JP2635285B2 - フローティングコンベアシステムおよびそれを用いた撒出し工法 - Google Patents

フローティングコンベアシステムおよびそれを用いた撒出し工法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G21/00Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors
    • B65G21/005Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors for conveyors floating on liquids

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフローティングコンベア
システムおよびそれを用いた撒出し工法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、臨海、河川、湖沼、人造湖等を埋
め立てる場合、先端に撒出し装置が設けられたフローテ
ィングコンベアシステムが用いられることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフローティングコンベアシステムは設備が大規模と
なり、またフローティングコンベアシステムを港外で曳
航することは危険であり、遠く離れた地域までフローテ
ィングコンベアシステムを移動することはできず、さら
に運転管理に多数の人手を要した。
【0004】このように従来のフローティングコンベア
システムでは設備が過大となり、中小規模の埋め立てを
行う場合や、海上輸送(回航)が不適当な地域では、利
用に不向きであるという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、中小規模の埋め立
てを行う場合や、海上輸送が不適当な地域でも利用でき
るフローティングコンベアシステムおよびそれを用いた
撒出し工法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、直線状に連結された複数のフロー
タと、前記フロータ上に載塔されるベルトコンベアと、
前記フロータ上を走行可能に設けられ、前記ベルトコン
ベアで搬送される搬送物を撒出す撒出し装置と、を具備
するフローティングコンベアシステムである。
【0007】また第2の発明は、(a)水中に控杭を打
設する工程と、(b)前記控杭とほぼ平行に水中に矢板
を打設する工程と、(c)前記控杭と前記矢板をタイワ
イヤで連結する工程と、(d)前記控杭にほぼ平行に請
求項1記載のフローティングコンベアシステムを配置す
る工程と、(e)陸側からベルトコンベアで送られる搬
送物を撒出し装置から水中に撒出す工程と、を具備する
撒出し工法である。
【0008】
【作用】第1の発明に係るフローティングコンベアシス
テムでは復数のフロータを直線上に連結し、連結された
フロータ上にベルトコンベアを搭載し、さらにベルトコ
ンベアで搬送される搬送物を撒出す撒出し装置をフロー
タ上に走行可能に設けたものである。このフローティン
グコンベアシステムのフロータはトラック輸送できるサ
イズであるので陸上輸送が可能となり、中小規模の埋め
立てを行う場合に適している。
【0009】また、第2の発明に係る撒出し工法では、
水中に控杭を打設し、控杭とほぼ平行に水中に矢板を打
設し、控杭と矢板をタイワイヤで連結し、控杭にほぼ平
行にフローティングコンベアシステムを配置し、陸側か
らベルトコンベアで送られる搬送物を撒出し装置から水
中に撒出するのである。この撒出し工法では、水中に搬
送物を設計どうり撒出すことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係るフローテ
ィングコンベアシステムの概要を示す模式図である。図
1において1はフローティングコンベアシステム、3は
陸、5は海を表わす。フローティングコンベアシステム
1ではフロータ7a、7b、7c……が直線上に連結さ
れる。このフロータ7のユニットサイズは巾2.2m、
長さ9.5m、深さ0.9m程度であり、トラック輸送
が可能である。各フロータ7a、7b……はフロータ連
結金物(ピンジョイント)で連結される。また両端のフ
ロータ7a、7nの両側には浮体としての安定を確保す
るために補助フロート9a、9bおよび補助フロート9
c、9dがピンジョイントで連結される。
【0011】フロータ7a、7b……上にはベルトコン
ベア11が搭載される。またフロータ7a、7b上にレ
ール13が設けられ、このレール13上を走行距可能な
撒出し装置(スクレーパ)15が設けられる。なお、1
7はホッパを表わす。
【0012】図2はスクレーパ15の概要図である。ス
クレーパ15の下側には車輪19が設けられ、この車輪
19によりスクレーパ15がレール13上を走行する。
スクレーパ15の側部にはシュータ21が設けられ、ス
クレーパ15の内部にはブレード23が設けられる。土
砂等を載せたベルトコンベア11のベルト11aは図2
のAA方向に移動する。この土砂はブレード23により
シュータ21を介して水中に投入される。
【0013】スクレーパ15は陸3に設けられた操作盤
(図示せず)により制御され、たとえば図1に示す位置
で停止し、この位置で所定の量の土砂を投入し終わると
別の位置に移動し、その位置で停止してまた所定の量の
土砂を投入することを繰り返す。
【0014】図3は図1のMMによる矢視図である。図
3において7はフロータ、25は控杭、27は矢板、2
9a、29bは操船ウィンチ、30はアンカーブロッ
ク、31a、31bはワイヤを表わす。なお図1におい
て控杭25、矢板27等は図示を省略している。
【0015】図4は図3に示すフロータ7の平面図であ
る。図5は図4に示す操船ウィンチ29aの拡大図であ
る。図5に示すように操船ウィンチ29aはドラム33
をモータ35で回転駆動させるもので、ドラム33の回
りにワイヤ31aが巻回される。操船ウィンチ29bも
同様の構造を有する。
【0016】図3に示すように操船ウィンチ29aのワ
イヤ31aの端部はアンカーブロック30に固定され、
操船ウィンチ29bのワイヤ31bは控杭25に固定さ
れる。したがって操船ウィンチ29a、29bのモータ
を適宜駆動することにより、フロータ7を図中CC方向
(横方向)に移動操作することができる。
【0017】なおこの操船ウィンチはすべてのフロータ
に取り付ける必要はなく、たとえば1台おきのフロータ
に取り付ける。
【0018】なお図1に示す陸3に操作盤が設けられ、
この操作盤によりベルトコンベア11、スクレーパ1
5、操船ウィンチ29等がすべて自動的に制御される。
すなわち、操作盤の操作スイッチを押すことによりフロ
ーティングコンベアシステム1は無人運転される。
【0019】次に、このフローティングコンベアシステ
ムを用いた撒出し工法について説明する。まず投入する
土砂を実験室内の水槽に投入して、土砂の安息角を確認
する。 次に、図6に示すように鋼製の控杭25を打設
し、この控杭25とほぼ平行に鋼製の矢板27を打設
し、控杭25と矢板27をタイワイヤ41で連結する。
そしてグラブ船43により土砂45を矢板27と控杭2
5の間に投入する。
【0020】次に、フローティングコンベアシステム1
を図7、図8、図11に示すように控杭25とほぼ平行
に配置する。図7は図11のN方向からの矢視図(図1
のLによる矢視図)である。図7、図11において47
はハイドロショベルを表わす。ハイドロショベル47か
らホッパ17に土砂が投入され、この土砂がベルトコン
ベア11により搬送される。
【0021】図8は図11のMMによる矢視図である。
ベルトコンベア11で搬送された土砂はスクレーパ15
から水中に投入され、土砂49となる。スクレーパ15
は、この位置で所定量の土砂を投入し終わると、沖合方
向に移動し土砂を投入する。このようにスクレーパ15
を沖合方向に移動させつつ、フローティングコンベアシ
ステム1の全長にわたって土砂の撒出し行う。次に操船
ウィンチ29を駆動してフローティングコンベアシステ
ム1を図9に示す位置まで移動させる。そして同様にス
クレーパ1から土砂を投入する。なお、前述した土砂の
安息角を基にして図9に示す土砂49の法面50の設計
勾配を決定する。
【0022】このような手順により図11のA部におけ
る土砂の撒出しが行われる。この後、図10に示すよう
にダンプカー51a、51bを用いて土砂53の埋め立
てを行う。この結果、図11のA部、B部の埋め立てが
行われる。次に図12に示すようにフローティングコン
ベアシステム1を図12に示す位置まで移動させ、これ
に伴いハイドロショベル47を移動させて、前述したの
と同様の手順によりC部、D部を埋め立てる。
【0023】以下、同様にして図13に示すようにE
部、F部を埋め立て、控杭25の周辺をすべて埋め立て
る。
【0024】このようなフローティングコンベアシステ
ム1を用いて、埋め立てを行うことにより以下のような
メリットがある。(1)船専門業者を介さず工事がで
き、さらにフローティングコンベアシステム1の組み立
て解体が簡単であるので、コスト低減を図ることができ
る。(2)各フロータはトラック輸送できる大きさであ
るので陸上運搬できる。(3)陸上から土砂の搬送を行
えるので、風および波等の天候の影響を受けず、高稼働
率を確保でき作業工程を短縮できる。(4)広い範囲で
均一に埋め立てができるので控杭に偏圧をかけることな
く構造物の設計上無理のない高品質の埋め立てを行うこ
とができる。(5)水面下の法面を潜水夫やグラブ船を
用いずに所定の形状で仕上げられる。(6)フローティ
ングコンベアシステムの運転は無人化されており安全性
が高く省力化を図ることができる。
【0025】なお本発明はその技術的思想の範囲内で種
々の変形が可能である。たとえば、長距離の一括撒出し
が必要な場合には、図1に示すフローティングコンベア
システム1の沖合方向に、フロータを継ぎ足して対処す
ることができる。また巾広のベルトコンベアを必要とす
る場合、たとえば2基、または3基程度のフロータをピ
ンジョイントで横つなぎして対処することができる。
【0026】また図14に示すようにフローティングコ
ンベアシステム1に対して別のフローティグコンベアシ
ステム61を枝状に張り出すことによって、フローティ
ングコンベアシステム1の横方向への巾広い撒出しを行
うことができる。
【0027】また前述した実施例では、土砂を水中投入
する例を取り上げたが、搬送物としては土砂に限らず水
上で生コンクリートを送る設備としても利用できる。
【0028】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、中小規模の埋め立てを行う場合や、海上輸送が不
適当な地域でも利用できるフローティングコンベアシス
テムおよびそれを用いた撒出し工法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フローティングコンベアシステム1の概要を
示す模式図
【図2】 スクレーパ15の概要図
【図3】 フロータ7の横方向の移動を説明する図
【図4】 図3に示すフロータ7の平面図
【図5】 図3に示す操船ウィンチ29aを示す図
【図6】 土砂の埋め立てを説明する図
【図7】 土砂の埋め立てを説明する図
【図8】 土砂の埋め立てを説明する図
【図9】 土砂の埋め立てを説明する図
【図10】 土砂の埋め立てを説明する図
【図11】 土砂の埋め立てを説明する図
【図12】 土砂の埋め立てを説明する図
【図13】 土砂の埋め立てを説明する図
【図14】 他の実施例に係るフローティングコンベア
システムを示す図
【符号の説明】
1………フローティングコンベアシステム 7a〜7n………フロータ 9a、9b、9c、9d………補助フロータ 11………ベルトコンベア 15………スクレーパ 17………ホッパ 25………控杭 27………矢板 29a、29b………操船ウィンチ 41………タイワイヤ 43………グラブ船 47………ハイドロショベル 51a、51b………ダンプカー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に連結された複数のフロータと、 前記フロータ上に載塔されるベルトコンベアと、 前記フロータ上を走行可能に設けられ、前記ベルトコン
    ベアで搬送される搬送物を撒出す撒出し装置と、 を具備するフローティングコンベアシステム。
  2. 【請求項2】 前記フロータは操船ウィンチにより前後
    方向および横方向に移動操作される請求項1記載のフロ
    ーティングコンベアシステム。
  3. 【請求項3】 直線上に連結された前記複数のフロータ
    に枝状に別の複数のフロータを連結させてなる請求項1
    記載のフローティングコンベアシステム。
  4. 【請求項4】 前記搬送物は土砂またはコンクリートで
    ある請求項1記載のフローティングコンベアシステム。
  5. 【請求項5】 (a)水中に控杭を打設する工程と、 (b)前記控杭とほぼ平行に水中に矢板を打設する工程
    と、 (c)前記控杭と前記矢板をタイワイヤで連結する工程
    と、 (d)前記控杭にほぼ平行に請求項1記載のフローティ
    ングコンベアシステムを配置する工程と、 (e)陸側からベルトコンベアで送られる搬送物を撒出
    し装置から水中に撒出す工程と、 を具備する撒出し工法。
  6. 【請求項6】 前記工程(e)では、複数のフロータを
    横方向に移動させつつ前記撒出し装置を走行させて搬送
    物を撒出すことを特徴とする請求項5記載の撒出し工
    法。
JP17624693A 1993-06-23 1993-06-23 フローティングコンベアシステムおよびそれを用いた撒出し工法 Expired - Fee Related JP2635285B2 (ja)

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