JP2632415B2 - プリフォームの形成方法およびプリフォームを用いた反応射出成形方法 - Google Patents

プリフォームの形成方法およびプリフォームを用いた反応射出成形方法

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JP2632415B2 JP17414089A JP17414089A JP2632415B2 JP 2632415 B2 JP2632415 B2 JP 2632415B2 JP 17414089 A JP17414089 A JP 17414089A JP 17414089 A JP17414089 A JP 17414089A JP 2632415 B2 JP2632415 B2 JP 2632415B2
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隆行 高塚
満 村田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリフォームの深絞箇所の強度向上ができ
るプリフォームの形成方法に関し、また製造された製品
の深絞箇所の強度向上ができるプリフォームを用いた反
応射出成形方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のプリフォームを用いた反応射出成形方法に使用
されるプリフォームは、例えばカーボン繊維などの伸縮
性の低い素材からなるプリフォーム用マットをプリフォ
ーム賦形用キャビティ内に収納させてプリフォーム賦形
用金型で賦形してプリフォームを設け、そののちこうし
て賦形されたプリフォームを反応射出成形用の金型のキ
ャビティ内に収納して反応射出成形している。
なお、製造されるプリフォームが、深絞形状を有する
ものであっても、同様に伸縮性の低い素材からなるプリ
フォーム用マットを起伏の大きなプリフォーム賦形用キ
ャビティを有するプリフォーム賦形用金型で賦形するこ
とでプリフォームを形成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来のプリフォームを用いた反応射出成形
方法では、このようにプリフォームが深絞形状を有する
ものでも、伸縮性の低い素材からなるプリフォーム用マ
ットを起伏の大きなプリフォーム賦形用キャビティを有
するプリフォーム賦形用金型で賦形してプリフォームを
設け、こののちこうして賦形されたプリフォームを反応
射出成形用の金型のキャビティ内に収納して反応射出成
形しているため、プリフォームの賦形時にこの伸縮性の
低いプリフォーム用マットの深絞箇所がプリフォーム賦
形用金型によって相当幅延伸されるため、賦形後のプリ
フォームの深絞箇所の密度が粗くなってプリフォームの
強度が低下し、これにより製造された製品の深絞箇所に
おける強度低下も発生していた。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもの
で、プリフォームの深絞箇所の強度向上ができるプリフ
ォームの形成方法を提供することを目的とし、また製造
された製品の深絞箇所の強度向上ができるプリフォーム
を用いた反応射出成形方法を提供することも目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、起伏の大きな深絞箇所を有するプリフォー
ムの形成方法において、深絞箇所に切欠部を有するプリ
フォーム本体の前記切欠部に、この深絞形状を有しかつ
周縁部がプリフォーム本体と重ね合った状態でこの切欠
部を被覆するパッチプリフォームを重ね合わせることを
特徴とするプリフォームの形成方法を提供するものであ
る。
また、嵌合時に内部形成されるキャビティ内に前記方
法により形成されたプリフォームを収納して金型を嵌合
させ、そののちこのキャビティ内に反応射出成形材料を
注入させることでプリフォームと反応射出成形材料とを
一体化した製品を成形させることを特徴とするプリフォ
ームを用いた反応射出成形方法を提供するものである。
〔作用〕
本発明のプリフォームの形成方法は、深絞箇所に切欠
部を有するプリフォーム本体の前記切欠部に、この深絞
形状を有し、かつ周縁部がプリフォーム本体と重ね合っ
た状態でこの切欠部を被覆するパッチプリフォームを重
ね合わせる。
このように、プリフォーム本体の切欠部に、別体形成
した深絞形状を有するパッチプリフォームを重ね合わせ
てプリフォームを形成することで、これらのプリフォー
ム本体とパッチプリフォームとの重ね合わせ箇所に補強
効果ができるとともに、賦形時に密度低下が生じ易いプ
リフォームの深絞箇所の強度向上ができる。
また、本発明のプリフォームを用いた反応射出成形方
法は、嵌合時に内部形成されるキャビティ内に前記方法
により形成されたプリフォームを収納して金型を嵌合さ
せる。このようなプリフォームを使用することで、プリ
フォームの深絞箇所の強度が向上され、従って製造され
た製品の深絞箇所の強度向上もできる。
そののち、このキャビティ内に反応射出成形材料を注
入することでプリフォームと反応射出成形材料とを一体
化した製品を成形させる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、この実施例を述べるにあたって、自動車のサイ
ドパネルを反応射出成形するプリフォームを用いた反応
射出成形方法を例にとる。
まず、本発明の実施例のプリフォームの形成方法を説
明する。
本発明の実施例のプリフォームPの形成方法は、第1
図に示すように深絞箇所に切欠部P1aを有するプリフォ
ーム本体P1の前記切欠部P1aに、この深絞形状を有し、
かつ周縁部P2aがプリフォーム本体P1と重ね合った状態
でこの切欠部P1aを被覆するパッチプリフォームP2を重
ね合わせて形成する。
なお、これらのプリフォーム本体P1およびパッチプリ
フォームP2の素材としては、この実施例では伸縮性の低
いカーボン繊維が使用されているが、必ずしもこれに限
定しなくともプリフォームとして一般使用されているど
のような素材でも使用できる。しかしながら、このよう
なカーボン繊維などの比較的伸縮性の低い素材の場合
に、本発明の効果がよりよく発揮される。
また、このプリフォーム本体P1およびパッチプリフォ
ームP2は、例えばカーボン繊維層からなる単層式のも
の、カーボン繊維層およびガラス繊維層などからなる2
層以上の複層式のものなどが使用できる。
さらに、このプリフォーム本体P1の賦形は特に限定さ
れないものの、例えば図示しないプリフォーム本体賦形
用の金型を使用して賦形する一方、パッチプリフォーム
P2の場合にも同様に限定されないものの、例えばハンド
メイクによる賦形または図示しないパッチプリフォーム
成形用の金型などにより賦形する。
このように、プリフォーム本体P1の切欠部P1aに、別
体形成した深絞形状を有するパッチプリフォームP2を重
ね合わせてプリフォームPを形成することで、これらの
プリフォーム本体P1とパッチプリフォームP2との重ね合
わせ箇所に補強効果がでるとともに、賦形時に密度低下
が生じ易いプリフォームPの深絞箇所の強度向上ができ
る。
次に、本発明の実施例のプリフォームを用いた反応射
出成形方法は、第2図および第3図に示すようにまず、
金型10の嵌合時に内部形成されるキャビティ11内に前記
プリフォームPを収納してこの金型10を嵌合させる。
この金型10には、例えばアルミニウムまたは鋼などか
らなる一般使用されている金型が使用できる。
なお、この実施例のプリフォームPの具体的な使用方
法は、あらかじめ所定形状に賦形されたプリフォーム本
体P1を金型10のキャビティ11内に収納し、そののちこの
プリフォーム本体P1の切欠部P1aを被覆するように、同
様にあらかじめ深絞形状に賦形されたパッチプリフォー
ムP2を、この周縁部P2aとプリフォーム本体P1とを重ね
合わせて載置して使用するが、必ずしもこれに限定しな
くとも、例えばあらかじめこのような形状に賦形された
プリフォーム本体P1およびパッチプリフォームP2を例え
ば加熱融着、接着などの所定接合手段により接合してこ
れらのプリフォーム本体P1およびパッチプリフォームP2
が一体化したプリフォームPを設け、そののちこの一体
化したプリフォームPを金型10のキャビティ11内に収納
して使用することもできる。
そののち、このキャビティ11内に反応射出成形材料Z
を注入させることでプリフォームPと反応射出成形材料
Zとを一体化した製品を成形させる。
なお、この反応射出成形材料Zは、射出直前に混合し
て反応させる例えば2液混合型などの一般使用される反
応射出成形材料が使用できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこの実
施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
での構成および作用の変更があっても本発明に含まれ
る。
例えば、実施例では、自動車のサイドパネルを反応射
出成形するプリフォームを用いた反応射出成形方法を例
にとったが、これに限定させなくもそのほかどのような
製品のプリフォームを用いた反応射出成形方法にも応用
できる。
また、金型のキャビティ内にプリフォーム本体を収納
したのち、このプリフォーム本体の切欠部上に、賦形さ
れていないパッチプリフォームを載置し、次にまた金型
を嵌合することで賦形されたパッチプリフォームを形成
して反応射出成形を行うことも本発明に含まれる。
さらに、本発明のプリフォームを用いた反応射出成形
方法は、本発明によって形成されたプリフォームと、伸
縮性を有する、例えばガラス繊維マットを深絞形状に一
体形成させたプリフォームとを所定数積層させて積層型
のプリフォームを用い、これを金型のキャビティ内に収
納して反応射出成形することもできる。
さらにまた、本発明のプリフォームの形成方法により
形成されたプリフォームは、実施例で示したように反応
射出成形に使用するだけでなく、そのほかの成形におい
ても使用できる。
〔発明の効果〕
本発明のプリフォームの形成方法は、このようにプリ
フォーム本体の切欠部に、別体形成した深絞形状を有す
るパッチプリフォームを重ね合わせてプリフォームを形
成することで、これらのプリフォーム本体とパッチプリ
フォームとの重ね合わせ箇所に補強効果ができるととも
に、賦形時に密度低下が生じ易いプリフォームの深絞箇
所の強度向上ができるという効果が得られる。
また、本発明のプリフォームを用いた反応射出成形方
法は、このようなプリフォームを使用することで、製造
された製品の深絞箇所の強度向上もできるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のプリフォームの形成方法を示
す要部斜視図、第2図は本発明の実施例のプリフォーム
を用いた反応射出成形方法におけるプリフォームのキャ
ビティ収納工程を示す要部斜視図、第3図は本発明の実
施例のプリフォームを用いた反応射出成形方法における
プリフォームの金型嵌合状態を示す要部断面図である。 P;プリフォーム P1;プリフォーム本体 P1a;切欠部 P2;パッチプリフォーム P2a;周縁部 Z;反応射出成形材料 10;金型 11;キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高塚 隆行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 村田 満 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 堺 久孝 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起伏の大きな深絞箇所を有するプリフォー
    ムの形成方法において、深絞箇所に切欠部を有するプリ
    フォーム本体の前記切欠部に、この深絞形状を有しかつ
    周縁部がプリフォーム本体と重ね合った状態でこの切欠
    部を被覆するパッチプリフォームを重ね合わせることを
    特徴とするプリフォームの形成方法。
  2. 【請求項2】まず、嵌合時に内部形成されるキャビティ
    内に前記請求項1に記載された方法により形成されたプ
    リフォームを収納して金型を嵌合させ、そののちこのキ
    ャビティ内に反応射出成形材料を注入させることでプリ
    フォームと反応射出成形材料とを一体化した製品を成形
    させることを特徴とするプリフォームを用いた反応射出
    成形方法。
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