Yコント
ロール信号は増幅後の色差信号R−Yの平均レベルがほ
ぼ0になるまでインクリメントまたはデクリメントされ
る。これによって、R−Yコントロール信号電圧は、可
変利得増幅器3が色差信号R−Yの平均レベルをほぼ0
にすることができる値に調整される。
8からのデータ(R−Y)′が増幅後の色差信号R−Y
の平均レベルがほぼ0であることを示すものであれば、
そのとき出力している,R−Yコトロール信号電圧に対応
するディジタルデータ(ディジタルR−Yコントロール
信号)を引続き出力する。しかし、与えられるディジタ
ルデータ(R−Y)′が増幅後の色差信号R−Yの平均
レベルが0から大きく離れていることを示すものであれ
ば、マイクロコンピュータ9はそれまで出力していたデ
ィジタルR−Yコントロール信号を所定量だけインクリ
メントまたはデクリメントする。したがって、マイクロ
コンピュータ9から出力されるディジタルR−Yコント
ロール信号は増幅後の色差信号R−Yの平均レベルがほ
ぼ0になるまでインクリメントまたはデクリメントされ
る。これによって、R−Yコントロール信号電圧は、可
変利得増幅器3が色差信号R−Yの平均レベルをほぼ0
にすることができる値に調整される。
同様にして、マイクロコンピュータ9はB−Yコント
ロール信号電圧も調整する。すなわち、A/D変換器8か
ら出力されるもう1つのデータ(B−Y)′が増幅後の
色差信号B−Yの平均レベルがほぼ0であることを示す
ものであればマイクロコンピュータ9はそのとき出力し
ているB−Yコントロール信号電圧の大きさを示すディ
ジタルデータ(ディジタルB−Yコントロール信号)を
変化をせず、データ(B−Y)′が増幅後の色差信号B
−Yの平均レベルが0から大きく離れていることを示す
ものであれば、マイクロコンピュータ9はディジタルB
−Yコントロール信号を所定量だけインクリメントまた
はデクリメントする。マイクロコンピュータ9のこのよ
うな動作に繰返しによって、B−Yコントロール信号電
圧は、可変利得増幅器4が色差信号B−Yの平均レベル
をほぼ0にすることができる大きさに調整される。
ロール信号電圧も調整する。すなわち、A/D変換器8か
ら出力されるもう1つのデータ(B−Y)′が増幅後の
色差信号B−Yの平均レベルがほぼ0であることを示す
ものであればマイクロコンピュータ9はそのとき出力し
ているB−Yコントロール信号電圧の大きさを示すディ
ジタルデータ(ディジタルB−Yコントロール信号)を
変化をせず、データ(B−Y)′が増幅後の色差信号B
−Yの平均レベルが0から大きく離れていることを示す
ものであれば、マイクロコンピュータ9はディジタルB
−Yコントロール信号を所定量だけインクリメントまた
はデクリメントする。マイクロコンピュータ9のこのよ
うな動作に繰返しによって、B−Yコントロール信号電
圧は、可変利得増幅器4が色差信号B−Yの平均レベル
をほぼ0にすることができる大きさに調整される。
上記のような回路動作の結果、エンコーダ5に与えら
れる色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベルは常に
ほぼ0に調整される。このように、色差信号R−Yおよ
びB−Yの各平均レベルが“白”に対応する値(0)に
ほぼ近い値となるように、処理回路2から出力される色
差信号R−YおよびB−Yの利得を制御することによっ
て、照射光の色温度に変化にかかわらず常に白い被写体
を白く写出すことができる。すなわち、映像信号処理方
式によるホワイトバランス調整は、撮像素子から出力さ
れる映像信号が一般に互いに異なる種々の色成分にそれ
ぞれ対応する種々の色信号を含んでおり、かつ、ホワイ
トバランスがとれている場合にはこれら種々の色信号全
体の平均レベルはほぼ白レベル(0)になることを利用
して行なわれる。
れる色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベルは常に
ほぼ0に調整される。このように、色差信号R−Yおよ
びB−Yの各平均レベルが“白”に対応する値(0)に
ほぼ近い値となるように、処理回路2から出力される色
差信号R−YおよびB−Yの利得を制御することによっ
て、照射光の色温度に変化にかかわらず常に白い被写体
を白く写出すことができる。すなわち、映像信号処理方
式によるホワイトバランス調整は、撮像素子から出力さ
れる映像信号が一般に互いに異なる種々の色成分にそれ
ぞれ対応する種々の色信号を含んでおり、かつ、ホワイ
トバランスがとれている場合にはこれら種々の色信号全
体の平均レベルはほぼ白レベル(0)になることを利用
して行なわれる。
ホワイトバランスがとれた状態で白い被写体を撮像し
たときに得られる色差信号R−YおよびB−Yの各平均
レベルが0であるならば、たとえば、色差信号R−Yの
平均レベル(R−Y)′が正であればエンコーダ5の出
力によって映出される画像において赤成分が実際よりも
多くなり、たとえば、前記平均レベル(R−Y)′が負
であればエンコーダ5の出力によって映出される画像は
実際よりも緑成分を多く含む。同様に、色差信号B−Y
の平均レベル(B−Y)′が正であればエンコーダ5の
出力によって映出される画像は実際よりも青成分を多く
含み、前記平均レベル(B−Y)′が負であればエンコ
ーダ5の出力によって映出される画像は実際よりも黄成
分を多く含む。したがって、色差信号R−YおよびB−
Yの各平均レベル(R−Y)′および(B−Y)′の値
をともにほぼ0になるように常時調整すれば、エンコー
ダ5から出力されるカラー映像信号を常にほぼホワイト
バランスのとれたものにすることができる。なお、前記
平均レベル(R−Y)′および(B−Y)′をそれぞれ
完全に0になるように調整すると、単一色の被写体を撮
像した場合に映出される画像が真白になるという問題が
生じる。そこで、前記平均レベル(R−Y)′および
(B−Y)′はそれぞれ、一般に、完全に0ではなくほ
ぼ0、すなわち0に近い所定値に調整される。
たときに得られる色差信号R−YおよびB−Yの各平均
レベルが0であるならば、たとえば、色差信号R−Yの
平均レベル(R−Y)′が正であればエンコーダ5の出
力によって映出される画像において赤成分が実際よりも
多くなり、たとえば、前記平均レベル(R−Y)′が負
であればエンコーダ5の出力によって映出される画像は
実際よりも緑成分を多く含む。同様に、色差信号B−Y
の平均レベル(B−Y)′が正であればエンコーダ5の
出力によって映出される画像は実際よりも青成分を多く
含み、前記平均レベル(B−Y)′が負であればエンコ
ーダ5の出力によって映出される画像は実際よりも黄成
分を多く含む。したがって、色差信号R−YおよびB−
Yの各平均レベル(R−Y)′および(B−Y)′の値
をともにほぼ0になるように常時調整すれば、エンコー
ダ5から出力されるカラー映像信号を常にほぼホワイト
バランスのとれたものにすることができる。なお、前記
平均レベル(R−Y)′および(B−Y)′をそれぞれ
完全に0になるように調整すると、単一色の被写体を撮
像した場合に映出される画像が真白になるという問題が
生じる。そこで、前記平均レベル(R−Y)′および
(B−Y)′はそれぞれ、一般に、完全に0ではなくほ
ぼ0、すなわち0に近い所定値に調整される。
[発明が解決しようとする課題] 撮像装置の多くは、被写体を光学的または電気的に拡
大することによって、遠くにある被写体を近くにあるよ
うに撮像するズーム機能を有する。民生用撮像装置のズ
ーム倍率は、従来6倍程度が一般的であった。しかし、
最近では10倍や12倍のズーム倍率での撮像が可能な撮像
装置、さらには16倍のズーム倍率で撮像が可能な撮像装
置までもが製品化されるようになってきた。ズーム倍率
が大きいほど、撮像画像における被写体の拡大倍率が大
きくなるため、撮像画面内に拡大して映出される被写体
範囲は小さくなる。つまり、前述のような高いズーム倍
率で撮像された画像は、被写体のごく一部が拡大された
ものとなる。したがって、撮像時のズーム倍率が高いほ
ど、撮像画像における単一色の占有面積が大きくなる場
合が多い。
大することによって、遠くにある被写体を近くにあるよ
うに撮像するズーム機能を有する。民生用撮像装置のズ
ーム倍率は、従来6倍程度が一般的であった。しかし、
最近では10倍や12倍のズーム倍率での撮像が可能な撮像
装置、さらには16倍のズーム倍率で撮像が可能な撮像装
置までもが製品化されるようになってきた。ズーム倍率
が大きいほど、撮像画像における被写体の拡大倍率が大
きくなるため、撮像画面内に拡大して映出される被写体
範囲は小さくなる。つまり、前述のような高いズーム倍
率で撮像された画像は、被写体のごく一部が拡大された
ものとなる。したがって、撮像時のズーム倍率が高いほ
ど、撮像画像における単一色の占有面積が大きくなる場
合が多い。
一方、従来のホワイトバランス機能を有するカラー撮
像装置では、ホワイトバランス処理によって、色差信号
R−YおよびB−Yの各平均レベルがほぼ0となるよう
に、撮像画像の色信号成分の利得が制御される。通常、
1つの撮像画像は多数の色から構成される。したがっ
て、このようなホワイトバランス処理によって、これら
多数の色の色差信号が互いに平均化し合って1画面分の
色差信号電圧の平均値が0となるように、色信号成分の
利得が制御される。しかし、撮像画像が単一色で構成さ
れるような場合には、1つの撮像画像内に、互いに平均
化し合えるような多数の色が存在しないため、その色が
実際よりも白っぽく映出される。
像装置では、ホワイトバランス処理によって、色差信号
R−YおよびB−Yの各平均レベルがほぼ0となるよう
に、撮像画像の色信号成分の利得が制御される。通常、
1つの撮像画像は多数の色から構成される。したがっ
て、このようなホワイトバランス処理によって、これら
多数の色の色差信号が互いに平均化し合って1画面分の
色差信号電圧の平均値が0となるように、色信号成分の
利得が制御される。しかし、撮像画像が単一色で構成さ
れるような場合には、1つの撮像画像内に、互いに平均
化し合えるような多数の色が存在しないため、その色が
実際よりも白っぽく映出される。
この現象についてもう少し具体的に説明する。色差信
号R−YおよびB−Yがともに0であるとき、これらの
色差信号および輝度信号がエンコードされて得られる映
像信号が映出す色は白である。したがって、映像画像が
単一色で構成されるような場合には、ホワイトバランス
処理によって色差信号電圧の平均値が0となることは、
1つの色の色差信号の平均レベルが0に強制されるこ
と、すなわち、撮像画像の色が全体的に白っぽくするこ
とを意味する。つまり、従来のカラー撮像装置によれ
ば、ホワイトバランス処理によって撮像画像の色が全体
的に白っぽくなる。たとえば、人間の顔を高いズーム倍
率で撮像すると、人間の顔の肌色が実際よりも色あせて
映出される。したがって、最近製品化されてきたような
高いズーム倍率を有する撮像装置の場合にはこのような
問題が特に顕著となる。
号R−YおよびB−Yがともに0であるとき、これらの
色差信号および輝度信号がエンコードされて得られる映
像信号が映出す色は白である。したがって、映像画像が
単一色で構成されるような場合には、ホワイトバランス
処理によって色差信号電圧の平均値が0となることは、
1つの色の色差信号の平均レベルが0に強制されるこ
と、すなわち、撮像画像の色が全体的に白っぽくするこ
とを意味する。つまり、従来のカラー撮像装置によれ
ば、ホワイトバランス処理によって撮像画像の色が全体
的に白っぽくなる。たとえば、人間の顔を高いズーム倍
率で撮像すると、人間の顔の肌色が実際よりも色あせて
映出される。したがって、最近製品化されてきたような
高いズーム倍率を有する撮像装置の場合にはこのような
問題が特に顕著となる。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、高い
ズーム倍率での撮像下でも、良好な色表示を行なうこと
ができるカラー撮像装置を提供することである。
ズーム倍率での撮像下でも、良好な色表示を行なうこと
ができるカラー撮像装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために本発明に係るカラ
ー撮像装置は、ズーム機能を備え、被写体を撮像して色
差信号を導出する撮像手段と、撮像手段によって導出さ
れた色差信号増幅するための利得制御可能な増幅手段
と、この増幅手段によって増幅された色差信号の平均レ
ベルを検出する平均レベル検出手段と、撮像時のズーム
倍率を検出するズーム倍率検出手段と、このズーム倍率
検出手段の検出出力と平均レベル検出手段の検出出力と
に基づいて増幅手段の利得を制御する利得制御手段とを
備える。
ー撮像装置は、ズーム機能を備え、被写体を撮像して色
差信号を導出する撮像手段と、撮像手段によって導出さ
れた色差信号増幅するための利得制御可能な増幅手段
と、この増幅手段によって増幅された色差信号の平均レ
ベルを検出する平均レベル検出手段と、撮像時のズーム
倍率を検出するズーム倍率検出手段と、このズーム倍率
検出手段の検出出力と平均レベル検出手段の検出出力と
に基づいて増幅手段の利得を制御する利得制御手段とを
備える。
[作用] 上記のように本発明に係るカラー撮像装置は、従来の
映像信号処理方式のカラー撮像装置と異なり、撮像時の
ズーム倍率を検出するズーム倍率検出手段と、このズー
ム倍率検出手段の検出出力および平均レベル検出手段の
検出出力に基づいて、被写体を撮像して得られた色差信
号を増幅する増幅手段の利得を制御する利得制御手段と
を含む。このため、増幅手段の利得は、平均レベル検出
手段の検出出力だけでなく、そのときのズーム倍率に応
じても変化させることが可能となる。
映像信号処理方式のカラー撮像装置と異なり、撮像時の
ズーム倍率を検出するズーム倍率検出手段と、このズー
ム倍率検出手段の検出出力および平均レベル検出手段の
検出出力に基づいて、被写体を撮像して得られた色差信
号を増幅する増幅手段の利得を制御する利得制御手段と
を含む。このため、増幅手段の利得は、平均レベル検出
手段の検出出力だけでなく、そのときのズーム倍率に応
じても変化させることが可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例のカラービデオカメラの概
略ブロック図である。第1図を参照して、このカラービ
デオカメラはズーム機能を備えており、第4図に示され
る従来のカラービデオカメラの場合と同様の構成を有す
る、ホワイトバランス調整制御部25およびホワイトバラ
ンス調整部26に加えて、ズーム機能を実現し、かつ、ズ
ーム倍率を検出するズーム機能部30を含む。
略ブロック図である。第1図を参照して、このカラービ
デオカメラはズーム機能を備えており、第4図に示され
る従来のカラービデオカメラの場合と同様の構成を有す
る、ホワイトバランス調整制御部25およびホワイトバラ
ンス調整部26に加えて、ズーム機能を実現し、かつ、ズ
ーム倍率を検出するズーム機能部30を含む。
レンズ系(図示せず)によって取込まれた被写体の光
学像は、撮像素子1,処理回路2,ホワイトバランス調整部
26,およびエンコーダ5が[従来の技術]において説明
されたような動作を行なうことによって、カラー映像信
号に変換される。
学像は、撮像素子1,処理回路2,ホワイトバランス調整部
26,およびエンコーダ5が[従来の技術]において説明
されたような動作を行なうことによって、カラー映像信
号に変換される。
第4図に示されるカラービデオカメラの場合と同様
に、ホワイトバランス調整部25において、ローパスフィ
ルタ6および7はそれぞれ、可変利得増幅器3および4
によって増幅された色差信号R−YおよびB−Yを1画
面ごとに平均化してA/D変換器8に入力する。
に、ホワイトバランス調整部25において、ローパスフィ
ルタ6および7はそれぞれ、可変利得増幅器3および4
によって増幅された色差信号R−YおよびB−Yを1画
面ごとに平均化してA/D変換器8に入力する。
しかし、第4図に示されるカラービデオカメラの場合
と異なり、ホワイトバランス調整制御部25内のA/D変換
器8は、ローパスフィルタ6および7の出力(R−
Y)′および(B−Y)′だけでなく、ズーム機能部30
の出力もディジタル信号に変換してマイクロコンピュー
タ9に与える。
と異なり、ホワイトバランス調整制御部25内のA/D変換
器8は、ローパスフィルタ6および7の出力(R−
Y)′および(B−Y)′だけでなく、ズーム機能部30
の出力もディジタル信号に変換してマイクロコンピュー
タ9に与える。
ズーム機能部30は、レンズ系内を光軸に沿って平行に
移動して、レンズ系の焦点距離を連続的に変えることが
できるズームレンズ12と、ズームレンズ12を駆動ささる
ための駆動回路11と、ズームポテンショメータ13とを含
む。駆動回路11は、マイクロコンピュータ9によって制
御されて、ズーム倍率が指定された値となるように、ズ
ームレンズ12を光軸に沿って移動させてレンズ系の焦点
距離を指定されたズーム倍率に対応するものに変化させ
る。実際には、ユーザは図示されないズームスイッチを
用いてズーム倍率を指定することができ、このズームス
イッチへのキー入力に応答してマイクロコンピュータ9
が駆動回路11を前述のように制御する。ズームポテンシ
ョメータ13は、ズームレンズ12の前記光軸上の位置に追
従して変化するアナログ電気信号を出力する。ズーム倍
率を決定するレンズ系の焦点距離は、ズームレンズ12の
前記光軸上の位置によって決まる。つまり、ズームポテ
ンショメータ13は、ズーム倍率をズームレンズ12の位置
として間接的に検出し、その検出結果を電気信号として
出力する。ズームポテンショメータ13の出力は、ズーム
機能部30の出力としてA/D変換器8に入力される。
移動して、レンズ系の焦点距離を連続的に変えることが
できるズームレンズ12と、ズームレンズ12を駆動ささる
ための駆動回路11と、ズームポテンショメータ13とを含
む。駆動回路11は、マイクロコンピュータ9によって制
御されて、ズーム倍率が指定された値となるように、ズ
ームレンズ12を光軸に沿って移動させてレンズ系の焦点
距離を指定されたズーム倍率に対応するものに変化させ
る。実際には、ユーザは図示されないズームスイッチを
用いてズーム倍率を指定することができ、このズームス
イッチへのキー入力に応答してマイクロコンピュータ9
が駆動回路11を前述のように制御する。ズームポテンシ
ョメータ13は、ズームレンズ12の前記光軸上の位置に追
従して変化するアナログ電気信号を出力する。ズーム倍
率を決定するレンズ系の焦点距離は、ズームレンズ12の
前記光軸上の位置によって決まる。つまり、ズームポテ
ンショメータ13は、ズーム倍率をズームレンズ12の位置
として間接的に検出し、その検出結果を電気信号として
出力する。ズームポテンショメータ13の出力は、ズーム
機能部30の出力としてA/D変換器8に入力される。
マイクロコンピュータ9は、A/D変換器8から与えら
れるディジタルデータのうちローパスフィルタ6および
7の出力(R−Y)′および(B−Y)′に対応するデ
ータに基づいて、従来と同様に、可変利得増幅器3およ
び4からそれぞれ出力される色差信号R−YおよびB−
Yの各平均レベルが0に近づくように自らの出力信号
(ディジタルR−Yコントロール信号およびB−Yコン
トロール信号)を変化させる。ただし、マイクロコンピ
ュータ9は、従来と異なり、A/D変換器8から与えられ
るディジタルデータのうちズームポテンショメータ13の
出力に対応するデータに基づいて、このようなホワイト
バランス調整のための動作におけるディジタルR−Yコ
ントロール信号およびディジタルB−Yコントロール信
号の変化範囲を制御する。したがって、ホワイトバラン
ス調整においてマイクロコンピュータ9から出力される
ディジタルR−Yコントロール信号およびディジタルB
−Yコントロール信号の変化範囲はズーム倍率に応じて
制御される。マイクロコンピュータ9には、この変化範
囲とズーム倍率との対応関係を示すデータが予めテーブ
ルとして格納される。
れるディジタルデータのうちローパスフィルタ6および
7の出力(R−Y)′および(B−Y)′に対応するデ
ータに基づいて、従来と同様に、可変利得増幅器3およ
び4からそれぞれ出力される色差信号R−YおよびB−
Yの各平均レベルが0に近づくように自らの出力信号
(ディジタルR−Yコントロール信号およびB−Yコン
トロール信号)を変化させる。ただし、マイクロコンピ
ュータ9は、従来と異なり、A/D変換器8から与えられ
るディジタルデータのうちズームポテンショメータ13の
出力に対応するデータに基づいて、このようなホワイト
バランス調整のための動作におけるディジタルR−Yコ
ントロール信号およびディジタルB−Yコントロール信
号の変化範囲を制御する。したがって、ホワイトバラン
ス調整においてマイクロコンピュータ9から出力される
ディジタルR−Yコントロール信号およびディジタルB
−Yコントロール信号の変化範囲はズーム倍率に応じて
制御される。マイクロコンピュータ9には、この変化範
囲とズーム倍率との対応関係を示すデータが予めテーブ
ルとして格納される。
第2図は、マイクロコンピュータ9に格納されるべき
データが示す、ズーム倍率とディジタルR−Yコントロ
ール信号およびディジタルB−Yコントロール信号の変
化範囲との関係の一例を表わすグラフである。図におい
て、横軸はズーム倍率、縦軸は前記変化範囲を示す。本
実施例においては、ズーム倍率を1倍から16倍まで変化
させることができるものとする。第2図を参照して、デ
ィジタルR−Yコントロール信号およびディジタルB−
Yコントロール信号の変化範囲はズーム倍率が高くなる
ほど狭くなるように設定される。すなわち、ズーム倍率
が1倍であれば前記変化範囲は22bit分と非常に広い
が、ズーム倍率が1倍ずつ低くなるごとに、21bit分,20
bit分,…,8bit分と、1bit分ずつ狭くなる。
データが示す、ズーム倍率とディジタルR−Yコントロ
ール信号およびディジタルB−Yコントロール信号の変
化範囲との関係の一例を表わすグラフである。図におい
て、横軸はズーム倍率、縦軸は前記変化範囲を示す。本
実施例においては、ズーム倍率を1倍から16倍まで変化
させることができるものとする。第2図を参照して、デ
ィジタルR−Yコントロール信号およびディジタルB−
Yコントロール信号の変化範囲はズーム倍率が高くなる
ほど狭くなるように設定される。すなわち、ズーム倍率
が1倍であれば前記変化範囲は22bit分と非常に広い
が、ズーム倍率が1倍ずつ低くなるごとに、21bit分,20
bit分,…,8bit分と、1bit分ずつ狭くなる。
なお、マイクロコンピュータ9は、ホワイトバランス
調整開始時において常に一定のディジタルR−Yコント
ロール信号およびB−Yコントロール信号を出力するよ
うに予め設定される。具体的には、予め定められた基準
色温度(たとえば5000K)を有する光源の照明下で白い
被写体を撮像した場合に可変利得増幅器3および4から
それぞれ出力される色差信号R−YおよびB−Yの各平
均レベルがほぼ0となるような、ディジタルR−Yコン
トロール信号およびディジタルB−Yコントロール信号
が、ホワイトバランス調整開始時におけるマイクロコン
ピュータ9の出力となるように予め調整される。
調整開始時において常に一定のディジタルR−Yコント
ロール信号およびB−Yコントロール信号を出力するよ
うに予め設定される。具体的には、予め定められた基準
色温度(たとえば5000K)を有する光源の照明下で白い
被写体を撮像した場合に可変利得増幅器3および4から
それぞれ出力される色差信号R−YおよびB−Yの各平
均レベルがほぼ0となるような、ディジタルR−Yコン
トロール信号およびディジタルB−Yコントロール信号
が、ホワイトバランス調整開始時におけるマイクロコン
ピュータ9の出力となるように予め調整される。
以下、本実施例におけるマイクロコンピュータ9のホ
ワイトバランス調整のための動作を第3図を参照しなが
ら詳細に説明する。第3図は、マイクロコンピュータ9
のホワイトバランス調整のための動作の流れを示すフロ
ーチャート図である。実際には、第3図に示されるよう
な処理動作がマイクロコンピュータ9に予め格納された
プログラムに従って行なわれる。
ワイトバランス調整のための動作を第3図を参照しなが
ら詳細に説明する。第3図は、マイクロコンピュータ9
のホワイトバランス調整のための動作の流れを示すフロ
ーチャート図である。実際には、第3図に示されるよう
な処理動作がマイクロコンピュータ9に予め格納された
プログラムに従って行なわれる。
第3図を参照して、ホワイトバランス調整の開始にあ
ってマイクロコンピュータ9は前述したように、基準色
温度(ここでは5000Kとする)において可変利得増幅器
3および4からそれぞれ出力される色差信号R−Yおよ
びB−Yの各平均レベルをほぼ0にすることができるデ
ィジタルR−Yコントロール信号R−Y5000およびディ
ジタルB−Yコントロール信号B−Y5000を出力する
(処理ステップS1)。つまり、ホワイトバランス調整開
始時には、基準色温度下においてホワイトバランスをと
ることができるディジタルR−Yコントロール信号およ
びディジタルB−Yコントロール信号がマイクロコンピ
ュータ9から出力される。
ってマイクロコンピュータ9は前述したように、基準色
温度(ここでは5000Kとする)において可変利得増幅器
3および4からそれぞれ出力される色差信号R−Yおよ
びB−Yの各平均レベルをほぼ0にすることができるデ
ィジタルR−Yコントロール信号R−Y5000およびディ
ジタルB−Yコントロール信号B−Y5000を出力する
(処理ステップS1)。つまり、ホワイトバランス調整開
始時には、基準色温度下においてホワイトバランスをと
ることができるディジタルR−Yコントロール信号およ
びディジタルB−Yコントロール信号がマイクロコンピ
ュータ9から出力される。
次に、マイクロコンピュータ9は、A/D変換器8によ
ってディジタルデータに変換された、ズームポテンショ
メータ13の出力に基づいて現在のズーム倍率を検出する
(処理ステップS2)。続いて、マイクロコンピュータ9
は、テーブルとして予め格納された、ズーム倍率とディ
ジタルR−Yコントロール信号およびディジタルB−Y
コントロール信号の変化範囲との関係を示すデータ(第
2図)から、処理ステップS2において検出したズーム倍
率に対応するディジタルR−Yコントロール信号および
ディジタルB−Yコントロール信号の変化範囲を示す値
Yを取出す(処理ステップS3)。
ってディジタルデータに変換された、ズームポテンショ
メータ13の出力に基づいて現在のズーム倍率を検出する
(処理ステップS2)。続いて、マイクロコンピュータ9
は、テーブルとして予め格納された、ズーム倍率とディ
ジタルR−Yコントロール信号およびディジタルB−Y
コントロール信号の変化範囲との関係を示すデータ(第
2図)から、処理ステップS2において検出したズーム倍
率に対応するディジタルR−Yコントロール信号および
ディジタルB−Yコントロール信号の変化範囲を示す値
Yを取出す(処理ステップS3)。
次に、マイクロコンピュータ9は、A/D変換器8によ
ってディジタル信号に変換された、ローパスフィルタ6
の出力(R−Y)′が示す電圧レベルを変数(R−
Y)′NOWに代入する(処理ステップS4)。続いて、マ
イクロコンピュータ9は、係数(R−Y)′NOWの値が
変数MINRの値以上であるか否かを判別する(処理ステッ
プR5)。変数MINRの初期値は、0よりも十分に大きい値
に設定される。
ってディジタル信号に変換された、ローパスフィルタ6
の出力(R−Y)′が示す電圧レベルを変数(R−
Y)′NOWに代入する(処理ステップS4)。続いて、マ
イクロコンピュータ9は、係数(R−Y)′NOWの値が
変数MINRの値以上であるか否かを判別する(処理ステッ
プR5)。変数MINRの初期値は、0よりも十分に大きい値
に設定される。
処理ステップS5の判別結果が“NO"であれば、マイク
ロコンピュータ9は、変数MINRの値を変数(R−Y)′
NOWの現在の値の絶対値に更新し、かつ、変数R−YMの
値を現在のディジタルR−Yコントロール信号が示す電
圧の大きさに更新した後(処理ステップS6)、ディジタ
ルR−Yコントロール信号を所定量だけインクリメント
またはデクリメントする(処理ステップS7)。しかし、
処理ステップS5における判別結果が“YES"であれば、変
数MINRおよびR−YMの値は更新されずにディジタルR−
Yコントロール信号が前記所定量だけインクリメントさ
れる。つまり、処理ステップS4〜S7における一連の処理
によって、可変利得増幅器3に与えられるR−Yコント
ロール信号の電圧がインクリメントされながら、変数MI
NRおよびR-YMの値が、ローパスフィルタ6の出力(R−
Y)′が0に近づくように更新されていく。
ロコンピュータ9は、変数MINRの値を変数(R−Y)′
NOWの現在の値の絶対値に更新し、かつ、変数R−YMの
値を現在のディジタルR−Yコントロール信号が示す電
圧の大きさに更新した後(処理ステップS6)、ディジタ
ルR−Yコントロール信号を所定量だけインクリメント
またはデクリメントする(処理ステップS7)。しかし、
処理ステップS5における判別結果が“YES"であれば、変
数MINRおよびR−YMの値は更新されずにディジタルR−
Yコントロール信号が前記所定量だけインクリメントさ
れる。つまり、処理ステップS4〜S7における一連の処理
によって、可変利得増幅器3に与えられるR−Yコント
ロール信号の電圧がインクリメントされながら、変数MI
NRおよびR-YMの値が、ローパスフィルタ6の出力(R−
Y)′が0に近づくように更新されていく。
次に、マイクロコンピュータ9は処理ステップS7にお
いてインクリメントまたはデクリメントした後のR−Y
コントロール信号電圧が、初期値R−Y5000を中心とし
て前記値Yの幅で延びる範囲内にあるか否かを判別する
(処理ステップS8)。前記インクリメントまたはデクリ
メントされたR−Yコントロール信号電圧が前記範囲内
にあれば、マイクロコンピュータ9の処理は再び処理ス
テップS4に戻る。
いてインクリメントまたはデクリメントした後のR−Y
コントロール信号電圧が、初期値R−Y5000を中心とし
て前記値Yの幅で延びる範囲内にあるか否かを判別する
(処理ステップS8)。前記インクリメントまたはデクリ
メントされたR−Yコントロール信号電圧が前記範囲内
にあれば、マイクロコンピュータ9の処理は再び処理ス
テップS4に戻る。
しかし、インクリメントまたはデクリメントされたR
−Yコントロール信号電圧が前記範囲を超えると、マイ
クロコンピュータ9はR−Yコントロール信号電圧をそ
のときの変数R−YMの値に戻す(処理ステップS9)。イ
ンクリメントまたはデクリメントされたR−Yコントロ
ール信号電圧が前記範囲を超えることは、処理ステップ
S4〜S7において、R−Yコントロール信号電圧を可能な
範囲全体にわたって変化させ終わったことを意味する。
したがって、処理ステップS8における判別結果が“NO"
となったときの変数R−YMの値は、現在の撮影条件にお
いてローパスフィルタ6の出力電圧を最も0に近い値に
調整することができるR−Yコントロール信号電圧を示
す。したがって、処理ステップS9の処理によって、R−
Yコントロール信号電圧は前記範囲内において、ローパ
スフィルタ6の出力を最も0に近づけることができる値
に戻される。
−Yコントロール信号電圧が前記範囲を超えると、マイ
クロコンピュータ9はR−Yコントロール信号電圧をそ
のときの変数R−YMの値に戻す(処理ステップS9)。イ
ンクリメントまたはデクリメントされたR−Yコントロ
ール信号電圧が前記範囲を超えることは、処理ステップ
S4〜S7において、R−Yコントロール信号電圧を可能な
範囲全体にわたって変化させ終わったことを意味する。
したがって、処理ステップS8における判別結果が“NO"
となったときの変数R−YMの値は、現在の撮影条件にお
いてローパスフィルタ6の出力電圧を最も0に近い値に
調整することができるR−Yコントロール信号電圧を示
す。したがって、処理ステップS9の処理によって、R−
Yコントロール信号電圧は前記範囲内において、ローパ
スフィルタ6の出力を最も0に近づけることができる値
に戻される。
このように、マイクロコンピュータ9は、R−Yコン
トロール信号電圧を、初期値R−Y5000から、処理ステ
ップS3において取出した値Yの幅で正負両方向に変化さ
せて、変数MINRの値が最小となるR−Yコントロール信
号電圧の値を探す。
トロール信号電圧を、初期値R−Y5000から、処理ステ
ップS3において取出した値Yの幅で正負両方向に変化さ
せて、変数MINRの値が最小となるR−Yコントロール信
号電圧の値を探す。
続いて、マイクロコンピュータ9は、R−Yコントロ
ール信号電圧の場合と同様にして、現在の撮影条件にと
って最適なB−Yコントロール信号電圧を導出する。す
なわち、マイクロコンピュータ9は、可変利得増幅器4
から出力される色差信号B−Yの平均レベル(B−
Y)′を示すディジタル値を変数(B−Y)′NOWに代
入し(処理ステップS10)、この変数(B−Y)′NOWの
値の絶対値が変数MINBの値よりも小さければ、変数MINB
を変数(B−Y)′NOWの値に変更し、かつ、変数B−Y
Mの値を現在のB−Yコントロール信号電圧に各々更新
した後(処理ステップS12)、B−Yコントロール信号
電圧を所定量だけインクリメントまたはデクリメントす
る(処理ステップS13)。逆に、変数(B−Y)′NOWの
値の絶対値が変数MINB以上であれば、マイクロコンピュ
ータ9は変数MINBおよびB−YMの更新を行なわずにB−
Yコントロール信号電圧を前記所定量だけインクリメン
トする。
ール信号電圧の場合と同様にして、現在の撮影条件にと
って最適なB−Yコントロール信号電圧を導出する。す
なわち、マイクロコンピュータ9は、可変利得増幅器4
から出力される色差信号B−Yの平均レベル(B−
Y)′を示すディジタル値を変数(B−Y)′NOWに代
入し(処理ステップS10)、この変数(B−Y)′NOWの
値の絶対値が変数MINBの値よりも小さければ、変数MINB
を変数(B−Y)′NOWの値に変更し、かつ、変数B−Y
Mの値を現在のB−Yコントロール信号電圧に各々更新
した後(処理ステップS12)、B−Yコントロール信号
電圧を所定量だけインクリメントまたはデクリメントす
る(処理ステップS13)。逆に、変数(B−Y)′NOWの
値の絶対値が変数MINB以上であれば、マイクロコンピュ
ータ9は変数MINBおよびB−YMの更新を行なわずにB−
Yコントロール信号電圧を前記所定量だけインクリメン
トする。
なお、変数MINBの初期値も、変数MINRの場合と同様に
0よりも十分に大きい値に設定される。
0よりも十分に大きい値に設定される。
処理ステップS10〜S13の処理は、処理ステップS14に
おいてインクリメントまたはデクリメントされた後のB
−Yコントロール信号電圧が、初期値B−Y5000を中心
とし、かつ正方向および負方向に前記値Yの幅で延びる
範囲を超えたと判断されるまで(処理ステップS14にお
ける判別結果が“NO"となるまで)行われる。そして、
インクリメントまたはデクリメント後のB−Yコントロ
ール信号電圧がこの範囲を超えると、マイクロコンピュ
ータ9は、B−Yコントロール信号電圧をそのときの変
数B−YMの値、すなわち、現在の撮影条件においてロー
パルフィルタ7の出力を0に最も近づけることができる
R−Yコントロール信号電圧に戻して(処理ステップS1
5)、ホワイトバランスのための処理を終了する。
おいてインクリメントまたはデクリメントされた後のB
−Yコントロール信号電圧が、初期値B−Y5000を中心
とし、かつ正方向および負方向に前記値Yの幅で延びる
範囲を超えたと判断されるまで(処理ステップS14にお
ける判別結果が“NO"となるまで)行われる。そして、
インクリメントまたはデクリメント後のB−Yコントロ
ール信号電圧がこの範囲を超えると、マイクロコンピュ
ータ9は、B−Yコントロール信号電圧をそのときの変
数B−YMの値、すなわち、現在の撮影条件においてロー
パルフィルタ7の出力を0に最も近づけることができる
R−Yコントロール信号電圧に戻して(処理ステップS1
5)、ホワイトバランスのための処理を終了する。
前述したように、ホワイトバランス調整時のディジタ
ルR−Yコントロール信号およびディジタルB−Yコン
トロール信号の変化範囲Yはズーム倍率が高いほど狭く
なるように設定される。したがって、処理ステップS1〜
S15の処理によれば、第4図のカラービデオカメラの場
合と同様にR−Yコントロール信号電圧およびB−Yコ
ントロール信号電圧が、撮像系から得られた色差信号R
−YおよびB−Yの各平均レベルに基づいて、より適性
なものに補正されるが、その補正量の上限がズーム倍率
に応じて調整される。すなわち、ズーム倍率が低いほ
ど、R−Yコントロール信号電圧およびB−Yコントロ
ール信号電圧は、色差信号R−YおよびB−Yの各平均
レベルが十分に0に近い値となるように広い範囲で変化
させられる。したがって、ズーム倍率が低い場合には、
従来のカラービデオカメラの場合と同様に、R−Yコン
トロール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧
は、色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベルをほぼ
0にすることができるレベルに調整される。逆に、ズー
ム倍率が高いほど、R−Yコントロール信号電圧および
B−Yコントロール信号電圧は狭い範囲でしか変化させ
られない。このため、色差信号R−YおよびB−Yの各
平均レベルをほぼ0にすることができるR−Yコントロ
ール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧がこの
狭い範囲外にあると、R−Yコントロール信号電圧およ
びB−Yコントロール信号電圧はこの狭い範囲内におい
て色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベルを最も0
に近い値にすることができるレベルにしか調整されな
い。このため、R−Yコントロール信号電圧およびB−
Yコントロール信号電圧は、色差信号R−YおよびB−
Yをほぼ0とみなせるような十分に0に近い値にできる
レベルまでは調整されない。すなわち、ズーム倍率が高
いほど、ホワイトバランス調整終了後のR−Yコントロ
ール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧によっ
てそれぞれ制御された可変利得増幅器3および4から出
力される、色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベル
は0から離れた値となる。一方、前述したように、ズー
ム倍率が高いほど、撮像画像が単一色となる傾向が強
い。したがって、本実施例によれば、高いズーム倍率で
撮像された画像の色が実際よりも白っぽく見えるという
現象が回避される。
ルR−Yコントロール信号およびディジタルB−Yコン
トロール信号の変化範囲Yはズーム倍率が高いほど狭く
なるように設定される。したがって、処理ステップS1〜
S15の処理によれば、第4図のカラービデオカメラの場
合と同様にR−Yコントロール信号電圧およびB−Yコ
ントロール信号電圧が、撮像系から得られた色差信号R
−YおよびB−Yの各平均レベルに基づいて、より適性
なものに補正されるが、その補正量の上限がズーム倍率
に応じて調整される。すなわち、ズーム倍率が低いほ
ど、R−Yコントロール信号電圧およびB−Yコントロ
ール信号電圧は、色差信号R−YおよびB−Yの各平均
レベルが十分に0に近い値となるように広い範囲で変化
させられる。したがって、ズーム倍率が低い場合には、
従来のカラービデオカメラの場合と同様に、R−Yコン
トロール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧
は、色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベルをほぼ
0にすることができるレベルに調整される。逆に、ズー
ム倍率が高いほど、R−Yコントロール信号電圧および
B−Yコントロール信号電圧は狭い範囲でしか変化させ
られない。このため、色差信号R−YおよびB−Yの各
平均レベルをほぼ0にすることができるR−Yコントロ
ール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧がこの
狭い範囲外にあると、R−Yコントロール信号電圧およ
びB−Yコントロール信号電圧はこの狭い範囲内におい
て色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベルを最も0
に近い値にすることができるレベルにしか調整されな
い。このため、R−Yコントロール信号電圧およびB−
Yコントロール信号電圧は、色差信号R−YおよびB−
Yをほぼ0とみなせるような十分に0に近い値にできる
レベルまでは調整されない。すなわち、ズーム倍率が高
いほど、ホワイトバランス調整終了後のR−Yコントロ
ール信号電圧およびB−Yコントロール信号電圧によっ
てそれぞれ制御された可変利得増幅器3および4から出
力される、色差信号R−YおよびB−Yの各平均レベル
は0から離れた値となる。一方、前述したように、ズー
ム倍率が高いほど、撮像画像が単一色となる傾向が強
い。したがって、本実施例によれば、高いズーム倍率で
撮像された画像の色が実際よりも白っぽく見えるという
現象が回避される。
なお、本実施例においては、R−Yコントロール信号
電圧およびB−Yコントロール信号電圧の変化範囲が16
段階の値をとるように設定されたが、この変化範囲が取
り得る値の段階数は2段階や4段階など任意に設定され
てよい。
電圧およびB−Yコントロール信号電圧の変化範囲が16
段階の値をとるように設定されたが、この変化範囲が取
り得る値の段階数は2段階や4段階など任意に設定され
てよい。
さらに、A/D変換器8に代わってコンパレータを使用
することも可能である。
することも可能である。
また、本実施例ではズーム倍率の前記変化範囲との関
係を示すデータがテーブルとしてマイクロコンピュータ
9に予め格納されているものとしたが、マイクロコンピ
ュータ9が、検出したズーム倍率に予め定られた演算を
施すことによって前記変化範囲を算出するように構成さ
れてもよい。
係を示すデータがテーブルとしてマイクロコンピュータ
9に予め格納されているものとしたが、マイクロコンピ
ュータ9が、検出したズーム倍率に予め定られた演算を
施すことによって前記変化範囲を算出するように構成さ
れてもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ズーム倍率が高くな
り撮像画像における単一色の占有面積が大きくなって
も、ホワイトバランス調整後の色差信号の平均レベルが
0に近づきすぎないので、映出される画像の色が実際よ
りも白っぽくなるという退色現象は回避される。この結
果、従来よりも良好なホワイトバランス調整を行なうこ
とが可能となり、再生画像の色画質が向上される。
り撮像画像における単一色の占有面積が大きくなって
も、ホワイトバランス調整後の色差信号の平均レベルが
0に近づきすぎないので、映出される画像の色が実際よ
りも白っぽくなるという退色現象は回避される。この結
果、従来よりも良好なホワイトバランス調整を行なうこ
とが可能となり、再生画像の色画質が向上される。
第1図は本発明の一実施例のカラービデオカメラの概略
ブロック図、第2図は実施例におけるズーム倍率とR−
Yコントロール信号電圧およびB−Yコントロール信号
電圧の変化範囲との関係を示すグラフ、第3図は第1図
におけるマイクロコンピュータの動作を説明するための
フローチャート図、第4図は従来のカラービデオカメラ
の概略ブロック図である。 図において、1は撮像素子、2は処理回路、3および4
は可変利得増幅器、5はエンコーダ、6および7はロー
パスフィルタ、8はA/D変換器、9はマイクロコンピュ
ータ、10はD/A変換器、11はレンズ駆動回路、12はズー
ムレンズ、13はズームポテンショメータである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
ブロック図、第2図は実施例におけるズーム倍率とR−
Yコントロール信号電圧およびB−Yコントロール信号
電圧の変化範囲との関係を示すグラフ、第3図は第1図
におけるマイクロコンピュータの動作を説明するための
フローチャート図、第4図は従来のカラービデオカメラ
の概略ブロック図である。 図において、1は撮像素子、2は処理回路、3および4
は可変利得増幅器、5はエンコーダ、6および7はロー
パスフィルタ、8はA/D変換器、9はマイクロコンピュ
ータ、10はD/A変換器、11はレンズ駆動回路、12はズー
ムレンズ、13はズームポテンショメータである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ズーム機能を有するカラー撮像装置であっ
て、 被写体を撮像して色差信号を導出する撮像手段と、 撮像時のズーム倍率を検出するズーム倍率検出手段と、 前記撮像手段によって導出された前記色差信号を増幅す
るための、利得制御可能な増幅手段と、 前記増幅手段によって増幅された色差信号の平均レベル
を検出する平均レベル検出手段と、 前記平均レベル検出手段の検出出力と、前記ズーム倍率
検出手段の検出出力とに基づいて、前記増幅手段の利得
を制御する利得制御手段とを備えた、カラー撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2194134A JP2640168B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | カラー撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2194134A JP2640168B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | カラー撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0479691A JPH0479691A (ja) | 1992-03-13 |
JP2640168B2 true JP2640168B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16319476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2194134A Expired - Fee Related JP2640168B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | カラー撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640168B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2952518B2 (ja) * | 1990-10-30 | 1999-09-27 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP5943682B2 (ja) * | 2012-04-09 | 2016-07-05 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、その制御方法及びプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH033591A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ホワイトバランス制御装置 |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP2194134A patent/JP2640168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0479691A (ja) | 1992-03-13 |
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Legal Events
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