JP2639620B2 - 水素吸蔵合金電極の製造方法 - Google Patents

水素吸蔵合金電極の製造方法

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JP2639620B2 JP5255739A JP25573993A JP2639620B2 JP 2639620 B2 JP2639620 B2 JP 2639620B2 JP 5255739 A JP5255739 A JP 5255739A JP 25573993 A JP25573993 A JP 25573993A JP 2639620 B2 JP2639620 B2 JP 2639620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水素吸蔵合金電極の製造
方法に関し、更に詳しくは、円筒型電池に組み込む渦巻
形状の水素吸蔵合金電極の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高容量電池として注目を集めているニッ
ケル−水素二次電池のうち、円筒型電池に負極として組
み込まれる水素吸蔵合金電極は、概ね、次のようにして
製造されている。まず、所定粒径の水素吸蔵合金粉末の
所定量を、カルボキシメチルセルロースのような増粘剤
とともにイオン交換水や蒸留水に分散させて所定濃度の
合金粉末スラリーを調製する。
【0003】ついで、図1に示したように、スラリーボ
ックス1に上記合金粉末スラリー2を入れ、この合金粉
末スラリー2の中に長尺なパンチングメタルシート3を
矢印pのように連続走行させて上方に引き上げる。この
とき用いるパンチングメタルシート3には、通常、図2
で示したような開口部パターンが形成されている。すな
わち、正三角形の各頂点の位置に所望径の開口3aが複
数個打ち抜かれることにより、これらの開口3aの全体
は千鳥格子模様をなす開口部を形成し、その他の部分が
非開口部3bになっているパターンである。
【0004】そして、このパンチングメタルシート3
は、打ち抜かれる開口3aの大きさや数を適宜に選定す
ることにより、所望の開口率となるように設計される。
図2で示した開口部パターンの場合、図2のX軸方向に
所定の間隔を置いて横1列に配列する、開口3a1 の群
1 ,開口3a2 の群A2 ,開口3a3 の群A 3 ,開口
3a4 の群A4 ……がY軸方向に所定の間隔を置いて配
列している。
【0005】この場合、各開口は正三角形の各頂点を中
心にした円であるため、例えば群A 2 における各開口3
2 は、群A1 における各開口3a1 の配列をX軸方向
に、開口3a1 と開口3a2 の中心間距離(l)の1/
2だけ平行移動させた配列になっている。したがって、
このパターンのパンチングメタルシートにおいては、群
1 における各開口3a1 の配列と群A3 における各開
口3a3 の配列は同じであり、また群A2 における各開
口3a2 と群A4 における各開口3a4 の配列は同じに
なっており、更には、群A1 と群A2 間にはX軸方向に
連続して延びる細長い非開口部3b1 が、群A2 と群A
3 の間には同じく細長い非開口部3b2が、群A3 と群
4 の間には同じく細長い非開口部3b3 が……がそれ
ぞれ存在している。
【0006】このようなパンチングメタルシート3を図
1の矢印p方向に連続走行させると、パンチングメタル
シート3に形成されている多数の開口3aの部分で合金
粉末スラリー2が保持されることにより、パンチングメ
タルシートの両面を被覆する付着スラリー層が形成され
る。そして、スラリーボックス1の上方には一対のドク
ターブレード4a,4bが配置されていて、付着スラリ
ー層を有するパンチングメタルシート3はこのドクター
ブレードを通過する過程で、余分なスラリーが除去さ
れ、パンチングメタルシート3の表面には厚みが均一な
付着スラリー層が形成される。
【0007】ついで、付着スラリー層を有するパンチン
グメタルシートは乾燥炉5の中を通り、この過程で付着
スラリー層に乾燥処理が施されたのち、ローラ6a,6
bを通って切断工程に移送され、ここで、カッタ7によ
り所定の長さに切断されてシート片8になる。その後、
シート片8に所定の圧力で圧延処理を施して付着スラリ
ー層の厚みを調整すると同時にシート片に水素吸蔵合金
粉末を強固に担持させて水素吸蔵合金電極シートが製造
される。
【0008】ついで、上記した電極シートと別に製造し
た正極シートとをセパレータを介して重ね合わせ、その
全体を渦巻き状に巻回して発電要素が製造される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2で示し
た開口部パターンを有するパンチングメタルシート3に
合金粉末スラリーが保持されている電極シートの巻回に
関しては、図のX軸を軸心にしてY軸方向に巻回する場
合と、Y軸を軸心にしてX軸方向に巻回する場合の2通
りを代表例としてあげることができる。
【0010】そして前者の巻回態様の場合、渦巻き巻回
時の半径によっても異なるが、巻回の半径が小さくなる
と、図2において、開口3a1 の群A1 と開口3a2
群A 2 との間の非開口部3b1 ,開口3a2 の群A2
開口3a3 の群A3 との間の非開口部3b2 ,開口3a
3 の群A3 と開口3a4 の群A4 との間の非開口部3b
3 ……が折れて、これら非開口部3b1 ,3b2 ,3b
3 などにはX軸方向に走る亀裂の発生することがある。
【0011】これは、開口3aには合金粉末が相対的に
多量に充填されているため、その部分の曲げ強度は高く
なっており、しかし群A1 ,A2 ,A3 ,A4 …間に位
置する非開口部3b1 ,3b2 ,3b3 ……に付着して
いる合金粉末量は相対的に少量であり、そのことにより
群A1 ,群A2 と非開口部3b1 の部分では後者の強度
が相対的に低くなっていて、巻回時の応力がこの非開口
部3b1 に集中するためであると考えられる。
【0012】このような事態が発生すると、非開口部3
1 の表面に付着している合金粉末層がセパレータを突
き破り正極シートと接触することになり、その結果、製
造した発電要素では短絡事故が引き起こされる場合があ
る。一方、後者の巻回態様の場合には非開口部における
亀裂は発生しにくい。これは、各開口、例えば、群A1
と群A3 の各開口3a1 と3a3 の間には、群A2の開
口3a2 の一部が必ず併存していて、Y軸方向には、非
開口部3cが非開口部3b1 のように連続して延びるこ
となくジグザグと各開口を迂回しながら存在しているか
らである。
【0013】すなわち、例えば、群A1 の開口3a1
群A3 の各開口3a3 の間に存在して曲げ強度が弱い状
態にある非開口部3cは、曲げ強度の強い開口3a2
群A 2 で補強されている状態にあるため、Y軸を軸心に
してX軸方向に巻回しても、非開口部3cへの応力集中
に抑制され、この非開口部3cでは折損事故を起こさな
くなるものと考えられる。
【0014】次に、図1の切断工程で切断されたシート
片8を圧延する場合も、その圧延方向はX軸方向とY軸
方向に大別される。いずれの方向に圧延する場合であっ
ても、圧延後のシート片は、圧延方向に反るため圧延方
向に巻回しやすい状態になる。仮に、両側に耳部3d,
3dを有しているパンチングメタルシートを図2のY軸
方向に圧延すると、非開口部における圧延量の方が耳部
3d,3dにおける圧延量よりも大きくなる。そのた
め、開口3a1 ,3a2 ,3a3 ,3a4 などはY軸方
向に細長くなった楕円形状になり、また、開口部パター
ンが形成されている部分に皺状の波打ち模様が発生す
る。
【0015】一方、X軸方向に圧延すると、耳部3d,
3dと開口部パターンの部分における圧延量が異なるこ
とは前者の場合と同じであるが、開口3a1 ,3a2
3a 3 ,3a4 ……がX軸方向に細長くなった楕円形状
になる。しかし、開口部パターンの部分と耳部3d,3
dの部分は、それぞれ別々に全体としても均一に圧延さ
れているため、開口部パターンの部分には皺状の波打ち
模様は発生せず、表面は平坦になる。
【0016】本発明は、以上に詳述したことを総合判断
してなされたものであって、その目的とすることは、渦
巻き状に巻回しやすく、同時に非開口部にも上記した亀
裂が発生しずらく、もって発電要素における短絡事故の
発生を抑制することができる水素吸蔵合金電極を製造す
る方法の提供にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、千鳥格子模様の開口部と非
開口部とから成るパターンが形成されているパンチング
メタルシートを水素吸蔵合金粉末スラリーの中に連続走
行させて前記パンチングメタルシートに前記スラリーを
保持したのちそれを乾燥し、ついで、前記パンチングメ
タルシートを切断してシート片とし、前記シート片に対
して圧延処理を施したのち巻回して渦巻形状に成形する
水素吸蔵合金電極の製造方法において、前記シート片
を、巻回方向と直交する方向に絶え間なく開口部が存在
するように巻回し、かつ、その巻回方向と圧延方向とを
一致させることを特徴とする水素吸蔵合金電極の製造方
法が提供される。
【0018】
【作用】本発明においては、例えばパンチングメタルシ
ート3が図2で示すような開口部パターンを有する場
合、矢印pで示すその走行方向はY軸方向に設定され
る。したがって、図1の切断工程においては、パンチン
グメタルシート3は走行方向と直交する方向、すなわち
図2におけるX軸方向に切断される。
【0019】そして、得られたシート片8には、圧延処
理と巻回処理が施される。このとき、シート片から両側
の耳部を打抜き除去した場合は、圧延方向は格別限定さ
れることなく任意の方向であってよい。しかし、両側の
耳部を打抜き除去しない場合は、前記した皺発生を防止
するために、図2のX軸方向に設定される。
【0020】この圧延処理により、各開口は圧延方向に
細長くなった楕円形状になる。そして、後者の圧延の場
合でも、耳部3d,3dと開口部パターンの部分では圧
延量が相違してくるが、開口部パターンの部分は全体と
して均一圧延されているので皺状の打抜き模様は発生し
ない。この圧延処理によって、圧延後のシート片は、圧
延方向に若干反り、そのため、圧延方向と直交する軸を
軸心にした巻回が行いやすい状態になる。
【0021】例えば、図2のX軸方向に圧延したシート
片は、Y軸を軸心にしたX軸方向の巻回が行いやすくな
る。本発明におけるシート片の巻回方向は、その巻回方
向と直交する方向に開口部が絶え間なく存在し、お互い
が一緒に巻回されるような方向である。例えば、図2に
おいて、Y軸を軸心にしてX軸方向に巻回すると、隣接
する開口、すなわち、開口3a1 と開口3a2 ,開口3
2 と開口3a3 ,開口3a3と開口3a4 ……は互い
に一部が一緒に巻回されていくことになる。
【0022】これに反し、例えば、図2において、X軸
を軸心にしてY軸方向に巻回すると、隣接する開口、す
なわち、開口3a1 と開口3a2 ,開口3a2 と開口3
3,開口3a3 と開口3a4 ……の間には必ずX軸方
向に連続して延びる非開口部3b1 ,3b2 ,3b3
…が存在しているため、各開口は一部分が一緒になって
巻回されることはない。
【0023】本発明においては、前者の態様となるよう
に巻回方向が設定され、この巻回方向が圧延方向と一致
させられる。このため、シート片は巻回しやすい状態に
あり、また、非開口部には必ず曲げ強度が大きい開口が
存在するのでその補強効果により、非開口部における亀
裂発生は有効に抑制される。すなわち、非開口部の亀裂
によって発生する電極間の短絡事故は抑制される。
【0024】なお、以上の説明は開口が千鳥格子模様で
無地部に分布する場合について行ったものであるが、本
発明においては、開口の分布はこの態様に限定されるも
のではない。
【0025】
【発明の実施例】図2で示したようなパンチングニッケ
ルシートを用意した。すなわち、厚み70μm,幅14
5mmで耳部3d,3dの幅は約20mmである。また、全
ての開口は、一辺約2.3mmの正三角形の各頂点に穿設さ
れた直径1.5mmの円になっており、これが千鳥格子模様
をなして分布していて、全体の開口率は38%である。
したがって、各開口間における非開口部の幅は0.8mmに
なっている。
【0026】つぎに、アーク溶解法で組成:MmNi
3.3 Co1.0 Mn0.4 Al0.3 (Mmはミッシュメタ
ル)で示される水素吸蔵合金を製造したのち、これを粉
砕して150メッシュ(タイラー篩)下の合金粉末とし
た。その後、イオン交換水100重量部に対し、上記合
金粉末400重量部,カルボキシメチルセルロース1重
量部から成る合金粉末スラリーを調製した。これを図1
で示した装置を用いて前記したパンチングニッケルシー
ト3に付着したのち、切断工程で図2のX軸方向に切断
して、長さ(X軸方向)290mm,幅(Y軸方向)14
5mmのシート片にした。
【0027】ついで、得られたシート片につき、図2の
X軸方向に8ton/cm2 の圧で圧延したのち、厚み0.18
mm,多孔度65%のナイロンセパレータを介してNi
(OH)2 を活物質とする厚み0.55mmの正極シートと
重ね合わせて、図2のY軸方向を軸心としてX軸方向に
巻回し、直径13mmの発電要素とした。非開口部3cに
亀裂は発生しなかった。これを実施例電極とする。
【0028】また、耳部3d,3dを除去し、図2のY
軸方向に8ton/cm2 の圧で圧延したのち、厚み0.18m
m,多孔度65%のナイロンセパレータを介してNi
(OH) 2 を活物質とする厚み0.55mmの正極シートと
重ね合わせて、図2のX軸方向を軸心としてY軸方向に
巻回し、直径13mmの発電要素とした。非開口部3b1
に亀裂が発生した。これを比較例電極1とする。
【0029】また、得られたシート片につき、耳部3
d,3dを除去し、図2のY軸方向に8ton/cm2 の圧で
圧延したのち、厚み0.18mm,多孔度65%のナイロン
セパレータを介してNi(OH)2 を活物質とする厚み
0.55mmの正極シートと重ね合わせて、図2のY軸方向
を軸心としてX軸方向に巻回し、直径13mmの発電要素
とした。圧延方向と巻回方向が直交しているため、巻回
作業はかなり困難であった。これを比較例電極2とす
る。
【0030】最後に、得られたシート片につき、図2の
X軸方向に8ton/cm2 の圧で圧延したのち、厚み0.18
mm,多孔度65%のナイロンセパレータを介してNi
(OH)2 を活物質とする厚み0.55mmの正極シートと
重ね合わせて、図2のX軸方向を軸心としてY軸方向に
巻回し、直径13mmの発電要素とした。これを比較例電
極3とする。
【0031】これら4種類の発電要素を用いてニッケル
−水素円筒型二次電池各1000個を組立て、それぞれ
の電池における短絡事故発生率を調べた。実施例電極の
場合は1%以下,比較例電極1の場合は7%,比較例電
極2の場合は5%,比較例電極3の場合は10%以上で
あった。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法で製造した水素吸蔵合金電極を組み込んだ円筒型電池
では短絡事故の発生率が非常に小さい。これは、水素吸
蔵合金電極の製造時における巻回工程で、巻回の方向を
圧延の方向と一致させ、しかも巻回方向と直交する方向
に開口部が絶え間なく存在するようにして巻回すること
により非開口部における亀裂発生を抑制するようにした
ことがもたらす効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】水素吸蔵合金電極の製造工程を示す概略図であ
る。
【図2】パンチングメタルシートの例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 スラリーボックス 2 水素吸蔵合金スラリー 3 パンチングメタルシート 3a1 ,3a2 ,3a3 ,3a4 パンチングメタルシ
ート3の開口 3b1 ,3b2 ,3b3 ,3c パンチングメタルシー
ト3の非開口部 3d パンチンブメタルシート3の耳部 4a,4b ドクターブレード 5 乾燥炉 6a,6b ロール 7 カッタ 8 シート片 A1 ,A2 ,A3 ,A4 パンチングメタルシート3の
X軸方向に配列する開口の群 p パンチングメタルシート3の走行方向

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 千鳥格子模様の開口部と非開口部とから
    成るパターンが形成されているパンチングメタルシート
    を水素吸蔵合金粉末スラリーの中に連続走行させて前記
    パンチングメタルシートに前記スラリーを保持したのち
    それを乾燥し、ついで、前記パンチングメタルシートを
    切断してシート片とし、前記シート片に対して圧延処理
    を施したのち巻回して渦巻形状に成形する水素吸蔵合金
    電極の製造方法において、前記シート片を、巻回方向と
    直交する方向に絶え間なく開口部が存在するように巻回
    し、かつ、その巻回方向と圧延方向とを一致させること
    を特徴とする水素吸蔵合金電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記シート片の圧延方向と巻回方向とは
    同方向であり、その方向は前記パンチングメタルシート
    の前記切断方向と同方向である請求項1の水素吸蔵合金
    電極の製造方法。
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