JP2635322B2 - X線マスクの製造方法 - Google Patents

X線マスクの製造方法

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秀夫 二河
義博 戸所
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、X線マスクの製造方法に関するものであ
る。
従来の技術 半導体集積回路の高密度化に伴い、パターンは益々微
細化する情勢にあり、寸法1μm以下、いわゆる、サブ
ミクロンの微細パターン露光技術の確立が望まれてい
る。X線露光は、高解像性を有すること、一括転写によ
り生産性に富むことなどの長所を有するために、サブミ
クロンパターン転写技術として期待されており、高コン
トラスト,高精度のX線マスクの開発が進められてい
る。
第2図を参照して、X線マスクの製造方法の従来例を
説明する。第2図aに示すように、X線マスク支持体と
なるシリコン(Si)ウエハ1上に、X線透過体7、たと
えば、窒化シリコン層を形成し、さらにこの上にX線吸
収体8、たとえば、タングステン膜を形成する。次い
で、第2図bに示すように所定形状のレジストパターン
9を形成し、このレジストパターン開口部直下に位置す
るX線吸収体8をドライエッチングする。以下の過程を
経ることによって、第2図cに示すようなX線吸収体パ
ターンが得られる。最後に、シリコンウエハ1を裏面か
ら支持枠を残してエッチングすることにより、第2図d
に示すようなX線マスクが得られる。
発明が解決しようとする問題点 X線露光においては、X線マスクが転写パターンに大
きな影響を与える。X線吸収体パターンの断面形状は、
垂直な側壁を持つ形状となる必要がある。しかしなが
ら、従来例のようにX線吸収体の加工をドライエッチン
グにより行った場合、X線吸収体パターンの断面形状
は、第3図の拡大断面図に示すように、X線吸収体の開
口がすそを引いた形状となる。X線吸収体が開口した後
もエッチングを続行すれば、開口部のすそ引きはなくな
るが、X線吸収体8にフッ素ガスでエッチングを行うタ
ングステンやタンタルなどの金属を用いた場合、X線透
過体7の窒化シリコンや窒化ホウ素が、上記エッチング
ガスに対してエッチング速度が非常に速いために深くエ
ッチングされてしまう。このため、厳密に制御していた
X線透過体7の応力が、変化してしまい機械的強度が劣
化してしまうという問題点があった。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明は、X線マスク
支持体上に、X線を透過させるとともに引張り応力を有
するる窒化シリコン膜をプラズマCVD法により形成する
工程と、次いで前記窒化シリコン膜の上に非エッチング
性でかつX線透過可能なSiO2膜を形成する工程と、前記
SiO2膜上にX線吸収体層を形成する工程と、前記X線吸
収体層を前記SiO2膜が露出するまでエッチングを行う第
1のエッチング工程と、前記第1のエッチング工程のエ
ッチング時間よりも短い時間で前記X線吸収体層の開口
部がほぼ垂直な側壁になるまでエッチングを行う第2の
エッチング工程、とからなるX線マスクの製造方法であ
る。
作用 本発明を用いることにより、すそ引きのない側壁が垂
直なX線吸収体パターンを有するX線マスクを製作する
ことが可能となる。
実施例 第1図a〜gは、本発明にかかるX線マスクの製造方
法の実施例を説明するために示したX線マスクの製造工
程順断面図であり、図面を参照して本発明を詳明する。
まず、第1図aのようにX線マスク支持体、例えば、
直径が4インチのシリコンウエハ1上に、X線透過体、
例えば、窒化シリコン膜(Si3N4膜)2をプラズマCVD法
により、1.5μmの厚さに堆積する。なお、このプラズ
マCVD法では、95%N2/5%SiH4ガスを反応ガスとして、
ガス流量250cc/分,基板温度300℃,高周波電力200Wの
条件で25分間堆積した。この膜の応力は、引張り応力で
5×108ダイン/cm2の大きさに制御してある。
次に、高周波スパッタ法によりSiO2膜3を、0.02μm
の厚さに堆積する。スパッタ条件は、放電ガスとしてア
ルゴン(Ar)を用い、放電ガス圧力5ミリトール,高周
波電力700Wとした。この膜の応力は、零である。
その後、第1図bに示すように、0.6μmの厚さにタ
ングステン膜4を堆積する。この時のスパッタ条件は、
放電ガスとしてアルゴン(Ar)を用い、放電ガス圧力30
ミリトール高周波電力700Wで、この条件で作成された膜
の応力は零である。
次に、第1図cのようにタングステン膜(W膜)4の
上に、耐ドライエッチング性の電子線レジスト5、例え
ばクロロメチル化ポリスチレンを0.36μmの厚さに塗布
し、120℃で25分間プリベークを行った後、電子ビーム
6を用いてパターンを描画し、酢酸イソアミル:エチル
セロソルブ=1:4の現像液で1分間現像することによっ
て、第1図dに示すような所望のレジストパターンを形
成する。
次に、レジストパターンをマスクとして、反応性イオ
ンエッチングでタングステン膜4を10分間エッチングす
ることで、第1図eに示すように、下地のSiO2膜3露出
するまで開口する。この時のタングステンパターンの断
面形状は、第3図に示すように、X線吸収体の開口がす
そを引いた形状になっている。
その後、2分間エッチングを続行することで、第1図
fに示すような垂直な側壁を有する断面形状のタングス
テンパターンを得ることができる。ここで、タングステ
ン膜4のエッチングを最初10分間行い、次に2分間行っ
たが、これらは連続して行ってもよく或いは、断続して
行っても構わない。要するに、下地のSiO2膜3が露出し
たことを確認できればよい。SiO2膜3の露出確認は、露
出後のタングステン膜4のエッチングの進み具合をみる
分岐点になる。タングステン膜が所定の厚み以上であれ
ばSiO2膜3が露出するまでには所定のエッチング時間が
必要である。また、SiO2膜3が露出後のタングステン膜
4のエッチングは、その開口部が垂直な側壁になるまで
で十分であるから、前のエッチング時間に比べて短くて
よい。この時のエッチング条件は、反応ガスとして六フ
ッ化イオウ(SF6)/四塩化炭素(CCl4)を用い、ガス
流量5cc/分で供給し、ガス圧力5ミリトール,高周波電
力密度0.18w/cm2である。この条件のエッチング処理に
よると、上記の電子線レジスト5,タングステン膜4,およ
びSiO2膜3のエッチング速度は、それぞれ300Å/分,60
0Å/分,50Å/分である。また、この条件下では、X線
透過体のSi3N4膜2のエッチング速度は1500Å/分であ
るが、本発明では全くエッチングされていないため、膜
の応力も堆積したままの応力で変化していない。
最後に、シリコンウエハ1を裏面側からエッチング
し、支持枠となる部分を残すことによってX線マスクが
完成する。
以上の説明では、X線透過体としてSi3N4膜2、エッ
チング阻止層としてSiO2膜3、X線吸収体としてタング
ステン膜4を用いた。他にX線吸収体としてフッ素系ガ
スを用いてエッチングを行うタンタル(Ta)、X線透過
体として窒化ホウ素(BN)などが使用可能であり、エッ
チング阻止層としては、X線透過体にくらべて、フッ素
系ガスに対してエッチング速度が10分の1以下の非常に
遅く、かつX線の透過率の高い材料による薄膜であれば
よく、たとえばアルミナ(Al2O3)なども使用可能であ
る。
発明の効果 以上詳述したように、X線吸収体エッチング時のエッ
チングガスに対してエッチング速度の速いX線透過体上
に、上記エッチングガスに対してエッチング速度が非常
に遅く、かつX線を透過するエッチング阻止層を形成す
ることによって、X線吸収体パターン開口後もエッチン
グを続行し、下地のX線透過体に影響を与えることなし
に、すそ引きのない垂直な側壁を有するX線吸収体パタ
ーンを形成でき、高コントラスト,高精度のX線マスク
を製作できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法によるX線マスクの製造工程
順断面図、第2図は従来の製造方法によるX線マスクの
製造工程順断面図、第3図は従来例のX線吸収体パター
ン断面形状を説明する断面図である。 1……シリコンウエハ、2……窒化シリコン膜、3……
SiO2膜、4……タングステン膜、5……電子線レジス
ト、6……電子ビーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−17076(JP,A) 特開 昭53−85170(JP,A) 特開 昭53−134367(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線マスク支持体上に、X線を透過させる
    とともに引張り応力を有するる窒化シリコン膜をプラズ
    マCVD法により形成する工程と、次いで前記窒化シリコ
    ン膜の上に非エッチング性でかつX線透過可能なSiO2
    を形成する工程と、前記SiO2膜上にX線吸収体層を形成
    する工程と、前記X線吸収体層を前記SiO2膜が露出する
    までエッチングを行う第1のエッチング工程と、前記第
    1のエッチング工程のエッチング時間よりも短い時間で
    前記X線吸収体層の開口部がほぼ垂直な側壁になるまで
    エッチングを行う第2のエッチング工程、とからなるこ
    とを特徴とするX線マスクの製造方法。
JP3386687A 1987-02-17 1987-02-17 X線マスクの製造方法 Expired - Lifetime JP2635322B2 (ja)

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