JP2638258B2 - 混練機のゲート装置 - Google Patents
混練機のゲート装置Info
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- JP2638258B2 JP2638258B2 JP12940790A JP12940790A JP2638258B2 JP 2638258 B2 JP2638258 B2 JP 2638258B2 JP 12940790 A JP12940790 A JP 12940790A JP 12940790 A JP12940790 A JP 12940790A JP 2638258 B2 JP2638258 B2 JP 2638258B2
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- JP
- Japan
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- gate device
- gates
- kneaded
- kneading
- rotor
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- Expired - Lifetime
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Description
るホモナイジング、マスタバッチ、コンパウンドの製
造、ポリマブレンド等のプロセスに使用される2軸式の
混練機があり、この種の混練機の被混練材流量を調整す
るものとして、ハウジングの排出口側に設けるフラッパ
ー式のもの、若しくは、その排出口側及びハウジングの
途中いずれにも設けられるゲート式のものがある。
は、第4図に示す如く、ハウジング1内に形成された混
練室2内に接近離反自在に突出する上下一対のゲート3,
4を有しており、そのゲート3,4の相対向側端面には、夫
々略円弧状の凹部3a,4aが形成されている。第5図にお
いて、5はロータであり、前記混練室2内に回転自在に
挿通されており、このロータ5の混練部6とフイード部
7の間のゲート3,4の位置するところには、リング部8
が形成されている。
との間の間隙eを適宜変化させることにより、被混練材
通路の開度が調整され、被混練材の流量が調整されるよ
うになっている。
(高密度ポリエチレン)等の熱感応性のよい樹脂に対し
ては、前記したフラッパー式のものと比較して、当該ゲ
ート装置の場合はいわゆる樹脂の焼けが発生しやすいと
いう問題点があった。
よって流量を調整するため、ゲート3,4付近で被混練材
(樹脂)が局所絞りとなり、その樹脂が間隙eを通過し
た時に、第7図に示すような乱流9が発生して樹脂が滞
留し、この乱流9による発熱によって樹脂の焼けが生じ
るのである。
り、被混練材の焼けの発生を防止することができるゲー
ト装置を提供することを目的とする。
は、ハウジング1内に形成された混練室2にロータ5が
回転自在に挿通され、前記混練室2内に突出する上下一
対のゲート3,4が互いに接近離反自在に設けられ、その
ゲート3,4の相対向側端面に形成された凹部3a,4aとロー
タ5との間の間隙eを適宜変化させて、被混練材通路の
開度を調整自在とした混練機のゲート装置において、前
記上下ゲート3,4の凹部3a,4aの被混練材流出側には、被
混練材の流れ方向側に向かうに従って拡がるテーパ面11
が形成されていることである。
れた被混練材は、凹部3a,4aとリング部8との間の間隙
eを通過する際に膨張しようとしてロータ5の半径方向
外側の力f1を発生させるが、テーパ面11がこの力f1を被
混練材の流れ方向の力f2に変換させ、乱流9が発生する
代わりに従来よりもスムーズでかつ大きな流れが発生す
る。
る。尚、本発明はゲート装置のゲート3,4の形状に特徴
があるので、従来例で説明した部材には同一符号を附し
て整合性を図り、その説明は省略して以下特徴点につい
て説明することとする。
3,4の凹部3a,4aの被混練材流出側に、被混練材の流れ方
向に向かうに従って拡開されたテーパ面11が形成されて
おり、該テーパ面11は、上下の凹部3a,4aの左右両端側
を上下ゲート3,4の接合端面から一定の深さ(高さ)で
切欠くことによって形成されている。また、このテーパ
面11は、ゲート3,4の厚み方向全てにおいて傾斜状とさ
れているのではなく、第2図に示す如く、その厚み方向
中途から傾斜状とされており、その他の面は従来通りス
トレート面12とされている。
採用する本実施例では、ゲート3,4の局所絞りに起因す
る樹脂の焼けの発生が効果的に防止される。
て混練された被混練材は、前記した間隙eを通って同図
左方向に流れようとするが、その際一旦ゲート3,4によ
って絞り込まれている(絞り効果)ので、その絞り込み
に対する反力として被混練材が膨張しようとし、ゲート
3,4の凹部3a,4aに対してロータ5の半径方向外側の力f1
が働く。そして、この力f1は、当該テーパ面11によって
被混練材の流れ方向の力f2に変換されてゲート3,4の流
出側近傍の流れが非常にスムーズとなり、従来のように
乱流9の発生がなく樹脂焼けの発生が回避されるのであ
る。
左右両端側のみに設けたのは、その部分においてはゲー
ト3,4の上下方向変位量の割には凹部3a,4aとリング部8
との間隙eがあまり生じないからである。従って、その
部分のみにテーパ面11を設けるだけでは十分な効果が得
られないような鋭敏な樹脂の場合には、第3図に示すよ
うに、凹部3a,4a全周にテーパ面11を設けるようにし
て、扱う樹脂に応じた形状とすることが好ましい。
まる傾斜状として、テーパ面11を設けている部位にもス
トレート面12を残すようにしているが、これはゲート3,
4本来の絞り効果を発揮させるためであり、この場合
も、扱う樹脂によっては凹部3a,4aを形成する面すべて
をテーパ面11とすることにしてもよい(図示省略)。
し得ることは言うまでもない。
4の凹部3a,4aの被混練材流出側に、被混練材の流れ方向
に向かうに従って拡がるテーパ面11が形成されているの
で、樹脂の流れがスムーズとなって乱流9による焼けが
発生せず、従って、熱感応性のよい樹脂であっても、均
質な樹脂材料の生産に寄与することができる。
ゲートの斜視図、第2図は被混練材の流れの作用説明
図、第3図はテーパ面の変形例を示すゲートの斜視図、
第4図乃至第7図は従来例を示し、第4図はゲート装置
の要部説明正面図、第5図は第4図V−V線断面図、第
6図はゲートの斜視図、第7図は被混練材の流れの作用
説明図である。 1……ハウジング、2……混練室、3,4……ゲート、3a,
4a……凹部、5……ロータ、11……テーパ面、e……間
隙。
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジング(1)内に形成された混練室
(2)にロータ(5)が回転自在に挿通され、前記混練
室(2)内に突出する上下一対のゲート(3)(4)が
互いに接近離反自在に設けられ、そのゲート(3)
(4)の相対向側端面に形成された凹部(3a)(4a)と
ロータ(5)との間の間隙(e)を適宜変化させて、被
混練材通路の開度を調整自在とした混練機のゲート装置
において、 前記上下ゲート(3)(4)の凹部(3a)(4a)の被混
練材流出側には、被混練材の流れ方向側に向かうに従っ
て拡がるテーパ面(11)が形成されていることを特徴と
する混練機のゲート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12940790A JP2638258B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 混練機のゲート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12940790A JP2638258B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 混練機のゲート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422606A JPH0422606A (ja) | 1992-01-27 |
JP2638258B2 true JP2638258B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=15008785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12940790A Expired - Lifetime JP2638258B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 混練機のゲート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638258B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009057753A1 (ja) | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 混練度調整機構、押出機、連続混練機、混練度調整方法並びに混練方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3004647B1 (ja) | 1999-04-28 | 2000-01-31 | 株式会社日本製鋼所 | 二軸混練機の混練度調整装置 |
JP3854298B1 (ja) * | 2005-07-11 | 2006-12-06 | 株式会社神戸製鋼所 | 噛合型2軸押出機の混練度調整装置 |
WO2007006327A1 (en) * | 2005-07-12 | 2007-01-18 | Borealis Technology Oy | Counter-rotating twin screw extruder |
US7635217B2 (en) * | 2008-01-03 | 2009-12-22 | Wenger Manufacturing, Inc. | Extruder having variable mid-barrel restriction and adjacent high intensity mixing assembly |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP12940790A patent/JP2638258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009057753A1 (ja) | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 混練度調整機構、押出機、連続混練機、混練度調整方法並びに混練方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0422606A (ja) | 1992-01-27 |
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