JP2631129B2 - 付香塗膜の形成方法 - Google Patents
付香塗膜の形成方法Info
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- JP2631129B2 JP2631129B2 JP12742388A JP12742388A JP2631129B2 JP 2631129 B2 JP2631129 B2 JP 2631129B2 JP 12742388 A JP12742388 A JP 12742388A JP 12742388 A JP12742388 A JP 12742388A JP 2631129 B2 JP2631129 B2 JP 2631129B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1057—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces with at least two outlets, other than gas and cleaning fluid outlets, for discharging, selectively or not, different or identical liquids or other fluent materials on the rotating element
-
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- B05B3/1007—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
- B05B3/1014—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、香りが付与された塗膜の形成方法に関する
ものである。
ものである。
先行技術 天然素材の高級化に伴い、合成素材に天然素材と同様
な風合いや香りを付与し、天然素材に代えて、合成素材
を使用し得るようにすることが、近年、要求されてお
り、たとえば、天然皮革やうるしなどの風合いや仕上が
りを得るため、合成素材の表面に塗膜を設ける試みがな
されている。
な風合いや香りを付与し、天然素材に代えて、合成素材
を使用し得るようにすることが、近年、要求されてお
り、たとえば、天然皮革やうるしなどの風合いや仕上が
りを得るため、合成素材の表面に塗膜を設ける試みがな
されている。
発明の解決しようとする問題点 これに対して、香りを付与した塗膜を形成する場合に
は、香料成分が塗料中より揮散するのを防止することが
必要不可欠である。この点に関し、付香塗膜を設ける方
法ではないが、合成皮革に香りを付与する方法として、
香料成分をサイクロデキストリンまたはサイクロデキス
トリンを含む澱粉分解物によって包接化合物化したもの
を乾燥して粉末とし、これを合成樹脂材料、極性溶媒と
混合して、合成皮革を成形する方法が、特開昭60−9907
9号公報により提案されている。この方法によれば、香
料成分をサイクロデキストリンまたはサイクロデキスト
リンを含む澱粉分解物によって包接化合物化することに
より、香料成分の揮散を防止することが可能になると考
えられる。
は、香料成分が塗料中より揮散するのを防止することが
必要不可欠である。この点に関し、付香塗膜を設ける方
法ではないが、合成皮革に香りを付与する方法として、
香料成分をサイクロデキストリンまたはサイクロデキス
トリンを含む澱粉分解物によって包接化合物化したもの
を乾燥して粉末とし、これを合成樹脂材料、極性溶媒と
混合して、合成皮革を成形する方法が、特開昭60−9907
9号公報により提案されている。この方法によれば、香
料成分をサイクロデキストリンまたはサイクロデキスト
リンを含む澱粉分解物によって包接化合物化することに
より、香料成分の揮散を防止することが可能になると考
えられる。
しかしながら、このように、香料成分を包接したサイ
クロデキストリンまたはサイクロデキストリンを含む澱
粉分解物を利用して、塗膜に香りを付与しようとする場
合には、包接化合物が塗料に均一に分散しにくく、凝集
しやすいという問題があるだけでなく、包接化合物を塗
料に溶解するために用いる包接化合物の溶媒が、耐候性
などの塗料の物性を低下させるという問題があり、香り
を付与した塗膜を形成するための満足し得る方法は未だ
に見出されていなかった。
クロデキストリンまたはサイクロデキストリンを含む澱
粉分解物を利用して、塗膜に香りを付与しようとする場
合には、包接化合物が塗料に均一に分散しにくく、凝集
しやすいという問題があるだけでなく、包接化合物を塗
料に溶解するために用いる包接化合物の溶媒が、耐候性
などの塗料の物性を低下させるという問題があり、香り
を付与した塗膜を形成するための満足し得る方法は未だ
に見出されていなかった。
発明の目的 本発明は、香りを付与した塗膜を形成する方法を提供
することを目的とするものである。
することを目的とするものである。
発明の構成 本発明にかかる目的は、香料成分を包接したサイクロ
デキストリンまたはサイクロデキストリンを含む澱粉分
解物を溶媒に溶解した包接化合物溶液と塗料とを、別系
統にて、回転霧化塗装機のベル内に供給し、互いに混合
した後、被塗装物に塗装し、塗膜を得ることによって達
成される。
デキストリンまたはサイクロデキストリンを含む澱粉分
解物を溶媒に溶解した包接化合物溶液と塗料とを、別系
統にて、回転霧化塗装機のベル内に供給し、互いに混合
した後、被塗装物に塗装し、塗膜を得ることによって達
成される。
本発明によれば、香料成分を包接したサイクロデキス
トリンまたはサイクロデキストリンを含む澱粉分解物を
溶媒に溶解した包接化合物溶液は、塗料とは別系統で、
回転霧化塗装機のベル内に供給され、急速に混合される
ため、香料成分を包接した包接化合物を均一に塗料中に
分散させることができ、その凝集を防止することができ
るとともに、包接化合物の溶媒と塗料との接触時間が十
分短いので、包接化合物の溶媒により塗料の物性が低下
させられることもなく、香りを付与した塗膜を効果的に
形成することが可能になる。
トリンまたはサイクロデキストリンを含む澱粉分解物を
溶媒に溶解した包接化合物溶液は、塗料とは別系統で、
回転霧化塗装機のベル内に供給され、急速に混合される
ため、香料成分を包接した包接化合物を均一に塗料中に
分散させることができ、その凝集を防止することができ
るとともに、包接化合物の溶媒と塗料との接触時間が十
分短いので、包接化合物の溶媒により塗料の物性が低下
させられることもなく、香りを付与した塗膜を効果的に
形成することが可能になる。
本発明において使用し得るサイクロデキストリン、サ
イクロデキストリンを含む澱粉分解物ならびにその製造
方法および香料成分をサイクロデキストリンまたはサイ
クロデキストリンを含む澱粉分解物に包接させる方法に
ついては、特開昭60−99079号公報に記載されたものが
すべて使用し得る。
イクロデキストリンを含む澱粉分解物ならびにその製造
方法および香料成分をサイクロデキストリンまたはサイ
クロデキストリンを含む澱粉分解物に包接させる方法に
ついては、特開昭60−99079号公報に記載されたものが
すべて使用し得る。
本発明において、香料成分を包接したサイクロデキス
トリンまたはサイクロデキストリンを含む澱粉分解物を
溶解する溶媒としては、ジメチルホルムアミドなどの極
性溶媒が使用し得る。
トリンまたはサイクロデキストリンを含む澱粉分解物を
溶解する溶媒としては、ジメチルホルムアミドなどの極
性溶媒が使用し得る。
実施態様および実施例 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施態様につ
き、詳細に説明を加える。
き、詳細に説明を加える。
第1図は、本発明の実施態様に係る付香塗膜の形成方
法の実施に用いられる回転霧化塗装機の概略図である。
法の実施に用いられる回転霧化塗装機の概略図である。
第1図において、回転霧化塗装機1は、その一端にベ
ル2を有し、図示しないエアモータにより回転駆動さ
れ、ベル2内に突出するように設けられた回転軸3に
は、ベル2の曲面状凹部内に広がる円板形状をしたベル
ハブ4が、ベル2と一体的に固設されている。ベルハブ
4の先端部のベル2の近傍には、塗料および包接化合物
溶液が通過し得る複数の孔(図示せず)が、その周に沿
って、形成されている。その内部を回転軸3が貫通して
いるエア室用ハウジング5には、塗料などの噴霧方向を
規制するシェーピングエアを噴出するためのシューピン
グエア出口6が設けられている。7および8は塗料供給
用パイプであり、本実施態様においては、二液反応型の
塗料を用いているため、塗料供給用パイプは2つ設けら
れている。また、9は香料を包接したサイクロデキスト
リンを溶媒に溶解して得た包接化合物溶液を供給するた
めの香料供給用パイプである。
ル2を有し、図示しないエアモータにより回転駆動さ
れ、ベル2内に突出するように設けられた回転軸3に
は、ベル2の曲面状凹部内に広がる円板形状をしたベル
ハブ4が、ベル2と一体的に固設されている。ベルハブ
4の先端部のベル2の近傍には、塗料および包接化合物
溶液が通過し得る複数の孔(図示せず)が、その周に沿
って、形成されている。その内部を回転軸3が貫通して
いるエア室用ハウジング5には、塗料などの噴霧方向を
規制するシェーピングエアを噴出するためのシューピン
グエア出口6が設けられている。7および8は塗料供給
用パイプであり、本実施態様においては、二液反応型の
塗料を用いているため、塗料供給用パイプは2つ設けら
れている。また、9は香料を包接したサイクロデキスト
リンを溶媒に溶解して得た包接化合物溶液を供給するた
めの香料供給用パイプである。
第1図において、図示しないエアモータによって、回
転軸3に回転駆動させ、ベル2およびベルハブ4を高速
で回転さるとともに、シェーピングエアを、シェーピン
グエア出口6よりベル2の外面に沿って、噴出させる。
他方、塗料供給用パイプ7より塗料の主剤を、塗料供給
用パイプ8より塗料の硬化剤を、それぞれベル2内に供
給するとともに、香料供給用パイプ9より包接化合物溶
液を、ベル2内に供給する。ベル2内に供給された塗料
および包接化合物溶液は、ベル2およびベルハブ4の高
速回転によって、強力に混合され、混合液は、ただち
に、ベルハブ4に設けられた孔より、ベル2の曲面状凹
部の内面に沿って、霧状に噴出される。混合液は、ベル
2およびベルハブ4の高速回転による遠心力によって、
ベル2の先端部より外方に拡がろうとするが、シェーピ
ングエアにより、その方向が規制され、図示しない被塗
装物に向けて噴射される。
転軸3に回転駆動させ、ベル2およびベルハブ4を高速
で回転さるとともに、シェーピングエアを、シェーピン
グエア出口6よりベル2の外面に沿って、噴出させる。
他方、塗料供給用パイプ7より塗料の主剤を、塗料供給
用パイプ8より塗料の硬化剤を、それぞれベル2内に供
給するとともに、香料供給用パイプ9より包接化合物溶
液を、ベル2内に供給する。ベル2内に供給された塗料
および包接化合物溶液は、ベル2およびベルハブ4の高
速回転によって、強力に混合され、混合液は、ただち
に、ベルハブ4に設けられた孔より、ベル2の曲面状凹
部の内面に沿って、霧状に噴出される。混合液は、ベル
2およびベルハブ4の高速回転による遠心力によって、
ベル2の先端部より外方に拡がろうとするが、シェーピ
ングエアにより、その方向が規制され、図示しない被塗
装物に向けて噴射される。
このように、本実施例によれば、塗料と香料を包接し
た包接化合物溶液とは、それぞれ、独立して設けられた
供給用パイプ7、8および9よりベル2内に供給される
から、ベル2内に供給されるまでは、塗料と包接化合物
溶液とは、互いに接触することがなく、また、ベル2内
に供給されると、ベル2およびベルハブ4の高速回転に
より、ただちに、強力に混合され、孔を経て、噴出され
るから、塗料が包接化合物の溶媒と接触することに起因
する塗料の物性の低下を最小限に抑えることができると
ともに、ベル2およびベルハブ4の高速回転により強力
に混合されるため、包接化合物を均一に分散させること
ができ、その凝集を防止することが可能になり、香りを
付与した塗膜を効果的に被塗装物の上に形成することが
できる。
た包接化合物溶液とは、それぞれ、独立して設けられた
供給用パイプ7、8および9よりベル2内に供給される
から、ベル2内に供給されるまでは、塗料と包接化合物
溶液とは、互いに接触することがなく、また、ベル2内
に供給されると、ベル2およびベルハブ4の高速回転に
より、ただちに、強力に混合され、孔を経て、噴出され
るから、塗料が包接化合物の溶媒と接触することに起因
する塗料の物性の低下を最小限に抑えることができると
ともに、ベル2およびベルハブ4の高速回転により強力
に混合されるため、包接化合物を均一に分散させること
ができ、その凝集を防止することが可能になり、香りを
付与した塗膜を効果的に被塗装物の上に形成することが
できる。
以下、本発明の効果をより明確なものとするため、実
施例を掲げる。
施例を掲げる。
実施例 次の組成の主剤および硬化剤よりなる二液ポリウレタ
ン塗料と香料成分とを第1図の回転霧化塗装機を用いて
塗装した。
ン塗料と香料成分とを第1図の回転霧化塗装機を用いて
塗装した。
主 剤: (樹脂) ポリエステルポリオール ……12.0重量部 (顔料) フタロシアニン ……3.5重量部 キナクリドン ……2.2重量部 インダンスレン ……0.5重量部 酸化チタン ……2.9重量部 タルク ……2.9重量部 カーボンブラック ……1.0重量部 (触媒) ジブチルチンラウリレート ……0.5重量部 (溶剤) セルソルブアセテート ……26.0重量部 トルエン ……26.0重量部 キシレン ……22.5重量部 硬化剤: (樹脂) ヘキサメチレンジイソシアネート ……75.0重量部 (溶剤) トルエン ……12.5重量部 セルソルブアセテート ……12.5重量部 香料成分: (包接化合物) サイクロデキストリン ……23.0重量部 (香料) チモール ……0.35重量部 オイゲノール ……1.05重量部 タイム油 ……0.35重量部 ベンジルアセテート ……0.11重量部 サリチル酸イソアミル ……0.14重量部 (溶剤) ジメチルホルムアミド ……50.0重量部 アセトニトリル ……25.0重量部 ここに、ベルハブの回転数は50000rpm、シェーピング
エア圧力は2.0kg/cm2、ベルの直径は74mm、被塗装物と
ベルとの距離は15cm、被塗装物の搬送速度は、0.3m/sec
とし、主剤の吐出量は100cc/min、硬化剤の吐出量は30c
c/min、香料成分の吐出量は15cc/minとして、同じ条件
で、2つのステージで塗装を行い、厚さ60μの塗膜を得
た。また、被塗装物としては、塩素化ポリオレフィン塗
料を塗布したポリプロピレンシート、一液ウレタン塗料
を塗布したABS樹脂シートおよびエポキシ系塗料を塗布
したポリフェニレンオキサイドシートを用いた。
エア圧力は2.0kg/cm2、ベルの直径は74mm、被塗装物と
ベルとの距離は15cm、被塗装物の搬送速度は、0.3m/sec
とし、主剤の吐出量は100cc/min、硬化剤の吐出量は30c
c/min、香料成分の吐出量は15cc/minとして、同じ条件
で、2つのステージで塗装を行い、厚さ60μの塗膜を得
た。また、被塗装物としては、塩素化ポリオレフィン塗
料を塗布したポリプロピレンシート、一液ウレタン塗料
を塗布したABS樹脂シートおよびエポキシ系塗料を塗布
したポリフェニレンオキサイドシートを用いた。
実験は、主剤、硬化剤および香料成分を、それぞれ、
塗料用供給パイプ8、塗料用供給パイプ9および香料供
給パイプ10により、各別にベルに供給して塗装を行い
(サンプル♯1および2)、また、主剤および香料成分
を、ともに塗料用供給パイプ8より、また、硬化剤を塗
料用供給パイプ9より、それぞれベルに供給して塗装を
行い(サンプル♯3および4)、香料成分の凝集の程度
を調べた。また、併せて、それぞれの塗装方法につき、
焼付を50℃と90℃とで行い、焼付温度の影響を調べた。
塗料用供給パイプ8、塗料用供給パイプ9および香料供
給パイプ10により、各別にベルに供給して塗装を行い
(サンプル♯1および2)、また、主剤および香料成分
を、ともに塗料用供給パイプ8より、また、硬化剤を塗
料用供給パイプ9より、それぞれベルに供給して塗装を
行い(サンプル♯3および4)、香料成分の凝集の程度
を調べた。また、併せて、それぞれの塗装方法につき、
焼付を50℃と90℃とで行い、焼付温度の影響を調べた。
その結果、主剤、硬化剤および香料成分を、それぞ
れ、塗料用供給パイプ7、塗料用供給パイプ8および香
料供給パイプ9により、各別にベルに供給して塗装を行
ったサンプル♯1および2においては、焼付温度が50℃
の場合も、90℃の場合もともに、香料成分(包接化合
物)の凝集は認められなかった。他方、主剤と香料成分
を、ともに塗料用供給パイプ7より、また、硬化剤を塗
料用供給パイプ8より、それぞれベルに供給して塗装を
行ったサンプル♯3および4においては、いずれの焼付
温度でも、香料成分の凝集が発生し、ASTM:D714−56に
より評価したところ、9MDのレベルであった。
れ、塗料用供給パイプ7、塗料用供給パイプ8および香
料供給パイプ9により、各別にベルに供給して塗装を行
ったサンプル♯1および2においては、焼付温度が50℃
の場合も、90℃の場合もともに、香料成分(包接化合
物)の凝集は認められなかった。他方、主剤と香料成分
を、ともに塗料用供給パイプ7より、また、硬化剤を塗
料用供給パイプ8より、それぞれベルに供給して塗装を
行ったサンプル♯3および4においては、いずれの焼付
温度でも、香料成分の凝集が発生し、ASTM:D714−56に
より評価したところ、9MDのレベルであった。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであ
ることはいうまでもない。
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであ
ることはいうまでもない。
発明の効果 本発明によれば、香料成分の凝集を効果的に防止し、
香りを付与した塗膜を形成することが可能となる。
香りを付与した塗膜を形成することが可能となる。
第1図は、本発明の実施態様に係る付香塗膜の形成方法
の実施に用いられる回転霧化塗装機の概略図である。 1……回転霧化塗装機、2……ベル、 3……回転軸、4……ベルハブ、 5……エア室用ハウジング、 6……シェーピングエア出口、 7、8……塗料供給用パイプ、 9……香料供給用パイプ。
の実施に用いられる回転霧化塗装機の概略図である。 1……回転霧化塗装機、2……ベル、 3……回転軸、4……ベルハブ、 5……エア室用ハウジング、 6……シェーピングエア出口、 7、8……塗料供給用パイプ、 9……香料供給用パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 302 B05D 7/24 302C
Claims (1)
- 【請求項1】香料成分を包接したサイクロデキストリン
またはサイクロデキストリンを含む澱粉分解物を溶媒に
溶解した包接化合物溶液と塗料とを、別系統にて、回転
霧化塗装機のベル内に供給し、互いに混合した後、被塗
装物に塗装し、塗膜を得ることを特徴とする付香塗膜の
形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12742388A JP2631129B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 付香塗膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12742388A JP2631129B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 付香塗膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01297181A JPH01297181A (ja) | 1989-11-30 |
JP2631129B2 true JP2631129B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=14959591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12742388A Expired - Lifetime JP2631129B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 付香塗膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631129B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP12742388A patent/JP2631129B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01297181A (ja) | 1989-11-30 |
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