JP2635935B2 - ゴム成型プレス機用金型開閉装置 - Google Patents

ゴム成型プレス機用金型開閉装置

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JP2635935B2
JP2635935B2 JP6160365A JP16036594A JP2635935B2 JP 2635935 B2 JP2635935 B2 JP 2635935B2 JP 6160365 A JP6160365 A JP 6160365A JP 16036594 A JP16036594 A JP 16036594A JP 2635935 B2 JP2635935 B2 JP 2635935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ゴムを複数の金型
内に収納して押圧することにより成型を行うゴム成形プ
レス機に使用される金型開閉装置に係り、特に、ゴム成
形プレス機から独立して設置されゴム成型プレス機と連
動される金型開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述した材料ゴムを複数の金型内に収納
して押圧して成型を行うゴム成型プレス機としては、金
型内に材料ゴムを供給するとともに、成型された製品を
金型から取出すために金型を開放する必要がある。とこ
ろで、手作業により金型を開放するのは効率が悪いた
め、従来から各種の金型開閉装置が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の金型開閉装置は、あらかじめゴム成型プレス機
に取付けられていたため、既存のゴム成型プレス機に新
たに金型開閉装置を取付けるには、そのゴム成型プレス
機に寸法的にマッチしたものを注文生産したうえで取付
けなければならず、コスト的に不利であった。特に、金
型開閉装置を備えた新たなゴム成型プレス機を購入する
金銭的な余裕がない場合、手動による金型の開閉を継続
しなければならず、生産効率が悪かった。
【0004】また、従来の金型開閉装置は、レールによ
り金型を側方に導き出して上型と下型とを開離するよう
にしていたので、一体化されているゴム成型プレス機お
よび金型開閉装置は大型化してしまい、不使用時に邪魔
になりやすいというおそれがあった。
【0005】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、既存のゴム成型プレス機に容易に適用で
き、しかもゴム成型プレス機と分離しているゴム成型プ
レス機用金型開閉装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明のゴム成型プレス機用金型開閉装置は、ゴム
成型プレス機の上部加圧盤と下部加圧盤との間に水平方
向から挿脱しうるようにするとともに前記下部加圧盤の
昇降に従動しうるようにするため水平移動ガイドならび
に鉛直移動ガイドにより水平方向ならびに鉛直方向にそ
れぞれ移動自在に支持されており上部に金型の下型を固
定しうる可動テーブルと、この可動テーブルを突出位置
と後退位置との間で水平方向に往復動させる駆動手段
と、前記可動テーブルが後退位置にあるときに前記下型
上に載置されうる上型を下型に対し離接するように昇降
させる開閉手段とを有し、前記ゴム成型プレス機と分離
して配置されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】前述した構成からなる本発明のゴム成型プレス
機用金型開閉装置によれば、その可動テーブルがその突
出位置においてゴム成型プレス機の相互に離間している
上部加圧盤と下部加圧盤との間に挿入されうるように金
型開閉装置をゴム成型プレス機の側方に位置決めする。
そして、可動テーブルを後退位置に位置せしめた状態に
おいて、開閉手段により金型の上型を下型から上方に開
離し、材料ゴムを金型の下型内に載置し、再度開閉手段
により上型を下降して、上型を下型上に載置する。
【0008】つぎに、駆動手段により材料ゴムを収納し
た金型を載置している可動テーブルを水平方向に移動し
てゴム成型プレス機の相互に離間している上部加圧盤と
下部加圧盤との間に挿入し、この挿入状態において上部
加圧盤と下部加圧盤とを近接するように相対移動して、
これらの上部加圧盤および下部加圧盤を、可動テーブル
および金型を介して相互に圧接し、金型内の材料ゴムを
成型する。この上部加圧盤および下部加圧盤の圧接のと
き、可動テーブルは鉛直方向に移動自在とされているの
で、可動テーブルおよび金型は上下方向に従動すること
ができる。
【0009】前述したようにして金型内の材料ゴムの成
型が終了したら、ゴム成型プレス機の上部加圧盤と下部
加圧盤とを離間するように相対移動して上部加圧盤およ
び下部加圧盤を金型および可動テーブルから離間せしめ
る。このような状態において、駆動手段により金型を載
置している可動テーブルを水平方向に移動してゴム成型
プレス機の相互に離間している上部加圧盤と下部加圧盤
との間から引き抜く。そして、可動プレートを退避位置
に位置せしめた状態において、開閉手段により金型の上
型を下型から上方に開離し、成型されたゴムを金型から
取り出すとともに、新たな材料ゴムを金型の下型内に載
置し、あらたな成型工程に入る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0011】図1は本発明に係る金型開閉装置をゴム成
型プレス機に隣接する位置に設置した状態を示すもので
あり、まず、この金型開閉装置が適用されるゴム成型プ
レス機について説明する。
【0012】図1において、ゴム成型プレス機1の基部
2の上部には、流体圧シリンダ3が設置されており、こ
の流体圧シリンダ3には、その上方に延在し流体圧シリ
ンダ3の上部または下部への流体の供給により上下方向
に進退しうるラム4が配設されている。また、このラム
4の上部には下部加圧盤5が支持されている。
【0013】前記基部2の外周面には環状固定部材6が
被着されており、この環状固定部材6には、上方に延在
する複数本の支持ロッド7が装着されている。そして、
これらの支持ロッド7の上端部には上部加圧盤8が移動
しえないように支持されている。
【0014】したがって、流体圧シリンダ3への流体の
供給によりラム4が昇降し、このラム4に支持されてい
る下部加圧盤5が上部加圧盤6に対し圧接あるいは離間
することになる。
【0015】前記金型開閉装置11はハウジング12を
有しており、このハウジング12の上端には水平方向に
延在する上壁13が張設されている。この上壁13の両
端部には長尺平板状の固定部材14A,14Bが相互に
平行に固定されている。前記固定部材14A,14Bに
は、水平方向に延在する水平移動ガイドをなす2本のガ
イドロッド15,15が相互に平行に橋架されている。
なお、両ガイドロッド15は図1においてそれぞれの軸
線方向が前記ゴム成型プレス機1に向かうように位置決
めされている。
【0016】前記両ガイドロッド15には、ほぼ直方体
形状に形成され鉛直移動ガイドをなす移動ブロック16
が両ガイドロッド15に沿って移動自在に支持されてい
る。すなわち、この移動ブロック16には2つの円筒状
をなす水平方向の貫通孔17,17が相互に平行に形成
されており、各貫通孔17に前記各ガイドロッド15が
挿通されることにより、前記移動ブロック16が正確に
水平方向に移動自在に支持されることになる。また、前
記各貫通孔17より内側部位の前記移動ブロック16に
は、2つの円筒状をなす鉛直方向の貫通孔18,18が
相互に平行に形成されている。
【0017】前記固定部材14A,14Bの両端部に
は、水平方向に延在する2本のローラ支持板19,19
が相互に平行に橋架されている。各ローラ支持板19の
外側には、ローラ支持板19の長手方向に間隔を隔てて
複数の同径のガイドローラ20,20…がそれぞれ回転
自在に支持され、各ガイドローラ20の上端は、相互に
同一鉛直位置に位置するようにして前記各ローラ支持板
19の上方に突出しており、この結果、各ガイドローラ
20上に載置される後述する平板状の可動テーブル21
は水平状態を維持されるようになっている。
【0018】前記可動テーブル21は、図2に示すよう
に、前記ゴム成型プレス機1側の大寸法の長方形板22
Aと長方形板22Aの後方に連設された小寸法の長方形
板22Bとにより構成されており、このうち大寸法の長
方形板22Aは、前記各ガイドローラ20上に載置され
うる幅寸法に形成されている。また、前記小寸法の長方
形板22Bの下面には、前記移動ブロック16の鉛直方
向の貫通孔18,18と等しい間隔に形成された2本の
ガイドロッド23,23が突設されており、各ガイドロ
ッド23が前記各貫通孔18に挿通されることにより、
前記可動テーブル21は、各ガイドロッド23の各貫通
孔18に対する挿入長さを変化するようにして正確に鉛
直方向に移動自在とされている。
【0019】前記鉛直方向の貫通孔18,18の中間部
位となる前記移動ブロック16の下面には動力伝達ロッ
ド24が突設されている。一方、前記固定部材14Aの
ほぼ下方となる前記ハウジング12内には、正逆両方向
に回転駆動されるテーブル駆動用モータ25が配設され
ており、このテーブル駆動用モータ25の出力軸26に
はスプロケット27Aが嵌着されている。また、前記ハ
ウジング12の両端壁13A,13Bの上部の内側に
は、2つのスプロケット27B,27Cが相互に対向す
るように回転自在に配設されている。そして、これらの
スプロケット27A,27B,27Cには無端状のチェ
ーン28が巻回され、前記テーブル駆動用モータ25
駆動によりチェーン28が走行されるようになってい
る。また、前記スプロケット27Aの近傍には、チェー
ン28に緊張を与えるために弾性手段(図示せず)によ
り付勢されているスプロケット27Dが配設されてい
る。
【0020】前記スプロケット27B,27C間におけ
るチェーン28は、前記ハウジング12のほぼ一端部か
ら他端部まで水平方向に延在しており、このスプロケッ
ト27B,27C間のチェーン28には前記動力伝達ロ
ッド24が固定されている。なお、前記上壁13には、
前記ガイドロッド23および動力伝達ロッド24の前記
ゴム成型プレス機1に接離する方向における大きなスト
ロークでの水平方向移動を許容するための長方形状の開
口29が形成されている。また、前記各固定部材14
A,14Bの近傍となる前記ハウジング12内にはそれ
ぞれリミットスイッチ30A,30Bが配設されてお
り、各リミットスイッチ30A,30Bが前記動力伝達
ロッド24を検出すると、前記テーブル駆動用モータ
の駆動を停止するようになっている。この結果、前記
動力伝達ロッド24は、両リミットスイッチ30A,3
0Bにより規制される前記ハウジング12の一端部から
他端部にかけて移動可能とされ、前記可動テーブル21
も、動力伝達ロッド24と等しい距離だけ水平方向に移
動可能とされる。
【0021】前記可動テーブル21の長方形板22Aに
は、前後ならびに左右に間隔を隔ててそれぞれ可動テー
ブル21の水平移動方向に延在する長孔31,31…が
形成されており、各長孔31内には、それぞれ回転駆動
しうるようにねじ軸32が配設されている。また、各ね
じ軸32には、金型の下型33を長方形板22A上に固
定するための固定具34が螺合されており、各固定具3
4は対応するねじ軸32を回転駆動することにより、各
長孔31に沿って移動することができる。したがって、
前記可動テーブル21の長方形板22A上に下型33を
載置し、下型33の各端縁に各固定具34を圧接させる
ように各ねじ軸32を回転駆動することにより可動テー
ブル21の長方形板22A上に下型33を固定すること
ができる。
【0022】前記下型33上に載置される上型35を下
型33から上方に開離して材料ゴムの金型への収納ある
いは成型済みのゴムの取り出しを行うための開閉手段が
配設されている。このため、前記上型35の両側には、
それぞれ係合用の2本のピン36,36が突設されてい
る。
【0023】一方、前記開閉手段は、前記可動テーブル
21の長方形板22Aの両側に臨む2つの押上げ部材3
7を有している。各押上げ部材37は、ブロック状の基
部38と、この基部38上に支持され実際に上型35に
係合して上型35を押上げる押上げ板39とを有してい
る。この押上げ板39は、前記基部38より前記長方形
板22A側に突出するような寸法に形成されており、こ
の押上げ板39の内側部の上面には、前記上型35の2
本のピン36,36が嵌合する凹部40,40が形成さ
れている。
【0024】前記ハウジング12内には、前記各押上げ
部材37を昇降させるための正逆両方向に回転駆動され
る押上げ部材昇降用モータ41が配設されており、この
押上げ部材昇降用モータ41の出力軸42にはスプロケ
ット43Aが嵌着されている。また、前記ハウジング1
2内には、ハウジング12内を前記可動テーブル21の
移動方向に対し横断する方向に延在する回転軸44が配
設されており、この回転軸44には、前記スプロケット
43Aと同一平面となる部位に減速するための大径のス
プロケット43Bが嵌着されている。そして、これらの
両スプロケット43A,43Bには無端状のチェーン4
5が巻回され、前記押上げ部材昇降用モータ41の駆動
によりチェーン45が走行されるようになっている。
【0025】前記各押上げ部材37の下方となる部位の
前記回転軸44には、それぞれピニオン46が嵌着され
ており、また、前記各押上げ部材37の基部38には、
前記上壁13に形成されている開口47を介して鉛直方
向下方に延在し前記回転軸44のピニオン46が噛合す
るラック48が水平方向に延在する支持ピン49を介し
て相対的に揺動自在に垂設されている。さらに、前記各
ラック48の外周には、ラック48とピニオン46との
噛合を安定的に行うためのラック案内部材50が配設さ
れている。したがって、前記押上げ部材昇降用モータ4
1の駆動により回転軸44上の2つのピニオン46が同
期的に回転駆動され、このピニオン46の回転方向によ
り、ピニオン46と噛合しているラック48が昇降さ
れ、これにともない前記上型35も昇降されることにな
る。
【0026】ところで、前記ゴム成型プレス機1の近傍
となる各押上げ部材37の基部38の一端部には、図4
に示すように、前記上壁13に形成されている図示しな
い開口51を介して鉛直方向下方に延在しているロッド
状のストッパ部材52が水平方向に延在する支持ピン5
3を介して揺動自在に垂設されている。また、このスト
ッパ部材52の下端部には、前記ハウジング12内に位
置し、前記上壁13の開口51を通過しえない寸法のス
トッパ本体54が固定されている。なお、前記ストッパ
部材52の上端部からストッパ本体54までの距離は、
前記ピニオン46により昇降されるラック48のストロ
ークより小さくされている。
【0027】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0028】まず、金型開閉装置11の可動テーブル2
1がハウジング12上から突出したその突出位置におい
てゴム成型プレス機1の相互に離間している上部加圧盤
8と下部加圧盤5との間に挿入されうるように金型開閉
装置11をゴム成型プレス機1の側方に位置決めする。
そして、金型の下型33が上型35とともに載置されて
いる可動テーブル21をハウジング12上に位置する後
退位置に位置せしめておき、押上げ部材昇降用モータ4
1を駆動して、回転軸44を図1において反時計方向に
回転駆動する。すると、この回転軸44に嵌着されてい
る2つのピニオン46が同方向に回転され、各ピニオン
46と噛合しているラック48が上昇される。したがっ
て、可動テーブル21の両側に位置している2つの押上
げ部材37,37が上型35とともに上昇され、上型3
6は下型33から離間する。この押上げ部材37および
上型35の上昇が継続され、下型33に対する上型35
の離間距離が大きくなると、各押上げ部材37に垂設さ
れているストッパ部材52のストッパ本体54は上壁1
3に当接し、その後の押上げ部材37の上昇の際にはス
トッパ部材52のストッパ本体54が上壁13に引掛か
るため上型35は、押上げ部材37との枢支点たる支持
ピン49を回動中心として回動し、次第に傾斜角度を大
きくし、最終的に上型35は下型33から離間したうえ
で傾斜状態に保持されて開放状態となる。
【0029】この金型の開放状態において材料ゴムを金
型の下型33内に載置し、押上げ部材昇降用モータ41
を前述した上昇時の回転方向と反対方向に駆動して、回
転軸44を図1において時計方向に回転駆動する。する
と、この回転軸44に嵌着されている2つのピニオン4
6が同方向に回転され、各ピニオン46と噛合している
ラック48が下降される。したがって、可動テーブル2
1の両側に位置している2つの押上げ部材37,37が
上型35とともに傾斜状態から水平状態に姿勢を変更さ
れたうえで下降され、押上げ部材昇降用モータ41の駆
動が停止された状態において上型36は下型33上に着
座する。
【0030】つぎに、テーブル駆動用モータ25を回転
駆動してその出力軸26のスプロケット27Aを反時計
方向に回転駆動する。すると、このスプロケット27A
および他のスプロケット27B,27Cに巻回されてい
るチェーン28が走行され、このうち上部のスプロケッ
ト27B,27C間におけるチェーン28は図1におい
て左側に走行される。この部位のチェーン28には、移
動ブロック16の動力伝達ロッド24が固定されている
ので、チェーン28の走行にともない移動ブロック16
は、その複数のガイドローラ20の転動により水平方向
の各ガイドロッド15に沿ってゴム成型プレス機1に近
接する方向に移動される。したがって、この移動ブロッ
ク16の鉛直方向の各貫通孔18に各ガイドロッド23
が挿通されている可動テーブル21は、移動ブロック1
6とともにゴム成型プレス機1の方に水平移動し、下型
33が上型35とともに載置されている可動テーブル2
1がゴム成型プレス機1の相互に離間している上部加圧
盤8および下部加圧盤5間に挿入される可動テーブル2
1の最大突出位置になると、リミットスイッチ30Aの
作用によりテーブル駆動用モータ25の駆動が停止さ
れ、可動テーブル21の水平移動も停止される。
【0031】この可動テーブル21の挿入状態におい
て、下部加圧盤5のラム4を上昇させるようにして、下
部加圧盤5を、可動テーブル21および金型を介して上
部加圧盤8に圧接し、金型内の材料ゴムを成型する。こ
の上部加圧盤8に対する下部加圧盤5の圧接のとき、可
動テーブル21は、ガイドロッド23が移動ブロック1
3の貫通孔18に挿通され鉛直方向に移動自在とされて
いるので、可動テーブル21およびこの可動テーブル2
1上に載置されている金型は下部加圧盤5とともに上昇
することができる。
【0032】前述したようにして金型内の材料ゴムの成
型が終了したら、ゴム成型プレス機1の上部加圧盤8に
対し下部加圧盤5を離間するようにラム4の下降を介し
て、上部加圧盤8および下部加圧盤5を金型の上型3
5、下型33および可動テーブル21から離間せしめ
る。このような状態において、テーブル駆動用モータ2
5を前述したとは逆方向に回転駆動し、金型を載置して
いる可動テーブル21を図1において左から右方向に水
平方向に移動してゴム成型プレス機1の相互に離間して
いる上部加圧盤8と下部加圧盤5との間から引き抜く。
そして、可動プレート21が退避位置に到達すると、リ
ミットスイッチ30Bの作用によりテーブル駆動用モー
タ25の駆動は停止される。そして、この可動プレート
21が後退位置に位置している状態において、前述した
と同様に押上げ部材昇降用モータ41を駆動して可動テ
ーブル21の両側に位置している2つの押上げ部材3
7,37を上型35とともに上昇して下型33から離間
せしめ、成型されたゴムを金型から取り出すとともに、
新たな材料ゴムを金型の下型内に載置し、あらたな成型
工程に入る。
【0033】このように本実施例の金型開閉装置11は
既存のゴム成型プレス機に適用して金型の開閉を確実に
行うことが可能で、コスト的に有利であるし、また、ゴ
ム成型プレス機1から独立しているので、不使用時に別
体としての収納が可能であり邪魔にならない。
【0034】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能であ
る。例えば、前述した実施例においては、水平移動ガイ
ドとして2本のガイドロッド15,15を説明したが、
ガイドローラがガイドレールに沿って転動して可動テー
ブルの水平移動をガイドするようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
存のゴム成型プレス機に容易に適用して金型の開閉を容
易に行え、しかもゴム成型プレス機と分離している不使
用時に邪魔にならないという効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型開閉装置をゴム成型プレス機に適
用した状態を示す正面図
【図2】図1の平面図で、一部を想像線により示した図
【図3】図1の金型開閉装置のみの右側面図
【図4】図1の上型の開閉状態を示す拡大説明図
【符号の説明】
1 ゴム成型プレス機 4 ラム 5 下部加圧盤 8 上部加圧盤 11 金型開閉装置 12 ハウジング 13 上壁 15,23 ガイドロッド 16 移動ブロック 20 ガイドローラ 21 可動テーブル 22A,22B 長方形板 24 動力伝達ロッド 25 テーブル駆動用モータ 27A〜27D,43A,43B スプロケット 28,45 チェーン 33 下壁 35 上型 37 押上げ部材 44 回転軸 46 ピニオン 48 ラック 52 ストッパ部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム成型プレス機の上部加圧盤と下部加
    圧盤との間に水平方向から挿脱しうるようにするととも
    に前記下部加圧盤の昇降に従動しうるようにするため
    平移動ガイドならびに鉛直移動ガイドにより水平方向な
    らびに鉛直方向にそれぞれ移動自在に支持されており上
    部に金型の下型を固定しうる可動テーブルと、 この可動テーブルを突出位置と後退位置との間で水平方
    向に往復動させる駆動手段と、 前記可動テーブルが後退位置にあるときに前記下型上に
    載置されうる上型を下型に対し離接するように昇降させ
    る開閉手段と、 を有し、 前記ゴム成型プレス機と分離して配置されている ことを
    特徴とするゴム成型プレス機用金型開閉装置。
JP6160365A 1994-07-12 1994-07-12 ゴム成型プレス機用金型開閉装置 Expired - Lifetime JP2635935B2 (ja)

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