JP2638407B2 - 立形構造物用磁気浮上式除振装置 - Google Patents

立形構造物用磁気浮上式除振装置

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JP2638407B2
JP2638407B2 JP4291473A JP29147392A JP2638407B2 JP 2638407 B2 JP2638407 B2 JP 2638407B2 JP 4291473 A JP4291473 A JP 4291473A JP 29147392 A JP29147392 A JP 29147392A JP 2638407 B2 JP2638407 B2 JP 2638407B2
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義勝 三浦
正人 飯田
善雄 長屋
薫 上野
孝之 水野
真 大塩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ計測器、レー
ダ、天体望遠鏡等の高重心構造物すなわち立形構造物用
除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気浮上式除振装置は種々知られ
ており、本出願人も特開平2−203040号公報を提
案している。しかしながら、重心が高い立形構造物を除
振テーブル上に載置固定すると、垂直軸線に対する揺動
すなわちロッキング振動が発生する。このロッキング振
動は浮上している構造物に対しては減衰させにくい。ま
た特開平1−250568号公報にはビル等の構造物が
地震等で振動するのを防止するために、可動壁や可動床
を構造物に対して接近離間させて制震させる技術が開示
されている。しかしながら、かかる公知技術は浮上体に
適用することはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、重心が高い立形構造物を磁気浮上支持するに際
して、ロッキング振動を防止することができる立形構造
物用磁気浮上式除振装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、頂部に
立形構造物を固設し底部にフランジ部を形成した柱体と
その柱体が間隙を設けて収納されそして地面に固設され
た固定体とを備え、そしてその柱体には軸線方向に離れ
た位置で複数の加速度センサが設けられ、その固定体に
は前記フランジ部を収める環状溝が形成され、その環状
溝の上面には浮上用電磁石が設けられ、その環状溝の下
面には柱体のフランジ部の下面と環状溝の上面との間の
上下方向のギャップを検知する上下方向ギャップセンサ
が設けられ、そして前記各加速度センサに対向する位置
の固定体にはそれぞれ複数の制御用電磁石と水平方向ギ
ャップセンサとが円周方向に等配に設けられ、前記水平
方向ギャップセンサは柱体の側面と固定体との間の水平
方向のギャップを検知するものであり、加速度センサ及
び水平ギャップセンサはそれぞれ水平方向コントローラ
に接続され、それらの水平方向コントローラは制御用電
磁石に接続され、それらの水平方向コントローラは加速
度センサおよび水平方向ギャップセンサからの信号に基
づき、制御用電磁石を駆動して支柱にダンピング力を与
えロッキングを防止する機能を有し、かつ前記上下方向
ギャップセンサは上下方向コントローラを介して浮上用
電磁石に接続され、その上下方向コントローラは上下方
向ギャップセンサの検出した相対変位に基づいて浮上用
電磁石を制御する機能を有している。
【0005】
【作用効果の説明】したがって、上下方向ギャップセン
サからの信号に基づき環状溝の上面とフランジ部との相
対変位を検出して浮上用電磁石を制御して浮上している
支柱の上下方向の振動を除振する。この点は公知の技術
と同様である。このように支柱が浮上しているために高
重心の立形構造物が支柱に固定されている場合は、どう
しても垂直軸線に対するふれすなわち水平方向の振動が
生ずる。しかるに本発明では、そのような支柱の水平方
向の振動が発生すると、水平方向コントローラは加速度
センサ及び水平方向ギャップセンサからの信号により制
御用電磁石を駆動して支柱にダンピング力を与え、持っ
てロッキッングを防止する。このように本発明では、浮
上制御とは別に制御用電磁石及び水平方向ギャップセン
サでダンピング力を与えているので、浮上している立形
構造物のロッキングを防止できる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0007】図1および図2において、長尺の柱体すな
わち支柱1の頂部には、被除振体である例えばレーザ計
測器4が固設されている。その支柱1には、フランジ部
2が形成されており、支柱1の軸線方向には、複数(図
示の例では3個)の水平方向の加速度を検出する加速度
センサ3a、3b及び3cが設けられている。
【0008】隙間を設けてこの支柱1を収める固定体1
0が設けられ、地面Gに固設されており、その固定体1
0には、フランジ部2を収める環状溝11が形成されて
いる。その環状溝11の上面には、電磁石で構成された
浮上用電磁石12が設けられ、下面中央には、上下方向
ギャップセンサ13が設けられている。そして、加速度
センサ3a、3b及び3cに対向する位置には、それぞ
れ4個の電磁石で構成された制御用電磁石14a、14
b及び14c及び水平方向ギャップセンサ15a、15
b及び15cが円周等配に配設されている。
【0009】図3において、加速度センサ3a、3b及
び3cと水平方向ギャップセンサ15a、15b及び1
5cは、それぞれ水平方向コントローラ20a、20b
及び20cに接続され、それらコントローラ20a〜2
0cには、それぞれ制御用電磁石14a、14b及び1
4cが接続されている。これら制御用電磁石14a〜1
4cの制御特性は支柱1及びレーザ計測器4の組立体A
の特性に合せて別々に定められている。そして、上下方
向ギャップセンサ13は、上下方向コントローラ21に
接続され、そのコントローラ21には、浮上用電磁石1
2が接続されている。
【0010】次に制御の態様を説明する。
【0011】図4には、上下方向の制御態様が示され、
振動が発生すると、上下方向コントローラ21は、ギャ
ップセンサ13からの信号に基づき、環状溝11の上面
とフランジ部2との距離の相対変位を検出し(ステップ
S1)、その検出した相対変位に基づき、浮上用電磁石
12の磁界の強さを調整する制御電流を決定し(ステッ
プS2)、浮上用電磁石12を駆動し(ステップS
3)、支柱1に加力し、組立体Aに対する地面Gからの
振動を除振して(ステップS4)、リターンする。
【0012】図5には、水平方向の制御態様が示され、
振動が発生すると、水平方向コントローラ20a〜20
cは、加速度センサ3a〜3cからの信号に基づき、組
立体Aの絶対加速度を検出すると共に、ギャップセンサ
15a〜15cからの信号に基づき相対変位を検出し
(ステップS10)、その検出した加速度及び相対変位
に応じ制御用電磁石14a〜14cの磁界の強さを調整
する制御電流を決定し(ステップS11)、制御用電磁
石14a〜14cを駆動し(ステップS12)、支柱1
にダンピング力を加力し、ロッキングを防止して(ステ
ップS13)、リターンする。
【0013】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、浮上用電
磁石により立形構造物を浮上させて地面から絶縁し、そ
のために生ずるふれすなわちロッキングを、上下方向す
なわち軸線方向に離れて設けた複数の制御用電磁石でダ
ンプ作用により防止したので、例えばレーザ計測器、レ
ーダ、天体望遠鏡のように重心の高い立形構造物に対す
る悪影響がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図。
【図2】水平方向制御用電磁石の配置を示す断面図。
【図3】制御ブロック図。
【図4】上下方向の制御フローチャート図。
【図5】水平方向の制御フローチャート図。
【符号の説明】
A・・・組立体 G・・・地面 1・・・支柱 2・・・フランジ部 3a〜3c・・・加速度センサ 4・・・レーザ計測器 10・・・固定体 11・・・環状溝 12・・・浮上用電磁石 13・・・上下方向ギャップセンサ 14a〜14c・・・制御用電磁石 15a〜15c・・・水平方向ギャップセンサ 20a〜20c・・・水平方向コントローラ 21・・・上下方向コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 正人 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 長屋 善雄 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 上野 薫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 水野 孝之 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 大塩 真 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 平2−203040(JP,A) 特開 平1−322072(JP,A) 特開 平1−250568(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部に立形構造物を固設し底部にフラン
    ジ部を形成した柱体とその柱体が間隙を設けて収納され
    そして地面に固設された固定体とを備え、そしてその柱
    体には軸線方向に離れた位置で複数の加速度センサが設
    けられ、その固定体には前記フランジ部を収める環状溝
    が形成され、その環状溝の上面には浮上用電磁石が設け
    られ、その環状溝の下面には柱体のフランジ部の下面と
    環状溝の上面との間の上下方向のギャップを検知する上
    下方向ギャップセンサが設けられ、そして前記各加速度
    センサに対向する位置の固定体にはそれぞれ複数の制御
    用電磁石と水平方向ギャップセンサとが円周方向に等配
    に設けられ、前記水平方向ギャップセンサは柱体の側面
    と固定体との間の水平方向のギャップを検知するもので
    あり、加速度センサ及び水平ギャップセンサはそれぞれ
    水平方向コントローラに接続され、それらの水平方向コ
    ントローラは制御用電磁石に接続され、それらの水平方
    向コントローラは加速度センサおよび水平方向ギャップ
    センサからの信号に基づき、制御用電磁石を駆動して支
    柱にダンピング力を与えロッキングを防止する機能を有
    し、かつ前記上下方向ギャップセンサは上下方向コント
    ローラを介して浮上用電磁石に接続され、その上下方向
    コントローラは上下方向ギャップセンサの検出した相対
    変位に基づいて浮上用電磁石を制御する機能を有するこ
    とを特徴とする立形構造物用磁気浮上式除振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01250568A (ja) * 1987-12-25 1989-10-05 Takenaka Komuten Co Ltd 建築構造体の制震構造
JPH01322072A (ja) * 1988-06-25 1989-12-27 Takenaka Komuten Co Ltd 建築構造体の磁気浮上免振構造
JP2539906B2 (ja) * 1989-01-31 1996-10-02 鹿島建設株式会社 磁気式防振装置

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