JP2628427B2 - 高炉乾式集塵装置運転時のバイパス系の遮断方法 - Google Patents
高炉乾式集塵装置運転時のバイパス系の遮断方法Info
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- JP2628427B2 JP2628427B2 JP4137618A JP13761892A JP2628427B2 JP 2628427 B2 JP2628427 B2 JP 2628427B2 JP 4137618 A JP4137618 A JP 4137618A JP 13761892 A JP13761892 A JP 13761892A JP 2628427 B2 JP2628427 B2 JP 2628427B2
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- dry
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Blast Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高炉で発生した排ガスを
粗集塵機で１次集塵した後、乾式集塵する装置に関す
る。
粗集塵機で１次集塵した後、乾式集塵する装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】高炉エネルギー回収装置における乾式集
塵装置の運転において、乾式集塵装置の運転可能範囲を
越える様なガス状態となる高炉操業が行われる場合、例
えば休風後の立上り運転時はガス中に水分が多く又ガス
温度も高いため、乾式集塵装置をバイパスさせる必要が
あり、一般的には既設の湿式集塵装置をそのままバイパ
ス系として使用して来た。従って、高炉のガス状態が安
定し乾式集塵装置を運転する場合にはバイパス系を遮断
する必要があり、従来は密閉タイプのバタフライ弁等を
バイパス系に設けていた。
塵装置の運転において、乾式集塵装置の運転可能範囲を
越える様なガス状態となる高炉操業が行われる場合、例
えば休風後の立上り運転時はガス中に水分が多く又ガス
温度も高いため、乾式集塵装置をバイパスさせる必要が
あり、一般的には既設の湿式集塵装置をそのままバイパ
ス系として使用して来た。従って、高炉のガス状態が安
定し乾式集塵装置を運転する場合にはバイパス系を遮断
する必要があり、従来は密閉タイプのバタフライ弁等を
バイパス系に設けていた。
【０００３】図２はその機器構成を示すもので、高炉１
で発生した排ガスは粗集塵機２で比較的粒径の大きなダ
ストが除去された後、通常運転時は複数並設された乾式
集塵機３に搬送され清浄化された後、炉頂圧回収タービ
ン４でエネルギーを回収され清浄ガス管５を経て次工程
へ送られる。
で発生した排ガスは粗集塵機２で比較的粒径の大きなダ
ストが除去された後、通常運転時は複数並設された乾式
集塵機３に搬送され清浄化された後、炉頂圧回収タービ
ン４でエネルギーを回収され清浄ガス管５を経て次工程
へ送られる。
【０００４】一方、休風後の立上り時等、排ガスの温度
水分等が乾式集塵装置の運転に適さない場合、あるいは
乾式集塵装置にトラブルがあり運転が不可能な場合には
入側遮断弁６及び出側遮断弁８を閉とし、湿式系の１次
集塵機９及び２次集塵機１０で集塵した後、炉頂圧回収
タービン４でエネルギーを回収する。
水分等が乾式集塵装置の運転に適さない場合、あるいは
乾式集塵装置にトラブルがあり運転が不可能な場合には
入側遮断弁６及び出側遮断弁８を閉とし、湿式系の１次
集塵機９及び２次集塵機１０で集塵した後、炉頂圧回収
タービン４でエネルギーを回収する。
【０００５】そこで湿式系運転から乾式系に切換える場
合には遮断弁６，８を開にした後閉状態にある乾式系切
換弁７をタービンへの急激な熱負荷を避けるため、徐々
に開にすると共に湿式系の切換弁１１を徐々に閉とし最
終的に全閉とし、湿式系即ち乾式集塵装置のバイパス系
のガス流れを遮断する。湿式系の遮断弁１１の機能とし
ては上述の如く、ガスの流量を制御すると共に最終的に
はガスを遮断することからその構造としては密閉タイプ
のバタフライ弁が使用されていた。
合には遮断弁６，８を開にした後閉状態にある乾式系切
換弁７をタービンへの急激な熱負荷を避けるため、徐々
に開にすると共に湿式系の切換弁１１を徐々に閉とし最
終的に全閉とし、湿式系即ち乾式集塵装置のバイパス系
のガス流れを遮断する。湿式系の遮断弁１１の機能とし
ては上述の如く、ガスの流量を制御すると共に最終的に
はガスを遮断することからその構造としては密閉タイプ
のバタフライ弁が使用されていた。
【０００６】尚、タービン４がメンテナンスの時等に
は、タービン入口遮断弁１２及びタービン出口遮断弁１
３を閉とし炉頂圧制御弁１４及びサイレンサー１５を介
して清浄ガスを次工程へ送る。
は、タービン入口遮断弁１２及びタービン出口遮断弁１
３を閉とし炉頂圧制御弁１４及びサイレンサー１５を介
して清浄ガスを次工程へ送る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、遮断弁１１
は密閉式とは言えバタフライ弁でガスを完全に遮断する
ことは不可能に近く、排ガスのリークがあり、そのリー
クガスが乾式集塵機の出口ガスと合流するため清浄ガス
の清浄度が悪くなり、後段のタービンのブレードの摩耗
を速める可能性があった。従ってリークガスに対しても
集塵する必要があり、本来乾式集塵機運転中には完全に
休止すべきはずの湿式系も運転せねばならず運転管理面
の複雑さ及び運転費・メンテナンス費の増大を招くとい
う問題があった。
は密閉式とは言えバタフライ弁でガスを完全に遮断する
ことは不可能に近く、排ガスのリークがあり、そのリー
クガスが乾式集塵機の出口ガスと合流するため清浄ガス
の清浄度が悪くなり、後段のタービンのブレードの摩耗
を速める可能性があった。従ってリークガスに対しても
集塵する必要があり、本来乾式集塵機運転中には完全に
休止すべきはずの湿式系も運転せねばならず運転管理面
の複雑さ及び運転費・メンテナンス費の増大を招くとい
う問題があった。
【０００８】一方、ガスを完全に遮断するためにゴッグ
ル弁等を更に設置するという方策は設備費がかなりかか
る上、レイアウト的にも大きなスペースを必要とすると
いう問題点がある。そこで、本発明は簡単な構造及び操
作でもって乾式集塵装置のバイパス系のガスを完全に遮
断することを目的とする。
ル弁等を更に設置するという方策は設備費がかなりかか
る上、レイアウト的にも大きなスペースを必要とすると
いう問題点がある。そこで、本発明は簡単な構造及び操
作でもって乾式集塵装置のバイパス系のガスを完全に遮
断することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、高炉から発生するガスを乾式集塵装
置にて除塵した後、タービンにてその発生ガスのエネル
ギーを回収する高炉ガスエネルギー回収装置における乾
式集塵装置のバイパス系の遮断方法であって、前記乾式
集塵装置のバイパス系に設置され、かつその構成が気液
接触部と、その気液接触後のガスの入口部を下部に有し
出口部を上部に有するミストセパレーターとからなる湿
式集塵装置において、前記乾式集塵装置の運転時に前記
ミストセパレーター入口部からの水封高さを前記乾式集
塵装置の運転時の圧力損失以上にせしめる如く前記ミス
トセパレーター内に水を張り、バイパス系のガスの流路
を水封することを特徴とする高炉乾式集塵装置運転時の
バイパス系の遮断方法である。
するものであって、高炉から発生するガスを乾式集塵装
置にて除塵した後、タービンにてその発生ガスのエネル
ギーを回収する高炉ガスエネルギー回収装置における乾
式集塵装置のバイパス系の遮断方法であって、前記乾式
集塵装置のバイパス系に設置され、かつその構成が気液
接触部と、その気液接触後のガスの入口部を下部に有し
出口部を上部に有するミストセパレーターとからなる湿
式集塵装置において、前記乾式集塵装置の運転時に前記
ミストセパレーター入口部からの水封高さを前記乾式集
塵装置の運転時の圧力損失以上にせしめる如く前記ミス
トセパレーター内に水を張り、バイパス系のガスの流路
を水封することを特徴とする高炉乾式集塵装置運転時の
バイパス系の遮断方法である。
【００１０】
【作用】乾式集塵装置に並列に設けられた湿式集塵機の
ガス反転部に水を張りその水位差を乾式集塵装置の圧力
損失以上に保つことにより乾式集塵装置のバイパス系は
完全に遮断される。したがって湿式集塵系におけるリー
クガスに対する対策は不要となる。
ガス反転部に水を張りその水位差を乾式集塵装置の圧力
損失以上に保つことにより乾式集塵装置のバイパス系は
完全に遮断される。したがって湿式集塵系におけるリー
クガスに対する対策は不要となる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の実施例を示す図で、前記した
図２の装置を本発明を実施するように改良した例であ
る。図１において湿式系運転から乾式系に切換える場合
には、遮断弁６，８を開にした後、閉状態にある乾式系
切換弁７を徐々に開にすると共に、湿式系の１次集塵機
９のミストセパレータ部１６に徐々に水を溜め、その水
位を拡り管１７の下端より乾式集塵機の圧力損失以上に
保つことにより、湿式系即ち乾式集塵装置のバイパス系
のガス流れを完全に遮断することができる。尚、水封は
１次集塵機９の代りに２次集塵機１０で行ってもよい。
図１において、１８は気液接触部であってここで洗浄水
が供給される。また１９は前記拡り管１７下端のガスの
入口部、２０はガスの出口部である。
図２の装置を本発明を実施するように改良した例であ
る。図１において湿式系運転から乾式系に切換える場合
には、遮断弁６，８を開にした後、閉状態にある乾式系
切換弁７を徐々に開にすると共に、湿式系の１次集塵機
９のミストセパレータ部１６に徐々に水を溜め、その水
位を拡り管１７の下端より乾式集塵機の圧力損失以上に
保つことにより、湿式系即ち乾式集塵装置のバイパス系
のガス流れを完全に遮断することができる。尚、水封は
１次集塵機９の代りに２次集塵機１０で行ってもよい。
図１において、１８は気液接触部であってここで洗浄水
が供給される。また１９は前記拡り管１７下端のガスの
入口部、２０はガスの出口部である。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、乾式集
塵機の運転時にバイパス系である湿式集塵機のガス反転
部に水を張るという簡単な操作でもってバイパス系のガ
スを完全に遮断できるため、従来行ってきた様なリーク
ガスに対する集塵操作即ち湿式系の集塵装置の運転は不
要となり、運転管理が簡素化されると共に運転費・メン
テナンス費の低減化が図られる。更にバイパス系の遮断
弁が不要となることから設備費も削減されるという効果
がある。
塵機の運転時にバイパス系である湿式集塵機のガス反転
部に水を張るという簡単な操作でもってバイパス系のガ
スを完全に遮断できるため、従来行ってきた様なリーク
ガスに対する集塵操作即ち湿式系の集塵装置の運転は不
要となり、運転管理が簡素化されると共に運転費・メン
テナンス費の低減化が図られる。更にバイパス系の遮断
弁が不要となることから設備費も削減されるという効果
がある。
【図１】本発明の実施例における乾式集塵装置のバイパ
ス系を遮断した状態を示す系統図
ス系を遮断した状態を示す系統図
【図２】従来のバイパス系の遮断方法の例を示す系統図
１ 高炉 ２ 粗集塵機 ３ 乾式集塵機 ４ タービン ６ 入側遮断弁 ７ 乾式系切換弁 ８ 出側遮断弁 ９ 湿式系１次集塵機 １０ 湿式系２次集塵機 １６ ミストセパレーター １７ 拡り管１８ 気液接触部 １９ ガスの入口部 ２０ ガスの出口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾松 保彦 千葉県富津市新富20−１ 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (72)発明者 大原 正直 愛知県東海市東海町５−３ 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭63−109109（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−294714（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−41408（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−86909（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−126582（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−9623（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 高炉から発生するガスを乾式集塵装置に
て除塵した後、タービンにてその発生ガスのエネルギー
を回収する高炉ガスエネルギー回収装置における乾式集
塵装置のバイパス系の遮断方法であって、前記乾式集塵
装置のバイパス系に設置され、かつその構成が気液接触
部と、その気液接触後のガスの入口部を下部に有し出口
部を上部に有するミストセパレーターとからなる湿式集
塵装置において、前記乾式集塵装置の運転時に前記ミス
トセパレーター入口部からの水封高さを前記乾式集塵装
置の運転時の圧力損失以上にせしめる如く前記ミストセ
パレーター内に水を張り、バイパス系のガスの流路を水
封することを特徴とする高炉乾式集塵装置運転時のバイ
パス系の遮断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137618A JP2628427B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 高炉乾式集塵装置運転時のバイパス系の遮断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137618A JP2628427B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 高炉乾式集塵装置運転時のバイパス系の遮断方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05306406A JPH05306406A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2628427B2 true JP2628427B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=15202890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4137618A Expired - Lifetime JP2628427B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 高炉乾式集塵装置運転時のバイパス系の遮断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2628427B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104415635B (zh) * | 2013-09-09 | 2016-06-08 | 清远先导材料有限公司 | 收尘装置 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4137618A patent/JP2628427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05306406A (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970204 |