JP2632319B2 - 筒状シートのバイアスカット装置 - Google Patents

筒状シートのバイアスカット装置

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JP2632319B2
JP2632319B2 JP21375687A JP21375687A JP2632319B2 JP 2632319 B2 JP2632319 B2 JP 2632319B2 JP 21375687 A JP21375687 A JP 21375687A JP 21375687 A JP21375687 A JP 21375687A JP 2632319 B2 JP2632319 B2 JP 2632319B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、筒状に形成した織布、不織布等のシートを
バイアスカットするための装置、殊に、長さ方向に対し
て小さい角度でバイアスカットするための装置に関する
ものである。
従来の技術 従来、筒状シートをバイアスカットするための装置と
して、次の機構の装置が知られている。
すなわち、筒状に縫合したシートを原反ボックスに収
容し、該原反ボックスから筒状シートを引き出しながら
テンションアーム付きの拡巾アームに外挿して拡巾し、
カッタを筒状シートに対し所定の角度となるように接当
させてまず片面につき斜めにカットし、カット部が片面
の耳端部にまで来たときに拡巾アームを反転させて他面
を同様に斜めにカットし、以後カット部がその面の耳端
部に来るたびに拡巾アームを反転させることにより、筒
状シート全長にわたりバイアスカットを行うのである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の反転型の装置は、筒状シートの
長さ方向に対して大きい角度(たとえば30゜程度以上)
でバイアスカットする場合は特に支障はないが、筒状シ
ートの長さ方向に対して小さい角度(たとえば5゜とか
10゜)でバイアスカットする場合は、拡巾アームの全長
が極めて長くなり、装置の占有面積、拡巾アームの製造
費、拡巾アームの反転に要するエネルギーなどの点で不
利になるという問題があった。
本発明は、コンパクトでありながらも、筒状シートの
長さ方向に対して小さい角度で円滑にバイアスカットす
る装置も提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明の筒状シートのバイアスカット装置は、筒状シ
ート(S)が扁平状態が巻回されている供給ロール
(1)を支持すると共に、該供給ロール(1)を、筒状
シート(S)進行方向を軸方向としてその周りに回転さ
せる送り側回転手段(2)、 供給ロール(1)から繰り出された扁平状態の筒状シ
ート(S)を筒状に拡巾するために供給ロール(1)の
下流側に設けた案内ドラム(3)と、拡巾された筒状シ
ート(S)を案内ドラム(3)上でカットするために該
案内ドラム(3)の周縁に設けたバイアスカット用カッ
タ(3a)、 バイアスカットされた筒状シート(S)を引き取るた
めに案内ドラム(3)の下流側に設けた引き取りロール
対(4)と、引き取られたバイアスカットされた筒状シ
ート(S)を巻き取るために該引き取りロール対(4)
の下流側に設けた巻き取りロール(5)、 これら引き取りロール対(4)および巻き取りロール
(5)を支持すると共に、これらを、前記送り側回転手
段(2)による供給ロール(1)の回転に対応して、筒
状シート(S)進行方向を軸方向としてその周りに回転
させる受け側回転手段(6)、 から構成されてなるものである。
筒状シート(S)としては、織布、編布、不織布、紙
などの繊維製品製の筒状シートが用いられる。筒状シー
ト(S)は、フラットなシートを縫合または貼合して筒
状に形成することにより得られるが、袋織り、丸編み、
円筒状メッシュロールへの短繊維の吹き付けなどの手段
を採用すれば、周方向に継ぎ目のない(つまりシームレ
ス)の繊維、織布、不織布が得られるので、これをその
まま用いることができる。
上記繊維製品のほか、皮革、高分子フィルムまたはシ
ート、ラミネートフィルム、金属箔、金属蒸着フィルム
なども用いることができる。
本発明の装置の詳細については、次の実施例の項で詳
述する。
実 施 例 第1図は、本発明の装置の一例を示した正面図であ
る。ただし、軸、ベルトについては一部簡略表示してあ
る。
第2図は、第1図におけるA−A矢視図であり、要部
のみ示してある。
(8)は基台である。該基台(8)の後方には後壁
(9)、前方には前壁(10)、中間部には案内ドラム支
持フレーム(11)がそれぞれ立垂配置してある。
(2)は送り側回転手段であり、正面視で「コ」の字
状のフレーム(2a)、該フレーム(2a)の中心から後方
に延設した回転軸(2b)、該回転軸(2b)の遊端側に取
り付けたプーリ(2c)からなる。回転軸(2b)は、前記
後壁(9)の上端近くに回転自在に支承されている。
(1)は供給ロールであり、筒状シート(S)が扁平
状態で巻回されている。供給ロール(1)は、軸(1a)
を介して、前述の「コ」の字状のフレーム(2a)に自由
回転可能に架設されている。
(3)は案内ドラムであり、前記案内ドラム支持フレ
ーム(11)の上端に設置してある。
(3a)はバイアスカット用カッタであり、前記案内ド
ラム支持フレーム(11)の上端に、案内ドラム(3)の
周縁に向けて設けてある。
(6)は受け側回転手段であり、正面視で「コ」の字
状のフレーム(6a)、該フレーム(6a)の中心から前方
に延設した回転軸(6b)、該回転軸(6b)の遊端側に取
り付けた2つのプーリ(6c),(6d)からなる。回転軸
(6b)は、前記前壁(10)の上端近くに回転自在に支承
されている。
(4)は引き取りロール対である。この例では1対で
構成されているが、2対以上とすることもある。(4a)
は該引き取りロール対(4)の軸、(4b)は引き取りロ
ール対(4)自転用のプーリである。
(5)は巻き取りロール、(5a)は該巻き取りロール
の軸、(5b)は巻き取りロール(5)自転用のプーリで
ある。
(7)は巻き取りタッチロールである。(7a)は、該
巻き取りタッチロール(7)を前記巻き取りロール
(5)に向けて付勢するためのアームであり、該アーム
(7a)の基端は前記受け側回転手段(6)の「コ」の字
状のフレーム(6a)に取り付けてある。
上記引き取りロール対(4)および巻き取りロール
(5)は、それぞれの軸(4a),(5a)を介して、前記
受け側回転手段(6)の「コ」の字状のフレーム(6a)
に自転可能に架設されている。この場合、筒状シート
(S)の進行方向の上流に引き取りロール対(4)、下
流に巻き取りロール(5)が位置するように配設する。
(12)は、前記送り側回転手段(2)および受け側回
転手段(6)を回転させるための回転用モータ、(12
a)はその出力軸、(12b)は該出力軸(12a)の遊端に
設けたプーリである。
(13)は伝導軸である。(13a)は該伝導軸(13)の
前記回転用モータ(12)側の端部に設けたプーリ、(13
b)はその反対側の端部に設けたプーリである。
(14)は、前記巻き取りロール(5)を自転させるた
めの巻き取り用モータである。(14a)は該巻き取り用
モータ(14)の出力軸、(14b)はその出力軸(14a)の
遊端に設けたプーリである。
(15)は、前記受け側回転手段(6)の回転軸の延長
方向に設けたプーリであり、伝導軸(16)、傘歯車(1
7)、傘歯車(18)、伝導軸(19)、プーリ(20),(2
1)を介して、前記巻き取りロール(5)の軸(5a)に
設けたプーリ(5b)および前記引き取りロール対(4)
の軸(4a)に設けたプーリ(4b)に連絡してある。
(22)は、回転用モータ(12)のプーリ(12b)と、
受け側回転手段(6)の回転軸(6b)に取り付けたプー
リ(6d)とを連絡するベルトである。
(23)は、受け側回転手段(6)の回転軸(6b)に取
り付けたプーリ(6c)と、伝導軸(13)の回転用モータ
(12)側の端部に設けたプーリ(13a)とを連絡するベ
ルトである。
(24)は、伝導軸(13)の反対側の端部に設けたプー
リ(13b)と、送り側回転手段(2)の回転軸(2b)の
遊端側に取り付けたプーリ(2c)とを連絡するベルトで
ある。
(25)は、巻き取り用モータ(14)のプーリ(14b)
と、受け側回転手段(6)の回転軸(6b)の延長方向に
設けたプーリ(15)とを連絡するベルトである。
(26)は、伝導軸(19)に設けたプーリ(20)と、巻
き取りロール(5)のプーリ(5b)とを連絡するベルト
であり、(27)は、伝導軸(19)に設けたプーリ(21)
と、引き取りロール対(4)のプーリ(4b)とを連絡す
るベルトである。
なお上記においては、回転用モータ(12)および巻き
取り用モータ(14)として別個のモータを用いたが、適
当な変速手段を採用することにより両モータを1台で兼
用してもよく、両モータ(12),(14)を独立して設け
るかあるいは兼用するかは、単に設計上の問題である。
作用 次に本発明の作用を上記実施例の場合について説明す
る。
バイアスカットを実施するにあたっては、送り側回転
手段(2)の回転軸(2a)に筒状シート(S)を巻回し
た供給ロール(1)をセットし、筒状シート(S)を繰
り出して案内ドラム(3)を通し、受け側回転手段
(6)の引き取りロール対(4)を経て、筒状シート
(S)の先端部分を巻き取りロール(5)に固定する。
この状態で回転用モータ(12)および巻き取り用モー
タ(14)を作動させると、ベルト(22)、ベルト(2
3)、伝導軸(13)、ベルト(24)を経て送り側回転手
段(2)の「コ」の字状のフレーム(2a)が回転し、同
時に、ベルト(22)を経て受け側回転手段(6)の
「コ」の字状のフレーム(6a)も回転する。さらにその
際、ベルト(25)、伝導軸(16)、伝導軸(19)、ベル
ト(26),(27)を経て、引き取りロール対(4)およ
び巻き取りロール(5)が自転する。
このため、筒状シート(S)は、案内ドラム(3)外
周面上を周方向および進行方向に滑りながら下流に向け
て進行し、その間に、固定設置してあるバイアスカット
用カッタ(3a)により斜め方向に所定の角度でカットさ
れる。
バイアスカットの角度は、送り側回転手段(2)およ
び受け側回転手段(6)の回転速度と、引き取りロール
対(4)および巻き取りロール(5)の自転速度を選択
することにより、任意に設定できる。
発明の効果 本発明の装置を用いれば、筒状シート(S)の繰り出
し→バイアスカット→巻き取り、の一連の操作を一挙に
行うことができる。
しかも、筒状シート(S)の長さ方向に対して任意の
角度で円滑にバイアスカットを行うことができ、筒状シ
ートの長さ方向に対して極めて小さい角度、たとえば5
゜とか10゜でバイアスカットする場合にも、何ら支障を
生じない。
加えて、本発明の装置はコンパクトであり、従来のよ
うにバイアスカットの角度を小さくしたときに装置の必
要部材の全長が長くなるなどの問題を全く有しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の一例を示した正面図である。 第2図は、第1図におけるA−A矢視図であり、要部の
み示してある。 (1)……供給ロール、(1a)……軸、(2)……送り
側回転手段、(2a)……「コ」の字状のフレーム、(2
b)……回転軸、(2c)……プーリ、(3)……案内ド
ラム、(3a)……バイアスカット用カッタ、(4)……
引き取りロール対、(4a)……軸、(4b)……プーリ、
(5)……巻き取りロール、(5a)……軸、(5b)……
プーリ、(6)……受け側回転手段、(6a)……「コ」
の字状のフレーム、(6b)……回転軸、(6c),(6d)
……プーリ、(7)……巻き取りタッチロール、(7a)
……アーム、(8)……基台、(9)……後壁、(10)
……前壁、(11)……案内ドラム支持フレーム、(12)
……回転用モータ、(12a)……出力軸、(12b)……プ
ーリ、(13)……伝導軸、(13a)……プーリ、(13b)
……プーリ、(14)……巻き取り用モータ、(14a)…
…出力軸、(14b)……プーリ、(15)……プーリ、(1
6)……伝導軸、(17),(18)……傘歯車、(19)…
…伝導軸、(20),(21)……プーリ、(22),(2
3),(24),(25),(26)……ベルト、(S)……
筒状シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状シート(S)が扁平状態で巻回されて
    いる供給ロール(1)を支持すると共に、該供給ロール
    (1)を、筒状シート(S)進行方向を軸方向としてそ
    の周りに回転させる送り側回転手段(2)、 供給ロール(1)から繰り出された扁平状態の筒状シー
    ト(S)を筒状に拡巾するために供給ロール(1)の下
    流側に設けた案内ドラム(3)と、拡巾された筒状シー
    ト(S)を案内ドラム(3)上でカットするために該案
    内ドラム(3)の周縁に設けたバイアスカット用カッタ
    (3a)、 バイアスカットされた筒状シート(S)を引き取るため
    に案内ドラム(3)の下流側に設けた引き取りロール対
    (4)と、引き取られたバイアスカットされた筒状シー
    ト(S)を巻き取るために該引き取りロール対(4)の
    下流側に設けた巻き取りロール(5)、 これら引き取りロール対(4)および巻き取りロール
    (5)を支持すると共に、これらを、前記送り側回転手
    段(2)による供給ロール(1)の回転に対応して、筒
    状シート(S)進行方向を軸方向としてその周りに回転
    させる受け側回転手段(6)と、 から構成されてなる筒状シートのバイアスカット装置。
  2. 【請求項2】受け側回転手段(6)に、巻き取りロール
    (5)に向けて付勢された巻き取りタッチロール(7)
    を設けてなる特許請求の範囲第1項記載の装置。
JP21375687A 1987-08-26 1987-08-26 筒状シートのバイアスカット装置 Expired - Lifetime JP2632319B2 (ja)

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JPS6461567A JPS6461567A (en) 1989-03-08
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WO2013035898A1 (ko) * 2011-09-07 2013-03-14 주식회사 벨텍코리아 원통형 직물을 이용한 이음새 없는 바이어스 직물 제조장치

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