JP2632454B2 - 迷彩用紫外線反射シート - Google Patents

迷彩用紫外線反射シート

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JP2632454B2
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reflective sheet
sheet
ultraviolet
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和夫 狩野
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雪原等の環境に存在す
る物体を隠す為に有効な迷彩用紫外線反射シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】古くから野戦偽装として、その環境地域
の物体と錯覚を生じせしめる様な迷彩を軍用基地や軍用
機器等に施す事が行なわれている。例えば、冬季の雪上
や雪原における迷彩は白を基調として行ない、森林地帯
の環境においては暗緑色を基調とし、更に土が主体とな
る地帯においては暗褐色が基調をなす等が一般的であ
る。雪の多い地域においては、軍用の物体を隠す為に
は、従来、白色布又は二酸化チタンで白に着色された弾
性体で被覆されたシートを利用する方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
雪は肉眼で白く見えるだけでなく、紫外線の反射率も高
く、70〜90%の紫外線を反射するのに対して、二酸
化チタンは肉眼では白く見えても紫外線の大部分を吸収
し、殆ど反射しない。その為、紫外線透過性のフィルタ
ーを具備したリモートセンシブコンピューター等の測定
器により、雪中で被覆した部分を簡単に見破られてしま
う欠点があった。係る欠点を解消する為、二酸化チタン
に代えて硫酸バリウム、鉛白、アルミナ等の白色無機顔
料を使用する事が知られている。しかしながら、これら
顔料を使用し、十分な紫外線反射率を得る為には、弾性
体に対して多量に添加しなければならず、その結果得ら
れるシートは硬くて重く且つ被膜強度も不十分な物であ
つた。従って、本発明の目的は、紫外線反射性、強度及
び柔軟性に優れ且つ軽量である迷彩用紫外線反射シート
を提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、ウレタン結合及
び/又はビウレット結合を有する弾性体樹脂の湿式製膜
方法により得られたことを特徴とする迷彩用紫外線反射
シートである。
【0005】
【作用】ウレタン結合及び/又はビウレット結合を有す
る弾性体樹脂の湿式製膜方法により得られたシートが、
紫外線反射性、強度及び柔軟性に優れ且つ軽量であり、
迷彩用紫外線反射シートとして有用であることを見出し
た。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用される弾性体
は、通称ウレタンエラストマーと呼ばれている物であっ
て、エステル結合、エーテル結合又はカーボネート結合
を有するソフトセグメントと、ウレタン結合又はビウレ
ット結合を有するハードセグメントで構成されている物
であり、夫々のセグメントの長さは揃っている事が望ま
しい(以下該樹脂をウレタン系弾性樹脂と称す)。その
製造の1例を示すと、ウレタン系弾性樹脂のジメチルホ
ルムアミド(DMF)等の溶液を用いて湿式製膜を行な
うについては、基布に該溶液を塗布し、水中に浸漬し、
該樹脂を析出及び製膜し、更に水洗によりジメチルホル
ムアミド(DMF)等の溶剤を抽出除去し、マングル等
で絞って乾燥する。この時、ウレタン系弾性樹脂溶液の
粘度が低いと、水中に浸漬時流れたり、移動したりす
る。又、粘度が高いと発泡がうまくゆかない。適した粘
度は10〜200ポイズ、望ましくは20〜80ポイズ
である。溶液中の樹脂分は10〜25重量%が望まし
い。
【0007】本発明を実施するについては、気泡の大き
さの調整、硬さの調節の為に添加剤を加える事が出来
る。本発明によれば界面活性剤、無水硅酸及び含水硅酸
が使用出来る。この様にして作ったシートは連続気泡性
である為、汚れを吸着しやすい。その為汚染防止塗装を
施す事が出来るが、この時気泡を潰さない様にしなけれ
ばならない。又、グロスが出過ぎると偽装効果が弱くな
るので、艶消し塗装が望ましい。艶消し塗料としては、
イソプロピルアルコール/トルエン/メチルエチルケト
ンの混合溶剤に可溶なウレタンエラストマー溶液に、公
知の艶消し剤を分散させた物が適している。
【0008】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断りのない限
り重量基準である。 実施例1 レザミンCNU−530(大日精化:ポリウレタン樹脂
溶液:樹脂分30%)100部及びジメチルホルムアミ
ド70部を混合して樹脂溶液とし、これをテトロン布に
300μmの厚さに塗布し、70℃の水に30分間浸漬
し、更に流水中で2時間水洗し、マングルで絞り、10
5℃で2時間乾燥し、本発明の迷彩用紫外線反射シート
−1とする。該シート−1は白色であり、350nmの
紫外線反射率を測定したところ反射率は82.3%であ
った。
【0009】実施例2 レザミンCNU−530(大日精化:ポリウレタン樹脂
溶液:樹脂分30%)30部、ジメチルホルムアミド6
0部及び無水硅酸(平均粒径1.8μm:コールターカ
ウンターによる)10部を配合し、デゾルバーで十分攪
拌し、分散液−2とする。該分散液−2 100部にレ
ザミンCNU−530 37部を加え、攪拌する。上記
分散溶液を、テトロン布に300μmの厚さにコーティ
ングし、70℃の湯に浸ける。30分後に別容器の流水
中に浸け、2時間水洗する。取り出し、マングルで絞
り、105℃で2時間乾燥し、本発明の迷彩用紫外線反
射シート−2とする。該シート−2は白色であり、35
0nmに於ける紫外線反射率を測定した処、92.6%
であった。
【0010】
【発明の効果】この様にして作ったシートは軽く柔軟で
被膜強度も十分あり、しかも保温力があり、雪原での紫
外迷彩用シートとして優れた物である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン結合及び/又はビウレット結合
    を有する弾性体樹脂の湿式製膜方法により得られたこと
    を特徴とする迷彩用紫外線反射シート。
  2. 【請求項2】 発泡体である請求項1に記載の迷彩用紫
    外線反射シート。
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