JP2639318B2 - トルク測定装置 - Google Patents

トルク測定装置

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JP2639318B2
JP2639318B2 JP5255166A JP25516693A JP2639318B2 JP 2639318 B2 JP2639318 B2 JP 2639318B2 JP 5255166 A JP5255166 A JP 5255166A JP 25516693 A JP25516693 A JP 25516693A JP 2639318 B2 JP2639318 B2 JP 2639318B2
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torque
measured
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torsion bar
measuring device
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利幸 田中
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルク測定装置に関し、
特に装置内部に設けられたトルク発生源のトルクを測定
するトルク測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トルクを測定する場合には、ト
ルク発生源の回転軸から直接に測定がなされる。これに
ついて図2を参照して説明する。
【0003】従来のトルク測定装置は、図2に示されて
いるように、モータ等のトルク発生源10の回転軸40
に対して測定装置20を直結してトルクメータ30によ
りトルクの値を読取っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータ等の
トルク発生源を装置内部に組込んだ後にそのトルクを測
定する必要が生じることがある。例えば、人工衛星に搭
載する装置内のモータのトルクを測定したいことがあ
る。
【0005】一般に、人工衛星には姿勢制御用のリアク
ションホイールが設けられているが、このホイール内の
トルク発生源のトルクを測定したい場合がある。また、
人工衛星に設けられた装置から生じるトルクが他の装置
に擾乱として与える影響を測定したい場合がある。特
に、後者の場合は衛星の姿勢に大きな影響を与えること
があるので、そのトルクを測定することが重要である。
【0006】しかし、上述した従来のトルク測定装置で
は、装置内に組込まれた後は、回転軸が外部に出ていな
い限り、トルクを測定することができないという欠点が
あった。
【0007】また、もともと回転軸を有しない駆動装置
のトルク擾乱量を測定することはできないという欠点が
あった。
【0008】本発明は上述した従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は装置内部に組込
まれたトルク発生源のトルクを測定することのできるト
ルク測定装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるトルク測定
装置は、回転軸を外部に有しない被測定物についてのト
ルクを測定するトルク測定装置であって、長手方向が鉛
直方向と一致するように一端が固定されたトーションバ
ーと、このトーションバーの他端に固定され前記被測定
物を載置するための被測定物載置用部材と、前記トーシ
ョンバーのねじれ角度を測定する測定手段とを有し、前
記測定手段により測定されたねじれ角度に基づき前記被
測定物内部から発生するトルクを測定するようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明によるトルク測定装置の一実
施例を示す概略構成図である。図において、本発明の一
実施例によるトルク測定装置は、長手方向が鉛直方向と
一致するように一端が固定されたトーションバー1と、
このトーションバー1の他端に固定された測定用治具2
と、この測定用治具2の周辺部(外側面)に設けられた
ミラー3と、このミラー3に対して光を照射するオート
コリメータ4とから構成されている。
【0012】トーションバー1は、剛性を有する棒部材
であり、本例ではその断面が円形である。また、その材
質は金属である。このトーションバー1は、締付金具6
により天井7に固定される。
【0013】測定用治具2は、被測定装置を載置するた
めの部材であり、本実施例では円形の皿状部材である。
そして、その外側面にはミラー3が設けられている。さ
らに、治具2の上端部22は固定用部材23によりトー
ションバー1の下端に固定される。なお、固定用部材2
3には、剛性を有する金属棒等を用い、トーションバー
1と治具2とが一体となるように構成されるものとす
る。
【0014】ミラー3は、平板型のものであり、オート
コリメータ4から照射される光を反射し、再びオートコ
リメータ4側へ入射させるものである。つまり、オート
コリメータ4からの照射光をミラー3で反射させて再び
オートコリメータ4に入射されるように、ミラー3及び
オートコリメータ4が配置されるものとする。なお、オ
ートコリメータ4には、周知のターゲット付のオートコ
リメータを用いれば良い。
【0015】かかる構成において、本装置によりトルク
を測定する場合は、まず被測定装置5を図示の如く測定
治具2の上に載置する。この状態で被測定装置5の内部
においてトルクが発生すると、そのトルクによってトー
ションバー1が矢印Y1又はY2の方向にわずかにねじ
られる。すると、そのねじれ角がミラー3及びオートコ
リメータ4によって検出される。
【0016】ここで、被測定装置5の内部で発生したト
ルクは、 T=(IS2 +k)θ …… となる。ただし、式においてkはトーションバー1の
剛性,θはトーションバー1のねじれ角、S2 =d2
dt2 (tは時間)、Iは回転部分(被測定装置5+測
定治具2)の慣性モーメントである。なお、慣性モーメ
ントIは、周知の測定器により測定すれば良い。
【0017】式において、トーションバー1の剛性を
回転部分の慣性モーメントより十分大きくすれば(kは
Iより十分大とする)、トルクTは、 T=kθ …… となる。ただし、式は近似的に成立する。
【0018】よって、式から回転角(ねじれ角)θに
より、発生トルクTを求めることができる。
【0019】以上のように、本例の装置では、測定用治
具2に載置された装置5において発生したトルクを、ト
ーションバー1によってねじれ角に変換し、そのねじれ
角をミラー3及びオートコリメータ4によって検出して
おり、これにより直接トルクメータ等で測定できない場
合でも装置内部からトーションバー1の軸回りに発生す
るトルクを間接的に測定することができるのである。
【0020】なお、必要であれば、治具2に対して被測
定装置5を載置する向きを変えて発生トルクのX,Y,
Zの各方向の成分を測定することができ、これにより宇
宙空間において衛星に与える影響を知ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、被測定装
置内部から発生されるトルクを、トーションバーによっ
てねじれ角に変換し、これをオートコリメータで検出す
ることにより、回転軸が外部に出ていない装置であって
も、その内部から発生されるトルクを測定することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるトルク測定装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】従来のトルク測定装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 トーションバー 2 測定用治具 3 測定用ミラー 4 オートコリメータ 5 被測定装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を外部に有しない被測定物につい
    てのトルクを測定するトルク測定装置であって、長手方
    向が鉛直方向と一致するように一端が固定されたトーシ
    ョンバーと、このトーションバーの他端に固定され前記
    被測定物を載置するための被測定物載置用部材と、前記
    トーションバーのねじれ角度を測定する測定手段とを有
    し、前記測定手段により測定されたねじれ角度に基づき
    前記被測定物内部から発生するトルクを測定するように
    したことを特徴とするトルク測定装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、前記被測定物載置用部
    材の周辺部に設けられたミラーと、このミラーに光を照
    射するオートコリメータとからなることを特徴とする請
    求項1記載のトルク測定装置。
JP5255166A 1993-09-16 1993-09-16 トルク測定装置 Expired - Lifetime JP2639318B2 (ja)

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JPH0783767A JPH0783767A (ja) 1995-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6134443U (ja) * 1984-08-03 1986-03-03 三菱重工業株式会社 回転軸の捩れ測定装置
JPH0446221A (ja) * 1990-06-12 1992-02-17 Sugisaki Keiki Kk 回転慣性力緩衝器
JPH0443793U (ja) * 1990-08-14 1992-04-14

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